JPH107155A - 詰め替え容易な包装袋 - Google Patents
詰め替え容易な包装袋Info
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- JPH107155A JPH107155A JP17718796A JP17718796A JPH107155A JP H107155 A JPH107155 A JP H107155A JP 17718796 A JP17718796 A JP 17718796A JP 17718796 A JP17718796 A JP 17718796A JP H107155 A JPH107155 A JP H107155A
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Abstract
使用後のゴミを減少するために、詰め替え用袋が使用さ
れているが、袋から容器への移し替えが煩雑で、又、内
容物が粘稠なため、十分に移し替えができず袋に残る問
題があった。 【解決手段】 下部にヒートシール部と弱接着部を設け
た詰め替え用包装袋2を、ヒートシール部を除去した後
液体注出容器の中蓋10の切込みにセットして容器4の
中に入れ、中蓋10を手で押さえて、包装袋2を上部に
設けた把手用穴を利用して、上に引き上げると、包装袋
2の弱接着部25が破れて内容物5が容器4の中に絞り
出される。更に、包装袋2を上に引き上げると、弱接着
部が大きく破れて内容物5が容器4内に流出し、包装袋
は切込みの間隙によって扱かれて、包装袋の残留物は殆
どなくなる。
Description
ィシャンプー、リンス、液体洗剤、化粧用クリーム等の
粘稠又はペースト状の液状物を注出口付き容器に入れて
使用する場合、使用後に、注出口付き容器を廃棄するこ
となく再使用し、補充用の詰め替え包装袋から注出口付
き容器に、内容物の詰め替えを容易にするために、補充
用詰め替え包装袋及び注出口付き容器を改良したもので
ある。
リンス、液体洗剤、化粧用クリーム等の粘稠又はペース
ト状の液状物を注出口付き容器に入れて使用する場合、
内容物がなくなると、殆どの場合、容器はそのまま廃棄
されているのが現状である。
や経済的デメリットを解消するために、一部に、注出口
付き容器を再使用し、その補充用として、袋入りの別売
り製品が供給されている。前記別売り製品は、スタンデ
ィングパウチ(底ガセットの自立袋)やピロー包装され
たものが殆どで、詰め替え時は包装袋の一部を挟みで切
り取るか、又は包装袋に設けられたVノッチ等を利用し
て開封し、空になった容器に移し替えることが行われて
いた。しかし、注出口付き容器は、一般的に、容器の口
径が小さいため、包装袋から容器への移し替えは煩雑
で、詰め替え時に、内容物を容器の外にこぼしたり、
又、内容物が粘稠なため、内容物を包装袋から十分に流
出させることができず、包装袋に内容物が残り過ぎる等
の問題があった。
棄物公害は大きな社会問題であり、包装・容器に携わる
者にとっては、包装・容器はできるだけ余分な部分をな
くし必要最小限の形態とし、使用後のゴミを如何にして
減らすかが大きな課題となっている。そのために、包装
・容器のリサイクルや再利用により上記問題を解決しよ
うとする試みがなされている。また、従来の詰め替え用
包装袋の場合、詰め替え時に、内容物を容器の外にこぼ
したり、又、内容物が粘稠なため、内容物を絞り出すの
に手が汚れたり、袋に内容物が残る等の問題があった。
に、前記液体注出容器は内容物が消費された後も、廃棄
せずに繰り返し使用し、詰め替え用の袋に入った内容物
を最初の容器に補充して使用するものである。また、詰
め替え用包装袋に軟包材からなる袋を使用することによ
り、使用後の容積を極端に少なくし、ゴミの減少化を図
るものである。更に、本発明は、詰め替え用包装袋の下
部に、ヒートシール部の他に弱接着部を設けたので、詰
め替え時には、弱接着部を残してヒートシール部を除去
後に、液体注出容器の中蓋に設けた切り込みを利用し
て、包装袋の内容物を絞り出すことにより、詰め替え用
包装袋の弱接着部が破れ、粘稠な内容物でも簡単に押し
出すことができ、包装袋に内容物を残すことなく容易に
容器に移し替えることができる。
決するために、種々検討した結果、詰め替え用包装袋を
以下のようにした。包装袋が、柔軟な素材から構成さ
れ、上部シール部に手の指が入る程度の穴を有し、下部
シール部の上部に弱接着部を形成し、該弱接着部のサイ
ドシール部の中間に易開封部を設けて、詰め替え容易な
包装袋とした。また、前記包装袋が、ガセット袋、四方
シール袋、又は合掌貼り三方シール袋であり、且つ弱接
着部の接着強度が200〜900g/15mm幅である
詰め替え容易な包装袋とした。
装袋のVノッチを利用して、弱接着部の少なくとも一部
を残して下部シール部を除去した後、液体注出容器の中
蓋に設けた詰め替え用包装袋を扱くための切り込みに、
前記包装袋の上部シール部を挟み込み、包装袋の上部に
設けられた把手用穴を利用して包装袋を引き上げること
により、中蓋の切り込みで包装袋が扱かれて、弱接着部
が破壊して、容器に内容物を容易に絞り出すことができ
る。また、該切り込みの間隙を包装袋の厚さに合わせて
適性の間隔にすることにより、包装袋の内容物は切り込
みによってよくきれいに絞り出されて、包装袋には殆ど
残留物はなくなる。
明を詳細に説明する。図1は本発明の詰め替え容易な包
装袋を用いて、液体注出容器に詰め替えるときの説明図
である。図2は本発明の詰め替え容易な包装袋及び詰め
替えるための液体注出容器の斜視図である。図3は液体
注出容器及びこれを構成する中蓋、容器及び注出器の斜
視図である。図4は液体注出容器の中蓋の形状を示した
図で、(a)図は表側の平面図であり、(b)図は裏側
の平面図である。
状を示した図であり、(a)図は表側から見た斜視図で
あり、(b)図は裏側から見た斜視図である。図5の
(c)図は表側の平面図であり、(d)図は裏側の平面
図であり、(e)図は(d)図のX−Xにおける断面図
である。図6及び図7は詰め替え容易な包装袋を作製す
るときの説明図である。図8は詰め替え容易な包装袋を
用いて、液体注出容器に移し替えるときの説明図であ
り、図9は実施例2により詰め替え容易な包装袋を作製
するときの説明図である。
示すように、液体注出容器1の詰め替え用の包装袋2と
して使用される。そして、本発明の詰め替え用包装袋2
は、図1に示すように、液体注出容器1の中蓋10に設
けられた切り込みを利用して、この切り込みに包装袋2
の上部を挟み込み、包装袋2を上に引き上げて包装袋2
を扱くことにより、包装袋2に形成した弱接着部25を
破壊して内容物5を容器4に絞り出すものである。
に、中蓋10、容器4及び注出器3から構成される。
尚、注出器3は従来のものと同じ構造のものを使用し
た。液体注出容器1の容器4は、図3(b)に示すよう
に、開口部は広口にして、容器4の中に詰め替え用包装
袋を入れ易いようにした。また、容器4の開口部の外側
には、ネジ山7が形成されており、容器4と注出器3
は、注出器3に設けたネジ蓋6によってネジ締めされて
一体化し、内容物の漏れを防止している。更に、容器4
の開口部の内側には、図3(a)に示すような中蓋10
が嵌合されて、図3(d)に示すような液体注出器1を
構成している。
ように、基部16の中央に筒状の起立部15を設け、基
部16の下部には容器4に嵌合するためのスカート部1
7が形成されている。更に、基部の周縁には詰め替え用
包装袋を挟み込み、且つその包装袋を扱くための切り込
み11が設けられている。その切り込み11の両側に
は、図4(a)に示すように、外側肉厚部12及び内側
肉厚部13が形成されている。また、図4(b)に示す
ように、中蓋10の裏側にはスカート部17と、詰め替
え用包装袋を挿入したとき、包装袋の位置決めを行うた
めのストッパー18が設けられている。
設けられており、容器4の広口開口部に嵌合するように
なっている。また、表側は基部16の中央に筒状の起立
部15が形成されており、該起立部15の穴14には、
図3(c)に示した注出器3の吸い上げ管9が挿入され
るようになっている。そして、容器4にシャンプー等の
内容物を入れ、中蓋を嵌合した後、中蓋10の起立部1
5の穴14に、注出器3の吸い上げ管9を挿入し、更
に、注出器3のネジ蓋6と容器4をネジ締めすることに
よって、注出器3と容器4を一体化して、図3(d)に
示すように、液体注出器1を構成する。
が消費されてなくなり、空になった容器4に内容物を補
充するとき、本発明の詰め替え用包装袋2が使用され
る。本発明の詰め替え用包装袋2を用いて、空になった
容器に内容物を移しかえるには、図1に示すように、内
容物の入った包装袋2の弱接着部を残して下部ヒートシ
ール部を切り取って、包装袋2の上部ヒートシール部を
中蓋10の切り込み11に挟み込み、容器4の中に入れ
て、中蓋10を容器4に嵌合する。次に、中蓋10を手
で押さえて、包装袋2の上部に形成した把手用穴26に
指を入れて上部に引き上げて包装袋2を切り込み11の
間隙によって扱くことにより、包装袋2の下部に形成し
た弱接着部25が破れ、内容物5が粘稠な場合でも簡単
に容器4内に押し出すことができ、外にもれることなく
容器に移し替えられる。
ように、円弧のものが一般的であるが、円弧に限らず、
直線状、又は曲線状でも使用可能である。また、中蓋1
0の切り込み11の幅は、詰め替え用包装袋を挟み込む
のに十分な間隙が必要であるが、包装袋の形状、材質、
厚さ、大きさ等によって、切り込みへの挿入の難易度が
異なるので、包装袋の形状、材質、厚さ、大きさ等に合
わせて選定すべきである。切り込み11の幅は、通常は
1〜5mm程度が好ましい。切り込み11の幅が1mm
以下では包装袋2を切り込み11に挟み込み内容物を絞
り出すのに困難であり、作業性が悪くなると共に、包装
袋の厚さを薄くする必要があり、液体用包装袋としては
強度的に問題が生じる。また、切り込み11の幅が5m
m以上では、作業性は良くなるが、内容物が十分絞りき
れなくなり、包装袋に残る内容物の量が多くなり、本来
の目的を達成することができなくなる。
一般に、陳列効果等の点で、ガセット袋が多く使用され
る。又、ガセット袋は比較的小さい包材幅でも、多くの
内容量が得られるため、本発明の目的に適合した包装形
態である。しかし、前記ガセット袋の他に、四方シール
袋や合掌貼りの三方シール袋、又はインフレーション法
により作製した筒状フィルムを上下にシールした袋も使
用できる。
示すような形状をしている。図5の(a)図は表側から
見た斜視図であり、(b)図は裏側から見た斜視図であ
る。図5の(c)図は表側の平面図であり、(d)図は
裏側の平面図であり、(e)図は(d)図のX−Xにお
ける断面図である。図5(c)、(d)に示すように、
ガセット袋の下部には弱接着部25、下部ヒートシール
部23及びVノッチ27が設けられている。更に、ガセ
ット袋の上部には、上部シール部24と把手用穴26が
設けられている。
作製される。先ず、内容物に適した包材を用いて、内面
同士がヒートシールできるラミネートフィルムを作製
し、そのラミネートフィルムの内面に、包装袋としたと
き弱シール部となる部分、即ち弱接着剤塗布部25a
に、図6(a)に示すように、弱接着剤を塗布してお
く。弱接着剤は、通常、図6(a)に示すように、弱接
着部となる部分全体に塗布するが、図6(b)に示すよ
うに、弱接着剤を印刷により塗布し、フィルムの内面同
士がヒートシールできるための部分的ヒートシール部2
3aを残しておく場合がある。このように、弱接着部の
中にヒートシール部分23aを形成することにより、弱
接着部の接着強度を調整することが可能となる。
ネートフィルムの内面同士を合掌貼りにてヒートシール
して背貼り部22を形成し、その後、図6(c)に示す
ように、両サイドを折り込みんで折り込み部28を形成
すると共に、弱接着部25及び下部ヒートシール部23
を形成してガセット袋とする。更に、図7(a)に示す
ように、Vノッチ27を形成すると共に、把手用穴26
を形成して詰め替え用包装袋2を作製する。把手用穴
は、包装袋に内容物を充填し、上部ヒートシール部を形
成した後に、打ち抜きにより設ける場合もある。
−1707に準拠して測定した場合、200〜900g
/15mm幅の範囲で使用可能であるが、好ましくは3
00〜500g/15mm幅である。シール強度が20
0g/15mm幅より小さいと内容物の充填作業中、又
は流通段階で弱接着部が破れて、本来の目的を達成でき
なくなる。また、900g/15mm幅より大きいと製
造時や流通時の破損はなくなるが、詰め替え作業中に破
れ難く、詰め替え作業が困難となる。前記弱接着強度を
得るための弱接着剤としては、公知のものが使用でき
る。また、弱接着剤の塗布量は0.1〜5.0g/m2
が好適である。
したフィルムを用いてラミネートフィルムを作製し、横
方向に引裂易い包材を選定すれば、Vノッチを設けるこ
となく、手で容易に引き裂くことも可能である。上記詰
め替え用包装袋2にシャンプー、洗剤等の内容物を充填
し、その後直ちに上部をヒートシールして、図7(b)
に示すような詰め替え用ガセット袋製品を作製する。
体注出容器に詰め替えを行う場合について説明する。先
ず、図8(a)に示すように、内容物の入った包装袋2
からVノッチ27を利用して下部ヒートシール部23を
切り取る。この場合、図8(b)に示すように、弱接着
部25が残っているので、内容物が包装袋2から漏れる
ことはない。この下部ヒートシール部23を切り取った
包装袋2を、図1に示すように、容器4の中に入れて、
包装袋2の上部ヒートシール部24を図3(a)に示し
た中蓋10の切り込み11に挟み込むと同時に、スカー
ト部17を利用して容器4に嵌合する。次に、中蓋10
を手で押さえて、包装袋2の上部ヒートシール部24に
設けられた把手穴26に指を入れて上に引き上げると、
内容物の入った包装袋2が切り込み11の間隙によって
扱かれるので、内容物の圧力によって、図8(c)に示
すように、弱シール部25の下端が破れて内容物5が容
器4内に絞り出される。
(d)に示すように、弱シール部25が大きく破れて、
内容物5が容器内に流出し、包装袋2の下端を中蓋10
の切り込み11の位置まで引き上げると、切り込み11
によって包装袋2が扱かれて、内容物5は容器4内に絞
り出され、包装袋2には殆ど残留しなくなる。内容物が
絞り出され、残留物が殆どなくなった包装袋2は、丸め
ると容積が極端に小さくなるので、ゴミの減量化を図る
ことができ、包装廃棄物問題の解決に役立つ。
込みに挿入し易く、且つ内容物を絞り出すために切り込
みの間隙を手で引き上げるときに、滑り易いことが必要
である。そのため、柔軟性があり、包装袋の表面は中蓋
との滑り性のよい材質が要求される。上記適性を有する
包材は各種あるが、一例を挙げると次のような積層フィ
ルムが好適である。 (表面)ON/LLDPE(内面、以下同様とする)、
ON/一軸延伸PE/LLDPE、PET/ON/EV
A、ON/EVA、ON/LDPE等 上記記号は下記の樹脂を示すものとする。 ・ON:二軸延伸ナイロン ・LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン ・PE:ポリエチレン ・PET:ポリエチレンテレフタレート ・EVA:エチレンー酢酸ビニル共重合体 ・LDPE:低密度ポリエチレン
本発明を詳しく説明する。 (実施例1)詰め替え用包装袋を以下のようにして作製
した。先ず、ドライラミネーション法によりON25μm
/LLDPE40μmのラミネートフィルム(以下単に基
材とする)を作製し、このラミネートフィルムを横30
0mm、縦210mmの大きさにカッティングし、LL
DPE面の弱シール部となる部分に弱接着剤(ザ・イン
クテック(株)製「EOPニス」)を塗布し、乾燥後の
弱接着剤層の厚さを2μmとした。次に、該基材のLL
DPE面を内側にして合掌貼りにてヒートシールして筒
状にし、図6(a)に示すような筒状物を得た。
サイドを20mm幅で折り込み折り込み部28を形成し
た後、下部の弱接着剤塗布部25aをシールして弱接着
部25を形成してガセット袋を作製した。弱シール部2
5の形状は図6(c)に示すような形状とし、基材の下
端より10mm上の位置でシールし、弱接着部25の最
小幅を15mm、最大幅を35mmとした。また、弱接
着部の強度をJIS−Z−1707に準拠して測定した
とき、その強度は400g/15mm幅であった。更に弱シ
ール部の下部をヒートシールして、10mm幅の下部ヒ
ートシール部23を形成した。ヒートシール部の強度は
同様にして測定した場合、3.2kg/15mm幅であっ
た。
袋の下部ヒートシール部23の上端より5mm上の位置
の弱接着部25に、下部シール部23を除去するための
Vノッチ27を形成した。更に、図7(a)に示すよう
に、ガセット袋上端より10mm下の位置で、横方向の
ほぼ中央に、横30mm×縦15mmの把手用穴26を
設けた。
ml充填し、図7(b)に示すように、ガセット袋の上
部を35mm幅でヒートシールして、上部ヒートシール
部24を形成して詰め替え用包装袋2とした。上部ヒー
トシール部の強度は前述のJIS−Z−1707に準拠
して測定した結果、3.2kg/15mm幅であった。ま
た、前記把手用穴26を利用して、詰め替え用包装袋を
棒又はフックに引っかけて店頭に陳列したが、強度的な
問題はなかった。
構成する中蓋10、容器4及び注出器3を、ポリプロピ
レン(以下PPとする)の射出成形により作製した。容
器4は内容物が500ml入るように、口径70mm、
底部内径64mm、高さ150mmの大きさとした。そ
して、容器上部の外側にはネジ山7を形成して注出器3
のネジ蓋6とネジ締めにより密閉できるようにした。ま
た、注出器3は公知技術を利用して各部品を作製し、こ
れらの部品を組み合わせて注出器3を構成した。
に、PPの射出成形により以下の寸法のものを作製し
た。形状は図3(a)及び図4に示すような形状にし、
厚さ2mmの基部16の外径を85mmとし、その中央
に高さ20mm、厚さ2mmの筒状の起立部15を形成
し、その起立部15は外径24mm、穴径20mmとし
た。
には、円周に沿って幅1.5mm、長さ85mmの円弧
状の切り込み11を形成し、該切り込み11の表面の両
側には厚さ2mmの外側肉厚部12及び内側肉厚部13
を形成した。更に、中蓋10の裏側には、図4(b)に
示すように、円周に沿って厚さ2mm、高さ12mmの
スカート部17と厚さ2mm、高さ12mm、長さ20
mmのストッパー18を形成した。スカート部17の一
部は、図4(b)に示すように、切り込み11の入口の
近辺は切れており、その切れている部分の間隔を35m
mとした。
装袋を用いて、前記液体注出容器に移し替えた結果、手
を汚すことなく、又、内容物をこぼすことなく、容易に
移し替えることができ、且つ包装袋の残留量も非常に少
なかった。即ち、図8(a)に示すように、液体シャン
プーの入った包装袋2のVノッチ27を利用して、横に
引き裂き下部シール部23を取り除き、図8(b)に示
すような状態とする。
袋2を、図1に示すように、包装袋2の上部シール部2
4を中蓋10の切込み11に挟み込んで、液体注出容器
1の空になった容器4に入れると同時に、中蓋10をス
カート部17を利用して容器4に嵌合する。包装袋2の
把手用穴26に指を入れ、もう一方の手で中蓋10を押
さえて、上方に引き上げると、包装袋2の内容物5は下
方に押し出され、その圧力によって、図8(c)に示す
ように、弱シール部25の一部が破れて内容物5が容器
4内に絞り出される。更に、包装袋2を上方に引き上げ
ると、図8(d)に示すように、弱シール部は大きく破
れて、内容物5が容器4内に押し出される。更に、包装
袋2を上方に引き上げて、包装袋2の下端が中蓋の切込
み11の位置まで引き上げると、内容物は切込み11の
間隙によって扱かれて、容器4内に絞り出され、包装袋
2には内容物は殆どなくなり、移し替え作業は完了し
た。
例1と同じラミネートフィルムを用いて、以下のように
してピロータイプの合掌貼り包装袋を作製した。先ず、
ラミネートフィルム(基材)を横240mm、縦250
mmの大きさにカッティングし、LLDPE面の弱シー
ル部となる部分に実施例1と同様に弱接着剤層を形成
し、LLDPE面を内側にして合掌貼りにてヒートシー
ルして筒状にし、図9(a)に示すような筒状物を得
た。
接着剤を塗布した部分をシールして弱接着部25を形成
した後、弱接着部の下部をヒートシールして、10mm
幅の下部ヒートシール部23を形成して合掌貼り包装袋
を作製した。弱接着部25の形状は図9(b)に示すよ
うな形状とし、基材の下端より10mm上の位置でシー
ルし、弱接着部25の最小幅を15mm、最大幅を35
mmとした。更に、図9(c)に示すように、この合掌
貼り包装袋に、実施例1と同様に、Vノッチ27及び把
手用穴26を設けた。上記合掌貼り包装袋の弱接着部及
びヒートシール部の強度を、実施例1と同様に測定した
結果、弱接着部の強度は、400g/15mm幅であり、ヒ
ートシール部の強度は3.0kg/15mm幅であった。
500ml充填し、図9(d)に示すように、包装袋2
の上部を35mm幅でヒートシールして、上部シール部
24を形成して詰め替え用包装袋2とした。上部ヒート
シール部24の強度は、3.0kg/15mm幅であった。
また、前記把手用穴26を利用して、詰め替え用包装袋
2を棒又はフックに引っかけて店頭に陳列したが、強度
的な問題はなかった。
袋を、実施例1と同様に作製した液体注出容器に移し替
えた結果、内容物がこぼれることなく、且つ包装袋に内
容物の残りも少なく、容易に移し替えることができた。
容易な包装袋は、液体注出容器の詰め替え用の包装袋と
して使用される。そして、本発明の詰め替え用包装袋
は、液体注出容器の中蓋に設けられた切り込みを利用し
て包装袋を扱くことにより、包装袋に形成した弱接着部
を破壊して内容物を容器に絞り出して、空になった容器
に内容物を補充するものである。そのため、シャンプー
や濃厚液体洗剤等のような粘稠な内容物でも、詰め替え
時に、手で内容物を絞り出す必要がなくなるので、内容
物を外にもらすことなく、又、包装袋に内容物を殆ど残
すことなく、容易に容器に移し替えられる。
は、弱接着部の外側に通常のヒートシール部を設けてい
るので、製造時や流通時にシール部が破損して内容物が
漏れるトラブルは防止される。詰め替え時は、このヒー
トシール部をVノッチを利用して除去し、弱接着部だけ
を残して、包装袋を中蓋の切込みにセットし、包装袋の
上部に設けた把手用穴を利用して包装袋を引き上げるの
で、大きな力を必要とせず、又手を汚すことなく、簡単
に内容物を絞り出すことができる。そして、液体注出容
器の容器は繰り返し使用でき、廃棄される包装袋は軟包
材から構成されるので、容積は極端に小さくなり、ゴミ
の減少化を図ることができる。従って、大きな社会問題
となっている使い捨て容器による廃棄物公害の問題解決
に役立てることができる。
注出容器に内容物を詰め替えるときの説明図である。
て詰め替えをする液体注出容器斜視図である。
び注出器の斜視図である。
示した図で、 (a) ガセット袋を表側から見た斜視図である。 (b) ガセット袋を裏側から見た斜視図である。 (c) ガセット袋の表側の平面図である。 (d) ガセット袋の裏側の平面図である。 (e) (d)図のXーXにおける断面図である。
で、 (a) 基材に弱接着剤を塗布後、合掌貼りにヒートシ
ールした図である。 (b) 弱接着部にヒートシール部を部分的に残して弱
接着剤を塗布した図である。 (c) 合掌貼り袋の両サイドを折り込み、下部に弱接
着部及びヒートシール部を形成してガセット袋にした図
である。
けた図である。 (b) ガセット袋に内容物を入れて上部をヒートシー
ルした図である。
えるときの説明図で、 (a) 内容物の入ったガセット袋の裏側の平面図であ
る。 (b) ガセット袋の下部のヒートシール部を取り除い
た図である。 (c) 袋の弱シール部が少し破れて内容物が絞り出さ
れる図である。 (d) 袋の弱シール部が大きく破れて内容物が流出し
ている図である。
るときの説明図で、 (a) 基材に弱接着剤を塗布後、合掌貼りにヒートシ
ールした図である。 (b) 弱シール部及びヒートシール部を形成して包装
袋にした図である。 (c) 前記包装袋にVノッチと把手用穴を設けた図で
ある。 (d) 包装袋に内容物を入れて上部をヒートシールし
た図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 液体注出容器用の詰め替え包装袋であっ
て、該包装袋が、柔軟な素材から構成され、上部シール
部に手の指が入る程度の穴を有し、下部シール部の上部
に弱接着部を形成し、該弱接着部のサイドシール部の中
間に易開封部を設けたことを特徴とする詰め替え容易な
包装袋。 - 【請求項2】 前記包装袋が、ガセット袋、四方シール
袋、又は合掌貼り三方シール袋であり、且つ弱接着部の
接着強度が200〜900g/15mm幅であることを
特徴とする請求項1に記載の詰め替え容易な包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17718796A JP3722385B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 詰め替え容易な包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17718796A JP3722385B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 詰め替え容易な包装袋 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015040057A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 株式会社フジシールインターナショナル | パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法 |
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1996
- 1996-06-19 JP JP17718796A patent/JP3722385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015040057A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 株式会社フジシールインターナショナル | パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法 |
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