JPH107127A - 包装箱及び製品梱包方法 - Google Patents

包装箱及び製品梱包方法

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JPH107127A
JPH107127A JP8160055A JP16005596A JPH107127A JP H107127 A JPH107127 A JP H107127A JP 8160055 A JP8160055 A JP 8160055A JP 16005596 A JP16005596 A JP 16005596A JP H107127 A JPH107127 A JP H107127A
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tongue
box
bent
horizontal portion
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JP8160055A
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English (en)
Inventor
Kiwamu Umemura
究 梅村
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱の組立作業と、付属品梱包作業をそれぞれ
別個に行うことを可能にして、効率的に梱包作業を行う
ことができる包装箱及び製品梱包方法を提供する。 【解決手段】 包装箱1は、矩形の底部を四方から囲む
側壁部11〜14と、第1、第2仕切り部材31、33
と、蓋30と蓋係止部材32とを有する。仕切り部材3
1、33は、第1及び第2上水平部48、59と、第1
及び第2垂直部49、60と、第1及び第2下水平部5
0、61とからなり、断面コの字状に折り曲げてなり、
上水平部48、59には、箱組立後、付属品収納のため
の開口部53、64が形成される。仕切り部材31、3
3の折り曲げにより、その中には付属品収納のための空
間が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2以上の物品を分
別して収納可能な包装箱及びその包装箱を用いた製品梱
包方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやTVゲーム装置などの製
品を収納する包装箱には、製品本体の他に、接続コー
ド、リモコン、コントローラ、CD−ROMソフト等と
いったような別体の付属品が多数収納されて販売されて
いる。これら製品本体及び付属品は、保管時或いは輸送
中にぶつかりあったり、他の物に当たったりすると、故
障の原因となったり製品本体の表面に傷が付くことがあ
り、この場合、商品価値を著しく損なうことになる。
【0003】このため、従来は、発泡スチロール等から
なる専用のトレー等に、家電製品本体や付属品を収容
し、そのトレーを包装箱内へ収納したり、小箱などに詰
めた上で包装箱に収納し、複数の収納物が互いに接触し
ないように梱包していた。しかしながら、このような別
体のトレーを使用する梱包形態は、包装箱全体の部品点
数が増え、梱包作業が複雑化して作業上の能率が悪かっ
た。
【0004】このような問題に対処して、現在では、包
装箱の一部分を長くしてフラップと呼ばれる部分を形成
し、包装箱組立てと同時にその一部を折り曲げること
で、製品本体を収納する空間の上方に、付属品の収納用
凹部を形成したトレーなし包装箱も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たトレーなし包装箱は、対向する2枚のフラップによっ
て1つの付属品収納部を構成する構造であるため、箱の
上部を組立てながら、同時に付属品を梱包する必要があ
り、包装作業に熟練を要し、作業効率が良くない点があ
った。
【0006】本発明の目的は、箱の組立作業と、付属品
梱包作業をそれぞれ別個に行うことを可能にして、効率
的に梱包作業を行うことができる包装箱及び製品梱包方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、底部と、前
記底部を囲む4つの側壁部とを有し、上面側は開口した
箱本体と、前記4つの側壁部の上端から延出するフラッ
プ状の舌片とを備え、前記4つの側壁部中の第1側壁部
に連接する第1舌片を、前記箱本体の開口面に沿って延
びる上水平部と、前記上水平部から下方に折れて前記第
1側壁部に対向する第2側壁部に当接する垂直部と、前
記垂直部から前記第1側壁部に向かって折れ、前記第1
側壁部に当接するまで延びる下水平部とを形成するよう
に折り曲げ、前記箱本体内の空間を複数に分割する仕切
り部材とし、前記4つの側壁部中の前記第1側壁部に隣
接する第3側壁部に連接する第3舌片を、前記第1舌片
の上水平部の上方に重ねて前記箱本体の蓋部材としたこ
とを特徴とする包装箱によって達成される。
【0008】上記目的は、底部と、前記底部を囲む4つ
の側壁部とを有し、上面側は開口した箱本体と、前記4
つの側壁部の上端から延出するフラップ状の舌片とを備
え、前記4つの側壁部中の第1側壁部に連接する第1舌
片を、前記箱本体の開口面に沿って延びる上水平部と、
前記上水平部から下方に折れて前記箱本体の内部へほぼ
垂直に延びる垂直部と、前記垂直部から前記第1側壁部
に向かって折れ、前記第1側壁部に当接するまで延びる
下水平部とを形成するように折り曲げ、前記4つの側壁
部中の前記第1側壁部に対向する第2側壁部に連接する
第2舌片を、前記箱本体の開口面に沿って延びる上水平
部と、前記上水平部から下方に折れて前記箱本体の内部
へほぼ垂直に延びる垂直部と、前記垂直部から前記第2
側壁部に向かって折れ、前記第2側壁部に当接するまで
延びる下水平部とを形成するように折り曲げ、前記第1
舌片の垂直部と前記第2舌片の垂直部は互いに当接し、
前記第1舌片及び前記第2舌片を前記箱内部の空間を複
数に分割する仕切り部材とし、前記4つの側壁部中の前
記第1側壁部に隣接する第3側壁部に連接する第3舌片
を、前記第1舌片及び前記第2舌片の各上水平部の上方
に重ねて前記箱本体の蓋部材としたことを特徴とする包
装箱によっても達成される。
【0009】上述した包装箱において、前記第1舌片及
び/又は前記第2舌片の上水平部に、開口部が設けられ
ていることが望ましい。これにより、仕切り部材内部の
空間に付属品を容易に収納することができる。上述した
包装箱において、前記第1舌片及び/又は前記第2舌片
の垂直部の、短手方向の幅寸法は、前記垂直部の長手方
向の両端部が中央部よりも大きく形成されていることが
望ましい。これにより、幅広に形成された垂直部の両端
部分が付属品の収容空間の支えとして作用し、付属品の
収容空間と製品本体の間には空間が形成される。したが
って、上下方向の外力に対して包装箱の強度を増すこと
ができる。
【0010】上述した包装箱において、前記第1舌片及
び/又は前記第2舌片の下水平部の前記側壁部側の端縁
部の略中央には、指を掛けるための切り欠きが形成され
ていることが望ましい。これにより、組立て時、切り欠
きに指をかけてフラップを折り曲げ易くなる。上述した
包装箱において、前記第1舌片及び/又は前記第2舌片
の上水平部の、前記側壁部の上端に垂直方向の幅寸法
は、前記前記第1舌片及び/又は前記第2舌片の下水平
部の、前記側壁部の上端に垂直方向の幅寸法より小さい
ことが望ましい。これにより、フラップ折り曲げ時、下
水平部は、上水平部に対して斜めになり、例えば、収納
されるべき製品本体の上面が凸又は凹状に湾曲している
ような場合、その上面にほぼ沿った収容空間を形成する
ことができる。
【0011】上記目的は、底部を囲むように4つの側壁
部を折り曲げ、上面側は開口した箱本体を形成し、前記
箱本体内部に製品本体を収納し、前記側壁部から延出す
るフラップ状の舌片のうち少なくともひとつの舌片を折
り曲げて、前記箱本体内の空間を分割し、前記折り曲げ
られた舌片の上方に開口した開口部から、前記折り曲げ
られた舌片の内側に形成された空間内に付属品を収納
し、前記側壁部から延出するフラップ状の舌片のうち他
の舌片を蓋部材として、前記折り曲げられた舌片の上方
に重ねて、箱本体を閉じることを特徴とする製品梱包方
法によって達成される。
【0012】上述した製品梱包方法において、前記製品
本体は、TVゲーム機本体であり、前記付属品は、少な
くともコントローラ、ACアダプタ、接続コード、電
池、、ROMカートリッジ、及び/又はCD−ROMデ
ィスクであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による包装箱
を図1を用いて説明する。本実施形態の包装箱は、アー
ト紙、段ボール等、比較的硬い1枚のシート材から作る
ことができ、具体的には図1に示すような展開図のシー
ト材を折り曲げ、要所を接着剤などにより接合すること
により完成されるものである。なお、本明細書におい
て、「山折り」は、紙面の上面側が凸になる折り曲げを
指し、「谷折り」は、紙面の上面側が凹になる折り曲げ
を意味している。
【0014】本実施形態では、家庭用TVゲーム機を包
装する場合を具体例として説明する。製品本体は、ゲー
ム装置本体であり、付属品は、CD−ROMソフト、コ
ントローラ、接続コードである。図1に示す包装箱1に
おいて、番号11、12、13、14は、箱本体の側壁
部に相当しており、夫々は山折りされる折れ線15、1
6、17を介して連接されている。左側の側壁部11の
左方には、側壁部11と側壁部14とを連結するための
糊代39が山折り折れ線40を介して連接されている。
【0015】各側壁部11〜14の下方には、重ね合わ
せることにより包装箱1の底部を形成する底面フラップ
18、19、20、21が、夫々折りされる折れ線2
2、23、24、25を介して連接されている。組立時
に対向する底面フラップ18、20は、組立作業を容易
にするため、一部が折れ線26、27を介して折り曲げ
可能になっている。
【0016】一方、側壁部11〜14の各上端には、夫
々上面フラップ30、31、32、33が山折りの折れ
線34、35、36、37を介して連接される。4枚の
上面フラップ30〜33の内、上面フラップ30は本包
装箱1の蓋となるものであり、フラップ31は第1仕切
り部材、フラップ33は第2仕切り部材となるものであ
る。また、組立時、上面フラップ30に対向する上面フ
ラップ32は、蓋の係止部分を形成するものである。以
下の説明において、フラップ30を蓋30、フラップ3
1を第1仕切り部材31、フラップ33を第2仕切り部
材、フラップ32を蓋係止部材32とも呼ぶ。
【0017】蓋30の上方には、差込み片41が山折り
される折れ線42を介して連接され、この折れ線42の
位置には差込み孔43が形成される。一方、側壁部13
と蓋係止部材32との間の折れ線36上には、差込み片
41を係入するためのスリット44が形成されている。
また、側壁部13と蓋係止部材32の一部に切れ目を入
れて、谷折りされる折れ線45をヒンジとし、山折りさ
れる折れ線46で鈎状に曲げられるフック47が形成さ
れる。差込み片41は、蓋30で包装箱1を閉じた時
に、スリット44に差し込まれるべきものであって、フ
ック47はその後差込み孔43に差し込まれるものであ
る。
【0018】第1仕切り部材31は、側壁部12から上
方に、第1上水平部48、第1垂直部49、第1下水平
部50の順に、共に山折りされる折れ線51、52を介
して連接されている。第1上水平部48には、CD−R
OM等の収容物を挿入するための第1開口部53が形成
される。第1開口部53の周囲には、山折りされる折れ
線54を介して第1上水平部48に連接される支持片5
5が設けられており、その先端部は折れ線56によって
谷折りされ、収容物の座部を構成する。
【0019】第1垂直部49は、図示するように、その
長手方向(図面において横方向)両端部分の幅寸法W1
が、両端部分以外の部分の幅寸法W2よりも大きくなる
ように、第1下水平部50側に突出して形成され、折れ
線52に接続されるスリット57が形成される。このス
リット57により、第1仕切り部材31の折り込み時に
は、第1垂直部49の両端部が、第1下水平部50より
下方に突き出すこととなり、CD−ROM収容部の下部
支えとして作用する(図5参照)。
【0020】収容部とゲーム機本体との間には、この両
端部によって空間が形成され、これにより、包装箱1に
対する上下方向の外力に対してCD−ROMやゲーム機
本体を保護することができると共に、ゲーム機本体に傷
がつくことを防止できる。なお、第1下水平部50の端
縁部の長手方向ほぼ中央には、第1仕切り部材31を折
り込む際に、作業者が指をかけ、その作業を容易にする
ための半円状の切り欠き58が形成されている。
【0021】同様に、第2仕切り部材33は、側壁部1
4から上方に、第2上水平部59、第2垂直部60、第
2下水平部61の順に、共に山折りされる折れ線62、
63を介して連接されたものであり、第2上水平部59
には、接続コード、コントローラ等の付属品を挿入する
ための第2開口部64が形成される。第2垂直部60
も、第1垂直部49と同様に、その長手方向両端部分の
幅寸法が、両端部分以外の部分の幅寸法よりも大きくな
るように、第2下水平部61側に突出して形成され、折
れ線63に接続されるスリット65が形成される。この
スリット65により、第2仕切り部材33の折り込み時
には、第2垂直部60の両端部が、第2下水平部61よ
り下方に突き出すこととなり、コントローラ・接続コー
ド収容部の下部支えとして作用する(図5参照)。な
お、第2下水平部61の端縁部の長手方向ほぼ中央に
は、第1下水平部50と同様に、作業者が指をかけ、そ
の作業を容易にするための半円状の切り欠き66が形成
される。
【0022】上述した第1及び第2仕切り部材31、3
3に関し、本実施形態によれば、第1上水平部48と第
2上水平部59の短手方向幅寸法、すなわち、折れ線3
5、37に垂直な方向の幅寸法は互いに等しく、かつそ
の和は、箱本体の開口上面、又は、蓋30の同一方向幅
寸法にほぼ等しくなるように設定される。これは、組立
時、両仕切り部材31、33の第1上水平部48と第2
上水平部59との間に大きな間隙を形成することなく、
互いに支え合うようにして、包装箱上部において強度の
低下を招かないようにするためである。
【0023】また、第1上水平部48の短手方向の幅寸
法は、第1下水平部50の同一方向幅寸法より小さく、
第2上水平部59の短手方向の幅寸法は、第2下水平部
61の同一方向幅寸法より小さく形成される。これは、
組立時、その下方に収納されるゲーム機本体の上面形状
に相補して、包装箱側方から見て、凸状に湾曲するよう
にするためのものである(図5参照)。
【0024】なお、第1上水平部48、第1下水平部5
0、第2上水平部59、第2下水平部61の短手方向の
幅寸法を変更することにより、組立時の両仕切り部材3
1、33の下面形状を、上述した凸条湾曲形状の他、製
品本体の形状に合わせて、凹状湾曲形状や、一方向に斜
めとなる斜め形状等の所望の形状にすることができる。
【0025】次に、本実施形態による包装箱を用いた製
品梱包方法を図2乃至図5を用いて説明する。まず、製
品の収納に先立って、糊代39と側壁部14を接着し、
各側壁部11〜14からなる横断面矩形状の包装箱本体
の側壁を形成すると共に、底面フラップ18〜21を重
ね合わせて接着し、包装箱1の底部を形成する。こうし
て形成された包装箱1は、上面側が開口した中空の略直
方体で、四方の側壁部11〜14上端からは、蓋30、
第1仕切り部材31、蓋係止部材32、第2仕切り部材
33が延出されている(図2参照)。
【0026】次に、この包装箱1に、コルゲート加工や
凹凸加工を施した四角形のサイドプロテクタ(緩衝材)
Pを上方より収納し、次いで家庭用TVゲーム機本体G
及び取り扱い説明書Lを上から順に収納する。このよう
にして、包装箱1内にゲーム機本体Gが側方からサイド
プロテクタPによって保護された状態で収納された後、
続いて、図2矢印aに示すように、第1仕切り部材31
の第1下水平部50(図1)を第1下水平部48側に折
り曲げ、第2仕切り部材33の第2下水平部61(図
1)を第2下水平部59側に折り曲げ、断面コの字状の
屈曲部を形成する。このようにして、第1仕切り部材3
1、第2仕切り部材33内側に付属品用の収納空間を形
成する。
【0027】続いて、図2矢印bに示すように、第1仕
切り部材31と第2仕切り部材33をゲーム機本体G側
へと折り込み、包装箱1を組立てる(図3、図5参
照)。こうして各仕切り部材31、33を折り畳んで包
装箱1に納めた後、続いて、第1開口部53を介して第
1上水平部48、第1下水平部50に挟まれた収納空間
67に、接続コードEとコントローラCを収容すると共
に、第2開口部64を介して第2上水平部59、第2下
水平部61に挟まれた収納空間68に、付属のCD−R
OMディスクDを収容する(図3、図5参照)。
【0028】このようにして、ゲーム機本体G及びその
付属品(取り扱い説明書L、接続コードE、コントロー
ラC、CD−ROMディスクD)が、包装箱1内に収容
された後、続いて、作業者は、図4矢印cに示すよう
に、蓋係止部材32を内側に折り込むと共に、蓋30を
この上に重なるようにして折り畳み、差込み片41をス
リット44に差し込み、次いでフック47を差込み孔4
3に差し込んで、梱包が終了することになる(図4、図
5参照)。
【0029】以上説明したように、本実施形態の包装箱
1によれば、従来のように別体のトレーを用意すること
なく、付属品を互いに接触させずに収納できるため、ト
レーを使用する場合に比較して包装箱1の部品点数を低
減することができる。また、本実施形態では、図5の包
装箱断面図に示すように、フラップ31、33を断面コ
の字状に折り曲げることにより、従来あった製品本体と
付属品との間の仕切りを、フラップの一部で兼ねること
ができ、この点でも部品点数を低減できる。
【0030】また、本実施形態では、フラップの第1、
第2上水平部48、59に、外部と収納空間67、68
を連通する開口部53、64を形成したため、付属品の
収容空間67、68組立後に付属品を梱包でき、組付け
作業効率が向上する。また、本実施形態による包装箱1
は、上述したように両垂直部49、60の両端部や、所
定幅寸法に設定された両上水平部48、59、及び下水
平部50、61と上水平部48、59の寸法差など、ど
れも箱本体に対する上下左右方向からの圧縮に対して箱
強度を高める機構を備えているため、製品を収納した後
の製品品質を向上することができる。
【0031】すなわち、仕切り部材を構成するフラップ
の垂直部49、60を当接するようにしたので、箱の左
右方向からの衝撃に対して十分な強度を持たせることが
できる。また、垂直部49、60の両端部が下水平部5
0、61より下方に突き出してCD−ROM収容部の下
部支えとして作用するので、箱の上下方向からの衝撃に
対して十分な強度を持たせることができる。
【0032】本発明は上記実施形態に限らず種々の変形
が可能である。例えば、上記実施形態では、各フラップ
の上水平部の幅寸法を略同じにしたが、一方のフラップ
の上水平部の幅寸法を大きくするようにしてもよい。大
きな付属品でもフラップ内部に収容することができる。
また、上記実施形態では、各フラップの上水平部に開口
部を設けたが、収容する付属品が少なければ、一方のフ
ラップには開口部を設けなくともよい。仕切り部材の強
度を増すことができる。
【0033】また、上記実施形態では、2つのフラップ
を折り曲げ、それらの垂直部を当接して仕切り部材を構
成したが、一方のフラップのみを折り曲げて仕切り部材
としてもよい。一方のフラップであっても、そのフラッ
プの垂直部を対向する側壁部に当接するようにすれば箱
本体の横方向からの衝撃に対して十分な強度を持たせる
ことができる。
【0034】また、上記実施形態では、側壁部の上端か
ら1枚のフラップが延出していたが、側壁部の上端から
2枚以上のフラップが延出していてもよい。また、上記
実施形態では、側壁部の上端からその上端の幅のフラッ
プが延出していたが、側壁部の上端の幅より小さい幅の
フラップが延出していてもよい。さらに、上記実施形態
では、ゲーム装置を梱包する場合について説明したが、
ゲーム装置に限らず、他の家電製品等、2以上の物品か
らなる製品であれば、いかなる製品にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、包装箱に
おける対向するフラップを折り曲げて仕切り部材とし、
この仕切り部材によって箱本体内に収容空間を形成し、
この仕切り部材に開口部を形成したので、包装箱の組立
作業後に、開口部から付属品を収容空間に収納すること
ができ、組付け作業能率を向上させて、包装作業時間の
短縮化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による包装箱の展開図であ
る。
【図2】図1に示す包装箱の製品梱包方法を示す斜視図
(その1)である。
【図3】図1に示す包装箱の製品梱包方法を示す斜視図
(その2)である。
【図4】図1に示す包装箱の製品梱包方法を示す斜視図
(その3)である。
【図5】図1に示す包装箱の梱包完了時の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…包装箱 11、12、13、14…側壁部 18、19、20、21…底面フラップ 30…蓋 31…第1仕切り部材 32…第2仕切り部材 33…蓋係止部材 48…第1上水平部 49…第1垂直部 50…第1下水平部 53…第1開口部 59…第2上水平部 60…第2垂直部 61…第2下水平部 64…第2開口部 67、68…収容空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と、前記底部を囲む4つの側壁部と
    を有し、上面側は開口した箱本体と、前記4つの側壁部
    の上端から延出するフラップ状の舌片とを備え、 前記4つの側壁部中の第1側壁部に連接する第1舌片
    を、前記箱本体の開口面に沿って延びる上水平部と、前
    記上水平部から下方に折れて前記第1側壁部に対向する
    第2側壁部に当接する垂直部と、前記垂直部から前記第
    1側壁部に向かって折れ、前記第1側壁部に当接するま
    で延びる下水平部とを形成するように折り曲げ、前記箱
    本体内の空間を複数に分割する仕切り部材とし、 前記4つの側壁部中の前記第1側壁部に隣接する第3側
    壁部に連接する第3舌片を、前記第1舌片の上水平部の
    上方に重ねて前記箱本体の蓋部材としたことを特徴とす
    る包装箱。
  2. 【請求項2】 底部と、前記底部を囲む4つの側壁部と
    を有し、上面側は開口した箱本体と、前記4つの側壁部
    の上端から延出するフラップ状の舌片とを備え、 前記4つの側壁部中の第1側壁部に連接する第1舌片
    を、前記箱本体の開口面に沿って延びる上水平部と、前
    記上水平部から下方に折れて前記箱本体の内部へほぼ垂
    直に延びる垂直部と、前記垂直部から前記第1側壁部に
    向かって折れ、前記第1側壁部に当接するまで延びる下
    水平部とを形成するように折り曲げ、 前記4つの側壁部中の前記第1側壁部に対向する第2側
    壁部に連接する第2舌片を、前記箱本体の開口面に沿っ
    て延びる上水平部と、前記上水平部から下方に折れて前
    記箱本体の内部へほぼ垂直に延びる垂直部と、前記垂直
    部から前記第2側壁部に向かって折れ、前記第2側壁部
    に当接するまで延びる下水平部とを形成するように折り
    曲げ、 前記第1舌片の垂直部と前記第2舌片の垂直部は互いに
    当接し、 前記第1舌片及び前記第2舌片を前記箱内部の空間を複
    数に分割する仕切り部材とし、 前記4つの側壁部中の前記第1側壁部に隣接する第3側
    壁部に連接する第3舌片を、前記第1舌片及び前記第2
    舌片の各上水平部の上方に重ねて前記箱本体の蓋部材と
    したことを特徴とする包装箱。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の包装箱において、 前記第1舌片及び/又は前記第2舌片の上水平部に、開
    口部が設けられていることを特徴とする包装箱。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    包装箱において、 前記第1舌片及び/又は前記第2舌片の垂直部の、短手
    方向の幅寸法は、前記垂直部の長手方向の両端部が中央
    部よりも大きく形成されていることを特徴とする包装
    箱。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    包装箱において、 前記第1舌片及び/又は前記第2舌片の下水平部の前記
    側壁部側の端縁部の略中央には、指を掛けるための切り
    欠きが形成されていることを特徴とする包装箱。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    包装箱において、 前記第1舌片及び/又は前記第2舌片の上水平部の、前
    記側壁部の上端に垂直方向の幅寸法は、前記前記第1舌
    片及び/又は前記第2舌片の下水平部の、前記側壁部の
    上端に垂直方向の幅寸法より小さいことを特徴とする包
    装箱。
  7. 【請求項7】 底部を囲むように4つの側壁部を折り曲
    げ、上面側は開口した箱本体を形成し、 前記箱本体内部に製品本体を収納し、 前記側壁部から延出するフラップ状の舌片のうち少なく
    ともひとつの舌片を折り曲げて、前記箱本体内の空間を
    分割し、 前記折り曲げられた舌片の上方に開口した開口部から、
    前記折り曲げられた舌片の内側に形成された空間内に付
    属品を収納し、 前記側壁部から延出するフラップ状の舌片のうち他の舌
    片を蓋部材として、前記折り曲げられた舌片の上方に重
    ねて、箱本体を閉じることを特徴とする製品梱包方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の製品梱包方法において、 前記製品本体は、TVゲーム機本体であり、 前記付属品は、少なくともコントローラ、ACアダプ
    タ、接続コード、電池、、ROMカートリッジ、及び/
    又はCD−ROMディスクであることを特徴とする製品
    梱包方法。
JP8160055A 1996-06-20 1996-06-20 包装箱及び製品梱包方法 Withdrawn JPH107127A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100549833B1 (ko) * 1999-10-26 2006-02-06 삼성전자주식회사 모니터의 포장박스 구조
US7117993B2 (en) * 2002-03-28 2006-10-10 Seiko Epson Corporation Packing article, a method of packing and a partition member
JP2015134625A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 日東工業株式会社 配線機器用梱包箱
KR102094282B1 (ko) * 2019-07-12 2020-05-29 현용욱 친환경 노테이핑 택배포장박스
CN113232971A (zh) * 2021-06-10 2021-08-10 东莞市美盈森环保科技有限公司 一种包装箱

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