JPH1071202A - プランジャー型スライドバルブの締め切り装置 - Google Patents

プランジャー型スライドバルブの締め切り装置

Info

Publication number
JPH1071202A
JPH1071202A JP9227959A JP22795997A JPH1071202A JP H1071202 A JPH1071202 A JP H1071202A JP 9227959 A JP9227959 A JP 9227959A JP 22795997 A JP22795997 A JP 22795997A JP H1071202 A JPH1071202 A JP H1071202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
cam
inlet
movable
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9227959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2769460B2 (ja
Inventor
John Pastrone
ジョン・パストローネ
Edward Laenen
エドワード・レーネン
D Shiyamunesu Reerando
レーランド・ディ・シャムネス
Ferringam George
ジョージ・フェリンガム
L Jimison Walter
ウォルター・エル・ジミソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Laboratories
Original Assignee
Abbott Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/045,959 external-priority patent/US4818186A/en
Priority claimed from US07/045,958 external-priority patent/US4842584A/en
Priority claimed from US07/045,924 external-priority patent/US4927411A/en
Application filed by Abbott Laboratories filed Critical Abbott Laboratories
Publication of JPH1071202A publication Critical patent/JPH1071202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2769460B2 publication Critical patent/JP2769460B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14224Diaphragm type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/02Stopping, starting, unloading or idling control
    • F04B49/03Stopping, starting, unloading or idling control by means of valves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/12General characteristics of the apparatus with interchangeable cassettes forming partially or totally the fluid circuit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/12General characteristics of the apparatus with interchangeable cassettes forming partially or totally the fluid circuit
    • A61M2205/128General characteristics of the apparatus with interchangeable cassettes forming partially or totally the fluid circuit with incorporated valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B2205/00Fluid parameters
    • F04B2205/50Presence of foreign matter in the fluid
    • F04B2205/503Presence of foreign matter in the fluid of gas in a liquid flow, e.g. gas bubbles

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランジャー型スライドバルブ、特に、流体
注入用ポンプカセットに設けられた、プランジャー型ス
ライドバルブであって、上記ポンプカセットにおける流
体通路の流量調整、すなわち、該流体通路を流体が自在
に流動するようにまたは完全に遮断するように調整す
る、上記スライドバルブの締め切り装置を提供するこ
と。 【解決手段】 プランジャー型スライドバルブを支持す
る支持体に枢動可能に装着した可動支持部材が運動する
に応じて上記支持体に支持されたスライドバルブに可動
把持手段を係合させるとともに該可動支持部材の運動を
リンク手段を介して上記可動把持手段に伝達しながら上
記スライドバルブを締め切り操作するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静脈または動脈注
射等に使用される、液体注入用ポンプカセット等に適用
できる、プランジャー型スライドバルブの締め切り装置
に関するものである。
【0002】
【技術背景】最近、病院とか患者保養所において患者に
静脈注射または動脈注射するにあたり流体注入用の容積
形流体ポンプ装置がよく使用されるようになった。この
種の装置は、ある程度伝統的重力式流動制御装置で置換
し得るが原理的に放出流量および投与量が非常に高精度
なものであるため、複数の液体源から自在制御供給を行
う、特に患者に所定時間以上にわたり医薬を投与する危
険投与を厳密に制御可能とするには、非常に複雑なもの
となる。
【0003】代表的な容積形流体注入ポンプ装置はポン
プ駆動装置および使い捨て式カセットを含む。単一患者
用かつ単一流体放出サイクル用として適用される使い捨
て式カセットは、代表的には、可撓性チューブを介して
それぞれ流体源容器および当該注射を受ける患者と接続
される入口および出口を有する小形プラスチックユニッ
トとされる。このカセットはポンプチャンバを含み、該
チャンバを流通する流体は駆動装置により制御動作方式
で駆動されるプランジャーまたはピストンを介して制御
される。たとえば、カセットチャンバは可撓性ダイヤフ
ラムにより形成された壁部を有し、該ダイヤフラムは当
該駆動装置におけるプランジャーにより往復運動させら
れて流体流を生起する。このポンプ駆動装置はカセット
におけるポンプチャンバに出入する流体の流動を制御す
るプランジャーまたはピストンを含むとともに、患者に
確実に予め定められた方式でプリセットされた流量をも
ってかつ特定の予め選定された時間又は全投与量のみを
もって流体を流出せしめる制御機構部を含む。また、こ
のポンプ駆動装置は圧力センサおよび他の液体流監視機
器、当該カセットにおけるポンプチャンバの入口および
出口通路を含む種々の通路を開閉するバルブ手段を含
む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明のプランジャー
型スライドバルブの締め切り装置が適用される、使い捨
て式流体注入ポンプチャンバカセットは、3つの構成部
分から容易かつ比較的安価に製造することが出来る。こ
のカセットのサンドイッチタイプ構造体は種々の制御お
よび監視機能、例えば圧力監視、気泡検出監視、複数入
力適用、漏洩検出監視等を備え、これらの諸機能は基本
カセット構造を変更することなく達成し得る。
【0005】上記ポンプカセットは、概略硬質または固
体表面部材、硬質または固体背面部材およびそれらの面
部材間に配置されるエラストマー性ダイヤフラムから構
成される。上記背面部材は当該カセットの一端部から他
端部に流体を伝送するように形成されるとともにポンプ
チャンバを形成する拡大凹所を含んでいる。上記表面部
材はポンプチャンバの反対側に露出開口と流体通路の近
傍に対向開口とを有し、その開口内で種々のバルブ機能
を選択して作動するようになっている。
【0006】本発明のスライドバルブの締め切り装置
は、上記形式のポンプカセットにおけるポンプチャンバ
と流体出口間の通路に隣接した表面部材上に装着され、
流体通路の流量調整、すなわち、上記流体通路の流体の
流動が自在となるように開とするかまたは該流体の流通
を完全に遮断するように閉とするのに利用される。
【0007】
【発明の実施の形態】I.ポンプカセット 第1図〜第4図に本発明のポンプカセット10を示す。
硬質表面部材12、硬質背面部材14および両部材間に
配置したエラストマー性部材16を含む。表面部材12
はそれを横切って広がるエラストマー性部材16を具備
するプランジャー開口18を有する。背面部材14にお
けるプランジャー開口18の背後は拡大凹所20とさ
れ、該凹所20はプランジャーチャンバ22を形成して
いる。チャンバ22から流体をくみ出すには、第1図に
示すプランジャー24を開口18に出入する往復運動を
行って開口18を横断するダイヤフラムをチャンバ22
に押し込みまたは押し出す。該ダイヤフラムに対しプラ
ンジャー24が付勢されると、ポンプチャンバ出口バル
ブアクチュエーター26が開とされ、その間ポンプチャ
ンバ入口バルブアクチュエーター28が閉じられてチャ
ンバ22から流体がカセット出口30を介して送出され
る。該プランジャーがポンプチャンバ22から所定量の
流体の放出を行った後、バルブアクチュエーター26が
閉じ、バルブアクチュエーター28が開く。プランジャ
ー24はチャンバ22から引き出され、その時、流体が
第1カセット入口64(第3図)からポンプチャンバ2
2に引き込まれる。詳細に後述するように、カセット1
0は更に第1カセット入口64およびポンプチャンバ2
2間の流体流路に管路内空気検出手段34、およびポン
プチャンバ22とカセット出口30間の流体流路に管路
内空気検出手段36を有する。これらの検出手段34お
よび36は、当該系路に空気が引き込まれているかどう
かおよびカセットにおける各バルブが適正に作動して当
該カセットから非制御流量の流体の流出を防止している
かどうかを検出するのに使用される。
【0008】表面部材12は好ましくはポリカーボネイ
ト等の硬質プラスチック材料から成形されたものであ
る。表面部材12は、管路内空気検出手段34用の半球
状ガード部40、管路内空気検出手段36用の半球状ガ
ード部42および流量制御器45用の円筒状ハウジング
44を除いて略平坦状の外面とされる。表面部材12の
内面46にフランジが設けられ、一対の周辺フランジ4
8および50を有し、これらのフランジは表面部材12
の周辺を回って背面部材14に向かって延びている。フ
ランジ48および50は互いに離間されるとともにそれ
らの間にエラストマー性部材16の周辺フランジ52を
受容している。
【0009】また、表面部材12の内面46は第2図に
示されるように流体流路の輪郭に沿って当該カセットを
貫通する流路の両側にフランジ56を有し、これらの流
路は背面部材14の内面54に対しエラストマー性部材
16を絞り込みまたは引き込んで当該流路から当該カセ
ット内の流路とは異なる他の領域への流体の漏洩を防止
する。この流路の詳細は後述する。
【0010】また、表面部材12はバルブアクチュエー
ター開口を有する。第1カセット入口バルブアクチュエ
ーター開口62が第1カセット入口64の近くに配置さ
れ、指形第1入口アクチュエーター66により当該カセ
ットへ流入する流体流量を制御するようになっている。
入口アクチュエーター66は開口62を貫通して延びる
とともに該開口62内に選択的に移動させられ、エラス
トマー性部材16の一部分が流路を横断しかつ背面部材
14の内面に押し付けられて入口64から当該カセット
10への流体の流入を阻止するようになっている。入口
アクチュエーター開口62および該開口62に隣接して
いるエラストマー性部材16の一部分は第1カセット入
口バルブを形成している。
【0011】第2カセット入口アクチュエーター開口5
8が第2カセット入口32の近くに配置される。この開
口58は第2入口アクチュエーター60により流体流路
にエラストマー性部材の一部分を横断せしめるとともに
背面部材14の内面に押し付けて第2入口開口32から
当該カセットへの流体の流入を阻止するようになってい
る。入口アクチュエーター開口58および該開口58に
隣接しているエラストマー性部材の一部分は第2カセッ
ト入口バルブを形成している。第1入口64および第2
入口32は第1及び第2流体源と接続される。2種類の
液体が所定時に患者にポンプ輸送される場合、当該カセ
ット10においてアクチュエーター66および60を選
択的に用いて所定時にいずれかの流体をポンプ輸送する
ようになっている。それとも、1種類の液体が適用され
る場合は、液体容器が第1入口64に接続されるととも
に第1カセット入口バルブが開とされる一方、該流体の
収容時に第2カセット入口バルブが閉じられる。入口ア
クチュエーター66および60の駆動用機構部は以下の
とおりである。
【0012】第1図〜第3図に示すように、ポンプチャ
ンバ入口アクチュエーター開口68が第2図に示すポン
プチャンバ入口70と接続する流体流路の上流部に配置
され、該ポンプチャンバ入口70はポンプチャンバ22
の底部に配置される。アクチュエーター開口68はアク
チュエーター28によりポンプチャンバ22と接続する
流体流路に該開口68に隣接するエラストマー性部材1
6の一部分を横断せしめてカセット入口32および62
からポンプチャンバ22への流体の流入を阻止するとと
もにポンプチャンバ22からカセット入口32または6
2を介して流体が逆流するのを阻止するようになってい
る。ポンプチャンバ入口アクチュエーター開口68およ
び該開口68に隣接するエラストマー性部材16の一部
分はポンプチャンバ入口バルブを形成している。
【0013】第1図および第4図に示すように、ポンプ
チャンバ出口アクチュエーター開口72が表面部材12
を貫通して設けられ、ポンプチャンバ出口アクチュエー
ター26により第2図および第4図に示すポンプチャン
バ出口74と連絡している流体流路にエラストマー性部
材16の一部分を横断せしめて出口74からチャンバ2
2からの流体の流出を選択的に阻止するようになってい
る。開口72と該開口72に隣接するエラストマー性部
材16の一部分はポンプチャンバ出口バルブを形成して
いる。
【0014】第3図において、アクチュエーター28と
関連付けて図示するように、各アクチュエーター開口5
8、62、68および72と違って背面部材14は凹形
円環状バルブシート75を有する。各バルブアクチュエ
ーター26、28、60および66は丸形端部を有し、
よってあるバルブアクチュエーターがアクチュエーター
開口内方に押し込まれた時、エラストマー性部材16の
一部分がバルブシート75内に押し込まれ、このように
してアクチュエーターが作動した際、流体の流動が阻止
される。
【0015】表面部材12は更に圧力センサー開口76
を有し、該圧力センサー開口76は、図示しないポンプ
カセット駆動装置に組み込まれた第14図に示す圧力セ
ンサー77のロッド状伸長部材78を背面部材14の圧
力チャンバ82を覆うように配置されたエラストマー性
部材16の第4図に示す圧力検出領域80と接触せしめ
られる。このようにして、ポンプチャンバ22から汲み
出された流体圧力が監視される。該圧力が過大であれ
ば、出口30と接続されたチューブ84の端部と接触さ
せられた患者の腕における針が閉鎖されたことを示す。
この圧力検出機構部はまた後述するようにその入口およ
び出口でポンプチャンバ22における本来のバルブ作用
を監視するのに用いることが出来る。更にまた、この圧
力検出機構部は後述するように患者の血圧監視に用いる
ことが出来る。
【0016】背面部材14はまた硬質高分子材料、好ま
しくはポリカーボネイトから形成される。背面部材14
は第3図および第4図に示すうように周辺フランジ48
を有し、そこに表面部材12の周辺フランジ48が入れ
子式で収容されるようになっている。フランジ48およ
び86は溶接とか接着等により互いに緊密に封止され
る。
【0017】前述したように、背面部材14はカセット
入口64および32を有している。第2入口32にルア
ー形テーパー部およびねじ状フランジが設けられ、単に
1種類の液体をポンプ輸送する場合には入口32を封鎖
すルアーキャップを受容し、または2種類の液体をポン
プ輸送する場合にはルアー施錠チューブ接続部材と接続
するようになっている。背面部材14はまたポンプチャ
ンバ22を形成している凹所20および圧力検出チャン
バを形成している凹所82を有する。該背面部材14
に、また貯蔵凹所88が設けられ、当該装置が組み立て
られた時、第2図および第3図に示すような貯蔵部90
が形成される。
【0018】貯蔵部90はその頂部に入口92を有する
とともに貯蔵部93の底部96上方に出口94を有す
る。最初、ポンプ作用を行う前に当該カセットに液体を
装填した時、該カセットを第2図に示すように倒置して
カセット入口32および62とポンプチャンバ入口70
間の流路における空気が底部96およびドリップチャン
バ90の出口94間に捕捉された空気を除いて液体で置
換される。この捕捉空気93は、当該カセットが第2図
〜第4図に示すように起立ポンプ作用位置に戻された時
に該ドリップチャンバ90の頂部に上昇する。この捕捉
空気93の作用は後述する。
【0019】貯蔵部90、圧力検出チャンバ82および
ポンプチャンバ22はカセット入口32および62とカ
セット出口30間の流路部分を形成する。その他の流路
部分もまた背面部材14の内面上に形成される。第3図
および第17図に示すように入口通路104は第1入口
64を第3図に示すカセットの内側の開口105と接続
している。第2入口32は第2図および第10図に示す
入口通路102を介してカセット10における開口10
3と接続する。第2図および第3図に示すように、開口
103および105からの流体は膜部材16および背面
部材14間に形成されたチャンネル16において合併さ
れるとともに詳細に後述するように管路内空気検出手段
34内に流入する。該管路内空気検出手段34からの流
体は貯蔵部92の入口92を介して貯蔵部90に流入す
る。該貯蔵部90からの流体はポンプチャンバ入口バル
ブアクチュエーター28によりその下端部を開閉される
通路108に流入し、更にポンプチャンバ入口70を介
してポンプチャンバ22に流入する。ポンプチャンバ出
口バルブアクチュエーター28により開閉される短絡チ
ャンネル110はポンプチャンバ出口74を圧力検出チ
ャンバ82に接続する。この流体は圧力検出チャンバ8
2を通過して管路内空気検出手段36に流入する。該管
路内空気検出手段36から流体は流量制御器45と接続
されるチャンネル112に流入する。
【0020】カセット出口30から流出する前に、流体
は流量制御器45を流通せしめられる。該流量制御器4
5は出願係属中の出願日1986年4月25日付、Giov
anniPastorone による流体制御装置と題する米国特許出
願第856,723号に開示されおり、該米国特許出願
は1985年9月16日付、1部継続特許出願第77
6,399号および1部継続特許出願第811,262
号で、現在特許された“液体流量制御装置”と題する米
国特許第4,552,336号である。これらの特許出
願および特許の開示事項が本明細書において引用され
る。
【0021】米国特許出願第856,723号に記載さ
れるように、流量制御器45はプランジャー47および
円筒状ハウジング44を有する。これらのプランジャー
47およびハウジング44はプランジャー47をハウジ
ング44の内方にねじ込んで該流量制御器45を流通す
る流体の流動を低減または阻止し、または該円筒状ハウ
ジング44の外方に取り出して該流量制御器45への流
体の流動を増大または流通させるように制御する。この
ように円筒状ハウジング44内にプランジャー47をね
じ式で出し入れ制御することにより、プランジャー47
は該カセットを流通する流量を手動で制御することが可
能であり、当該カセットが駆動装置内に装着されない場
合、静脈注射液容器から患者への重力流体流量の制御を
行うことが出来る。このようにして、患者がいわゆる救
急車で輸送される際、本発明のカセットを具備した静脈
注射装置によればカセット駆動装置を用いることなく患
者への静脈注射液の流量を制御することができる。しか
しながら、患者が病院に到着した時、カセットは詳細に
後述するカセット駆動装置に装着して上述した手動重力
方法によるよりもより精確に流体流量の制御を行うこと
が出来る。
【0022】上述した米国特許出願第856,723号
に詳細に記載されるように、流量制御プランジャー47
は円筒状ハウジング44に押し込みまたは外方に引き出
してオンおよびオフ動作の迅速な切り替えを行うことが
できる。
【0023】II.流量調整締め切り装置 カセット駆動装置は第5図〜第9図に示すように流量調
整締め切り装置114を含み、カセットが当該駆動装置
に装着された時、プランジャー47を迅速に外方に開位
置に引き出し、カセットが当該駆動装置から取り外され
た時、プランジャー47をオフ位置に押し込む。流量調
整締め切り装置114は上方両端部で湾曲部120に取
り付けられた2つの下方従属アーム118、118′を
有する把持ブラケット116を含む。アーム118、1
18′間に枢動可能に山形押圧部材122が装着され
る。この押圧部材122はピン124を介して両アーム
間に枢動可能に装着される。押圧部材122はまたピン
126の回りに枢動可能とされ、該ピン126はカセッ
ト駆動装置のシャーシー128に固着される。
【0024】また、アーム118、118′間にカム1
30が装着され、該カム130は回転シャフト132に
固定して取り付けられる。カム130はカム面136、
136′を有し、これらのカム面134、134′は押
圧部材122の内側の対応するカム面136、136′
と係合される。更にカム130は駆動ピン138を有
し、該ピン138は該カム130を通過して延び、後述
するようにしてアーム118、118′の下端部と係合
される。
【0025】更に、流量調整締め切り装置114はスロ
ットを設けたピボットアーム140を有し、該ピボット
アーム140は回転シャフト132に固着され、該回転
シャフト132は順次シャーシー128に装着され、シ
ャフト132をその長手軸の回りに回転自在とされる一
方、水平および垂直方向へ移動しないように拘束され
る。したがって、ピボットアーム140はカム130と
縦列状に枢動を行うようにされる。
【0026】ピボットアーム140はスロット142を
有し、該スロット142内でローラー144が摺動自在
とされる。ローラー144は駆動扉146に装着され、
当該駆動装置の内部にカセット10が装着される。駆動
扉146はピン148に枢動可能に装着され、該ピン1
48は当該駆動装置のシャーシー128に固着される。
第6図に示されるように、駆動扉146が開かれると、
ピボットアーム140はスロット142の末端部150
でローラー144と一緒に実質的に垂直位置とされる。
該扉146が垂直方向に枢動して第5図に示す閉位置と
されると、ローラー144はスロット142内を移動
し、第6図に示す位置から第5図に示す位置まで反時計
方向にピボットアーム140を回転させ、このようにし
てローラー144はスロット142の端部の近傍に位置
させられる。ピボットアーム140が第6図に示す実質
的に水平位置から第5図に示す実質的に垂直位置に枢動
させられると、該ピボットアーム140はシャフト13
2に固着されているので該シャフト132が回転する。
シャフト132が反時計方向位置に回転すると、同様に
カム130が運動する。カム130が第7図に示すよう
に反時計方向に回転すると、駆動ピン138の両端部が
アーム118の両端部と係合し、把持ブラケット116
がピン124の回りに枢動する。更に、カム130の反
時計回りの運動は押圧部材122をピン126の回りに
枢動させる。このカム130の反時計方向回転運動はカ
ム面136に対しカム面134を押し当て該押圧部材を
第7図に示すようにカム面134′がカム面136′と
かみ合うまでピン126の回りに時計回りに回転する。
【0027】扉146が再び閉じられ、即ち第6図に示
すような位置に向けて枢動させられると、ピボットアー
ム140は第5図に示す実質的に垂直位置から第6図に
示す実質的に水平位置に向けて枢動し、カム130を第
8図に示すように時計方向に回転させる。カム130が
時計方向に回転すると、駆動ピン138がアーム118
の両下端部を解放し、把持ブラケット116と押圧部材
122間のスプリング150が該把持ブラケット116
をピン124の回りに時計方向に枢動して第6図の位置
に復帰する。
【0028】カム130が第8図に示すように時計方向
に回転すると、カム面134′がカム面136′とかみ
合い、押圧部材122はピン126の回りに時計方向に
枢動して第7図の位置から第6図の位置に復帰し、第8
図に示す位置から第6図および第7図の中間位置に移動
する。
【0029】アーム118の両下端部は把持指部材15
2を有する。カセット10が扉内に装着され、該扉が閉
位置に向けて枢動され、第6図〜第9図に示すようにプ
ランジャー47のノブ49が指部材152の下方を通過
して押圧部材122の下端部の近傍に位置させられる。
カム130が把持ブラケット116および押圧部材12
2を第7図に示す“閉”位置に向けて駆動すると、指部
材152は該指部材152と押圧部材122の下端部間
にノブ49が拘束されるとともにプランジャー47が円
筒状ハウジング44の外方に引き出され、流量調整器4
5は完全に開とされる。
【0030】反対に、扉146が閉位置から開位置に向
けて枢動させると、ローラー144はピボットアーム1
40を枢動させてカム130を反時計方向に回転させ、
該カム130は指部材152を押圧部材122の下端部
から離間するように移動し、ノブ49が流量調整締め切
り装置114から解放される。ノブ49が解放される
と、カム130は押圧部材122を枢動させ、該押圧部
材122の下端部がプランジャー47を第8図および第
9図に示すようにハウジング44の内方に押しやり、よ
って流量調整器45は閉とされるとともにカセットから
の流体の流出を阻止する。該扉が第6図に示すように完
全に開とされると、流量調整器45はオフとされ、カセ
ットの取り外しが可能とされる。カセットが取り外され
る前に流量制御器45はターンオフされないと、流体は
重力に基づいて非制御状態でカセットに流入させられ
る。
【0031】明らかなように、カセット10がカセット
駆動装置に装着されると、流量調整器45は締め切り装
置114により完全に開とされる。一方、扉146が開
かれて当該駆動装置からカセット10が取り外される
と、締め切り装置は流量調整器45を閉として当該カセ
ットから流量調整されないで流出することがない。カセ
ット10が取り外された後、プランジャー47は流量調
整器45の外方に手動で引き出され、所望であれば制御
量をもって患者に流体を注入する。
【0032】上述したように、流量調整締め切り装置1
44はカセット10が扉146に完全に装着された時、
流量調整器45を開とするとともに該扉146を閉じ
る。プランジャー24が流体のポンプ輸送を開始する前
に流体が非制御流量をもってカセットを流動するのを防
止するには、ポンプ輸送を開始する前に、ポンプチャン
バ入口バルブアクチュエーター28および/またはポン
プチャンバ出口バルブアクチュエーター26を位置決め
し、このようにして第14図に示すようにカセット10
に流体が流動するのを阻止する。したがって、カセット
10がカセット駆動装置に装着される前は、液体の流動
は当該担当医者によって設定された流量で流量調整器4
5により手動で制御される。この手動制御量は0からカ
セットを流通する最大重力流量までの範囲のものとされ
る。一方、カセットが駆動装置に装着されると、流量調
整器45は完全に開とされるが、バルブアクチュエータ
ー26および/または28はカセット駆動ポンプシーケ
ンスおよび流量が担当医者によって選定されるまで当該
カセットへの流体の流通を停止する。更に、カセット駆
動装置からカセットが取り外されると、流量調整締め切
り装置114は当該流量調整器45が担当医により手動
でリセット、もし該リセットが所望であれば所望の流量
にリセット可能とされる。
【0033】III.管路内空気検出装置 上述したように、管路内空気検出装置はカセット入口3
2、64間の流路に配置された管路内空気検出器34お
よびドリップチャンバ90を有する。また、この管路内
空気検出装置は圧力検出チャンバ82と流量制御器45
間の流路に配置された管路内空気検出器36を含む。両
管路内空気検出器34および36はともに実質的に同様
のものである。
【0034】また、管路内空気検出装置はカセット駆動
装置に装着された1対の超音波検出器を含む。即ち、第
1図に示すように管路内空気検出器34用超音波検出器
154と管路内空気検出器36用超音波検出器156と
である。超音波検出器154は超音波検出器156と同
様のものである。よって管路内空気検出器34および超
音波検出器154のみを詳細に後述する。更に、これら
は1987年5月1日付で超音波検出装置と題する米国
特許出願第045,951号に記載されており、該開示
事項が本明細書において参照文献として引用される。
【0035】管路内空気検出手段34は第3図、第10
図および第11図に示すように、エラストマー性部材1
6と一体的に形成されたポケット158を含む。このポ
ケット158は第11図に示すように表面部材12にお
ける開口160を介して延びるとともに該表面部材12
の表面を越えて外方に突出している。ポケット158は
その中に中空凹所162を有し、該中空凹所162は2
つの側壁164、164′およびアーチ状端壁166間
に形成されている。指部材168は背面部材14の内面
から凹所162に突出するとともに側壁164、16
4′間に互いに接触するように嵌合する一方、端壁16
6とは接触していない。このようにして、第3図および
第11図に示すように、端壁166の内面と指部材16
8の周辺部間にアーチ状流体通路が形成され、該指部材
168はカセットを通過する流体通路部分を形成してい
る。流体通路170はカセットにおけるカセット流体路
に流体を流動せしめて表面部材12の表面から外部に循
環路を形成し、よって当該流路におけるいずれの空気も
当該カセットの外部の超音波検出器154または156
によって検出される。第3図および第11図に示すよう
に、ガード部40は端壁166の外面を被覆するととも
に保護し、該端壁166が破壊されまたは破損されるの
を防止する。当該カセットは高価ではなくかつ使用後に
使い捨てにされるのに対し、超音波検出器154および
156はカセット駆動装置に非使い捨て方式で装着され
る。
【0036】第1図、第10図および第12図に示すよ
うに、超音波検出器154は2つの鏡面対称形ミラーハ
ウジング部172および174を有する。ハウジング部
材172は概略L字形とされるとともに該L字の底部で
鏡像L字形ハウジング174部と結合され、管路内空気
検出器34に、U字形アーム間に凹所176を備えたU
字形ハウジングアッセンブリを形成している。ハウジン
グ部172が凹所176の一方の側面に開口178を有
する一方、ハウジング部174が凹所176の他方の側
面に開口180を有する。ハウジング部材172および
174は中空状とされ、それぞれ所要の電気接続するた
めの通路182を有している。開口178に超音波発信
器184が開口180に位置決めされた超音波受信器1
86と対向して配置される。超音波発信器184は超音
波受信器186から凹所176を直接横断した位置に配
置される。
【0037】第1図および第11図に示されるように、
エラストマー性ポケット158は、2つの弾性ローブ部
187、187′を有し、これらのローブ部は側壁16
4、164′から相反する方向に外方に延びている。ロ
ーブ部187、187′間のポケット158の幅寸法は
超音波発信器184および超音波受信器186間の凹所
176の幅寸法よりいくらか大きくされ、よって第10
図に示すように管路内空気検出手段34が超音波検出器
154内に挿入された時、ローブ部187、187′は
互いに内方に向けて圧縮される。これにより超音波発信
器184とポケット158間および超音波受信器186
とポケット158間に良好な音響結合が得られる。この
ようにして、管路内空気検出手段34が凹所176に挿
入された時、超音波信号は流路170を横切って伝送さ
れる。通路170に液体が存在する時、超音波発信器1
84と超音波受信器186間の超音波伝搬が非常に強化
される。しかしながら、通路170に空気が存在する
と、流体通路170を介して行われる超音波の伝搬は減
衰させられる。この超音波伝搬量差は超音波受信器18
6により検出される。空気が存在すれば、超音波受信器
186により発生された電気信号が減少する。超音波検
出器154又は156は第25図に示すマイクロプロセ
ッサ233と接続され、該マイクロプロセッサ233は
超音波受信器186によって発生された増幅信号を受信
しかつ該信号を増幅する。マイクロプロセッサ233は
好ましくは63B03R日立マイクロプロセッサが用い
られる。受信器186からプロセッサ233を介して信
号が受信されると、マイクロプロセッサ233から、第
25図に示す警報器241が警報を発するように指令さ
れる。このカセットが流体放出サイクルにあれば、該カ
セットから流体のポンプ輸送が停止させられる。このよ
うにして、カセット入口32または64のいずれかに接
続された薬剤溶液の容器が空になると、該空容器からカ
セットに取り込まれたいずれの空気も管路内空気検出器
34を介して検出され、該空気の存在が超音波検出器1
54により検出される。その時、警報器241および/
または看護婦呼び出し器242が鳴らされ、カセット駆
動装置が停止され、そのポンプ作用が阻止される。超音
波検出器154が故障して空気の存在が検出されない場
合、取り込まれた空気は超音波検出器156で検出され
るようになっている。同様にして、当該装置において流
体容器が空になる前に該流体容器とカセットの出口間で
空気洩れがあった場合、当該装置に引き込まれたいずれ
の空気も管路内空気検出器34および36を介して一方
の又はその他の超音波検出器154又は156によって
検出される。管路内空気検出装置のその他の機能は後述
の“作用”の項で説明される。
【0038】本発明の管路内空気検出装置について、更
に詳細な説明は前述した、1987年5月1日付の超音
波検出装置と題する米国特許出願第045,951号が
参照される。
【0039】IV.プランジャー24 プランジャー24およびその作用は1985年12月2
0日付で出願され、“流体注入ポンプ駆動装置”と題す
る米国特許出願第811,262号に詳細に記述されて
おり、該開示事項は本明細書において参照事項として記
載される。
【0040】V.バルブアクチュエーターアッセンブリ 前述したように、バルブアクチュエーター60および6
6は第2および第1カセット入口バルブを作動せしめ、
バルブアクチュエーター26および28はポンプチャン
バ入口バルブおよびポンプチャンバ出口バルブを作動せ
しめる。これらの各対のバルブアクチュエーターを作動
させるにはそれぞれ同様の機構を有する装置が用いられ
る。第15図〜第19図に示すように、バルブアクチュ
エーターアッセンブリ188はバルブアクチュエーター
60および66を駆動する。バルブアクチュエーターア
ッセンブリ188は第1ブラケット190を含み、該第
1ブラケット190はバルブアクチュエーター66を駆
動する。第1ブラケット190は2つのアーム194お
よび196を含み、これらのアームは互いに離間される
とともに直角を成し、互いに折曲部198を介して結合
されている。第1ブラケット190はピボットピン20
0を介して当該駆動装置のシャーシー128に枢動可能
に装着され、該ピボットピン200は部分198を介し
て結合されたアーム194および196の最末端部に配
置され、このようにして両アーム194および196は
後述するように作動せしめられた時、共通ピボット点の
回りでピボット運動を行うようになっている。バルブア
クチュエーター66はアーム194の自由末端部にピボ
ット運動可能に固着される。アーム196の自由末端部
は後述するようにカム201により駆動される。
【0041】バルブアクチュエーターアッセンブリ18
8はまた2つの離間された垂直状のアーム202、20
3を有する第2ブラケット192を含み、これらのアー
ムは折曲部204を介して連結されている。第2ブラケ
ット192はピボットピン205を介してシャーシー1
28にピボット運動可能に装着され、該ピボットピン2
05は折曲部204を介して連結されたアーム202お
よび203の端部に配置される。アーム202の自由端
部はバルブアクチュエーター60にピボット運動可能に
接続される。アーム203の自由端部は後述するカム2
01とかみ合っている。
【0042】第1スプリング206はピン200および
205の回りにブラケット190および192を偏位さ
せており、両アーム196および203はカム201に
向けて付勢されている。スプリング206の一端部はタ
ブ207と接続され、該タブ207は折曲部198から
延びている。第2スプリング206の他端部はタブ20
8と接続され、該タブ208はアーム202の端部の近
傍部から延びている。両端部207および208は略カ
ム201に向かって延びており、よってスプリング20
6はカム201に向けてアーム196および203を偏
らせている。
【0043】第2スプリング209は折曲部198およ
び204に取り付けられ、第1スプリング206が破損
した場合でもアーム196および203をカム201か
ら離間させる。一方、第2スプリング209は第1スプ
リング206より弱いものとされ、両スプリングが作動
する場合、両アーム196および203はカム201に
向けて付勢される。第1スプリング206が破損した場
合、第2スプリング209がブラケット190および1
92をピン200および205の回りに枢動せしめ、ア
ーム196および203が枢動してカム201から離間
させる。第17図および第18図に示すように、アーム
196の末端にフラグ部が設けられ、該フラグ部は第1
スプリングが破損した場合、光学スイッチ193を通過
する。光学スイッチ193がトリップされると、信号が
プロッセサー233に伝送され、マイクロプロセッサ2
33は、即座、に当該駆動装置を停止させるとともに警
報器241および/または看護婦呼び出し器242を作
動させる。ストップ部材195はカム201に隣接して
配置され、ブラケット190および192はアーム19
6および203の端部の近傍部から突出しているストッ
プタブ197および199を有する。第1スプリング2
06が破損した場合、ポイントフラグ部191がスイッ
チ193を通過してしまう以前にストップタブ197お
よび199がストップ部材195と接触するまでブラケ
ット190および192がピン200および205の回
りに枢動する。
【0044】第17図〜第19図に示すように、アクチ
ュエーター60および66は伸長ロッドとされる。前述
したように、アクチュエーター60および66の基端部
がそれぞれブラケット190および192のアーム19
4および202とピボット運動可能に接続される。第1
3図および第17図〜第19図に示すように、アクチュ
エーター60および66の末端部が当該駆動装置の前面
パネル252の開口250および251内に支持され
る。
【0045】カム201は円形とされ、モーターシャフ
ト210に偏心状に装着される。第16図に示すよう
に、シャフト210はステッピングモーター211によ
り作動させられる。カセット10が駆動扉146に配置
されるとともに該駆動扉が垂直位置に閉じられると、第
17図に示すように、カム201は両バルブアクチュエ
ーター60および66がカセット10に向けて完全に伸
長する位置に移動して第1および第2カセット入口バル
ブを閉じる。とりわけ、バルブアクチュエーター60お
よび66は、入口103および105からカセットに連
絡する流路に弾性部材16を横切るように作用する。第
1カセット入口64に液体が通過すると、第1入口アク
チュエーター66は、モーター211により時計回りに
回転するカム201により、第17図に示す位置から第
18図に示す位置に引き込まれる。カム201はブラケ
ット190のアーム196とかみ合うとともにスプリン
グ206のばね力に抗してピボットピン200の回りに
ブラケット190を枢動させる。ブラケット190がピ
ボットピン200の回りを枢動するにつれて、アーム1
94はアクチュエーター66を引き出し、これにより入
口105を介して第1カセット入口64に液体が流入す
る。
【0046】カム201が第1カセット入口バルブを開
として第1図に示す位置にあると、第2カセット入口ア
クチュエーター60は、伸長させられてエラストマー性
部材16を、第18図に示す入口103からカセットに
通じる流路を横切らせる。第2入口アクチュエーター6
0は第2スプリング206のばね力により伸長位置に保
持される。カム201が第18図に示す位置にある時、
アーム203は該カム201と接触しない。第1スプリ
ング206は、第2ブラケット192を時計回り方向に
付勢し、該第2ブラケット192は第18図に示すよう
にアクチュエーター60を閉位置に付勢する。カセット
10が当該駆動装置に装着された時、該カセット10が
駆動扉146における所定位置に在るので、カセット1
0はストップ部材として作用し、第18図に示すように
第1入口アクチュエーター66が引き出されている時、
アーム203がカム201と接触するのを阻止する。
【0047】第2カセット入口32に流体がポンプ輸送
される時、モーター211は逆転され、第18図に示す
位置から第19図に示す位置にカム201を反時計回り
に回転させ、該第19図に示す位置においてカム201
が第2ブラケット192のアーム203とかみ合うとと
もにブラケット192をピボットピン205の回りに反
時計回りに枢動させる。ブラケット192のアーム20
2が反時計回りに枢動すると、バルブアクチュエーター
60は引き出され、流体が開口103を介してカセット
に流入する。第2カセット入口が開とされる時、第1カ
セット入口アクチュエーター66が第1スプリング20
6のばね力に基づき伸長位置状態とされるので該第1カ
セット入口は閉とされる。カム201が第19図に示す
位置に在る時、その位置ではカセット10がスプリング
206のばね力に基づき第1ブラケット190の時計回
りの回転を阻止するストップ部材として作用するので該
第1ブラケット190のアーム196はもはやカム20
1と接触しない。これにより、第2カセット入口は閉状
態、第1入口が開状態に保持される。
【0048】したがって、カセット入口バルブアクチュ
エーターアッセンブリ188は以下のカセット入口バル
ブ位置を取ることが明らかである:(1)両第1および
第2カセット入口バルブが閉とされる。(2)第1カセッ
ト入口バルブが開、第2カセット入口バルブが閉とされ
る。(3)第2カセット入口バルブが開、第1カセット入
口バルブが閉とされる。平常作用時、バルブアクチュエ
ーターアッセンブリ188は両第1および第2カセット
入口バルブアクチュエーターを同時に開にさせることは
しない。
【0049】第20図および第21図に示すように、第
2バルブアクチュエーターアッセンブリ212がポンプ
チャンバ出口および入口アクチュエーター26および2
8の操作に用いられる。ポンプチャンバ出口バルブアク
チュエーター26はシャーシー128上のピボットピン
214に枢動可能に装着された第1ブラケット213を
介して操作される。第1ブラケット213は折曲部21
7に固定されるとともに該折曲部217と一体的に形成
された、2つの互いに離間した垂直状のアーム215お
よび216を有する。アーム215の基端部がピボット
ピン214に枢動可能に装着されるとともに該アーム2
15の末端部がアクチュエーター26に枢動可能に固定
される。アーム216の基端部がピボットピン214に
枢動可能に装着され、該アーム216の末端部が後述す
るようにスプリング219によりカム218に向けて付
勢されている。スプリング219の一端部がアーム21
6の端近傍部から延びるタブ220に取り付けられる。
スプリング219の他端部がシャーシー128から起立
したタブ221に取り付けられる。したがって、スプリ
ング219は第1ブラケット213を偏らせてアーム2
16がカム218に向けて付勢される。
【0050】バルブアクチュエーターアッセンブリ21
2はまたピボットピン214の回りに枢動可能に装着さ
れた第2ブラケット222を含む。第2ブラケット22
2は第1アーム223を有し、該第1アーム223の基
端部がピン214に枢動可能に固定されるとともに該ア
ーム223の末端部がバルブアクチュエーター28の基
端部に枢動可能に固定される。第2ブラケット222は
また第2アーム224を有し、該アーム224の端近傍
部がピン214の回りに枢動可能に固定されるとともに
該アーム224の末端部がカム218とかみ合い自在と
される。アーム223および224は互いに垂直状とさ
れかつ折曲部を介して互いに接続されている。更に、第
2ブラケット222は、第2アーム224の基端部から
延びるタブ225を有する。タブ225の自由端部はス
プリング226の一端部と接続され、該スプリング22
6はアーム224をカム218に向けて偏らせている。
スプリング226の他端部がシャーシー128から起立
したタブ227に取り付けられている。
【0051】カム218はステッピングモーター229
により作動させられるモーターシャフト228に装着さ
れる。カム218がモーター229により第20図に示
す位置から反時計回りに駆動されると、第1ブラケット
213をピン214の回りに反時計回りに枢動させると
ともにバルブアクチュエーター26をスプリング219
のばね力に抗して引き出す。バルブアクチュエーター2
6が引き出されると、ポンプチャンバ出口バルブが開と
される。カム218がアーム216に抗して反時計回り
に駆動されると、第2ブラケット222のアーム224
が静止状態とされ、バルブアクチュエーター28がスプ
リング226によりポンプチャンバ入口バルブに対向す
る伸長状態とされ、該ポンプチャンバ入口バルブが閉状
態に保持される。カム218がモーター229により第
20図に示す位置から時計回りに駆動されると、該カム
218はアーム224とかみ合ってブラケット222を
枢動させ、スプリング226のばね力に抗してバルブア
クチュエーター28を引き出し、ポンプチャンバ入口バ
ルブを開とする。カム218がアーム224に抗して反
時計回りに駆動されると、ブラケット213のアーム2
16が静止状態とされ、バルブアクチュエーター26が
スプリング219によりポンプチャンバ出口バルブに抗
して伸長状態に維持され、該ポンプチャンバ出口バルブ
を閉状態に保持する。バルブアクチュエーターアッセン
ブリ212は両ポンプチャンバ入口および出口バルブを
閉とするかまたはそれらのうち何れか一方のみを一時的
に開とすることが理解される。さらに重要なことは、バ
ルブアクチュエーターアッセンブリ212は両ポンプチ
ャンバ入口および出口バルブを同時に開にすることがな
く、よってポンプサイクル中、流体は、重力下でカセッ
トから流量調整されることなく流出するようなことはな
い。
【0052】上述したように、アクチュエーター26お
よび28の基端部はブラケット213および222と枢
動可能に接続される。アクチュエーター26および28
の末端部は第14図および第15図に示すように前面パ
ネル252の開口254および256内で支持されてい
る。バルブアクチュエーターアッセンブリ188および
212がそれぞれステッピングモーター211および2
29により駆動される一方、プランジャー24がステッ
ピングモーター211および229とは別のモーターに
より駆動されるので、これら3つのモーターは同期して
作動させなければならず、したがって当該カセット駆動
装置の操作時、各モーターの回転位置を監視する必要が
ある。
【0053】バルブアクチュエーターアッセンブリ18
8のカム201の位置、したがってバルブアクチュエー
ター60および66の位置を監視するために、フラグ部
230がカムシャフト210に装着される。フラグ部2
30はその半径方向端部に小形ノッチ231を有する金
属製薄厚のパイ形ストリップとされる。カム201が第
18図に示す位置から第19図に示す位置へ反時計回り
に移動するにつれてモーター211は所定のステップ
数、好ましくは24ステップを歩進する。ノッチ231
はフラグ部230の縁部における半径方向の中心位置に
存在せず、片側に偏っている。更に、バルブアクチュエ
ーターアッセンブリ188は光学スイッチ232を含
み、カム201が第18図に示す位置から第19図に示
す位置に移動するにつれてフラグ部230の半径方向端
部が光学スイッチ232を通過するとともに正常作動時
復帰する。光学スイッチ232はフラグ部230が通過
する空間部に光ビームを通過させる。フラグ部230は
空間部を通過する際ノッチ231を除いて光ビームを遮
断し、該ノッチ231がスイッチ232を通過する際光
ビームを通過させる。光学スイッチ232は第25図に
示すマイクロプロセッサ233と接続して光ビームが透
過したかまたはフラグ部230により遮断されたかどう
かを該マイクロプロセッサ233に連絡する。マイクロ
プロセッサ233はまたステッピングモーター211を
制御し、該ステッピングモーター211が時計回り又は
反時計回りに歩進するにつれて該マイクロプロセッサは
カム201が所定位置に在るかどうかを判定する。たと
えば、フラグ部230が第18図に示す位置から第19
図に示す位置に移動する場合、可なり大きなステップ数
を要し、その場合フラグ部230が光ビームを遮断する
とともに光の伝搬を阻止するまでに光ビームがスイッチ
232を横切って伝送される。フラグ部230が第19
図に示す位置に向かって移動する場合、ステップ数が小
さく、第23A図に示すようにノッチ231の半径方向
端部234が光線の通過を阻止する。
【0054】次いで、ノッチ231は光学スイッチ23
2を通過して少数ステップ期間光を通過させ、その後大
形半径方向端部235がモーター211の可なり多数の
ステップ期間をかけてスイッチ232を通過する。これ
は可なり多数のステップをもって行われ、そこでは部分
235がスイッチ232を通過した後、光がスイッチ2
32を横断する。
【0055】カム201が第18図に示す位置から第1
9図に示す位置に移動する際、部分234がスイッチ2
32を通過する時には少ステップ数のパターンをもっ
て、ノッチ231がスイッチ232を通過する時には小
ステップ数をもってかつ部分235がノッチ232を通
過する時には長期間をもって行われることが解る。この
繰り返し暗/明/暗パターンがマイクロプロセッサ23
3によってそのサイクル時カム201が存在すべき位置
と関連付けられる。モーター211がマイクロプロセッ
サ233における予め定められた暗/明/暗値と“同
調”していなければ、マイクロプロセッサ233はモー
ター211を適当なステップ数だけ歩進させるかまたは
遅延させ、バルブアクチュエーター60および66が駆
動操作時に存在すべき位置と一致するように調整され
る。
【0056】上記カム201と同様にして、バルブアク
チュエーターアッセンブリ212において、カム218
にフラグ部236が取り付けられる。フラグ部236
は、概略パイ形とされ、ノッチ237を設けて半径方向
縁部が形成される。光学スイッチが位置決めされ、第2
2(b)図に示すようにバルブアクチュエーター26が
引き出された位置から、第22(c)図に示すように、
バルブアクチュエーター28が引き出された位置にフラ
グ部236が移動するにつれて該フラグ部236がその
スイッチを通過するようにされる。同様にして、ノッチ
237が互い違いとされ、該ノッチ237の両側に小さ
い半径方向縁部239と大きい半径方向縁部とが設けれ
られる。このようにして、フラグ部236が第22
(b)図に示す位置から第22(c)図に示す位置に移
動する際、スイッチ238は半径方向縁部239が通過
する短い時間を暗期間、ノッチ237が通過する短い時
間を明期間、および、部分240が通過する長い時間を
暗期間として検出する。マイクロプロセッサ233は光
学スイッチ238と接続され、明暗期間が段階的に第2
2(c)図および第22(b)図の位置間におけるステ
ッピングモーター229が要するステップ段階数と関連
付けられるようになっている。
【0057】このようにして、フラグ部236がポンプ
チャンバ入口および出口バルブを開くまたは閉じる2つ
の位置間を前後に移動するにつれて、マイクロプロセッ
サ233はカム218、したがってバルブアクチュエー
ター26および28の現在位置を予めプログラムされた
所望の位置と比較し、ステッピングモーター229を適
当に前進または後進させる。ポンプサイクル時カム20
1および218の位置が監視されるのみならず、当該ポ
ンプ操作開始前にこれらのカムの位置がチェックされ
る。カセットが扉146に設置されかつ該扉を閉じた
後、モーター211は、例えば第18図および第19図
に示す位置間でカム201を前後に駆動する一方、光学
スイッチ232がフラグ部230の現在位置をチェック
し、マイクロプロセッサ233は、該カム201が一旦
ポンプシーケンスを開始するにあたり適当な位置に存在
していないと判断すると、ステッピングモーター211
を停止させる。上記適当な位置とは、例えば第18図に
示すように単に1種類の流体のポンプ輸送を行う場合、
バルブアクチュエーター56が引き込まれ、かつバルブ
アクチュエーター60が伸長した状態時のものである。
【0058】同様にして、予備ポンプ作用のチェック
時、モーター229はフラグ部236を運動させかつカ
ム218を第22(b)図および第22(c)図に示す
位置間を前後に移動させて当該ポンプ操作を開始するの
に適当な位置、いわば両バルブアクチュエーター26お
よび28を完全に伸長させた状態、即ち第20図および
第22(a)図に示す位置にポンプチャンバ入口および
出口バルブアクチュエーター26および28を位置決め
する。このようにして、ポンプチャンバ入口および出口
バルブアクチュエーターは後述する手順にしたがってチ
ェックされる。マイクロプロセッサ233はフラグ部2
36が適当な位置に存在していることを確認すると、後
述するようなバルブチェックシーケンスおよびポンプシ
ーケンスを開始することが出来る。
【0059】また、プランジャー24は図示しないステ
ッピングモーターにより操作される。また、プランジャ
ーステッピングモーターシャフトに光学フラグ部が取り
付けられ、図示しない光学スイッチおよびマイクロプロ
セッサ233はポンプサイクル前および該サイクル時に
プランジャー24を監視するとともに位置決めして該プ
ランジャー24が各アクチュエーター26、28、60
および66の動作と同期して作動するようになってい
る。
【0060】VI.作用 ある時点で、1種類の液体をポンプ輸送するにあたり、
ポンプ輸送すべき液体を収容した液体容器が第1カセッ
ト入口64と接続されるとともに第2カセット入口32
が図示しないルアー形施錠キャップにより閉鎖される。
ポンプカセットはオンとされた流量調整器45を介して
液体が装填され、最初、第2図に示す位置から倒置させ
てカセット入口およびポンプチャンバ間の流路から、勿
論捕捉量100以外の空気が除去される。
【0061】ポンプカセットが第2図に示される起立位
置に戻されると、該ポンプカセットのポンプチャンバお
よび該ポンプチャンバを超す流路から空気が除去され
る。次いで、当該カセット駆動装置にカセットが装着さ
れるまで、流量調整器45はオフとされるかまたは手動
で所望流量の設定が行われる。ポンプカセット駆動装置
にポンプカセットが取り付けられると、流量制御バルブ
の締め切り装置114は自動的にプランジャー47を引
き出して流量調整器45を開とするとともに各カセット
バルブが後述するようにして試験される。
【0062】カセット入口バルブアクチュエーター60
および66、ポンプチャンバ入口および出口バルブアク
チュエーター26および28、並びに、プランジャー2
4が前述したようにして適当に同期化され、管路内空気
検出器34および圧力検出チャンバ82がバルブアクチ
ュエーター26、28、60、および66が使い捨式カ
セット10と協働して該カセットにおける適当な流体バ
ルブ作用を行えるかどうかを試験するのに使用される。
そのような試験シーケンスは第24図に示す。ポンプチ
ャンバ22の入口および出口バルブを試験するために、
入口バルブアクチュエーター28および出口バルブアク
チュエーター26がそれぞれ開口68および67に伸長
させられ、ポンプチャンバ22からの流体の出入が阻止
される(第24図 ステップA)。
【0063】バルブアクチュエーター26および28を
伸長位置とし、プランジャー24をプランジャー開口1
8に通してエラストマー性部材16に押し当ててポンプ
チャンバ22を押圧する(ステップB)。プランジャー
24は、“待機”期間中、上記状態に保持され(ステッ
プC)、チャンバ22が短時間押圧される。その後、出
口バルブアクチュエーター26が引き出されてポンプチ
ャンバ22から加圧液体が流出する一方、その期間、入
口バルブアクチュエーター28が“伸長”位置に保持さ
れる(ステップD)。出口バルブアクチュエーター26
が解放される(ステップD)と、チャンバ22内の加圧
液体は検出チャンバ82内に勢いよく流入し、該チャン
バ82内で圧力パルスまたはスパイクを発生する。ポン
プチャンバ入口および出口バルブが適正に作動する場
合、このパルスの大きさは、現在作動中のカセットから
次のカセットに至るまで一定の大きさとされる。しかし
ながら、カセットにおけるポンプチャンバ入口および/
または出口バルブの作用が不十分であると、“待機”期
間中に、ポンプチャンバ入口バルブまたはポンプチャン
バ出口チャンバのいずれかからチャンバ22からある量
の加圧液体が漏出してしまうため、このバルブ試験操作
中にチャンバ82内に発生した圧力パルスは著しく低い
ものとなる。もし、この試験によって圧力検出チャンバ
82内の圧力パルスが基準値より下回ると、ポンプチャ
ンバ入口および/または出口バルブの作用が不適正であ
ると判定され、当該ポンプカセットの駆動は拒否され
る。
【0064】上記スパイクパルスの大きさはマイクロプ
ロセッサ233と接続された圧力センサー77によって
検出される。この圧力センサー77の作用は、Felling
ham等により1987年5月1日付で出願された、使い
捨て式ポンプカセット用圧力センサー装置と題する米国
特許出願第045,949号に詳細に記載されており、
該記載を本明細書において参照される。マイクロプロセ
ッサ233はセンサー77によって発生された信号値を
格納値と比較する。格納値が著しく大きい場合、マイク
ロプロセッサ233から警報器244および看護婦呼び
出し器242の作動が指令され、新しいポンプカセット
に取り換えられない限り、ポンプ駆動装置の作動が禁止
される。
【0065】上述したようなポンプチャンバ入口および
出口バルブの試験手順は、カセットが取り付けられると
直ぐに、当該カセット駆動装置によって自動的に実行さ
れる。その後、同様の試験手順が流体放出時に定期的に
行われ、流体放出時にポンプチャンバ入口および出口バ
ルブの継続性能の確認が行われる。
【0066】上記試験手順は第24図に示す方法で定期
的に繰り返し行われる(ステップA−E)。ポンプチャ
ンバ入口バルブが開とされ(ステップA)、その間ポン
プチャンバ出口バルブが閉とされる。チャンバ22はチ
ャンバ22内に短ストローク伸びたプランジャー24に
より圧縮される(ステップB)。該プランジャー24は
“待機”期間保持される(ステップC)。ポンプチャン
バ出口バルブが開とされて該チャンバ22内で圧力スパ
イクが検出される(ステップD)。圧力スパイクが十分
大きいと、プランジャー24は更にチャンバ22内に伸
長し(ステップE)、チャンバ22内に残留する流体を
移動させるとともに患者にポンプ輸送して注入する。ポ
ンプチャンバ出口バルブが閉とされ(ステップEの末期
部分)、入口バルブが開とされる(ステップF)、その
間プランジャーは引き出されてポンプチャンバが液体で
充満される。
【0067】ポンプチャンバ入口および出口バルブの所
要の動作状態が確立されると、第1カセット入口64と
接続されたカセット入口バルブおよび第2カセット入口
32の所要の動作状態が確立したかどうかを管路内空気
検出器34を用いておこなわれる。カセット入口バルブ
を試験するにあたり、ポンプチャンバ出口バルブが閉じ
られるとともにポンプチャンバ出口バルブが開とされる
(ステップEの末期)。同時に、2つの入口バルブが閉
じられ(ステップE)、プランジャー24がポンプチャ
ンバ22に加圧する(ステップH)。
【0068】次いで、上記ポンプカセット駆動装置は短
期間加圧状態に保持される(ステップI)。2つのカセ
ット入口バルブのうちの何れかが漏洩していれば、液体
は第1カセット入口64かまたは第2カセット入口32
から流出する。この流体の逆置換は第3図に示すように
ドリップチャンバ90における捕捉空気100を上昇さ
せて管路内空気検出器34に移動させることにより行わ
れる。超音波検出器154はこの空気圧の検出を行い、
該検出結果をマイクロプロッセサ233に伝送し、該マ
イクロプロッセサ233は警報器241および看護婦呼
び出し器242を鳴らす。したがって、当該カセットは
取り外される。第1及び第2カセット入口バルブが良好
であれば、後述するように流体放出の“平常サイクル”
期間(ステップK)中、プランジャー24は引き込まれ
る(ステップJ)。
【0069】“平常サイクル”ポンプ輸送シーケンスに
おいては、単に、1種類の液体が適用される。ポンプチ
ャンバ入口バルブが閉とされるとともにポンプチャンバ
出口が開とされ、その後プランジャー24が開口18を
介してエラストマー性部材16に対して押し当てられて
ポンプチャンバ22からの流体がカセット出口30を介
して患者に注入される。この流体注入ストローク時の流
体量は公知のステッピングモーターを具備したプランジ
ャー24を操作して精確に制御される。ステッピングモ
ーターを具備したプランジャー24を操作することによ
り、エラストマー性部材16に対するプランジャー24
の変位量は各放出ストロークに対しステッピングモータ
ーを対応するステップ数と同数ステップだけ歩進させる
ことにより精確に制御することが出来、このようにして
各ストロークに対しポンプチャンバ22から一定量の流
体が置換される。
【0070】次の放出ストロークに対しポンプチャンバ
22を再充填するにあたり、ポンプチャンバ出口バルブ
が閉とされるとともにポンプチャンバ入口および第1カ
セット入口が開とされ、次いでプランジャー24が以前
の流体放出ストローク時に歩進したステップ数と同じス
テップ数だけ引き出される。両ポンプチャンバ入口バル
ブおよび第1カセット入口が開とされているから、プラ
ンジャー24が漸次引き出されるにしたがって第1カセ
ット入口と接続された流体容器から流体が流出される。
プランジャー24がスタートまたは“ホーム”位置に押
し込まれると、ポンプチャンバ入口および第1カセット
入口バルブが閉とされるとともにポンプチャンバ出口バ
ルブがプランジャー24の次段の流体放出ストローク期
間中開とされる。次いで、放出および再充填時にポンプ
チャンバ入口および出口バルブにより適宜な流体バルブ
作用を行ってプランジャー24を介してポンプチャンバ
再充填引き込みストロークが繰り返し実行される。この
ことから明らかなように、1種類の流体がポンプ輸送さ
れる場合は、流体のポンプ輸送が著しく単純かつ簡単に
行われる。
【0071】一方、複数流体放出を行うことができる。
2種類の流体がポンプ輸送される場合、第1液体を収容
する容器が第1カセット入口64と接続される。第2カ
セット入口32のルアー型ロックキャップを取り外すと
ともに該入口32にルアー型接続器を介して第2液体容
器を接続することにより、第2液体容器が第2カセット
入口32と接続される。流体放出およびポンプチャンバ
再充填ストローク時のポンプチャンバ入口および出口バ
ルブのバルブ作用は上述した単一液体放出操作における
ものと同様の2液体放出操作に対して行われる。しかし
ながら、カセット入口のバルブ作用は異なっている。勿
論、単一液体放出時、第2カセット入口バルブは常時閉
じられ、該ポンプチャンバの再充填時に第1入口バルブ
のみが開かれる。一方、2液体がポンプ輸送される場
合、ポンプチャンバ再充填ストローク時、第1および第
2カセット入口バルブがそれぞれ所定時間開および閉と
される。例えば、2液体が5分5分の割合で混合される
場合、プランジャー24のポンプチャンバ再充填ストロ
ークから構成される全ストローク数の1/2に相当する
期間、第1カセット入口バルブが開とされる。プランジ
ャー24の引き込みストロークの第1半期間、第2カセ
ット入口バルブが閉じられる。一方、プランジャー24
の引き込み/再充填ストロークの第2半期間、第2カセ
ット入口バルブが開とされる一方、第1カセット入口バ
ルブが閉とされる。プランジャー24は漸次制御され、
2つのカセット入口バルブを開から閉へ又はその逆の切
換を精確に行えば、所望の2流体の混合割合を達成する
ことが出来る。
【0072】第1流体として塩水溶液等の希釈液が、第
2流体として医薬が適用されることがしばしば生じる。
このような場合、5分5分の混合割合は望み難く、プラ
ンジャー25のポンプチャンバ再充填ストローク時、当
該ステップの10〜20%に相当する期間のみ第2カセ
ット入口バルブが開とされるとともにその間プランジャ
ー24の再充填ストロークを構成するステップ数の80
〜90%に相当する期間、第1カセット入口バルブが開
とされる。
【0073】前述したように、ポンプチャンバの再充填
ストローク時、プランジャー24にを介して入口アクチ
ュエーター60および66を直列的および縦列的に操作
することにより本発明のカセットおよび駆動装置を用い
て簡単に第1流体における第2流体の種々の濃度をもっ
て患者に注入することが出来る。前述したように、カセ
ット入口アクチュエーター60および66は同時に引き
込むこことが出来ず、即ち常時一方のアクチュエーター
がカセット入口バルブを閉鎖すべく伸長されているか
ら、当該カセットを介して第1および第2流体容器間で
重力流動が生じ得ない。
【0074】前述したように、圧力センサー77および
圧力検出チャンバ82を用いてポンプチャンバ入口およ
び出口バルブが適正に作動するかどうかを検出すること
が出来る。しかしながら、ポンプチャンバ入口および出
口バルブ動作が適正であるとチェックされても、圧力セ
ンサー77および圧力検出チャンバ82は患者の血圧を
監視するのに用いることも出来る。プランジャー24の
ポンプチャンバ充填ストローク時(例えば第24図にお
けるステップF)、ポンプチャンバ出口バルブは閉じら
れ、よってポンプチャンバ出口バルブから患者に至る流
体流路中の流体圧力が患者の血圧とされる。このように
して、ポンプカセットにより患者の血圧をリアルタイム
で測定することが出来る。この患者の血圧の測定結果が
メモリー243に格納される。カセット操作時、マイク
ロプロセッサは該患者血圧測定値を当該患者の以前の血
圧測定値と比較する。該患者の血圧測定値がある時間に
わたって著しく低下または上昇すれば、マイクロプロセ
ッサ233は警報器241および/または看護婦呼び出
し器242を鳴らして担当医に警告する。
【0075】また、圧力センサー77はカセット出口か
ら患者に連絡する管路における閉塞を検出するのに用い
ることが出来る。流体放出時、プランジャー24が伸長
状態にあると、圧力チャンバ82内の圧力がセンサー7
7およびマイクロプロセッサ233により監視される。
この圧力が過大であると、患者ラインが完全にまたは部
分的に閉塞されたことを示し、マイクロプロセッサ23
3は警報器241および看護婦呼び出し器242に作動
指令する。
【0076】また、管路内空気検出器154および15
6が第25図に示すようにマイクロプロセッサ233と
接続され、カセット中に空気を検出したとき又は検出器
154が入口バルブ不良を検出したとき、マイクロプロ
セッサ233は当該駆動装置を停止させるとともに警報
器241および看護婦呼び出し器242を鳴らす。第2
5図に示すように、LCD/LED表示器244がマイ
クロプロセッサ233と接続され、放出流量、放出量お
よび患者血圧等の入力および出力値が操作者に表示され
る。同様にして、警報が鳴っている理由を知らせるメッ
セージコードが表示される。
【0077】キーボード245により放出流量、放出
量、患者血圧、血液濃度等の値が入力される。マイクロ
プロセッサ233は、例えば所望期間に所望量の第1お
よび第2流体の放出を行うようにプログラムすることが
出来る。2種類の液体が同時に放出される場合、第1液
体における第2液体の設定濃度をプログラムすることが
出来る。
【0078】AC/DC電源246が設けられ、該電源
は連続監視用のバッテリー充電器およびAC電源で作動
しない駆動装置である場合に充電式バッテリーを備え
る。バッテリーが不良となったとき、警報器241が鳴
らされる。
【0079】更に、中継器247が設けられ、当該駆動
装置に接続されたプリンターまたはその他の表示器に時
間に対する患者血圧、流体放出時間、流出量および流量
等の印字データが得られるようになっている。
【0080】以上、1実施例を説明したに過ぎないが、
当業者により本発明の範囲内で種々に変形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の締め切り装置を適用できる、ポンプ
カセット及びカセット駆動装置の一部分を示す斜視図で
ある。
【図2】 上記ポンプカセットの片面部材を外したもの
の平面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 本発明のプランジャー型スライドバルブの締
め切り装置を、上記ポンプカセットの駆動装置に装着し
た状態の全体斜視図である。
【図6】 本発明の締め切り装置を、上記ポンプカセッ
ト駆動装置の扉に装着した状態を示す、部分断面図であ
る。
【図7】 本発明の締め切り装置により上記ポンプカセ
ットのプランジャー型スライドバルブを締め切り操作し
た場合の詳細な作動状態の説明図である。
【図8】 上記締め切り装置の図7と同様のもう1つの
作動状態の説明図である。
【図9】 上記締め切り装置の図7と同様の更にもう1
つの作動状態の説明図である。
【図10】 上記ポンプカセットの管路内空気検出器の
断面図である。
【図11】 図1のXI−XI線断面図である。
【図12】 上記管路内空気検出器内の音響機器の断面
図である。
【図13】 上記ポンプカセット駆動装置の前面パネル
の正面図である。
【図14】 図13に一部仮想線で示すXIV−XIV線断面
図である。
【図15】 上記ポンプカセットにおける第1および第
2入口アクチュエーター駆動装置の詳細を示す斜視図で
ある。
【図16】 図15のカッセト駆動装置の断面図であ
る。
【図17】 図15のカッセト駆動装置の1つの動作位
置における側面図である。
【図18】 図17と同様の図15のカッセト駆動装置
におけるもう1つの動作位置における側面図である。
【図19】 図18と同様の上記カッセト駆動装置の更
にもう1つの動作位置における側面図である。
【図20】 上記ポンプカセットにおけるポンプチャン
バ入口および出口アクチュエーター駆動装置の詳細側面
図である。
【図21】 図20のカッセト駆動装置の詳細を示す平
面図である。
【図22】 (a)〜(c)は、それぞれ、カセット入
口および出口アクチュエーター駆動装置のフラグ部の種
々の動作位置における簡略説明図である。
【図23】 (a)〜(c)は、それぞれ、図20のカ
ッセト駆動装置のフラグ部の種々の動作位置における簡
略説明図である。
【図24】 上記ポンプカセットのカセット駆動装置の
ポンプ輸送動作シーケンス説明である。
【図25】 上記カセット駆動装置の電気回路図であ
る。
【符号の説明】
10…ポンプカセット 12…硬質表面部材 14…硬質背面部材 16…エラストマー部材(膜部材) 22…ポンプチャンバ(凹部) 26…ポンプチャンバ出口バルブアクチュエーター 28…ポンプチャンバ入口バルブアクチュエーター 44 円筒状ハウジング 45 流量調整器 47 プランジャー 110…短絡チャンネル、 114 流量調整スライドバルブの締め切り装置、 116 把持ブラケット 122 押圧部材 128 シャーシー 130 カム 132 回転シャフト 140 ピボットアーム 142 スロット 212 バルブ操作器 233 マイクロプロセッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード・レーネン アメリカ合衆国カリフォルニア94303、パ ロ・アルト、タンランド・ドライブ1081番 (72)発明者 レーランド・ディ・シャムネス アメリカ合衆国カリフォルニア94040、マ ウンテン・ヴィユー、ドヴァートン・スク ェア2711番 (72)発明者 ジョージ・フェリンガム アメリカ合衆国カリフォルニア95131、サ ン・ジョセ、ミードウ・リッジ・サークル 1365番 (72)発明者 ウォルター・エル・ジミソン アメリカ合衆国カリフォルニア94301、パ ロ・アルト、フルトン・ストリート360番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャー型スライドバルブの締め切
    り装置において、 上記スライドバルブを支持する支持体に連結可能とし
    た、可動支持部材上記スライドバルブを把持するための
    可動把持手段、 上記可動支持部材と上記可動把持手段とを連結して該可
    動支持部材の移動量を該可動把持手段に伝達するリンク
    手段により構成され、 上記可動支持体が運動するに応じて上記支持体に支持さ
    れたスライドバルブに上記可動把持手段を係合させると
    ともに該スライドバルブを摺動させることにより、該可
    動支持部材の運動を上記リンク手段を介して上記可動把
    持手段に伝達しながら上記スライドバルブを締め切り操
    作するようにしたことを特徴とする、プランジャー型ス
    ライドバルブの締め切り装置。
  2. 【請求項2】 可動支持体の一端を、プランジャー型ス
    ライドバルブを支持する支持体に枢動可能に装着する一
    方、該可動支持部材の他端にリンク手段を装着し、上記
    リンク手段を介して上記可動支持部材の枢動運動を可動
    把持手段に伝達するようにした、第1項記載の装置。
  3. 【請求項3】 リンク手段が可動支持部材に設けた伸長
    スロットと、該スロット内を移動自在に装着されるとと
    もにプランジャー型スライドバルブを支持する支持体の
    一端に装着されたローラー手段とにより構成され、上記
    可動支持部材が上記支持体に対して枢動するにつれて上
    記ローラー手段が上記伸長スロット内を移動するととも
    に上記リンク手段を自在に枢動させて可動把持手段を運
    動させるようにした、第2項記載の装置。
  4. 【請求項4】 可動把持手段が、第1ブラケットと、該
    第1ブラケットに枢動可能に装着した第2ブラケット
    と、リンク手段の運動にしたがって上記第1ブラケット
    を枢動させる駆動手段とを有し、上記リンク手段の運動
    にしたがって上記第1及び第2ブラケットを枢動させ、
    上記両ブラケットが枢動するにつれてバルブ手段を把持
    しかつ運動させるようにした、第1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 駆動手段がリンク手段と連動可能とした
    カムを含み、上記リンク手段の運動に応じて上記カムが
    上記第1および第2ブラケットと係合することにより該
    両ブラケットを枢動させるようにした、第4項記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 リンク手段が可動支持部材に設けた伸長
    スロットと、該スロット内を移動自在に装着されるとと
    もにプランジャー型スライドバルブを支持する支持体の
    一端に装着されたローラー手段とにより構成され、上記
    可動支持部材が上記支持体に対して枢動するにつれて上
    記ローラー手段が上記伸長スロット内を移動するととも
    に上記リンク手段を自在に枢動させるとともに上記カム
    を運動せるようにした、第5項記載の装置。
  7. 【請求項7】 リンク手段のアームが駆動機構部に回転
    自在に装着されたシャフトの一端部に固着されるととも
    に該シャフトの他端部に上記アームが固着され、上記駆
    動機構部におけるアームが枢動するにしたがって上記シ
    ャフトおよびカムを回転させるようにした、第6項記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 更に、回転シャフトを含み、該回転シャ
    フトの一端部に枢動可能にアーム部材を装着するととも
    に該回転シャフトの他端部を把持手段と係合させて該把
    持手段を駆動可能とし、上記アーム部材が枢動するにし
    たがって上記回転シャフトを回転させて上記把持手段を
    作動させるようにした、第3項記載の装置。
JP9227959A 1987-05-01 1997-08-25 プランジャー型スライドバルブの締め切り装置 Expired - Lifetime JP2769460B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US045924 1987-05-01
US07/045,959 US4818186A (en) 1987-05-01 1987-05-01 Drive mechanism for disposable fluid infusion pumping cassette
US07/045,958 US4842584A (en) 1987-05-01 1987-05-01 Disposable fluid infusion pumping chamber cassette and drive mechanism thereof
US07/045,924 US4927411A (en) 1987-05-01 1987-05-01 Drive mechanism for disposable fluid infusion pumping cassette
US045959 1987-05-01
US045958 1993-04-12

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63109844A Division JP2763005B2 (ja) 1987-05-01 1988-05-02 液体注入用ポンプカセットおよびそれを用いた流体ポンプカセット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1071202A true JPH1071202A (ja) 1998-03-17
JP2769460B2 JP2769460B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=27366783

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63109844A Expired - Lifetime JP2763005B2 (ja) 1987-05-01 1988-05-02 液体注入用ポンプカセットおよびそれを用いた流体ポンプカセット装置
JP9227959A Expired - Lifetime JP2769460B2 (ja) 1987-05-01 1997-08-25 プランジャー型スライドバルブの締め切り装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63109844A Expired - Lifetime JP2763005B2 (ja) 1987-05-01 1988-05-02 液体注入用ポンプカセットおよびそれを用いた流体ポンプカセット装置

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0293592B1 (ja)
JP (2) JP2763005B2 (ja)
AU (1) AU618258B2 (ja)
CA (1) CA1310873C (ja)
DE (1) DE3876143T2 (ja)
DK (1) DK235888A (ja)
ES (1) ES2036616T3 (ja)
GR (1) GR3006909T3 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006514856A (ja) * 2002-10-16 2006-05-18 アボット・ラボラトリーズ 動作状態を判断する単一の力センサを有する医用カセットポンプ
JP2008111856A (ja) * 2001-03-02 2008-05-15 Waters Investments Ltd 流体漏れの有無を決定する方法及び装置
JP2017064525A (ja) * 2017-01-19 2017-04-06 デビオテック ソシエテ アノニム 医療用ポンプ装置
US9839744B2 (en) 2014-06-30 2017-12-12 Minebea Co., Ltd. Occlusion detection device, transfusion apparatus, and occlusion detection method
US10316836B2 (en) 2008-10-22 2019-06-11 Debiotech S.A. MEMS fluid pump with integrated pressure sensor for dysfunction detection
WO2020158830A1 (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 株式会社サーキュラス 薬液回路用開閉ユニット駆動機構および薬液注入装置

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5211201A (en) * 1986-03-04 1993-05-18 Deka Products Limited Partnership Intravenous fluid delivery system with air elimination
US4818190A (en) * 1987-12-01 1989-04-04 Pacesetter Infusion, Ltd. Cassette loading and latching apparatus for a medication infusion system
US5000664A (en) * 1989-06-07 1991-03-19 Abbott Laboratories Apparatus and method to test for valve leakage in a pump assembly
US5000663A (en) * 1989-09-05 1991-03-19 Pacesetter Infusion, Ltd. Automatic tubing lock for ultrasonic sensor interface
DE3939247C1 (ja) * 1989-11-28 1991-05-23 Fresenius Ag, 6380 Bad Homburg, De
US5039279A (en) * 1990-03-15 1991-08-13 Abbott Laboratories Sensor for detecting fluid flow from a positive displacement pump
US5755683A (en) * 1995-06-07 1998-05-26 Deka Products Limited Partnership Stopcock valve
GB2273533B (en) * 1992-12-18 1996-09-25 Minnesota Mining & Mfg Pumping cassette with integral manifold
US5462256A (en) * 1994-05-13 1995-10-31 Abbott Laboratories Push button flow stop useable with a disposable infusion pumping chamber cassette
JP3628699B2 (ja) * 1994-05-13 2005-03-16 アボツト・ラボラトリーズ 押しボタン式流れストッパをその上に有する使い捨て注入ポンピングチャンバカセット
US5575632A (en) * 1994-09-12 1996-11-19 Ivac Medical Systems, Inc. Engineered pumping segment
US6165154A (en) * 1995-06-07 2000-12-26 Deka Products Limited Partnership Cassette for intravenous-line flow-control system
US6364857B1 (en) 1995-06-07 2002-04-02 Deka Products Limited Partnership Cassette for intravenous-line flow-control system
US6709417B1 (en) 1995-06-07 2004-03-23 Deka Products Limited Partnership Valve for intravenous-line flow-control system
EP0918551B1 (en) 1996-08-15 2004-11-03 Deka Products Limited Partnership Medical irrigation pump and system
WO1999010028A1 (en) 1997-08-22 1999-03-04 Deka Products Limited Partnership System, method and cassette for mixing and delivering intravenous drugs
US6497680B1 (en) * 1999-12-17 2002-12-24 Abbott Laboratories Method for compensating for pressure differences across valves in cassette type IV pump
US8197431B2 (en) 2007-09-21 2012-06-12 Baxter International Inc. Acoustic access disconnect detection system
JP5064951B2 (ja) * 2007-09-26 2012-10-31 日機装株式会社 血液浄化装置
DE102008011822A1 (de) 2008-02-29 2009-09-10 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Verfahren zur Überprüfung und/oder Überwachung der Dichtigkeit mehrerer pneumatisch oder hydraulisch betätigter Aktoren und Maschine, insbesondere medizinische Behandlungsmaschine
AU2011210896B2 (en) * 2010-01-29 2014-03-13 Kci Licensing, Inc Wound treatment apparatuses and methods for controlled delivery of fluids to a wound
US9408968B2 (en) * 2012-06-24 2016-08-09 Zevex, Inc. Method and apparatus for detection and management of air-in-line
US10072649B2 (en) * 2015-05-26 2018-09-11 Denso Corporation Electric pump
JP7414529B2 (ja) 2017-06-07 2024-01-16 シファメド・ホールディングス・エルエルシー 血管内流体移動デバイス、システム、および使用方法
WO2019094963A1 (en) 2017-11-13 2019-05-16 Shifamed Holdings, Llc Intravascular fluid movement devices, systems, and methods of use
WO2019152875A1 (en) 2018-02-01 2019-08-08 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pumps and methods of use and manufacture
US11964145B2 (en) 2019-07-12 2024-04-23 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pumps and methods of manufacture and use
US11654275B2 (en) 2019-07-22 2023-05-23 Shifamed Holdings, Llc Intravascular blood pumps with struts and methods of use and manufacture
EP4034192A4 (en) 2019-09-25 2023-11-29 Shifamed Holdings, LLC INTRAVASCULAR BLOOD PUMP SYSTEMS AND METHODS OF USE AND CONTROL THEREOF

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2142702B1 (de) * 1971-08-26 1972-12-28 Thoma geb Wenzel, Kann, 6710 Frankenthal. Struck, Eberhard, Dr , 3551 Wehrda Vorrichtung fur intravenöse In fusionen und Organdurchblutungen
US3994294A (en) * 1975-02-28 1976-11-30 Ivac Corporation Syringe pump valving and motor direction control system
NL179705C (nl) * 1976-03-31 1986-11-03 Leer Koninklijke Emballage Inrichting in het bijzonder voor het intraveneus toedienen van vloeistoffen.
US4410322A (en) * 1979-03-09 1983-10-18 Avi, Inc. Nonpulsating TV pump and disposable pump chamber
US4474309A (en) * 1981-10-22 1984-10-02 Oximetrix, Inc. Stepping motor control procedure for achieving variable rate, quasi-continuous fluid infusion
US4601702A (en) * 1984-05-21 1986-07-22 Quest Medical, Inc. Volumetric infusion actuator
US4753270A (en) * 1985-10-01 1988-06-28 Omni-Flow, Inc. Cam actuator assembly for a programmable infusion system
US4689043A (en) * 1986-03-19 1987-08-25 Imed Corporation IV tube activator

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111856A (ja) * 2001-03-02 2008-05-15 Waters Investments Ltd 流体漏れの有無を決定する方法及び装置
JP2006514856A (ja) * 2002-10-16 2006-05-18 アボット・ラボラトリーズ 動作状態を判断する単一の力センサを有する医用カセットポンプ
JP2006517423A (ja) * 2002-10-16 2006-07-27 アボット・ラボラトリーズ 医用ポンプの動作状態を識別する方法
JP4738171B2 (ja) * 2002-10-16 2011-08-03 アボット・ラボラトリーズ 医用ポンプの動作状態を識別する方法
US10316836B2 (en) 2008-10-22 2019-06-11 Debiotech S.A. MEMS fluid pump with integrated pressure sensor for dysfunction detection
US9839744B2 (en) 2014-06-30 2017-12-12 Minebea Co., Ltd. Occlusion detection device, transfusion apparatus, and occlusion detection method
JP2017064525A (ja) * 2017-01-19 2017-04-06 デビオテック ソシエテ アノニム 医療用ポンプ装置
WO2020158830A1 (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 株式会社サーキュラス 薬液回路用開閉ユニット駆動機構および薬液注入装置
JPWO2020158830A1 (ja) * 2019-01-29 2021-11-25 株式会社サーキュラス 薬液回路用開閉ユニット駆動機構および薬液注入装置
EP3919098A4 (en) * 2019-01-29 2022-10-05 Circulus Inc. OPEN/CLOSE UNIT DRIVE MECHANISM FOR DRUG SOLUTION CIRCUIT, AND DRUG SOLUTION INJECTION DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP2769460B2 (ja) 1998-06-25
AU618258B2 (en) 1991-12-19
GR3006909T3 (ja) 1993-06-30
CA1310873C (en) 1992-12-01
EP0293592B1 (en) 1992-11-25
EP0293592A3 (en) 1989-08-16
ES2036616T3 (es) 1993-06-01
DE3876143D1 (de) 1993-01-07
JPS645558A (en) 1989-01-10
JP2763005B2 (ja) 1998-06-11
DK235888A (da) 1988-11-02
AU1531888A (en) 1988-11-03
EP0293592A2 (en) 1988-12-07
DK235888D0 (da) 1988-04-28
DE3876143T2 (de) 1993-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2769460B2 (ja) プランジャー型スライドバルブの締め切り装置
US4927411A (en) Drive mechanism for disposable fluid infusion pumping cassette
US4818186A (en) Drive mechanism for disposable fluid infusion pumping cassette
US4842584A (en) Disposable fluid infusion pumping chamber cassette and drive mechanism thereof
CA2187094C (en) Rapid response occlusion detector for a medication infusion pump
US4236880A (en) Nonpulsating IV pump and disposable pump chamber
US4382753A (en) Nonpulsating IV pump and disposable pump chamber
RU2471513C2 (ru) Насосная система с автоматическим переключением
US5078683A (en) Programmable infusion system
CA2290422C (en) Pump with door-mounted mechanism for positioning tubing in the pump housing
US7922462B2 (en) Actuator system comprising lever mechanism
US4410322A (en) Nonpulsating TV pump and disposable pump chamber
US4391600A (en) Nonpulsating IV pump and disposable pump chamber
US5423746A (en) Method and apparatus for infiltration detection during administration of intravenous fluids
JPH10502432A (ja) 注入ポンプ用連動ラッチ保持機構
JP2007530860A (ja) 検出手段を備えるアクチュエータシステム
CN110087712B (zh) 用于控制输注泵的系统和方法
KR20010022416A (ko) 복막 투석을 수행하기 위한 방법 및 장치
JP2005507688A (ja) 患者に輸液するための積層型の装置
JP2005508712A (ja) 医療用ポンプ装置
JP2005508712A5 (ja)
JP2002534227A (ja) 液体の投与のための注入器
Rooke et al. Syringe pumps for infusion of vasoactive drugs: mechanical idiosyncrasies and recommended operating procedures
KR100363426B1 (ko) 정맥 주사 정량 주입장치
CA1324047C (en) Driver for driving a disposable fluid-pumping cassette

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11