JPH107076A - 海洋汚染防止用のオイル防災船 - Google Patents

海洋汚染防止用のオイル防災船

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JPH107076A
JPH107076A JP9077512A JP7751297A JPH107076A JP H107076 A JPH107076 A JP H107076A JP 9077512 A JP9077512 A JP 9077512A JP 7751297 A JP7751297 A JP 7751297A JP H107076 A JPH107076 A JP H107076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海洋に漏出したオイルを迅速且つ容易に回収
して環境を保護し、回収したオイルを再活用し得るよう
にした海洋汚染防止用オイル防災船を供給する。 【解決手段】 船体10と、該船体10の底部に備えら
れ、回収したオイルを一時的に貯蔵することによりオイ
ルと海水とに分離させる貯油タンク20と、海洋に浮遊
するオイルを収集案内する案内板32,32′と、該案
内板32,32′により収集案内されたオイルを吸着す
るオイル回収網40と、該オイル回収網40を無限軌道
式に移動させるコンベヤ組立体35とを備えたオイル吸
入吸着装置30と、該オイル吸入吸着装置30のオイル
回収網40に付着したオイルを前記貯油タンク20へ落
下させるオイル回収装置60とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋汚染防止用の
オイル防災船に係るもので、詳しくは、油送船の座礁等
により漏出して海面に浮遊するオイルを迅速且つ容易に
回収して、海洋汚染を防止し、回収されたオイルを再活
用し得るようにした海洋汚染防止用オイル防災船に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、海洋交通手段の船舶の運行中、不
意の事故により座礁又は沈没して、該船舶から漏出され
たオイルが海洋を汚染することが頻繁に発生している。
特に、オイルを運搬する油送船が座礁した場合には、油
送船に積載された多量のオイルが海洋に漏出して、広範
囲な地域にわたって深刻な汚染を発生し、漏出したオイ
ルによる海洋汚染は想像を超える程の被害をもたらす。
次いで、漏出したオイルは潮流に乗って海洋を浮遊し、
養殖場の沿岸漁場を荒廃化し、養殖中の魚貝類を死滅さ
せたり、沿岸漁場の生態系を破壊する。
【0003】行楽シーズンに、このような事故が発生す
ると、漏出したオイルが海水浴場に流入し、海水浴客に
不愉快な思いをさせたり、ひどい場合には海水浴場が閉
鎖されるなどの深刻な問題が発生する。また、オイルに
よる海洋汚染はその被害額が極めて高く、自然の自浄能
力によりもとの状態を回復するには長い時間を要する。
【0004】そこで、オイルの漏出による海洋汚染事故
に迅速に対処し、国民財産の保護及び自然環境の保護を
図るため、海洋に漏出したオイルを除去する多様な方法
が研究されている。即ち、一つの方法として、先ず、オ
イルが漏出した地域に化学薬品を投与し、海面に浮遊す
るオイルを海底に沈殿させる方法があるが、この方法
は、実際にオイルを回収するものでなく、ただオイルが
海面に浮遊しないようにするためのものにすぎず、オイ
ルは化学薬品と化学反応して海底に沈殿するため、継続
して生態系を破壊する。従って、先進国では、このよう
な方法は殆ど使用していない。
【0005】他の方法として、オイルが漏出した地域に
不織布を投入して吸着させる方法があるが、このような
方法は、漏出したオイルが少量である場合には幾らか効
果があるものの、広範囲な地域にオイルが漏出した場合
には効果がない原始的な方法である。また、オイルを吸
着した不織布を廃棄すると、2次的に環境汚染が発生す
る恐れがある。
【0006】更に、他の方法として、海洋に浮遊するオ
イルを手作業によって汲み取る方法があるが、これも漏
出したオイルが少量である場合にのみ行い得る原始的な
方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の海洋
汚染のオイル除去方法は、広範囲な地域にわたって大量
のオイルが漏出した場合には効果がなく、オイルの防災
作業が終わったとしても、2次的に汚染が発生するとい
う不都合な点があった。そこで、本発明の目的は、広範
囲な地域にわたって多量に漏出したオイルを迅速且つ容
易に回収すると共に、回収されたオイルを再活用し得る
ようにし、それによって生態系の破壊を防止し得る海洋
汚染防止用のオイル防災船を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る海洋汚染防止用のオイル防災船に
おいては、機関室や操舵室を備えた船体と、前記船体の
底部に備えられ、回収するオイルを一時的に貯蔵し、オ
イルと海水とに分離して外部の油槽船に移送する貯油タ
ンクと、海洋上に浮遊するオイルを収集して案内するオ
イル収集案内板と、前記オイル収集案内板により収集案
内されたオイルを吸着するオイル回収網と、該オイル回
収網を無限軌道式に移動させるコンベヤ組立体と、を備
えたオイル吸入吸着装置と、前記オイル吸入吸着装置の
オイル回収網に付着したオイルを高圧の空気により吹き
落として、貯油タンクに落下させるオイル回収装置と、
を備えて構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図1に示したように、本
発明に係る海洋汚染の防止用のオイル防災船において
は、運行及び駆動機構として操舵室12や機関室13等
を備えた船体10と、該船体10の内部に形成された貯
油タンク20と、該貯油タンク20の上部に備えられた
オイル吸入吸着装置30、及びオイル回収装置60とを
備えている。
【0010】前記貯油タンク20は、船体10の底部に
備えられ、回収されたオイル及びオイル中に混合された
海水を一時的に貯蔵することにより、分離した底層の海
水は海洋に排出し、表層のオイルは海洋上の別の油槽船
に移送する。また、前記貯油タンク20の前方上部には
後述するオイル落下口21が穿孔形成され、図8に示し
たように、該貯油タンク20の後方内部にはオイル及び
海水のレベルを感知する感知センサ25,26が装着さ
れている。
【0011】更に、該貯油タンク20の後方下部には、
オイルを油槽船に移送するオイル移送管23と、貯油タ
ンク20の底面上に比重の差により分離して貯蔵されて
いる海水を排出する排出管24と、前記オイル移送管2
3を経て分離されたオイルを油槽船に移送すると共に、
前記排出管24を経て海水を排出するポンプ22が備え
られている。
【0012】そして、前記タンク20の後方上部には、
大気と連通される排気口27が穿孔形成され、該排気口
27は、前記貯油タンク20の内部前方からオイル回収
装置60(後述する)から発生する高圧空気の移動を円
滑にし、該貯油タンク20の内部で浮遊する微細な粒子
状のオイルを前記排気口27側に移動させて、下方に落
下させ回収するようになっている。該排気口27の内方
側には漉網(図示しない)を嵌合し、大気中に放出され
るオイルの粒子を吸収して汚染を防止し得るようになっ
ている。
【0013】図1乃至図3に示したように、前記船体1
0の前方上部の側壁の所定部位が切欠された後に、内方
側に屈曲形成されることにより、切開口11、オイル吸
入吸着装置支持台20′及びオイル落下口21が夫々形
成され、前記切開口11を貫通してオイル吸入吸着装置
支持台20′の上面に前記オイル吸入吸着装置30が装
着されている。
【0014】また、該オイル吸入吸着装置30において
は、前記貯油タンク20の切開口11を貫通して前記オ
イル吸入吸着装置支持台20′の上面及び海水上面にわ
たって板状の2枚1組のフレーム(31,31′)が夫
々立設され、該フレーム(31,31′)の外方側壁に
2枚1組の板状のオイル収集案内板(32,32′)が
搖動開閉自在に夫々掛合され、それらオイル収集案内板
(32,32′)と前記フレーム(31,31′)との
間に該オイル収集案内板(32,32′)の開閉度を調
節する2枚1組の調節ユニット(33,33′)が掛合
され、前記オイル収集案内板(32,32′)の内方側
壁間に複数の駆動軸ローラー(36)及び支持ローラー
(38)と、それら駆動軸ローラー(36)及び支持ロ
ーラー(38)に掛合されて無限軌道式に回動するオイ
ル回収網(40)とを備えたコンベヤ組立体(35)が
装着されている。
【0015】このとき、前記調節ユニット(33,3
3′)は、例えば、シリンダーと該シリンダー内に挿入
されて空圧又は油圧により駆動されるロッドとを備えて
構成されることができる。更に、前記オイル回収網40
は、海水に浮遊するオイルを吸入して吸着させるもの
で、緯糸42と縦糸43が交叉して格子体41に形成さ
れ、該格子体41の緯糸42及び縦糸43には複数のオ
イルを吸着する繊毛44が稠密に掛合されている。
【0016】そして、前記オイル回収網40が移動しな
がら、前記オイル落下口21付近を通過するとき、該オ
イル回収網40上のオイルが、オイル回収装置60の噴
射機64(後述する)により貯油タンク20の底面に吹
き落とされるようになっている。このとき、該オイル回
収網40の両端側にチェーンを掛合し、前記駆動軸ロー
ラー36にスプラケットを掛合してオイル回収網40を
駆動させることもできる。
【0017】且つ、オイル回収網40′の他の構成例と
して、図7に示したように、格子体41を二重に形成
し、該格子体41の各緯糸42及び縦糸43に繊毛44
を稠密に付着して構成することもできる。また、図9に
示したように、前記フレーム(31,31′)間の前記
貯油タンク20軸に移動するオイル回収網40の下部
に、オイル回収網40から自重により落下するオイルを
回収するために、板状の落下オイル回収板50を傾斜さ
せて設置し、該落下オイル回収板50の先方側縁に連結
パイプ51を下方向に掛合させ、前記回収網40から落
下したオイルが落下オイル回収板50に貯まった後に、
連結パイプ51を経て貯油タンク20内に落下するよう
になっている。
【0018】更に、前記船体10の切開口11の下方側
にはストッパ55が突設され、オイル回収網40から落
下するオイルを貯めた後、連結パイプ51を経て貯油タ
ンク20に落下するようになっている。そして、前記オ
イル回収装置60においては、前記貯油タンク20の上
面に装着されて空気を圧縮するエアコンプレッサ61
と、該エアコンプレッサ61で圧縮された空気を貯蔵す
るエアタンク62と、該エアタンク62に連結された複
数の分枝管63と、該分枝管63の先方側端に夫々嵌合
されオイル回収網40のオイルに高圧空気を吹き入れて
落下させる噴射機64とを備えている。
【0019】このとき、前記複数の分枝管63には圧力
調節バルブ63Vが夫々備えられ、噴射機64から噴射
される空気の圧力を調節し得るようになっている。そし
て、図4に示したように、オイル回収装置60には、噴
射機64が3個備えられて夫々貯油タンク20向きに傾
斜して装着され、オイル落下口21の部分を通過する前
記オイル回収網40のオイルに高圧空気を吹き入れて貯
油タンク20内に落下させるようになっているが、その
3個に限らず、必要に応じて数を増減することができ
る。また、図5に示したように、前記噴射機64には、
オイル回収網40の全体に噴射されるように複数の噴射
ノズル64Nが夫々嵌合され、それらノズル64Nから
高圧空気が噴射されるようになっている。
【0020】このように構成された本発明に係る海洋汚
染防止用オイル防災船を使用して、海洋上で浮遊するオ
イルを回収する作用においては、図1及び図2に示した
ように、オイル吸入吸着装置30の先端部のオイル回収
網40が海水面下に所定深さまで浸水され、コンベヤ組
立体35が作動してオイル回収網40が無限軌道式に回
動する状態で、防災船が前方側に進行するようになる。
【0021】次いで、前記オイル収集案内板32,3
2′を所定角度に広げると、防災船の進行に従い海洋に
浮遊するオイルが前記オイル回収網40に沿って収集さ
れ、該オイル回収網40の繊毛44に付着する。ここ
で、前記オイル収集案内板32,32′の開放角度はオ
イルが海面に浮遊している範囲、オイルの量、防災船の
進行速度、及び気象状態等を考慮して適当に調節する。
【0022】次いで、オイル回収網40に付着したオイ
ルはコンベヤ組立体35の駆動によりオイル落下口21
側に移送され、該オイル落下口21上の貯油タンク20
の底面上の3個の噴射機64から吹き出される高圧の空
気により、オイル回収網40のオイルが貯油タンク20
の下方側に落下される。このとき、先ず、最上部に設置
した噴射機64の高圧空気により、オイル回収網40に
付着されたオイルの大部分が落下され、その後、中間部
に設置した噴射機64により残りのオイルが落下され、
最後に、最下部に設置された噴射機64により残余のオ
イルが完全に落下される。
【0023】このようなオイルの収集及び貯油タンク2
0への落下作用がコンベヤベルト組立体35の駆動によ
り継続して行われ、海洋上の浮遊オイルが除去される。
一方、オイル回収網40に付着したオイルが落下口21
に移送される途中で、オイルが自重によりオイル回収網
40から落下すると、該落下するオイルは、落下オイル
回収板50上に落下して、該落下オイル回収板50の斜
面に沿って連結パイプ側に収集され、該連結パイプ51
を経て貯油タンク20内に移送される。また、前記スト
ッパ55側に貯められた残余のオイルも、同様に前記連
結パイプ51を通って貯油タンク20内に移送される。
【0024】次いで、貯油タンク20に移送されたオイ
ルは該貯油タンク20内でオイルと該オイルに内含され
ていた海水とが比重差により分離されて、貯油タンク2
0の底面上において分離して貯蔵され、貯油タンク20
の下部に貯められた海水量が所定レベル(前記オイル伝
達管の入口レベル(WL))に達すると、排出管24を
通って外部の海上に排出され、前記貯油タンク20の底
面上部に貯められたオイルは、移送管23を通って外部
の油槽船に移送される。
【0025】また、前記オイル回収装置60の噴射機6
4から高圧の空気を吹き出すと、貯油タンク20の内部
は微細な粒子状のオイルが浮遊するが、該微細なオイル
粒子は排気口27側に流動する。そして、気流により該
排気口27の方向に移動しながら貯油タンク20の下方
に落下し、残余のオイル粒子は排気口27の漉過網(図
示されず)に付着して回収されるので、空気だけが外部
に放出される。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る海洋
汚染防止用のオイル防災船においては、海洋上に浮遊す
るオイルを迅速、容易に、且つ連続的に回収するように
なっているため、広範囲な地域にわたって大量に漏出さ
れたオイルを迅速に回収し得るという効果がある。ま
た、海洋生態系の破壊及び漁民の財産の損失を防止する
と共に、回収されたオイルを廃棄せずに再活用するよう
になっているため、回収オイルの廃棄による2次的環境
破壊を防止し、廃棄物の再活用を図り得るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海洋汚染防止用の防災船の構成を
示した断面図である。
【図2】本発明に係るオイル吸入吸着装置及びオイル回
収装置の構成及びその動作を示した断面図である。
【図3】図2に示したオイル吸入吸着装置及びオイル回
収装置の平面図である。
【図4】本発明に係るオイル回収装置の構成及び作用を
示した断面図である。
【図5】本発明に係る噴射機の構成を示した斜視図であ
る。
【図6】本発明に係るオイル回収網の1例の構成を示し
た概略斜視図である。
【図7】本発明に係るオイル回収網の他の例の構成を示
した斜視図である。
【図8】本発明に係る海洋汚染防止用の防災船により回
収されたオイルを油槽船に移動する動作を示した説明図
である。
【図9】本発明に係る落下オイル回収板の構成を示した
斜視図である。
【符号の説明】
10…船体 11…切開口 12…操舵室 13…機関室 20…貯油タンク 20′…オイル吸入吸着装置支持台 21…オイル落下口 22…ポンプ 27…排気口 30…オイル吸入吸着装置 31…フレーム 32,32′…オイル収集案内板 33,33′…調節ユニット 35…コンベヤ組立体 36…駆動軸ローラー 38…支持ローラー 40…オイル回収網 41…格子体 42…縦糸 43…緯糸 44…繊毛 50…落下オイル回収板 60…オイル回収装置 61…エアコンプレッサ 62…エアタンク 64…噴射機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関室や操舵室を備えた船体(10)
    と、 前記船体(10)の底部に備えられ回収するオイルを一
    時的に貯蔵してオイルと海水とに分離し外部の油槽船側
    に移送する貯油タンク(20)と、 海洋上に浮遊するオイルを収集して案内するオイル収集
    案内板(32,32′)と、前記オイル収集案内板(3
    2,32′)により収集案内されたオイルを吸着するオ
    イル回収網(40)と、該オイル回収網(40)を無限
    軌道式に移動させるコンベヤ組立体(35)と、を備え
    たオイル吸入吸着装置(30)と、 前記オイル吸入吸着伝達装置(30)のオイル回収網
    (40)に付着されたオイルを高圧の空気により吹き落
    として貯油タンク(20)に落下させるオイル回収装置
    (60)と、 を備えて構成されたことを特徴とする海洋汚染防止用の
    オイル防災船。
  2. 【請求項2】 前記貯油タンク(20)の後方底面に
    は、比重の差により分離されて貯蔵されたオイル及び海
    水のレベルを感知する感知センサが夫々備えられ、前記
    海水が所定以上のレベルになると、海水を排出するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載の海洋汚染
    防止用のオイル防災船。
  3. 【請求項3】 前記貯油タンク(20)の後方上部に
    は、外部の大気に通じる排気口(27)が穿孔形成さ
    れ、前記オイル回収装置(60)から吹き出される高圧
    空気の気流を円滑に流動させるように構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の海洋汚染防止用のオイル防災
    船。
  4. 【請求項4】 前記貯油タンク(20)の先方上部に
    は、該貯油タンク(20)の側壁板が切欠された後、内
    方側向きに屈曲形成されたことにより、切開口(1
    1)、オイル吸入吸着装置支持台(20′)及びオイル
    落下口(21)が夫々形成されることを特徴とする請求
    項1記載の海洋汚染防止用のオイル防災船。
  5. 【請求項5】 前記オイル吸入吸着装置(30)は、前
    記貯油タンク(20)の切開口(11)を貫通してオイ
    ル吸入吸着装置支持台(20′)の上に立設されたフレ
    ーム(31,31′)と、該フレーム(31,31′)
    の両側壁に搖動開閉自在に掛合された板上のオイル収集
    案内板(32,32′)と、それらオイル収集案内板
    (32,32′)と前記フレーム(31,31′)の側
    壁間に掛合された該オイル収集案内板(32,32′)
    の開閉度を調節する調節ユニット(32,32′)と、
    前記オイル収集案内板(32,32′)の内方側壁間に
    回動自在に掛合された複数の駆動軸ローラー(36)及
    び支持ローラー(38)と、それら駆動軸ローラー(3
    6)及び支持ローラー(38)に掛合されて無限軌道式
    に回動するオイル回収網(40)と、を備えたコンベヤ
    組立体(35)と、前記フレーム(31,31′)の間
    に横設され、落下するオイルを収集する落下オイル回収
    板(50)と、を備えた請求項1記載の海洋汚染防止用
    のオイル防災船。
  6. 【請求項6】 前記オイル回収網(40)は、緯糸(4
    3)と、縦糸(42)とが交叉する四角形格子体(4
    1)に形成され、該格子体の緯糸及び縦糸には、オイル
    を吸着する複数の繊毛(44)が掛合されて構成された
    ことを特徴とする請求項1又は4記載の海洋汚染防止用
    のオイル防災船。
  7. 【請求項7】 前記オイル回収網(40)は、前記格子
    体(41)が、二重に構成されたことを特徴とする請求
    項4記載の海洋汚染防止用のオイル防災船。
  8. 【請求項8】 前記オイル回収装置(60)は、前記貯
    油タンク(20)の上面に装着され、空気を圧縮するエ
    アコンプレッサ(61)と、前記エアコンプレッサ(6
    1)によって圧縮された空気を貯蔵するエアタンク(6
    2)と、前記エアタンク(62)に連結された複数の分
    枝管端に夫々嵌合され前記回収網(40)に付着したオ
    イルを吹き落とす噴射機(64)と、を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の海洋汚染防止用のオイル防災
    船。
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