JPH1070162A - ウエハ試験および自動較正システム - Google Patents

ウエハ試験および自動較正システム

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JPH1070162A
JPH1070162A JP5684397A JP5684397A JPH1070162A JP H1070162 A JPH1070162 A JP H1070162A JP 5684397 A JP5684397 A JP 5684397A JP 5684397 A JP5684397 A JP 5684397A JP H1070162 A JPH1070162 A JP H1070162A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高速で低コストのウエハ試験および自動較正
システムを提供する。 【解決手段】 鉛直面内でウエハを回転させるととも
に、ウエハ回転面に平行な軸に沿って直線的に走査セン
サを移動させ、これによってウエハ全体にわたる螺旋状
その他の走査経路を得るようにした計測ステーション1
18である。ウエハを鉛直の向きに置くことによって、
特に大きな(たとえば300mmの)ウエハの重量によ
るたわみによって引き起こされる誤差が低減される。計
測ステーションには複数のウエハグリッパがあって、そ
れらは、ウエハの面内で移動してウエハを回転のために
所定位置に固定する。計測ステーションはまた、複数の
マスタ較正ゲージ212を有し、それによって、較正が
簡単化され、較正試験用ウエハが必要でなくなる。得ら
れたプローブ計測データは早い時期にデジタル化され、
その後デジタル的に較正され、復調され、フィルタリン
グその他の処理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くはウエハの取
扱・計測装置に関するもので、より具体的には、ウエハ
の取り扱い、処理、計測を行う改良されたシステムに関
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】半導体ウエハの取り扱
いや計測のための処理機械は公知である。そのような機
械は、典型的には、少なくとも一つの計測ステーション
を有し、そこでウエハを受け取り、品質管理に関する種
々のウエハパラメータを計測する。ウエハを保存した
り、計測ステーションと他のステーションとの間で搬送
したりするために、搬送容器が使用される。スループッ
トが速く、高精度でしかも低コストの計測ステーション
を設けることが一般に望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、計測ス
テーションは、ウエハをある面内に保持して回転するロ
ータと、ウエハの回転面に平行な軸に沿って直線的に移
動できるアームに取り付けた走査センサとを有してい
る。これにより、螺旋状その他の走査経路を実現でき
る。ロータは、前記ウエハを把持する複数のグリッパを
有する。それらのグリッパは可撓体を介して前記ロータ
に取り付けられ、それらの可撓体は、グリッパの移動範
囲全体においてグリッパをウエハの面内に保持する。少
なくとも一部のグリッパはスプリングサスペンションを
有し、ウエハが少なくとも二つのグリッパに向かってば
ねで押される。この少なくとも二つのグリッパは、グリ
ッパ内にウエハが支持されている間、ロータに対して固
定的である。計測ステーションはまた、ウエハの面内に
おいてロータ上に支持される複数の較正ゲージを含んで
いてもよい。これらの較正ゲージは、種々の厚さおよび
位置を有し、ロータから取りはずすことのできる複数の
セグメントにグループ化され、各セグメントから取り外
すことのできるゲージを具備する。
【0004】本発明の計測ステーションによれば、精度
とスループット速度が改善される。グリッパにより、計
測点計算が改善される。本発明では、位置の分かってい
る二つの静止グリッパを利用することにより、すべての
把持装置が移動可能であるような計測ステーションに比
べて、プローブ計算のための計測位置の確からしさが改
善される。さらに、本発明の移動可能グリッパはその移
動が所定の軸内に制限さているため、グリッパが円弧上
を移動する計測ステーションに比べて、計測点計算が単
純化される。このスピードおよび精度の改善は、大きな
直径のウエハ(たとえば直径300mmのウエハ)にお
いて最も有利である。
【0005】本発明のマスタ較正ゲージによれば、較正
用ウエハの取扱いと交換の必要がなくなり、また、計測
対象ウエハが計測位置にある状態で較正を行うことがで
きるので、精度とスループットが改善される。較正を行
うために、ロータと複数のマスタとが回転され、リング
に取り付けられたマスタを検知するようにセンサが操作
されて、容量変化の複数の比較点を提供する。これによ
り、マスタからのデータに対するプローブ伝達関数のパ
ラメータの統計的フィッティングによって較正定数が計
算される。これにより、ウエハを計測ステーションに入
れたり出したりする必要なしに、両方のプローブについ
て、直線性、スケールファクタおよびオフセットを含む
6個の係数が同時に決定される。
【0006】ロータはトロイダル(曲線回転体)空気軸
受構造であって、計測速度まで加速され、それからプロ
ーブデータ収集の間は慣性で回転する。プローブアーム
は空気軸受で支持された構造体であって、ウエハが回転
している間にウエハの両面を走査する位置にプローブを
保持するものである。ロータとプローブアーム上の回転
および直線のエンコーダによって、プローブアームは螺
旋その他の形状の走査線を描くように調整される。プロ
ーブアームは空気軸受上に動的に支持される。
【0007】プローブの生データはデジタル化され、そ
の後デジタル的に較正され、復調され、フィルタをかけ
られる。その後、表示その他の目的のために、他の信号
処理をすることも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ウエハ取り扱
い・処理システムは支持枠110を有し、支持枠110
の所定の位置114のウエハホルダ112内にウエハ1
08が供給されている。ロボット116は上記位置11
4からウエハを一枚ずつ取り出し、後述の計測ステーシ
ョン118のグリッパ内に置くことができる。計測ステ
ーションでウエハに関する一連の計測(典型的には、平
坦度、厚さおよび形状の計測)が終了したときに、ロボ
ット116は、そのウエハを同じまたは異なるホルダ1
12に戻す。
【0009】ロボット116は、支持枠110上の摺動
軌道組立体に取り付けられており、それによってロボッ
ト116は支持枠110上においてX方向、Y方向にコ
ンピュータ制御されて移動することができる。ロボット
は、鉛直方向(z)、傾き方向(φ)および回転方向
(θ)に移動できる軸122を有し、その軸が、鉛直の
パドル128を保持するアーム126を支持する。パド
ル128は、コンピュータの制御のもとに所望のウエハ
の後ろに降ろされ、パドル128の上のフィンガ130
の動作によりウエハを持ち上げる。ロボットがX方向、
Y方向、および傾き方向で位置決めされる間に、アーム
126が上昇され、位置132を通って、計測ステーシ
ョン118内におけるウエハ回転面内にウエハを正確に
置くために反対側の位置まで回転される。計測ステーシ
ョン118内では、掴み具がウエハを放す間に、ウエハ
を挿入できるように開かれていた後述のグリッパが閉
じ、ウエハを拾い上げる。次にロボットアーム126
は、ウエハの計測が始まる前に、じゃまにならない位置
に戻される。計測ステーション118のグリッパのV字
溝内にウエハを適確に置くことを保証するために、計測
ステーション118内のウエハ回転面に対するわずかな
位置ずれを許容するように鉛直パドル128には十分な
柔軟性が備わっている。
【0010】図2〜図7を参照すると、計測ステーショ
ンは、ベース200、直線空気軸受202、ガイドレー
ル204、光学的エッジセンサ206、プローブアーム
208、二つのセンサ210、3組のマスタ較正ゲージ
212、3個のグリッパ214a、214b、214
c、支持板216、空気軸受ロータ218、このロータ
218のための空気軸受ステータ220、ロータ駆動機
構222、プローブアーム駆動機構224を含む。空気
軸受226は、ロータ218を決められた安定な回転面
内に保持するように、典型的には、二つのラジアル支持
軸受と二つのスラスト軸受とを有する。ステータ220
は180度の単一の部分であり、図示のようにカバー2
20aを有する。基準位置およびエッジ位置を検出する
ために光学的エッジセンサ206が採用されている。プ
ローブアーム208はプローブアームキャリッジ202
の上に配設されている。プローブアームキャリッジ20
2とガイドレール204とベース200とが、プローブ
アームをY方向とZ方向に支持する空気軸受を形成して
いる。
【0011】グリッパ214とマスタ較正ゲージはロー
タ上に配設されている。スケール219aを有するロー
タリエンコーダ219と直線エンコーダ221は、ロー
タ218およびアーム208の位置を計測する。ロボッ
ト116によりウエハ124を挿入・取り出しを行うた
めに、グリッパは、ロボットのアーム126と干渉しな
い位置に配置される。グリッパは、ロータ218の面か
ら約1/4インチ外側の面231内でウエハをつかむ。
【0012】計測される前に、ウエハが計測ステーショ
ンに装荷される。ウエハは、グリッパ214a〜214
cにより鉛直位置に保持される。次に、ロータ218の
駆動機構222によって、ウエハは所定の速さで回転さ
れる。ウエハが所定の回転速度に達したとき、クラッチ
を切ることによって駆動機構が切り離され、センサ21
0は、ウエハの中央229からエッジ228へ、または
エッジから中央へと直線的に駆動される。この駆動に
は、ウエハ124の特性を計測している間、ロータ位置
を検出し、ウエハ上で螺旋その他のパタンを定義するよ
うにアームを連携して動かすような制御ループを使用す
る。ウエハ124の表面の計測が終了したときに、ロー
タの回転が停止され、ウエハが計測ステーションから取
り出される。
【0013】グリッパ214a〜214cは、ウエハを
反復可能な計測位置に保持する機能を有する。計測の最
中、二つのグリッパ、たとえば214aと214bは静
止しており、他のグリッパ214cが可動である。ウエ
ハを計測位置に置くために、グリッパと位置を整合させ
たステータ220上のアクチュエータ215により、グ
リッパが開かれる。ウエハは、ウエハ面がグリッパの面
と並ぶ所定位置まで移動される。ウエハは、アクチュエ
ータ215から解放されウエハエッジと接触するグリッ
パの間に挿入される。グリッパは、3個のグリッパ全部
でウエハがロータに確実に取り付けられているように、
ウエハに向かって内向きの力を加える。図8に示すよう
に、グリッパはV字溝900を有し、この溝によりウエ
ハエッジが所定の位置にガイドされる。V字溝は、約9
0度のV字角902を有し、ブロック深さ904は、プ
ローブが通れる程度に薄い。計測中に二つのグリッパは
動かず、センサおよびウエハに対して正確に既知の位置
にあるので、ウエハの中心位置は反復性がある。光学的
センサ206は、当該技術分野で知られているように、
下記のコンピュータ2001内でウエハ計測データを正
確なウエハ位置と関連させるために、エッジ位置、基準
位置、中央位置におけるデータを提供する。
【0014】グリッパ214は、図9および図10Aに
示す可撓体1000によりロータに取り付けられてい
る。各可撓体はグリッパの動作を一つの軸1002内に
保持することができる。可撓体はベース板1004を含
み、このベース板はロータに直接接続されているととも
に、第1の端部で二つの平行アーム1006にも接続さ
れている。中央アーム1008が第2の端部で平行アー
ムと接続され、その中央アームの反対側の端部はグリッ
パフィンガV字溝ブロック1010に接続されていて、
これによりW字形可撓体支持体1012を形成してい
る。この構成により、二つの対向する(counteracting)
ヒンジ軸1014a、1014bが形成され、これら
により、ウエハを保持するために中央アームに圧力がか
けられたときに、グリッパフィンガの動きが所定の軸内
に維持される。前記ヒンジ軸の反対方向(counteractin
g) の動作は、両方の端部に開口1020を有するアー
ム内スプリット(割れ目)1016によって補助されて
いる。スプリットと開口とによって、アームは平行四辺
形として機能する。すなわち、ウエハが所定の面内に保
持されるように各アームの上部1022および下部10
24がたわむ。この設計により、グリッパが円弧運動す
るものに比べて、ウエハの位置決めが簡単になる。可撓
体1000の内の二つについてはそれらの内側方向の動
きが、ピン1005およびエッジ1007によって形成
される剛性ストッパ機構(hard stop )よって制限され
る。他の可撓体はより大きな動作範囲を有し、この可撓
体の位置だけはウエハ寸法に依存する。ばね1003が
板1004内の孔1001を通して配置され、各可撓体
のブロック1010に隣接するアーム1008を押圧し
ている。それにより、剛性ストッパ機構が係合し、より
動きやすいブロック1010が適当にばねで付勢される
ようにしておく。剛性ストッパ機構の係合を維持するた
め、剛性ストッパ機構によって動きが制限される二つの
可撓体のばね1003は他のものよりも強くなってい
る。
【0015】アクチュエータ1028が、ステータ22
0上に等間隔に配置される。前述のように、計測中にス
テータは回転しない。したがって、グリッパはアクチュ
エータと整合したときにのみ動作できる。グリッパは、
基準点でのみウエハに接触し、固定することができ、こ
の基準点は一つのノッチでしかないことは重要である。
平坦な部材による基準点を用いた場合、たとえば装荷前
に位置合わせをすることによって平坦部材を避けるよう
にしなければならない。
【0016】図10Bに示すアクチュエータ1028
(215)によって、各可撓体1000に力が加えられ
る。アクチュエータはレバー1030とベローズ103
2とを有し、ベローズはフレーム1034内に配設され
ている。ベローズはほぼ中空であって、空気取入口10
36を有する。これによりベローズは、空気取入口にお
ける空気圧に応じて伸縮できるようになっている。ベロ
ーズが伸びたとき、それによってレバーに力が加わり、
それにより、V字溝ブロックが置かれた可撓体の中央バ
ーに力が加わる。これにより、駆動機構222によるロ
ータの回転によってアクチュエータ1028とグリッパ
とがグリッパ拡開のために位置合わせされたときに、ウ
エハ挿入のためにグリッパを開かせることができる。
【0017】図1〜図4において、ウエハが所定位置で
固定されたときに、ロータは、クラッチのはいった駆動
機構222によって回転加速され、同様にウエハも回転
させられる。駆動機構のクラッチが切られた後にロータ
は慣性で回転し、その時、センサ210は、たとえばウ
エハ回転面にほぼ平行な軸232内を直線的に、回転中
のウエハのエッジとウエハの中央の間を動かされ、それ
によりウエハの表面を走査する。回転しているウエハに
対してセンサを直線的に動かすことにより、結果的に図
11に示すような螺旋状の走査パタンが得られる。回転
しているウエハの両側にそれぞれの走査アームとセンサ
を配置することにより、ウエハの両表面を同時に計測す
ることが可能であることは分かるであろう。
【0018】プローブの動作は図19に示すサーボルー
プによって行われる。コンピュータ2001は、ロータ
が慣性で動いているときに、ヘッド219とスケール2
19aとを有する角度エンコーダ2005からロータ角
度を受信する。直線駆動機構224は、プローブの直線
的位置を示す直線エンコーダ2003の出力が、所定の
螺旋その他の軌跡パタンを得るための適当な値になるよ
うに、アーム支持202を駆動する。螺旋状軌跡は基準
に対して同じ所定の位置からスタートするように、コン
ピュータ2001で制御される。
【0019】図6Aと図6Bに示すように、直線空気軸
受は真空ダクト600と圧力ダクト602とを含み、こ
れらによってセンサアーム208は、ガイドレール20
4に沿って空気のクッションの上を移動できる。圧力ダ
クトは、センサアームを持ち上げるための空気圧力を供
給し、真空ダクトは圧力ダクトから圧力を受けて排出さ
れた空気を掃気し、ウエハへの汚染物の導入の可能性を
無くし、また軸受にプリロードをかける。
【0020】図3、4、12および13を参照すると、
センサは、それぞれに内側容量板1200および外側容
量板1202を有する容量変位センサである。センサ
は、米国特許第4,918,376号に開示されたもの
に対応し、これを本明細書の一部を構成するものとして
ここに引用する。センサの容量は、センサと被測定表面
との間の距離1204に反比例して変化する。測定中の
ウエハ表面領域とともにセンサは3面キャパシタを形成
し、それからの計測が可能である。より具体的には、セ
ンサの出力は、周期の分かっている交流信号Voであっ
て、センサとウエハ124の被測定表面の間の距離を表
す。ウエハの特性としての、厚さおよび平坦度と、曲が
りやそりを含む形状は、既知の技術を利用してセンサ出
力から求められる。こうした技術は、たとえば米国特許
3,990,005号、4,860,229号、4,7
50,141号に開示されており、これらを本明細書の
一部を構成するものとしてここに引用する。
【0021】ふたたび図2〜図6において、計測ステー
ションは、動作中の計測ステーションの振動を低減する
ことにより、計測精度を改善する工夫もなされている。
たとえば、図2のプローブアーム208は、製造・組立
ての精度に起因する歪みを最小にするために、ジャーナ
ルとピンの結合230を通じて空気軸受202に動的
(kinematic )に取り付けられている。動的取り付けに
より、プローブアームの直線的動作中の空気軸受の理想
的ではない挙動によって起こる計測誤差を最小にするこ
とができる。
【0022】図14、15A,15B,15C、16に
示すように、ロータ218はロータ自体とステータ組立
体の4個の表面とからなる空気軸受システムにより支持
される。二つのスラスト軸受表面3004と二つのラジ
アル軸受表面3000とがある。これらの表面は、真空
源1604と圧力源1606に連通している。スラスト
軸受3004とラジアル軸受3000のチャネル(流
路)は、ロータとステータの軸受との間の境界部を真空
源と圧力源に接続する。スラスト軸受とラジアル軸受に
加えられる正の圧力は、ロータを軸受から遠ざける方向
に押し、これにより、ロータと軸受との間に間隙を生成
する。このようにして、ロータは空気のクッションの上
に乗る。真空源は、境界部のエッジにおける掃気部30
08およびステータ内のポケットに供給される。圧力源
チャネルから流れ出す空気を取り戻し、ロータに対して
ラジアル軸受に向けた荷重をあらかじめかけるために、
真空は、圧力源とバランスされる。掃気部3008は、
加圧空気または環境内の不純物がウエハ上に堆積する可
能性を低減させるものである。
【0023】図7と図17を参照すると、計測ステーシ
ョンは複数のマスタ較正ゲージ(「マスタ」ともいう)
212を有し、これらは精度とスループットを改善する
ために利用される。好ましい実施例では、ロータ218
は30個の取り外し可能なカーバイド鋼のマスタ212
を有し、これらは5種類の厚さを持つことが可能であ
り、異なる軸方向位置を提供するために19個の異なる
スペーサを含む。30個のマスタは、3組に分けられ、
鉛直のウエハと同一面内に配置され、較正のためにわず
かにずらして配置される。各組は取り外し可能な一つの
マスタアーク700を含み、各マスタ212は、シム7
02を介してマスタアークに接続されている。6個の較
正パラメータがあり、マスタから30個のデータ点が得
られるので、その30個のデータ点は冗長なデータを提
供する。このため、統計的な近似や、30個のマスタす
べてよりも少ないデータによる運用ができる。マスタに
よる較正は、ウエハ計測の前でも後でも実施でき、また
標準ウエハの挿入・取り出しを必要としないので、比較
的短時間で終了できる。したがって、熱によるドリフト
誤差を補償するために、ウエハの計測の前と後の両方に
較正値を計算するのが望ましいであろう。
【0024】マスタ212によって較正するためには、
まずロータがある回転速度まで加速され、マスタが容量
センサによって計測される。容量センサの出力は、検出
された容量を表すデジタル値に変換される。このように
して、標準(比較対象)ウエハを計測ステーションに入
れたり出したりすることなしに、直線性、スケールファ
クタおよびオフセットが同時に決定される。
【0025】マスタは、厚さ/容量変動の比較点を提供
し、これらの比較点から、プローブ伝達関数のパラメー
タの、コンピュータ2001内のマスタから取られたデ
ータへの統計的フィット(あてはめ)により較正定数が
計算される。較正データが収集された後に、各容量変換
器チャネルについて、モデル化された変換器特性に従っ
て、直線性、スケールファクタ、オフセットの各パラメ
ータが調整される。最適結果を得るために、最小二乗法
フィットが利用される。個々の容量変換器の出力モデル
は下記式で表される。
【数1】 ただし、 Vo=出力電圧 K=変換器スケールファクタ Cp =プローブ容量 Vofs=オフセット電圧 プローブ容量は下記式で表される。
【数2】 ただし、 εo =自由空間の誘電率 A=容量センサの面積 d=センサ・ターゲット間の距離 Co =オフセット容量 式2を式1に代入すると、下記の結果がえられる。
【数3】 Coの項がゼロのとき、式4はdに対して直線的とな
り、最適のケースとなる。二つの容量プローブを使用し
て厚さの差の計測をするために、解析ソフトウエアは、
プローブ間の距離から各変換器チャネルの距離を引く。
そのために、式3はdについて解かれ、次の式5に代入
される。
【数4】 ただし、 thkg =ゲージで計測された厚さ D=プローブ間の距離 da =変換器aで計測された距離 db =変換器bで計測された距離 較正手順の途中での計測について、厚さの誤差は、マス
タの厚さと計測された厚さとの差の二乗である。したが
って、二乗の合計が一つの関数を定義する:
【数5】 ただし、 thkmn=n番目のマスタの厚さ thkgn=n番目のマスタの計測された厚さ この関数において、各変換器の出力は、3個の変数の関
数として記述され、プローブ面積は一定と仮定されてい
る。したがって、7次元の表面が記述される。最小誤差
を見つけるには、表面における最下点を計算すればよ
い。
【0026】図14、19、20において、計測および
較正サイクルの間におけるデータ処理が、センサ出力の
直接デジタル化によって改善される。前述のように、セ
ンサフロントエンド1400a、1400bは、距離の
変化に応じて振幅が変化する正弦波形出力信号Vo
(a)、Vo(b)を提供する。センサフロントエンド
AおよびBの正弦波形出力信号は、デュアルAD変換器
1906においてデジタル値に変換される。マルチプレ
クサ1901は、AD変換器の特性を取るのに必要なと
きはいつでも、プローブ信号に代えて基準信号を置き換
える。AD変換器は、デジタルデータ出力ストリーム1
910を提供するために、1サイクルにつき3回、アナ
ログ信号1908aと1908bをサンプリングし、こ
のデータ出力ストリームは、処理のためにコンピュータ
2000に提供される。サンプリング点は周期的で、等
間隔である。
【0027】AD変換器としては、典型的には、20ビ
ットの分解能、低ノイズで極めて良好な差動非線形性を
有し、最大約50KHzの変換速度を持つ、高分解能、
ACアキュレート(AC accurate)のシグマ・デルタ
アナログ・デジタル変換器が利用できる。AD変換器1
906は、プローブフロントエンドの出力を直接にデジ
タル化するために使用される。AD変換器は、プローブ
励起周波数の3倍の周波数で同期するようにクロック動
作される。復調、較正、スケーリングとその他所望の算
術的操作はデジタル領域で実行される。直接デジタル化
により、従来必要とされていたアナログ回路のかなりの
部分を削除することができる。
【0028】コンピュータインタフェース2000およ
びコンピュータ2001は、デジタルデータストリーム
1910からウエハ計測データを提供するために動作す
ることのできるソフトウエアを実行する。第1の工程2
002で、デジタルデータは直線化され、スケールファ
クタの設定が適用される。言い換えると、デジタルデー
タに較正データが適用される。第2の工程2004で
は、第1の工程のデータ出力が同期を取って復調され
る。データの復調の後に、データ出力に、励起信号と同
じ位相、同じ周波数の基準正弦波を乗ずる。典型的に
は、復調はデジタル的に行われる。復調工程2004は
ベースバンド信号を提供し、このベースバンド信号は、
サイドバンドを除去してノイズを減らすべく、フィルタ
リング工程2006にてデジタル的にフィルタをかけら
れる。ウエハ上の計測するべき点の位置を選択するため
に、プローブがウエハ上のこれらの点を検出している位
置で、デュアルAD変換器の出力に電気的に標識(tag)
が付けられる。次の処理のための記録としてどの読込み
値をとっておきどの読込み値を捨てるかを決定するため
に、信号処理回路で電気的標識が使用される。
【0029】以上、本発明の好ましい実施例について述
べたが、その考え方を組み込んだ他の実施例を使用する
ことも可能であることは、当業者にとって明らかであろ
う。したがって、本発明は、特許請求の範囲の精神およ
び範囲によってのみ制約されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウエハ取り扱い計測装置の等角投
影図。
【図2】図1の計測ステーションの正面図。
【図3】計測ステーションの背面図。
【図4】計測ステーションの側面図。
【図5】計測ステーションの上面図。
【図6】計測ステーションの斜視図。
【図6A】直線空気軸受の底面図。
【図6B】図6Aの軸受のB−B線矢視断面図。
【図7】ロータを示す図。
【図8】グリッパを示す図。
【図9】グリッパ組立体の斜視図。
【図10A】グリッパ組立体の上面図。
【図10B】グリッパアクチュエータを示す図。
【図11】計測ステーションによって得られるウエハ走
査パタンを示す図。
【図12】センサプローブを示す図。
【図13】センサプローブを示す図。
【図14】図15AのB−B線に沿うステータおよびロ
ータの断面図。
【図15A】ステータおよびロータの側面図。
【図15B】ステータおよびロータの正面図。
【図15C】図15BのC−C線矢視断面図。
【図16】図15の円弧状空気軸受の拡大断面図。
【図17】マスタ較正ゲージを示す図。
【図18】本発明による計測データの処理を示すフロー
チャート。
【図19】本発明による計測データの処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
104’:ウエハ、108:ウエハ、110:支持枠、
112:ホルダ、114:支持枠110の所定の位置、
116:ロボット、118:計測ステーション、12
2:軸、124:ウエハ、126:アーム、128:パ
ドル、130:フィンガ、132:位置、200:ベー
ス、202:軸受(プローブアームキャリッジ)、20
4:ガイドレール、206:光学的エッジセンサ、20
8:プローブアーム、208a:アーム、208b:ア
ーム、210:センサ、210a:センサ、210b:
センサ、212:マスタ較正ゲージ、214a:グリッ
パ、214b:グリッパ、214c:グリッパ、215
a:アクチュエータ、215b:アクチュエータ、21
5c:アクチュエータ、216:支持板、218:ロー
タ、219:ロータリエンコーダ(ヘッド)、219
a:スケール、220:ステータ、220a:カバー、
221:エンコーダ、222:駆動機構、224:駆動
機構、226:軸受、228:ウエハのエッジ、22
9:ウエハの中央、230:ジャーナルとピンの結合、
231:面、232:軸、600:真空ダクト、60
2:圧力ダクト、700:マスタアーク、702:シ
ム、900:V字溝、902:V字角、904:ブロッ
ク深さ、1000:可撓体、1001:孔、1002:
軸、1003:ばね、1004:板、1005:ピン、
1006:平行アーム、1007:エッジ、1008:
アーム、1010:ブロック、1012:支持体、10
14a:ヒンジ軸、1014b:ヒンジ軸、1016:
アーム内スプリット(割れ目)、1020:開口、10
22:アームの上部、1024:アームの下部、102
8:アクチュエータ、1030:レバー、1032:ベ
ローズ、1034:フレーム、1036:空気取入口、
1200:内側容量板、1202:外側容量板、120
4:センサと被測定表面との間の距離、1400a:フ
ロントエンドA、1400b:フロントエンドB、14
02:プログラムブル励起源、1604:真空源、16
06:圧力源、1901:コンピュータ制御マルチプレ
クサ、1906:デュアルA/D変換器、1908a:
アナログ信号、1908b:アナログ信号、1910:
デジタルデータストリーム、2000:コンピュータイ
ンタフェース回路、2001:コンピュータ、200
2:データ較正、2003:リニアエンコーダ、200
4:データ復調、2005:ロータリエンコーダ、20
06:フィルタリング及び要求データ点選択、200
8:選択データの追加処理、2010:選択データ記
憶、3000:ラジアル軸受、3004:スラスト軸
受、3008:、掃気部。
フロントページの続き (72)発明者 ノエル エス.ポデゥジェ アメリカ合衆国,02194 マサチューセッ ツ州,ニードハム ハイツ,ネバダ ロー ド 47 (72)発明者 アレクサンダー ベリャエヴ アメリカ合衆国,01778 マサチューセッ ツ州,ウエイランド,ライス ロード 52 (72)発明者 ピター エイ.ハーベイ アメリカ合衆国,01887 マサチューセッ ツ州,ウィルミントン,チャーチ ストリ ート 122 (72)発明者 リチャード エス.スミス アメリカ合衆国,01451 マサチューセッ ツ州,ハーバード,リトルトン ロード 331

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハの平坦度と厚さと形状との
    うちの少なくとも一つを試験するために、半導体ウエハ
    を回転支持する装置において、 回転のためにウエハを保持するため複数のグリッパを間
    隔をおいて周囲に配設したロータと、 そのロータの回転位置を電子的に示すエンコーダと、 前記ロータの周囲に配置され、V字溝ブロック内におい
    てウエハが前記ロータ内で鉛直となるように保持するグ
    リッパと、を有し、 前記グリッパは、スリットアームを持つW字形支持体を
    有し、そのアームは、前記内側のW字形アームに取り付
    けたV字溝ブロックと前記外側のW字形アームに設けら
    れたロータ用アタッチメントとの間の平行四辺形として
    機能するものであり、 さらに、前記グリッパのうちの少なくとも二つに向けて
    弾性ばね荷重を加える前記グリッパのための弾性サスペ
    ンションを有し、その少なくとも二つのグリッパは、ウ
    エハが前記グリッパ内に支持されている間、ロータに対
    して所定の位置を越えてウエハに向かう動作に抗するよ
    うに保持されるものであり、 前記ロータの上で前記ウエハの面内で支持された複数の
    較正ゲージであって、種々の厚さおよび位置を有し、前
    記ロータから取り外せる複数のセグメントにグループ化
    され、較正ゲージは各セグメントから取り外し得る較正
    ゲージと、 距離を表す出力信号を提供するウエハ試験プローブであ
    って、ウエハが前記ロータ内で支持されたときにそれら
    の間のウエハまでの距離を測定するために、前記装置内
    で一表面の上方に支持されたウエハの面とほぼ平行な面
    内で移動可能なプローブアーム内に支持されたプローブ
    と、 前記プローブアームをその上で動的に支持する、空気に
    よって支持されたプローブアーム支持体と嵌まり合う前
    記表面の中央長尺隆起部と、 前記表面上方のプローブアームの直線的位置を電子的に
    定義する直線エンコーダと、 前記ロータに回転を与え、慣性による回転をさせるよう
    にそのロータを切り離すロータ駆動機構と、 前記プローブアームに直線運動を与え、前記プローブ
    が、前記エンコーダを通じて、前記ロータの慣性による
    回転に合わせてウエハの両面を横切るように動くように
    し、前記プローブが、ウエハの表面を横切る所定のパタ
    ン内を動くようにし、前記較正ゲージの前記プローブに
    より走査を与える、プローブアーム駆動機構と、 前記ロータ駆動機構およびプローブに接続され、前記ロ
    ータの慣性回転の途中で、前記パタンと前記較正トレー
    スの中選択された点で、データを取る計測制御装置と、 を具備する装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のプローブ距離を表す出力信号
    のための信号処理装置において、 前記プローブをある
    周波数で励起する交流励起手段であって、それからの出
    力信号が前記周波数の交流信号である交流励起手段と、 前記交流出力信号をデジタル値として、前記周波数で各
    周期に少なくとも2回サンプリングし、各プローブのデ
    ジタル出力信号のサンプルストリームを形成するデジタ
    ルサンプラと、 前記デジタル出力信号のサンプルストリーム内から周期
    的に発生する選択された信号にマークを付けるマーカ
    と、 各サンプルストリームから直流で表す信号のストリーム
    を作るための同期復調器、ベースバンドおよびノイズフ
    ィルタと、 前記直流で表す信号のストリーム内のマークされない信
    号を除去するための除去器と、 を具備する信号処理装置。
  3. 【請求項3】 ウエハの少なくとも一つの物理特性を計
    測することのできるウエハ計測ステーションにおいて、 固定されたステータと、 前記ステータの内側に配設され、そのステータとロータ
    との間に配設された空気軸受によってステータと同一の
    面内で回転するそのロータと、 前記ロータの上に配設され、計測の最中に前記ウエハを
    把持する複数のグリッパと、 直線空気軸受の上に配設され、前記ロータの回転面にほ
    ぼ平行の軸に沿って移動可能なセンサと、 を有し、これにより、前記ウエハが、グリッパによって
    前記計測ステーション内に保持され、ある面内で回転さ
    れ、前記走査軸内で直線的に移動するセンサによって走
    査され、それによって螺旋状走査経路が得られるように
    構成されている、計測ステーション。
  4. 【請求項4】 請求項3の計測ステーションにおいて、
    計測中に、前記グリッパの少なくとも二つは静止してお
    り、少なくとも一つは移動可能であることを特徴とする
    計測ステーション。
  5. 【請求項5】 請求項4の計測ステーションにおいて、
    前記グリッパは、対向するヒンジを有するW字形支持可
    撓体によって前記ロータに接続されていることを特徴と
    する計測ステーション。
  6. 【請求項6】 請求項5の計測ステーションにおいて、
    前記可撓体は、前記ロータに直接に接続されたベース板
    を有し、そのベース板は第1の端部で二つの平行アーム
    に接続され、その二つの平行アームは第2の端部で中央
    アームに接続され、その中央アームは反対の端部で反対
    方向動作を起こすようにグリッパフィンガV字溝ブロッ
    クに接続され、その反対方向動作は前記アームに形成さ
    れたスプリットによって助成され、そのスプリットは、
    前記アームが平行四辺形として機能するのを許容するよ
    うに両方の端部に開口を有し、これにより、前記アーム
    が曲がるときに前記各アームの上部および下部が異なる
    割合で曲がることができるように構成されていることを
    特徴とする計測ステーション。
  7. 【請求項7】 請求項3の計測ステーションにおいて、
    前記ウエハが前記グリッパに保持されたときにほぼその
    ウエハの面内にあるように前記ロータの上に配設された
    複数の較正ゲージを有することを特徴とする計測ステー
    ション。
  8. 【請求項8】 請求項7の計測ステーションにおいて、
    前記ロータの上に等間隔に配設された三つのマスタアー
    クの上に配設された少なくとも30個のマスタ較正ゲー
    ジを有し、そのマスタ較正ゲージのそれぞれが、全体で
    少なくとも5種類の厚さ値が前記マスタ較正ゲージによ
    って代表されるような厚さを有していることを特徴とす
    る計測ステーション。
  9. 【請求項9】 請求項3の計測ステーションにおいて、
    前記センサが動的取付体の上に配設されていることを特
    徴とする計測ステーション。
  10. 【請求項10】 半導体ウエハの平坦度と厚さと形状と
    のうちの少なくとも一つを試験するために、半導体ウエ
    ハを回転支持する装置において、 回転のためにウエハを保持するため複数のグリッパを間
    隔をおいて周囲に配設したロータと、 そのロータの回転位置を電子的に示すエンコーダと、 前記ロータの周囲に配置され、V字溝ブロック内におい
    てウエハが前記ロータ内で鉛直となるように保持するグ
    リッパとを有し、 そのグリッパは、スリットアームを持つW字形支持体を
    有し、そのアームは、前記内側のW字形アームに取り付
    けたV字溝ブロックと前記外側のW字形アームに設けら
    れたロータ用アタッチメントとの間の平行四辺形として
    機能するものであり、 さらに、前記グリッパのうちの少なくとも二つに向けて
    弾性ばね荷重を加える前記グリッパのための弾性サスペ
    ンションを有し、その少なくとも二つのグリッパは、ウ
    エハが前記グリッパ内に支持されている間、ロータに対
    して所定の位置を越えてウエハに向かう動作に抗するよ
    うに保持されるものであり、 前記ロータの上で前記ウエハの面内で支持された複数の
    較正ゲージであって、種々の厚さおよび位置を有し、前
    記ロータから取り外せる複数のセグメントにグループ化
    され、較正ゲージは各セグメントから取り外し得る較正
    ゲージと、 距離を表す出力信号を提供するウエハ試験プローブであ
    って、ウエハが前記ロータ内で支持されたときにそれら
    の間のウエハまでの距離を測定するために、前記装置内
    で一表面の上方に支持されたウエハの面とほぼ平行な面
    内で移動可能なプローブアーム内に支持されたプローブ
    と、 前記プローブアームをその上で動的に支持する、空気に
    よって支持されたプローブアーム支持体と嵌まり合う前
    記表面の中央長尺隆起部と、 前記表面上方のプローブアームの直線的位置を電子的に
    定義する直線エンコーダと、 前記ロータに回転を与え、慣性による回転をさせるよう
    にそのロータを切り離すロータ駆動機構と、 前記プローブアームに直線運動を与え、前記プローブ
    が、前記エンコーダを通じて、前記ロータの慣性による
    回転に合わせてウエハの両面を横切るように動くように
    し、前記プローブが、ウエハの表面を横切る所定のパタ
    ン内を動くようにし、前記較正ゲージの前記プローブに
    より走査を与える、プローブアーム駆動機構と、 前記ロータ駆動機構およびプローブに接続され、前記ロ
    ータの慣性回転の途中で、前記パタンと前記較正トレー
    スの中選択された点で、データを取る計測制御装置と、 からなる構成要素の内の一つ以上を具備する装置。
  11. 【請求項11】 請求項10のプローブ距離を表す出力
    信号のための信号処理装置において、 前記プローブをある周波数で励起する交流励起手段であ
    って、それからの出力信号が前記周波数の交流信号であ
    る交流励起手段と、 前記交流出力信号をデジタル値として、前記周波数で各
    周期に少なくとも2回サンプリングし、各プローブのデ
    ジタル出力信号のサンプルストリームを形成するデジタ
    ルサンプラと、 前記デジタル出力信号のサンプルストリーム内から周期
    的に発生する選択された信号にマークを付けるマーカ
    と、 各サンプルストリームから直流で表す信号のストリーム
    を作るための同期復調器、ベースバンドおよびノイズフ
    ィルタと、 前記直流で表す信号のストリーム内のマークされない信
    号を除去するための除去器と、 からなる構成要素の内の一つ以上を具備する信号処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111146107A (zh) * 2020-01-03 2020-05-12 嘉兴百盛光电有限公司 一种晶圆片平面测量仪

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