JPH1070066A - X線マスク構造体、該x線マスク構造体を用いたx線露光方法、前記x線マスク構造体を用いたx線露光装置、前記x線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法及び該製造方法によって製造された半導体デバイス - Google Patents

X線マスク構造体、該x線マスク構造体を用いたx線露光方法、前記x線マスク構造体を用いたx線露光装置、前記x線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法及び該製造方法によって製造された半導体デバイス

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JPH1070066A
JPH1070066A JP22641396A JP22641396A JPH1070066A JP H1070066 A JPH1070066 A JP H1070066A JP 22641396 A JP22641396 A JP 22641396A JP 22641396 A JP22641396 A JP 22641396A JP H1070066 A JPH1070066 A JP H1070066A
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thin film
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film
ray mask
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Keiko Chiba
啓子 千葉
Hiroshi Maehara
広 前原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持膜(X線透過膜)と被転写体との間に薄
膜を配置して支持膜へのゴミ等の付着を防止しつつも、
支持膜と薄膜との間隔を高精度に設定する。 【解決手段】 保持枠1に保持された支持膜(X線透過
膜)2には、露光パターンに対応してX線吸収体3が設
けられる。保持枠1は、補強体4に固定される。補強体
4の上面には、薄膜6が粘着剤7により固定され、支持
膜2の露光時に被転写体が配置される側の空間が薄膜6
で覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線露光に用いら
れるX線マスク構造体に関する。また本発明は、前記X
線マスク構造体を用いたX線露光方法、X線露光装置及
び半導体デバイスの製造方法に関し、さらには、前記半
導体デバイスの製造方法によって製造された半導体デバ
イスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度高速化に
伴い、集積回路のパターン線幅が縮小され、半導体製造
方法にも一層の高性能が要求されてきている。このた
め、焼き付け装置として露光波長にX線領域(2〜15
0オングストローム)の光を利用したステッパが開発さ
れている。
【0003】この種のX線露光装置に用いられる従来の
X線マスク構造体を図13に示す。図13に示すように
従来のX線マスク構造体は、基本的には、X線吸収体1
03を支持する支持膜(X線透過膜)102が、保持枠
101に保持された構造となっている。また、保持枠1
01の補強のために、補強体104が設けられている場
合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、量産を考慮す
ると、防塵対策が不可欠となってきた。光露光では、薄
膜−防塵膜(ペリクル)が一般的に用いられているが、
X線露光では有機物のゴミは影響を与えないとして、防
塵膜は考慮されていなかった。ところが、X線露光で形
成するパターンが微細になるにつれ、有機物のゴミも露
光量の分布に与える影響から無視することができなくな
ってきた。
【0005】ゴミに対する別の対策として洗浄が挙げら
れるが、X線マスクにおいては、X線吸収体が高アスペ
クトであることから洗浄は非常に難しく、洗浄では除去
できないゴミも発生した。また、支持膜が薄膜であるた
め、強度が弱く、洗浄の回数を減少させる必要性もでて
きた。さらに、ゴミの検査を行うにはEB等が用いられ
る場合が多く、使用中に頻繁に行われるゴミの検査には
光が用いられる。しかし、高アスペクトのパターンとゴ
ミとを判別するのは非常に高度な技術を必要とする。そ
の上、線幅が微細になるにつれ、被転写体のパターン形
成に用いられるレジストには化学増幅型のレジストが用
いられるようになってきたが、レジストの種類によって
は露光中に分解生成物を発生させるものがあり、この生
成物がマスクに付着し、長期的な経時変化の要因の一つ
になっていた。
【0006】一方、特開昭63−72119号公報に
は、着脱可能な枠付きペリクル膜が述べられている。し
かし、EB検査時に着脱することに言及されているのみ
で、支持膜と被転写体との間隔が100μm以下という
X線露光中での使用に関してはなんら考慮されていなか
った。すなわち、図14に示すように、平らな支持膜
(X線透過膜)112上に独自の枠117を介して薄膜
116が固定されている状態で薄膜116と支持膜11
2との間の間隔をμmレベルで設定するのは困難であっ
た。
【0007】そこで本発明は、X線吸収体を支持する支
持膜(X線透過膜)と被転写体との間に薄膜を配置して
支持膜へのゴミや分解生成物の付着を防止しつつも、支
持膜と薄膜との間隔を高精度に設定できるX線マスク構
造体を提供することを目的とする。また本発明は、この
ようなX線マスク構造体を使用することにより、高精度
な焼き付けの量産を可能とするX線露光装方法及びX線
露光装置等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のX線マスク構造体は、X線露光の際に被転写体
に対向配置され、X線吸収体が前記被転写体への露光パ
ターンに対応して設けられたX線透過膜を有するX線マ
スク構造体において、前記X線透過膜よりも前記被転写
体側に前記X線透過膜の前記被転写体側の空間を覆う薄
膜が設けられ、前記薄膜は、前記X線透過膜を直接また
は間接的に支持する部材に固定されていることを特徴と
する。
【0009】X線透過膜が保持枠に保持されている場合
には保持枠に薄膜を固定することができるし、さらに保
持枠を補強する補強体が設けられている場合には、保持
枠に薄膜を固定してもよいし、補強体に薄膜を固定して
もよい。
【0010】上記のとおり構成されたX線マスク構造体
では、X線透過膜と被転写体との間に配置される薄膜を
支持する部材を、X線透過膜を直接または間接的に支持
する部材と共通としているので、露光時のX線透過膜と
被転写体とのギャップを妨げずに薄膜を配置することが
できる。そのため、薄膜を取り付けたまま露光を行うこ
とができ、X線透過膜へのゴミや分解生成物の付着が防
止される。なお、薄膜にはゴミ等が付着する場合がある
が、薄膜はパターンが形成されない単なる膜であるの
で、ゴミ等の検査は容易である。
【0011】また本発明のX線マスク構造体は、前記薄
膜がその外周部が固定され、前記薄膜が固定される部位
は他の部位よりも前記被転写体に対して遠い位置であっ
てもよく、これにより、薄膜に張力を与えて固定するこ
とができるので、薄膜の平面度が向上する。このために
は、前記薄膜は、前記薄膜が固定される部材の側面に固
定してもよいし、前記薄膜が固定される部材の外周部に
傾斜を形成しておき、この傾斜に薄膜を固定してもよ
い。さらに、薄膜を着脱可能に固定したり、前記薄膜と
前記X線透過膜との間の空間の圧力を調整可能としたも
のであってもよい。
【0012】本発明のX線露光方法は、上述のX線マス
ク構造体を被転写体に対向配置し、前記X線マスク構造
体側からX線を照射して前記X線マスク構造体に設けら
れたX線吸収体のパターンを前記被転写体に転写するも
のである。
【0013】本発明のX線露光装置は、上述のX線マス
ク構造体を被転写体と対向する位置に保持するマスク保
持手段と、前記X線マスク構造体を介して前記被転写体
に照射させるX線を放射するX線源とを有し、前記X線
の照射により前記X線マスク構造体に設けられたX線吸
収体のパターンを前記被転写体に転写させるものであ
る。
【0014】そして本発明の半導体デバイスの製造方法
は、被転写体にマスクの回路パターンを転写する工程を
有する半導体デバイスの製造方法において、前記マスク
として、上述のX線マスク構造体を用いたものであり、
本発明の半導体デバイスは、本発明の半導体デバイスの
製造方法によって製造されたデバイスである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施形態
について図1を参照して説明する。
【0016】図1に示すように、保持枠1には、露光パ
ターンに対応してX線吸収体3が設けられ、露光装置に
装着された際に被転写体と対向配置される支持膜(X線
透過膜)2が保持されている。支持膜2は、X線を十分
に透過し、かつ、自立する必要があるので、1〜10μ
mの範囲内の厚さとすることが好ましい。支持膜2の材
料としては、例えば、Si,SiO2 ,SiN,Si
C,SiCN,BN,AlN,C等の無機膜、これらの
単独または複合膜等の公知の材料が用いられる。X線吸
収体3は、X線を十分に吸収し、かつ、被加工性が良い
ことが必要となるが、0.2〜1.0μmの範囲内の厚
さとすることが好ましい。X線吸収体3の材料として
は、例えば、Au,W,Ta,Pt等の重金属、さらに
はこれらの化合物が用いられる。また、保持枠1は、シ
リコンウェハ等によって構成される。
【0017】保持枠1は、接着剤5によって補強体4に
固定され、これによって保持枠4の補強がなされる。補
強体4は、パイレックスガラスや石英ガラス等のガラス
や、Siや、セラミック等で構成される。その中でも、
ヤング率が50GPa以上、線膨張率が1×10-5-1
以下のものが好ましい。
【0018】補強体4の上面、すなわち露光時に被転写
体と対向する面には、薄膜6が粘着剤7によって着脱可
能に固定されている。補強体4の上面は支持膜2よりも
被転写体側に存在しており、薄膜6は、支持膜2よりも
被転写体側に設けられることになる。この薄膜6によっ
て支持膜2の被転写体側の空間が覆われる。
【0019】薄膜6は、露光X線の強度を下げることを
防ぐため、0.1〜5μmの範囲内の厚さとすることが
好ましく、0.1〜1μmの厚さであることがより好ま
しい。薄膜6の材料としていは、Si,SiO2 ,Si
N,SiC,SiCN,BN,AlN,C等の無機膜、
ポリイミド、ポリエステル、ポリフェニレンサルファイ
ト、ポリプロピレン、セルロース(ニトロセルロース、
酢酸セルロース)、ポリビニルブチラール、ポリメチル
メタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等や
これらの共重合体等の耐放射線有機膜、これらの単独ま
たは複合膜等の材料が用いられる。また、これらの膜上
に、帯電防止の効果を持たせるため、CやITO、ポリ
ジアセチレン、ポリ(p−フェニレン)、ポリピロー
ル、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン等の導電性ポ
リマーを形成してもよいし、これらの材料そのもので薄
膜6を形成してもよい。中でも、ポリフェニレンサルフ
ァイトは導電性も耐放射線性も高く、より有効な薄膜で
ある。
【0020】粘着剤7は、粘着性が調整されたものであ
り、アクリル系、シリコーン系、ゴム系、エポキシ系の
ものが用いられる。薄膜6が固定される部材は、薄膜専
用に用いられる部材でなければ、図1に示したように補
強体4であってもよいし、保持枠1であってもよい。つ
まり、支持膜2を直接または間接的に支持する部材に薄
膜6は支持され固定される。
【0021】薄膜6と支持膜2との間隔は一定であり、
その値は、被転写体と支持膜2の露光ギャップにもよる
が、10μm以下であることが好ましく、さらに、薄膜
6の平面度は3μm以下であるのが好ましい。このため
には、薄膜6を保持枠1に直接固定する場合には、支持
膜2の応力による保持枠1の反りを利用し、薄膜6を保
持枠1の最上部で支持して側面に固定する。この場合、
薄膜6の平面度や支持膜2との間隔は保持枠1の反りに
依存するが、保持枠1の反りは、支持膜2の応力と、保
持枠1の厚さや剛性の設計によって調整する。それでも
数μm程度の適度な反りが得られない場合には、保持枠
1を加工しても構わない。一方、薄膜6を補強体4に固
定する場合には、上記と同様に薄膜6を保持枠1の最上
部で支持し、補強体4に固定してもよいし、補強体4で
薄膜6を支持してもよい。後者の場合には、補強体4を
高精度に加工し、さらに、補強体4を保持枠1へ固定す
る際に高精度に位置管理を行う必要がある。補強体4と
保持枠1との位置管理を高精度に行う装置の一例とし
て、マスクの保持枠と補強体との接着に関する特開平3
−293716号公報に開示されたX線マスク接着治具
と同様の手法を用い、保持枠1と補強体4との接着、ま
たは接着剤等を用いない接合を行うことができる。
【0022】また、薄膜6の外周部を保持枠1または補
強体4に固定し、保持枠1または補強体4の薄膜6が固
定される部位を他の部位よりも被転写体に対して遠い位
置とすることで、薄膜6は、固定された部位の内側を支
持されて、その支持された部位で被転写体に対して遠く
なる向きに曲げられて固定される。これにより、薄膜6
により大きな張力を与えて薄膜6を固定することができ
るため、薄膜6の平面度が向上する。これは、薄膜6を
保持枠1または補強体4の側面に固定したり、保持枠1
または補強体4の外周部に面取り状の傾斜を設け、この
傾斜に薄膜6を固定することによって達成できる。ま
た、このような場合には、薄膜6を支持する部位の平面
度をより高精度に加工するのが好ましい。
【0023】さらに、薄膜6と支持膜2との間の圧力を
調整可能とするために、補強体4には、薄膜6と支持膜
2との間の空間と補強体4の外部とを連通する穴8が設
けられている。この穴8には、ゴミの侵入を防止するた
めにフィルター(不図示)を設けることが望ましい。穴
8は、図1に示したように補強体4の側面に設けてもよ
いし、薄膜6を支持する面とは反対側の面から保持枠1
を貫通して設けてもよい。さらに、補強体4が設けられ
ていない場合には、穴8は保持枠1に設けられる。
【0024】以上説明したように、X線吸収体3を支持
する支持膜2と被転写体との間に薄膜6を設け、しか
も、この薄膜6を支持及び固定する部材を、支持膜6を
直接または間接的に支持する部材と共通の部材とするこ
とで、薄膜6の平面度や支持膜2との間隔を高精度に制
御できるようになる。その結果、被転写体との間隔が1
00μm以下となるX線露光中でも薄膜6を着脱する必
要がなくなり、支持膜2の表面へのゴミや分解生成物等
の付着を防止できる。これにより、支持膜2の洗浄回数
を減少またはなくすることもでき、マスクの長寿命化が
達成される。さらに、ゴミ存在している雰囲気中でも、
ゴミは高アスペクトパターンが設けられた支持膜2では
なく平坦な薄膜6に付着することになるため、光による
ゴミの検査も容易に行える。そして、薄膜6は着脱可能
に固定されているため、薄膜6にゴミが付着した場合に
は、光によるゴミの検査も容易に行え、薄膜6の洗浄ま
たは交換で簡易に対応できる。
【0025】本発明のX線露光方法及びX線露光装置
は、上述した本発明のX線マスク構造体を介して被転写
体にX線露光を行うことで、X線吸収体3のパターンを
被転写体に転写するものである。これにより、ゴミ等の
影響が排除され、より高精度なパターン転写を必要とす
る微小デバイスの量産が可能となる。本発明のX線露光
方法及びX線露光装置は、上述した本発明のX線マスク
構造体を用いること以外は、公知の方法、装置でよい。
【0026】さらに、本発明の半導体デバイスは、上述
した本発明のX線マスク構造体を介して加工基板にX線
露光を行うことで、X線吸収体3のパターンを加工基板
上に転写し、これを加工、形成することで作製されるデ
バイスである。これにより、高集積化された高性能半導
体デバイスの量産が可能となる。本発明の半導体デバイ
スは、上述した本発明のX線マスク構造体を用いること
以外は、公知の方法で作製される。
【0027】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明のX線マスク構造体の実施
例1の断面図である。本実施例では、保持枠1は、2m
m厚のSiで構成され、この保持枠1に、CVDにて成
膜された、SiCからなる厚さ2.0μmの支持膜2が
支持されている。また、X線吸収体3はAuメッキによ
り形成し、補強体4はSiCで構成した。補強体4に
は、薄膜6が粘着剤7により着脱可能に固定されてい
る。薄膜6と支持膜2との間隔は5μmとした。薄膜6
は、ポリイミドからなる厚さ0.8μmの膜で、平面度
は3μm以下に制御されている。補強体4に設けられた
穴8には、ゴミの侵入を防ぐフィルターが取り付けられ
ている。
【0028】このように、薄膜6を有することにより、
支持膜2への直接のゴミの付着及び高アスペクトのX線
吸収体3のパターン間へのゴミの付着を防ぐことができ
る。そして、そのことにより支持膜2の洗浄回数を減少
またはなくすることができ、洗浄による支持膜2の損傷
を防ぐことができる。一方、ゴミは薄膜6に付着するこ
とになるので、光によるゴミの検査を容易に行うことが
できる。また、薄膜6にゴミが付着した場合には、薄膜
6の洗浄や交換で簡易に対応することができる。さら
に、薄膜6が高精度な平面度を持ち、高精度に補強体4
に固定されていることにより、X線露光装置内における
被転写体と支持膜2とのギャップを妨げることもない。
以上のように、本実施例のX線マスク構造体は、より確
実にゴミの影響を排除し量産に対応したX線マスク構造
体となる。
【0029】(実施例2)図2は、本発明のX線マスク
構造体の実施例2の断面図である。本実施例のX線マス
ク構造体は実施例1のX線マスク構造体と同様にして作
製されるが、薄膜6としては、導電性及び耐放射線性の
よいポリマーであるポリフェニレンサルファイトを用い
た。これにより、実施例1と同様の効果に加え、薄膜6
の帯電を防止することができる。
【0030】また、粘着剤7による補強体4への薄膜6
の固定を補強体4の側面で行い、薄膜5に張力を与えて
薄膜を支持している。これにより、薄膜6の平面度をよ
り向上させることができる。さらに、薄膜6を補強体4
の側面で固定したことに伴い、圧力調整用の穴8は補強
体4の底面から保持枠1を貫通させて設けている。
【0031】(実施例3)図3は、本発明のX線マスク
構造体の実施例3の断面図である。本実施例では、保持
枠1は、2mm厚のSiで構成され、この保持枠1に、
CVDにて成膜された、SiNからなる厚さ2.0μm
の支持膜2が支持されている。X線吸収体3はスパッタ
によりWで形成した。保持枠1は、支持膜2の応力によ
り、X線吸収体3側に3μm反っている。そして、この
保持枠1の反りを利用して、ポリフェニレンサルファイ
トからなる薄膜6を、保持枠1の最外周部で支持し、粘
着剤7により側面で固定した。圧力調整用の穴8は、保
持枠1に設けた。このように、保持枠1を反らせて支持
膜2と薄膜6との間の間隔を形成しているので、両者間
の空間は非常に狭くなり、圧力の調整により有効なもの
となる。
【0032】(実施例4)図4は、本発明のX線マスク
構造体の実施例4の断面図である。本実施例のX線マス
ク構造体は実施例3のX線マスク構造体と同様にして作
製されるが、保持枠1の外周部が面取り状に加工されて
いる。そして、薄膜6は保持枠1の最上部で支持され、
保持枠1の加工部で粘着剤7により固定されている。本
実施例は、保持枠1としてパイレックスガラスのような
剛性の低い材料を用いた場合のように、支持膜2の応力
による保持枠1の反りが大きい場合に、支持膜2と薄膜
6との間隔を狭くするのに有効である。
【0033】(実施例5)図5は、本発明のX線マスク
構造体の実施例5の断面図である。本実施例では、保持
枠1は、2mm厚のSiで構成され、この保持枠1に、
CVDにて成膜された、SiCからなる厚さ2.0μm
の支持膜2が支持されている。保持枠1は、支持膜2の
応力によりX線吸収体3側に反っている。また、X線吸
収体3はスパッタによりTaで形成した。補強体4は、
盤状のパイレックスガラスで構成し、保持枠1に陽極接
合されている。補強体4も、保持枠1に沿って反りが生
じている。これら保持枠1及び補強体4の反りを利用し
て、ポリフェニレンサルファイトからなる薄膜6を、保
持枠1の最外周部で支持し、補強体4の側面に粘着剤7
により固定した。このような構成によっても、実施例2
と同様の効果が得られる。
【0034】(実施例6)図6は、本発明のX線マスク
構造体の実施例6の断面図である。本実施例のX線マス
ク構造体は実施例1のX線マスク構造体と同様にして作
製されるが、補強体4は、最上面が平坦部4aとなり、
さらにその外側の部分が、平坦部4aと連なる傾斜部4
bとなっている。薄膜6は、平坦部4aで支持され、傾
斜部4bに粘着剤7により固定される。このように傾斜
部4bを持つことにより、薄膜6の平面度に大きく関係
する薄膜支持領域の面積が小さくなり、薄膜支持領域を
より高精度に平坦に加工できる。そして、傾斜部4bに
て薄膜6を固定することにより、薄膜6に無理な力をか
けることなく薄膜6を固定できる。傾斜部4bと平坦部
4aとのなす角度は、0〜90°まで可能であるが、薄
膜6への負担をより軽減し、しわ等の発生がないように
するためには、0〜30°程度とすることが好ましい。
【0035】(実施例7)図7は、本発明のX線マスク
構造体の実施例7の断面図である。本実施例のX線マス
ク構造体は実施例6のX線マスク構造体と同様にして作
製されるが、保持枠1及び補強体4を反らせており、薄
膜6は、補強体4の最上部の平坦部で支持され、傾斜部
で粘着剤7により固定される。これにより、実施例6と
同様に傾斜部4bを形成しても、薄膜6への負担をより
軽減することができる。
【0036】(実施例8)図8は、本発明のX線マスク
構造体の実施例8の断面図である。本実施例のX線マス
ク構造体は実施例6のX線マスク構造体と同様にして作
製されるが、補強体4の最上面の平坦部が滑らかな曲面
で側面とつながっている。薄膜6は、この補強体4の側
面に粘着剤7により固定されている。このように、補強
体4の曲面に沿って薄膜6を固定することによっても、
薄膜6の負担をよりより軽減することができる。
【0037】(実施例9)図9は、本発明のX線マスク
構造体の実施例9の断面図である。本実施例では、保持
枠1は、2mm厚のSiで構成され、この保持枠1に、
CVDにて成膜された、SiCからなる厚さ2.0μm
の支持膜2が支持されている。X線吸収体3は、スパッ
タによりWで形成した。補強体4はSiで構成され、保
持枠1と直接接合されている。そして、補強体4には、
CVDにて形成された厚さ0.4μmのDLC(Diamon
d like Carbon )からなる薄膜6が形成されている。D
LCからなる薄膜6は、有機膜と比較して、より耐放射
線性が高く、かつ導電性もよいため、長期に安定で帯電
防止を兼ねた防塵膜である。
【0038】(実施例10)次に、本発明のX線マスク
構造体を用いた、微小デバイス(半導体装置、薄膜磁気
ヘッド、マイクロマシン等)の製造用のX線露光装置に
ついて説明する。図10は、本発明のX線露光装置の一
実施例の概略構成図である。
【0039】図10において、11は、いわゆるSOR
リングと呼ばれるSOR放射源であり、SOR放射源1
1から放射されたシンクロトロン放射光Bは、横方向に
光強度が均一のビームに広がり、縦方向にはほとんど広
がりを持たないシートビーム状をしている。このシンク
ロトロン放射光Bは、凸面ミラー12で反射されて縦方
向に拡大され、これにより断面が略四角のビームとし
て、四角い露光領域を得るようにしている。拡大された
シンクロトロン放射光Bはシャッタ13によって照射領
域内での露光量が均一となるように調整され、シャッタ
13を経たシンクロトロン放射光Bは、X線マスク構造
体14に照射される。X線マスク構造体14は、前述し
たX線マスク構造体の各実施例のいずれかの実施例に示
したものと同様の構成のものである。X線マスク構造体
14は、被転写体であるウェハ15と対向する位置に、
マスクステージ16に吸着されて保持されている。
【0040】ウェハ15は、ウェハチャック17に保持
されている。ウェハチャック17は、ウェハステージ1
8に搭載されている。このウェハステージ18の移動に
よりウェハ15を位置決めしている。
【0041】アライメントユニット19は、X線マスク
構造体14とウェハ15の各々に設けられた位置決め用
のアライメントマークを検出する光学系と、両者のずれ
を演算する演算部とを有する。本発明のX線マスク構造
体14を用いることにより、アライメント(位置合せ)
に用いる複数の複数の波長で共に80%以上(または最
大値−5%以内)の透過率を得ることができるので、ア
ライメント光のS/N比を向上させ、高精度な位置合せ
を行うことができる。
【0042】本発明のX線マスク構造体14とウェハ1
5のアライメント後、X線マスク構造体14に形成され
ているパターンを、ステップ&リピート方式やスキャニ
ング方式等によってウェハ15上に露光転写することに
より、高精度なX線露光による微小デバイスの量産に対
応することができる。
【0043】(実施例11)次に、前述したX線露光装
置を利用した半導体デバイス(ICやLSI等の半導体
チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造方法に
ついて説明する。
【0044】図11は、半導体デバイスの製造フローチ
ャートである。本実施例において、ステップ1(回路設
計)では、半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ
2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成し
たマスクを製作する。この工程で製作されるのが、前述
した実施例1〜9のいずれかの実施例と同様の構成のX
線マスク構造体である。一方、ステップ3(ウェハ製
造)では、シリコン等の材料を用いてウェハを製造す
る。ステップ4(ウェハプロセス)は前工程と呼ばれ、
前記用意したマスクとウェハを用いてX線リソグラフィ
ー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。
【0045】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4で製作されたウェハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の工程を含む。
【0046】ステップ6(検査)では、ステップ5で製
作された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0047】図12は、上記ステップ4のウェハプロセ
スの詳細なフローチャートである。まず、ステップ11
(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ1
2(CVD)では、ウェハ表面に絶縁膜を形成する。
【0048】ステップ13(電極形成)では、ウェハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。
【0049】ステップ16(露光)では、前述したX線
露光装置によってマスク(X線マスク構造体)の回路パ
ターンをウェハに焼き付け露光する。ウェハをローディ
ングしてマスクと対向させ、アライメントユニットで両
者のずれを検出して、ウェハステージを駆動して両者の
位置合せを行う。両者が合致したならば、露光を行う。
露光終了後、ウェハは次のショットへステップ移動し、
アライメント以下の動作を繰り返す。
【0050】ステップ17(現像)では、露光したウェ
ハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像
したレジスト以外の部分を削り取る。これらのステップ
を繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パ
ターンが形成される。
【0051】本実施例の製造方法を用いることによっ
て、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイス
の量産に対応することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0053】本発明のX線マスク構造体は、X線透過膜
と被転写体との間に配置される薄膜を支持する部材を、
X線透過膜を直接または間接的に支持する部材と共通と
することで、露光時のX線透過膜と被転写体とのギャッ
プを妨げずに薄膜を配置し、X線透過膜へのゴミや分解
生成物の付着を防止することができる。その結果、X線
透過膜の洗浄回数を減少またはなくすることができ、長
寿命化を図ることができる。さらに、ゴミ等は薄膜に付
着することになるので、光によるゴミの検査を容易に行
うことができる。
【0054】また、本発明のX線露光方法及びX線露光
装置は、上記本発明のX線マスク構造体を用いることに
より、より高精度なパターン転写を必要とする微小デバ
イスの量産を行うことができる。さらに、本発明の半導
体デバイスの製造方法は、上記本発明のX線マスク構造
体を用いて被転写体に回路パターンを転写するので、よ
り高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線マスク構造体の実施例1の断面図
である。
【図2】本発明のX線マスク構造体の実施例2の断面図
である。
【図3】本発明のX線マスク構造体の実施例3の断面図
である。
【図4】本発明のX線マスク構造体の実施例4の断面図
である。
【図5】本発明のX線マスク構造体の実施例5の断面図
である。
【図6】本発明のX線マスク構造体の実施例6の断面図
である。
【図7】本発明のX線マスク構造体の実施例7の断面図
である。
【図8】本発明のX線マスク構造体の実施例8の断面図
である。
【図9】本発明のX線マスク構造体の実施例9の断面図
である。
【図10】本発明のX線露光装置の一実施例の概略構成
図である。
【図11】本発明のX線露光装置を利用した半導体デバ
イスの製造フローチャートである。
【図12】図11に示したフローチャートの、ウェハプ
ロセスの詳細なフローチャートである。
【図13】従来のX線マスク構造体の断面図である。
【図14】従来のX線マスク構造体の断面図である。
【符号の説明】
1 保持枠 2 支持膜(X線透過膜) 3 X線吸収体 4 補強体 5 接着剤 6 薄膜 7 粘着剤 8 穴 11 SOR放射源 12 凸面ミラー 13 シャッタ 14 X線マスク構造体 15 ウェハ 16 マスクステージ 17 ウェハチャック 18 ウェハステージ 19 アライメントユニット B シンクロトロン放射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 X線マスク構造体、該X線マスク構造体を用いたX線露光方法、前記X線マスク構造体を用いた X線露光装置、前記X線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法及び該製造方法によっ て製造された半導体デバイス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線露光の際に被転写体に対向配置さ
    れ、X線吸収体が前記被転写体への露光パターンに対応
    して設けられたX線透過膜を有するX線マスク構造体に
    おいて、 前記X線透過膜よりも前記被転写体側に前記X線透過膜
    の前記被転写体側の空間を覆う薄膜が設けられ、前記薄
    膜は、前記X線透過膜を直接または間接的に支持する部
    材に固定されていることを特徴とするX線マスク構造
    体。
  2. 【請求項2】 前記X線透過膜を保持する保持枠を有
    し、前記薄膜が固定される部材は前記保持枠である請求
    項1に記載のX線マスク構造体。
  3. 【請求項3】 前記X線透過膜を保持する保持枠と、前
    記保持枠を補強する補強体とを有し、前記薄膜が固定さ
    れる部材は、前記保持枠または前記補強体のいずれか一
    方である請求項1に記載のX線マスク構造体。
  4. 【請求項4】 前記薄膜はその外周部が固定され、前記
    薄膜が固定される部位は他の部位よりも前記被転写体に
    対して遠い位置である請求項1、2または3に記載のX
    線マスク構造体。
  5. 【請求項5】 前記薄膜は、前記薄膜が固定される部材
    の側面に固定されている請求項4に記載のX線マスク構
    造体。
  6. 【請求項6】 前記薄膜が固定される部材の外周部には
    傾斜が形成され、前記薄膜は前記傾斜に固定されている
    請求項4に記載のX線マスク構造体。
  7. 【請求項7】 前記薄膜の平面度は3μm以下である請
    求項1、2または3に記載のX線マスク構造体。
  8. 【請求項8】 前記薄膜と前記X線透過膜との間隔が一
    定である請求項1、2または3に記載のX線マスク構造
    体。
  9. 【請求項9】 前記薄膜と前記X線透過膜との間隔が1
    0μm以下である請求項8に記載のX線マスク構造体。
  10. 【請求項10】 前記薄膜は防塵用の薄膜である請求項
    1、2または3に記載のX線マスク構造体。
  11. 【請求項11】 前記薄膜は着脱可能に固定されている
    請求項1、2または3に記載のX線マスク構造体。
  12. 【請求項12】 前記薄膜と前記X線透過膜との間の空
    間の圧力が調整可能である請求項1、2または3に記載
    のX線マスク構造体。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載のX線マスク構造体を被転写体に対向配置し、前記
    X線マスク構造体側からX線を照射して前記X線マスク
    構造体に設けられたX線吸収体のパターンを前記被転写
    体に転写するX線露光方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれか1項に
    記載のX線マスク構造体を被転写体と対向する位置に保
    持するマスク保持手段と、 前記X線マスク構造体を介して前記被転写体に照射させ
    るX線を放射するX線源とを有し、 前記X線の照射により前記X線マスク構造体に設けられ
    たX線吸収体のパターンを前記被転写体に転写させるX
    線露光装置。
  15. 【請求項15】 被転写体にマスクの回路パターンを転
    写する工程を有する半導体デバイスの製造方法におい
    て、 前記マスクとして、請求項1ないし12のいずれか1項
    に記載のX線マスク構造体を用いたことを特徴とする半
    導体デバイスの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の半導体デバイスの
    製造方法を用いて製造された半導体デバイス。
JP22641396A 1996-08-28 1996-08-28 X線マスク構造体、該x線マスク構造体を用いたx線露光方法、前記x線マスク構造体を用いたx線露光装置、前記x線マスク構造体を用いた半導体デバイスの製造方法及び該製造方法によって製造された半導体デバイス Pending JPH1070066A (ja)

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