JPH1069882A - 蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

蛍光ランプおよび照明装置

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JPH1069882A
JPH1069882A JP22900796A JP22900796A JPH1069882A JP H1069882 A JPH1069882 A JP H1069882A JP 22900796 A JP22900796 A JP 22900796A JP 22900796 A JP22900796 A JP 22900796A JP H1069882 A JPH1069882 A JP H1069882A
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JP
Japan
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coil
fluorescent lamp
bulb
energization
electrode
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JP22900796A
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Masahiko Yoshida
正彦 吉田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動時の電極13のコイル16の温度上昇を速め
て予熱時間を短くし、点灯寿命を長くする。 【解決手段】 バルブ11の内面に蛍光体を塗布し、バル
ブ11内に希ガスおよび水銀を封入し、バルブ11の両端に
コイル16を有する電極13を封止する。コイル16は、コイ
ル16への通電開始から0.8秒経過時に、コイル16の両
端間の通電前の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後の抵抗値RH
〔Ω〕との抵抗比RH /RC を4.7〜4.9とする。
コイル16への通電開始から0.8秒経過時に、抵抗比R
H /RC =4.7〜4.9とするため、始動時のコイル
16の温度上昇を速く、予熱時間を短くでき、点灯寿命を
長くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予熱始動形の蛍光
ランプおよび照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光ランプにおいては、放電路の
両端の電極に電流を流して予熱すると、電極のコイルに
塗布された電子放射性物質から熱電子をバルブ内に放出
するとともにコイルの温度上昇に伴って放出する熱電子
が増加し、この熱電子が反対側の電極に引かれて移動す
ることにより、グロー放電からアーク放電に移行して点
灯する。
【0003】蛍光ランプの点灯寿命は、主に、始動時や
点灯中においてコイルに塗布されている電子放射性物質
が消耗することに起因し、特に、電子放射性物質の消耗
は始動時が激しく、点滅回数が多い場合や始動時のコイ
ルに対する予熱時間が長い場合に、電子放射性物質の消
耗が激しくなり、コイルから飛散した電子放射性物質が
バルブの管壁に付着して早期に黒化が生じ、点灯寿命が
短くなる。
【0004】また、例えば、特開昭57−61292号
公報に記載されているように、通電前のコイルの両端間
の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後のコイルの両端間の電圧V
H および電流IH から求められる抵抗値RH 〔Ω〕=V
H /IH との抵抗比RH /RC が3.4〜4.2となる
ときに放電起動させるように設定することにより、コイ
ルの温度を十分に上昇させて熱電子を豊富に放出してい
る状態で放電起動させ、点灯寿命を長くしようとする点
灯装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57−61292号公報に記載されているように、従来
の蛍光ランプを点灯装置により予熱始動させる際、コイ
ルの温度を十分に上昇させてから放電起動させるように
しても、逆に、コイルの温度が上昇するまでの予熱時間
が長くかかり、電子放射性物質の消耗、バルブの管壁の
黒化が早期に生じ、点灯寿命が短くなり易い。
【0006】また、コイルの予熱時間が長くなると、点
灯管を用いたグロースタート形の点灯方式を用いる場
合、点灯管の接点のコンタクトを何度も繰り返し、点灯
寿命を短くする。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、始動時の電極のコイルの温度上昇を速めて予熱時
間を短くし、点灯寿命を長くできる蛍光ランプおよび照
明装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ラン
プは、内面に蛍光体が塗布されたバルブと;バルブ内に
封入された希ガスおよび水銀と;バルブの両端に配設さ
れるコイルを有し、コイルへの通電開始から0.8秒経
過時に、通電前のコイルの両端間の抵抗値RC〔Ω〕と
通電後のコイルの両端間の電圧VH および電流IH から
求められる抵抗値RH 〔Ω〕=VH /IH との抵抗比R
H /RC が4.7〜4.9である電極と;を具備してい
るものである。電極のコイルへの通電開始から0.8秒
経過時に、抵抗比RH /RC =4.7〜4.9とするた
め、始動時のコイルの温度上昇が速く、予熱時間が短く
なり、点灯寿命が長くなる。
【0009】請求項2記載の蛍光ランプは、内面に蛍光
体が塗布されたバルブと;バルブ内に封入された希ガス
および水銀と;バルブの両端に配設されるコイルを有
し、コイルへの通電開始から放電起動直前に、通電前の
コイルの両端間の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後のコイルの
両端間の電圧VH および電流IH から求められる抵抗値
RH 〔Ω〕=VH /IH との抵抗比RH /RC が4.7
〜4.9である電極と;具備しているものである。放電
起動直前の抵抗比RH /RC =4.7〜4.9とするた
め、始動時のコイルの温度上昇が速く、予熱時間が短く
なり、点灯寿命が長くなる。
【0010】そして、抵抗比RH /RC が4.7よりも
小さければ、始動時のコイルの温度上昇が遅く、予熱時
間が長くなり、また、4.9よりも大きければ、始動時
のコイルの温度が上がり過ぎ、適性温度条件を越える。
【0011】請求項3記載の蛍光ランプは、内面に蛍光
体が塗布されたバルブと;バルブ内に封入された希ガス
および水銀と;バルブの両端に封止されるコイルを有
し、コイルの1本当たりの質量に相当するピースウェイ
トが18.5〜21mgである電極と;を具備している
ものである。電極のコイルのピースウェイトが18.5
〜21mgであるため、コイルの質量が小さいととも
に、熱容量が小さく、したがって、始動時のコイルの温
度上昇が速く、予熱時間が短くなり、点灯寿命が長くな
る。なお、ピースウェイトが18.5mgより小さい
と、スポット温度が異常上昇して電子放射性物質の消耗
が早まり、また、21mgより大きいと、寿命末期時に
コイルが破断するまでに時間がかかり、コイルが加熱
し、周囲の部材を熱劣化させるおそれがあり、18.5
〜21mgの範囲が好ましい。
【0012】請求項4記載の蛍光ランプは、請求項1記
載の蛍光ランプにおいて、通電開始から0.2秒経過時
の抵抗比RH /RC =1.7〜1.9、通電開始から
0.4秒経過時の抵抗比RH /RC =2.5〜2.7、
通電開始から0.6秒経過時の抵抗比RH /RC =3.
6〜3.8であり、始動時のコイルの温度上昇が速く、
予熱時間が短くなる。
【0013】請求項5記載の蛍光ランプは、請求項1な
いし4いずれか一記載の蛍光ランプにおいて、コイルの
ワイヤの長さ200mm当たりの質量は8〜12.5m
gであり、コイルの質量が小さく、熱容量が小さくな
る。なお、質量が8mgより小さいと、スポット温度が
異常上昇して電子放射性物質の消耗が早まり、また、1
2.5mgより大きいと、寿命末期時にコイルが破断す
るまでに時間がかかり、コイルが加熱し、周囲の部材を
熱劣化させるおそれがあり、8〜12.5mgの範囲が
好ましい。
【0014】請求項6記載の蛍光ランプは、請求項5記
載の蛍光ランプにおいて、コイルのワイヤの一次巻回ピ
ッチは0.13〜0.15mm、二次巻回ピッチは0.
9〜1.2mmである。請求項5に示すとおりコイルの
質量を小さくするためにワイヤ径を細くしても、ワイヤ
の一次巻回ピッチを0.13〜0.15mm、二次巻回
ピッチは0.9〜1.2mmに大きくするため、ワイヤ
径を細くすることによる始動時のコイルの温度上昇が適
性温度条件になるように調整可能となる。
【0015】請求項7記載の照明装置は、請求項1ない
し6いずれか一記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを点灯
させる点灯装置と;蛍光ランプが接続されるランプソケ
ットと;ランプソケットおよび点灯装置が設けられる器
具本体と;を具備しているものであり、蛍光ランプの点
灯寿命を長く維持可能となり、ランプ交換の頻度が少な
い器具が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光ランプおよび
照明装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】図1ないし図7に第1の実施の形態を示
し、図1は蛍光ランプの正面図、図2は照明装置の正面
図、図3は電極のコイルの一部を拡大した正面図、図4
は電極のコイルの正面図、図5はグロースタート形の点
灯装置の回路図、図6は通電開始から時間経過に伴う抵
抗比の変化を示す説明図、図7は点灯時間に対する黒化
点数の変化を示す説明図である。
【0018】図2において、照明装置は、直管形の蛍光
ランプ1を使用する照明器具であり、器具本体2を有
し、器具本体2の両端に蛍光ランプ1を接続するランプ
ソケット3が取り付けられ、器具本体2の内部に蛍光ラ
ンプ1を点灯させる点灯装置4が内蔵されている。
【0019】図1において、蛍光ランプ1は、バルブ11
を有し、このバルブ11は透光性を有する例えばソーダラ
イムガラス製で円筒状に形成され、バルブ11の両端部に
は封止部12が形成されている。
【0020】バルブ11の内面には蛍光体が塗布され、バ
ルブ11内には体積比で90%以上のアルゴンガスまたは
混合ガスなどの希ガスおよび水銀が封入されている。
【0021】バルブ11の両端の封止部12にはバルブ11内
に位置される電極13が封止され、バルブ11の両端には口
金14が固着され、各口金14には電極13に電気的に接続さ
れた一対のランプピン15が突設されている。
【0022】電極13は、フィラメントとしてのコイル16
を有し、このコイル16の両端を導電性を有する一対の電
極棒17で支持し、この各電極棒17が封止部12に封止支持
されているとともに封止部12から外部に突出して各ラン
プピン15に接続されている。コイル16には電子放射性物
質が塗布されている。
【0023】図3および図4において、コイル16は、ダ
ブルコイルに形成されている。11.5MGで径が0.
062mmのワイヤ18を、径が0.238mmのモリブ
デン製の一次マンドレルM1 に0.146mmのピッチ
で巻回し、その後、一次マンドレルM1 を焼損させ、ワ
イヤ18をコイル状に形成する。
【0024】続いて、コイル状のワイヤ18を、径が1.
5mmのモリブデン製の二次マンドレルM2 に0.90
1mmのピッチで巻回し、その後、二次マンドレルM2
を焼損させ、ダブルコイル形状のコイル16を形成する。
【0025】そして、表1には、本実施の形態のコイル
16の仕様と従来例のコイルの仕様を示す。なお、MGは
ワイヤ18の長さ200mm当たりの質量gであり、ピー
スウェイトPWはコイル16の1本当たりの質量mgであ
る。
【0026】
【表1】 本実施の形態のコイル16は、従来例に比べて、ワイヤ18
の径が細いとともに質量が小さく、冷抵抗が大きく、ピ
ースウェイトが小さく、したがって、コイル16の質量が
小さく、熱容量が小さい。さらに、一次マンドレル径が
大きく、二次ピッチが大きく、コイル16の温度上昇を適
性温度条件になるように調整される。なお、コイル16の
ピースウェイトは18.5〜21mgの範囲、MGは8
〜12.5mgの範囲、一次巻回ピッチは0.13〜
0.15mmの範囲、二次巻回ピッチは0.9〜1.2
mmの範囲にあればよい。
【0027】また、表2および図6には、コイル16への
通電開始から0.8秒経過までの0.2秒毎の抵抗比R
H /RC 、すなわち通電前のコイル16の両端間の抵抗値
RC〔Ω〕と通電後のコイル16の両端間の電圧VH およ
び電流IH から求められる抵抗値RH 〔Ω〕=VH /I
H との抵抗比RH /RC について、本実施の形態と従来
例の測定結果を示す。なお、測定は、本実施の形態のコ
イル16と従来例のコイルをそれぞれ4本ずつ測定し、そ
の測定値の平均を求めたもので、図6中の曲線aは本実
施の形態、曲線bは従来例を示す。
【0028】
【表2】 本実施の形態のコイル16の抵抗比RH /RC は、通電開
始から0.2秒経過時に1.7〜1.9、0.4秒経過
時に2.5〜2.7、0.6秒経過時に3.6〜3.
8、0.8秒経過時に4.7〜4.9であり、従来例に
比べて、抵抗比RH /RC が大きく、したがって、コイ
ル16の温度上昇が速い。
【0029】図5において、点灯装置4は、グロースタ
ート形の点灯方式を採り、蛍光ランプ1の電極13の一端
に安定器21およびスイッチ22を介して交流電源23が接続
され、電極13の他端に点灯管24とコンデンサ25が並列に
接続されている。
【0030】そして、スイッチ22を閉成して電源電圧を
加えると、点灯管24の接点すなわちバイメタル電極と固
定電極との間で放電が生じ、この放電による発熱でバイ
メタル電極が湾曲して接点を閉じ、交流電源23から安定
器21を通って両電極13に電流が流れ、電極13のコイル16
が予熱されて熱電子を放出する。点灯管24の接点が閉じ
ている状態では、ほとんど発熱がなくなってバイメタル
電極の温度が下がり、バイメタル電極が元の位置に戻っ
て接点を開く。この点灯管24の接点を開く瞬間に安定器
21に生じる大きなインダクションキック電圧により、グ
ロー放電からアーク放電に移行して蛍光ランプ1が点灯
する。
【0031】この蛍光ランプ1の始動時においては、電
極13のコイル16の質量が小さく、熱容量が小さいため、
コイル16の温度上昇が速い。このように、始動時のコイ
ル16の温度上昇が速いと、コイル16の予熱時間が短くで
きるとともに、点灯管24の接点の開閉を繰り返す回数す
なわち点滅回数を減少でき、コイル16に塗布された電子
放射性物質の消耗を低減し、コイル16から飛散した電子
放射性物質がバルブ11の管壁に付着して黒化するのを抑
制でき、蛍光ランプ1の点灯寿命を長くできる。
【0032】そして、図7に示すように、本実施の形態
の蛍光ランプ1(曲線a)と従来例の蛍光ランプ(曲線
b)とについて、30秒毎に点灯、消灯を繰り返す点滅
試験をそれぞれ5本ずつ行ない、黒化点数の平均値を求
めた。本実施の形態の蛍光ランプ1は、従来例に比べ
て、点滅回数2000回で約40%が黒化点数の減少が
認められた。
【0033】以上のように、電極13のコイル16への通電
開始から0.8秒経過時または放電起動直前に、通電前
のコイル16の両端間の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後のコイ
ル16の両端間の抵抗値RH 〔Ω〕との抵抗比RH /RC
が4.7〜4.9であるため、従来例に比べて、始動時
のコイル16の温度上昇が速く、予熱時間を短くでき、点
灯寿命を長くできる。なお、抵抗比RH /RC が4.7
よりも小さければ、始動時のコイル16の温度上昇が遅
く、予熱時間が長くなり、また、4.9よりも大きけれ
ば、始動時のコイル16の温度が上がり過ぎ、適性温度条
件を越える。
【0034】また、電極13のコイル16のピースウェイト
が18.5〜21mgであるため、従来例に比べて、コ
イル16の質量が小さく、熱容量を小さくでき、したがっ
て、始動時のコイル16の温度上昇が速く、予熱時間を短
くでき、点灯寿命を長くできる。なお、ピースウェイト
が18.5mgより小さいと、スポット温度が異常上昇
して電子放射性物質の消耗が早まり、また、21mgよ
り大きいと、寿命末期時にコイル16が破断するまでに時
間がかかり、コイル16が加熱し、周囲の部材を熱劣化さ
せるおそれがあり、18.5〜21mgの範囲が好まし
い。
【0035】また、電極13のコイル16のワイヤ18の長さ
200mm当たりの質量は8〜12.5mgであるた
め、コイル16の質量を小さくして、熱容量を小さくでき
る。なお、質量が8mgより小さいと、スポット温度が
異常上昇して電子放射性物質の消耗が早まり、また、1
2.5mgより大きいと、寿命末期時にコイル16が破断
するまでに時間がかかり、コイル16が加熱し、周囲の部
材を熱劣化させるおそれがあり、8〜12.5mgの範
囲が好ましい。
【0036】また、電極13のコイル16の質量を小さくす
るためにワイヤ径を細くしても、ワイヤの一次巻回ピッ
チを0.13〜0.15mm、二次巻回ピッチは0.9
〜1.2mmに大きくするため、ワイヤ径を細くするこ
とによる始動時のコイル16の温度上昇を適性温度条件に
なるように調整できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプによれば、電
極のコイルへの通電開始から0.8秒経過時に、通電前
のコイルの両端間の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後のコイル
の両端間の抵抗値RH 〔Ω〕との抵抗比RH /RC が
4.7〜4.9であるため、始動時のコイルの温度上昇
が速く、予熱時間を短くでき、点灯寿命を長くできる。
【0038】請求項2記載の蛍光ランプによれば、電極
のコイルへの通電開始から放電起動直前に、通電前のコ
イルの両端間の抵抗値RC 〔Ω〕と通電後のコイルの両
端間の抵抗値RH 〔Ω〕との抵抗比RH /RC が4.7
〜4.9であるため、始動時のコイルの温度上昇が速
く、予熱時間を短くでき、点灯寿命を長くできる。
【0039】請求項3記載の蛍光ランプによれば、電極
のコイルのピースウェイトが18.5〜21mgである
ため、コイルの質量が小さく、熱容量を小さくでき、し
たがって、始動時のコイルの温度上昇が速く、予熱時間
を短くでき、点灯寿命を長くできる。
【0040】請求項4記載の蛍光ランプによれば、請求
項1記載の蛍光ランプの効果に加えて、通電開始から
0.2秒経過時の抵抗比RH /RC =1.7〜1.9、
通電開始から0.4秒経過時の抵抗比RH /RC =2.
5〜2.7、通電開始から0.6秒経過時の抵抗比RH
/RC =3.6〜3.8であるため、始動時のコイルの
温度上昇が速く、予熱時間を短くできる。
【0041】請求項5記載の蛍光ランプによれば、請求
項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプの効果に加え
て、コイルのワイヤの長さ200mm当たりの質量は8
〜12.5mgであるため、コイルの質量を小さくし
て、熱容量を小さくできる。
【0042】請求項6記載の蛍光ランプによれば、請求
項5記載の蛍光ランプの効果に加えて、コイルの質量を
小さくするためにワイヤ径を細くしても、ワイヤの一次
巻回ピッチを0.13〜0.15mm、二次巻回ピッチ
は0.9〜1.2mmに大きくするため、ワイヤ径を細
くすることによる始動時のコイルの温度上昇を適性温度
条件になるように調整できる。
【0043】請求項7記載の照明装置によれば、請求項
1ないし6いずれか一記載の蛍光ランプを用いるため、
蛍光ランプの点灯寿命を長く維持でき、ランプ交換の頻
度を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す蛍光ランプの正面
図である。
【図2】同上実施の形態の照明装置の正面図である。
【図3】同上実施の形態の電極のコイルの一部を拡大し
た正面図である。
【図4】同上実施の形態の電極のコイルの正面図であ
る。
【図5】同上実施の形態のグロースタート形の点灯装置
の回路図である。
【図6】同上実施の形態の通電開始から時間経過に伴う
抵抗比の変化を示す説明図である。
【図7】同上実施の形態の点灯時間に対する黒化点数の
変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 蛍光ランプ 2 器具本体 3 ランプソケット 4 点灯装置 11 バルブ 13 電極 16 コイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光体が塗布されたバルブと;バ
    ルブ内に封入された希ガスおよび水銀と;バルブの両端
    に配設されるコイルを有し、コイルへの通電開始から
    0.8秒経過時に、通電前のコイルの両端間の抵抗値R
    C 〔Ω〕と通電後のコイルの両端間の電圧VH および電
    流IH から求められる抵抗値RH 〔Ω〕=VH /IH と
    の抵抗比RH /RC が4.7〜4.9である電極と;を
    具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 内面に蛍光体が塗布されたバルブと;バ
    ルブ内に封入された希ガスおよび水銀と;バルブの両端
    に配設されるコイルを有し、コイルへの通電開始から放
    電起動直前に、通電前のコイルの両端間の抵抗値RC
    〔Ω〕と通電後のコイルの両端間の電圧VH および電流
    IH から求められる抵抗値RH 〔Ω〕=VH /IH との
    抵抗比RH /RC が4.7〜4.9である電極と;を具
    備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 内面に蛍光体が塗布されたバルブと;バ
    ルブ内に封入された希ガスおよび水銀と;バルブの両端
    に封止されるコイルを有し、コイルの1本当たりの質量
    に相当するピースウェイトが18.5〜21mgである
    電極と;を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 通電開始から0.2秒経過時の抵抗比R
    H /RC =1.7〜1.9、通電開始から0.4秒経過
    時の抵抗比RH /RC =2.5〜2.7、通電開始から
    0.6秒経過時の抵抗比RH /RC =3.6〜3.8で
    あることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 コイルのワイヤの長さ200mm当たり
    の質量は8〜12.5mgであることを特徴とする請求
    項1ないし4いずれか一記載の蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 コイルのワイヤの一次巻回ピッチは0.
    13〜0.15mm、二次巻回ピッチは0.9〜1.2
    mmであることを特徴とする請求項5記載の蛍光ラン
    プ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか一記載の蛍光
    ランプと;蛍光ランプを点灯させる点灯装置と;蛍光ラ
    ンプが接続されるランプソケットと;ランプソケットお
    よび点灯装置が設けられる器具本体と;を具備している
    ことを特徴とする照明装置。
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