JPH1069729A - 記録再生装置及びその方法並びに再生装置及びその方法 - Google Patents

記録再生装置及びその方法並びに再生装置及びその方法

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JPH1069729A
JPH1069729A JP8247029A JP24702996A JPH1069729A JP H1069729 A JPH1069729 A JP H1069729A JP 8247029 A JP8247029 A JP 8247029A JP 24702996 A JP24702996 A JP 24702996A JP H1069729 A JPH1069729 A JP H1069729A
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Junichi Ogikubo
純一 荻窪
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変速再生モード時における音声出力に生じるノ
イズを軽減し得る記録再生装置及びその方法並びに再生
装置及びその方法を実現し難かつた。 【解決手段】記録時、一連の音声データを、第1の単位
ごとにそれぞれ複数のデータブロツク単位でかつ第1の
単位ごとの識別コードを付加してテープ状記録媒体に記
録する一方、再生時、再生したデータブロツクの識別コ
ードを順次検出し、検出結果に基づいて所定期間ごとに
最多の識別コードを推測し、データブロツクの識別コー
ドが最多の識別コード以外のときに、直前のデータブロ
ツクの識別コードをホールドして出力し、かつ当該出力
が続く最多の識別コードのデータブロツクの音声データ
に変移する際には所定の補間処理を施すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題(図8〜図10) 課題を解決するための手段(図1〜図7) 発明の実施の形態 (1)実施例によるVCRの全体構成(図1〜図4) (2)再生系の詳細な構成(図1〜図7、図10) (3)実施例の動作及び効果(図1〜図6、図10) (4)他の実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は記録再生装置及びそ
の方法並びに再生装置及びその方法に関し、例えばビデ
オカセツトレコーダ(VCR)に適用して好適なもので
ある。
【0003】
【従来の技術】近年、複数フレームを1つの単位(以
下、これをGOPと呼ぶ)として、各GOP毎に映像デ
ータをフレーム間符号化して記録し得るようになされた
VCRが普及している。このようなVCRでは、通常、
1GOP分の映像データ及び音声データをそれぞれ所定
長の複数のデータブロツクに分け、これら各データブロ
ツクをそれぞれ図8のように磁気テープ1に形成される
所定数(図8では10本)の記録トラツク2内の対応する
記録領域内に記録するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般的にVC
Rでは、変速再生モード(以下、これをシヤトルモード
と呼ぶ)時、磁気テープ1を指定された再生速度に応じ
た速度で走行させることにより、再生ヘツドに変速速度
に応じた数の記録トラツク2上を横断させるようになさ
れている。
【0005】これによりVCRにおいては、例えば図9
のように、再生ヘツドの1回の走査で複数本の記録トラ
ツク2から記録情報を再生し得、かくして指定された再
生速度で変速再生を行い得るようになされている。なお
この図9では、1対の再生ヘツドが5倍速のときに走査
する磁気テープ1上の走査軌跡を表したものである。
【0006】この場合、例えば上述のようにGOP毎に
映像データ及び音声データを複数のデータブロツク単位
で磁気テープに記録するようになされたVCRでは、図
8からも明らかなように、再生速度が高くなるにつれ
て、得られるデータとして複数のGOPのデータが混ざ
り合つたものとなる。
【0007】このためこの種のVCRでは、例えばシヤ
トルモード時における音声信号の波形に、図10のよう
にGOPの異なるデータブロツクのつなぎ目において不
連続点が発生し、この結果放音される音声に各不連続点
においてノイズが発生する問題があつた。このようなノ
イズは再生速度が速くなるにつれて多く発生し、最悪の
場合には、データブロツク毎に音声信号に不連続点が発
生し、ノイズが連続する問題がある。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、変速再生モード時における音声出力に生じるノイズ
を軽減し得る記録再生装置及びその方法並びに再生装置
及びその方法を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、記録再生装置において、再生
系に、順次供給される再生された各データブロツクの識
別コードをそれぞれ検出すると共に、検出結果に基づい
て所定期間ごとに最多の識別コードを推測し、供給され
るデータブロツクの識別コードが最多の識別コード以外
のときに、直前のデータブロツクの音声データのデータ
値をホールドして出力し、かつ当該出力する音声データ
が続く最多の識別コードのデータブロツクの音声データ
に変移する際に所定の補間処理を施すホールド及び補間
手段を設けるようにした。
【0010】また第2の発明においては、記録再生方法
において、再生された各データブロツクの識別コードを
それぞれ検出すると共に、検出結果に基づいて所定期間
ごとに最多の識別コードを推測し、データブロツクの識
別コードが最多の識別コード以外のときには、直前のデ
ータブロツクの音声データのデータ値をホールドして出
力し、かつ当該出力する音声データが続く最多の識別コ
ードのデータブロツクの音声データに変移する際に所定
の補間処理を施すステツプとを設けるようにした。
【0011】さらに第3の発明においては、再生装置に
おいて、順次供給される再生された各データブロツクの
識別コードをそれぞれ検出すると共に、検出結果に基づ
いて所定期間ごとに最多の識別コードを推測し、供給さ
れるデータブロツクの識別コードが最多の識別コード以
外のときには、直前のデータブロツクの音声データのデ
ータ値をホールドして出力し、かつ当該出力する音声デ
ータが続く最多の識別コードのデータブロツクの音声デ
ータに変移する際に所定の補間処理を施すホールド及び
補間手段を設けるようにした。
【0012】さらに第4の発明においては、再生方法に
おいて、再生された各データブロツクの識別コードをそ
れぞれ検出すると共に、検出結果に基づいて所定期間ご
とに最多の識別コードを推測し、データブロツクの識別
コードが最多の識別コード以外のときには、直前のデー
タブロツクの音声データのデータ値をホールドして出力
し、かつ当該出力する音声データが続く最多の識別コー
ドのデータブロツクの音声データに変移する際に所定の
補間処理を施すようにした。
【0013】この結果第1〜第4の発明では、変速再生
モード時に、磁気テープからデータブロツク単位で異な
る識別コードの音声データが順次再生された場合におい
ても、再生すべき識別コードを有するデータブロツクの
音声データだけを不連続点を生じさせることなく出力す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0015】(1)実施例によるVCRの全体構成 図1において、10は全体として実施例によるVCRを
示し、記録モード時、供給された映像データ及び音声デ
ータを記録系11により所定フオーマツトで磁気テープ
12に記録する一方、再生モード時及びシヤトルモード
時には、磁気テープ12に記録された映像データ及び音
声データを再生系13により再生して出力するようにな
されている。すなわちこのVCR10の場合、記録系1
1においては、映像入力端子20に供給される映像デー
タD1を圧縮符号化部21に入力する。
【0016】圧縮符号化部21は、供給される映像デー
タD1を、メモリ22を用いて所定の圧縮符号化方式
(例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方
式)により2フレーム分を1つのGOPとして各GOP
毎に所定長に圧縮符号化し、かくして得られた映像符号
化データD2を順次ECC(Error Correcting Code )
エンコーダ部23のパツク回路24に送出する。
【0017】パツク回路24は、圧縮符号化部21から
供給される映像符号化データD2と、音声入力端子25
に供給される音声データD3と、システムデータ入力端
子26に供給されるシステムデータD4とを、それぞれ
メモリ回路27を用いて順次所定長(実施例では108 バ
イト)に等長化すると共に、かくして得られた各データ
ブロツク(以下、これらを同期ブロツクと呼ぶ)28の
データを、それぞれ順次外部メモリ29内の図2(A)
に示すECCブロツク30の映像データ領域に対応する
記憶領域、図2(B)に示すECCブロツク31の音声
データ領域に対応する記憶領域、又は図2(C)に示す
ECCブロツク32の第1及び第2のフレームデータ領
域に対応する記憶領域に格納する。
【0018】ここで図2(A)のECCブロツク30
は、所定数(図2(A)においては50個)の映像符号化
データD2の同期ブロツク28を一塊とし、後述のよう
に、これら同期ブロツク28に外符号パリテイ(Outer
Parity)の同期ブロツク28を所定数(図2(A)にお
いては14個)付加すると共に、これら各同期ブロツク2
8にそれぞれ2バイトの同期符号、4バイトの識別コー
ド(ID)及び12バイトの内符号パリテイ(Inner Pari
ty)を付加することにより構成される。
【0019】この場合このECCブロツク30は、走査
線数625 本フイールド数50フイールド分の映像符号化デ
ータD2からは36個、走査線数525 本フイールド数60フ
イールド分の映像符号化データD2からは30個形成され
る。従つて外部メモリ29内には、36個又は30個分のE
CCブロツク30の映像データ領域に対応する記憶領域
が設けられており、映像符号化データD2は同期ブロツ
ク28を単位として、それぞれシヤフリングされて外部
メモリ29内のいずれかのECCブロツク30の映像デ
ータ領域に対応する記憶領域に格納される。
【0020】同様に図2(B)に示すECCブロツク3
1は、所定数(図2(B)においては6個)の音声デー
タD3の同期ブロツク28を一塊とし、後述のようにこ
れら同期ブロツク28に外符号パリテイの同期ブロツク
28を所定数(図2(B)においては8個)付加すると
共に、各同期ブロツク28にそれぞれ2バイトの同期符
号、4バイトのID及び12バイトの内符号パリテイを付
加することにより構成される。
【0021】このECCブロツク31は、走査線数625
本フイールド数50フイールド分の音声データD3からは
各チヤンネル毎に12個、走査線数525 本フイールド数60
フイールド分の音声データD3からは各チヤンネル毎に
10個形成される。従つて外部メモリ29内には12個又は
10個分のECCブロツク31の音声データ領域に対応す
る記憶領域が設けられており、音声データD3は同期ブ
ロツク28を単位としてシヤフリングされて外部メモリ
12内の各ECCブロツク31の音声データ領域に対応
する記憶領域に格納される。なお本実施例のVCR10
では、4チヤンネル分の音声データD3が音声入力端子
25に供給されるものとする。
【0022】さらに図2(C)に示すECCブロツク3
2は、システムデータD4の同期ブロツク28に、後述
のように2バイトの同期符号、4バイトのID及び12バ
イトの内符号パリテイを付加することにより構成され、
各GOPに1個ずつ形成される。従つて外部メモリ29
内には1個分のECCブロツク32のシステムデータ領
域に対応する記憶領域が設けられており、システムデー
タD4はこの記憶領域内に格納される。なおこのECC
ブロツク32のNTコントロールデータ領域には、後述
のようにノントラツキング制御のためのGOPごとのI
D(以下、これをGOP・IDと呼ぶ)等が格納され、
第1及び第2のフレームデータ領域には、システムデー
タD4として供給された各フレームの各種情報が格納さ
れる。
【0023】外符号エンコード部33(図1)において
は、外部メモリ29に記憶された映像符号化データD2
又は音声データD3の各同期ブロツク28のデータをそ
れぞれECCブロツク単位で読み出し、上述の外符号パ
リテイを生成した後、これを対応する映像符号化データ
D2及び音声データD3と共に外部メモリ29内の対応
する記憶領域に格納する。
【0024】この外部メモリ29に格納された、映像符
号化データD2、音声データD3、システムデータD4
及び外符号パリテイは、この後同期ブロツク単位で順次
読み出され、VCR10内部のシステムクロツクCLK
1で駆動する第1のFIFO(First-In First-Out)3
4と、記録用クロツクCLK2で駆動する第2のFIF
O35とを順次介して記録用の周波数に変調された後、
同期符号及びID付加回路36に供給される。
【0025】同期符号及びID付加回路36は、順次供
給される各同期ブロツク28に対し、それぞれその先頭
にGOP・ID等の各種ID(4バイト)と同期符号
(2バイト)とを付加した後、これらを順次内符号エン
コード部37に送出する。またこのとき同期符号及びI
D付加回路36は、システムデータD4の同期ブロツク
28のNTコントロールデータ領域内に、そのGOPの
GOP・ID及び前後のGOPのGOP・IDを格納す
る。
【0026】内符号エンコード部37は、同期符号及び
IDが付加された各同期ブロツク28に対し、それぞれ
上述の内符号パリテイを生成し、付加して出力する。こ
の内符号エンコード部37から出力された各同期ブロツ
ク28は、この後それぞれ図示しない信号処理部におい
て所定の処理が施された後、記録ヘツド38を介して磁
気テープ12に順次アジマス記録される。
【0027】なお図3にこのVCR10の磁気テープ1
2に対する記録フオーマツトを示す。この図3からも明
らかなように、1GOP分の映像符号化データD2、音
声データD3及びシステムデータD4は、走査線数625
本フイールド数50フイールド方式のときには12本、走査
線数525 本フイールド数60フイールド方式のときには10
本の記録トラツク内に記録される。また各記録トラツク
内には、それぞれ映像符号化データD2が記録されるビ
デオデータ領域、音声データD3が記録されるオーデイ
オデータ領域及びシステムデータD4が記録されるシス
テムデータ領域が設けられており、映像符号化データD
2、音声データD3及びシステムデータD4は、それぞ
れ図のごとく2つの領域に分割して記録される。
【0028】このようにこのVCR10では、1GOP
の映像符号化データD2、音声データD3及びシステム
データD4をそれぞれ12本又は10本の記録トラツク内に
記録し、さらに続くGOPの映像符号化データD2、音
声データD3及びシステムデータD4を順次磁気テープ
12の長手方向に順次記録するようにして一連の映像符
号化データD2及び音声データD3を記録する。この様
子を図4に示す。
【0029】一方再生系13においては、8個の再生ヘ
ツド40(シヤトルモード時には16個)によつて、磁気
テープ12に記録された映像符号化データD2、音声デ
ータD3、システムデータD4及び外符号パリテイ等を
同期ブロツク単位で順次再生し、これらを順次内符号デ
コード部41に送出する。内符号デコード部41は、供
給される再生された各同期ブロツク28のデータに対
し、各同期ブロツク28にそれぞれ付加されている内符
号パリテイを用いて誤り訂正処理を施すと共に、この後
当該誤り訂正した各同期ブロツク28のデータを内符号
パリテイを除いてノントラツキング制御部42に送出す
る。
【0030】ノントラツキング制御部42は、供給され
る各同期ブロツク28にそれぞれ付加されているGOP
・IDに基づいて、再生すべきGOPの各同期ブロツク
28のデータを、同期符号及びIDを取り除いて、選択
的に順次メモリ回路43に格納する。このときノントラ
ツキング制御部42は、再生ヘツド40により再生され
た同じ同期ブロツク28のデータがあるときには、エラ
ーのない同期ブロツク28のデータを選択してメモリ回
路43に格納する。
【0031】このメモリ回路43に格納された各同期ブ
ロツク28のデータは、ノントラツキング制御部42に
より各ECCブロツク単位で読み出され、外符号デコー
ド部44に送出される。
【0032】外符号デコード部44においては、供給さ
れる同期ブロツク単位の映像符号化データ及び音声デー
タに対して外符号パリテイを用いて誤り訂正し、かくし
て得られた同期ブロツク単位の映像符号化データD1
0、音声データD11をそれぞれジヨグメモリ制御部4
5を介してジヨグメモリ部46の各記憶領域46A〜4
6Hに格納させる。なおこの際外符号パリテイは破棄さ
れる。
【0033】また外符号デコード部44は、同期ブロツ
ク単位で供給されるシステムデータに対しては外符号訂
正を行わず、これをシステムデータD12としてジヨグ
メモリ制御部45を介してジヨグメモリ部46の各記憶
領域46A〜46Hに格納させる。従つてジヨグメモリ
部46の各記憶領域46A〜46H内には、それぞれ1
GOP分の映像符号化データD10、音声データD11
及びシステムデータD12が格納される。
【0034】ジヨグメモリ制御部45においては、指定
された動作モード(通常再生モード又はシヤトルモー
ド)に応じて、ジヨグメモリ部46の各記憶領域46A
〜46H内にそれぞれ格納された1GOP分の映像符号
化データD10、音声データD11及びシステムデータ
D12をGOPの順番に又は選択的に読み出し、これを
同期ブロツク単位で順次デパツク回路47に送出する。
【0035】デパツク回路47は、供給される同期ブロ
ツク単位の映像符号化データD10、音声データD11
及びシステムデータD12をそれぞれ分離し、得られた
元の周波数の映像符号化データD13を伸長復号部48
においてメモリ回路49を用いて伸長復号させた後、こ
れを再生映像データD14として映像データ出力端子5
0を介して外部に送出させる。
【0036】またデパツク回路47は、得られた元の周
波数の音声データD15及びシステムデータD16をそ
れぞれ音声出力端子51又はシステムデータ出力端子5
2を介して外部に出力する。このようにしてこのVCR
10では、供給される映像データD1及び音声データD
2を磁気テープ12に記録し、また磁気テープ12に記
録された映像符号化データD2及び音声データD3を再
生して外部に出力する。
【0037】(2)再生系の詳細な構成 ここで実際上再生系13のノントラツキング制御部42
及び外符号エンコード部44は図5に示すように構成さ
れ、デパツク部47は図6のように構成されている。こ
の場合ノントラツキング制御部42、外符号エンコード
部44及びデパツク部47の動作は、通常再生モード時
及びシヤトルモード時で異なり、このため以下の説明で
は、これらノントラツキング制御部42、外符号エンコ
ード部44及びデパツク部47の構成を通常再生モード
時及びシヤトルモード時に分けて説明する。
【0038】まず通常再生モード時、ノントラツキング
制御部42においては、内符号デコード部41から供給
される内符号訂正された各同期ブロツク28のデータD
20(映像符号化データD21、音声データD22、シ
ステムデータD23及び外符号パリテイ等)をGOP・
ID検出回路60と、付加ID検出回路61とに入力す
る。GOP・ID検出回路60は、供給される各同期ブ
ロツク28のうち、システムデータD23の同期ブロツ
ク28のNTコントロール領域内に格納されているその
GOPのGOP・IDを検出し、検出結果をGOP・I
D検出信号S1としてノントラツキングデータ選択回路
62に送出する。
【0039】一方付加ID検出回路61は、各同期ブロ
ツク28にそれぞれ付加されているGOP・IDを検出
し、検出結果を付加ID検出信号S2として各同期ブロ
ツク28のデータD20と共にノントラツキングデータ
選択回路62に送出する。ノントラツキングデータ選択
回路62においては、GOP・ID検出回路60から供
給される再生すべきGOPのGOP・IDと、付加ID
検出回路62から供給される各同期ブロツク28に付加
されたGOP・IDとに基づいて、同じGOPの各同期
ブロツクのデータをメモリ回路43の同じ記憶領域43
A、43B内に振り分けて格納する。
【0040】この際ノントラツキングデータ選択回路6
2は、上述のように各同期ブロツク28のデータD20
を、各ECCブロツク30、31、32を再構築するよ
うに、かつ再生ヘツド40により再生された同じ同期ブ
ロツク28があるときには、エラーのない同期ブロツク
28のデータD20を選択してメモリ回路43の対応す
る記憶領域43A、43B内に格納する。
【0041】さらにノントラキングデータ選択回路62
は、この後メモリ回路43の一方の記憶領域43A、4
3B内に1GOP分の各同期ブロツク28のデータD2
0が格納された段階で、当該記憶領域43A、43Bか
ら各同期ブロツク28のデータD20を順次読み出し、
映像符号化データD21、再生音声データD22、シス
テムデータD23及び外符号パリテイを同期ブロツク単
位で外符号エンコード部44に送出する。
【0042】外符号デコード部44においては、ノント
ラツキングデータ選択回路62から供給される各同期ブ
ロツク28のデータD20に対し、X−Y変換メモリ部
63においてECCブロツク単位で横方向及び縦方向の
データ並びを変換し、かくして得られた各ECCブロツ
ク30、31毎の変換データD24を切換回路64を介
して外符号訂正処理部65に送出する。
【0043】外符号訂正処理部65は、供給される各E
CCブロツク30、31毎の変換データD24に対し
て、付加されている外符号パリテイを用いて誤り訂正処
理を施した後、これをY−X変換メモリ部66において
ECCブロツク単位で横方向及び縦方向のデータ並びを
変換させる。なおこのとき外符号訂正処理部65は、外
符号パリテイを除くデータをY−X変換メモリ部67に
出力する。従つてY−X変換メモリ部67からは、外符
号訂正された映像符号化データD10及び音声データD
11と、外符号訂正されていないシステムデータD12
が出力される。
【0044】このY−X変換メモリ部67から出力され
た同期ブロツク単位の映像符号化データD10、音声デ
ータD11及びシステムデータD12は、上述のように
ジヨグメモリ制御部45を介してジヨグメモリ46の対
応する記憶領域46A〜46H内にGOP単位でかつE
CCブロツク30、31、32にまとめた状態で格納さ
れる。またこのジヨグメモリ46の各記憶領域46A〜
46H内に格納されたGOP単位の映像符号化データD
10、音声データD11及びシステムデータD12は、
この後映像符号化データD10及びシステムデータD1
2が図6に示すデパツク部47のビデオデパツク部70
により所定のタイミングで読み出され、音声データD1
1が音声デパツク部71により所定のタイミングで読み
出される。
【0045】すなわちビデオデパツク部70において
は、通常再生モード時、ジヨグメモリ制御回路45に対
して所定周期で読出し信号S4を送出することにより、
所定周期でジヨグメモリ46の各記憶領域46A〜46
H内に格納された1GOP分の映像符号化データD10
及びシステムデータD12を同期ブロツク単位で順次読
み出させる。またビデオデパツク部70は、この読み出
した再生映像符号化データD10及びシステムデータD
12をそれぞれ元の周波数に変調して上述の映像符号化
データD13又はシステムデータD16として伸長復号
部48に送出する。この結果この映像符号化データD1
0は、上述のように伸長復号部48において復号され、
かくして得られた復号された再生映像データD14が映
像出力端子50を介して外部に出力される。
【0046】一方音声デパツク部71においては、通常
再生モード時、タイミングジエネレータでなるメモリ制
御部72がジヨグメモリ制御部45に対して所定周期で
読出し信号S5を送出することにより、所定周期でジヨ
グメモリ46の各記憶領域46A〜46H内に格納され
た1GOP分の音声データD11を同期ブロツク単位で
順次読み出させ、これらを順次補間回路73に入力す
る。このとき補間回路73は、供給される各同期ブロツ
ク28のデータをそのまま何の処理も施さずにFIFO
74に送出する。
【0047】FIFO74においては、供給される音声
データD11を順次記憶すると共に、図示しないタイミ
ングジエネレータから供給されるタイミングクロツクC
LK3に基づいて、記憶した音声データD11を1サン
プリングデータ毎に元のサンプリング周波数で読み出
し、これを音声データD25としてパラレルシリアル変
換回路75に送出する。
【0048】パラレルシリアル変換回路75は、供給さ
れる音声データD25をシリアル変換し、これを上述の
再生音声データD15として上述のように音声出力端子
51に送出する。このようにしてこの再生系は、通常再
生モード時、磁気テープ12から再生された映像符号化
データD2、音声データD3を復号及び復調して映像出
力端50又は音声出力端51を介して外部に出力する。
【0049】これに対してシヤトルモード時、ノントラ
ツキング制御部42の付加ID検出回路61は、内符号
エンコード部41から供給される各同期ブロツク28の
データD20に対し、映像符号化データD21及びシス
テムデータD23についてはそのまま何の処理も施さず
にノントラツキングデータ選択回路62に送出すると共
に、音声データD22については同期ブロツク28の先
頭に付加されているGOP・IDを検出し、これを当該
同期ブロツク28の下位数ビツトに書き込んだ後、これ
ら各同期ブロツク28のデータをノントラツキングデー
タ選択回路62に送出する。
【0050】ノントラツキングデータ選択回路62にお
いては、付加ID検出回路61から供給される各同期ブ
ロツク28のデータD20を順次メモリ回路43の1つ
の記憶領域43A、43B内に格納する。この際再生速
度が速い場合には、付加ID検出回路61からの出力に
複数のGOPのデータが入り混じつているが、ノントラ
ツキングデータ選択回路62はGOPの違いにかかわり
なく、1GOP時間内に供給される映像符号化データD
21、音声データD22及びシステムデータD23を順
次ECCブロツク30、31、32を構築するようにメ
モリ回路43に格納する。
【0051】さらにノントラツキングデータ選択回路6
2は、この後メモリ回路43に格納した1GOP分の映
像符号化データD21、音声データD22及びシステム
データD23を所定のタイミングで同期ブロツク単位で
順次読み出し、これらを順次外符号エンコード部44に
送出する。
【0052】外符号エンコード部44においては、ノン
トラツキングデータ選択回路62から供給される各同期
ブロツク28のデータに対して外符号訂正することな
く、これら各同期ブロツク28のデータをX−Y変換メ
モリ部63、スイツチ回路64、スイツチ回路66及び
Y−X変換メモリ部67を順次介してジヨグメモリ制御
回路45に送出し、これらを順次ジヨグメモリ46の対
応する記憶領域46A〜46H内にECCブロツク3
0、31、32にまとめた状態で格納させる。
【0053】このジヨグメモリ46の各記憶領域46A
〜46H内に格納された映像符号化データD30、音声
データD31及びシステムデータD32は、この後通常
再生モード時と同様にして読み出され、映像符号化デー
タD30及びシステムデータD32はそれぞれ図6に示
すデパツク部47のビデオデパツク部70に供給され、
音声データD31は音声デパツク部71に供給される。
【0054】この場合ビデオデパツク部70において
は、供給される映像符号化データD30及びシステムデ
ータD32を通常再生モード時と同様に処理した後、得
られた映像符号化データD33を伸長復号部48におい
て復号させ、この後映像出力端子50を介して外部に出
力させる。またビデオデパツク部70は、得られたシス
テムデータD35をシステムデータ出力端子52を介し
て外部に出力する。
【0055】一方音声デパツク部71においては、シヤ
トルモード時、供給される音声データD31をID検出
部76及びホールド及び補間回路73に入力する。この
ときID検出部76は、メモリ制御部72から供給され
る各同期ブロツク28の先頭のタイミングを表すタイミ
ング信号S6に基づいて、順次供給される音声データD
31の各同期ブロツク28の下位数ビツトに書き込まれ
たその同期ブロツク28のGOP・IDを検出し、検出
結果をID検出信号S7として多数決回路77に送出す
る。
【0056】多数決回路77においては、ID検出部7
6から供給されるID検出信号S7と、メモリ制御部7
2から供給される各GOPの先頭を表すタイミング信号
S8とに基づいて、各GOPごとに、先頭の同期ブロツ
ク28から所定個数目の同期ブロツク28までに検出さ
れたGOP・IDから、今後最も多く現れるであろうG
OP・ID(以下、これを最多GOP・IDと呼ぶ)を
推測し、推測結果に基づく制御信号S9をホールド及び
補間回路73に送出する。
【0057】ホールド及び補間回路73においては、多
数決回路77から供給される制御信号S9に基づいて、
GOP・IDが最多GOP・IDの同期ブロツク(以
下、これを有効同期ブロツクと呼ぶ)28が入力したと
きには、図7の時刻t1 〜t3に示すように、当該同期
ブロツク28のデータを何の処理も施さずにそのままF
IFO74に送出する。
【0058】これに対してホルード及び補間回路73
は、GOP・IDが最多GOP・IDでない同期ブロツ
ク(以下、これを無効同期ブロツクと呼ぶ)28が入力
した場合には、図7の時刻t3 〜t5 、t7 〜t8 及び
10〜t11に示すように、直前の同期ブロツク28の最
後のデータ値をホールドして、当該データ値を無効同期
ブロツク28のデータの代わりに出力すると共に、この
後有効同期ブロツク28が入力したときには、図7の時
刻t5 〜t6 、t8 〜t9 に示すように、その有効同期
ブロツク28の先頭から数サンプル分のデータを破棄
し、その間のデータを上述のホールドしたデータ値から
当該同期ブロツク28の所定数個目のサンプルデータま
での波形が滑らかに繋がるように補間処理した後、当該
有効同期ブロツクのデータをFIFO74に送出する。
【0059】なおホールド及び補間回路73は、多数決
回路77が最多GOP・IDを推測するまでの間は、多
数決回路77から供給される制御信号S9に基づいて、
入力した全ての同期ブロツク28のデータに対して上述
の補間処理を施し、得られたデータを順次FIFO74
に送出する。
【0060】FIFO74は、順次供給される各同期ブ
ロツク28の各データを通常再生モード時と同様にして
復調し、これをパラレルシリアル変換回路75において
シリアル変換させた後、得られた一連の音声データD3
4を上述のように音声出力端子51に送出する。このよ
うにしてこの再生系13では、シヤトルモード時、磁気
テープ12から再生した音声データD31の不連続点を
順次補間し、これを復調して音声出力端子51から外部
に出力する。
【0061】(3)実施例の動作及び効果 以上の構成において、このVCR10では、シヤトルモ
ード時、磁気テープ12から再生した音声データD3の
各同期ブロツク28に対し、内符号エンコード部におい
て内符号訂正した後、ノントラツキング制御部42のI
D検出回路61(図5)においてその同期ブロツク28
のGOP・IDを下位数ビツトに書き込んだ後、これを
ジヨグメモリ制御部45を介してジヨグメモリ46の対
応する記憶領域46A〜46Hに格納する。
【0062】次いでこれらジヨグメモリ46の記憶領域
46A〜46Hに格納された音声データD31をジヨグ
メモリ制御部45を介して選択的に読み出し、これをデ
パツク部47の音声デパツク部72のID検出回路76
及びホールド及び補間回路73に入力する。
【0063】さらにID検出回路76において音声デー
タD31の各同期ブロツク28のGOP・IDを検出
し、当該検出結果に基づいて多数決回路77において最
多GOP・IDを推測すると共に、当該推測結果に基づ
いて、ホールド及び補間回路73に入力する同期ブロツ
ク28が有効同期ブロツク28である場合にはそのデー
タをそのままホールド及び補間回路73から出力させる
と共に、無効同期ブロツク28である場合には、直前の
同期ブロツク28のデータ値をホールドして出力し、さ
らにこの後有効同期ブロツク28が入力した場合にその
有効同期ブロツク28のデータを所定の補間処理を施し
て出力する。
【0064】さらにこの後これら同期ブロツク28のデ
ータをFIFO74を用いて元のサンプリング周波数に
復調し、パラレルシリアル変換回路75においてシリア
ル変換した後、音声出力端子51を介して外部に出力す
る。
【0065】従つてこのVCR10では、シヤトルモー
ド時において、異なるGOP・IDを有する同期ブロツ
ク28が順次再生された場合においても、再生すべきG
OPの同期ブロツク28のデータ(音声データ)のみを
音声出力の波形に不連続点を生じさせることがなく出力
することができ、その分音声出力におけるノイズの発生
を格段的に軽減することができる。またこのVCR10
では、ノントラツキング制御部42において音声データ
D22の各同期ブロツク28のGOP・IDを検出し、
これを順次その同期ブロツク28の下位数ビツトに書き
込むようにして後段に伝えるようにしている。
【0066】この場合音声データD22の各同期ブロツ
ク28のGOP・IDをノントラツキング制御部42よ
りも後段に伝える方法としては、音声データD22の各
同期ブロツク28にGOP・IDを付加したまま順次後
段に出力する方法も考えられるが、この方法によると、
メモリ回路43(図1)や、外符号エンコード部44の
X−Y変換メモリ部63(図5)及びY−X変換メモリ
部67(図5)並びにジヨグメモリ46(図1)にそれ
ぞれ音声データD22の各同期ブロツク28のGOP・
IDのための記憶領域を用意する必要があり、構成が煩
雑化すると共に製造コストが高くなる問題がある。
【0067】この点に関しこのVCR10では、ノント
ラツキング制御部42において音声データD22の各同
期ブロツク28の下位数ビツトにその同期ブロツク28
のGOP・IDを書き込むようにしているため、全体と
しての構成を簡易化させると共に製造コストを抑え得る
利点がある。なおシヤトルモード時には、例えば16ビツ
トの音声データD22の下位数ビツトが欠落しても、欠
落していない場合とほとんど音質に差は生じない。
【0068】以上の構成によれば、シヤトルモード時、
磁気テープ12から再生した音声データD22の各同期
ブロツク28のGOP・IDをその同期ブロツク28の
データの下位数ビツトに書き込むと共に、後段において
これら音声データD22の各同期ブロツク28のGOP
・IDを検出し、当該検出結果に基づいて多数決回路7
7において最多GOP・IDを推測すると共に、当該推
測結果に基づいて、ホールド及び補間回路73に入力す
る同期ブロツク28が有効同期ブロツク28である場合
にはそのデータをそのままホールド及び補間回路73か
ら出力させると共に、無効同期ブロツク28である場合
には、直前の同期ブロツク28のデータ値をホールドし
て出力し、さらにこの後有効同期ブロツク28が入力し
た場合にその有効同期ブロツク28のデータを所定の補
間処理を施して出力するようにしたことにより、再生す
べきGOPの同期ブロツク28のデータ(音声データ)
のみを音声出力の波形に不連続点を生じさせることがな
く出力することができ、かくして変速再生モード時にお
ける音声出力に生じるノイズを軽減することができる。
【0069】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、本発明を、複数フレーム
を単位(GOP)とし、各GOPごとに音声データD2
を所定長の同期ブロツク28に分割して磁気テープ12
に記録するようになされたVCRに適用するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、
一連の音声データをテープ状記録媒体に記録する記録系
と、当該テープ状記録媒体に記録された音声データを再
生する再生系とを有する記録再生装置や、一連の音声デ
ータが第1の単位ごとにそれぞれ複数のデータブロツク
に分割されると共に、音声データがデータブロツク単位
でかつ第1の単位ごとの識別コードが付加されて記録さ
れたテープ状記録媒体から音声データを再生する再生装
置であるのならば、この他種々の記録再生装置及び再生
装置に適用することができる。
【0070】この場合記録再生装置の記録系には、一連
の音声データを、第1の単位(実施例ではGOP単位)
ごとにそれぞれ複数のデータブロツクに分割し、当該デ
ータブロツク単位でかつ第1の単位ごとの識別コードを
付加してテープ状記録媒体に記録する記録手段を設け、
また当該記録再生装置の再生系又は再生装置には、テー
プ状記録媒体から音声データをデータブロツクを単位と
して再生して出力する再生手段(実施例では再生ヘツド
38)と、再生された各データブロツクの識別コードを
それぞれ検出し、検出結果に基づいて所定期間(実施例
では1GOP期間)ごとに最多の識別コードを推測し、
供給されるデータブロツクの識別コードが最多の識別コ
ード以外のときに、直前のデータブロツクの音声データ
をホールドして出力し、かつ当該出力する音声データが
続く最多の識別コードのデータブロツクの音声データに
変移する際には所定の補間処理を施すホールド及び補間
手段(実施例ではデパツク部47のID検出回路76、
多数決回路77、ホールド及び補間回路73)とを設け
るようにすれば良い。
【0071】さらに上述の実施例においては、シヤトル
モード時、再生された音声データD3の同期ブロツク2
8に付加されているGOP・IDを検出し、検出したG
OP・IDを当該同期ブロツク28に書き込む識別コー
ド検出及び書込み手段としての付加ID検出回路61
が、検出したGOP・IDをその同期ブロツク28の下
位数ビツトに書き込むようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、付加ID検出回路61が、
検出したGOP・IDをその同期ブロツク28の下位数
ビツト以外の位置に書き込むようにしても良い。
【0072】さらに上述の実施例においては、ホールド
及び補間回路73が、無効同期ブロツク28が入力した
場合には、直前の同期ブロツク28の最後のデータ値を
ホールドして、当該データ値を無効同期ブロツク28の
データの代わりに出力すると共に、この後有効同期ブロ
ツク28が入力したときには、その有効同期ブロツク2
8の先頭から数サンプル分のデータを破棄し、その間の
データを上述のホールドしたデータ値から当該同期ブロ
ツク28の所定数個目のサンプルデータまでの波形が滑
らかに繋がるように補間処理するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、無効同期ブロツク
28のデータの代わりに出力されるホールドされたデー
タの後から数サンプル分のデータを破棄してその間のデ
ータを補間するようにしても良く、ホールド及び補間回
路73による補間方法としてはこの他種々の補間方法を
適用できる。
【0073】さらに上述の実施例においては、再生され
た各データブロツクの識別コードをそれぞれ検出し、検
出結果に基づいて所定期間(実施例では1GOP期間)
ごとに最多の識別コードを推測し、供給されるデータブ
ロツクの識別コードが最多の識別コード以外のときに、
直前のデータブロツクの音声データをホールドして出力
し、かつ当該出力する音声データが続く最多の識別コー
ドのデータブロツクの音声データに変移する際には所定
の補間処理を施すホールド及び補間手段をデパツク部4
7内に配置するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、デパツク部47の前段(例えばノン
トラツキング制御部42)に配置するようにしても良
い。
【0074】この場合上述のホールド及び補間手段を例
えばノントラツキング制御部42内に配置する場合に
は、シヤトルモード時に、ノントラツキングデータ選択
回路62内に上述のホールド及び補間手段と同様にして
最多GOP・IDが付加された同期ブロツク28のデー
タだけを後段に出力するようにすれば良い。
【0075】
【発明の効果】上述のように第1及び第2の発明によれ
ば、記録時、一連の音声データを、第1の単位ごとにそ
れぞれ複数のデータブロツクに分割し、当該データブロ
ツク単位でかつ第1の単位ごとの識別コードを付加して
テープ状記録媒体に記録する一方、再生時、再生したデ
ータブロツクの識別コードを順次検出し、検出結果に基
づいて所定期間ごとに最多の識別コードを推測し、デー
タブロツクの識別コードが最多の識別コード以外のとき
には、直前のデータブロツクの識別コードをホールドし
て出力し、かつ当該出力が続く最多の識別コードのデー
タブロツクの音声データに変移する際には所定の補間処
理を施すようにしたことにより、変速再生モード時に、
磁気テープからデータブロツク単位で異なる第1の単位
の音声データが順次再生された場合においても、出力す
べき第1の単位の音声データだけを不連続点を生じさせ
ることなく出力することができ、かくして変速再生モー
ド時における音声出力に生じるノイズを軽減し得る記録
再生装置及びその方法を実現できる。
【0076】また第3及び第4の発明によれば、一連の
音声データが、第1の単位ごとにそれぞれ複数のデータ
ブロツクに分割され、当該データブロツク単位でかつ第
1の単位ごとの識別コードが付加されて記録されたテー
プ状記録媒体から音声データを再生する再生装置その方
法において、再生したデータブロツクの識別コードを順
次検出し、検出結果に基づいて所定期間ごとに最多の識
別コードを推測し、データブロツクの識別コードが最多
の識別コード以外のときには、直前のデータブロツクの
識別コードをホールドして出力し、かつ当該出力が続く
最多の識別コードのデータブロツクの音声データに変移
する際には所定の補間処理を施すようにしたことによ
り、変速再生モード時に、磁気テープからデータブロツ
ク単位で異なる第1の単位の音声データが順次再生され
た場合においても、出力すべき第1の単位の音声データ
だけを不連続点を生じさせることなく出力することがで
き、かくして変速再生モード時における音声出力に生じ
るノイズを軽減し得る再生装置及びその方法を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるVCRの全体構成を示すブロツク
図である。
【図2】ECCブロツクの説明に供する略線図である。
【図3】磁気テープに対する1GOP分の記録フオーマ
ツトの説明に供する略線図である。
【図4】磁気テープへの各GOPごとのデータの記録の
様子を示す略線図である。
【図5】ノントラツキング制御部及び外符号エンコード
部の構成を示すブロツク図である。
【図6】デパツク部の構成を示すブロツク図である。
【図7】ホールド及び補間された音声出力波形の様子を
示す波形図である。
【図8】シヤトルモード時における再生ヘツドの走査軌
跡を示す略線図である。
【図9】一対の再生ヘツドの5倍速再生時における走査
軌跡を示す略線図である。
【図10】シヤトルモード時における音声出力波形を示
す波形図である。
【符号の説明】
10……VCR、11……記録系、12……磁気テー
プ、13……再生系、21……圧縮符号化部、24……
パツク部、28……同期ブロツク、30、31、32…
…ECCブロツク、33……外符号エンコード部、36
……同期符号及びID付加回路、37……内符号エンコ
ード部、38……記録ヘツド、40……再生ヘツド、4
1……内符号デコード部、42……ノントラツキング制
御部、44……外符号デコード部、45……ジヨグメモ
リ制御部、46……ジヨグメモリ、47……デパツク
部、48……伸長復号部、61……付加ID検出回路、
62……ノントラツキングデータ選択回路、72……メ
モリ制御部、73ホールド及び補間回路、74……FI
FO、76……ID検出回路、77……多数決回路、D
1……映像データ、D2……映像復号化データ、D3…
…音声データ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一連の音声データをテープ状記録媒体に記
    録する記録系と、上記テープ状記録媒体に記録された上
    記音声データを再生する再生系とを有する記録再生装置
    において、 上記記録系は、 上記一連の音声データを、第1の単位ごとにそれぞれ複
    数のデータブロツクに分割し、当該データブロツク単位
    でかつ上記第1の単位ごとの識別コードを付加して上記
    テープ状記録媒体に記録する記録手段を具え、 上記再生系は、 上記テープ状記録媒体から上記音声データを上記データ
    ブロツクを単位として再生する再生手段と、 順次供給される再生された各上記データブロツクの上記
    識別コードをそれぞれ検出すると共に、検出結果に基づ
    いて所定期間ごとに最多の上記識別コードを推測し、供
    給される上記データブロツクの上記識別コードが上記最
    多の識別コードのときには当該データブロツクの上記音
    声データを出力する一方、供給される上記データブロツ
    クの上記識別コードが上記最多の識別コード以外のとき
    には、直前の上記データブロツクの上記音声データのデ
    ータ値をホールドして出力し、かつ当該出力する上記音
    声データが続く上記最多の識別コードの上記データブロ
    ツクの上記音声データに変移する際に所定の補間処理を
    施すホールド及び補間手段とを具えることを特徴とする
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記再生系は、 上記ホールド及び補間手段間よりも前段に配置され、上
    記テープ状記録媒体から再生された上記音声データの上
    記データブロツクに付加されている上記識別コードを検
    出し、当該検出した識別コードを当該データブロツク内
    の所定位置に書き込む識別コード検出及び書込み手段を
    具えることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】一連の音声データをテープ状記録媒体に記
    録すると共に、上記テープ状記録媒体に記録された上記
    一連の音声データを再生する記録再生方法において、 上記一連の音声データを、第1の単位ごとにそれぞれ複
    数のデータブロツクに分割し、上記データブロツク単位
    でかつ上記第1の単位ごとの識別コードを付加して上記
    テープ状記録媒体に記録する第1のステツプと、 上記テープ状記録媒体から上記音声データを上記データ
    ブロツクを単位として再生する第2のステツプと、 再生された各上記データブロツクの上記識別コードをそ
    れぞれ検出すると共に、検出結果に基づいて所定期間ご
    とに最多の上記識別コードを推測し、上記データブロツ
    クの上記識別コードが上記最多の識別コードのときには
    当該データブロツクの上記音声データを出力する一方、
    上記データブロツクの上記識別コードが上記最多の識別
    コード以外のときには、直前の上記データブロツクの上
    記音声データのデータ値をホールドして出力し、かつ当
    該出力する上記音声データが続く上記最多の識別コード
    の上記データブロツクの上記音声データに変移する際に
    は所定の補間処理を施す第3のステツプとを具えること
    を特徴とする記録再生方法。
  4. 【請求項4】上記第2のステツプでは、 上記テープ状記録媒体から再生した上記音声データの各
    上記データブロツクにそれぞれ付加されている上記識別
    コードを検出し、当該検出した識別コードを当該データ
    ブロツク内の所定位置に書き込むことを特徴とする請求
    項3に記載の記録再生方法。
  5. 【請求項5】一連の音声データが、第1の単位ごとにそ
    れぞれ複数のデータブロツクに分割され、上記データブ
    ロツク単位でかつ上記第1の単位ごとの識別コードが付
    加されて記録されたテープ状記録媒体から上記音声デー
    タを再生する再生装置において、 上記テープ状記録媒体から上記音声データを上記データ
    ブロツクを単位として再生する再生手段と、 順次供給される再生された各上記データブロツクの上記
    識別コードをそれぞれ検出すると共に、検出結果に基づ
    いて所定期間ごとに最多の上記識別コードを推測し、供
    給される上記データブロツクの上記識別コードが上記最
    多の識別コードのときには当該データブロツクの上記音
    声データを出力する一方、供給される上記データブロツ
    クの上記識別コードが上記最多の識別コード以外のとき
    には、直前の上記データブロツクの上記音声データのデ
    ータ値をホールドして出力し、かつ当該出力する上記音
    声データが続く上記最多の識別コードの上記データブロ
    ツクの上記音声データに変移する際に所定の補間処理を
    施すホールド及び補間手段とを具えることを特徴とする
    再生装置。
  6. 【請求項6】上記ホールド及び補間手段間よりも前段に
    配置され、上記テープ状記録媒体から再生された上記音
    声データの各上記データブロツクにそれぞれ付加されて
    いる上記識別コードを検出し、当該検出した識別コード
    を当該データブロツク内の所定位置に書き込む識別コー
    ド検出及び書込み手段を具えることを特徴とする請求項
    5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】一連の音声データが、第1の単位ごとにそ
    れぞれ複数のデータブロツクに分割され、上記データブ
    ロツク単位でかつ上記第1の単位ごとの識別コードが付
    加されて記録されたテープ状記録媒体から上記音声デー
    タを再生する再生方法において、 上記テープ状記録媒体から上記音声データを上記データ
    ブロツクを単位として再生する第1のステツプと、 再生された各上記データブロツクの上記識別コードをそ
    れぞれ検出すると共に、検出結果に基づいて所定期間ご
    とに最多の上記識別コードを推測し、上記データブロツ
    クの上記識別コードが上記最多の識別コードのときには
    当該データブロツクの上記音声データを出力する一方、
    上記データブロツクの上記識別コードが上記最多の識別
    コード以外のときには、直前の上記データブロツクの上
    記音声データのデータ値をホールドして出力し、かつ当
    該出力する上記音声データが続く上記最多の識別コード
    の上記データブロツクの上記音声データに変移する際に
    所定の補間処理を施す第2のステツプとを具えることを
    特徴とする再生方法。
  8. 【請求項8】上記第1のステツプでは、 上記テープ状記録媒体から再生した上記音声データの各
    上記データブロツクにそれぞれ付加されている上記識別
    コードを検出し、当該検出した識別コードを当該データ
    ブロツク内の所定位置に書き込むことを特徴とする請求
    項7に記載の再生方法。
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