JPH1068875A - 焦点調節装置 - Google Patents

焦点調節装置

Info

Publication number
JPH1068875A
JPH1068875A JP8225074A JP22507496A JPH1068875A JP H1068875 A JPH1068875 A JP H1068875A JP 8225074 A JP8225074 A JP 8225074A JP 22507496 A JP22507496 A JP 22507496A JP H1068875 A JPH1068875 A JP H1068875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
photographing
light
focus
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8225074A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Atsushi Maruyama
淳 丸山
Takeshi Musashi
剛 八道
Toyoji Sasaki
豊治 佐々木
Satoshi Miyazaki
敏 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8225074A priority Critical patent/JPH1068875A/ja
Publication of JPH1068875A publication Critical patent/JPH1068875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ストロボが補助光として用いられた後、補助光
の発光動作停止後から撮影が開始されるまでに、撮影動
作が終了しているとの誤解をなくす。 【解決手段】撮影レンズを通過した被写体光束を2つに
分割し、それぞれの被写体像の状態に基づいて被写体に
対する撮影レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置に
おいて、低輝度の被写体に対する撮影レンズの焦点状態
を検出するときに、若しくは赤目現象を低減するため
に、所定の予備発光を行うと共に、撮影時には露光のた
めの本発光を行うストロボ部4と、上記ストロボ手段が
赤目を軽減するモード以外の予備発光後に、本発光を開
始するまでの間に撮影動作が継続中であることを撮影者
に告知する撮影動作継続報知部5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカメラ等の
撮像装置に使用される焦点調節装置に関し、特に補助光
を被写体に照射して焦点検出を行う焦点調節装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカメラの閃光発光部(スト
ロボ)による閃光を自動焦点検出の補助光として用いる
技術についは種々の提案がなされている。例えば、特開
平6−289281号公報では、低輝度時には被写体に
補助光を連続照射して光強度を測定し、光強度の過不足
に対応して次回の光強度測定時の補助光発光光量を増減
して設定し、再度補助光を前記所定光量で投光しながら
光強度分布の測定を行うという動作を繰り返して実行す
る技術が開示されている。
【0003】即ち、この技術では、1回の光強度測定に
おいて一定光量で補助光を連続発光させて蓄積動作を行
い、その結果より被写体からの光強度を判別し、不足又
は過大の場合には補助光光量を所定量増減させて設定
し、その光量で補助光を連続発光させて再度光強度測定
を行っている。そして、このような動作を適正な光強度
つまり光電変換素子の適正な電荷蓄積量になるまで繰り
返し行い、適正となった時点の光強度分布データに基づ
いて焦点検出を行っている。従って、かかる装置によれ
ば、被写体の輝度や被写体までの距離に左右されること
なく、焦点検出素子に適正な光量を与えることができ
る。
【0004】また、特願平7−122359号公報で
は、焦点検出を行う電荷蓄積型光電変換素子の電荷蓄積
中に補助光をパルス状に連続的に発光し、同時に蓄積レ
ベルを随時モニタする技術が開示されている。この技術
では、1発のパルス発光が終了時の蓄積レベルと適正蓄
積レベルとの差に基づいて次回のパルス発光光量を設定
する。従って、このような装置によれば焦点検出素子に
適正な光量を与えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなストロボを自動焦点検出の補助光として用いる
従来技術においては、補助光が点灯するような低輝度下
では撮影時もストロボを使用することが多く、補助光と
しての発光を行った所定時間後に撮影が行われる為、撮
影者や被写体である被撮影者がカメラに慣れていない場
合には、補助光の発光を撮影の為の本発光として誤解
し、撮影を止めてしまったり、撮影前に被写体が動いて
しまうという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ストロボが補助光として
用いられた後、補助光の発光動作停止後から撮影が開始
されるまで、撮影動作が継続していることを撮影者並び
に被撮影者に報知することができる補助光を有する自動
焦点調節装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の自動焦点調節装置は、撮影レンズを通過し
た被写体光束を2つに分割し、それぞれの被写体像の状
態に基づいて被写体に対する撮影レンズの焦点状態を検
出する焦点検出装置において、低輝度の被写体に対する
撮影レンズの焦点状態を検出するとき、所定の予備発光
を行うと共に、撮影時には露光のための本発光を行うス
トロボ手段と、上記ストロボ手段が予備発光後に、本発
光を開始するまでの間に撮影動作が継続中であることを
撮影者に告知する告知手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0008】即ち、本発明の自動焦点調節装置では、ス
トロボ手段により、低輝度の被写体に対する撮影レンズ
の焦点状態を検出するとき、所定の予備発光が行われる
と共に、撮影時には露光のための本発光が行われ、告知
手段により、上記ストロボ手段が予備発光後に、本発光
を開始するまでの間に撮影動作が継続中であることを撮
影者に告知される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る焦点検出装置の概念図である。同図に示さ
れるように、カメラのシーケンスの制御を司るCPUか
らなる中央制御部1には、撮影レンズの焦点を調節する
焦点調節部2、補助光を制御する補助光制御部3、及び
撮影動作が継続していることを撮影者並びに被撮影者に
報知する撮影動作継続報知部5が接続されている。ま
た、上記補助光制御部3には、補助光の役割を兼ねたス
トロボ部4が接続されている。
【0010】このような構成において、上記ストロボ部
4は、低輝度の被写体に対する撮影レンズの焦点状態を
検出するとき、若しくは赤目現象を低減するときに、所
定の予備発光を行い、撮影時には露光のための本発光を
行う。そして、撮影動作継続報知部5は、上記ストロボ
部4が上記赤目軽減モード以外の予備発光後、本発光を
開始するまでの間に撮影動作が継続中であることを撮影
者に告知する。従って、撮影者が補助光の発光を撮影の
為の本発光として誤解し、撮影を止めてしまったり、撮
影前に被写体が動いてしまうといった従来の問題を解決
できる。
【0011】次に図2には第1の実施の形態に係る焦点
調節装置の制御系の構成を示し説明する。この第1の実
施の形態に係る焦点調節装置では、TTL位相差検出方
式が採用されているが、これに限定されないことは勿論
である。
【0012】同図に於いて、本発明の焦点調節装置にお
いては、被写体光が撮影レンズ38を通過して、コンデ
ンサレンズ36とセパレータレンズ35L,36Rから
なるAF光学系37を介して、蓄積型の光電変換手段と
してのAFIC112の上面に配置されたフォトダイオ
ードアレイ34L,34Rへ入射する入射光に基づいて
被写体光の光強度分布測定を行い、制御手段としてのC
PU111に測定データを転送する。このCPU111
は内部ROMに記憶されたプログラムを逐次実行し、周
辺の集積回路等の制御を行う。
【0013】EEPROM113は、上記フォトダイオ
ードアレイ34L,34Rの製造時に生ずる各画素のバ
ラツキや、上記AF光学系37におけるセパレータレン
ズ35L,35Rの周辺光量低下による照度不均一性を
補正するための補正データを予め記憶する不揮発性メモ
リである。このEEPROM113には、その他にもカ
メラ内部の機械的なバラツキ補正データや各集積回路の
電気的なバラツキ補正データが記憶されている。そし
て、上記CPU111に接続されているデータバック1
5は、CPU111から出力される制御信号に基づい
て、フィルムに日付の写し込みを行うものである。
【0014】インタフェースIC(以下、IFIC)1
7は、CPU111と4ビットのパラレル通信を行い、
被写体輝度の測定、フォトインタラプタ(以下、PI)
等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制御、各
種定電圧の生成、バッテリの残量チェック、赤外光リモ
コンの受信、モータドライバIC18,19の制御、各
種LEDの制御、不図示のDC/DCコンバータの制御
等を行う。
【0015】そして、シリコンフォトダイオード(以
下、SPD)33は、被写体輝度の測定を行う。このS
PD33の受光面は、画面中央部とその周辺部とに2分
割されており、画面中央の一部分のみで測光を行うスポ
ット測光と画面全体を使用して測光する平均測光の2通
りの測光を行う。
【0016】上記SPD33は被写体輝度に応じた電流
を上記IFIC17に出力し、該IFIC17は、この
出力を電圧に変換してCPU111に転送する。上記C
PU111では、この情報に基づいて露出の演算や逆光
の判断等が行われる。また、PI等の波形整形は、PI
或いはフォトリフレクタ(以下、PR)の出力の光電流
を基準電流と比較し、矩形波としてIFIC17より出
力する。
【0017】さらに、バッテリの残量チェックは、不図
示のバッテリの両端に低抵抗を接続して電流を流したと
きのバッテリ両端の電圧をIFIC17内部で分圧して
CPU111へ出力し、このCPU111内にてA/D
変換された値でチェックを行う。そして、赤外光リモコ
ンの受信は、リモコン送信用ユニット30の投光用LE
D31より変調された赤外光が発せられ、その赤外光を
受光用SPD32にて受信することで行う。このSPD
32の出力信号は、IFIC17内部で波形整形等の処
理が行われた後にCPU111へ転送される。
【0018】また、電圧電源の定電圧監視では、IFI
C17にそのための専用端子が設けられており、該端子
に入力される電源電圧が規定値より低下するとIFIC
17からリセット信号がCPU111へ出力され、CP
U111のエラー等が防止される。そして、電源電圧が
所定値よりも低下したときに不図示のDC/DCコンバ
ータで昇圧させるように制御される。
【0019】上記IFIC17には、AF測距終了やス
トロボ発光警告等のファインダ内LED29、カメラ前
面に配置されてセルフタイマが作動していることを示す
ためのセルフタイマ表示用LED39、或いはPI等に
使用されているLED(不図示)が接続されており、こ
れらのLEDのオン/オフ及び発光光量の制御はCPU
111及びEEPROM113、IFIC17間で通信
を行い、IFIC17が直接的に行う。
【0020】さらに、モータドライバIC18は、フィ
ルム給送及びシャッタのチャージを行うシャッタチャー
ジ(以下、SC)モータ22、焦点調節のためのレンズ
駆動用(以下、LD)モータ23、鏡枠のズーミング
(以下、ZM)用モータ24の3つのモータの駆動を行
う。そして、これらの動作の制御、例えば「どのモータ
を駆動するか」、「正転させるか逆転させるか」、「制
動をかけるか」等については、CPU111からの信号
をIFIC17が受けて、IFIC17がモータドライ
バIC18を制御することにより行う。
【0021】そして、上記SCモータ22がシャッタチ
ャージ、フィルムの巻上げ、巻戻しのいずれの状態にあ
るかはPIとクラッチレバーを用いてSCPI25で検
出し、その情報はCPU111に送られる。また、レン
ズの繰り出し量はLDモータに取付けられたLDPI2
6で検出され、その出力はIFIC17で波形整形した
後にCPU111へと転送される。
【0022】さらに、鏡枠のズーミングの繰り出し量は
ZMPI28及びZMPR27で検出される。そして、
鏡枠がTELE端とWIDE端の間にあるとき、鏡枠に
張り付けられた銀色のシールの反射をZMPR27で拾
うような構成にする。このZMPR27の出力は、CP
U111へ入力されてTELE端とWIDE端の検出が
行われる。そして、ZMPI28はZMモータ24に取
付けられ、その出力はIFIC17で波形整形された
後、CPU111へ入力されてTELE端又はWIDE
端からのズーミング量が検出される。
【0023】そして、モータドライバIC19は絞り調
整ユニット駆動用のステッピングモータであるAVモー
タ20をCPU111からの制御信号により駆動し、A
VPI21はその出力をIFIC17で波形整形してC
PU111へ出力し、絞り開放位置の検出を行う。ま
た、液晶表示パネル114はCPU111から送られる
信号により、フィルム駒数や撮影モード、ストロボモー
ド、絞り値、電池残量等の表示を行う。
【0024】また、PCV115は一定周期のパルス波
形をCPU111から送信することで発音する発音体で
あり、ここでは撮影レンズ38が合焦位置に駆動された
後に発音し、撮影者に合焦を知らせる機能を果たす。そ
して、補助光投射手段としてのストロボユニット16
は、撮影時又はAF測距時、被写体の輝度が不足してい
たときに発光管を発光させて必要な輝度を被写体に与え
るもので、CPU111からの信号に基づいてIFIC
17が制御する。
【0025】さらに、ファーストレリーズスイッチR1
SWは、不図示のレリーズボタンが半押しされた状態の
ときにオンし、測距動作が行われる。そして、セカンド
レリーズスイッチR2SWは、レリーズボタンが押し込
まれた状態のときにオンし、各種測定値を基に撮影動作
が行われる。
【0026】さらに、ズームアップスイッチZUSW及
びズームダウンスイッチZDSWは鏡枠のズーミングを
行うスイッチで、ZUSWがオンすると長焦点方向に、
ZDSWがオンすると短焦点方向にズーミングする。ま
た、セルフスイッチSELFSWがオンするとセルフタ
イマ撮影モード又はリモコンの待機状態となる。この状
態においてR2SWがオンされればセルフタイマによる
撮影が行われ、リモコン送信機30にて撮影操作されれ
ばリモコンによる撮影を行う。
【0027】そして、スポットスイッチSPOTSWを
オンすると測光を撮影画面の中央の一部のみで行う「ス
ポット測光モード」となる。これは、後述のAFセンサ
による測光である。尚、SPOTSWがオフでの通常の
測光は測光用SPD33にて評価測光を行う。さらに、
PCT1SW〜PCT4SW及びプログラムスイッチP
SWは撮影モードの切換えスイッチで、撮影条件に合わ
せて撮影者がモード選択を行う。
【0028】PCT1SWをオンすると「ポートレート
モード」になり、適正露出範囲内で被写界深度が浅くな
るように絞り及びシャッタスピードを決定する。また、
PCT2SWをオンすると「夜景モード」になり、長時
間露光するように絞り及びシャッタスピードを決定す
る。
【0029】また、PCT3SWをオンすると「風景モ
ード」になり、適正露出範囲内で被写界深度が深くなる
ように絞り及びシャッタスピードを決定する。また、P
CT4SWをオンすると「スポーツモード」になり、適
正露出範囲内で高速シャッタになるように絞り及びシャ
ッタスピードを決定する。また、PSWをオンすると
「プログラム撮影モード」になり、プログラム線図によ
るオート撮影モードになると共に、PCT1SW〜PC
T4SWのリセット及びAV優先プログラムモードのリ
セットを行う。
【0030】さらに、AV優先スイッチAVSWをオン
すると撮影モードが「絞り優先プログラムモード」にな
る。このモードは絞り値を撮影者が絞りを決定し、その
絞り値に合わせてプログラムでシャッタスピードを決定
する。また、ストロボスイッチSTSWはストロボの発
光モードの切換えスイッチで、「低輝度自動発光モー
ド」、「赤目軽減低輝度自動発光モード」、「強制発光
モード」、「ストロボオフモード」を切り換える。
【0031】また、パノラマスイッチPANSWは撮影
状態がパノラマ撮影か通常撮影かを検出するためのスイ
ッチで、パノラマ撮影時にオンとなる。そして、パノラ
マ撮影モードになっていると測光の補正演算等を行う。
これは、パノラマ撮影時には撮影画面上下の一部がマス
クされ、同時に測光センサの一部もマスクされることに
なるので正確な測光が行われないためである。
【0032】さらに、裏蓋スイッチBKSWは裏蓋の状
態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状態
がオフ状態となる。このBKSWがオンからオフヘ状態
移行するとフィルムのローディングを開始する。また、
シャッタチャージスイッチSCSWはシャッタチャージ
を検出するためのものである。さらに、ミラーアップス
イッチMUSWはミラーのアップを検出するためのスイ
ッチで、ミラーアップでオンとなる。そして、DXスイ
ッチDXSWはフィルムのパトローネに印刷されている
フィルム感度を示すDXコードを読取るため、及びフィ
ルム装填の有無を検出するため、不図示のスイッチ群で
構成されている。
【0033】そして、ストロボユニット16はCPU1
11からの信号でメインコンデンサに充電を行い、メイ
ンコンデンサの電圧を分圧した出力をCPU111が検
出して充電を停止させる。ストロボの発光制御はCPU
111よりIFIC17を介して発光信号が出力され、
ストロボユニット16に入力される。また、本発明の実
施の形態ではAF補助光としてこのストロボユニット1
6を使用している。尚、ストロボユニット16について
は後述する。
【0034】次に図3は上記AFIC112の内部ブロ
ック構成を示す図である。同図において、AFIC11
2はフォトダイオードアレイ34L,34R、画素増幅
回路EAC、シフトレジスタSR及びセンサ制御回路S
CCから構成されている。フォトダイオードアレイ34
L,34Rは、各フォトダイオードに入射する光量に応
じた電荷を発生し、それぞれ独立して画素増幅回路EA
Cに出力する。画素増幅回路EACでは、フォトダイオ
ードアレイ34L,34Rの各フォトダイオードの発生
する電荷をそれぞれ独立して増幅し、発生電荷に対する
電圧信号を発生する。また、画素増幅回路EACは各フ
ォトダイオードの発生する電荷のうちの最大値、つまり
最も入射光量の大きいフォトダイオードに対応する画素
増幅回路出力に応じてモニタ出力を発生し、モニタ出力
端子MDATAに出力する。センサ制御回路SCCは、
CPU111からの各信号(CEN,RES,END,
CLK)に応じてAFIC112の内部の動作を制御す
る。さらに、シフトレジスタSRは、CPU111から
のクロック信号CLKに応じてフォトダイオードアレイ
34L,34Rの各フォトダイオードに対応する画素増
幅回路EACの出力を順次センサデータ出力端子SDA
TAに出力する。
【0035】次に図4はAFIC112のフォトダイオ
ードアレイ34Lと34R及び画素増幅回路EACの詳
細な構成を示す図である。フォトダイオードPD1,P
D2,PD3,…,PDnはフォトダイオードアレイ3
4Lと34Rを構成する。画素増幅回路EACについて
は各フォトダイオード毎に同一回路を有しているので、
フォトダイオードPD1に対応する部分についてのみ説
明する。
【0036】まず、初段アンプは反転増幅器A11と積
分コンデンサC11及びスイッチSW11によって積分
回路が構成されており、フォトダイオードPD1で発生
する電荷はスイッチSW11のオフによって積分コンデ
ンサC11に蓄積が開始され、蓄積レベルに応じた出力
Vs1を発生する。さらに、2段目アンプでは初段アン
プ出力Vs1をさらに−C21/C31倍に増幅した電
圧Vs2を発生する。尚、スイッチSW21はスイッチ
SW11とほぼ同時にオフされる。
【0037】次にスイッチSWSR1は2段目アンプ出
力Vs2とセンサデータ出力SDATAを接続するスイ
ッチであり、図3に示すシフトレジスタSRからの信号
によりオンしてセンサデータ出力SDATAに各画素増
幅回路の2段目アンプ出力Vs2を出力する。各画素毎
のスイッチSW11,SW12,…及びSW21,SW
22,…は制御信号φR1,φR2により全画素同期し
て動作する。
【0038】次いで、PMOSトランジスタPM1,P
M2,…,PMn及び抵抗Rpによって構成されるのが
モニタ回路である。各PMOSトランジスタはソースフ
ォロワとして使用されており、各画素増幅回路の2段目
アンプ出力Vs2のうちの略ピークレベルに追従してモ
ニタ出力MDATAにピーク出力、即ちフォトダイオー
ドアレイ34Lと34Rのうちの最大入射光量の画素に
対応したモニタ出力を発生する。ピークモニタ回路につ
いての詳細は、特開昭64−42992号公報に述べら
れているのでここでは説明を省略する。
【0039】次に図5のタイミングチャートを参照し
て、CPU111とAFIC112の動作を説明する。
最初に、CPU111によりリセット信号RESを受け
ると、センサ制御回路SCCはAFIC112の内部各
ブロックの初期化を行うと共に、フォトダイオードアレ
イ34L,34R及び画素増幅回路EACによる蓄積動
作を開始させる。蓄積動作中は、画素増幅回路EAC
は、電荷蓄積のレベルに応じたモニタ信号をモニタ出力
MDATAに出力する。
【0040】CPU111は、このモニタ出力MDAT
Aを内蔵のADコンバータで随時モニタしており、適切
な電荷蓄積量となるレベルに達したところで蓄積終了信
号ENDをAFIC112に出力し、蓄積動作を終了さ
せる。
【0041】次いで、CPU111は読み出しクロック
CLKをAFIC112に出力し、シフトレジスタSR
は、これに応じてフォトダイオードアレイ34Lと34
Rのフォトダイオードの蓄積電荷に対応する画素増幅回
路EACの出力電圧をセンサデータ出力SDATAに順
次出力する。CPU111では、このセンサデータ出力
SDATAを内蔵のADコンバータで順次AD変換し、
内部のRAMに各々格納していく。
【0042】次に図6にはAFIC112内のフォトダ
イオードアレイ34Lと34R上に被写体像を結像させ
るためのAF光学系37の構成を示し説明する。尚、撮
影レンズ38によって形成される被写体像を光学系によ
り2つの被写体像に分割し、フォトダイオードアレイ上
に再結像させ、その2つの被写体像の位置ずれを検出し
て焦点検出を行う焦点検出光学系は公知である。
【0043】図6に示されるように、第1の実施の形態
では、撮影レンズ38の結像面122の近傍に位置する
コンデンサレンズ36と一対の再結像レンズ35Lと3
5Rによって構成されている。そして、撮影レンズ38
の合焦時には上記結像面122上に被写体像123が結
像される。このとき、被写体像123はコンデンサレン
ズ36と一対の再結像レンズ35L,35Rにより光軸
Oに対して垂直に配置されたフォトダイオードアレイ3
4L,34R近傍の2次結像面127上に再結像され、
第1の被写体像123Lと第2の被写体像123Rとな
る。
【0044】次に撮影レンズ38が前ピン状態の場合
は、その被写体像124は光軸Oに対して垂直方向にお
互いに光軸Oに近づいた位置に再結像されて第1被写体
像124Lと第2被写体像124Rとなる。
【0045】逆に撮影レンズ38が後ピン状態の場合
は、その被写体像125は光軸Oに対して垂直方向にお
互いに光軸Oから離れた位置に再結像されて第1被写体
像125Lと第2被写体像125Rとなる。そして、こ
れらの第1と第2被写体像の互いに対応する部分の位置
ずれを検出することにより、撮影レンズの合焦状態を前
ピン、後ピンを含めて検出することができる。
【0046】次に図7には上記ストロボユニット16の
詳細な構成を示し説明する。同図において、電源Eには
電源電圧をストロボが発光可能な電圧になるまで昇圧す
るDC/DCコンバータ52が並列に接続されており、
このDC/DCコンバータ52の出力にはメインコンデ
ンサMCに充電された電圧を測定するメインコンデンサ
電圧測定回路53が接続されている。そして、上記DC
/DCコンバータ52の出力にはXe(キセノン)管5
7に発光のためのトリガを印加するトリガ回路54が接
続されており、さらにダイオードD1を介して発光エネ
ルギーを蓄えるメインコンデンサMCにも接続されてい
る。
【0047】そして、電源Eには前記ダイオードD1の
カソードに接続されたメインコンデンサMCのエネルギ
ーを消費して発光するXe管57と、このXe管57の
発光光量の制御を行う発光光量制御回路55が直列に接
続されており、前記発光光量制御回路55には電源Eの
供給を制御する電源供給制御回路56が接続されてい
る。上記DC/DCコンバータ52、メインコンデンサ
電圧測定回路53、トリガ回路54、発光光量制御回路
55の制御はCPU111がIFIC17を介して制御
を行う。
【0048】以下、図8のフローチャートを参照して、
本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置を適用し
たカメラにより実行される“ファーストレリーズ”のシ
ーケンスについて説明する。
【0049】撮影者がファーストレリーズスイッチR1
SWを押下すると、このルーチンが実行され、AFの補
助光としてストロボユニット16を用いているため、メ
インコンデンサMCの充電状態をメインコンデンサ電圧
測定回路53によってチェックし、充電電圧が所定電圧
より低下していれば充電を行う(ステップS1)。
【0050】続いて、後述するサブルーチン“AF測
距”を実行し(ステップS2)、AF測距が検出可能で
あったかを後述する検出不能フラグにて判別する(ステ
ップS3)。ここで検出できた場合は、次に後述する合
焦フラグにて合焦か否かを判別する(ステップS4)。
そして、合焦の場合にはファインダ内のLED29の表
示やPCV115の発音によって合焦表示を行い(ステ
ップS5)、ステップS9に移行する。
【0051】一方、上記ステップS3において検出不能
であった場合には、ファインダ内のLED等によって非
合焦表示を行った後(ステップS6)、リターンし、不
図示のメインループ中において非合焦処理(検出可能位
置を見つけるための撮影レンズスキャン動作等)を行
う。また、ステップS4において非合焦であった場合に
は、後述するサブルーチン“レンズ駆動”を行う(ステ
ップS7)。続いて、合焦フラグを参照して(ステップ
S8)、合焦であれば前述のステップS5に移行し、非
合焦であればステップS1に戻って再度“AF測距”を
行う。
【0052】次いで、R1SWが継続して押されている
かを判断する(ステップS9)。ここで、R1SWが離
されている場合にはリターンし、メインループ中でカメ
ラの一連の動作を停止する。そして、R1SWが押され
ている場合には、撮影動作が継続していることを報知す
るためのサブルーチン“撮影動作継続報知”を実行する
(ステップS10)。このサブルーチン“撮影動作継続
報知”は、補助光オンの場合のみ有効であるが、補助光
がオフの場合には同サブルーチンを直ぐにリターンする
ようになっている。同サブルーチンについては後述す
る。
【0053】こうして、セカンドレリーズスイッチR2
SWが押されているかを判断し(ステップS11)、R
2SWが押されるまで上記ステップS9乃至S11を繰
り返す。そして、R2SWが押されていればリターン
し、露出動作に移行する。
【0054】次に図9のフローチャートを参照して、図
8のステップS2で実行されるサブルーチン“AF測
距”について説明する。まず、CPU111は、AFI
C112による被写体の光強度分布の測定を行うために
サブルーチン“AFセンサ蓄積”を実行する(ステップ
S20)。このサブルーチンは電荷蓄積動作を制御する
と共に、補助光が必要な場合には補助光を発光させなが
ら電荷蓄積動作を制御するサブルーチンである。
【0055】ここで、図10のフローチャートを参照し
て、サブルーチン“AFセンサ蓄積”について説明す
る。本ルーチンに入ると、CPU111は、最初に補助
光が必要かを判断する(ステップS40)。即ち、CP
U111は、前回のAF測距動作において、図9のステ
ップS25で補助光要求フラグがセットされているか否
かを判断する。そして、補助光が必要であればステップ
S46に移行して補助光の発光を行うが、必要でないな
らばS41に移行する。
【0056】続いて、ステップS41では、CPU11
1は、AFIC112の蓄積動作を開始させる。同時
に、CPU111は内部のタイマをスタートさせて蓄積
時間の計測を開始する(ステップS42)。そして、A
FIC112の電荷蓄積レベルをモニタするためにAF
IC112のモニタ出力MDATAのレベルをA/D変
換して内部のRAMに格納し(ステップS43)、その
モニタ出力が蓄積適正レベルにあるかを判断する(ステ
ップS44)。ここで、適正レベルであれば、ステップ
S61に移行し、CPU111は、蓄積停止や蓄積時間
のRAM格納を行って、リターンする。
【0057】一方、上記ステップS44で適正レベルに
ないならば、CPU111は、前述の蓄積時間のタイマ
がリミット値に達していないかを判断し(ステップS4
5)、リミット値に達するまで上記ステップS43〜S
45を繰り返す。そして、ステップS45でリミット値
に達したならばステップS61に移行する。
【0058】一方、上記ステップS40で補助光が必要
であると判断されたならば、先ず発光量の初期値を設定
する(ステップS46)。そして、メインコンデンサ電
圧測定回路53によりメインコンデンサMCの電圧をチ
ェックし、電圧値を所定のRAMに格納する(ステップ
S47)。これは、後述するステップS57の適正発光
量演算の処理に用いる。
【0059】次いで、上記ステップS41とS42と同
様に蓄積開始の処理を行って(ステップS48,S4
9)、ステップS46の発光量に対応する発光時間の計
算を行う(ステップS50)。そして、計算した発光時
間だけ発光させ(ステップS51,S52)、発光停止
する(ステップS53)。
【0060】そして、ステップS43と同様にAFIC
112のモニタ出力MDATAのレベルをA/D変換し
て内部のRAMに格納し(ステップS54)、蓄積量が
適正かを判断する(ステップS55)。ここで、蓄積量
が適正であるならば、補助光蓄積不能フラグをクリアし
て(ステップS56)、ステップS61に移行する。
尚、このフラグは図9のステップS22の判断で用いる
ものである。
【0061】一方、上記ステップS55において、蓄積
量が適正でないならば、後述する方法で適正蓄積量を与
える発光量を演算し(ステップS57)、発光回数カウ
ンタをインクリメントし(ステップS58)、発光回数
が所定の最大発光回数に達したかを判断する(ステップ
S59)。ここで、最大発光回数に達したならば、これ
以上発光しても適正蓄積量を得ることは難しいので、補
助光蓄積不能フラグをセットして(ステップS60)、
ステップS61に移行する。
【0062】以後は、図9のステップS22によって焦
点検出不能と判断される。上記ステップS59におい
て、最大発光回数に達していないならばステップS47
に戻ってステップS55で適正蓄積量となるまで発光動
作を続ける。
【0063】ここで、図11を参照して図10の上記ス
テップS57の適正発光量演算方法について説明する。
同図は、あるメインコンデンサ電圧の場合に、3通りの
被写体距離をパラメータにした発光量とMDATAの値
の関係の一例を示している。横軸には発光量、即ちスト
ロボのガイドナンバGNoをとり、縦軸には上記ステッ
プS54で求めたMDATAのAD変換結果をとってい
る。縦軸はAD変換の数値が大きい程低輝度となってい
る。また、破線で示した範囲内にMDATAの値がある
場合には電荷蓄積量が適正であると判断されるとする。
【0064】例えば、ステップS46で初期値としてG
Noが2の発光量をセットしたとすると、被写体距離l
=11であればAD1の出力が得られ、適正範囲に入る
にはあとGNoを2〜2.5増加すればよいと判り、l
=13であればAD3の出力が得られ、適正範囲に入る
にはGNoを1前後増加すればよいと判る。このように
して、MDATAの出力から次回の発光量を決定する。
【0065】以上のアルゴリズムは、被写体の反射率に
よってある距離でのMDATA値が異なるが、ある発光
量で得たMDATA値から適正光量を与えるGNo値を
求める際には、被写体の反射率は考慮する必要はない。
それは、図11は被写体距離をパラメータにとっている
ため、被写体の反射率の影響も含まれた特性であるため
である。しかし、メインコンデンサMCの電圧の増減は
GNoに大きく影響する。図10の第1の実施の形態で
はステップS47〜S59のループ中にMCの充電を行
う処理が入っていないので、発光毎にMCの電圧は低下
していく。
【0066】図11は一定のMC電圧の場合の特性であ
るので、かかる場合には上記のアルゴリズムを修正する
必要がある。この場合、発光後のMCの電圧(即ち、次
回の発光時のMCの電圧)をチェックし、ステップS4
7で求めている今回の発光電圧と次回の発光電圧の差か
ら上記アルゴリズムで求めた増減するGNoに補正を加
えればよい。この補正量はMC電圧と上記電圧差から実
験的に求められている補正量を、ROM中にテーブルと
して持っている。
【0067】図9のフローチャートの説明に戻る。図9
のステップS21では、補助光がONされるかを判定
し、ONされない場合にはステップS23に移行し、O
Nされる場合には電荷が蓄積がされているかを判定する
(ステップS22)。ここで、電荷が蓄積がされている
場合にはステップS23に移行し、蓄積されてない場合
には検出不能フラグをセットした後に(ステップS3
6)、リターンする。
【0068】続いて、先に図5で説明した方法でセンサ
データをRAMに格納し(ステップS23)、続いて、
次回の“AFセンサ蓄積”実行時のために、補助光が必
要な程度の低輝度である判断として、ステップS20で
記憶している電荷蓄積時間と所定時間を比較し(ステッ
プS24)、蓄積時間が長い場合には補助光が必要であ
るので補助光要求フラグをセットして(ステップS2
5)、次回の電荷蓄積時には補助光が必要であることを
記憶し、ステップS26に移行する。尚、フラグ類は適
時不図示のメインループ中等によってクリアされるもの
とする。
【0069】そして、CPU111は、照度分布補正を
行う(ステップS26)。ここでは、前述の再結像光学
系による照度不均一やフォトダイオードアレイ34L,
34R上のフォトダイオード各々の感度のバラツキを補
正する。これは、均一の光源に対する各画素毎の補正係
数をEEPROM113に記憶させており、補正係数を
読み出して補正計算を行う。
【0070】次いで、CPU111は、2つの被写体像
の相関演算を行い2像の間隔を演算する(ステップS2
7)。ここで、第1被写体像をL像、第1の被写体像信
号(センサデータ)をL(I)とする。また、第2被写
体像をR像、第2の被写体像信号をR(I)とする。I
は素子番号で、配置順に1,2,…,nとする。各フォ
トダイオード素子列34Lと34Rはそれぞれn個の素
子数を有している。各被写体像信号はCPU111内の
RAMに格納されている。
【0071】ここで、図12のフローチャートを参照し
て、図9のステップS27で実行されるサブルーチン
“相関演算”のシーケンスについて説明する。まず、C
PU111は、変数SL,SR,Fmin ,Jに初期値と
してそれぞれ“5”,“37”,“5”,“8”を代入
する(ステップS71,S72)。このSLは被写体像
信号L(I)のうちから相関検出する小ブロック素子列
の先頭番号を記憶する変数であり、同様にSRは被写体
像信号R(I)のうちから相関検出する小ブロック素子
列の先頭番号を記憶する変数である。Fmin は相関最小
値を示す変数である。また、Jは被写体像信号L(I)
において小ブロックのずらした回数をカウントする変数
である。そして、相関出力F(s)を次式より計算する
(ステップS73)。
【0072】
【数1】
【0073】この場合、小ブロックの素子数は27であ
る。小ブロックの素子数はファインダに表示された側距
枠の大きさと検出光学系の倍率によって定まる。続い
て、相関出力F(s)の最小値を検出する。即ち、F
(s)をFmin と比較して、もしF(s)がFmin より
も小さければFmin にF(s)を代入し、そのときのS
LとSRをそれぞれSLMとSRMとして記憶する(ス
テップS74,S75)。さらに、SRとJをデクリメ
ントし(ステップS76)、J=0になるまで相関演算
を繰り返す(ステップS77)。即ち、像Lでの小ブロ
ック位置を固定し、像Rでの小ブロック位置を1素子づ
つずらせながら相関をとる。
【0074】そして、J=0になると、次にSLに4を
SRに3をそれぞれ加算し、SL=29になるまで相関
演算を繰り返す(ステップS78,S79)。即ち、像
Lでの小ブロックの素子数を4素子づつずらせながら相
関演算を繰り返す。
【0075】以上により、効率的に相関演算を行い、相
関出力の最小値を検出することができる。この相関出力
の最小値を示す小ブロックの位置が最も相関性の高い像
信号の位置関係を示している。そして、検出した最も相
関性の高い小ブロック像信号について相関性の判定を行
うために、次式で示す相関出力FMとFPを計算する
(ステップS80)。
【0076】
【数2】
【0077】即ち、被写体像Rについて最小の相関出力
を示す小ブロック位置に対して±1素子だけずらせたと
きの相関出力を計算する。このとき、FM,Fmin ,F
Pは図13(a)(b)のような関係になる。尚、図1
3(a)(b)の横軸は光電変換素子の位置(左端から
の素子の番号)であり、縦軸は相関出力を示している。
相関性の高い場合は相関出力F(s)は点Soにおいて
So=0になる。これに対して、相関性の低い場合はS
oは“0”にならない。
【0078】以上までの相関演算によって、光電変換素
子数を片側64個とすると、左右それぞれの両端の約5
素子を除いた略全域に渡って相関演算を行ったことにな
る。続いて、相関性の判定をするために、次式で示す相
関性指数SKとFSを求める(ステップS81)。
【0079】FM≧FPのとき SK=(FP+Fmin )/(FM−Fmin ) …(4) FS=FM−Fmin …(5) FM<FPのとき SK=(FM+Fmin )/(FP−Fmin ) …(6) FS=FP−Fmin …(7) 尚、図13(a)(b)はFM≧FPのときのみを示し
ている。
【0080】相関性指数SKは、相関性の高い場合にS
K=1となり、その値が大きくなるほど相関性は低くな
る。従って、相関性指数SKの値により検出する像ずれ
量に信頼性があるかを判定することができる。また、相
関性指数FSは、最も相関性の高い小ブロック像信号の
コントラストに相当するので、この値が大きいほどコン
トラストが高いことを示す。
【0081】図9のフローチャートの説明に戻る。ステ
ップS28では相関性の判定を行う。この相関性の判定
には上記相関性指数SKとFSを用いる。相関性指数S
Kは実際には光学系のバラツキや光電変換素子のノイ
ズ、変換誤差等によって2つの像は完全に一致すること
はないので上記の説明のようにSK=1にはならない。
【0082】従って、1以上の所定の判定値αを用いて
判定する。また、相関性指数FSについても所定の判定
値βを用いる。即ち、SK≦αかつFS≧βの場合だけ
相関性があると判定し、ステップS29に移行するが、
逆にSK>α又はFS<βの場合には相関性がないと判
断してAF検出不能と判定し、検出不能フラグをセット
し(ステップS36)、リターンする。これらの判定値
αとβはAF動作モードによって異なり、EEPROM
113に記憶している。
【0083】そして、このステップS28の判定で、相
関性がある場合には像ずれ量の計算を行う(ステップS
29)。ここで、像Lと像Rの被写体像の間隔ZRは図
13(a)のSoであるので、直線補間を行って次式で
求められる。
【0084】FM≧FPのとき ZR=SRM−SLM+(FM−FP)/{2(FM−Fmin )}…(8) FM<FPのとき ZR=SRM−SLM+(FP−FM)/{2(FP−Fmin )}…(9) 次に、合焦からの像ずれ量ΔZRは次式で示される。
【0085】 ΔZR=ZR−ZR0 …(10) ここで、ZR0は合焦時の被写体像間隔であり、カメラ
個々によってバラツキがあり、カメラ毎に調整されてE
EPROM113に記憶されている。
【0086】次に、この像ずれ量ΔZRを光軸上のデフ
ォーカス量ΔDFに次式で変換する(ステップS3
0)。 ΔDF=B/(A−ΔZR)−C …(11) ここで、A,B,CはAF光学系によって決まる定数で
ある。これについては特開昭62−100718号公報
に開示されている。
【0087】次に収差補正を行う(ステップS31)。
即ち、撮影レンズ38の球面収差の影響で焦点距離、フ
ォーカシングの繰り出し位置に応じてAF光学系の合焦
位置がずれるためにこれを補正する。この補正値はEE
PROM113に記憶されている。そして、露出時のピ
ントずれを補正するレリーズピントズレ補正処理を行う
(ステップS32)。これは、撮影絞り込み動作時にミ
ラー等の衝撃で撮影レンズ38が微動し、結像位置がず
れるのを予測して補正するものであり、この補正につい
ては特開平4−30669号公報に開示されている。
【0088】さらに、検出したデフォーカス量ΔDFが
許容合焦範囲内に入っているかを判定する(ステップS
33)。これは、許容錯乱円から求められている合焦ス
レッシュと補正後のデフォーカス量を比較して、合焦ス
レッシュ内であるときは合焦フラグをセットし(ステッ
プS35)、リターンする。
【0089】一方、ステップS33で合焦スレッシュを
越えるときには補正後のデフォーカス量よりレンズ駆動
パルス数を計算して(ステップS34)、リターンす
る。尚、デフォーカス量ΔDFを光軸方向のレンズ繰り
出し量ΔLKに変換する方法は、従来より種々の提案が
なされている。例えば、特開昭64−54409号公報
に開示されているものでは次式で求めている。
【0090】 ΔLK=a−(a×b)/(a+ΔDF)+c×ΔDF …(12) ここで、a,b,cは焦点距離毎に記憶している定数で
ある。撮影レンズ38のフォーカシングレンズはLDモ
ータ23によりギア列を介して駆動され、フォーカシン
グレンズの移動量はLDPI26によりAFPIパルス
としてIFIC17に入力される。そして、光軸方向の
レンズ繰り出し量ΔLKに単位繰り出し量当たりのAF
PIパルス数Kを掛けて、次式でレンズ繰り出しパルス
数DPを計算する。
【0091】 DP=K×ΔLK …(13) 尚、(10)式の像ずれ量ΔZR及び(11)式のデフ
ォーカス量ΔDFは、いずれも符号付きの値である。そ
して、正の場合は後ピンでレンズを繰り出す方向を示
し、負の場合は前ピンでレンズを繰り込む方向を示す。
【0092】次に図14のフローチャートを参照して、
図8のステップS7で実行されるサブルーチン“レンズ
駆動”のシーケンスについて説明する。本ルーチンに入
ると、先ずCPU111は、AF測距処理で計算された
レンズ駆動パルス数DPが所定値より大きいかを判定す
る(ステップS90)。この所定値には1回のレンズ駆
動で必ず合焦範囲内にレンズを駆動することができるレ
ンズ駆動パルス数を用いる。ここでは、例えば400パ
ルスとしている。
【0093】そして、レンズ駆動パルス数DPが所定値
よりも小さい場合には、CPU111はバックラッシュ
駆動が既に終了しているかをフラグによって判別し(ス
テップS91)、終了している場合にはステップS96
に移行し、まだ終了していない場合にはレンズ駆動方向
が前回のそれと比較して反転しているかを判定する(ス
テップS92)。そして、前回のレンズ駆動方向と同一
方向であれば、CPU111は、AF測距結果のレンズ
駆動パルス数DPに基づいてレンズ駆動を実行する(ス
テップS96)。
【0094】続いて、合焦フラグをセットして(ステッ
プS100)、リターンする。前述のように駆動パルス
数は1回のレンズ駆動で必ず合焦と見なせるパルス数で
あり、且つレンズ駆動方向は前回と同一方向なのでバッ
クラッシュは存在せず、再度AF測距することなく合焦
とするオープンループ制御を行う。
【0095】また、上記ステップS92で駆動方向が前
回と反転している場合には、バックラッシュ量の計算を
行う(ステップS93)。このバックラッシュ量は撮影
レンズの焦点距離や駆動方向によって変化するので、そ
れらに応じた計算をする。さらに、計算されたバックラ
ッシュ量に相当するパルス数だけレンズ駆動を行って
(ステップS94)、バックラッシュ駆動済みフラグを
セットして(ステップS95)、リターンする。この場
合はメインフロー上で再びAF測距、レンズ駆動処理が
行われる。
【0096】一方、上記ステップS90の判定で、レン
ズ駆動パルス数DPが所定値以上の場合には、上記レン
ズ駆動パルス数より別の所定値を減算して新たにレンズ
駆動パルス数とする(ステップS97)。この所定値は
レンズ駆動パルスで合焦点より手前の位置を示す補正値
であり、ここでは例えば200パルスとしている。
【0097】そして、補正されたレンズ駆動パルス数に
基づいてレンズ駆動を行う(ステップS98)。このレ
ンズ駆動ではバックラッシュが存在していたとしても除
去された状態となるので、バックラッシュ駆動済みフラ
グをセットして(ステップS99)、リターンする。こ
れにより、レンズは合焦点の手前200パルスの位置に
なるのでメインフロー中で再びAF測距とレンズ駆動処
理がコールされて合焦となる。
【0098】次に図15のフローチャートを参照して、
図8のステップS10のサブルーチン“撮影動作継続報
知”を説明する。第1の実施の形態における本サブルー
チンは、補助光発光終了後にも継続して露光開始までダ
ミーとしてストロボを発光し、撮影者ならびに被撮影者
に撮影動作が継続していることを報知する。従って、外
見からは補助光が継続しているように見えるのが特徴で
ある。
【0099】まず、CPU111は、上記サブルーチン
“AFセンサ蓄積”中で補助光が発光したかを判断し
(ステップS100)、発光していない場合に直ぐにリ
ターンする。これに対して、発光している場合には、先
ずダミーとして発光する発光量(GNo)を設定する
(ステップS101)。
【0100】次に、CPU111は、メインコンデンサ
MCの電圧をチェックし(ステップS102)、まだ発
光可能な電圧であるかを判断し(ステップS103)、
電圧が低下していればMCを所定量だけ充電して(ステ
ップS104)、ステップS102に戻る。ストロボを
補助光として使用した直後であり、MCの電圧が低下し
ているので、ステップS102〜S104の充電動作を
行う。
【0101】そして、ステップS102でチェックした
MC電圧でS101で設定した発光量を達成するだけの
発光時間を計算し(ステップS105)、発光開始し
(ステップS106)、その発光時間だけ発光して(ス
テップS107)、発光を停止し(ステップS10
8)、一定時間待ちをして(ステップS109)、リタ
ーンする。このステップS109の一定時間待ちの動作
は、ダミーの発光間隔を調整するためのものである。
【0102】以上の動作によって、図8のステップS9
〜S11をループしている間、ストロボをダミーとして
発光させることができ、撮影者ならびに被撮影者に撮影
が継続していることを報知することができる。尚、この
シーケンスの変形例として、図8のステップS9〜S1
1をループしている間、連続して発光させると電池の寿
命の面で不利となることが考えられる場合には、ステッ
プS101で発光量を小さくするか、撮影動作が継続報
知の主旨を損なわない範囲内でダミー発光の回数を制限
したりしてもよいことは勿論である。
【0103】以上、本発明の実施の形態において実行さ
れるサブルーチン“ファーストレリーズ”のシーケンス
について説明した。次に図16のフローチャートを参照
して、撮影レンズ合焦後に撮影者のセカンドレリーズス
イッチR2SWの押圧によって実行されるサブルーチン
“セカンドレリーズ”のシーケンスについて説明する。
【0104】本発明の実施の形態ではシャッタはフォー
カスプレーンシャッタになっており、R2SWが押され
て本サブルーチンに入ると、ミラーアップと絞り込みを
行い(ステップS111)、続いて先幕をスタートさせ
る(ステップS112)。
【0105】次にCPU111はストロボ発光が必要か
チェックし(ステップS113)、必要でない場合には
ステップS115に移行し、必要である場合にはストロ
ボを発光させて(ステップS114)、ステップS11
5に移行する。
【0106】そして、CPU111は後幕をスタートさ
せて露光を終了し(ステップS115)、ミラーをダウ
ンさせて絞りを開放し(ステップS116)、シャッタ
をチャージして初期状態とし(ステップS117)、フ
ィルムを1駒巻き上げて(ステップS118)、撮影を
終了する。
【0107】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。第2の実施の形態では、カメラ前面に配置され
てセルフタイマが作動していることを示すためのセルフ
タイマ表示用LED39を報知動作の為に点滅させる。
【0108】以下、図17のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態におけるサブルーチン“撮影動作
継続報知”のシーケンスを説明する。尚、その他のサブ
ルーチンについては第1の実施の形態と同様である為、
説明を省略する。
【0109】まず、CPU111は上記サブルーチン
“AFセンサ蓄積”中で補助光が発光したかを判断し
(ステップS120)、発光していない場合に直ぐにリ
ターンする。発光している場合には、次にLED39を
オンし(ステップS121)、一定時間の間点灯させて
(ステップS122)、LED39をオフし(ステップ
S123)、リターンする。以上により、図8のステッ
プS9〜S11をループしている間、LED39が点滅
を繰り返して撮影動作が継続していることを報知する。
この第2の実施の形態の変形例として、セルフタイマ表
示用LED以外のLEDを用いてもよく、また、撮影者
にも報知するためにファインダ内のLED29も同時に
点滅させてもよいことは勿論である。
【0110】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。第3の実施の形態では、合焦した時に発音する
発音体PCV115を報知動作のために発音させること
を特徴としている。
【0111】図18はCPU111から送信されるPC
V115を発音させるための一定周期のパルス波形を示
す図である。パルス波形の周波数は4kHzで、図18
(a)はデューティー比50%で、撮影レンズが合焦し
たときに発音させる場合のパルス波形である。一方、図
18(b)はデューティー比25%で、報知動作をさせ
る場合のパルス波形である。これは、報知動作の場合の
発音を合焦時の発音よりも出力音を小さくすることを意
味し、撮影者並びに被撮影者が合焦音と誤解することを
防いでいる。
【0112】以下、図19のフローチャートを参照し
て、第3の実施の形態におけるサブルーチン“撮影動作
継続報知”のシーケンスを説明する。尚、その他のサブ
ルーチンについては第1の実施の形態と同様である為、
説明を省略する。
【0113】まず、上記サブルーチン“AFセンサ蓄
積”中で補助光が発光したかを判断し(ステップS13
0)、発光していない場合に直ぐにリターンする。発光
している場合には、次にPCV115を図18(b)に
示したデューティー比25%のパルス波形でオンし(ス
テップS131)、PCV115をオフして(ステップ
S132)、リターンする。以上により、図8のステッ
プS9〜S11をループしている間、PCV115が発
音を繰り返して撮影動作が継続していることを報知する
ことになる。
【0114】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。第4の実施の形態では、ストロボのモードが赤
目軽減モードになっているときには報知動作を禁止する
ことを特徴とする。露光のためのストロボ発光に先立っ
て、間欠的にストロボプリ発光させ、又は赤目軽減用の
LEDを発光させて赤目現象を軽減させる技術は公知で
ある。このような赤目軽減モードでは、赤目軽減動作が
本発明の報知動作と酷似していることから、赤目軽減モ
ードになっているときには報知動作を禁止することが望
ましい。
【0115】以下、図20のフローチャートを参照し
て、第4の実施の形態におけるサブルーチン“ファース
トレリーズ”のシーケンスを説明する。その他のサブル
ーチンについては、第1〜第3の実施の形態と同様であ
る。
【0116】このサブルーチン“ファーストレリーズ”
は、ステップS151以外は第1の実施の形態における
図8のサブルーチン“ファーストレリーズ”と同様であ
り、同一のステップには同一の番号を付し、説明を省略
する。
【0117】ステップS151では、ストロボスイッチ
STSWはストロボの発光モードの切換スイッチが「赤
目軽減低輝度自動発光モード」になっているかを判断
し、該モードになっていない場合のみ続くステップS1
0に移行して、撮影動作継続報知動作を行う。
【0118】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。第5の実施の形態では、撮影者がR1SWを押
している時間が長い場合には、報知動作が長時間継続
し、電池の寿命を短くするばかりか、すでに十分な時間
報知動作を行っているので報知動作を途中で打ち切って
も影響は少ないと判断し、このような場合には報知動作
を途中で打ち切るようにしている。
【0119】以下、図21のフローチャートを参照し
て、第5の実施の形態におけるサブルーチン“ファース
トレリーズ”のシーケンスを説明する。その他のサブル
ーチンについては、第1〜第3の実施の形態と同様であ
る。
【0120】本サブルーチン“ファーストレリーズ”
は、ステップS161〜S163以外は第1の実施の形
態における図8のサブルーチン“ファーストレリーズ”
と同様であり、同一のステップには同一の番号を付し、
説明を省略する。
【0121】ステップS161では、ステップS9〜S
11のループの回数をカウントするためのカウンタをク
リアする。そして、ステップS162で、そのカウンタ
を1だけ増加し、カウンタが所定の回数に達しているか
を判断し(ステップS163)、所定回数に達している
場合のみステップS10の撮影動作継続報知を実行する
ことになる。このようにして撮影者がR1SWを押して
いる時間が長い場合には報知動作を途中で打ち切るよう
にする。カウンタの代わりにS9〜S11のループの時
間を計測するようにしてもよいことは勿論である。
【0122】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明のこれらに限定されることなく、その主旨
を逸脱しない範囲で、様々な変形が可能であることは勿
論である。例えば、サブルーチン“撮影動作継続報知”
は、図8のステップS2の後やステップS7の前後にも
入れてもよい。
【0123】尚、本発明の上記実施態様には以下の発明
が含まれる。 (1)撮影レンズの焦点状態を検出して焦点調節を行う
カメラの焦点調節装置において、上記被写体に向けて閃
光を発光するストロボ手段と、上記ストロボ手段を焦点
検出のための補助光として動作させる制御手段と、上記
補助光としてストロボ手段の発光動作停止後から露光開
始までの間、撮影動作が継続していることを報知する報
知手段と、を具備することを特徴とする補助光を有する
カメラの焦点調節装置。 (2)上記報知手段は上記ストロボ手段を所定発光量で
所定回数だけ発光させることにより上記報知を行うこと
を特徴とする上記(1)に記載の焦点調節装置。 (3)上記報知手段は、カメラの前面に配置された発光
手段を含み、この発光手段を発光させることにより上記
報知を行うことを特徴とする上記(1)に記載の焦点調
節装置。 (4)上記報知手段は、所定の音を発する発音手段を含
み、この発音手段を作動させることにより上記報知を行
うことを特徴とする上記(1)に記載の焦点調節装置。 (5)赤目現象を軽減するためのストロボ撮影モードが
選択されているときは、上記報知手段の報知動作を禁止
する禁止手段を更に具備することを特徴とする上記
(1)に記載の焦点調節装置。 (6)上記報知手段の報知動作回数をカウントするカウ
ント手段と、上記カウント手段が所定回数動作したとき
上記報知動作を中止する中止手段と、を更に具備するこ
とを特徴とする上記(1)に記載の焦点調節装置。
【0124】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ストロボを補助光として用いた後、補助光の発光動作停
止後から撮影が開始されるまで、撮影動作が継続してい
ることを撮影者ならびに被撮影者に報知することのでき
る補助光を有するカメラの自動焦点調節装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置
の概念図である。
【図2】第1の実施の形態に係る焦点調節装置の制御系
の構成を示す図である。
【図3】AFIC112の内部ブロック構成を示す図で
ある。
【図4】AFIC112のフォトダイオードアレイ34
Lと34R及び画素増幅回路EACの詳細な構成を示す
図である。
【図5】CPU111とAFIC112の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図6】AFIC112内のフォトダイオードアレイ3
4Lと34R上に被写体像を結像させるためのAF光学
系37の構成を示す図である。
【図7】ストロボユニット16の詳細な構成を示す図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置
を適用したカメラにより実行される“ファーストレリー
ズ”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS2で実行されるサブルーチン
“AF測距”のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図10】図9のステップS20で実行されるサブルー
チン“AFセンサ蓄積”のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図11】図10の上記ステップS57の適正発光量演
算方法について説明するための図である。
【図12】図9のステップS27で実行されるサブルー
チン“相関演算”のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図13】光電変換素子の位置と相関出力値との関係を
示す図である。
【図14】図8のステップS7で実行されるサブルーチ
ン“レンズ駆動”のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図15】図8のステップS10のサブルーチン“撮影
動作継続報知”のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図16】撮影レンズ合焦後に撮影者のセカンドレリー
ズスイッチR2SWの押圧によって実行されるサブルー
チン“セカンドレリーズ”のシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図17】第2の実施の形態におけるサブルーチン“撮
影動作継続報知”のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図18】CPU111から送信されるPCV115を
発音させるための一定周期のパルス波形を示す図であ
る。
【図19】第3の実施の形態におけるサブルーチン“撮
影動作継続報知”のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図20】第4の実施の形態におけるサブルーチン“フ
ァーストレリーズ”のシーケンスを示すフローチャート
である。
【図21】第5の実施の形態におけるサブルーチン“フ
ァーストレリーズ”のシーケンスを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 中央制御部 2 焦点調節部 3 補助光制御部 4 ストロボ部 5 撮影動作継続報知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 豊治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 敏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを通過した被写体光束を2つ
    に分割し、それぞれの被写体像の状態に基づいて被写体
    に対する撮影レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置
    において、 低輝度の被写体に対する撮影レンズの焦点状態を検出す
    るときに、所定の予備発光を行うと共に、撮影時には露
    光のための本発光を行うストロボ手段と、 上記ストロボ手段が予備発光後に、本発光を開始するま
    での間に撮影動作が継続中であることを撮影者に告知す
    る告知手段と、を具備したことを特徴とする焦点検出装
    置。
  2. 【請求項2】 上記告知手段は上記ストロボ手段を所定
    のモードで作動させることにより上記告知を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 上記告知手段は、上記ストロボ手段とは
    別体に設けられた発光手段、もしくは発音手段の少なく
    ともいずれかを有し、該発光手段もしくは発音手段を作
    動させることにより上記告知を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の焦点検出装置。
JP8225074A 1996-08-27 1996-08-27 焦点調節装置 Pending JPH1068875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8225074A JPH1068875A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 焦点調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8225074A JPH1068875A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 焦点調節装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1068875A true JPH1068875A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16823622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8225074A Pending JPH1068875A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 焦点調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1068875A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258145A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Olympus Optical Co Ltd 合焦装置、カメラ、電子カメラ及び合焦方法
JP2005208471A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ストロボ装置及び電子カメラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258145A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Olympus Optical Co Ltd 合焦装置、カメラ、電子カメラ及び合焦方法
JP4610760B2 (ja) * 2001-03-01 2011-01-12 オリンパス株式会社 カメラ
JP2005208471A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ストロボ装置及び電子カメラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5020651B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP4346926B2 (ja) ストロボ撮影システムおよび撮像装置
JP5424708B2 (ja) 焦点検出装置
US6349175B1 (en) Flash photography system
JP3585291B2 (ja) 自動焦点調節装置
US7272304B2 (en) Image sensing device and control method thereof
US6498900B1 (en) Automatic focusing apparatus
JP4447902B2 (ja) 閃光撮影システムおよびその制御方法
JP4950634B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JPH1068875A (ja) 焦点調節装置
JP3997393B2 (ja) カメラ
JP2019139031A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JPH06289281A (ja) 焦点検出用予備照射装置
JP3253739B2 (ja) 焦点検出用予備照射装置
JP4245708B2 (ja) 測距装置
JP4810768B2 (ja) カメラ
JPH1073757A (ja) カメラの焦点検出装置
JP4928236B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP3706659B2 (ja) カメラシステム
JPH1068867A (ja) カメラの自動焦点調節装置
JP2006017854A (ja) 撮像装置及び閃光発光装置
JP2003066504A (ja) カメラ
JP3335702B2 (ja) カメラ
JP3461220B2 (ja) 自動制御カメラ
JP3447319B2 (ja) 焦点検出用予備照射装置およびカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418