JPH106882A - 車両用配線装置 - Google Patents

車両用配線装置

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Publication number
JPH106882A
JPH106882A JP8164394A JP16439496A JPH106882A JP H106882 A JPH106882 A JP H106882A JP 8164394 A JP8164394 A JP 8164394A JP 16439496 A JP16439496 A JP 16439496A JP H106882 A JPH106882 A JP H106882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
temporary fixing
branch portion
wire harness
free state
Prior art date
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Pending
Application number
JP8164394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Matsuda
裕 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH106882A publication Critical patent/JPH106882A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の車両用配線装置は、基板から遊離して自
由状態となっているワイヤーハーネスの分岐部が存在
し、該分岐部が基板をインストルメントパネルに組付け
る際に邪魔になり、組付けの作業性が悪くなるという問
題があった。 【解決手段】車両用配線装置Aに自由状態となっている
ワイヤーハーネス3の分岐部3aを仮係止するための仮
固定部10を設け、該仮固定部10に自由状態の分岐部
3aを仮固定したようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内部配
線に使用される車両用配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の内部配線を簡略化する
ために、車両用部品にワイヤーハーネスを配索すること
が提案されている。例えば、特公平6─54607号公
報には、基板に回路体とワイヤーハーネスを配索する技
術が開示されている。このように基板に予め回路体とワ
イヤーハーネスを配索する構造であると、自動車の製造
ラインにおける組付工程においてワイヤーハーネスの組
付け作業性を向上させることができるという利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平6─5
4607号公報に記載されている如く、ワイヤーハーネ
スには基板から遊離して自由状態となっている分岐部が
存在する。このような自由状態となっているワイヤーハ
ーネスの分岐部は、基板をインストルメントパネルに組
付ける際、または基板を組付けたインストルメントパネ
ルを車体に組付ける際に邪魔になり、上記各組付けの作
業性が悪くなるという問題があった。
【0004】上記問題を解決するためには、ワイヤーハ
ーネスの分岐部を全て基板に固定してしまい、自由状態
となっている分岐部を無くしてしまうことが考えられ
が、このような構成にすると、基板を大型化しなければ
ならず、基板のコストアップおよび重量増加といった問
題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した車両用配線装置を提供するもので、その構成は、
車両用部品に自由状態の分岐部を設けてワイヤーハーネ
スを配索してなる車両用配線装置において、前記車両用
部品に自由状態の分岐部を仮固定するための仮固定部を
設け、該仮固定部に自由状態の分岐部を仮固定したこと
を特徴とするものである(請求項1)。
【0006】また、車両用部品を車体に組付けた際に、
仮固定部に仮固定されている分岐部の仮固定が解かれる
ことを特徴とするものである(請求項2)。
【0007】さらに、車両用部品に、自由状態となった
分岐部の垂れ下がる方向を規制するガイドを設けたこと
を特徴とするものである(請求項3)。
【0008】車両用部品に自由状態の分岐部を仮固定す
るための仮固定部を設け、該仮固定部に自由状態の分岐
部を仮固定しておくことにより、車両用部品を車体に組
付ける際に自由状態の分岐部が邪魔になることがない。
したがって、車両用部品を車体に組付ける作業を容易に
行うことができる。
【0009】また、車両用部品を車体に組付けた際に、
仮固定部に仮固定されている分岐部の仮固定が解かれる
ように構成しておくことにより、仮固定部に仮固定され
ている分岐部の解除が容易となる。
【0010】さらに、車両用部品に、自由状態となった
分岐部の垂れ下がる方向を規制するガイドを設けておく
ことにより、自由状態となった分岐部の垂れ下がる方向
を規制することができるので、自由状態となった分岐部
を目的とする電装品に接続する作業等を容易に行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明に係る車両用配線装置の第
1の実施の形態を示すもので、インストルメントパネル
を裏側から見た斜視図である。インストルメントパネル
1の裏側には、インテグレーションパネル2が配置され
ている。このインストルメントパネル1とインテグレー
ションパネル2とで車両用部品Aを構成している。イン
テグレーションパネル2にはワイヤーハーネス3が配索
されており、該ワイヤーハーネス3には、電装品a、コ
ネクタb、c、d、eが接続されている。電装品aおよ
びコネクタb、c、dはインテグレーションパネル2に
取付けられているが、コネクタeはインテグレーション
パネル2から遊離して自由状態となったワイヤーハーネ
ス3の分岐部3aに接続されている。
【0012】上記のようなインテグレーションパネル2
へのワイヤーハーネス3の配索や電装品a、コネクタ
b、c、d、eの取付けは、インテグレーションパネル
2に直接行うものである。また、インテグレーションパ
ネル2へワイヤーハーネス3等を配索した後は、インテ
グレーションパネル2をそのままインストルメントパネ
ル1の裏側に装着する。これによってワイヤーハーネス
3、電装品aおよびコネクタb、c、dのインストルメ
ントパネル1への装着を迅速に行うことができるのであ
る。
【0013】上記の電装品aとしては、例えば各種警報
やタイマー制御機能等を集約したユニット等が使用され
る。またコネクタbはメータ接続用のコネクタ、コネク
タcはインストルメントパネル1に装着される電装品と
接続するためのコネクタ、コネクタdは車体側のコネク
タと接続するためのコネクタ、コネクタeはインストル
メントパネル1から離れた位置にある車体側のコネクタ
(図示せず)と接続するためのコネクタである。
【0014】ところで本発明は、インテグレーションパ
ネル2から遊離して自由状態となったワイヤーハーネス
3の分岐部3aを仮固定しておく仮固定部10を設けた
点に特徴がある。すなわち、図2および図3に示す如
く、インテグレーションパネル2に突出部21を設け該
突出部21に断面U字型の仮係止用弾性体22を取付け
て仮固定部10としたものである。突出部21と仮係止
用弾性体22には、インストルメントパネル1を車体側
に固定するためのボルトを挿通するボルト孔23が設け
られており、該ボルト孔23にボルト25を通して締付
けると、仮係止用弾性体22が締付けられて該仮係止用
弾性体22の開口側が狭くなるように構成されている。
また断面U字型の仮係止用弾性体22の外面には、後述
する仮係止用クリップを係止するための凸部24が設け
られている。
【0015】この仮固定部10に、自由状態となってい
るワイヤーハーネス3の分岐部3aを仮固定するには次
のように行う。まず、図4に示すように、自由状態とな
っているワイヤーハーネス3の分岐部3aに仮係止用ク
リップ30を取付ける。仮係止用クリップ30は、箱本
体31の両側に舌片32を箱本体31と一体に設けたも
のである。箱本体31には、仮係止用弾性体22に設け
られた凸部23が係止する孔部33が設けられており、
また舌片32はワイヤーハーネス3の分岐部3aに沿わ
せてテープ5で固定されている。
【0016】この仮係止用クリップ30の箱本体31内
に断面U字型の仮係止用弾性体22をその弾性に抗して
挿入すると、凸部24が孔部33に係止し、これによっ
て仮固定部10にワイヤーハーネス3の分岐部3aを仮
固定することができる。
【0017】上記のように、仮固定部10にワイヤーハ
ーネス3の分岐部3aを仮固定した状態で、インストル
メントパネル1を車体側に組み込み固定するが、この固
定は突出部21と仮係止用弾性体22に設けたボルト孔
23にボルト25を通して締付けることにより行う。な
お、図示してないがインストルメントパネル1を車体側
に組み込み固定するためのボルト孔は他にも多数存在す
るものである。ボルト孔23にボルト25を通して締付
けると、仮係止用弾性体22の開口側が狭くなり、これ
によって凸部23が孔部33から外れ、ワイヤーハーネ
ス3の分岐部3aが仮固定部10から解放される。
【0018】図5は、本発明に係る車両用配線装置の第
2の実施の形態を示すものである。この車両用配線装置
は、ワイヤーハーネス3の分岐部3aに樹脂等で形成し
たテープ状の引き留め片40を取付け、該テープ状の引
き留め片40の他端側を、インテグレーションパネル2
に設けた突出部21からなる仮固定部10に係止したも
のである。突出部21からなる仮固定部10には、前記
実施の形態と同様にインストルメントパネルを車体側に
固定するためのボルト25を挿通するボルト孔23が設
けられている。テープ状の引き留め片40の他端側はボ
ルト孔23を横切って取付けられており、ボルト孔23
に位置したテープ状の引き留め片40は切れやすくする
ために細く形成されている。
【0019】上記構成の車両用配線装置は、ワイヤーハ
ーネス3の分岐部3aをテープ状の引き留め片40を介
して突出部21からなる仮固定部10に係止した状態
で、インストルメントパネル1を車体側に組み込み固定
するが、この固定は突出部21に設けたボルト孔23に
ボルト25を通して締付けることにより行う。このボル
ト孔23にボルト25を通して締付ける作業を行うこと
によって、テープ状の引き留め片40が切断され、ワイ
ヤーハーネス3の分岐部3aが仮固定部10から解放さ
れる。なお、ワイヤーハーネス3の分岐部3aには、テ
ープ状の引き留め片40が付いたままの状態となるが、
該テープ状の引き留め片40は、分岐部3aを車体に固
定するためのバンドとして利用することができる。
【0020】図6および図7は、本発明に係る車両用配
線装置の第3の実施の形態を示すものである。この車両
用配線装置は、自由状態となったワイヤーハーネス3の
分岐部3aの垂れ下がる方向を規制するガイドを設けた
点に特徴がある。すなわち、図6に示すように、インテ
グレーションパネル2に、該パネル面に対して垂直に立
ち上がったガイド50を設け、該ガイド50にワイヤー
ハーネス3の分岐部3aの中間を固定しておくものであ
る。なお、図6において前記実施の形態と同一部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0021】図6の構成においては、ワイヤーハーネス
3の分岐部3aが自由状態になると、分岐部3aはガイ
ド50の位置から垂れ下がる。したがって分岐部3aの
垂れ下がり位置を容易に規制することができる。
【0022】図7は、ガイド50の形状を略半円形とし
た点で前記図6の実施の形態と相違している。その他の
点は同じであるので、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0023】なお、上記の各実施の形態においては、イ
ンテグレーションパネル2にワイヤーハーネス3等を配
索した場合について説明したが、インストルメントパネ
ル1にワイヤーハーネス3等は配索してもよい。またイ
ンストルメントパネル1およびインテグレーションパネ
ル2以外の車両用部品にワイヤーハーネス3等を配索し
てもよいことは勿論である。また、ワイヤーハーネスの
分岐部を仮固定するための仮固定部は車両用部品の任意
の位置に形成することができるものであり、その位置は
特に限定するものではない。さらに、仮固定部に仮固定
されている分岐部の仮固定手段も実施の形態の構成に限
定されるものではなく、たとえば仮固定部に形成したボ
ルト孔の位置に対応させて車両側に凸部等を設けてお
き、該凸部を利用して、図2および図3に示した仮係止
用弾性体の開口を閉じたり、図5に示したテープ状の引
き留め片を切断するようにしてもよい。さらに、自由状
態となった分岐部の垂れ下がる方向を規制するガイドの
形状やその取付け位置も特に限定するものではなく、任
意の形状および位置に形成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る車両用配線
装置は、車両用部品に自由状態の分岐部を設けてワイヤ
ーハーネスを配索してなる車両用配線装置において、前
記車両用部品に自由状態の分岐部を仮固定するための仮
固定部を設け、該仮固定部に自由状態の分岐部を仮固定
しておくために、車両用副部品を車両用部品に組付ける
際、或いは車両用部品を車体に組付ける際に自由状態の
分岐部が邪魔になることがない。したがって、車両用副
部品を車両用部品に組付ける或いは車両用部品を車体に
組付ける作業を容易に行うことができる。
【0025】また、車両用部品を車体に組付けた際に、
仮固定部に仮固定されている分岐部分の仮固定が解かれ
るように構成されているので、仮固定部に仮固定されて
いる分岐部分の解除が容易となる。
【0026】さらに、車両用部品に、自由状態となった
分岐部の垂れ下がる方向を規制するガイドが設けられて
いるので、自由状態となった分岐部の垂れ下がる方向を
規制することができる。したがって、自由状態となった
分岐部を他の電装品に接続する作業等を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用配線装置の第1の実施の形
態を示す概略斜視図。
【図2】図1の仮係止部の斜視図。
【図3】図2の仮係止部を反対側から見た斜視図。
【図4】ワイヤーハーネスの分岐部の仮係止状態の説明
図。
【図5】本発明に係る車両用配線装置の第2の実施の形
態を示す概略斜視図。
【図6】本発明に係る車両用配線装置の第3の実施の形
態を示す概略斜視図。
【図7】図6の変形例を示す概略斜視図。
【符号の説明】
A 車両用部品 1 インストルメントパネル 2 インテグレーションパネル 3 ワイヤーハーネス 3a ワイヤーハーネスの分岐部 10 仮固定部 22 仮係止用弾性体 23 ボルト孔 25 ボルト 40 テープ状の引き留め片 50 ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用部品に自由状態の分岐部を設けて
    ワイヤーハーネスを配索してなる車両用配線装置におい
    て、前記車両用部品に自由状態の分岐部を仮固定するた
    めの仮固定部を設け、該仮固定部に自由状態の分岐部を
    仮固定したことを特徴とする車両用配線装置。
  2. 【請求項2】 車両用部品を車体に組付けた際に、仮固
    定部に仮固定されている分岐部の仮固定が解かれること
    を特徴とする請求項1記載の車両用配線装置。
  3. 【請求項3】 車両用部品に、自由状態となった分岐部
    の垂れ下がる方向を規制するガイドを設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の車両用配線装置。
JP8164394A 1996-06-25 1996-06-25 車両用配線装置 Pending JPH106882A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8164394A JPH106882A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 車両用配線装置

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JP8164394A JPH106882A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 車両用配線装置

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JPH106882A true JPH106882A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15792303

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8164394A Pending JPH106882A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 車両用配線装置

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JP (1) JPH106882A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017206197A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 株式会社フジクラ ワイヤハーネス及びそれを備えたインストルメントパネルモジュールの車体への組付方法

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017206197A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 株式会社フジクラ ワイヤハーネス及びそれを備えたインストルメントパネルモジュールの車体への組付方法

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