JPH106866A - 車載用モニタの固定装置 - Google Patents
車載用モニタの固定装置Info
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- JPH106866A JPH106866A JP16444096A JP16444096A JPH106866A JP H106866 A JPH106866 A JP H106866A JP 16444096 A JP16444096 A JP 16444096A JP 16444096 A JP16444096 A JP 16444096A JP H106866 A JPH106866 A JP H106866A
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- instrument panel
- fixing device
- vehicle
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前後方向の傾倒角の自由度に優れ、インスト
ルメントパネルからの突出量もきわめて小さい「車載用
モニタの固定装置」を提供する。 【解決手段】 車室内のインストルメントパネルＩＰに
対して、モニタ１を前後方向に傾倒自在に支持する車載
用モニタの固定装置であり、モニタ１の上部であってイ
ンストルメントパネルＩＰの前面に近接して設けられた
傾倒支点Ｐで当該モニタ１を支持する固定部材１０と、
一端がモニタ１に軸支され、他端がインストルメントパ
ネルＩＰに対し前後方向摺動可能に支持される可動部材
２０とを有する。
ルメントパネルからの突出量もきわめて小さい「車載用
モニタの固定装置」を提供する。 【解決手段】 車室内のインストルメントパネルＩＰに
対して、モニタ１を前後方向に傾倒自在に支持する車載
用モニタの固定装置であり、モニタ１の上部であってイ
ンストルメントパネルＩＰの前面に近接して設けられた
傾倒支点Ｐで当該モニタ１を支持する固定部材１０と、
一端がモニタ１に軸支され、他端がインストルメントパ
ネルＩＰに対し前後方向摺動可能に支持される可動部材
２０とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
るテレビジョン受信機やナビゲーション装置等の画像を
表示するモニタに関し、特に、前後方向の視認角度を調
節できるモニタの固定装置に関する。
るテレビジョン受信機やナビゲーション装置等の画像を
表示するモニタに関し、特に、前後方向の視認角度を調
節できるモニタの固定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョン受信機やナビゲーション装
置などが搭載された自動車において、これらの情報画像
を表示するためのモニタは、インストルメントパネルに
取り付けられるのが一般的である。また、運転者からの
視認性を高めるために、モニタには、いわゆる前後及び
左右の首振り機構が設けられている。
置などが搭載された自動車において、これらの情報画像
を表示するためのモニタは、インストルメントパネルに
取り付けられるのが一般的である。また、運転者からの
視認性を高めるために、モニタには、いわゆる前後及び
左右の首振り機構が設けられている。
【０００３】従来の前後方向の首振り機構は、例えば図
３に示されるように、モニタ１の背面中央にヒンジ５０
を取り付けたもの、あるいは図４に示されるように、モ
ニタ１の下端を回動軸５２で傾倒自在に支持したものが
知られている。これにより視認角に制限がある液晶パネ
ルを用いたモニタ１であっても、当該モニタ１の前後方
向の視認角度が自在であるため、乗員の操作に応じて適
宜適切な位置で利用されることになる。
３に示されるように、モニタ１の背面中央にヒンジ５０
を取り付けたもの、あるいは図４に示されるように、モ
ニタ１の下端を回動軸５２で傾倒自在に支持したものが
知られている。これにより視認角に制限がある液晶パネ
ルを用いたモニタ１であっても、当該モニタ１の前後方
向の視認角度が自在であるため、乗員の操作に応じて適
宜適切な位置で利用されることになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構造では、モニタ１の前後方向の傾倒角を変え
ると、モニタ１とインストルメントパネルＩＰとが干渉
するため、モニタ１とインストルメントパネルＩＰとの
間に予め最大傾斜角分の隙間Ｓを確保する必要がある。
このため、モニタ１がインストルメントパネルＩＰから
かなりの寸法Ｓだけ突出することになるので、運転者に
とってモニタ１が邪魔な存在になるという問題が生じて
いた。これを解消するためにモニタ１とインストルメン
トパネルＩＰとの寸法を小さくすると、前後方向の傾倒
角が小さくなるので、逆にモニタの表示が視認し難いと
いう問題が生じた。
た従来の構造では、モニタ１の前後方向の傾倒角を変え
ると、モニタ１とインストルメントパネルＩＰとが干渉
するため、モニタ１とインストルメントパネルＩＰとの
間に予め最大傾斜角分の隙間Ｓを確保する必要がある。
このため、モニタ１がインストルメントパネルＩＰから
かなりの寸法Ｓだけ突出することになるので、運転者に
とってモニタ１が邪魔な存在になるという問題が生じて
いた。これを解消するためにモニタ１とインストルメン
トパネルＩＰとの寸法を小さくすると、前後方向の傾倒
角が小さくなるので、逆にモニタの表示が視認し難いと
いう問題が生じた。
【０００５】本発明は、このような従来技術に伴う課題
に鑑みてなされたものであり、前後方向の傾倒角の自由
度に優れ、しかも、インストルメントパネル等からの突
出量がきわめて小さい車載用モニタの固定装置を提供す
ることを目的とする。
に鑑みてなされたものであり、前後方向の傾倒角の自由
度に優れ、しかも、インストルメントパネル等からの突
出量がきわめて小さい車載用モニタの固定装置を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の本発明の車載用モニタの固定装置
は、車室内のインストルメントパネルに対して、モニタ
を前後方向に傾倒自在に支持する車載用モニタの固定装
置において、傾倒支点が、前記モニタ上部であって前記
インストルメントパネルの前面に近接して設けられてい
ることを特徴とする。
に、請求項１記載の本発明の車載用モニタの固定装置
は、車室内のインストルメントパネルに対して、モニタ
を前後方向に傾倒自在に支持する車載用モニタの固定装
置において、傾倒支点が、前記モニタ上部であって前記
インストルメントパネルの前面に近接して設けられてい
ることを特徴とする。
【０００７】この請求項１記載の車載用モニタの固定装
置では、傾倒支点がモニタ上部であって前記インストル
メントパネルの前面に近接して設けられているので、モ
ニタは当該傾倒支点を中心に前後方向に傾倒することと
なり、モニタの表示面の上向き傾倒角度が大きくなる。
しかも、モニタを使用しない場合には当該モニタを直立
させれば、インストルメントパネルからの突出量がきわ
めて小さくなり、乗員にとって邪魔になることもない。
置では、傾倒支点がモニタ上部であって前記インストル
メントパネルの前面に近接して設けられているので、モ
ニタは当該傾倒支点を中心に前後方向に傾倒することと
なり、モニタの表示面の上向き傾倒角度が大きくなる。
しかも、モニタを使用しない場合には当該モニタを直立
させれば、インストルメントパネルからの突出量がきわ
めて小さくなり、乗員にとって邪魔になることもない。
【０００８】また、請求項２記載の本発明の車載用モニ
タの固定装置は、車室内のインストルメントパネルに対
して、モニタを前後方向に傾倒自在に支持する車載用モ
ニタの固定装置において、前記モニタ上部であって前記
インストルメントパネルの前面に近接して設けられた傾
倒支点で当該モニタを支持する固定部材と、一端が前記
モニタに軸支され他端が前記インストルメントパネルに
対し前後方向摺動可能に支持される可動部材とを有する
ことを特徴とする。
タの固定装置は、車室内のインストルメントパネルに対
して、モニタを前後方向に傾倒自在に支持する車載用モ
ニタの固定装置において、前記モニタ上部であって前記
インストルメントパネルの前面に近接して設けられた傾
倒支点で当該モニタを支持する固定部材と、一端が前記
モニタに軸支され他端が前記インストルメントパネルに
対し前後方向摺動可能に支持される可動部材とを有する
ことを特徴とする。
【０００９】この請求項２記載の車載用モニタの固定装
置では、モニタがモニタ上部であってインストルメント
パネルの前面に近接して設けられた傾倒支点で固定部材
に支持され、しかも当該モニタは可動部材によりインス
トルメントパネルに対し前後方向摺動可能に支持される
ているので、モニタは当該傾倒支点を中心に前後方向に
傾倒することとなり、モニタ表示面の上向き傾倒角度が
大きくなる。しかも、モニタを使用しない場合には当該
モニタを直立させれば、インストルメントパネルからの
突出量がきわめて小さくなり、乗員にとって邪魔になる
こともない。
置では、モニタがモニタ上部であってインストルメント
パネルの前面に近接して設けられた傾倒支点で固定部材
に支持され、しかも当該モニタは可動部材によりインス
トルメントパネルに対し前後方向摺動可能に支持される
ているので、モニタは当該傾倒支点を中心に前後方向に
傾倒することとなり、モニタ表示面の上向き傾倒角度が
大きくなる。しかも、モニタを使用しない場合には当該
モニタを直立させれば、インストルメントパネルからの
突出量がきわめて小さくなり、乗員にとって邪魔になる
こともない。
【００１０】また、請求項３記載の本発明の車載用モニ
タの固定装置は、車室内のインストルメントパネルに対
して、モニタを前後方向に傾倒自在に支持する車載用モ
ニタの固定装置において、先端が前記モニタに固定さ
れ、前記モニタ上部であって前記インストルメントパネ
ルの前面に近接して設けられた傾倒支点から等しい曲率
で摺動可能に支持されるアームを有することを特徴とす
る。
タの固定装置は、車室内のインストルメントパネルに対
して、モニタを前後方向に傾倒自在に支持する車載用モ
ニタの固定装置において、先端が前記モニタに固定さ
れ、前記モニタ上部であって前記インストルメントパネ
ルの前面に近接して設けられた傾倒支点から等しい曲率
で摺動可能に支持されるアームを有することを特徴とす
る。
【００１１】この請求項３記載の車載用モニタの固定装
置では、モニタが、モニタ上部であってインストルメン
トパネルの前面に近接して設けられた傾倒支点から等し
い曲率で、アームに摺動可能に支持されるので、モニタ
は当該傾倒支点を中心に前後方向に傾倒することとな
り、モニタの表示面の上向き傾倒角度が大きくなる。し
かも、モニタを使用しない場合には当該モニタを直立さ
せれば、インストルメントパネルからの突出量がきわめ
て小さくなり、乗員にとって邪魔になることもない。ま
た、上記請求項２記載の車載用モニタの固定装置に比
べ、モニタをアームのみによって支持できるので部品点
数が少なく、構造も簡素となる。
置では、モニタが、モニタ上部であってインストルメン
トパネルの前面に近接して設けられた傾倒支点から等し
い曲率で、アームに摺動可能に支持されるので、モニタ
は当該傾倒支点を中心に前後方向に傾倒することとな
り、モニタの表示面の上向き傾倒角度が大きくなる。し
かも、モニタを使用しない場合には当該モニタを直立さ
せれば、インストルメントパネルからの突出量がきわめ
て小さくなり、乗員にとって邪魔になることもない。ま
た、上記請求項２記載の車載用モニタの固定装置に比
べ、モニタをアームのみによって支持できるので部品点
数が少なく、構造も簡素となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１３】《実施の形態１》図１は、本発明の車載用
モニタの固定装置の実施形態を示す側面図である。
モニタの固定装置の実施形態を示す側面図である。
【００１４】本実施の形態１では、車室内のインストル
メントパネルＩＰには、テレビジョン受信機やナビゲー
ション装置などが収容されたケース４０が格納されてお
り、このケース４０にモニタ１を固定するための固定部
材１０と可動部材２０とを有している。
メントパネルＩＰには、テレビジョン受信機やナビゲー
ション装置などが収容されたケース４０が格納されてお
り、このケース４０にモニタ１を固定するための固定部
材１０と可動部材２０とを有している。
【００１５】なお、本発明の車載用モニタの固定装置
は、本実施形態の如く本体器であるケース４０に取り付
ける以外にも、本体器は別の部位、例えばトランクルー
ムに搭載し、モニタ１を直接又は他の部材を介してイン
ストルメントパネルＩＰに取り付けることもできる。
は、本実施形態の如く本体器であるケース４０に取り付
ける以外にも、本体器は別の部位、例えばトランクルー
ムに搭載し、モニタ１を直接又は他の部材を介してイン
ストルメントパネルＩＰに取り付けることもできる。
【００１６】固定部材１０は、第１の固定部材１２と第
２の固定部材１４とからなり、第１の固定部材１２はケ
ース４０に固定されている。また、第２の固定部材１４
は、第１の固定部材１２にネジ止めされ、上端に形成さ
れた切欠き部１４ａにモニタ１の上端近傍位置に突設し
たピン１ａが係合するようになっている。この切欠き部
１４ａとピン１ａとの係合により、モニタ１はピン１ａ
を傾倒支点Ｐとして、前後方向に傾倒自在となる。
２の固定部材１４とからなり、第１の固定部材１２はケ
ース４０に固定されている。また、第２の固定部材１４
は、第１の固定部材１２にネジ止めされ、上端に形成さ
れた切欠き部１４ａにモニタ１の上端近傍位置に突設し
たピン１ａが係合するようになっている。この切欠き部
１４ａとピン１ａとの係合により、モニタ１はピン１ａ
を傾倒支点Ｐとして、前後方向に傾倒自在となる。
【００１７】なお、固定部材１０を２つの部材１２，１
４から構成する以外にも、これらを一体的に形成しても
良い。また、本発明の傾倒支点における係合構造は、切
欠き部１４ａとピン１ａとの組合せにのみ限定されるも
のではない。
４から構成する以外にも、これらを一体的に形成しても
良い。また、本発明の傾倒支点における係合構造は、切
欠き部１４ａとピン１ａとの組合せにのみ限定されるも
のではない。
【００１８】一方、可動部材２０の一端はモニタ１の背
面の下端近傍位置に軸部１ｂで軸支されており、他端は
ケース４０内に設けられたガイド４２に支持されてい
る。これにより、モニタ１が傾倒支点Ｐを中心に前後方
向に傾倒すると、可動部材２０はガイド４２に規制され
ながらケース４０に対して進退移動する。また、このモ
ニタ１の傾倒を所望の位置で一時的に固定するために、
可動部材２０の他端には複数の凹部２２が形成され、一
方、ケース４０には当該凹部２２に係合するクリックピ
ン４４が設けられている。
面の下端近傍位置に軸部１ｂで軸支されており、他端は
ケース４０内に設けられたガイド４２に支持されてい
る。これにより、モニタ１が傾倒支点Ｐを中心に前後方
向に傾倒すると、可動部材２０はガイド４２に規制され
ながらケース４０に対して進退移動する。また、このモ
ニタ１の傾倒を所望の位置で一時的に固定するために、
可動部材２０の他端には複数の凹部２２が形成され、一
方、ケース４０には当該凹部２２に係合するクリックピ
ン４４が設けられている。
【００１９】次に、作用を説明する。
【００２０】本実施の形態１では、第２の固定部材１４
の切欠き部１４ａとモニタ１のピン１ａとの係合部分で
ある傾倒支点Ｐが、モニタ１の上部であって、インスト
ルメントパネルＩＰの前面に近接して設けられている。
したがって、モニタ１が前後方向に傾倒する場合には、
この傾倒支点Ｐを中心にしてモニタ１が直立したり、或
いは上向きに傾倒したりする。また場合によっては下向
きに傾倒させることもできるが、通常インストルメント
パネルＩＰに取り付けられた場合には、乗員の視点はモ
ニタ１より上方にあると考えられるので、傾倒視点Ｐを
極力インストルメントパネルＩＰに接近させておくこと
が望ましい。
の切欠き部１４ａとモニタ１のピン１ａとの係合部分で
ある傾倒支点Ｐが、モニタ１の上部であって、インスト
ルメントパネルＩＰの前面に近接して設けられている。
したがって、モニタ１が前後方向に傾倒する場合には、
この傾倒支点Ｐを中心にしてモニタ１が直立したり、或
いは上向きに傾倒したりする。また場合によっては下向
きに傾倒させることもできるが、通常インストルメント
パネルＩＰに取り付けられた場合には、乗員の視点はモ
ニタ１より上方にあると考えられるので、傾倒視点Ｐを
極力インストルメントパネルＩＰに接近させておくこと
が望ましい。
【００２１】モニタ１を使用しない場合には、モニタ１
を直立させておけば、当該モニタ１はインストルメント
パネルＩＰの前面からその厚さ分突出するだけであるた
め、何ら乗員の邪魔にはならない。
を直立させておけば、当該モニタ１はインストルメント
パネルＩＰの前面からその厚さ分突出するだけであるた
め、何ら乗員の邪魔にはならない。
【００２２】これに対して、モニタ１を見る場合には、
当該モニタ１の下端を把持して手前に引っ張れば、傾倒
支点Ｐを中心にしてモニタ１が上向きに起き上がり、こ
のとき可動部材２０はガイド４２に従ってケース４０か
ら突出する。また、クリックピン４４は元々係合してい
た凹部２２との係合が解かれ、次の凹部２２と係合す
る。このクリックピン４４と凹部２２との係合により、
モニタ１にガタツキがなくなり、自動車が振動してもそ
の位置を維持することとなる。またクリックピン４４な
ので操作性にも優れている。
当該モニタ１の下端を把持して手前に引っ張れば、傾倒
支点Ｐを中心にしてモニタ１が上向きに起き上がり、こ
のとき可動部材２０はガイド４２に従ってケース４０か
ら突出する。また、クリックピン４４は元々係合してい
た凹部２２との係合が解かれ、次の凹部２２と係合す
る。このクリックピン４４と凹部２２との係合により、
モニタ１にガタツキがなくなり、自動車が振動してもそ
の位置を維持することとなる。またクリックピン４４な
ので操作性にも優れている。
【００２３】さらに本実施形態では、モニタ１の傾倒角
が大きく変えられるので、視認角に制限がある液晶パネ
ルであっても視認性が向上する。また、モニタ１を固定
部材１０と可動部材２０とで支持しているので、自動車
の振動や乗員の過誤による衝撃がモニタ１に加わっても
破損することは少ない。
が大きく変えられるので、視認角に制限がある液晶パネ
ルであっても視認性が向上する。また、モニタ１を固定
部材１０と可動部材２０とで支持しているので、自動車
の振動や乗員の過誤による衝撃がモニタ１に加わっても
破損することは少ない。
【００２４】《実施の形態２》本発明の車載用モニタの
固定装置は、上述した実施形態１にのみ限定されず種々
に改変することができる。
固定装置は、上述した実施形態１にのみ限定されず種々
に改変することができる。
【００２５】図２（Ａ）は、本発明の車載用モニタの固
定装置の他の実施形態を示す側面図、図２（Ｂ）は、同
図（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
定装置の他の実施形態を示す側面図、図２（Ｂ）は、同
図（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【００２６】本実施の形態２では、モニタ１の背面に湾
曲したアーム３０が固定され、このアーム３０はケース
４０に固定されたガイド４２に支持されている。アーム
３０の曲率は、図示するモニタ上部の傾倒支点Ｐを中心
にした円周であり、ガイド４２はこの曲率に従って当該
アーム３０を摺動自在に支持している。したがって、モ
ニタ１は傾倒支点Ｐを中心にして前後方向に傾倒するこ
ととなる。また、モニタ１の傾倒動作を一時的に固定す
るために、アーム３０の側面には複数の凹部３２が形成
される一方で、図２（Ｂ）に示されるようにガイド４２
にはクリックピン４４が固定されて当該クリックピン４
４が凹部３２に係合するようになっている。
曲したアーム３０が固定され、このアーム３０はケース
４０に固定されたガイド４２に支持されている。アーム
３０の曲率は、図示するモニタ上部の傾倒支点Ｐを中心
にした円周であり、ガイド４２はこの曲率に従って当該
アーム３０を摺動自在に支持している。したがって、モ
ニタ１は傾倒支点Ｐを中心にして前後方向に傾倒するこ
ととなる。また、モニタ１の傾倒動作を一時的に固定す
るために、アーム３０の側面には複数の凹部３２が形成
される一方で、図２（Ｂ）に示されるようにガイド４２
にはクリックピン４４が固定されて当該クリックピン４
４が凹部３２に係合するようになっている。
【００２７】このように構成された本実施形態２では、
アーム３０の曲率中心となる傾倒支点Ｐがモニタ１の上
部であってインストルメントパネルＩＰの前面に近接し
て設けられている。このため、モニタ１を使用しない場
合、当該モニタ１を直立させると、傾倒支点Ｐを中心に
してアーム３０がガイド４２に沿って摺動し、相当する
凹部３２とクリックピン４４との係合によって一時的に
固定される。この位置においては、モニタ１はインスト
ルメントパネルＩＰからその厚さ分だけしか突出しない
ので、乗員の邪魔になったり、乗員が誤って衝撃を与え
ることで破損したりするおそれも少なくなる。
アーム３０の曲率中心となる傾倒支点Ｐがモニタ１の上
部であってインストルメントパネルＩＰの前面に近接し
て設けられている。このため、モニタ１を使用しない場
合、当該モニタ１を直立させると、傾倒支点Ｐを中心に
してアーム３０がガイド４２に沿って摺動し、相当する
凹部３２とクリックピン４４との係合によって一時的に
固定される。この位置においては、モニタ１はインスト
ルメントパネルＩＰからその厚さ分だけしか突出しない
ので、乗員の邪魔になったり、乗員が誤って衝撃を与え
ることで破損したりするおそれも少なくなる。
【００２８】一方、モニタ１を使用する場合には、当該
モニタ１の下端を把持して手前に引っ張ると、アーム３
０がガイド４２に沿って案内され、モニタ１は傾倒支点
Ｐを中心に上向きに起き上がることとなる。この場合に
おいても、アーム３０の凹部３２とクリックピン４４と
が適当な位置で係合するので、その位置が一時的に固定
される。本実施形態２では、傾倒支点Ｐを中心に、その
傾倒角がきわめて大きいので、視認性に富み、視認角が
限られた液晶パネルであっても好適に採用することがで
きる。また、モニタ１をアーム３０のみによって支持し
ているので部品点数が少なくなりコストダウンを図るこ
とができる。
モニタ１の下端を把持して手前に引っ張ると、アーム３
０がガイド４２に沿って案内され、モニタ１は傾倒支点
Ｐを中心に上向きに起き上がることとなる。この場合に
おいても、アーム３０の凹部３２とクリックピン４４と
が適当な位置で係合するので、その位置が一時的に固定
される。本実施形態２では、傾倒支点Ｐを中心に、その
傾倒角がきわめて大きいので、視認性に富み、視認角が
限られた液晶パネルであっても好適に採用することがで
きる。また、モニタ１をアーム３０のみによって支持し
ているので部品点数が少なくなりコストダウンを図るこ
とができる。
【００２９】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１ないし請求
項３記載の車載用モニタの固定装置によれば、モニタの
表示面の上向き傾倒角度が大きくなるので、視認角が限
られた液晶パネルを採用しても視認性を高めることがで
きる。しかも、モニタを使用しない場合などには、当該
モニタを直立させることにより、インストルメントパネ
ルからの突出量がきわめて小さくなるので、モニタが乗
員にとって邪魔になることもなくデザイン性も向上す
る。
項３記載の車載用モニタの固定装置によれば、モニタの
表示面の上向き傾倒角度が大きくなるので、視認角が限
られた液晶パネルを採用しても視認性を高めることがで
きる。しかも、モニタを使用しない場合などには、当該
モニタを直立させることにより、インストルメントパネ
ルからの突出量がきわめて小さくなるので、モニタが乗
員にとって邪魔になることもなくデザイン性も向上す
る。
【００３０】請求項２記載の車載用モニタの固定装置に
よれば、モニタを固定部材と可動部材とで支持するの
で、モニタの位置固定に優れたものとなり、傾倒角を頻
繁に変える場合においても耐久性に優れたものとなる。
よれば、モニタを固定部材と可動部材とで支持するの
で、モニタの位置固定に優れたものとなり、傾倒角を頻
繁に変える場合においても耐久性に優れたものとなる。
【００３１】また、請求項３記載の車載用モニタの固定
装置によれば、モニタをアームのみによって支持できる
ので、部品点数が少なく、構造も簡素となる。
装置によれば、モニタをアームのみによって支持できる
ので、部品点数が少なく、構造も簡素となる。
【図１】 本発明の車載用モニタの固定装置の実施の形
態１を示す側面図である。
態１を示す側面図である。
【図２】 図２（Ａ）は、本発明の車載用モニタの固定
装置の実施の形態２を示す側面図、同図（Ｂ）は、同図
（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
装置の実施の形態２を示す側面図、同図（Ｂ）は、同図
（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図３】 従来の車載用モニタの固定装置を示す側面図
である。
である。
【図４】 従来の他の車載用モニタの固定装置を示す側
面図である。
面図である。
１…モニタ １ａ…ピン ＩＰ…インストルメントパネル １０…固定部材 １２…第１の固定部材 １４…第２の固定部材 ２０…可動部材 ２２…凹部 ３０…アーム ３２…凹部 ４０…ケース ４２…ガイド ４４…クリックピン
Claims (3)
- 【請求項１】 車室内のインストルメントパネル（Ｉ
Ｐ）に対して、モニタ（１）を前後方向に傾倒自在に支
持する車載用モニタの固定装置において、 傾倒支点（Ｐ）が、前記モニタ（１）上部であって前記
インストルメントパネル（ＩＰ）の前面に近接して設け
られていることを特徴とする車載用モニタの固定装置。 - 【請求項２】 車室内のインストルメントパネル（Ｉ
Ｐ）に対して、モニタ（１）を前後方向に傾倒自在に支
持する車載用モニタの固定装置において、 前記モニタ（１）上部であって前記インストルメントパ
ネル（ＩＰ）の前面に近接して設けられた傾倒支点
（Ｐ）で当該モニタ（１）を支持する固定部材（１０）
と、 一端が前記モニタ（１）に軸支され他端が前記インスト
ルメントパネル（ＩＰ）に対し前後方向摺動可能に支持
される可動部材（２０）と、を有することを特徴とする
車載用モニタの固定装置。 - 【請求項３】 車室内のインストルメントパネル（Ｉ
Ｐ）に対して、モニタ（１）を前後方向に傾倒自在に支
持する車載用モニタの固定装置において、 先端が前記モニタ（１）に固定され、前記モニタ（１）
上部であって前記インストルメントパネル（ＩＰ）の前
面に近接して設けられた傾倒支点（Ｐ）から等しい曲率
で摺動可能に支持されるアーム（３０）を有することを
特徴とする車載用モニタの固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444096A JPH106866A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 車載用モニタの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444096A JPH106866A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 車載用モニタの固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH106866A true JPH106866A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15793212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16444096A Withdrawn JPH106866A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 車載用モニタの固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH106866A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452729B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2004-10-14 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 오디오 비주얼 장치의 구동구조 |
| EP1710657A3 (en) * | 2005-03-30 | 2008-01-23 | Fujitsu Ten Limited | Tilting apparatus and electronic apparatus |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16444096A patent/JPH106866A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452729B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2004-10-14 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 오디오 비주얼 장치의 구동구조 |
| EP1710657A3 (en) * | 2005-03-30 | 2008-01-23 | Fujitsu Ten Limited | Tilting apparatus and electronic apparatus |
| US7597290B2 (en) | 2005-03-30 | 2009-10-06 | Fujitsu Ten Limited | Tilting apparatus and electronic apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |