JPH1068533A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH1068533A
JPH1068533A JP24418896A JP24418896A JPH1068533A JP H1068533 A JPH1068533 A JP H1068533A JP 24418896 A JP24418896 A JP 24418896A JP 24418896 A JP24418896 A JP 24418896A JP H1068533 A JPH1068533 A JP H1068533A
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徹 青木
Akihiko Tamura
彰彦 田村
Tomohiro Imai
具裕 今井
Hiroshi Kimura
宏志 木村
Yuzo Yamamoto
裕三 山本
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Hokkaido Gas Co Ltd
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Hokkaido Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な排水栓の数を減少させて、排水作業を
容易に行うことができる給湯装置の提供を課題とする。 【解決手段】 少なくとも熱交換缶体10に対して入水管
21と出湯管22を接続してなる給湯回路20を備え、また加
えて暖房循環回路30や風呂追い焚き循環回路40等の循環
回路を必要に応じて熱交換缶体10に接続してなる給湯装
置であって、熱交換缶体10に接続される回路20(30、4
0)に対して、該回路20(30、40)の熱交換缶体10に対
する入管21(31、41)と出管22(32、42)との間に介在
して共通の排水路51を自在に構成する排水共通化手段50
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近における給湯装置は、多機能の温水
供給機能を備えた給湯装置が多く、従って、基本的な給
湯の回路の他に風呂追い焚き用の循環回路や暖房運転用
の回路等の管が多数、熱交換缶体に出入りして接続され
ている。前記熱交換缶体に出入りする回路の管は、回路
毎に2管あるので、全体としてかなりの管数となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
の給湯装置において、例えば長期間使用しない場合や冬
季低温時の凍結防止のために、管内の水を排水しておく
必要が生じるが、従来においては一般に各管毎に排水栓
を設けて、この排水栓を必要に応じて外すことで管内の
排水を行っていた。このため排水栓の取り外し作業が何
箇所にもなって、作業が面倒で煩わしいという問題があ
った。
【0004】そこで本発明は、上記従来における給湯装
置の問題を解消し、必要な排水栓の数を減少させて、排
水作業を容易に行うことができる給湯装置の提供を課題
とする。その他、排水栓を各回路毎に共通化して数を減
らした場合に、凍結防止運転のための循環を確保するこ
とができる給湯装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の給湯装置は、少なくとも熱交換缶体に対し
て入水管と出湯管を接続してなる給湯回路を備え、また
加えて風呂追い焚き循環回路や暖房循環回路等の循環回
路を必要に応じて熱交換缶体に接続してなる給湯装置で
あって、前記熱交換缶体に接続される回路に対して、該
回路の熱交換缶体に対する入管と出管との間に介在して
共通の排水路を自在に構成する排水共通化手段を設けた
ことを第1の特徴としている。また本発明の給湯装置
は、上記第1の特徴に加えて、排水共通化手段は、入管
と出管とを連通させる連通管部と、該連通管部に連通す
る排水管部を有し、且つ前記連通管部と排水管部とを開
放自在に閉塞する1つの排水栓部材を有することを第2
の特徴としている。また本発明の給湯装置は、上記第2
の特徴に加えて、排水共通化手段は、直筒状本体を有
し、該直筒状本体の下端側を排水管部とすると共に途中
を連通管部とし、連通管部を挟んだ上下の位置でそれぞ
れ入管と出管に接続されていることを第3の特徴として
いる。また本発明の給湯装置は、上記第2又は第3の特
徴に加えて、排水栓部材のうち連通管部閉塞部分には、
入管と出管との通路とをつなぐリーク孔を設けているこ
とを第4の特徴としている。
【0006】上記本発明の第1の特徴によれば、熱交換
缶体に対して入管と出管とで接続された給湯回路やその
他の各回路において、入管から熱交換缶体に入った水は
そこで加熱され、出管に出湯される。熱交換缶体内の水
は、長期間使用しない場合や冬季低温時の凍結防止等、
熱交換缶体の故障、損傷、劣化を予防するため、排水し
ておく必要が生じる。排水共通化手段を設けることで、
回路毎に熱交換缶体に接続する入管と出管との間に共通
の排水路を自在に構成し、これによって回路毎に入管と
出管との排水を1つの作業で行うことができる。また上
記本発明の第2の特徴によれば、上記第1の特徴による
作用効果に加えて、排水共通化手段は、通常時にはその
排水栓部材によってその連通管部と排水管部とを閉塞さ
せており、これによって入管と出管との連通を確実に遮
断すると共に入管、出管からの排水を確実に遮断する。
一方、排水作業時には排水栓部材を操作することで、前
記連通管部と排水管部の閉塞を解いて開放する。これに
よって入管内及び出管内の水が連通管部に流出し、さら
に排水管部に流れて排出される。また上記本発明の第3
の特徴によれば、上記第2の特徴による作用効果に加え
て、排水共通化手段は、直筒状本体を有することで、下
端側の排水管部と途中の連通管部とが同じ直筒状本体の
筒内に直線的に並んで構成されることになり、よって連
通管部と排水管部との閉塞及び開放を1個の排水栓部材
を用いて容易に行うことが可能となる。また連通管部の
上下の位置に接続された入管と出管から連通管部に流出
した水は、そのまま下方に落下して容易に排水管部から
排出される。また上記本発明の第4の特徴によれば、上
記第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、排水栓
部材の連通管部閉塞部分に入管と出管との通路をつなぐ
リーク孔を設けているので、排水栓部材により連通管部
が閉塞されている通常時においても、前記回路の入管と
出管との通路をリーク孔を通じて僅かに連通した状態と
することができる。よって、冬季等において、その回路
本来の循環運転を行うことなく、凍結防止運転を熱交換
缶体やその回りの短絡した環循回路で行うことができ
る。これによって特に熱交換缶体を屋外に設置する屋外
設置型給湯装置における凍結防止の効果を発揮させるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態例に係
る給湯装置を示し、(A)は正面図、(B)は一部断面
した側面図である。図2は図1に示す給湯装置に用いら
れる要部の断面図である。図3は本発明の給湯装置に用
いられる排水共通化手段の他の例を示す断面図である。
図4は屋内設置型の給湯装置の例を示す概略配管図であ
る。図5は屋外設置型の給湯装置の例を示す概略配管図
である。
【0008】図4を参照して、屋内設置型の給湯装置の
場合には、家屋を外部から仕切る壁Wより内側(図4で
は壁Wの内側面)に給湯装置の熱交換缶体10が設置さ
れ、該熱交換缶体10に対して給湯回路20が接続され、ま
た必要に応じて、暖房循環回路30、風呂追い焚き循環回
路40が接続される。また図5に示すように、屋外設置型
の給湯装置の場合には、家屋を外部から仕切る壁Wより
も外側(図5では壁Wの外側面)に給湯装置の熱交換缶
体10が設置され、該熱交換缶体10に対して給湯回路20
や、暖房循環回路30、風呂追い焚き循環回路40が接続さ
れる。前記給湯回路20は、熱交換缶体10への給水管であ
る入管21と熱交換缶体10からの出湯管である出管22とか
らなる。また前記暖房循環回路30は、放熱器33で放熱さ
れた温水を熱交換缶体10へ戻す入管31と熱交換缶体10で
加熱された温水を放熱器33へ送る出管32とからなる。暖
房循環回路30には熱動弁34が通常設けられており、一定
温度以上、例えば10℃以上では閉止するようにされてい
る。また前記風呂追い焚き循環回路40は、浴槽43から浴
槽水を熱交換缶体10に戻す入管41と熱交換缶体10から加
熱された温水を浴槽43に向けて送る出管42とからなる。
前記給湯回路20、暖房循環回路30、風呂追い焚き循環回
路40には、通常において、その回路途中に1つ以上の何
らかの開閉弁が設けられており、それらの回路における
本来の運転、例えば給湯回路20であれば給湯運転、暖房
循環回路30であれば暖房運転、風呂追い焚き循環回路40
であれば追い焚き運転が行われる場合には、その運転の
開始と共に回路が開放されて連通し、運転が停止される
と前記回路が閉止されるようになっている。
【0009】前記熱交換缶体10は、瞬間式の熱交換缶体
としてもよいし、所謂セミ貯湯式の熱交換缶体としても
よいし、貯湯式の熱交換缶体としてもよい。また加熱手
段としてはガスバーナを用いてもよいし、石油バーナを
用いてもよい。また必要に応じて電気加熱を行うもので
あってもよい。前記瞬間式の熱交換缶体を用いる場合
は、熱交換缶体10の内部にそれぞれ給湯回路20、暖房循
環回路30、風呂追い焚き循環回路40の図示しない熱交換
コイルをそれぞれ配置する。また給湯回路20の加熱をセ
ミ貯湯式や貯湯式とする場合には、暖房循環回路30や風
呂追い焚き循環回路40については、それぞれの熱交換コ
イルを給湯回路20のセミ貯湯槽や貯湯槽に通して瞬間加
熱とすることができる。
【0010】熱交換缶体10は本体部11と配管接続部12と
からなり、本体部11内には前記したガスや石油等による
バーナと、前記した瞬間式熱交のための熱交換コイル或
いはセミ貯湯槽、或いは貯湯槽が配置されている。一
方、本体10の下に設けられた配管接続部12には、前記給
湯回路20の入管21と出管21、暖房循環回路30の入管31と
出管32、風呂追い焚き循環回路40の入管41と出管42が、
それぞれ熱交換缶体10の本体部11側と接続して配置され
ると共に、各回路20、30、40毎に排水共通化手段50、5
0、50が設けられている。また暖房循環回路30と風呂追
い焚き循環回路40については回路循環用の循環ポンプ6
0、60が設けられている。給湯回路20については上水道
からの水圧が加わっているので、ポンプは不要である。
【0011】前記排水共通化手段50は、給湯回路20にお
いて、入管21と出管22との間に介在して1つの共通の排
水路51を構成するものである。同様に暖房循環回路30の
入管31と出管32との間に介在し、また風呂追い焚き循環
回路40の入管41と出管42との間に介在してそれぞれ1つ
の共通の排水路51を構成するものである。勿論、排水共
通化手段50は、通常の運転時(排水を行う場合以外)に
は前記排水路51が入管21、31、41や出管22、32、42に対
して閉塞状態となる構成となっており、また通常の運転
時には入管21、31、41を通る水流と出管22、32、42を通
る水流とが原則として連通しない構成となされている。
そして排水共通化手段50は、排水を行う際には各回路2
0、30、40において入管21、31、41及び出管22、32、42
から排水路51への通路が開放されると共に排水路51自体
の通路が外部へ開放される構成となされている。尚、排
水共通化手段50の排水路51が短い場合に排水チューブ70
を取り付けて、配管接続部12の外へ排水できるようにす
ることができる(図1の(B)参照)。
【0012】図2を参照して、排水共通化手段50のより
具体的な実施の態様例を説明する。この例では排水共通
化手段50は直筒状本体52を有し、該直筒状本体52の下端
側を排水管部52a とし、途中を連通管部52b としてい
る。直筒状本体52の連通管部52b を挟んだ上側の側部に
は、入管(21、31、41)との接続管部53が取り付けら
れ、また直筒状本体52の上端部は入管(21、31、41)と
の接続口部52c として構成されている。一方、前記直筒
状本体52の連通管部52b を挟んだ下側の側部には、出管
(22、32、42)との接続管部54a 、54b が取り付けられ
ている。前記直筒状本体52に対しては排水栓部材55が下
端側の排水管部52a から着脱自在に嵌め込まれる。排水
栓部材55には、前記直筒状本体52の連通管部52b を閉塞
するための連通管部閉塞栓55a と前記排水管部52a を入
管(21、31、41)や出管(22、32、42)から閉塞するた
めの排水管部閉塞栓55b 、55b が排水栓部材55の先端側
のロッド部55c に構成されている。また排水栓部材55の
前記排水管部閉塞栓55b よりも下端側は筒状部55d とさ
れ、該筒状部55d の上部に設けられた横孔55e で筒状部
55d の外側面に連通している。この筒状部55d が上記し
た排水路51となる。さらに排水栓部材55の筒状部55d の
外側の一部に雄ねじ部55f が設けられている。前記直筒
状本体52のうち前記連通管部閉塞栓55a で閉塞される連
通管部52b と、前記排水管部閉塞栓55b 、55b で閉塞さ
れる排水管部52a の部分は何れも内径を他よりも小さく
しており、これによって前記各栓55a 、55b 、55b が閉
塞位置から位置をずらされることで、それらの栓55a 、
55b 、55b による閉塞が解かれるようになされている。
また前記直筒状本体52の排水管部52a の内壁には前記排
水栓部材55の雄ねじ部55f と螺合する雌ねじ部52d が設
けられている。80は脱落防止ピンであり、排水栓部材55
が直筒状本体52から脱落してしまうのを予防する。
【0013】前記排水栓部材55による直筒状本体52の閉
塞及びその開放の動作を説明する。今、排水栓部材55を
直筒状本体52にセットする場合、排水栓部材55をその先
端の連通管部閉塞栓55a 側から直筒状本体52の下端側の
排水管部52a 内に侵入させ、雄ねじ部55f を直筒状本体
52の雌ねじ部52d に螺合させて、侵入止め部55g が排水
管部52a の内壁の一部に当たって行き止まるまで螺合を
進める。そして脱落防止ピン80を施す。前記行き止まっ
た所で、排水栓部材55の連通管部閉塞栓55aが直筒状本
体52の連通管部52b に達してこれを閉塞し、また排水管
部閉塞栓55bがそれぞれ排水管部52a の対応する小内径
部に達してこれを閉塞する。これによって、入管(21、
31、41)側の通路と出管(22、32、42)側の通路との連
通が遮断され、また排水管部52a への通路が閉塞された
状態となる。通常時の運転はこの状態でなされる。次
に、熱交換缶体10内の残留水や入管(21、31、41)、出
管(22、32、42)内の水を排出する場合、排水栓部材55
の前記雄ねじ部55f による直筒状本体52の雌ねじ部52d
への螺合を解くことで、排水栓部材55が後退し、これに
よって連通管部閉塞栓55a が連通管部52b からより内径
の大きい所に外れ、また排水管部閉塞栓55b が排水管部
52a のより内径の大きい所に外れる。排水栓部材55その
ものは脱落防止ピン80によって直筒状本体52から脱落し
てしまうのが防止される。熱交換缶体10内や入管(21、
31、41)内の残留水は入管(21、31、41)から連通管部
52b に入り、直筒状本体52を下り、更に直筒状本体52内
から排水栓部材55の横孔55e を通って排水栓部材55の筒
状部55d 内に入り、外部に排出される。また熱交換缶体
10内や出管(22、32、42)内の残留水は出管(22、32、
42)からそれに接続された直筒状本体52内に入り、下方
へ下って、横孔55e から排水栓部材55の筒状部55d 内に
入り、外部に排出される。給湯回路20や暖房循環回路3
0、風呂追い焚き循環回路40の回路毎に入管と出管の2
つの管路内の残留水を1つの排水共通化手段50によって
1回の作業で排水することができる。
【0014】前記直筒状本体52は必ずしも直筒状である
必要はなく、曲がっていても可能である。但し直筒状の
場合は、排水栓部材55の構成等を含め、全体の構成をシ
ンプルにすることができる。また排水共通化手段50は必
ずしも直筒状本体52等、1本の筒体を主たる構成として
設ける必要はない。要するに入管(21、31、41)と出管
(22、32、43)とを連通させる連通管部52b と該連通管
部52b に連通する排水管部52a を有し、且つ連通管部52
b と排水管部52a とを開放自在に閉塞する1つの排水栓
部材55が有ればよく、連通管部52b や排水管部52a や排
水栓部材55の形状が特に限定される必要はない。また直
筒状本体52に対して、必ずしも前記接続管部53を必要と
しない。入管(21、31、41)を直接的に直筒状本体52に
接続するようにしてもよいのである。同様に接続管部54
a 、54b についても、それらを直筒状本体52に取り付け
る代わりに、出管(22、32、42)を直接的に直筒状本体
52に接続するようにしてもよい。その他、図2において
は、直筒状本体52の連通管部52b を挟む上側に入管
(2、31、41)を接続するようにし、下側に出管(22、3
2、42)を接続するようにしているが、逆であってもよ
い。
【0015】図3に排水共通化手段50の変形例を示す。
この例は屋外設置型の給湯装置における凍結防止に効果
を奏する。即ち、図4に示す屋内設置型の給湯装置にお
いては、熱交換缶体10も各回路20、30、40も屋内に設置
されるため、冬季においても殆ど凍結予防の必要性がな
かった。しかしながら図5に示すような屋外設置型の給
湯装置では、熱交換缶体10が屋外に設置されるため、例
えば屋外温度が非常に低くなる場合には屋外の熱交換缶
体10やその周辺の配管の凍結を防止する必要がある。に
もかかわらず、例えば屋内に配設される暖房循環回路30
等は室内温度がある程度以下に低下しないとその熱動弁
34等を開放して暖房循環を行うことをしないので、結
局、屋外設置型の給湯装置においては、屋内の各回路が
運転停止状態で回路が閉塞状態となっている場合であっ
ても、それらとは独立した凍結防止の循環運転を熱交換
缶体10の回りで行う必要が生じるのである。
【0016】図3に示す排水共通化手段50においては、
排水栓部材55により直筒状本体52の連通管部52b 及び排
水管部52a を閉塞状態とした状態において入管(31、4
1)側と出管(32、42)側との通路をつなぐリーク孔55h
を設けている。他の構成は既述した構成と同じであ
る。前記リーク孔55h は、排水栓部材55の連通管部閉塞
栓55a と排水管部閉塞栓55b との間の連結ロッド部55c
に軸に直角方向に貫通する細孔と該孔から軸方向先端に
延びて連通管部閉塞栓55a 先端に貫通して開放する細孔
とで構成されている。前記のようにリーク孔55h を設け
た排水共通化手段50を暖房循環回路30や風呂追い焚き循
環回路40の入管(31、41)と出管(32、42)との間に介
在させて設けることで、屋外温度が低下した場合には、
排水共通化手段50を取り付けたまま、しかも屋内の回路
等による循環運転を行うことなく、循環ポンプ60を凍結
防止運転モード用の弱運転で運転開始するだけで、熱交
換缶体10内の水が出管(32、42)から排水共通化手段の
リーク孔55h を通って入管(31、41)側へ循環し、熱交
換缶体10やその他の屋外設置配管部の凍結が防止され
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の給湯装置によれば、熱交換缶体に接続される回
路に対して、該回路の熱交換缶体に対する入管と出管と
の間に介在して共通の排水路を自在に構成する排水共通
化手段を設けたので、熱交換缶体に接続する各回路の入
管と出管からなる2つの管路に対して1個の排水路を設
けるだけでよく、よって多数の入管と出管が配設せられ
る給湯装置において、半数の排水設備で全管の排水を行
うことができ、作業及び配管を大きく簡素化することが
できる。また請求項2に記載の給湯装置によれば、上記
請求項1に記載の構成による効果に加えて、排水共通化
手段は、入管と出管とを連通させる連通管部と、該連通
管部に連通する排水管部を有し、且つ前記連通管部と排
水管部とを開放自在に閉塞する1つの排水栓部材を有す
るので、通常時は1つの排水栓部材によって排水共通化
手段の連通管部と排水管部とを閉塞させ、排水作業時に
は1つの排水栓部材を操作することで、入管内及び出管
内の水を連通管部から排水管部を介して排出することが
容易にできる。また請求項3に記載の給湯装置によれ
ば、上記請求項2に記載の構成による効果に加えて、排
水共通化手段は、直筒状本体を有し、該直筒状本体の下
端側を排水管部とすると共に途中を連通管部とし、連通
管部を挟んだ上下の位置でそれぞれ入管と出管に接続さ
れているので、1本の直筒状本体に入管と出管とを接続
することで、連通管部や排水管部を同じ1本の筒に直線
的に並んで構成でき、よって連通管部や排水管部の閉塞
及び開放を1個の排水栓部材を用いて容易に行える。加
えて、入管と出管からの水を直筒状本体内を下方にその
まま直線的に落下させて排出させることができる。また
請求孔4に記載の給湯装置によれば、上記請求項2又は
3に記載の構成による効果に加えて、排水栓部材のうち
連通管部閉塞部分には、入管と出管との通路とをつなぐ
リーク孔を設けているので、排水栓部材により連通管部
が閉塞されている通常時においても、回路の入管と出管
との通路をリーク孔を通じて僅かに連通した状態とする
ことができ、よって、冬季等において、その回路本来の
循環運転を行うことなく、凍結防止運転を熱交換缶体や
その回りの短絡した環循路で行うことができる。これに
よって特に熱交換缶体を屋外に設置する屋外設置型給湯
装置における凍結防止の効果を発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例に係る給湯装置を示し、
(A)は正面図、(B)は一部断面した側面図である。
【図2】図1に示す給湯装置に用いられる要部の断面図
である。
【図3】本発明の給湯装置に用いられる排水共通化手段
の他の例を示す断面図である。
【図4】屋内設置型の給湯装置の例を示す概略配管図で
ある。
【図5】屋外設置型の給湯装置の例を示す概略配管図で
ある。
【符号の説明】
10 熱交換缶体 20 給湯回路 21 入管 22 出管 30 暖房循環回路 31 入管 32 出管 40 風呂追い焚き循環回路 41 入管 42 出管 50 排水共通化手段 51 排水路 52 直筒状本体 52a 排水管部 52b 連通管部 55 排水栓部材 55h リーク孔
フロントページの続き (72)発明者 田村 彰彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 今井 具裕 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 木村 宏志 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 山本 裕三 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱交換缶体に対して入水管と
    出湯管を接続してなる給湯回路を備え、また加えて風呂
    追い焚き循環回路や暖房循環回路等の循環回路を必要に
    応じて熱交換缶体に接続してなる給湯装置であって、前
    記熱交換缶体に接続される回路に対して、該回路の熱交
    換缶体に対する入管と出管との間に介在して共通の排水
    路を自在に構成する排水共通化手段を設けたことを特徴
    とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 排水共通化手段は、入管と出管とを連通
    させる連通管部と、該連通管部に連通する排水管部を有
    し、且つ前記連通管部と排水管部とを開放自在に閉塞す
    る1つの排水栓部材を有することを特徴とする請求項1
    に記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 排水共通化手段は、直筒状本体を有し、
    該直筒状本体の下端側を排水管部とすると共に途中を連
    通管部とし、連通管部を挟んだ上下の位置でそれぞれ入
    管と出管に接続されていることを特徴とする請求項2に
    記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 排水栓部材のうち連通管部閉塞部分に
    は、入管と出管との通路とをつなぐリーク孔を設けてい
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002188736A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Noritz Corp 排水栓
JP2010266073A (ja) * 2003-09-23 2010-11-25 Webstone Co Inc 排出部内の弁を備えた分離弁
JP2015010722A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 株式会社ダンレイ 排水栓

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