JP4532022B2 - 給水管の凍結防止構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水管の凍結を防止するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厳冬期の夜間不使用時に気温が著しく低下すると、給水管内の水が凍結し、翌朝給水不能となる場合がある。また、凍結によって膨張した水(氷)によって給水管が破裂する場合もある。
【0003】
従来、給水管の凍結を防止するための方法として次の3つの方法が知られている。第1の方法は、給水管に勾配をつけ、その給水管の最下部に弁を設け、気温が氷点下以下に低下することが予想されるときには弁を開いて給水管内の水を予め抜いておく方法である。第2の方法は、給水管に設けられている蛇口を開いて、水を出しっぱなしにしておく方法である。第3の方法は、給水管の周囲を帯状のヒータで巻き、給水管を加温する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記第1の凍結防止方法には次のような課題があった。
給水管に十分な勾配をつけることができず、給水管内の水を完全に抜ききることができない。特に、給水管が架橋ポリエチレン管やポリブデン管といった樹脂管である場合には、給水管自体に可撓性があるため勾配をつけ難い。
【0005】
前記第2及び第3の凍結防止方法には次のような課題があった。
少量とはいえ一晩中水を出しっぱなしにしたり、給水管をヒータで加温するのは不経済である。
【0006】
本発明は、簡便且つ経済的でありながら安全且つ確実に給水管の凍結を防止可能な構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の給水管の凍結防止構造の一つは、本管から分岐された主管と、主管から分岐された分岐管を備えた給水管において、分岐管に排水管が接続され、排水管に水抜き弁が設けられ、分岐管と排水管の間に排水管内の水が分岐管内に流入することを防止する逆止弁が設けられ、水抜き弁は給水管内の水の温度が所定温度以下になると自動的に開弁して、該給水管内の水排水管を通して排水されるようにし、所定温度以上になると閉弁し、逆止弁は排水管の水圧が分岐管の水圧よりも高い状態では閉弁し、排水管の水圧が分岐管の水圧よりも低くなると自動的に開弁するものである。
【0008】
本発明の給水管の凍結防止構造の他の一つは、分岐管の末端に水栓器具が設けられ、その水栓器具の手前に排水管が接続されているものである。
【0009】
本発明の給水管の凍結防止構造の他の一つは、主管と分岐管がヘッダーを介して接続され、排水管がヘッダーに接続されて収束されているものである。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の給水管の凍結防止構造の一例を説明する。この凍結防止構造は、図1に示すように、地中に埋設されている本管1から分岐されて宅内(敷地内)に引込まれた主管2と、主管2から分岐され、宅内の必要箇所に引込まれた2以上の分岐管3とから構成される給水管の凍結を防止するための構造である。
【0012】
図1に示す主管2と分岐管3は給水ヘッダー4を介して接続され、該給水ヘッダー4によって主管1から供給された水が各分岐管3に分岐される。具体的には、給水ヘッダー4は、主管2が接続される主管用の継手と、分岐管3が接続される複数の分岐管用の継手を備え、主管用継手に接続された主管2から水が供給された水が夫々の分岐管3に振分けられるようにしてある。
【0013】
図1に示す夫々の分岐管3は風呂場、台所、洗面所、トイレ、洗濯機置場といった宅内の必要箇所に引き込まれ、その末端に蛇口や止水栓といった水栓器具が接続され、該水栓器具の手前に排水管5が接続されている。分岐管3に水栓器具及び排水管5を接続するための継手6の一例を図2に示す。この継手6は、分岐管3が接続される接続部10と、水栓器具が取り付けられる配管ネジ部11と、排水管5が接続される接続部12とを備えている。さらに、排水管5が接続される接続部12には排水の逆流を防止する逆止弁(図示しない)が内蔵されている。この逆止弁は、その前後の水圧(分岐管3内の水圧と排水管5内の水圧)が同等か、排水管5内の水圧が分岐管3内のそれよりも高い状態では閉弁し、排水管5内の水圧が分岐管3内のそれよりも低くなると自動的に開弁する。
【0014】
図1に示すように、夫々の排水管5は排水ヘッダー13に接続されて収束されており、各排水管5を通して排水される水は排水ヘッダー13で合流して宅外に排水される。排水ヘッダー13の先には水抜き弁14が設けられており、水抜き弁14が開弁すると全ての排水管5内の水が宅外に排水されるようにしてある。さらに、水抜き弁14は給水管内の水温が所定温度(例えば0℃)以下に低下すると自動的に開弁し、所定温度(例えば3℃)以上に上昇すると自動的に閉弁する構造を有する。従って、給水管内(主管2内及び分岐管3内の双方又は一方)の水温が所定温度以下に低下すると、水抜き14弁が開弁して全ての排水管5内の水が排水され、該排水管5内の水圧が分岐管3内の水圧よりも低くなる。すると前記逆止弁が自動的に開弁する。この結果、給水管内の水が本管1から供給される水の圧力によって排水管5を通して排水され、本管1から供給された新たな水と入れ替えられる。その後、給水管内の水温が所定温度以上に上昇すると、水抜き弁14が自動的に閉弁する。この結果、排水管5内の水圧が分岐管3内の水圧と同等か、それよりも高くなり、逆止弁が自動的に閉弁する。以後、給水管内の水温変化に伴ってこれが繰り返され、給水管内の水は凍結する前に本管1から供給される水と入れ替えられる。尚、地中に埋設されている本管1から供給される水は給水管内の水に比べて温かいため、給水管内の水が本管1から供給された新たな水と入れ替えられると、直ちに又は程なく水抜き弁14が閉弁する。
【0015】
前記水抜き弁14は所定温度を境として自動開閉可能な構造を有するものであれば如何なるものであってもよい。例えば、温度センサとその出力信号によって動作する電磁弁又は電動弁を備えた水抜き弁を用いることができる。この種の水抜き弁を用いる場合は、温度センサを給水管の配管敷設スペースの中で最も温度低くなると予想される位置(床下、壁裏、天井裏など)に敷設されている給水管内の水温を検知可能とし、該センサの検知温度が所定温度以下になったら電磁弁又は電動弁が開弁され、所定温度以上になったら閉弁されるようにする。また、所定温度になると記憶された形状になるように作製された形状記憶バネにより弁の開閉を行う水抜き弁を用いることもできる。この種の水抜き弁を用いれば、電気的な配線工事を行う必要がなく、電気代などのランニングコストも必要なくなる。
【0016】
(実施形態2)
以下、本発明の給水管の凍結防止方法及び凍結防止構造の他例を説明する。この凍結防止方法及び凍結防止構造の基本構成は前記実施形態1に示すものと同様である。異なるのは、複数の水栓器具がループ配管されていることである。
【0017】
具体的には図3に示すように、給水ヘッダー4によって本管2から分岐された3本の分岐管3のうち、1本は風呂場Aを経由して1階のトイレBに配管され、その風呂場A及びトイレBの夫々において水栓器具に接続されている。他の1本は台所Cを経由して2階の洗面所Dに配管され、その台所C及び洗面所Dの夫々において水栓器具に接続されている。他の1本は2階のトイレEを経由して1階の洗濯機置場Fに配管され、さらに1階の洗面所Gに配管され、それらトイレE、洗濯機置場F、洗面所Gにおいて水栓器具に接続されている。
【0018】
前記のように複数の水栓器具をループ配管する場合は、末端の水洗器具の手前において分岐管3に排水管5を接続する。この際、図2に示す継手を用いることは前記実施形態1と同様である。
【0019】
複数の水栓器具をループ配管すると、分岐管3及び排水管5の本数を減らすことができると共に、全体の配管長を短くすることができる。さらに、管内の水の入れ替えに要する時間を短縮することもできる。加えて、排水管5の本数が減った分だけ、逆止弁を備えた継手6(図2)の設置数も少なくなる。この継手6は逆止弁を備えているため、通常の継手よりも価格が高いので、該継手6の設置数を減らすことは施工コストの低減となる。尚、分岐管3及び排水管5の本数が減り、配管長が短くなることも施工コストの低減になることは言うまでもない。
【0020】
図1及び図3に示す給水管3を通して宅内の各部に供給される水は、常温水の場合もあり、温水の場合もある。温水を供給する場合は所定の分岐管3の途中に給湯器を設置する。また、図1及び図3に示した配管は一例であり、これに限定されるものではない。前記水抜き弁14の開閉温度は任意に設定可能である。もっとも、給水管の凍結を防止する観点からは凍結温度又はこれより若干高い温度に設定することが望ましい。
【0021】
【発明の効果】
本件出願の給水管の凍結防止構造は、分岐管に排水管を接続し、その排水管に給水管内の水の温度が所定温度以下に低下すると開弁し、所定温度以上になると閉弁する水抜き弁を設けて、給水管内の水の温度が所定温度以下に低下すると、該給水管内の水が排水管を通して排水され、本管から供給される新な水と入れ替えられるようにしたので次のような効果を有する。
(1)給水管内の水が凍結するおそれがあるときに、その水が本管から供給される新たな水と入れ替えられるので、給水管の凍結が確実に防止される。特に、本管が地中に埋設されている場合、該本管内の水は給水管内の水に比べて温かいので、前記効果がより一層確実となる。
(2)水抜き弁が開弁すると、本管から供給される水の圧力(水圧)によって給水管内の水が排水される。従って、水抜き弁に電気その他のエネルギー必要としないものを用いれば、エネルギーを一切使用することなく給水管の凍結を防止することができる。また、水抜きのために給水管に勾配をつける必要もないので、配管の自由度が向上し、施工が容易になる。
(3)水抜き弁は給水管内の水温が所定温度以上になれば自動的に閉弁する。従って、水が出しっぱなしになることがなく、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に示す給水管の凍結防止構造の概略図。
【図2】 図1に示す継手を示す拡大図。
【図3】 実施形態2に示す給水管の凍結防止構造の概略図。
【符号の説明】
1 本管
2 主管
3 分岐管
4 給水ヘッダー
5 排水管
6 継手
10 継手の接続部
11 継手の配管ネジ部
12 継手の接続部
13 排水ヘッダー
14 水抜き弁

Claims (3)

  1. 本管から分岐された主管と、主管から分岐された分岐管を備えた給水管において、分岐管に排水管が接続され、排水管に水抜き弁が設けられ、分岐管と排水管の間に排水管内の水が分岐管内に流入することを防止する逆止弁が設けられ、水抜き弁は給水管内の水の温度が所定温度以下になると自動的に開弁して、該給水管内の水排水管を通して排水されるようにし、所定温度以上になると閉弁し、逆止弁は排水管の水圧が分岐管の水圧よりも高い状態では閉弁し、排水管の水圧が分岐管の水圧よりも低くなると自動的に開弁することを特徴とする給水管の凍結防止構造。
  2. 分岐管の末端に水栓器具が設けられ、その水栓器具の手前に排水管が接続されていることを特徴とする請求項1記載の給水管の凍結防止構造。
  3. 主管と分岐管がヘッダーを介して接続され、排水管がヘッダーに接続されて収束されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の給水管の凍結防止構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135367U (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 株式会社丸ム武藤工産 水道配管の凍結防止装置
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JPH1096527A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Sekisui Chem Co Ltd 地下収納装置

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