JPH1067678A - 肝疾患治療用医薬組成物 - Google Patents

肝疾患治療用医薬組成物

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JPH1067678A
JPH1067678A JP9158745A JP15874597A JPH1067678A JP H1067678 A JPH1067678 A JP H1067678A JP 9158745 A JP9158745 A JP 9158745A JP 15874597 A JP15874597 A JP 15874597A JP H1067678 A JPH1067678 A JP H1067678A
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liver
epo
phlebotomy
liver disease
erithropoietin
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JP9158745A
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Yojiro Niitsu
洋司郎 新津
Junji Kato
淳二 加藤
Masato Higuchi
正人 樋口
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 エリスロポエチンを有効成分とする、肝
疾患哺乳動物の肝内過剰鉄イオンを減少させ、該哺乳動
物の肝機能を改善するための肝疾患治療用医薬組成物。 【効果】 本発明のエリスロポエチンを有効成分とする
医薬組成物によれば、肝疾患哺乳動物の肝内の過剰の鉄
イオンを減少させることができるので、過剰鉄イオンに
よる慢性肝炎や肝癌、肝硬変等の治療に有効である。更
に、該医薬組成物の投与と瀉血療法を併用すれば、瀉血
に伴う患者の貧血を防止すると共に、肝細胞からの過剰
の鉄イオンの排泄を促進させることができる。また、I
FN療法が効果を示さないC型慢性肝炎患者に対し、本
発明の医薬組成物を投与して肝機能を改善した後、公知
のIFN療法を行うことにより該肝炎の治療効果を期待
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エリスロポエチン
を有効成分とする肝疾患治療用医薬組成物に関する。詳
しくは、慢性肝炎や肝癌、肝硬変などの肝疾患と密接な
関係があるといわれている肝内の過剰の鉄イオンを、好
ましくは瀉血療法を併用して肝細胞から取り出し、低下
させることにより、肝機能を改善するための肝疾患治療
用医薬組成物に関する。
【0002】
【従来技術】慢性肝炎は、肝硬変、肝癌に移行する重篤
な肝疾患であり、大部分はC型肝炎ウイルス(HCV)
の感染によって引き起こされる。現在、C型慢性肝炎に
対してインターフェロン(IFN)療法が行われている
が、重篤な副作用が知られているにも関わらず4〜6ヶ
月間の長期投与が必要であり、しかも、治療効果も限ら
れているのが実状である。例えば、IFN療法の効果と
HCVの性状に関する研究から、IFN療法が著効を示
すのは遺伝子型がIII 型を示すウイルス(日本では1〜
2割)であり、日本で7割以上を占めるII型ウイルスに
は20〜30%の反応性しか期待できないことが報告されて
いる〔飯野ら、最新医学、99、2225(1993)〕。そのた
め、IFN療法が効果を示さない患者に対する新たな治
療法の開発が望まれている。
【0003】本発明者らは、慢性肝炎を基盤として発生
するヒト肝癌のモデル動物(LECラット)を用いて肝
障害発症機構を研究したところ、LECラットを銅、鉄
などの金属イオンを含む普通飼料で飼育した場合、急激
な肝銅濃度上昇および肝鉄濃度上昇を引き起こし、高い
割合で劇症肝炎を発症するのに対し、鉄欠乏食で飼育し
た場合には、肝銅濃度は普通飼料飼育と同様に急増する
ものの、肝鉄濃度の上昇は軽微であり、劇症肝炎の発症
は認められないことを見い出した。これらのことから、
直接的に肝障害を引き起こす主要因子は、肝内に異常増
加した鉄イオンであるという知見を得た〔小船ら、第53
回日本癌学会総会要旨集、第91頁、1994年〕。実際、瀉
血により鉄イオンを除去することによってC型慢性活動
性肝炎が鎮静化する可能性〔瀧川ら、第27回日本肝臓学
会西部会要旨集、Vol. 33 、Supple (2)、第49頁、1992
年〕や、瀉血によりIFN不応答性が応答性に変わる可
能性〔林ら、医学と薬学、29、1487(1993)〕も報告さ
れている。しかしながら、急激な瀉血は肝鉄濃度減少に
有効であるものの、患者に貧血状態をもたらし、全身症
状の悪化により継続的な治療を困難にする。また、患者
が過度の貧血に陥らないようコントロールしながら瀉血
を行う場合には、十分な治療効果を得るまでに1〜2年
もの長期間を必要とするが、慢性肝炎は多くが肝硬変、
肝癌に移行することから、できるだけ速やかに肝機能を
改善させる治療法の開発が強く要望されている。
【0004】また、癌マーカーの抗原の一つがトランス
フェリンレセプターであること [Trowbridge, I.S. and
Omary, M.B., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 78, 3039
-3043, (1981)]、さらに、本発明者らの一部により、活
発に分裂増殖している癌細胞にトランスフェリンレセプ
ターが豊富に存在すること、トランスフェリンレセプタ
ーが、細胞増殖能や癌の悪性度を反映するマーカーであ
ることが報告されている [J. Jpn. Cancer Ther. 21
(3), 641〜646, Apr. (1986)] ことから、癌細胞が活発
に増殖するために多くの鉄イオンを要求していることも
示唆される。
【0005】一方、腎機能障害からくる慢性貧血改善の
ための輸血により誘発される血色素症の治療のために、
貧血性の血液透析患者にエリスロポエチンを投与し、瀉
血によって貯蔵鉄や血清鉄を減少させることが提案され
ている(特公平6−92316)。しかしながら、肝疾
患患者、特に、慢性肝炎患者や肝癌患者の肝機能が改善
されるかどうかについては何ら記載されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、肝鉄代謝と
エリスロポエチンとの関係について明らかにするととも
に、エリスロポエチンを有効成分として含有する肝疾患
治療用医薬組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、エリスロポエチン
が何らかの特異的受容体を介して肝細胞から直接鉄の放
出を亢進し、肝内の過剰の鉄イオンを低下させることに
よって、慢性肝炎や肝癌、肝硬変などの肝疾患患者の肝
機能を改善する作用を有することを初めて見い出した。
また、エリスロポエチン投与と瀉血療法とを併用するこ
とによって、患者に過度の貧血を強いることなく、安全
でしかも短期間で肝機能を改善することができること、
さらには、癌化した肝細胞の増殖をエリスロポエチンに
よって抑制することができることを知得し、本発明を完
成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、エリスロポエチンを有効
成分とする、肝疾患哺乳動物の肝内過剰鉄イオンを減少
させ、該哺乳動物の肝機能を改善するための肝疾患治療
用医薬組成物である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の医薬組成物の有効成分で
あるエリスロポエチンは、赤芽球系前駆細胞を赤血球に
分化させる作用を有する分子量(見掛け)約36,000ダル
トンの糖蛋白質であり、ヒト尿などから精製される天然
エリスロポエチン、遺伝子工学的手法によって得られる
組換えエリスロポエチンおよびその改変体など公知の種
々のものが使用できる(特公平1−44317、特公平
2−17156など)。
【0010】上記のエリスロポエチンを医薬組成物とす
る場合は、単独で生理的食塩水等に溶解してもよいが、
通常は、ヒト血清アルブミン、ゼラチン等の蛋白質、マ
ンニトール、ソルビトール等の糖などと共に生理的食塩
水に溶解する。特に、0.01〜0.1 重量%のヒト血清アル
ブミンおよび 1〜1.5 重量%のD−マンニトールと共に
生理的食塩水に溶解したものが好適である。上記の生理
食塩水中には、医薬上許容可能な安定化剤、pH、浸透
圧などの調整剤を適宜添加してもよい。
【0011】本発明の医薬組成物は投与量は、症状の程
度、治療対象となる哺乳動物の年齢、体重等により異な
るが、有効成分であるエリスロポエチン治療上有効量、
例えば、組換えエリスロポエチンであれば10〜10,000ユ
ニット/kg体重の範囲が例示される。また、下記の瀉血
療法を併用する場合は、10〜2,000 ユニット/kg体重の
範囲で投与する。
【0012】本発明においては、エリスロポエチンの投
与により赤血球の産生が促進されるので、瀉血療法など
の除血方法を併用して過剰の赤血球を除去するのが好ま
しい。瀉血療法としては、例えば、肝炎、肝癌、肝硬変
などの患者に対し、約200 ml/回程度の瀉血を行った後
に、本発明の医薬組成物を投与する方法が挙げられる。
かかる方法により、瀉血に伴う患者の貧血を防止すると
共に、肝細胞からの過剰の鉄イオンの排泄を促進させる
ことができる。
【0013】本発明の医薬組成物により治療されうる疾
患は、肝細胞の過剰鉄イオンに起因すると考えられる肝
疾患、例えば、慢性肝炎や肝癌、肝硬変などが挙げられ
る。慢性肝炎は、その多くはC型肝炎ウイルスの感染に
よるものであり、C型慢性肝炎やC型劇症肝炎などが挙
げられる。
【0014】
【実施例】以下に試験例、実施例を挙げてさらに具体的
に本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。 〔試験例1〕 肝細胞に対するエリスロポエチン(EP
O)結合能の測定 Indogen 法 [Franker, P.J. and Speck, J.C.Jr., Bioc
hem. Biophys. Res. Commun. 80, 849-857 (1978)]に従
い作製した125 I−EPOおよび125 I−EPOを0.05
N 塩酸存在下で80℃、60分間処理することによって得ら
れた125 I−アシアロEPOを用いて、肝実質細胞表面
への結合能を測定した。なお、結合能の測定は、公知の
方法 [Higuchi, M. et al., J. Biol. Chem., 267, 770
3-7709 (1992)]に準じて行った。
【0015】先ず、コラゲナーゼ潅流法によって得たマ
ウス肝実質細胞(AMLC)画分に対して0.5nM の125I
−アシアロEPOを添加し、125I−アシアロEPOの肝
実質細胞画分への結合に対するアシアロEPO、EP
O、およびアシアロα1−acid−glycoproteinの阻害効
果を測定した。その結果を図1に示す。図1より、125I
−アシアロEPOは肝実質細胞画分に結合することが分
かった。また、アシアロEPOおよびアシアロα1−ac
id−glycoproteinがほぼ同程度に125I−アシアロEPO
結合を阻害するが、EPOは顕著な結合阻害効果を示さ
ないことが分かった。この結果は、125I−アシアロEP
Oの肝実質細胞画分への結合がEPOレセプターを介す
るものではなく、アシアロ糖蛋白質レセプターへの結合
であることを示している。
【0016】一方、125I−EPO(0.5nM)の肝実質細胞
画分への結合に対するアシアロEPO、EPOおよびア
シアロα1−acid−glycoproteinの阻害効果を測定した
結果、図2に示すように、EPOが最も強い阻害効果を
示し、アシアロEPOおよびアシアロα1−acid−glyc
oproteinの阻害効果は部分的なものであった。
【0017】以上の結果から、EPOは肝実質細胞画分
に含まれるシアリダーゼ活性によって一部はアシアロ化
されたアシアロ糖蛋白質レセプターに結合するものの、
アシアロ糖蛋白質レセプターとは異なるEPO特異的レ
セプターが存在することが示された。
【0018】〔試験例2〕 ヒト肝癌細胞株におけるE
POレセプターの発現 ヒト肝癌細胞株(HepG2細胞)におけるEPOレセ
プターmRNA発現をRT−PCR法によって測定し
た。HepG2細胞よりJ. E. Badley et al., Bio Tec
hniques, Vol.6, No.2, 114-116 (1988)に記載された方
法に従って調製したmRNAからd(T)12−18(Phar
macia Biotech 社製)をプライマーとして使用した逆転
写反応でcDNAを作製した。
【0019】次いで、下記のプライマーを用い、Y. Nak
amura et al., Science Vol. 257,21, p.1138-1141 (19
92)に記載された方法に従ってPCRを行った。 センス :TGA GAC ACC CAT GAC GTC TCA アンチセンス:TGT CCA GCA CCA GAT AGG TA 得られたPCR産物(EPO−R Exon 4−8)
を1.5%アガロースゲル電気泳動で解析した結果、図3に
示すように、完全長EPOレセプターmRNAである約
608bp のバンドが検出され、HepG2細胞には正常な
機能を有するEPOレセプターが発現していることが示
唆された。
【0020】〔試験例3〕 EPOによる肝細胞からの
鉄放出作用 HepG2細胞を24well cell culture cluster で培養
した(2×105 cell/well 、10%FCS を含むMEM 、5%
CO2 、37℃)。次いで、59FeCl3 を90,000cpm添
加し、37℃で24時間培養した。
【0021】培養終了後、FCSフリーMEMで細胞を
3回洗浄し、所定量のEPO(0、0.2、2unit
/ml)及び/又はアポトランスフェリン(Tf)
(0、100μg/ml)を添加して、肝細胞から培地
中に放出される59Feの量を測定した。その結果を図4
に示した。図4から、添加したEPO濃度に依存してH
epG2細胞からの59Fe放出量は増加することが分か
った。また、アポトランスフェリンの添加によってEP
Oの59Fe放出作用が増加することがわかった。
【0022】以上の結果は、EPOが直接肝細胞に働き
かけて細胞内の鉄を放出させることを示しており、肝細
胞に発現しているレセプターを介して、鉄放出を促すシ
グナルを伝えていると考えられる。また、鉄放出の経路
には少なくともトランスフェリンが関与していることが
示された。
【0023】〔試験例4〕 EPOによるヒト肝癌細胞
株の増殖抑制効果 ヒト肝癌細胞株であるHepG2細胞およびHuH7細
胞をそれぞれ2.5%FCSを含むMEM培地およびR
PMI培地に懸濁し、細胞数1×104 cell/well(96 wel
l dish)となるように調整し、5%CO2 の条件下、37℃
で3日間培養を行った。その際、EPOは0〜20ユニッ
ト/mlの範囲で培養初日より添加した。培養終了後、細
胞数をMTT法で測定し、ヒト肝癌細胞株の増殖に対す
るEPOの作用を調べた。その結果を図5および図6に
示した。両図から、EPOがHepG2細胞およびHu
H7細胞に対して明らかな増殖抑制効果を示しているこ
とがわかる。
【0024】〔試験例5〕インターフェロンに対して不
応性であったC型慢性肝炎患者で、かつ、過去6ヶ月間
の血清GTP活性が正常域より高いレベルで推移してい
る患者に、1回の瀉血量が200ml で週1回12週間の瀉血
を行い、毎回の瀉血後に24,000IUのEPOを皮下投与し
た。初回瀉血後より毎週血清GPT活性、ヘモグロビン
濃度を測定し、また、隔週で血清フェリチン値を測定し
た。その結果を瀉血量と共に表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、瀉血療法開始2
週間後から血清フェリチン値の顕著な低下が認められ、
その後の活動期における肝炎の指標である血清GPT活
性は低下した。瀉血療法開始9週間後からは正常範囲に
まで低下し、その後維持した。また、ヘモグロビン濃度
は、試験期間中EPO投与によりほぼ11.0g/dlを維持し
た。EPOの投与により瀉血量は12週間で2400ml採取で
き、また、貧血症状を来たすことなく過剰の鉄を除去す
ることができた。
【0027】〔実施例1〕(静注用組成物の製造) 注射用蒸留水100ml中に、エリスロポエチン1m
g、D−マンニトール50mgおよびヒト血清アルブミ
ン50mgを無菌的に溶解した後、1mlずつバイアル
に分注し、凍結乾燥して密封した。使用する際に生理的
食塩水に溶解して静注用組成物とする。
【0028】
【発明の効果】本発明のエリスロポエチンを有効成分と
する医薬組成物によれば、肝疾患哺乳動物の肝内の過剰
の鉄イオンを減少させることができるので、過剰鉄イオ
ンによる慢性肝炎や肝癌、肝硬変等の治療に有効であ
る。更に、該医薬組成物の投与と瀉血療法を併用すれ
ば、瀉血に伴う患者の貧血を防止すると共に、肝細胞か
らの過剰の鉄イオンの排泄を促進させることができる。
【0029】また、IFN療法が効果を示さないC型慢
性肝炎患者に対し、本発明の医薬組成物を投与して肝機
能を改善した後、公知のIFN療法を行うことにより該
肝炎の治療効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】125I−アシアロEPOの肝実質細胞(AMLC) 画
分への結合に対するアシアロEPO、EPO、およびア
シアロα1−acid−glycoproteinの阻害効果を測定した
図である。
【図2】125I−EPOの肝実質細胞画分(AMLC) への結
合に対するアシアロEPO、EPO、およびアシアロα
1−acid−glycoproteinの阻害効果を測定した図であ
る。
【図3】ヒト肝癌細胞株(HepG2細胞)に発現した
EPOレセプターmRNAのPCR産物のアガロースゲ
ル電気泳動写真を示す。
【図4】EPOによるヒト肝癌細胞株(HepG2細
胞)からの鉄放出作用を示す。
【図5】EPOによるヒト肝癌細胞株(HepG2細
胞)に対する増殖抑制効果を示す。
【図6】EPOによるヒト肝癌細胞株(HuHG7細
胞)に対する増殖抑制効果を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エリスロポエチンを有効成分とする、肝
    疾患哺乳動物の肝内過剰鉄イオンを減少させ、該哺乳動
    物の肝機能を改善するための肝疾患治療用医薬組成物。
  2. 【請求項2】 エリスロポエチンを有効成分とする、肝
    疾患哺乳動物の肝内過剰鉄イオンを減少させ、該哺乳動
    物の肝機能を改善するための肝疾患治療用医薬組成物で
    あって、該医薬組成物の投与と瀉血療法を併用すること
    を特徴とする肝疾患治療用医薬組成物。
  3. 【請求項3】 肝疾患が、慢性肝炎である請求項1又は
    2記載の肝疾患治療用医薬組成物。
  4. 【請求項4】 慢性肝炎がC型肝炎ウイルスの感染によ
    るものである請求項3記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 慢性肝炎がC型慢性肝炎またはC型激症
    肝炎である請求項3記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 肝疾患が、肝癌または肝硬変である請求
    項1又は2記載の肝疾患治療用医薬組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542296A (ja) * 1999-04-27 2002-12-10 ヘルス リサーチ インコーポレイテッド 抗腫瘍剤の効力を増大させる方法
JP2005533800A (ja) * 2002-06-20 2005-11-10 バイオメトス ホールディング ゲーエムベーハー 増殖因子を用いて、および生物学的マトリクスあるいは支持構造を用いて細胞を増殖および分化する方法およびデバイス
JP2009085647A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology Hcv患者における瀉血治療の効果の判定方法及び判定キット

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