JPH1067602A - 農薬用効力増強剤及び農薬組成物 - Google Patents

農薬用効力増強剤及び農薬組成物

Info

Publication number
JPH1067602A
JPH1067602A JP24112396A JP24112396A JPH1067602A JP H1067602 A JPH1067602 A JP H1067602A JP 24112396 A JP24112396 A JP 24112396A JP 24112396 A JP24112396 A JP 24112396A JP H1067602 A JPH1067602 A JP H1067602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid ester
fatty acid
agrochemical
efficacy
pesticide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24112396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Endo
敏郎 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP24112396A priority Critical patent/JPH1067602A/ja
Publication of JPH1067602A publication Critical patent/JPH1067602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの含有率
が高いポリグリセリン脂肪酸エステルを農薬用効力増強
剤として含有する農薬組成物を提供する。 【解決手段】 カラムクロマト分析法で溶離し、紫外線
吸収検出器を用いて検出される下記一般式(1)で示され
るポリグリセリンモノ脂肪酸エステルのピーク面積が全
面積の70%以上であることを特徴とするポリグリセリ
ン脂肪酸エステルからなる農薬用効力増強剤である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬用効力増強剤
及びこれを含有してなる農薬組成物に関し、より詳細に
は、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの含有率が高い
ポリグリセリン脂肪酸エステルを農薬用効力増強剤と
し、これを含有してなる農薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】殺虫剤、殺菌剤、除草剤、殺ダニ剤、植
物成長調節剤等の農薬は、乳剤、水和剤、粒剤、粉剤、
フロアブル剤等の剤型で使用される。これら農薬原体の
効果を十分引き出すために製剤物性上の工夫がなされる
が、農薬の効果を更に増強させるには未だ十分でない。
【0003】三菱化成R&DレビューVol.5,N
o.2(1991年)には、農薬の表面吸収に水分が重
要な働きをし、保湿剤により保持水分が増加することが
示されている。これは、グリセリン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等の保湿剤が農薬の薬効を高
め得ることを示唆している。また、特開平5−3457
02号公報には、保湿剤としてポリグリセリンあるいは
ポリグリセリン誘導体が種々の農薬に対して効力増強作
用があることを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、農薬用効力増
強剤として単にポリグリセリン脂肪酸エステルを用いて
も、害虫体への薬剤の付着効率の改善による効力増強効
果は十分ではない。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、
一般にポリグリセリンと脂肪酸のエステル化反応によっ
て製造されるが、エステル化する場合に個々の分子につ
いてエステル化率が分布し、エステル化率の高い分子と
低い分子、場合によってはエステル化されていない分子
が混在することが多い。従って脂肪酸モノエステル体、
未反応のポリグリセリン、ジエステル、トリエステル、
テトラエステル等の多置換エステル化物が存在する。こ
のため農薬用効力増強剤に使用した場合に、これら夾雑
物の影響で農薬に対する効力増強作用が十分に発揮され
ない場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリグリ
セリンまたはポリグリセリン誘導体について鋭意検討を
積み重ねた結果、脂肪酸とグリシドールから合成された
ポリグリセリン脂肪酸モノエステル体含有率の高いポリ
グリセリン脂肪酸エステルが種々の農薬に対して効力増
強作用があることを見い出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明は、カラムクロマト分析法
で溶離し、紫外線吸収検出器を用いて検出される下記一
般式(1)で示されるポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
のピーク面積が全面積の70%以上であることを特徴と
するポリグリセリン脂肪酸エステルからなる農薬用効力
増強剤を提供するものである。また、カラムクロマト分
析法がアルコール系溶媒及び/又は蒸留水を溶離液とす
るオクタデシルシリル基結合シリカゲルカラムを用いる
高速液体クロマトグラフィーであることを特徴とする前
記農薬用効力増強剤を提供するものである。また、ポリ
グリセリンモノ脂肪酸エステルが、下記一般式(2)で
示される脂肪酸とグリシドールをリン酸系酸性触媒の存
在下で反応させて得たものであることを特徴とする前記
農薬用効力増強剤を提供するものである。また、リン酸
系酸性触媒がリン酸または酸性リン酸エステルである前
記農薬用効力増強剤を提供するものである。更に、前記
農薬用効力増強剤と農薬原体からなる農薬組成物を提供
するものである。加えて、農薬原体が、殺菌剤、殺虫
剤、殺ダニ剤、除草剤及び植物成長調節剤から選択され
る前記農薬組成物を提供するものである。以下、本発明
を詳細に説明する。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の農薬用効力増強剤は、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルであって、上記一般式
(1)で表されるモノ脂肪酸エステルを70%以上含有
するものであり、グリシドールと脂肪酸との付加重合反
応により製造することができる。脂肪酸としては、炭素
数6〜22の脂肪酸であれば飽和脂肪酸でも不飽和脂肪
酸でもよく、また直鎖状脂肪酸でも側鎖をもつ脂肪酸で
も、更にはヒドロキシル基置換脂肪酸でもよい。具体的
には、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン
酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベ
ヘン酸、エルカ酸、リシノール酸、ヒドロキシステアリ
ン酸等が例示できる。これらは単独でもまた2種以上を
混合して使用するすることもできる。
【0010】脂肪酸とグリシドールの反応は酸性触媒の
存在下で反応させることが好ましい。酸性触媒として
は、リン酸類またはリン酸のエステル類であり、具体的
には、リン酸、無水リン酸、ポリリン酸、オルトリン
酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、四リン酸など
のリン酸類または、メチルアシッドホスフェート、エチ
ルアシッドホスフェート、イソプロピルアシッドホスフ
ェート、ブチルアシッドホスフェート、2エチルヘキシ
ルアシッドホスフェート等の酸性リン酸エステル類など
を用いることができる。なお、これらの酸性リン酸エス
テルはモノエステル体、ジエステル体、及びそれらの混
合物のいずれも使用することができる。更に上記酸性触
媒は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を混
合して使用してもよい。
【0011】触媒の添加量は脂肪酸に対して0.01〜
10重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量
%である。0.01量%未満では反応速度が小さく、そ
の一方、10重量%を越えても効果の向上は期待でき
ず、むしろ使用する触媒によっては触媒が重合開始剤と
なるためグリシドールの付加重合体が多く生成する場合
があるからである。
【0012】付加重合反応は反応容器中に脂肪酸をと
り、これに前記の触媒を添加しグリシドールを少量ずつ
添加して行う。反応温度は50〜180℃、好ましくは
70〜160℃であり、より好ましくは120〜140
℃である。50℃未満では反応速度が小さく、また18
0℃を越えると着色が激しくなる。特に、230℃以上
ではグリシドールが分解して副反応を起こし好ましくな
い。付加重合反応には、反応温度の上昇を防止するため
にグリシドールと反応しない低沸点化合物を添加しても
よい。なお、反応は窒素ガス雰囲気下で行うのが望まし
く、必要に応じて加圧してもよい。
【0013】得られたポリグリセリン脂肪酸エステルを
含有する反応溶液に水を添加し、次いで加熱、脱
水すると、反応溶液中に含まれる未反応グリシドール
や、副反応生成物と考えられるオキシラン基含有化合物
に由来するオキシラン基濃度を低減させることができ
る。 添加する水の量は、含まれるポリグリセリン脂肪酸エ
ステルに対して0.1〜20重量%の範囲、特に好まし
くは1〜10重量%の範囲で選ぶのが好ましい。水の量
が0.1重量%未満では、未反応グリシドールを十分に
低減することができず、一方、20重量%を越えると後
処理操作が繁雑になり好ましくない。 加熱により、未反応グリシドールをグリセリンに変換
することができる。加熱温度は、60〜200℃の範
囲、特に好ましくは80〜160℃の範囲で行うことが
好ましい。加熱温度が60℃未満であると、未反応グリ
シドールや残存するオキシラン基濃度を十分に低減する
ことができず、その一方、200℃を越えると生成物の
ポリグリセリン脂肪酸エステルが着色する。なお、加熱
時間は、温度にもよるが0.5〜15時間、特に好まし
くは1〜7時間の範囲である。 脱水は、蒸留、共沸蒸留、減圧蒸留などで行うことが
できる。蒸留する際の加熱温度は、100〜200℃の
範囲、特に好ましくは110〜160℃の範囲で選ぶこ
とが好ましい。加熱温度が100℃未満であると、製品
のポリグリセリン脂肪酸エステルに含まれる水を除去す
るのに十分でなく、その一方、200℃を越えると生成
物のポリグリセリン脂肪酸エステルが着色するので好ま
しくない。なお、脱水時間は、温度、減圧度にもよる
が、1〜10時間の範囲であることが好ましく、特に好
ましくは、1〜6時間の範囲である。溶媒を使用した場
合には、この脱水操作で除去することができるが、脱水
操作とは別の操作で除去してもよい。
【0014】得られたポリグリセリン脂肪酸エステル中
のモノ脂肪酸エステルの含有率の測定は、以下の分析条
件に従う。オクタデシルシリル基(ODS基)、オクチ
ルシリル基、ブチルシリル基、トリメチルシリル基、フ
ェニルシリル基を結合したシリカゲルを担体として用い
る逆相分配カラム分析法、アミノプロピル基、シアノプ
ロピル基を有するシリカゲルを担体として用いる順相分
配カラム分析法、4級アンモニウム基、フェニルスルホ
ン酸基を有するシリカゲルを担体として用いるイオン交
換カラム分析法、多孔性シリカゲルを担体として用いる
吸着カラム分析法が挙げられる。これらの中で、オクタ
デシルシリル基が結合したシリカゲルを担体として用い
る逆相分配カラム分析法であることが好ましい。また、
分離能を向上させるためカラムサイズは4.6mmφ×
250mm以上が好ましく、カラムを直列に繋ぐと分離
能力を向上させることができるためより好ましい。
【0015】逆相分配カラム分析法により分析する場合
を以下に説明する。展開溶媒は、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの脂肪酸の種類やグリシドールの付加モル数に
より異なるため、被検体の溶解性および分離性から展開
溶媒を決定することが好ましい。具体的には、被検体の
溶解性および分離性に優れた具体的な展開溶媒として
は、アルコール系の溶媒および/または蒸留水が好まし
く、具体的には、ラウリン酸ポリグリセリンエステルに
はメタノールを、ステアリン酸ポリグリセリンエステル
にはエタノールを使用することが好ましい。
【0016】展開溶媒の流速は、使用するカラムの耐圧
及び得られるクロマトグラムの分離度合により選択し、
通常0.05〜1.0ml/minの範囲、より好まし
くは、0.1〜0.8ml/minの範囲である。カラ
ム温度は、好ましくは30〜60℃の範囲である。な
お、紫外線吸収検出器の波長は210nmを用いる。
【0017】HPLCに供する試料は、使用する展開液
を溶媒として用いることが好ましく、濃度及び注入量は
被検体の溶解性および分離性に優れた量を選択する。具
体的には、試料の濃度は1〜50%が好ましく、注入量
は0.1〜20μlが好ましい。
【0018】含有量の測定は、以下に従う。ODSカラ
ムによるHPLC分析では、一般に極性の順に溶離され
る。従って、ポリグリセリン同士であれば、まず極性の
高い無置換ポリグリセリンが溶離され、次いでポリグリ
セリンモノ脂肪酸エステル、ポリグリセリンジ脂肪酸エ
ステルが検出される。一方、グリセリンモノ脂肪酸エス
テル同士であれば、極性の高いポリグリセリンモノエス
テルが最初に溶離され、最後にグリセリンモノエステル
が溶離される。従ってポリグリセリン、グリセリンモノ
脂肪酸の標準品を同条件でHPLC分析し、標準品と検
体との保持時間を比較検討し、グリセリンモノエステル
の溶離以降に溶離されるものをジエステル以上の多置換
エステ成分とした。ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
の含有率(%)は、以下に従いピーク面積比で表すこと
とした。分析チャートから、ポリグリセリンのピーク面
積、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステル(「ポリグリセ
リン」とあるが、本発明においてはグリセリン部分はポ
リグリセリンからモノグリセリンまでを含む。)のピー
ク面積、およびジエステル以上の多置換エステル成分の
ピーク面積を求めた。次いで、下記式に従い算出した。
なお、溶媒は、ピーク位置がポリグリセリン、モノ脂肪
酸エステル、ジエステル以上の多置換エステルのいずれ
のピークとも重複しないものを選択した。また下記式
は、溶媒の保持時間がジエステルの溶離以降であること
を前提とする。
【0019】
【数1】式:ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの含有
率(%)={ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルのピー
ク面積/(ポリグリセリンのピーク面積+ポリグリセリ
ンモノ脂肪酸エステルのピーク面積+ジエステル以上の
多置換エステルのピーク面積)}×100(%)
【0020】本発明の農薬用効力増強剤に他の界面活性
剤を併用し、ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルによる
効力増強効果を維持しつつその使用量を低減させること
ができる。併用できる界面活性剤としては、非イオン界
面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、
両性界面活性剤があり、これらは単独でまたは2種以上
の混合物を用いることができる。
【0021】非イオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシアルキ
レンアリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエ
ステル、ポリオキシアルキレンアルキルソルビトールエ
ステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポ
リオキシアルキレンアルキルグリセロールエステル、ポ
リオキシアルキレンブロック共重合体、ポリオキシアル
キレンブロック共重合体アルキルグリセロールエステ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルスルホンアミド、ポ
リオキシアルキレンロジンエステル、ポリオキシプロピ
レンブロック共重合体、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールなど
が例示できる。
【0022】陽イオン界面活性剤としては、ポリオキシ
アルキルアミン、例えばエトキシ化タローアミン、エト
キシ化オレイルアミン、エトキシ化ソイアミン、エトキ
シ化ココアミン、エトキシ化合成アルキルアミン、エト
キシ化オクチルアミンなどが例示できる。
【0023】陰イオン界面活性剤としては、アリル硫酸
ナトリウム、モノ−及びジ−アルキルナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム、α−オレインスルホン酸ナトリウム、
アルカンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキ
シアルキレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、モノ−
及びジ−アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフ
タレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホネート
のホルムアルデヒド縮合物、アルキルジフェニルエーテ
ルスルホン酸塩、オレフィニックスルホン酸塩、アルキ
ルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸塩、
ポリオキシアルキレンフェニルエーテルリン酸塩、ポリ
オキシアルキルフェノールリン酸塩、ポリカルボン酸
塩、脂肪酸塩、ステアリン酸及びその塩、オレイン酸及
びその塩、N−メチル脂肪酸タウリド(tauride
s)、それらの混合物など(ナトリウム、カリウム、ア
ンモニウム及びアミン塩を含む)がある。
【0024】両性界面活性剤としては、ラウリルジメチ
ルアミンオキサイド、アルモックス(Armox)C/
12、アミンオキサイド、モナテリックス(Monat
erics)、ミラノール(Miranols)、ベタ
イン、ロンザイン(Lonzaines)、他のアミン
オキサイド等が例示できる。
【0025】上記界面活性剤のうち、特に好ましくは、
非イオン型界面活性剤である。中でもポリオキシアルキ
レンソルビタンエステルやポリオキシアルキレンアルキ
ルグリセロールエステルなどのエステル型のもの、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル及びポリオキシアル
キレンアルキルノニルフェノール等が好ましい。本発明
の農薬用増強剤であるポリグリセリンモノ脂肪酸エステ
ルの含有率の高いポリグリセリン脂肪酸エステルと他の
界面活性剤の好ましい併用割合は、特に限定されない
が、界面活性剤/本発明の農薬用効力増強剤=0/10
0〜50/50、特には10/90〜40/60(重量
比)であることが好ましい。この範囲を越えて界面活性
剤を併用すると効力増強効果が弱くなり、実用的でな
い。
【0026】本発明の農薬用効力増強剤は、農薬の種類
に関係なく顕著な効力増強作用を呈する機作は必ずしも
明らかではないが、本発明の効力増強剤が農薬に対する
可溶化力が非常に強いため農薬を微粒子化し植物体表面
あるいは虫体、菌体への浸透を促すという理由が考えら
れる。
【0027】本発明の農薬組成物は、上記農薬用効力増
強剤と農薬原体からなる。本発明の農薬組成物中の農薬
用効力増強剤は、農薬用効力増強剤/農薬原体=0.1
〜50、好ましくは0.1〜10であることが必要であ
る。これ以下では農薬の効力増強効果を十分達成し得な
い。また、本発明の農薬組成物の製剤型は、乳剤、水和
剤、粒剤、粉剤、フロアブル製剤等いずれでもよく、製
剤型は問わない。特に製剤にあたり、本発明の農薬用効
力増強剤と農薬原体とをそれぞれ分包したものを用いる
のが好ましい。また、上記した併用し得る他の界面活性
剤を分包したものを使用することが好ましい。
【0028】本発明の農薬組成物は、その製剤型に応じ
た他の添加剤、例えば乳化剤、分散剤、担体等を加える
事が出来る。本発明に係わる農薬用効力増強剤の使用
は、上記各種剤型中に入れ処方化する方法と、稀釈使用
時に別添にて使用する方法があるが、どちらの方法にて
も本発明の効力増強作用が得られる。
【0029】本発明の農薬組成物に使用できる農薬は、
特に限定されない。また、本発明の農薬用効力増強剤は
種々の作物に対し薬害はなく安全に使用できる。
【0030】使用できる農薬原体として、例えば殺虫剤
の場合、ピレスロイド系殺虫剤としてはフェンバレート
(α−シアノ−3−フェノキシベンジル−2−(4−ク
ロロフェニル)−3−メチルバレエート)、バイスロイ
ド(シアノ(4−フルオロ−3−フェノキシフェニルメ
チル)−3−(2,2−ジクロロエテニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、有機リン
系殺菌剤としては、DDVP(2,2−ジクロルビニル
ジメチルホスフェート)、スミチオン(ジメチル−4−
ニトロ−m−トリル−ホスホロチオネート)、マラソン
(S−〔1,2−ビス(エトキシカルボニル)エチル〕
ジメチルホスホロチオールチオネート)、ジメトエート
(ジメチルS−(N−メチルカルバモイルメチル)ホス
ホロチオールチオネート)、エルサン(S−〔α−(エ
トキシカルボニル)ベンジル〕ジメチルホスホロチオー
ルチオネート)、バイジット(O,O−ジメチル−O−
(3−メチル−4−メチルメルカプトフェニルチオホス
フェート))、カーバメート系殺虫剤としては、バッサ
(O−ブチルフェニルメチルカーバメート)、MTMC
(m−トリメチルカーバメート)、メオバール(3,4
−ジメチルフェニル−N−メチルカーバメート)、他に
メソミル(メチル−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕
チオアセトイミド)、カルタップ(1,3−ビス(カル
バモイルチオ)2−(N,N−ジメチルアミノ)プロパ
ンハイドロクライド)等が挙げられる。
【0031】殺ダニ剤としては、オサダン(ヘキサキス
(β,β−ジメチルフェネチル)ジスタンノキサン)、
ニッソラン(trans−5−(4−クロロフェニル)
−N−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾ
リジン−3−カルボキサミド)、ケルセン(1,1−ビ
ス(p−クロルフェニル)−2,2,2−トリクロルエ
タノール)、ダニカット(3−メチル−1,5−ビス
(2,4−キシリル)−1,3,5−トリアザペンタ−
1,4−ジエン)、BPPS(2−(p−ターシャリー
ブチルフェノキシ)シクロヘキシル−2−プロピニルス
ルフィド)、テトラジホン(2,4,5,4’−テトラ
クロルジフェニルスルホン)、サンマイン、ミルベノッ
ク、ダニトロン等が挙げられる。
【0032】殺菌剤の場合、有機イオウ系殺菌剤として
は、ダイセン(亜鉛エチレンビスジチオカーバメー
ト)、マンネブ(マンガンエチレンビスジチオカーバメ
ート)、チウラム(ビス(ジメチルチオカルバモイル)
ジスルファイド)、他にベンレート(メチル−1−(ブ
チルカルバモイル−2−ベンズイミダゾールカーバメー
ト)、ダコニール(テトラクロルイソフタロニトリイ
ル)、パンソイル(5−エトキシ−3−トリクロルメチ
ル−1,2,4−チアジアゾール)、チオファネートメ
チル(1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チ
オウレイド)ベンゼン)、ラブサイド(4,5,6,7
−テトラクロルフタロイド)イプロジオン(3−(3,
5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−2,4−
ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド)、EB
I剤としては、トリフミゾール((E)−4−クロロ−
α,α,α−トリフルオローン−(1−イミダゾール−
1−イル−2−プロポキシエチリダン)−オトルイジ
ン)、メタラキシル(メチル−N−(2−メトキシアセ
チル)−N−(2,6−キシリル)−D,L−アラニネ
ート)、ビテルタノール(オール−ラック−1−(ビフ
ェニル−4−イロキシ)−3,3−ジメチル−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)2−ブタン
−2−オール)、トリアジメホン(1−(4−クロロフ
ェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−ブタノン)、イソプロチ
オラン(ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イ
リデンマロネート)、ラリー、ポジクロール等が挙げら
れる。
【0033】除草剤の場合には、スタム(3,4−ジク
ロルプロピオンアニリド)、サターン(S−(4−ジク
ロルベンジル−9−N,N−ジエチルチオールカーバメ
ート)、ラッソー(2−クロル−2’,6’−ジエチル
−N−(メトキシメチル)アセトアニリド)、グリフォ
セート(N−(ホスホノメチル)グリシンイソプロピル
アミン塩)、DCMU(3−(3,4−ジクロルフェニ
ル)−1,1−ジメチルウレア)、ビアラフォス、VA
STA等が挙げられる。
【0034】植物調節剤の場合、MII(マレイン酸ヒ
ドラジッド)、エスレル(2−クロルエチルホスホン
酸)、アブシジン酸、成長抑制剤等が挙げられる。更
に、本発明の農薬組成物には肥料、防腐剤等の1種以上
を混合して用いることもできる。
【0035】本発明の農薬組成物は、殺菌、殺虫、殺ダ
ニ、除草又は植物成長調節の各剤に対し本発明の農薬用
効力増強剤を0.02〜8重量%含有し、農薬原体を該
農薬用効力増強剤の0.02〜10倍含有する農薬組成
物とする。
【0036】本発明の農薬組成物は、本発明の農薬用効
力増強剤の分包包装体と農薬原体組成物の分包包装体と
からなる農薬製剤、本発明の農薬用効力増強剤の分包包
装体と他の界面活性剤1種以上からなる組成物の分包包
装体および農薬原体組成物の分包包装体とからなる農薬
製剤とすることができる。ここに分包包装体となる農薬
原体組成物とは、農薬原体と任意成分とを任意の割合で
含み、乳剤、水和剤等の形態のものを意味する。従っ
て、本発明の農薬用効力増強剤と農薬原体からなる農薬
組成物とは別のものである。各分包包装体中の形態は限
定されず、用途、目的に応じて調製される。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0038】[合成例1]窒素導入管、攪拌機、冷却
管、温度調節器、滴下シリンダーを備えた1リットルの
4ツ口フラスコにラウリン酸0.5mol(100.1
6g)とリン酸(85%品)0.0622gを加え、1
40℃に加熱した。次いで、反応温度を140℃に保ち
ながらグリシドール3.0mol(222.24g)を
5時間かけて滴下し、さらに温度を保ち、26時間反応
を続けた。その後、引続き同じフラスコに水を2重量%
添加し、攪拌下、フラスコ内温を140℃に加熱し、還
流下、この温度で2時間保持した。次いで、フラスコ内
温を140℃に昇温し、この温度に維持しつつ、フラス
コ内を減圧して減圧蒸留により脱水した。減圧蒸留を4
時間行った際の、最終減圧度は10mmHgであった。
得られたポリグリセリン脂肪酸エステル(ヘキサグリセ
リンモノラウリン酸エステル)を下記HPLC分析条件
を使用した評価したところ、モノエステルの含有率は8
7.7%であった。
【0039】(HPLCの分析条件)カラム:Wako
sil II 5C18HG(和光純薬工業(株)製:
逆相分配カラムであるオクタデシルシリル基を官能基と
して持つカラム、サイズ:4.6mmφ×250m
m)、展開溶媒:メタノール、流速:0.2ml/mi
n.、カラムオーブン温度:40℃、検出方法:紫外線
吸収法(λ=210nm)、試料濃度:5%(溶媒:メ
タノール)、注入量:10μl、各成分の保持時間は、
ポリグリセリン:14分以前、モノエステル:14分〜
16.5分、ジエステル以上:16.5分以降、メタノ
−ル成分:18分であった。
【0040】[合成例2]グリシドールを4.0mol
(296.32g)使用した以外は合成例1と同様な操
作を行い、冷却後反応物を取り出し、オクタグリセリン
モノラウリン酸エステルを約400g得た。得られたポ
リグリセリンモノラウリン酸エステル(オクタグリセリ
ンモノラウリン酸エステル)を合成例1と同様にしてH
PLCで評価したところ、モノエステルの含有率は8
4.5%であった。
【0041】[合成例3]グリシドール5.0mol
(370.40g)使用した以外は合成例1と同様の操
作を行い、冷却後反応物を取り出し、デカグリセリンモ
ノラウリン酸エステルを約470g得た。得られたポリ
グリセリンモノラウリン酸エステル(デカグリセリンモ
ノラウリン酸エステル)を合成例1と同様にしてHPL
Cで評価したところ、モノエステルの含有率は77.2
%であった。
【0042】[参考例1:脂肪酸とポリグリセリンとの
反応の場合]窒素導入管、攪拌機、冷却管、温度調節
器、滴下シリンダーを備えた1リットルの4ツ口フラス
コにポリグリセリン(ダイセル化学工業(株)製PGL
06:ヘキサグリセリン、水酸基価960)175.3
g(0.5mol)を取り、80℃に加熱し、反応温度
を80℃に保ちながらラウリン酸0.5mol(10
0.16g)を加え溶解させた。次いで、炭酸ナトリウ
ム0.75gと亜硫酸水素ナトリウム0.25gを加
え、210℃でエステル化反応を行った。2時間の反応
で、酸価が0.89mgKOH/gとなり、100℃に
冷却後、反応生成物を取り出した。得られたポリグリセ
リンモノラウリン酸エステルを合成例1と同様にしてH
PLCで評価したところ、モノエステルの含有率は5
5.1%であった。
【0043】[参考例2,3:市販品ポリグリセリン脂
肪酸エステルの評価結果]ポリグリセリンと脂肪酸の反
応より製造される市販品ポリグリセリン脂肪酸エステル
として、SYグリスター(阪本薬品工業製)の2品番
(ML−500、ML−750)を選択した。これらの
ポリグリセリンモノラウリン酸エステルを合成例1と同
様にしてHPLCで評価したところ、ML−500、M
L−750のモノエステルの含有率はそれぞれ52.0
%、44.3%であった。それぞれを参考例2、3とす
る。
【0044】(実施例1)市販の除草剤「カーメックス
水和剤」、「ハービエース水溶剤」、「ラウンドアップ
液剤」を水道水で300倍に稀釈し、この稀釈液に対
し、表−1に示すごとく合成例・比較例で得たポリグリ
セリン脂肪酸エステルを稀釈液中の濃度が0.2重量%
になるように溶解した。これを、予め均一に成長させた
木本系雑草であるメヒシバにポット当たり10ml散布
し、殺草効力の比較を行った。メヒシバは3〜4葉期、
草丈約10cm、1ポット当たり25本生育したものを
使用した。次いで、地上部生体重を散布処理後10日目
に測定し、無処理区の地上部生体重を基準とした除草率
(除草率(%)=[(無処理区の地上部生体重−処理区
の地上部生体重)/無処理区の地上部生体重]×100
(%))で示した。結果を表−1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】(実施例2)市販の殺虫剤「スミチオン乳
剤」、「マラソン乳剤」に対し、表−2に示すごとく合
成例・比較例のポリグリセリン脂肪酸エステルを稀釈濃
度が0.1重量%になるように溶解し、各殺虫剤を20
00倍に稀釈して試験を行った。各試験液について、ウ
ンカの3令幼虫を培養し、1区10頭、3連制にてディ
ッピング法にて測定し、殺虫率は除草率と同様に求め
た。結果を表−2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】(実施例3)市販の「ニッソランV乳剤」
(有効分55重量%)、「オサダン水和剤」(有効分1
5重量%)を2000倍に稀釈し、表−3に示すごとく
合成例・比較例のポリグリセリン脂肪酸エステルを稀釈
液中の濃度が0.1重量%になるように添加した。カン
ザワハダニのメス成虫をインゲンのリーフディスクに1
区30頭、3反復うえ付けたのち24時間、25℃で培
養し、その後リーフディスク全体を試験溶液に5秒間浸
漬し、試験溶液から取り出して25℃で48時間放置後
に観察した。殺ダニ率は無処理の場合を基準に除草率と
同様に求めた。結果を表−3に示す。なお、比較のため
に農薬原体を含有しないポリグリセリン誘導体として、
ジグリセリンモノステアレート、デカグリセリン、デカ
グリセリンジラウレート、トリグリセリンモノラウレー
トポリオキシプロピレン、トリグリセリンポリオキシエ
チレンのみを各々水に濃度が0.2重量%になるように
溶解させた稀釈液を用いて上記と同様の試験を行った結
果、殺ダニ率はいずれも0%であった。
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】実施例1〜3から明らかなように、本発
明の農薬用効力増強剤を一般界面活性剤と比較すると、
本発明の農薬用効力増強剤は、顕著に殺生力増強効果を
発揮し実使用レベルであったが、比較品は若干の効力増
強は見られるものの使用レベルの効果は劣った。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラムクロマト分析法で溶離し、紫外線
    吸収検出器を用いて検出される下記一般式(1)で示され
    るポリグリセリンモノ脂肪酸エステルのピーク面積が全
    面積の70%以上であることを特徴とするポリグリセリ
    ン脂肪酸エステルからなる農薬用効力増強剤。 【化1】
  2. 【請求項2】 カラムクロマト分析法がアルコール系溶
    媒及び/又は蒸留水を溶離液とするオクタデシルシリル
    基結合シリカゲルカラムを用いる高速液体クロマトグラ
    フィーであることを特徴とする請求項1記載の農薬用効
    力増強剤。
  3. 【請求項3】 ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが、
    下記一般式(2)で示される脂肪酸とグリシドールをリ
    ン酸系酸性触媒の存在下で反応させて得たものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の農薬用効力増強
    剤。 【化2】
  4. 【請求項4】 リン酸系酸性触媒がリン酸または酸性リ
    ン酸エステルである請求項3記載の農薬用効力増強剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の農薬用
    効力増強剤と農薬原体からなる農薬組成物。
  6. 【請求項6】 農薬原体が、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ
    剤、除草剤及び植物成長調節剤から選択される請求項5
    記載の農薬組成物。
JP24112396A 1996-08-23 1996-08-23 農薬用効力増強剤及び農薬組成物 Pending JPH1067602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24112396A JPH1067602A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 農薬用効力増強剤及び農薬組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24112396A JPH1067602A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 農薬用効力増強剤及び農薬組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1067602A true JPH1067602A (ja) 1998-03-10

Family

ID=17069636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24112396A Pending JPH1067602A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 農薬用効力増強剤及び農薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1067602A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008481A1 (de) * 1999-07-30 2001-02-08 Clariant Gmbh Pestizidzubereitungen enthaltend polyglycerine oder polyglycerinderivate
JP2007326832A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Kao Corp 農園芸用害虫忌避剤
US20120016022A1 (en) * 2009-03-31 2012-01-19 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd Agrochemical composition for pest control and pest control method
CN114705785A (zh) * 2022-04-21 2022-07-05 厦门泓益检测有限公司 一种植物油中氯酞酸的检测方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008481A1 (de) * 1999-07-30 2001-02-08 Clariant Gmbh Pestizidzubereitungen enthaltend polyglycerine oder polyglycerinderivate
JP2007326832A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Kao Corp 農園芸用害虫忌避剤
US20120016022A1 (en) * 2009-03-31 2012-01-19 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd Agrochemical composition for pest control and pest control method
US8829045B2 (en) * 2009-03-31 2014-09-09 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. Agrochemical composition for pest control and pest control method
CN114705785A (zh) * 2022-04-21 2022-07-05 厦门泓益检测有限公司 一种植物油中氯酞酸的检测方法
CN114705785B (zh) * 2022-04-21 2023-11-07 厦门泓益检测有限公司 一种植物油中氯酞酸的检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3507078B2 (ja) 農薬用効力増強剤組成物及び農薬組成物
US4681900A (en) Biocide activator
US5627166A (en) Activator for acaracide
JP2869186B2 (ja) 植物における生物活性剤の吸収移行を促進する方法及び組成物
EP0842603B1 (en) Agricultural chemical composition
JPS638302A (ja) 殺生剤用効力増強剤
JP3566018B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
EP0617888A1 (en) Fatty acid salt pesticidal composition
JP3776210B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬製剤
JP2012184187A (ja) 農薬用効力増強剤組成物
WO2012029893A1 (ja) 農作物の生産方法
JP5763371B2 (ja) 農薬用効力増強剤組成物
CA2081652C (en) Agricultural chemical composition
JP3086269B2 (ja) 農園芸用殺生剤効力増強剤
JPH1067602A (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP3228571B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP3717538B2 (ja) 農薬用効力増強剤組成物及び農薬組成物
JPS59155301A (ja) 農園芸用殺菌組成物
JP3162202B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP2014125445A (ja) 農薬組成物
US5198012A (en) Phosphate activators for cyclohexenone herbicides
JP3382398B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP3662270B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP3998749B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物
JP3382396B2 (ja) 農薬用効力増強剤及び農薬組成物