JPH1066581A - 新規な癌関連分子及び該分子をコードする遺伝子 - Google Patents

新規な癌関連分子及び該分子をコードする遺伝子

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JPH1066581A
JPH1066581A JP8241370A JP24137096A JPH1066581A JP H1066581 A JPH1066581 A JP H1066581A JP 8241370 A JP8241370 A JP 8241370A JP 24137096 A JP24137096 A JP 24137096A JP H1066581 A JPH1066581 A JP H1066581A
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JP
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dlg
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polynucleotide
seq
gly
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JP8241370A
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Motomi Nakada
元巳 中田
Hideyuki Satani
秀行 佐谷
Takashi Makino
敬史 牧野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、新規な癌関連分子及び該分子をコ
ードする遺伝子を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、新規なdlgファミリー分子
(NE−dlg)及び該分子をコードする遺伝子に関す
る。また、本発明は、NE−dlg分子を特異的に認識
する抗体に関する。本発明の遺伝子、蛋白質及び抗体
は、dlg分子の機能解明に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な癌関連分子
及び該分子をコードする遺伝子に関し、特には、新規な
ヒトdlg分子及び該分子をコードする遺伝子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ショウジョウバエにおいて、これまでに
いくつかの癌抑制遺伝子が単離され、その遺伝子の遺伝
的な解析が成されている。これらの遺伝子は、生殖細胞
系列(germ line)での変異は、劣性致死(recessive l
ithal)として挙動する。dlg(discs large 1)遺伝
子は、その欠失により成虫盤(imaginal dis)新生の過
増殖を引き起こす遺伝子として単離された(Woodら, Ce
ll, 66巻, 451〜464ページ, 1991年)。その文献は、d
lg遺伝子が、3コピーのDHRドメイン(discs-larg
e homologous region)、SH3モチーフ、及び酵母の
グアニル酸キナーゼにホモロジーのあるドメインをもつ
と報告している。これらの構造から、dlgは細胞内シ
グナル伝達に関わっていると予想されているが、その直
接的な証明はまだなされていない。
【0003】最近、dlgにホモロジーがある分子がい
くつか同定されている。dlgを含むこれらの分子は、
MAGUK(membrane-associated guanylate kinase h
omology)と呼ばれ、新しい蛋白質ファミリーと考えら
れている(Wood ら, Mechanism of Development, 44,p.
85-89, 1993)。以降、この蛋白質ファミリーをdlg
ファミリーという。また、このファミリーに属する蛋白
質をdlgファミリー分子といい、その蛋白質が由来す
る動物種を明示するときはヒトdlgファミリー分子と
いうように種をdlgファミリー分子の前に付けて呼
ぶ。このdlgファミリー分子の中には、ヒトのdlg
であるhdlg1、hdlg2が含まれ、さらにラット
SAP−97、ラットPSD−95、ラットSAP−9
0、ZO−1(ヒト)、ZO−2(ヒト)及びヒトp5
5もこのファミリーに含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヒトのdlg1(hd
lg1)は、Leuらにより、Proc. Natl. Acad. Sci.
USA, 91巻, 9818〜9822頁, 1994年に報告されており、
この蛋白質は、protein4.1 と結合すると記載されてい
る。この文献にはまた、hdlg1遺伝子は約100k
dの蛋白質をコードする遺伝子であり、ヒトの組織中の
うち、リンパ球、心臓、脳、脾臓、肺、肝臓、筋肉、腎
臓で発現していると記載している。また、hdlg1分
子の細胞での局在性については、hdlg1分子は細胞
膜上に存在していると記載されている。
【0005】また、ショウジョウバエで見つかったdl
g遺伝子は、その欠失により、成虫盤新生の過増殖から
最終的には神経芽細胞腫を形成することが報告されてい
る(前掲の Cell, 1991)。このことより、dlg分子
は、通常は、細胞の過増殖を抑える働きをする分子、即
ち一種の癌抑制遺伝子としての働きをする分子である可
能性が示唆されている。
【0006】また、ラットdlgファミリー分子として
は、既に上記の3種のdlgファミリー分子(ラットS
AP−97、ラットPSD−95、ラットSAP−9
0)が単離され、それをコードする遺伝子が単離されて
いる。そこで、本発明者らは、ヒトにおいても、さらに
多くのdlgファミリー分子が存在するのではないかと
考え、まだ単離されていない新しいdlg分子の単離を
試みた。即ち、本発明者らは、ラットより高等な生物で
あるヒトにおいては、ラットと同様に又はラット以上に
複数種のdlgファミリー分子が存在すると考えた。
【0007】よって、本発明の目的は、新たな癌関連分
子であるヒトのdlgファミリー分子及びそれをコード
する遺伝子(DNA)を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は、dlgファミリー分子の機
能解明に有用な、新たなヒトdlgファミリー分子の抗
体やポリヌクレオチドプローブ等を提供することを目的
とする。
【0009】また、本発明は、医薬への応用が可能なア
ンチセンスポリヌクレオチドを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、ヒトの胎児脳のcDNAライブラリーよ
り新規なdlgファミリー分子をコードするDNAを単
離し、本発明を完成するに至った。本発明者らはまた、
この新規なdlgファミリー分子の単離及び同定に成功
し、これをNE−dlgと命名した。このNE−dlg
分子をコードする遺伝子は、ヒトdlg1及びヒトdl
g2遺伝子とホモロジーを有していた。
【0011】本発明者らは、ショウジョウバエのdlg
分子をコードする遺伝子を基に、EST databaseを用
いて、それにホモロジーにある断片を検索した。次い
で、この断片の両端部分の配列を基に、この断片を増幅
するためのオリゴDNAプライマーを合成した。次に、
前記の合成オリゴDNAプライマーを用い、ヒトの胎児
脳のcDNAライブラリーを鋳型として、PCR法によ
り、前記オリゴDNAプライマーを両端にもつ断片を増
幅した。そして、この断片をクローニングベクターに組
み込んだ後、断片のDNA配列を決定した。この配列デ
ータを基に全長のcDNAを取得するため、前記断片の
両端部分の配列を基に断片の外側に向かうプライマーを
合成し、次いで、そのプライマーを用い前記ヒト胎児脳
cDNAを鋳型として、断片の外側に向けてPCRを行
った。この操作を必要に応じ繰り返した後、全長のcD
NAを取得し、そのDNA配列を決定した。その結果、
新規なヒトdlg遺伝子(NE−dlg遺伝子)を取得
し、その遺伝子がコードするヒトdlgファミリー分子
(NE−dlg分子)のアミノ酸配列を同定するに至っ
た。
【0012】本発明者らはまた、このNE−dlg遺伝
子の断片を用いてノーザンブロットを行い、NE−dl
gが、膵臓、気管支、前立腺、甲状腺及び脳で発現して
いることを見いだし、さらには、NE−dlgのmRN
Aが2種類存在し、選択的スプライス機構(alternativ
e splicing)の形態をとることを見いだし、そして2つ
のタイプのNE−dlg分子を提供した。
【0013】さらに、本発明者らは、NE−dlg分子
に特異的なオリゴペプチドを用いて、NE−dlgに対
する抗体を作製した。これらの抗体を用いて、NE−d
lg分子の発現等の機能解明が可能となった。
【0014】本発明者らはまた、これらの抗体を用い
て、脳組織では神経細胞において神経突起に沿ってNE
−dlg分子が発現しており、また膵臓組織ではインシ
ュリンを産生しているランゲルハンス島細胞においての
みNE−dlg分子が発現していることを見いだした。
このことより、NE−dlg分子は、神経内分泌系組織
に特異的な分子であると考えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明は、新規なdlgファミリー分子及
び該分子をコードする遺伝子に関し、さらには、該遺伝
子に対するプローブ、該分子に対する抗体に関する。
【0017】本発明の一つの特徴は、神経内分泌組織で
発現が見られるヒトdlgファミリー分子である。
【0018】また本発明の一つの特徴は、脳、膵臓、気
管支、前立腺及び甲状腺で発現が見らるヒトdlgファ
ミリー分子である。
【0019】また本発明の一つの特徴は、脳、膵臓、気
管支、前立腺及び甲状腺で発現が見られかつ心臓、肺、
肝臓及び腎臓で発現が見られないるヒトdlgファミリ
ー分子である。
【0020】また本発明の一つの特徴は、膵臓のインシ
ュリンを発現しているランゲルハンス島で発現されてい
るヒトdlgファミリー分子である。
【0021】さらに本発明の特徴の一つは、配列表の配
列番号5に記載のアミノ酸配列を有するヒトdlgファ
ミリー分子である。
【0022】さらに本発明の特徴の一つは、配列表の配
列番号6に記載のアミノ酸配列を有するヒトdlgファ
ミリー分子である。
【0023】また本発明の一つの特徴は、配列表の配列
番号1に記載のアミノ酸配列を有するdlgファミリー
分子である。
【0024】本発明の一つの特徴はまた、配列表の配列
番号3に記載のアミノ酸配列を有するdlgファミリー
分子である。
【0025】また本発明の一つの特徴は、1又は2以上
のアミノ酸の置換、欠失又は付加を有する上記dlgフ
ァミリー分子である。
【0026】また本発明の一つの特徴は、配列表の配列
番号の5又は6に記載のアミノ酸配列を有するポリペプ
チドに特異的な抗体により認識されるdlgファミリー
分子である。
【0027】さらに本発明の一つの特徴は、前記dlg
ファミリー分子をコードするポリヌクレオチドである。
【0028】また本発明の一つの特徴は、配列表の配列
番号の2又は4に記載の塩基配列からなるポリヌクレオ
チドである。
【0029】また本発明の一つの特徴は、前記のポリヌ
クレオチドのうちの、12塩基以上でありかつGC含有
率が30〜70%である部分を含むポリヌクレオチドで
ある。
【0030】また本発明の一つの特徴は、前記のポリヌ
クレオチドのうちの、16塩基以上でありかつGC含有
率が30〜70%である部分を含むポリヌクレオチドで
ある。
【0031】さらに本発明の特徴の一つは、配列表の配
列番号2又は4に記載の塩基配列からなるポリヌクレオ
チドに対応するRNAである。
【0032】また本発明の一つの特徴は、前記のdlg
分子に翻訳される塩基配列を有するRNAである。
【0033】さらに本発明の一つは、前記のポリヌクレ
オチド、又は配列番号5又は6に記載のアミノ酸をコー
ドするポリヌクレオチドを用いてdlg遺伝子を検出す
る方法である。
【0034】また本発明の一つの特徴は、前記のポリヌ
クレオチドのうちの、塩基配列の長さが15塩基以上で
ある部分のポリヌクレオチドのアンチセンスポリヌクレ
オチド及びその誘導体である。
【0035】また本発明の一つの特徴は、前記のポリヌ
クレオチドのうちの、塩基配列の長さが15塩基〜30
塩基である部分のポリヌクレオチドのアンチセンスポリ
ヌクレオチド及びその誘導体である。
【0036】本発明の特徴の一つは、配列表の配列番号
1又は3に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドを
認識する抗体である。
【0037】本発明の一つの特徴はまた、配列表の配列
番号5又は6に記載のポリペプチドに特異的異な抗体で
ある。
【0038】さらに本発明の特徴の一つは、前記の抗体
を用いて、dlg分子を検出する方法である。
【0039】本明細書において、NE−dlgはポリペ
プチドを表し、該ポリペプチドをコードする遺伝子はN
E−dlg遺伝子又はNE−dlg cDNAと表記す
る。該ポリペプチドに対する抗体は、抗NE−dlg抗
体と表記する。
【0040】また、遺伝子については、天然に存在する
mRNAからの逆転写により得たDNA(該DNAを増
幅して得られるDNAを含む)を表す場合、その意味を
明確するときはcDNAと称する。
【0041】自然の変異により又は人工の変異(例え
ば、『Molecular Cloning 2nd
Edition』(Cold Spring Harb
orLaboratory Press、1989年)
15.1〜15.113頁を参照)によりポリヌクレオ
チドの構造の一部を、該ポリヌクレオチドがコードする
ポリペプチドの主たる機能である活性に変化を与えるこ
となく変化させることが可能である。本発明のNE−d
lgも、配列表の配列番号1又は3に記載のアミノ酸配
列の一又は複数のアミノ酸を、該ポリペプチドの主たる
機能を変化させずに、置換、欠失又は付加を与えること
が可能である。これらを本発明ではNE−dlg変異体
という。
【0042】遺伝暗号の縮重により、ポリヌクレオチド
から生産されるポリペプチドのアミノ酸配列を変えるこ
となく、該ポリヌクレオチドの塩基配列の少なくとも一
部の塩基を他の種類の塩基に置換することができる。し
たがって、本発明のNE−dlg及びNE−dlg変異
体をコードするポリヌクレオチドとは、該NE−dlg
又はdlg変異体のポリペプチドをコードしうる全ての
縮重のパターンを含むものである。
【0043】配列表の配列番号2に示される塩基配列
は、本発明の一つである天然に存在するNE−dlg
(オリジナルフォーム)遺伝子の塩基配列であり、配列
表の配列番号4に示される塩基配列は、本発明の一つで
ある天然に存在するNE−dlg(スプライスフォー
ム)遺伝子の塩基配列である。
【0044】配列表の配列番号2又は4の塩基配列のう
ちの連続する12塩基以上の一部を有するDNA又は該
DNAにハイブリダイズするポリヌクレオチドは、cD
NAライブラリー等からNE−dlg遺伝子をスクリー
ニングするためのプローブとして使用可能である。この
とき、GC含有率が30ないし70%のものが好適に使
用可能である。また、連続する16塩基以上であるDN
A又は該DNAにハイブリダイズするポリヌクレオチド
が特に好ましい。プローブとして用いる該ポリヌクレオ
チドは誘導体であってもよい。通常、上記の塩基数以上
の配列は、特異性のある配列であると認識されている。
該プローブを用いたスクリーニングにおいて使用するc
DNAライブラリーとしては、ヒト細胞株のmRNAか
ら作製されたものが好ましく使用できる。これらのcD
NAライブラリーからランダムサンプリングにより選択
された一群のcDNAを検索の試料とすることができ
る。また、市販のものでも使用可能である。
【0045】本発明のNE−dlg遺伝子及びその変異
体の塩基配列の決定方法は、特に制限されない。例え
ば、Taqサイクルシークエンシング法(『Biote
chniques vol.7』(1989年)494
〜499頁に記載の方法は好ましく使用可能である。
【0046】本発明のNE−dlg遺伝子の変異体の塩
基配列から翻訳されるアミノ酸配列及び本発明のNE−
dlg変異体のアミノ酸配列と、NE−dlgのアミノ
酸配列との比較方法については、特に制限がない。例え
ば、市販のプログラム(例えば、GENETYX(登録
商標)−CDプログラムVer.33(ソフトウェアデ
ィベロプメント社製)を用いて可能である。
【0047】プラスミドを大腸菌等の適当な宿主に導入
して、形質転換体を得ることは公知の方法により可能で
ある。例えば、『細胞工学プロトコール』(秀潤社、1
991年)105〜107頁に記載の方法により可能で
ある。得られた形質転換体を培養し、遺伝子の増幅、発
現を行いNE−dlgを製造することが可能である。次
に培養物を回収し、必要に応じて濃縮、可溶化、透析、
各種クロマトグラフィー等の操作を行うことにより、本
発明のNE−dlg及びNE−dlg変異体を精製する
ことが可能である。
【0048】形質転換体の培養については、各種の教科
書があり、例えば、『微生物実験法』(社団法人日本生
化学会編、東京化学同人、1992年)に記載の方法で
行うことが可能である。本発明に記載の塩基配列に基づ
いてNE−dlgを発現させることも、公知の方法によ
り可能である。このとき、宿主としては、大腸菌等の細
菌、酵母、動物細胞のいずれも使用可能である。特に、
動物細胞が好ましい。細胞に遺伝子を導入するには、リ
ポソーム法、エレクトロポーレーション法等を用いるこ
とができる。特に、DEAE−デキストラン法(ファル
マシア社製)を用いることが好ましい。
【0049】得られた培養物からNE−dlgを精製す
る精製方法には、免疫沈降法、塩析法、限外濾過法、等
電点沈澱法、ゲル濾過法、電気泳動法、イオン交換クロ
マトグラフィー、疎水性クロマトグラフィーや抗体クロ
マトグラフィー等の各種アフィニティークロマトグラフ
ィー、クロマトフォーカシング法、吸着クロマトグラフ
ィー法及び逆相クロマトグラフィー等があり、適宜選択
して行えばよい。例えば、国際公開番号WO95/06
738の明細書39頁に示されている免疫沈降法は好適
な方法である。
【0050】また、製造段階において、製造するNE−
dlgは、他のポリペプチドとの融合ペプチドとして形
質転換体に生産させてもよい。この場合は、精製工程に
おいて、ブロムシアン等の化学物質やプロテアーゼ等の
酵素で処理して、該NE−dlgを切り出す操作が必要
になる。
【0051】本発明のNE−dlgアンチセンスポリヌ
クレオチドには、塩基、リン酸、糖からなるヌクレオチ
ドが複数結合したものが、天然には存在しないものを含
めて全て含まれる。その代表的なものは、DNAとmR
NAである。
【0052】また、本発明のアンチセンスポリヌクレオ
チド誘導体には、その立体構造や機能がポリヌクレオチ
ドと類似するものが全て含まれる。例えば、ポリヌクレ
オチドの3’末端もしくは5’末端に他の物質が結合し
たものやポリヌクレオチドの塩基、糖、リン酸の少なく
ともいずれか一部において、置換や欠失や付加の修飾が
生じた物質、天然に存在しないような塩基、糖、リン酸
を有するものや、糖−リン酸骨格以外の骨格を有するも
のである。
【0053】該アンチセンスポリヌクレオチド及びその
誘導体は、NE−dlg又はNE−dlg変異体をコー
ドするポリヌクレオチドのいかなる部分にハイブリダイ
ズするものであってもよい。なお、NE−dlg又はN
E−dlg変異体の全部又は一部をコードするmRNA
の一部に対して相補的な塩基配列を有し、該mRNAに
ハイブリダイズするものが好ましい。特に好ましくは、
少なくともNE−dlgもしくはNE−dlg変異体を
コードするmRNAにハイブリダイズするものである。
【0054】また、該アンチセンスポリヌクレオチド及
びその誘導体は、組織や細胞におけるNE−dlg又は
NE−dlg変異体をコードするポリヌクレオチドの存
在やその発現状況を調べるための研究用ポリヌクレオチ
ドプローブとして、直ちに使用可能である。また、診断
用ポリヌクレオチドプローブとしても使用可能である。
なお、プローブとしては、12塩基以上且つGC含有率
が30ないし70%であるものが好ましく、16塩基以
上且つGC含有率が30ないし70%であるものが、特
に好ましい。
【0055】また、該アンチセンスポリヌクレオチド及
びその誘導体を使用して、NE−dlg又はNE−dl
g変異体の発現を調節することが可能である。これらは
NE−dlgもしくはNE−dlg変異体をコードする
遺伝子もしくはmRNAにハイブリダイズしてNE−d
lg又はNE−dlg変異体の発現を抑制することが期
待されるので、ラットNE−dlg又はラットNE−d
lg変異体が関与する機能の異常に基づく疾患の治療薬
として使用可能である。すなわち、該アンチセンスポリ
ヌクレオチドやその誘導体よりアンチセンス医薬品を開
発することが可能である。
【0056】ポリペプチドをコードするDNAやmRN
Aの相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチドを使用し
て、該ポリペプチドの発現を調節する方法は、アンチセ
ンス法と呼ばれており、現在多くの研究者によって研究
が進められている技術である。相補的な配列を有するポ
リヌクレオチドは、遺伝子からpre−mRNAへの
転写段階、pre−mRNAから成熟mRNAへのプ
ロセッシング段階、核膜通過段階、蛋白への翻訳段
階のいずれかで、遺伝情報を担うDNA又はmRNAに
結合し、遺伝情報の伝達の正常な流れに影響を与えてポ
リペプチドの発現を調節すると考えられている。
【0057】一般的には、15塩基以上の塩基を含む塩
基配列であれば特異性のある配列であると考えられてい
る(横山一成、蛋白質・核酸・酵素、38巻、754〜765
頁、1994年)。従って、本発明のアンチセンスポリヌク
レオチド及びアンチセンスポリヌクレオチド誘導体も、
NE−dlg遺伝子若しくはNE−dlgに対するmR
NAに相補的な塩基配列であって15塩基以上からなる
塩基配列を含むものであれば、NE−dlg遺伝子もし
くはNE−dlgに対するmRNAに特異的に結合する
ことが期待される。
【0058】一方、ポリヌクレオチドを細胞内に取り込
ませるには、その長さはあまりに長すぎても不適当であ
る。本発明のアンチセンスポリヌクレオチド及びその誘
導体は、いかなる長さのものであってもよいが、本発明
のアンチセンスポリヌクレオチドおよびアンチセンスポ
リヌクレオチド誘導体を細胞内に取り込ませ、NE−d
lgの発現を調節させることを考慮すると、前記アンチ
センスポリヌクレオチド及びこれらアンチセンスポリヌ
クレオチドの誘導体はNE−dlg遺伝子若しくはNE
−dlgに対するmRNAに相補的な15塩基以上30
塩基以下、好ましくは15塩基以上25塩基以下、より
好ましくは18塩基以上22塩基以下の塩基数から成る
塩基配列を有するものが好ましい。
【0059】本発明のアンチセンスポリヌクレオチド及
びアンチセンスヌクレオチド誘導体においても、公知の
アンチセンス技術を用いて、ポリヌクレオチドの医薬品
としての効果を高めることを目的として様々な誘導体、
即ち、目的のDNAやmRNAとの結合力、組織選択
性、細胞透過性、ヌクレアーゼ耐性、細胞内安定性の高
い様々なポリヌクレオチド誘導体が得られうる。
【0060】ハイブリダイズのし易さの点では、一般的
には、ステムループを形成している領域の塩基配列に相
補的な塩基配列を持つポリヌクレオチド又はポリヌクレ
オチド誘導体を設計するとよいとされている(『臨床免
疫 25巻』1200〜1206頁、1993年)。本
発明のポリヌクレオチド及びその誘導体は、必要に応
じ、ステムループを形成することが可能である。
【0061】また、翻訳開始コドン付近、リボソーム結
合部位、キャッピング部位、スプライス部位の配列に相
補的な配列を有するようなポリヌクレオチドは、一般に
高い発現抑制効果が期待できる(『癌と化学療法 20
巻13号』1899〜1907頁)。したがって、本発
明のポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド誘導体であ
って、NE−dlg又はNE−dlg変異体をコードす
る遺伝子又は該遺伝子に対するmRNAの翻訳開始コド
ン付近、リボソーム結合部位、キャッピング部位、スプ
ライス部位の相補的な配列を含むものは、高い発現抑制
効果が期待される。
【0062】現在一般に知られている誘導体は、ヌクレ
アーゼ耐性、組織選択性、細胞透過性、結合力の少なく
とも1つが高められた誘導体であることが好ましく、特
に好ましくは、当該ポリヌクレオチド誘導体は、フォス
フォロチオエート結合(「癌と化学療法」20巻、13
号、1899-1907頁、1993年参照)を骨格構造として有す
る誘導体であることが示されている。本発明のポリヌク
レオチド及びその誘導体についても、これらの機能又は
構造を有する誘導体が含まれる。
【0063】本発明のアンチセンスポリヌクレオチド誘
導体の製造方法については、例えば、『in Anti
sense Research and Applic
ations』(Michael J. GAIT, p290-299, CRC出
版, フロリダ,1993年)に記載の方法を用いることが可
能である。
【0064】例えば、天然型のDNAやRNAであれ
ば、化学合成機を使用して合成したり、NE−dlg又
はNE−dlg変異体をコードする遺伝子を鋳型とする
PCR法により本発明のアンチセンスポリヌクレオチド
を得ることができる。また、メチルフォスフォネート型
やフォスフォロチオエート型等、誘導体の中には、化学
合成機(例えば、パーキンエルマージャパン社製394
型)を使用して合成できるものもある。この場合には、
化学合成機に添付されている説明書にしたがって操作を
行い、得られた合成産物を逆相クロマトグラフィー等を
用いたHPLC法により精製することによっても、目的
のポリヌクレオチド又はポリヌクレオチド誘導体を得る
ことができる。
【0065】本発明の抗NE−dlg抗体とは、本発明
のNE−dlg又はその変異体と反応する限り、ポリク
ローナル抗体、モノクローナル抗体のいずれも含む。ま
た、その活性フラグメント及びその活性フラグメントを
含むキメラ抗体も含まれる。
【0066】抗体、すなわち免疫グロブリンは、H鎖と
L鎖を持ち、物理化学的性質や免疫学的性質から5つの
クラス(IgA、IgD、IgE、IgG、IgM、)
に分けられる。このうち、IgA、IgGはH鎖のタイ
プによってさらにサブクラスに分けられる。本発明の新
規抗体は、これらの全てのクラス、サブクラスに属する
ものを含む。
【0067】さらに、本発明の抗体は、必ずしも抗体分
子全体を用いる必要はなく、活性を有する限り、分子の
一部(活性フラクメント)を用いることができる。活性
フラグメントとしては、具体的にはF(ab’)2 、F
ab’、Fab、Fv、組み換えFv体及び一本鎖Fv
を挙げることができる。例えば、ペプシンで分解すると
F(ab’)2、Fc’が得られ、パパインで分解する
とFab、Fcが得られる。
【0068】これらの活性フラグメントは、単独でも用
いられるが、必要に応じて、アルブミン、ポリエチレン
グリコール等の物質と結合させ、新たな複合物として用
いることができる。このような複合物は、一般に、生体
内では、長時間分解されずにその効果を最大限まで発揮
することが多い。活性フラグメントに、アルブミン、ポ
リエチレングリコール等の物質を付加する方法は、例え
ば、『Antibodies,A Laborator
y Manual』(Cold SpringHerb
er Laboratory,1988)p.77−8
1、p129−137に記載されている。一般的には、
SPDP(ファルマシア社製)、SMPB(ピアス社
製)、EMCS(ドータイト社製)等の2価反応性試薬
を用いれば、活性フラグメントをアルブミン等と容易に
結合させることができる。
【0069】本発明のラットNE−dlg抗体は、公知
の方法によって得ることが可能である。例えば、『免疫
実験操作法』(日本免疫学会編、日本免疫学会発行)を
参考にして得ることができる。免疫抗原としては本発明
のNE−dlgの一部、すなわち配列表の配列番号1又
は3に記載のアミノ酸配列のうちの連続する8個以上の
アミノ酸からなるポリペプチドであればよい。また、そ
れが抗体の作製に使用しうる精製度のものであれば、該
NE−dlgが得られた方法は問わない。
【0070】免疫抗原が、8ないし約20個のアミノ酸
からなるポリペプチドである場合には、それをキーホー
ルリンペットヘモシアニン(KLH)等のキャリアと結
合させて抗原として使用すればよい。
【0071】該免疫抗原を免疫する動物はヒト以外のい
ずれでもよく、通常当業者で使用される動物から目的の
抗体を産生し得る動物種を選択して使用することが好ま
しい。
【0072】ポリクローナル抗体は、得られた抗血清を
精製することによって得られる。精製は、塩析、イオン
交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラ
フィー等の方法を組み合わせて行えばよい。
【0073】モノクローナル抗体は、通常のハイブリド
ーマを作製する方法によって融合細胞を得た後、該細胞
に抗体を産生させることにより得られる。細胞融合に
は、ポリエチレングリコール、センダイウィルス、電気
パルス等を用いる手法が使用可能である。
【0074】また、上記以外に、遺伝子工学的な方法を
用いても該モノクローナル抗体が得られうる。例えば、
本発明のNE−dlg又はその一部で免疫した動物の脾
細胞、リンパ球又は該モノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマからmRNAを採取し、これをもとにcD
NAライブラリーを作製する。次に、該cDNAライブ
ラリーにより抗体を発現させる。抗原と反応する抗体を
産生するクローンをスクリーニングによりcDNAライ
ブラリーから得、得られたクローンを培養し、培養混合
物から目的とする抗体を、塩析、イオン交換クロマトグ
ラフィー、アフィニティークロマトグラフィー等の方法
を組み合わせて精製することができる。
【0075】本発明の抗体は、脳、膵臓、前立腺、甲状
腺などの神経内分泌組織の細胞に存在する本発明のNE
−dlg、NE−dlg変異体又はそれらの一部の検出
に用いることができる。また、本発明のNE−dlg、
NE−dlg変異体又はそれらの一部を精製するために
使用する抗体カラムの作製、各分画中の該NE−dl
g、NE−dlg変異体又はその一部の検出のために用
いることができる。
【0076】
【実施例】以下に実施例を示して本発明をさらに詳述す
るが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0077】(実施例1)NE−dlg分子の同定 (1)データベース検索 ショウジョウバエのdlg1分子をコードする遺伝子を
基に、インターネット上の遺伝子データベースにアクセ
スし、コンピュータを用いてホモロジー・サーチを行っ
た。具体的には、EST datebase(NCBIのサイ
ト;[http://www.ncbi.nlm.nih.gov./index html])を
用いてホモロジー解析を実施した(EST datebase と
は、mRNAの断片を取得してその配列決定を行った結
果得られた配列をデータベースとして登録してあるもの
である)。その結果、ショウジョウバエdlg1と高い
相同性を有するヒトのDNA断片であるESTクローン
#R16282に以下の配列が登録されていることが判った。
【0078】 5'- TGCCTCGTGATGATGAGTGGTNGCAGGCAAGGNTGGTGACCCCACACGGAGAAAGTGAGC AGATCGGTGTGAGCCCCAGTAAGAAGAGGGTGGAAAAGAAAGAAAGAGCTCGATTGAAAA CTGTGAAGTTCCATGCCAGGACGGGGATGATTGAGTCTAACAGGGACTTCCCGGGGTTAA GTGACGATTATTATGGAGCAAAGAACCTGAAAGGACAAGAGGATGCTATTTTGTCATATG AGCCAGTGACACGGCAAGAAATTCACTATGCAAGGCCTGTGATCATCCTGGGGCCCAATG AAGGACCGAGTCAATGATGACCTTGATCTTCCGAATTTCCACATTAAATTTTGGGTCCTN TGTTGCCACATANTACC -3' この配列を基に、新規dlgファミリー分子の取得を試
みた。
【0079】(2)ブライマーの合成 クローン#R16282の配列を含む遺伝子を取得するため、
以下のブライマーP1及びP2を合成した。即ち、 p1ブラィマー;5’−TCGGAGATCAGGTC
ATCATTGAー3’ p2プライマー;5’−TGAGTGGTGGCAGG
CAAGGCTGGT−3’ を設計し、DNA合成機(ABIモデル 392)にて合成
した。合成したDNAプライマーは蒸留水中に、20 pm
ol/μlになるように溶解した。これをPCRブライマ
ーとして用い、以下のPCR操作を行った。
【0080】(3)PCR操作 cDNAライブラリーとしては、ヒトの胎児脳のcDN
Aライブラリー(クローンテック社製)を用いた。PC
R操作は、cDNA(1μg/μl)2μl、dNTP
混合液(各NTPが20pmol/μlにて蒸留水中に溶解
されている)1μl、P1プライマー(20 pmol/μl)
1μl、P2プライマー(20 pmol/μl)1μl、10
倍濃度のPCR緩衝液(100 mM Tris-HCl(pH 8.3)、500
mM KCl、25 mM MgCl2、1 mg/ml BSA)1.5μl、蒸
留水 8μl及びTaqポリメラーゼ(5units/
μl)0.5μl(合計15μl)の組成から成る液を
試験管に入れ、その上にミネラルオイル15μlを重層
し、94℃で5分間放置した。その後、60℃で30秒
間、続いて72℃で1.5分間、続いて94℃で30秒
間のサイクルを35回繰り返して反応を行った。最後
に、72℃で10分間反応させて、断片の伸長反応を行
いPCR操作を完了した。
【0081】上記の反応後、PCR生成物についてミニ
ゲル電気泳動(1.5%アガロースゲル)を行なった。
約0.4kbのバンドが観察された。このバンドがdl
gをコードする遺伝子と考えられるので、そのバンドを
含むゲルを切り出した。これから、Gene clean II(登
録商標、BIO 101社製)を用いて、PVR生成物を回収
した。該回収物の一部を用いて、上記ミニゲル電気泳動
を再度行ない、約0.4kbの大きさのバンドが現われ
ることを確認した。
【0082】(4)べクターへの組み込み 操作(3)により得られたDNA断片を、pCRIITA
クローニングベクターキット(インビトロジェン社製)
を用いて、サブクローニングした。
【0083】サブクローニングは、仕様書に従って、下
記の組成(滅菌蒸留水 5μl、10倍濃度のライゲー
ション緩衝液1μl、pCRIIベクター 2μl、操作
(3)よりのDNAフラグメント(PCR増幅物)1μ
l及びT4DNAリガーゼ)にて、14℃で一晩反応を
行い、ライゲーション混合物を得た。
【0084】(5)形質転換 TAクローニング・キツトを用いて、以下の通りにして
形質転換を行なった。
【0085】氷上にて、細胞(E.coli)50μ
lに、0.5Mの2−メルカブトエタノール 2μl及
び操作(4)で調製したライゲーション混合物10μl
を添加して30分間放置した後、42℃の湯浴中に30
秒間次いで氷上に20分間放置した。それに、450μ
lのSOC培地を加え、225rpmで振とうしなが
ら、37℃で1時間インキユベートした。
【0086】次いで、細胞を、LB寒天プレート(A
mp、X−Gal、IPTGを含む)に拡散し、37℃
で18時間インキユベートした。その結果、白と青のコ
ロニーが出現した。白いコロニーが、目的のDNA断片
が組み込まれたpCRIIベクターを有するE.coli
のコロニーである。
【0087】(6)ミニ培養 前記プレートから白いコロニーを4個選択し、それぞれ
のコロニーを、3mlのLB培地(Ampを含有する)
が入ったチューブにいれ、これをー晩37℃で振盪培養
した。
【0088】(7)プラスミドのミニ調製 プラスミドのミニ調製は、Molecular Cloning A Labora
tory Manual 2nd Edition (Maniatis et al ) Cold Spr
ing Habor Laboratory Press, 1989年, 1.25頁に記載の
方法に従って行った。
【0089】(8)DNA配列決定 前記(7)で調製したプラスミドの1μlをとり、99
μlのTE緩衝液に希釈した。希釈液の260nmでの
吸収(A260)を測定し、DNA濃度を計算した(26
0nmでの吸光度1.0が、50μg/mlのDNA濃
度として計算した)。DNA濃度が1μg/mlとなる
ようにTE緩衝液でさらに希釈した。Dyeターミネー
ター法により、オートシーケンサ(ABIモデル373
A)を用いて、DNA配列決定を行った。その結果、塩
基配列表の配列番号2に記載の配列の1844〜2213の部分
に相当する配列が確認された。この結果、EST detab
aseに掲載されていた#R16282は、上記方法で取得した断
片の塩基配列といくつかの塩基において相違していた。
従って、以下の操作は、上記方法によりヒト胎児脳のc
DNAライブラリーより得られた断片の塩基配列に基づ
いて行った。
【0090】(9)3’側の伸長反応 得られたDNA断片の配列から、全長のcDNAを取得
するために、蛋白質の開始領域があると考えられる5’
側への伸長反応と蛋白質の終始コドンが含まれると考え
られる 3’側への伸長反応を行なった。
【0091】鋳型としては、前期と同じ胎児脳のcDN
Aライブラリーを用いた。
【0092】5’側伸長反応によるDNA断片の取得
(I) 前記のP1プライマーを用いて、シングルPCR(一方
のプライマーのみで行なうPCR)を行なった。
【0093】PCR操作は、cDNA(1μg/μl)
2μl、dNTP混合液1μl、P1プライマー(20 p
mol/μl)1μl、10倍濃度のPCR緩衝液1.5μ
l、蒸留水 9μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl
(合計15μl)の組成から成る液を試験管に入れ、そ
の上にミネラルオイル15μlを重層し、94℃で5分
間放置した。その後、60℃で30秒間、続いて72℃
で1.5分間、続いて94℃で30秒間のサイクルを5
0回繰り返して反応を行った。次いで55℃で2分間、
最後に、72℃で10分間反応させて、断片の伸長反応
を行いPCR操作を完了した。
【0094】次いでこのPCR産物を鋳型としてさらに
2度目のPCRを以下の通りにして実施した。
【0095】前記(8)で得た配列を基に、3’ブライ
マーとして、P3プライマー;5’−CAGGTTCT
TTGCTCCATAATA−3’、5’プライマーと
して、T3プライマー;5’−ATTAACCCTCA
CTAAAG−3’をDNA合成機により合成し、それ
ぞれ蒸留水中に、20 pmol/μlになるように溶解し、
PCRプライマーとして用いた。
【0096】PCR操作は、前記の一回目のPCR産物
5μl、dNTP混合液1μl、P3プライマー(20 p
mol/μl)1μl、T3プライマー(20 pmol/μl)1
μl、10倍濃度のPCR緩衝液2μl、蒸留水 9.
5μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl(合計20μ
l)の組成から成る液を試験管に入れ、その上にミネラ
ルオイル20μlを重層し、94℃で5分間放置した。
その後、60℃で30秒間、続いて72℃で1分間、続
いて94℃で30秒間のサイクルを40回繰り返して反
応を行った。次いで、55℃で2分間、最後に72℃で
10分間反応させて、断片の伸長反応を行いPCR操作
を完了した。
【0097】3’側伸長反応によるDNA断片の取得 前記のP2プライマーを用いて、シングルPCR(一方
のプライマーのみで行なうPCR)を行なった。
【0098】PCR操作は、cDNA(1μg/μl)
2μl、dNTP混合液1μl、P2プライマー(20 p
mol/μl)1μl、10倍濃度のPCR緩衝液1.5μ
l、蒸留水 9μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl
(合計15μl)の組成から成る液を試験管に入れ、そ
の上にミネラルオイル15μlを重層し、94℃で5分
間放置した。その後、60℃で30秒間、続いて72℃
で1.5分間、続いて94℃で30秒間のサイクルを5
0回繰り返して反応を行った。次いで55℃で2分間、
最後に、72℃で10分間反応させて、断片の伸長反応
を行いPCR操作を完了した。
【0099】次いでこのPCR産物を鋳型としてさらに
2度目のPCRを以下の通りにして実施した。
【0100】前記(8)で得た配列を基に、5’プライ
マーとして、P4プライマー;5’−ACACGGAG
AAAGTGAGCAGATCGG−3’、5’プライ
マーとして、T7プライマー;5’−AATACGAC
TCACTATAG−3’をDNA合成機により合成
し、それぞれ蒸留水中に、20 pmol/μlになるように
溶解し、PCRプライマーとして用いた。
【0101】PCR操作は、前記の一回目のPCR産物
5μl、dNTP混合液1μl、P4プライマー(20 p
mol/μl)1μl、T7プライマー(20 pmol/μl)1
μl、10倍濃度のPCR緩衝液2μl、蒸留水 9.
5μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl(合計20μ
l)の組成から成る液を試験管に入れ、その上にミネラ
ルオイル20μlを重層し、94℃で5分間放置した。
その後、60℃で30秒間、続いて72℃で1分間、続
いて94℃で30秒間のサイクルを40回繰り返して反
応を行った。次いで、55℃で2分間、最後に72℃で
10分間反応させて、断片の伸長反応を行いPCR操作
を完了した。
【0102】上記及びの操作により得られた、
5’側伸長反応によるDNA断片及び3’側伸長反応に
よるDNA断片のそれぞれについてダイレクトDNA配
列決定を行った。配列決定は、それぞれの得られたDN
A断片について、T3或いはT7プライマーを用いてD
yeターミネーター法により、オートシーケンサ(AB
Iモデル373A)を用いて、DNA配列決定を行っ
た。その結果、3’側伸長反応によるDNA断片中に、
終始コドンが見つかった。5’側については、開始コド
ンを見いだすべく、さらに以下の如く伸長反応を行っ
た。
【0103】5’側伸長反応によるDNA断片の取得
(II) T3及びP3プライマーを用いたPCRによる増幅反応
で得たT3−P3断片を基に、さらなる5’側伸長反応
を以下の通りにして行った。
【0104】T3−P3断片の配列情報を基に、3’側
プライマーとして、P5プライマー;5’−GTTGT
CTCCTGGGATGTGCTGGTTG−3’、及
びP6プライマーとして;5’−GAAACCCAGG
CCTTTGGGCCCTTTG−3’を設計し、DN
A合成機により合成し、それぞれ蒸留水中に、20pmol/
μlになるように溶解し、PCRプライマーとして用い
た。
【0105】前記のP5プライマーを用いて、シングル
PCRを行なった。
【0106】PCR操作は、cDNA(1μg/μl)
2μl、dNTP混合液1μl、P5プライマー(20 p
mol/μl)1μl、10倍濃度のPCR緩衝液1.5μ
l、蒸留水 9μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl
(合計15μl)の組成から成る液を試験管に入れ、そ
の上にミネラルオイル15μlを重層し、94℃で5分
間放置した。その後、60℃で30秒間、続いて72℃
で1.5分間、続いて94℃で30秒間のサイクルを5
0回繰り返して反応を行った。次いで55℃で2分間、
最後に、72℃で10分間反応させて、断片の伸長反応
を行いPCR操作を完了した。
【0107】次いでこのPCR産物を鋳型としてさらに
2度目のPCRを以下の通りにして実施した。PCRプ
ライマーとしては、前記のP6プライマー及びT3プラ
イマーを用いた。
【0108】PCR操作は、前記の一回目のPCR産物
5μl、dNTP混合液1μl、P6プライマー(20 p
mol/μl)1μl、T3プライマー(20 pmol/μl)1
μl、10倍濃度のPCR緩衝液2μl、蒸留水 9.
5μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl(合計20μ
l)の組成から成る液を試験管に入れ、その上にミネラ
ルオイル20μlを重層し、94℃で5分間放置した。
その後、60℃で30秒間、続いて72℃で1分間、続
いて94℃で30秒間のサイクルを40回繰り返して反
応を行った。次いで、55℃で2分間、最後に72℃で
10分間反応させて、断片の伸長反応を行いPCR操作
を完了した。
【0109】上記の操作により得られた、5’側伸
長反応によるDNA断片についてダイレクトDNA配列
決定を行った。配列決定は、得られたDNA断片につい
て、T3プライマーを用いてDyeターミネーター法に
より、オートシーケンサ(ABIモデル373A)を用
いて、DNA配列決定を行った。その結果、5’側伸長
反応によるDNA断片中に、開始コドンが見つかった。
【0110】各DNA断片の整列 上記〜の操作により得られた4つのDNA断片か
ら、一つの遺伝子が見つかった。各DNA断片の位置関
係を図1に示す。この遺伝子は新規な遺伝子であった。
次に、この4つの断片より、以下に述べる方法により1
つのcDNAを作成した。
【0111】(10)全長cDNAの作成 上記(9)の操作により得られた4つの断片の配列情報
を基に翻訳開始部(ATG)にセンスプライマー;5’
−CCGCGTCTAGAAGTGCCATGCACA
AGCACCAGCACTGCTG−3’を、また、翻
訳停止部にアンチセンスプライマ一;5’−ATGGT
GTCGACGGTACCTTCAGAGTTTTTC
AGGGGATGGGAC−3’を設計し、DNA合成
機を用いて合成し、それぞれ蒸留水中に、20 pmol/μ
lになるように溶解し、PCRプライマーとして用い
た。
【0112】これらのプライマーを用い、ヒト胎児脳の
cDNAライブラリーを鋳型として、以下の通りにし
て、再度PCRを行ない全長コード領域を得た。
【0113】PCR操作は、cDNA(1μg/μl)
5μl、dNTP混合液1μl、センスプライマー(20
pmol/μl)1μl、アンチセンスプライマー(20 pmo
l/μl)1μl、10倍濃度のPCR緩衝液2μl、蒸
留水 9.5μl及びTaqポリメラーゼ0.5μl
(合計20μl)の組成から成る液を試験管に入れ、そ
の上にミネラルオイル20μlを重層し、94℃で5分
間放置した。その後、60℃で30秒間、続いて72℃
で1分間、続いて94℃で30秒間のサイクルを40回
繰り返して反応を行った。次いで、55℃で2分間、最
後に72℃で10分間反応させて、断片の伸長反応を行
いPCR操作を完了した。
【0114】上記の如くして得た全長DNAを、蛍光ダ
イターミネーター法によりDNAシーケンサー(モデル
373A、ABI)を用いて配列決定し、目的の遺伝子
の全長が取得したことを確認した。この遺伝子をNE−
dlgと命名した。この遺伝子の塩基配列を、配列表の
配列番号2に示した さらに、NE−dlg遺伝子をP
CRTM3ベクター(インビトロジェン社製)に組み込
み、E.coliに導入し、形質転換を行った。この形
質転換体は、平成8年8月9日に、工業技術院生命工学
工業技術研究所に寄託した(受託番号 FERM P−
15784)。
【0115】(実施例2)ノーザンブロットによるNE
−dlg分子の各組織での発現の検討得られたNE−d
lg分子が発現している組織を下記のようにして調べ
た。
【0116】ヒトの各組織のpoly(A)+RNA
(mRNA)及びヒトの各種細胞株のpoly(A)+
RNA(mRNA)2μgをメンブレンにブロットした
キツト(Human Multiple Tissue Northern Blot I, II
及び Humen Cancer Cell Line Multiple Tissue Northe
rn Blot)をクローンテック社より購入した。NE−d
lg遺伝子の一部である1.4kbのcDNA(配列表
の配列番号2の配列の1284〜2687の部分)を以
下の通りにして、このメンブレンにハイブリダイズさせ
た。まず、NE−dlgの1.4kbのcDNAの断片
を、ランダムプライムド・ラベリングキット(TAKA
RA社製)を用いて、32P−CTPで標識した。次い
で、標識したcDNAを、ハイストリンジェンシーの条
件下で、Molecular Cloning: A Laboratory Manual 2nd
Edition, p.7.39〜7.52の記載に従って、メンブレンに
ハイブリダイズさせた。
【0117】各組織についての結果の写真を、図3A及
びBに示す。写真より、NE−dlgが、脳の他、膵
臓、前立腺、甲状腺、気管においても発現していること
が判った。さらに、脳においては、6.7kbと5.5
kbの2種類のタイプのmRNAが発現していることが
判った。また、前記の他の組織においても、5.5kb
と4.0kbの2種類のタイプのmRNAが発現してい
ることが確認された。一方、先に報告されているヒトd
lg1のmRNAは、5.5kbのみが報告されてい
る。
【0118】各種細胞についての結果の写真を図4に示
す。写真より、S3、MOLT−4、SW480におい
てNE−dlgの発現が確認された。S3、MOLT−
4及びSW480は、それぞれヒトの細胞で、Hela
S3(ヒト子宮けいガン)、ヒトT細胞株MOLT−
4、及びヒトアデノカルシノーマSW480(大腸ガン
由来)である。
【0119】以上のことより、NE−dlgは、脳、膵
臓、前立腺、甲状腺、気管で発現しており、ヒトdlg
とはその分布が異なっている。このことより、NE−d
lg分子が神経内分泌に特異的な分子であることを示し
ている。
【0120】さらに、以下に述べる方法で、NE−dl
g分子が選択的にスプライシングされ、2種類のmRN
Aを生じることを確認した。
【0121】NE−dlgの発現が見られた各種腫瘍細
胞株(S3、MOLT−4及びSW480)からファル
マシア社製のQuick prep(商標)mRNA Purification ki
tを用いてmRNAを抽出し、RT−PCR法に付し
た。RTーPCR法は、新細胞工学実験プロトコール、
秀潤社、第175〜176頁(1993年)の記載に従って
行った。その結果、SH3ドメイン(配列表の配列番号
2の塩基配列の1740番目のTから1937番目のA
まで)とGUKドメイン(配列表の配列番号2の塩基配
列の2115番目のAから2642番目のCまで)の間
に、アルタネーティブスプライシングが存在することを
確認した。即ち、NE−dlg遺伝子配列の2007番
目からの配列に2つのタイプが存在することが確認され
た。一つ目のフォームは、オリジナルフォームでありF
フォームと命名した。この塩基配列を、配列表の配列番
号2に示す。2つ目のフォームは、スプライシングフォ
ームであり、その塩基配列を配列表の配列番号4に示
す。それぞれの遺伝子がコードするアミノ酸配列を、そ
れぞれ、配列表の配列番号1、3に示す。また、配列表
1のNE−dglのアミノ酸配列とhdlg1及びhd
lg2分子のアミノ酸配列の相同性を検討した。結果
を、図2に示す。線枠で囲ってあるところは、3種のd
lg間で相同の配列を示すところである。これにより、
NE−dlgの1〜10、17〜26、42〜70及び
586〜602のアミノ酸配列が、hdlg1及びhd
lg2と大きく異なることが判る。
【0122】(実施例3)染色体マッピング 得られたNE−dlg遺伝子の染色体上の位置の同定
を、somatic cell hybridを用いたPCRマッピングの
手法とFISH( FIuoresence in situ hybridizatio
n)を組み合わせた手法を用いて行った。
【0123】PCRマッピング PCRは、MONOCHROMOSOMAL SOMATIC CELL HYBRID DNA
PANEL( UK HGMP RESORCE CENTER )とGENEBRIDGE 4 Ra
diation Hybrid Screening Panel( ResearchGenetics,
Inc.)を 鋳 型 に し て 、 S−1(5’−TGAG
TGGTGGCAGGCAAGGCTGGT−3’)と
AS−1(5’−TGGAATCAGAAAGAAGT
CCTGTTA−3’)をプライマーとして行った。S
−1プライマー及びAS−1プライマーは、DNA合成
機により合成し、それぞれ蒸留水中に、20 pmol/μl
になるように溶解し、PCRプライマーとして用いた。
【0124】PCR操作は、キットのpanel1μ
l、dNTP混合液1μl、S−1プライマー 1μ
l、AS−1プライマー 1μl、10倍濃度のPCR
緩衝液1.5μl、蒸留水 9μl及びTaqポリメラ
ーゼ0.5μl(合計15μl)の組成から成る液を試
験管に入れ、その上にミネラルオイル15μlを重層
し、94℃で5分間放置した。その後、60℃で30秒
間、続いて72℃で30秒間、続いて95℃で30秒間
のサイクルを35回繰り返して反応を行った。次いで、
60℃で2分間、最後に72℃で10分間反応させて、
断片の伸長反応を行いPCR操作を完了した。
【0125】その後、PCR産物の5μlを、2.0%
アガロースゲル電気泳動した。その結果を、インターネ
ット上の、Whitehead Institute/MIT Center(http://ww
w-genome.wi.mit.edu/)でマッピングした。その結果、
NE−dlgは染色体X上のDXS983から2.63
cRの位置に存在することが明らかとなった。
【0126】FISH 実施例1により取得したヒトNE−dlg遺伝子の21
7番目〜1991番目に相当する1.7kbのDNA断
片を用いてFISHを行なった。この断片をビオチン化
したものをプローブとして、ヒトの膵臓のDNAとサケ
の精子DNAとともにエタノール沈殿させた。その後、
エタノール沈殿物をハイブリダイゼーション液(50%
ホルムアミド、2×SSC(0.3M NaCl、
0.03Mクエン酸ナトリウム、pH7.0)、10%
デキストラン硫酸)に再懸濁させた。この液を、PHA
(Phytohemagglutinin)で刺激した末梢血リンパ球をチ
ミジンにより同調しそしてプロモデオキシウリジン処理
したクロモゾーム・スライドに反応させ、1回目のハイ
ブリダイゼーションを行った。その後、Kuwano らの論
文( Am J Hum Genet 49巻、4号、707頁〜714頁、1991
年)に記載の方法に従い、2回目のハイブリダイゼーシ
ョンを行なった。簡単に書けば、スライドを、2×SS
Cに溶かしたHoechst33258(ドイツ、ヘキスト
社)で染色し、75℃で黒色ランプで露光し、さらに変
性後、37℃で30分間 in situ ハイブリダイゼーシ
ョンを行なった。その後、FITC−アビジン液を用い
てビオチン化ブローブと反応後、0.7μg/mlのブ
ロピディウム・イオダイドを用いて染色し、ニコンのOp
tiphoto-2(ニコン社製)とニコンフイルターB−2A
(450〜490nmで励起)を組み合わせて解析し
た。これを、コダックの Ektachrome ASA 100フィルム
を用いて写真を撮った。解析後、NE−dlgは染色体
のXq13上に位置することが確認された。
【0127】(実施例4)NE−dlgに対する抗体の
作製 抗原の調製 NE−dlg分子のー部の配列であり、かつオリジナル
フォームとスプライシングフォームのそれぞれに特異的
な箇所である下記の2つのべプチドをペプチド合成機で
合成した。
【0128】配列1:NE−dlg分子のオリジナルフ
オームに特異的な配列(585位〜603位まで配
列)、Gly Met lle Glu Ser Asn Arg Asp Phe Pro Gly
Leu Ser Asp Asp Tyr Tyr Gly Ala (1文字表記:GM
IESNRDFPGLSDDYYGA)(配列表の配列
番号5)のN末端にCys(C)を付けた20merのペ
プチド 配列2:NE−dlg分子のスプライシングフォームに
特異的な配列(592位〜611位の配列)、Ser Ile
Lys Thr Lys Arg Lys Lys Ser Phe Arg Leu SerArg Lys
Phe Pro Phe Tyr Lys(1文字表記:SIKTKRKK
SFRLSRKFPFYK)(配列表の配列番号6)の
N末端にCys(C)を付けた21merのペプチド ポリクローナル抗体の作製 で合成したペプチドについて、それぞれ独立に以下の
手順で抗体を作製した。
【0129】i)合成したペプチド2mgをマレイミド化
KLH(スカシ貝のへモシアニン)(ピアス社製)2m
gに結合させた。反応はピアス社のキットに記載の方法
に従って行なった。
【0130】ii)このペプチド−KLHの100μgを
1回の免疫で使用した。すなわち、ペプチド−KLH液
(1μg/ml)100μlにPBS0.5mlとフロ
イント・コンブリート・アジュバント(ディフコ社製)
0.5mlをシリンジにとり混合して 工マルジヨンと
し、これを初回免疫に用いた。
【0131】iii)このエマルジョンをウサギに皮下接種
した。接種はウサギの背に4カ所に分けて接種した。
【0132】iV)1週間後、2回目の免疫を行なった。
2回目からはアジュバントをフロイント・インコンプリ
ート・アジュバント(ディフコ社製)に変えて免疫を行
なった。その他の操作は1回目同様である。2回目以降
は1週間間隔をあけて、合計6回免疫を行なった。
【0133】v)最終免疫の1週間後、採血して血清を取
得した。血清は採血した血液を室温で3時間放置し十分
に血液凝固を行なった後、3,000rpm、5分間遠
心分離を行い、上清(血清)を回収した。
【0134】vi)この血清に100%の飽和硫安を最終
濃度が50%飽和になるように加え塩析した。このサン
プルを遠心分離して、抗体が含まれる画分を沈殿させ
た。その後、沈殿物をPBSに溶解し、さらにPBSに
対して透析した。その後、Protein Gセファロース・カ
ラム(ファルマシア社製)を用いて、抗体をアフィニテ
ィー精製した。その結果、全量で370mgのIgG画
分を得た。
【0135】vii)上記の操作で得たIgG画分をさら
に、免疫に使用したNE−dlgペブチドを用いてアフ
ィニティー精製した。NE−dlgペプチドカラムは、
ペプチドをNHS−活性化セファロース(ファルマシア
社製)に、添付のマニュアルに従い結合させて作製し
た。この力ラムを用い、vi)で得た精製されたIgG画
分をさらにアフィニティー精製した。その結果、全量で
5mgのペプチド特異的抗体が得られた。
【0136】抗体の力価測定(ELISA) で得られたペプチド特異的抗体の力価をELISAに
て測定した。
【0137】なお、配列1のペプチドに対する抗体は、
上記ののi)〜vii)までの操作を行い、ペプチドカラム
を用いて精製した。一方、配列2のペプチドに対する抗
体は、上記ののi)〜v)までの操作を行い、抗血清とし
て得た。
【0138】i)抗原液(配列1のべブチド及び配列2の
べブチド)をそれぞれ25μg/mlの濃度となるよう
にPBSに溶解して、96ウェルELISAプレート
( Xenobind、キセノポア社製)各ウェルに50μlず
つ分注し、4℃で一晩放置した。
【0139】ii)抗原液を捨て、蒸留水で4倍に希釈し
たブロックエース(大日本製薬社製)を各ウェルに20
0μlずつ分注し、室温で2時間放置することによりブ
ロッキングを行なった。
【0140】iii)ブロッキング液を捨て、1次抗体とし
て検討すべき精製した抗体を添加した。精製抗体は96
ウェルの1列目から順に 10μg/ml、5μg/m
l、2.5μg/ml・・・・の濃度となるように、P
BSで倍々希釈した液を各ウェルに加えた。最終ウェル
中の抗体の濃度は約0.004μg/mlとなった。な
お、コントロールとして、免役していないウサギの血液
から精製したIgGを用いた。各ウェルに分注後、室温
で1時間放置した。
【0141】一次抗体を含む液として、ウサギより採取
した血清を用いる場合は、最初のウェルにPBSを用い
て40倍に希釈した液を入れ、順にPBSを用いて倍々
希釈した液を入れた。
【0142】iV)抗体液を捨て、0.05%Tween
20/PBSでプレートを4回洗浄し、次いで2次抗体
液としてPBSで1000倍希釈したビオチン化抗ウサギI
gG抗体(ベクター社製)を各ウェルに50μlずつ分
注し、室温で1時間放置した。
【0143】v)2次抗体液を捨てた後、0.05%Tw
een20/PBSでプレートを4回洗浄し、1000
倍に希釈したABC溶液(ベクター社製)を各ウェルに
50μlずつ分注した。その後室温で、30分間放置し
た。
【0144】vi)次いで、ABC液を捨てた後、0.0
5%Tween20/PBSでプレートを4回洗浄し、
OPD(オルトフェニレンジアミン)−H202/PC
Bを各ウェルに100μlずつ分注した。十分に発色
後、2Nの硫酸で反応を止めた後、490nmでの吸光
度をマイクロ・ブレートリーダー( Bio-rad社製)にて
測定した。
【0145】この結果を図5及び6に示す。図5が配列
1のペプチドに対するポリクローナル抗体のELISA
の結果で、図6が配列2のペプチドに対するポリクロー
ナルのELISAの結果である。図中、横軸は加えた抗
体の濃度又は血清の希釈倍数を表しており、縦軸は49
0nmにおける吸光度を表わしている。いずれの図にお
いても、免疫したウサギ由来の抗体価はコントロールに
比べて高く、それぞれの配列のペプチドに対するポリク
ローナル抗体が取得できた。
【0146】(実施例5)ウェスタンブロット 実施例4で得られたNE−dlg抗体を用いてウェスタ
ンブロットを行った。以下にプロトコルを示す。
【0147】VA−13細胞(NE−dlg遺伝子を
導入したATCC CCL75−1細胞)、その親株の
細胞(NE−dlg遺伝子がない細胞:Mockと表記
する)及びヒトの脳組織を用意した。細胞は1×106
個の細胞を、組織は2mm角の組織を用い、以下のよう
にして細胞又は組織を溶解してその上清を回収した。
【0148】細胞溶解液の組成は、50 mM Tris-HCl, 15
0 mM NaCl, 1% Triton X-100, 50 mM ヨードアセトアミ
ド, 2 mM MgCl2, 2 mM CaCl2,0.1% NaN3, 10μg/ml 大
豆トリプシン・インヒビター, 1 μg/ml アプロチニン,
1 mM PMSF(フェニル・メチル・スルホニル・フロライ
ド),1 μg/ml ロイペプチンである。この細胞溶解液1
00μlを、細胞のペレット及び組織片のそれぞれに加
えよく撹拌して溶解した。氷上に60分間放置した後、
15,000 rpm、10分間遠心分離し、上清液を回収した。
【0149】回収した上清液に、免疫していないウサ
ギのIgG 1mgを結合させたCNBr活性化セファ
ロース・ビーズ(ファルマシア社製)(抗体濃度1mg
/1ml樹脂)50μlを添加した。4℃で一晩反応
後、遠心分離を行ない、ビーズに結合する非特異的結合
蛋白質を除去し、上清を回収した。
【0150】で得られた上清10μlを、SDS−
PAGE用サンプルバッファー及び1μlの2−メルカ
ブトエタノールと混和し、95℃で熱処理を5分間行な
った後、5−20%のグラディエント・ゲルで電気泳動
した。
【0151】電気泳動後、トランスブロットシステム
(マリソル製)を用い、泳動された蛋白質をニトロセルロ
ース膜に転写した。
【0152】ニトロセルロース膜をブロックエース
(大日本製薬製)に浸し、1時間放置してブロッキング
した。その後、0.05%Tween20/PBSで5
分間×2回洗浄した。
【0153】実施例4で調製した配列1に対する抗N
E−dlg抗体を1μg/mlになるようにPBSで希
釈したものを、メンブレンに加え室温で2時間反応させ
た。その後、メンブレンを0.05%Tween20/
PBSで5分間×3回洗浄した。
【0154】ベルオキシダーゼ標識抗ウサギIgG溶
液(カルタグ社製)をPBSで100倍に希釈した液
を、上記メンブレンに加え、さらに1時間室温にて反応
させた。その後、0.05%Tween20/PBSで
5分間×3回洗浄した。
【0155】EClキット(アマシャム社製)の発色
液 5mlをメンブレンに加えて1分間反応させた。そ
の後、このメンブレンをX線フィルムに20秒間露光し
て現像した後、写真撮影した。その結果を図7に示す。
図7では、VA−13細胞と脳組織に約120kdの位
置にNE−dlg分子のバンドが確認された。この分子
量は、NE−dlgのアミノ酸配列から予想される分子
量とほぼ一致する。脳組織において、低分子のバンドが
見えるがこのバンドまNE−dlg分子がプロテアーゼ
により一部分解したためだと考えられる。
【0156】(実施例6)組織染色 実施例4で得られた抗体を用いてNE−dlgが発現し
ている組織を、免疫組織染色により検討した。材料は、
ヒトの膵臓の組織とヒトの脳の組織を用いて、以下の通
りにいて行った。
【0157】ヒトの膵臓の組織及び脳の組織をコンパ
ウンドに入れ凍結ブロックを作製した。そのブロックに
ついて、クライオスタットで凍結切片にし、その切片を
スライドグラスにのせた。
【0158】それぞれの凍結切片組織を、4%バラホ
ルムアルデヒドで3分間処理した後、−20℃で冷却し
たアセトンで1分間処理を行ない固定した。その後、ス
ライドを50mM Tris−HCl(pH7.5)で
洗浄した(5分間×3回)。
【0159】ブロックエース(大日本製薬社製)をス
ライドグラス上の組織の上にのせ、室温で1時間放置し
てブロッキングを行なった。その後、スライドを50m
M Tris−HCl(pH7.5)で洗浄した(5分
間×3回)。
【0160】実施例4で調製した配列1に対する抗N
E−dlg抗体を1μg/mlになるようにPBSで希
釈したものを、スライド上の組織に加え、室温で1時間
反応させた。その後、スライドを50mM Tris−
HCl(pH7.5)で洗浄した(5分間×3回)。
【0161】PBSで1000倍に希釈したベルオキ
シダーゼ標識抗ウサギIgG抗体液(カルタグ社製)を
スライド上の組織に加え室温で1時間反応させた。その
後、スライドを50mM Tris−HCl(pH7.
5)で洗浄した(5分間×3回)。
【0162】DAB(ジアミノベンジジン)20mg
と30%H22が入った50mlの50mM Tris
−HCl(pH7.5)液に上記スライドグラスを浸
し、室温にて10分間反応させた。その後、蒸留水中に
スライドグラスを移して反応を止めた。このスライドグ
ラスの結果の写真を図8〜11に示す。ヒトの膵臓組織
についての結果が図9〜11であり、ヒトの脳組織につ
いての結果が図8である。
【0163】図8から判るように、脳の組織において
は、NE−dlgは、神経細胞が神経突起を伸ばしてい
るところに沿って発現していることが確認された。
【0164】また、図9〜11から判るように、膵臓の
組織においては、ランゲルハンス細胞の血管と接触して
おりかつインシュリンを産生している細胞にそってNE
−dlgの発現が確認された。の抗NE−dlg抗体
の代わりに抗インシュリン抗体を添加したところ、イン
シュリン産生細胞のー部の細胞においてNE−dlgが
発現しているのがよく解る。
【0165】以上のことから考察すると、NE−dlg
は細胞内から分泌する蛋白、たとえばインシュリンが細
胞内を移送されるとき、または細胞の局所で必要な蛋白
をその必要な局所へ移送するときに、その移送を司る蛋
白質としてー過的に発現するのではないかと考えられ
る。
【0166】また、脳についても、神経細胞が神経突起
を伸ばしているときにその突起の先端部分を中心に発現
が見られることから、ニューロトランスミツター(アセ
チルコリン、ドーパミン、ノルアドレナリン等の神経伝
達物質)の輸送に関与しているのではないかと考えられ
る。
【0167】上記の如く、本発明者らは、新規なNE−
dlg及び該蛋白質をコードするDNAを見いだし、さ
らには、NE−dlgが、脳組織では神経細胞において
神経突起に沿って発現しており、また膵臓組織ではラン
ゲルハンス島細胞において発現されていることを見いだ
した。このことは、NE−dlgが神経内分泌系組織に
特異的な分子であるということを示唆するものである。
【0168】本発明のNE−dlgは、細胞内蛋白とし
てのdlgファミリー分子の機能解明、細胞内の蛋白移
送のメカニズムの解明に有用であると考えられる。
【0169】さらには、ショウジョウバエのdlgが細
胞の過増殖を抑える分子であることより、本発明のNE
−dlgは、神経系での発ガンのメカニズムの解明にも
有用であろうと考えられる。
【0170】また、本発明のNE−dlgは、インシュ
リンの分泌に深く関わっていると考えられるので、糖尿
病の発症機序、糖尿病の遺伝治療等への利用も期待され
る。
【0171】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:817 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met His Lys His Gln His Cys Cys Lys Cys Pro Glu Cys Tyr Glu Val 1 5 10 15 Thr Arg Leu Ala Ala Leu Arg Arg Leu Glu Pro Pro Gly Tyr Gly Asp 20 25 30 Trp Gln Val Pro Asp Pro Tyr Gly Pro Gly Gly Gly Asn Gly Ala Ser 35 40 45 Ala Gly Tyr Gly Gly Tyr Ser Ser Gln Thr Leu Pro Ser Gln Ala Gly 50 55 60 Ala Thr Pro Thr Pro Arg Thr Lys Ala Lys Leu Ile Pro Thr Gly Arg 65 70 75 80 Asp Val Gly Pro Val Pro Leu Lys Pro Val Pro Gly Lys Ser Thr Pro 85 90 95 Lys Leu Asn Gly Ser Gly Pro Ser Trp Trp Pro Glu Cys Thr Cys Thr 100 105 110 Asn Arg Asp Trp Tyr Glu Gln Val Asn Gly Ser Asp Gly Met Phe Lys 115 120 125 Tyr Glu Glu Ile Val Leu Glu Arg Gly Asn Ser Gly Leu Gly Phe Ser 130 135 140 Ile Ala Gly Gly Ile Asp Asn Pro His Val Pro Asp Asp Pro Gly Ile 145 150 155 160 Phe Ile Thr Lys Ile Ile Pro Gly Gly Ala Ala Ala Met Asp Gly Arg 165 170 175 Leu Gly Val Asn Asp Cys Val Leu Arg Val Asn Glu Val Glu Val Ser 180 185 190 Glu Val Val His Ser Arg Ala Val Glu Ala Leu Lys Glu Ala Gly Pro 195 200 205 Val Val Arg Leu Val Val Arg Arg Arg Gln Pro Pro Pro Glu Thr Ile 210 215 220 Met Glu Val Asn Leu Leu Lys Gly Pro Lys Gly Leu Gly Phe Ser Ile 225 230 235 240 Ala Gly Gly Ile Gly Asn Gln His Ile Pro Gly Asp Asn Ser Ile Tyr 245 250 255 Ile Thr Lys Ile Ile Glu Gly Gly Ala Ala Gln Lys Asp Gly Arg Leu 260 265 270 Gln Ile Gly Asp Arg Leu Leu Ala Val Asn Asn Thr Asn Leu Gln Asp 275 280 285 Val Arg His Glu Glu Ala Val Ala Ser Leu Lys Asn Thr Ser Asp Met 290 295 300 Val Tyr Leu Lys Val Ala Lys Pro Gly Ser Leu His Leu Asn Asp Met 305 310 315 320 Tyr Ala Pro Pro Asp Tyr Ala Ser Thr Phe Thr Ala Leu Ala Asp Asn 325 330 335 His Ile Ser His Asn Ser Ser Leu Gly Tyr Leu Gly Ala Val Glu Ser 340 345 350 Lys Val Ser Tyr Pro Ala Pro Pro Gln Val Pro Pro Thr Arg Tyr Ser 355 360 365 Pro Ile Pro Arg His Met Leu Ala Glu Glu Asp Phe Thr Arg Glu Pro 370 375 380 Arg Lys Ile Ile Leu His Lys Gly Ser Thr Gly Leu Gly Phe Asn Ile 385 390 395 400 Val Gly Gly Glu Asp Gly Glu Gly Ile Phe Val Ser Phe Ile Leu Ala 405 410 415 Gly Gly Pro Ala Asp Leu Ser Gly Glu Leu Arg Arg Gly Asp Arg Ile 420 425 430 Leu Ser Val Asn Gly Val Asn Leu Arg Asn Ala Thr His Glu Gln Ala 435 440 445 Ala Ala Ala Leu Lys Arg Ala Gly Gln Ser Val Thr Ile Val Ala Gln 450 455 460 Tyr Arg Pro Glu Glu Tyr Ser Arg Phe Glu Ser Lys Ile His Asp Leu 465 470 475 480 Arg Glu Gln Met Met Asn Ser Ser Met Ser Ser Gly Ser Gly Ser Leu 485 490 495 Arg Thr Ser Glu Lys Arg Ser Leu Tyr Val Arg Ala Leu Phe Asp Tyr 500 505 510 Asp Arg Thr Arg Asp Ser Cys Leu Pro Ser Gln Gly Leu Ser Phe Ser 515 520 525 Tyr Gly Asp Ile Leu His Val Ile Asn Ala Ser Asp Asp Glu Trp Trp 530 535 540 Gln Ala Arg Leu Val Thr Pro His Gly Glu Ser Glu Gln Ile Gly Val 545 550 555 560 Ile Pro Ser Lys Lys Arg Val Glu Lys Lys Glu Arg Ala Arg Leu Lys 565 570 575 Thr Val Lys Phe His Ala Arg Thr Gly Met Ile Glu Ser Asn Arg Asp 580 585 590 Phe Pro Gly Leu Ser Asp Asp Tyr Tyr Gly Ala Lys Asn Leu Lys Gly 595 600 605 Gln Glu Asp Ala Ile Leu Ser Tyr Glu Pro Val Thr Arg Gln Glu Ile 610 615 620 His Tyr Ala Arg Pro Val Ile Ile Leu Gly Pro Met Lys Asp Arg Val 625 630 635 640 Asn Asp Asp Leu Ile Ser Glu Phe Pro His Lys Phe Gly Ser Cys Val 645 650 655 Pro His Thr Thr Arg Pro Arg Arg Asp Asn Glu Val Asp Gly Gln Asp 660 665 670 Tyr His Phe Val Val Ser Arg Glu Gln Met Glu Lys Asp Ile Gln Asp 675 680 685 Asn Lys Phe Ile Glu Ala Gly Gln Phe Asn Asp Asn Leu Tyr Gly Thr 690 695 700 Ser Ile Gln Ser Val Arg Ala Val Ala Glu Arg Gly Lys His Cys Ile 705 710 715 720 Leu Asp Val Ser Gly Asn Ala Ile Lys Arg Leu Gln Gln Ala Gln Leu 725 730 735 Tyr Pro Ile Ala Ile Phe Ile Lys Pro Lys Ser Ile Glu Ala Leu Met 740 745 750 Glu Met Asn Arg Arg Gln Thr Tyr Glu Gln Ala Asn Lys Ile Tyr Asp 755 760 765 Lys Ala Met Lys Leu Glu Gln Glu Phe Gly Glu Tyr Phe Thr Ala Ile 770 775 780 Val Gln Gly Asp Ser Leu Glu Glu Ile Tyr Asn Lys Ile Lys Gln Ile 785 790 795 800 Ile Glu Asp Gln Ser Gly His Tyr Ile Trp Val Pro Ser Pro Glu Lys 805 810 815 Leu 配列番号:2 配列の長さ:3100 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TGCTGGAGGG GGAGCCGTGG GTGCGGGGCA CCGTGGGGGC CGAGGCCCCG GGACGCCCGC 60 CCGGCCCCAG GCCCCGCTCA GCCCGGGCGC CCCCACGGGT GCCCCCCCCT TCTTGGTCCG 120 AGCAGTGTGA GTGTGCCAGG GAGCCCGGCG GCGGCGGCGG CGGTGGTGGC GGCGGTGGCG 180 GCGGCGTGGA ATCCGGCGTG GGCTGGGGGG TCCGAGCCGC GGGGGGCAGT GCC 233 ATG CAC AAG CAC CAG CAC TGC TGT AAG TGC CCT GAG TGC TAT GAG GTG 281 ACC CGC CTG GCC GCC CTG CGG CGC CTC GAG CCT CCG GGG TAC GGC GAC 329 TGG CAA GTC CCC GAC CCT TAC GGG CCA GGT GGG GGC AAC GGC GCC AGC 377 GCG GGT TAT GGG GGC TAC AGC TCG CAG ACC TTG CCC TCG CAG GCG GGG 425 GCC ACC CCC ACC CCT CGC ACC AAG GCC AAG CTC ATC CCC ACC GGC CGG 473 GAT GTG GGG CCG GTG CCT CTT AAG CCA GTC CCG GGC AAG AGC ACC CCC 521 AAA CTC AAC GGC AGC GGC CCC AGC TGG TGG CCA GAG TGC ACC TGT ACC 569 AAC CGG GAC TGG TAT GAG CAG GTG AAT GGC AGT GAT GGC ATG TTC AAA 617 TAT GAG GAA ATC GTA CTT GAG AGG GGC AAC TCT GGC CTG GGC TTC AGT 665 ATC GCA GGT GGC ATC GAC AAT CCC CAT GTC CCT GAT GAC CCT GGC ATT 713 TTT ATT ACC AAG ATT ATC CCT GGT GGA GCA GCT GCC ATG GAT GGG AGG 761 CTG GGG GTG AAT GAC TGT GTG CTG CGG GTG AAT GAG GTG GAA GTG TCG 809 GAG GTG GTA CAC AGC CGG GCG GTG GAG GCG CTG AAA GAG GCA GGC CCT 857 GTG GTG CGA TTG GTG GTG CGG AGG CGA CAG CCT CCA CCC GAG ACC ATC 905 ATG GAG GTC AAC CTG CTC AAA GGG CCC AAA GGC CTG GGT TTC AGC ATT 953 GCT GGG GGT ATT GGC AAC CAG CAC ATC CCA GGA GAC AAC AGC ATC TAC 1001 ATC ACC AAG ATC ATT GAG GGG GGT GCT GCT CAG AAG GAT GGA CGC CTA 1049 CAG ATT GGG GAC CGG CTG CTG GCG GTG AAC AAC ACC AAT CTG CAG GAT 1097 GTG AGG CAC GAG GAA GCT GTG GCC TCA CTG AAG AAC ACA TCT GAT ATG 1145 GTG TAT TTG AAG GTG GCC AAG CCA GGC AGC CTC CAC CTC AAC GAC ATG 1193 TAC GCT CCC CCT GAC TAC GCC AGC ACT TTT ACT GCC TTG GCT GAC AAC 1241 CAC ATA AGC CAT AAT TCC AGC CTG GGT TAT CTC GGG GCT GTG GAG AGC 1289 AAG GTC AGC TAC CCT GCT CCT CCT CAG GTT CCC CCC ACC CGC TAC TCT 1337 CCT ATT CCC AGG CAC ATG CTG GCT GAG GAG GAC TTC ACC AGA GAG CCT 1385 CGC AAG ATC ATC CTG CAC AAA GGC TCC ACA GGC CTG GGC TTC AAC ATC 1433 GTA GGA GGA GAG GAT GGA GAA GGC ATT TTT GTC TCC TTC ATC CTG GCA 1481 GGA GGC CCA GCT GAC CTG AGT GGG GAG CTG CGC AGG GGA GAC CGG ATC 1529 TTA TCG GTG AAT GGA GTG AAT CTG AGG AAT GCA ACT CAT GAG CAG GCT 1577 GCA GCT GCT CTG AAA CGG GCC GGC CAG TCA GTC ACC ATT GTG GCC CAG 1625 TAC AGA CCT GAA GAA TAC AGT CGC TTT GAA TCG AAG ATA CAT GAC TTA 1673 CGA GAA CAA ATG ATG AAC AGC AGC ATG AGC TCT GGG TCT GGG TCC CTC 1721 CGA ACA AGT GAA AAG AGG TCC TTG TAT GTC AGG GCC CTG TTT GAT TAT 1769 GAT CGG ACT CGG GAC AGC TGC CTG CCA AGC CAG GGG CTC AGC TTC TCT 1817 TAT GGT GAC ATT CTG CAT GTC ATT AAT GCC TCT GAT GAT GAG TGG TGG 1865 CAG GCA AGG CTG GTG ACC CCA CAC GGA GAA AGT GAG CAG ATC GGT GTG 1913 ATC CCC AGT AAG AAG AGG GTG GAA AAG AAA GAA AGA GCT CGA TTG AAA 1961 ACT GTG AAG TTC CAT GCC AGG ACG GGG ATG ATT GAG TCT AAC AGG GAC 2009 TTC CCG GGG TTA AGT GAC GAT TAT TAT GGA GCA AAG AAC CTG AAA GGA 2057 CAA GAG GAT GCT ATT TTG TCA TAT GAG CCA GTG ACA CGG CAA GAA ATT 2105 CAC TAT GCA AGG CCT GTG ATC ATC CTG GGC CCA ATG AAG GAC CGA GTC 2153 AAT GAT GAC CTG ATC TCC GAA TTT CCA CAT AAA TTT GGA TCC TGT GTG 2201 CCA CAT ACT ACC CGG CCT CGA CGT GAT AAT GAG GTG GAT GGA CAA GAC 2249 TAC CAC TTT GTG GTG TCC CGA GAA CAA ATG GAG AAA GAT ATT CAG GAC 2297 AAC AAG TTC ATC GAG GCG GGC CAA TTT AAT GAT AAC CTC TAT GGG ACC 2345 AGC ATC CAG TCA GTG CGG GCA GTT GCA GAG AGG GGC AAG CAC TGC ATC 2393 TTA GAT GTT TCC GGC AAT GCT ATC AAG AGA CTG CAG CAA GCA CAA CTT 2441 TAC CCC ATT GCC ATT TTC ATC AAG CCC AAG TCC ATT GAA GCC CTT ATG 2489 GAA ATG AAC CGA AGG CAG ACA TAT GAA CAA GCA AAT AAG ATC TAT GAC 2537 AAA GCC ATG AAA CTG GAG CAG GAA TTT GGA GAG TAC TTT ACA GCC ATT 2585 GTA CAG GGT GAC TCA CTG GAA GAG ATT TAT AAC AAA ATC AAA CAA ATC 2633 ATT GAG GAC CAG TCT GGG CAC TAC ATT TGG GTC CCA TCC CCT GAA AAA 2681 CTC TGA AGAATCCCCT CCAACCATTC TCTTGTGAAC AGAAGAAATC AAGTCCCTCT 2737 TCCCTCCTCC CTCTTCATTC CTGTCCCCAT GGGGAGAACA AATGCTACTG TTCTTGTCCC 2797 CTTTTTTAGA TATGTCAAAA AAAATTAAGT TTTCTAGTCC TGTTCTTTTT TTTTTTTAAG 2857 TTTTTGTTTG TTTCAGTTTA TTTTTTGGGA TGATGCCATC TCATTCATCA TGTGACTGTG 2917 CCCATTCCTG CATGGACCTT TCCCAAGCGC TAGCATAGGT GCAAAATCCA TCAGAGCCAT 2977 TGTTTTCATA AAAACCAAGC AGAAGTGAAG AGAAAAGAGG AGGACTGATG GAAAGACAGA 3037 CTCTGGACAG CTGCACGGCT TGTGAAGTGA GCTAAATGCA CCACATGATG AGATGCTCCT 3097 GGG 3100 配列番号:3 配列の長さ:849 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met His Lys His Gln His Cys Cys Lys Cys Pro Glu Cys Tyr Glu Val 1 5 10 15 Thr Arg Leu Ala Ala Leu Arg Arg Leu Glu Pro Pro Gly Tyr Gly Asp 20 25 30 Trp Gln Val Pro Asp Pro Tyr Gly Pro Gly Gly Gly Asn Gly Ala Ser 35 40 45 Ala Gly Tyr Gly Gly Tyr Ser Ser Gln Thr Leu Pro Ser Gln Ala Gly 50 55 60 Ala Thr Pro Thr Pro Arg Thr Lys Ala Lys Leu Ile Pro Thr Gly Arg 65 70 75 80 Asp Val Gly Pro Val Pro Leu Lys Pro Val Pro Gly Lys Ser Thr Pro 85 90 95 Lys Leu Asn Gly Ser Gly Pro Ser Trp Trp Pro Glu Cys Thr Cys Thr 100 105 110 Asn Arg Asp Trp Tyr Glu Gln Val Asn Gly Ser Asp Gly Met Phe Lys 115 120 125 Tyr Glu Glu Ile Val Leu Glu Arg Gly Asn Ser Gly Leu Gly Phe Ser 130 135 140 Ile Ala Gly Gly Ile Asp Asn Pro His Val Pro Asp Asp Pro Gly Ile 145 150 155 160 Phe Ile Thr Lys Ile Ile Pro Gly Gly Ala Ala Ala Met Asp Gly Arg 165 170 175 Leu Gly Val Asn Asp Cys Val Leu Arg Val Asn Glu Val Glu Val Ser 180 185 190 Glu Val Val His Ser Arg Ala Val Glu Ala Leu Lys Glu Ala Gly Pro 195 200 205 Val Val Arg Leu Val Val Arg Arg Arg Gln Pro Pro Pro Glu Thr Ile 210 215 220 Met Glu Val Asn Leu Leu Lys Gly Pro Lys Gly Leu Gly Phe Ser Ile 225 230 235 240 Ala Gly Gly Ile Gly Asn Gln His Ile Pro Gly Asp Asn Ser Ile Tyr 245 250 255 Ile Thr Lys Ile Ile Glu Gly Gly Ala Ala Gln Lys Asp Gly Arg Leu 260 265 270 Gln Ile Gly Asp Arg Leu Leu Ala Val Asn Asn Thr Asn Leu Gln Asp 275 280 285 Val Arg His Glu Glu Ala Val Ala Ser Leu Lys Asn Thr Ser Asp Met 290 295 300 Val Tyr Leu Lys Val Ala Lys Pro Gly Ser Leu His Leu Asn Asp Met 305 310 315 320 Tyr Ala Pro Pro Asp Tyr Ala Ser Thr Phe Thr Ala Leu Ala Asp Asn 325 330 335 His Ile Ser His Asn Ser Ser Leu Gly Tyr Leu Gly Ala Val Glu Ser 340 345 350 Lys Val Ser Tyr Pro Ala Pro Pro Gln Val Pro Pro Thr Arg Tyr Ser 355 360 365 Pro Ile Pro Arg His Met Leu Ala Glu Glu Asp Phe Thr Arg Glu Pro 370 375 380 Arg Lys Ile Ile Leu His Lys Gly Ser Thr Gly Leu Gly Phe Asn Ile 385 390 395 400 Val Gly Gly Glu Asp Gly Glu Gly Ile Phe Val Ser Phe Ile Leu Ala 405 410 415 Gly Gly Pro Ala Asp Leu Ser Gly Glu Leu Arg Arg Gly Asp Arg Ile 420 425 430 Leu Ser Val Asn Gly Val Asn Leu Arg Asn Ala Thr His Glu Gln Ala 435 440 445 Ala Ala Ala Leu Lys Arg Ala Gly Gln Ser Val Thr Ile Val Ala Gln 450 455 460 Tyr Arg Pro Glu Glu Tyr Ser Arg Phe Glu Ser Lys Ile His Asp Leu 465 470 475 480 Arg Glu Gln Met Met Asn Ser Ser Met Ser Ser Gly Ser Gly Ser Leu 485 490 495 Arg Thr Ser Glu Lys Arg Ser Leu Tyr Val Arg Ala Leu Phe Asp Tyr 500 505 510 Asp Arg Thr Arg Asp Ser Cys Leu Pro Ser Gln Gly Leu Ser Phe Ser 515 520 525 Tyr Gly Asp Ile Leu His Val Ile Asn Ala Ser Asp Asp Glu Trp Trp 530 535 540 Gln Ala Arg Leu Val Thr Pro His Gly Glu Ser Glu Gln Ile Gly Val 545 550 555 560 Ile Pro Ser Lys Lys Arg Val Glu Lys Lys Glu Arg Ala Arg Leu Lys 565 570 575 Thr Val Lys Phe His Ala Arg Thr Gly Met Ile Glu Ser Asn Arg Ser 580 585 590 Ile Lys Thr Lys Arg Lys Lys Ser Phe Arg Leu Ser Arg Lys Phe Pro 595 600 605 Phe Tyr Lys Ser Lys Glu Asn Met Ala Gln Glu Ser Ser Ile Gln Glu 610 615 620 Gln Gly Val Thr Ser Asn Thr Ser Asp Ser Glu Ser Ser Ser Lys Gly 625 630 635 640 Gln Glu Asp Ala Ile Leu Ser Tyr Glu Pro Val Thr Arg Gln Glu Ile 645 650 655 His Tyr Ala Arg Pro Val Ile Ile Leu Gly Pro Met Lys Asp Arg Val 660 665 670 Asn Asp Asp Leu Ile Ser Glu Phe Pro His Lys Phe Gly Ser Cys Val 675 680 685 Pro His Thr Thr Arg Pro Arg Arg Asp Asn Glu Val Asp Gly Gln Asp 690 695 700 Tyr His Phe Val Val Ser Arg Glu Gln Met Glu Lys Asp Ile Gln Asp 705 710 715 720 Asn Lys Phe Ile Glu Ala Gly Gln Phe Asn Asp Asn Leu Tyr Gly Thr 725 730 735 Ser Ile Gln Ser Val Arg Ala Val Ala Glu Arg Gly Lys His Cys Ile 740 745 750 Leu Asp Val Ser Gly Asn Ala Ile Lys Arg Leu Gln Gln Ala Gln Leu 755 760 765 Tyr Pro Ile Ala Ile Phe Ile Lys Pro Lys Ser Ile Glu Ala Leu Met 770 775 780 Glu Met Asn Arg Arg Gln Thr Tyr Glu Gln Ala Asn Lys Ile Tyr Asp 785 790 795 800 Lys Ala Met Lys Leu Glu Gln Glu Phe Gly Glu Tyr Phe Thr Ala Ile 805 810 815 Val Gln Gly Asp Ser Leu Glu Glu Ile Tyr Asn Lys Ile Lys Gln Ile 820 825 830 Ile Glu Asp Gln Ser Gly His Tyr Ile Trp Val Pro Ser Pro Glu Lys 835 840 845 Leu 配列番号:4 配列の長さ:3213 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TGCTGGAGGG GGAGCCGTGG GTGCGGGGCA CCGTGGGGGC CGAGGCCCCG GGACGCCCGC 60 CCGGCCCCAG GCCCCGCTCA GCCCGGGCGC CCCCACGGGT GCCCCCCCCT TCTTGGTCCG 120 AGCAGTGTGA GTGTGCCAGG GAGCCCGGCG GCGGCGGCGG CGGTGGTGGC GGCGGTGGCG 180 GCGGCGTGGA ATCCGGCGTG GGCTGGGGGG TCCGAGCCGC GGGGGGCAGT GCC 233 ATG CAC AAG CAC CAG CAC TGC TGT AAG TGC CCT GAG TGC TAT GAG GTG 281 ACC CGC CTG GCC GCC CTG CGG CGC CTC GAG CCT CCG GGG TAC GGC GAC 329 TGG CAA GTC CCC GAC CCT TAC GGG CCA GGT GGG GGC AAC GGC GCC AGC 377 GCG GGT TAT GGG GGC TAC AGC TCG CAG ACC TTG CCC TCG CAG GCG GGG 425 GCC ACC CCC ACC CCT CGC ACC AAG GCC AAG CTC ATC CCC ACC GGC CGG 473 GAT GTG GGG CCG GTG CCT CTT AAG CCA GTC CCG GGC AAG AGC ACC CCC 521 AAA CTC AAC GGC AGC GGC CCC AGC TGG TGG CCA GAG TGC ACC TGT ACC 569 AAC CGG GAC TGG TAT GAG CAG GTG AAT GGC AGT GAT GGC ATG TTC AAA 617 TAT GAG GAA ATC GTA CTT GAG AGG GGC AAC TCT GGC CTG GGC TTC AGT 665 ATC GCA GGT GGC ATC GAC AAT CCC CAT GTC CCT GAT GAC CCT GGC ATT 713 TTT ATT ACC AAG ATT ATC CCT GGT GGA GCA GCT GCC ATG GAT GGG AGG 761 CTG GGG GTG AAT GAC TGT GTG CTG CGG GTG AAT GAG GTG GAA GTG TCG 809 GAG GTG GTA CAC AGC CGG GCG GTG GAG GCG CTG AAA GAG GCA GGC CCT 857 GTG GTG CGA TTG GTG GTG CGG AGG CGA CAG CCT CCA CCC GAG ACC ATC 905 ATG GAG GTC AAC CTG CTC AAA GGG CCC AAA GGC CTG GGT TTC AGC ATT 953 GCT GGG GGT ATT GGC AAC CAG CAC ATC CCA GGA GAC AAC AGC ATC TAC 1001 ATC ACC AAG ATC ATT GAG GGG GGT GCT GCT CAG AAG GAT GGA CGC CTA 1049 CAG ATT GGG GAC CGG CTG CTG GCG GTG AAC AAC ACC AAT CTG CAG GAT 1097 GTG AGG CAC GAG GAA GCT GTG GCC TCA CTG AAG AAC ACA TCT GAT ATG 1145 GTG TAT TTG AAG GTG GCC AAG CCA GGC AGC CTC CAC CTC AAC GAC ATG 1193 TAC GCT CCC CCT GAC TAC GCC AGC ACT TTT ACT GCC TTG GCT GAC AAC 1241 CAC ATA AGC CAT AAT TCC AGC CTG GGT TAT CTC GGG GCT GTG GAG AGC 1289 AAG GTC AGC TAC CCT GCT CCT CCT CAG GTT CCC CCC ACC CGC TAC TCT 1337 CCT ATT CCC AGG CAC ATG CTG GCT GAG GAG GAC TTC ACC AGA GAG CCT 1385 CGC AAG ATC ATC CTG CAC AAA GGC TCC ACA GGC CTG GGC TTC AAC ATC 1433 GTA GGA GGA GAG GAT GGA GAA GGC ATT TTT GTC TCC TTC ATC CTG GCA 1481 GGA GGC CCA GCT GAC CTG AGT GGG GAG CTG CGC AGG GGA GAC CGG ATC 1529 TTA TCG GTG AAT GGA GTG AAT CTG AGG AAT GCA ACT CAT GAG CAG GCT 1577 GCA GCT GCT CTG AAA CGG GCC GGC CAG TCA GTC ACC ATT GTG GCC CAG 1625 TAC AGA CCT GAA GAA TAC AGT CGC TTT GAA TCG AAG ATA CAT GAC TTA 1673 CGA GAA CAA ATG ATG AAC AGC AGC ATG AGC TCT GGG TCT GGG TCC CTC 1721 CGA ACA AGT GAA AAG AGG TCC TTG TAT GTC AGG GCC CTG TTT GAT TAT 1769 GAT CGG ACT CGG GAC AGC TGC CTG CCA AGC CAG GGG CTC AGC TTC TCT 1817 TAT GGT GAC ATT CTG CAT GTC ATT AAT GCC TCT GAT GAT GAG TGG TGG 1865 CAG GCA AGG CTG GTG ACC CCA CAC GGA GAA AGT GAG CAG ATC GGT GTG 1913 ATC CCC AGT AAG AAG AGG GTG GAA AAG AAA GAA AGA GCT CGA TTG AAA 1961 ACT GTG AAG TTC CAT GCC AGG ACG GGG ATG ATT GAG TCT AAC AGG TCG 2009 ATC AAA ACG AAA CGT AAA AAG AGT TTC CGC CTC TCT CGA AAG TTT CCA 2057 TTT TAC AAG AGC AAA GAA AAC ATG GCC CAG GAG AGC AGC ATA CAG GAA 2105 CAG GGA GTG ACA TCC AAC ACC AGT GAC AGC GAA AGC AGT TCC AAA GGA 2153 CAA GAG GAT GCT ATT TTG TCA TAT GAG CCA GTG ACA CGG CAA GAA ATT 2201 CAC TAT GCA AGG CCT GTG ATC ATC CTG GGC CCA ATG AAG GAC CGA GTC 2249 AAT GAT GAC CTG ATC TCC GAA TTT CCA CAT AAA TTT GGA TCC TGT GTG 2297 CCA CAT ACT ACC CGG CCT CGA CGT GAT AAT GAG GTG GAT GGA CAA GAC 2345 TAC CAC TTT GTG GTG TCC CGA GAA CAA ATG GAG AAA GAT ATT CAG GAC 2393 AAC AAG TTC ATC GAG GCG GGC CAA TTT AAT GAT AAC CTC TAT GGG ACC 2441 AGC ATC CAG TCA GTG CGG GCA GTT GCA GAG AGG GGC AAG CAC TGC ATC 2489 TTA GAT GTT TCC GGC AAT GCT ATC AAG AGA CTG CAG CAA GCA CAA CTT 2537 TAC CCC ATT GCC ATT TTC ATC AAG CCC AAG TCC ATT GAA GCC CTT ATG 2585 GAA ATG AAC CGA AGG CAG ACA TAT GAA CAA GCA AAT AAG ATC TAT GAC 2633 AAA GCC ATG AAA CTG GAG CAG GAA TTT GGA GAG TAC TTT ACA GCC ATT 2681 GTA CAG GGT GAC TCA CTG GAA GAG ATT TAT AAC AAA ATC AAA CAA ATC 2737 ATT GAG GAC CAG TCT GGG CAC TAC ATT TGG GTC CCA TCC CCT GAA AAA 2797 CTC TGA AGAATCCCCT CCAACCATTC TCTTGTGAAC AGAAGAAATC AAGTCCCTCT 2857 TCCCTCCTCC CTCTTCATTC CTGTCCCCAT GGGGAGAACA AATGCTACTG TTCTTGTCCC 2917 CTTTTTTAGA TATGTCAAAA AAAATTAAGT TTTCTAGTCC TGTTCTTTTT TTTTTTTAAG 2977 TTTTTGTTTG TTTCAGTTTA TTTTTTGGGA TGATGCCATC TCATTCATCA TGTGACTGTG 3037 CCCATTCCTG CATGGACCTT TCCCAAGCGC TAGCATAGGT GCAAAATCCA TCAGAGCCAT 3097 TGTTTTCATA AAAACCAAGC AGAAGTGAAG AGAAAAGAGG AGGACTGATG GAAAGACAGA 3157 CTCTGGACAG CTGCACGGCT TGTGAAGTGA GCTAAATGCA CCACATGATG AGATGCTCCT 3210 GGG 3213 配列番号:5 配列の長さ:19 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Gly Met lle Glu Ser Asn Arg Asp Phe Pro Gly Leu Ser Asp Asp Tyr Tyr Gly 1 5 10 15 Ala 配列番号:6 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Ile Lys Thr Lys Arg Lys Lys Ser Phe Arg Leu Ser Arg Lys Phe Pro Phe 1 5 10 15 Tyr Lys 20
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたNE−dlgのcDNAの
断片の位置関係を表す図である。
【図2】NE−dlg、hdlg1及びhdlg2間の
アミノ酸配列の相同性を検討した結果を表す図である。
NE−dlgは、オリジナルフォーム(配列表の配列番
号1のアミノ酸配列)を示す。
【図3】ヒトの各組織のmRNAに対して、NE−dl
gのcDNA断片をハイブリダイズさせたノーザンブロ
ットの結果を表す電気泳動写真である。
【図4】ヒトの各種細胞株のmRNAについて、NE−
dlgのcDNA断片をハイブリダイズさせたノーザン
ブロットの結果を表す電気泳動写真である。
【図5】NE−dlgのオリジナルフォームのペプチド
に対する抗体の力価をELISAで測定した結果を表す
図である。
【図6】NE−dlgのスプライスフォームのペプチド
に対する抗体の力価をELISAで測定した結果を表す
図である。
【図7】NE−dlgを導入した細胞、導入しなかった
細胞、脳組織からの抽出液について、抗NE−dlg抗
体を用いたウェスタンブロットの結果を表す電気泳動写
真である。レーン1は、NE−dlg遺伝子を導入した
VA−13細胞を溶解液で溶解させ遠心分離した後の上
清をローディングした結果である。レーン2は、NE−
dlg遺伝子を導入したVA−13細胞を溶解液で溶解
させ遠心分離した後のペレットを再度溶解液に懸濁した
後、遠心分離し、その上清をローディングした結果であ
る。レーン3は、NE−dlg遺伝子を導入したVA−
13細胞を溶解液で溶解させ遠心分離した後のペレット
を再度溶解液に懸濁した後、遠心分離し、そのペレット
をローディングした結果である。レーン4は、NE−d
lg遺伝子を導入ていないVA−13細胞を溶解液で溶
解させ遠心分離した後の上清をローディングした結果で
ある。レーン5は、NE−dlg遺伝子を導入していな
いVA−13細胞を溶解液で溶解させ遠心分離した後の
ペレットを再度溶解液に懸濁した後、遠心分離し、その
上清をローディングした結果である。レーン6は、NE
−dlg遺伝子を導入していないVA−13細胞を溶解
液で溶解させ遠心分離した後のペレットを再度溶解液に
懸濁した後、遠心分離し、そのペレットをローディング
した結果である。レーン7は、脳組織を溶解液で溶解さ
せ遠心分離した後の上清をローディングした結果であ
る。レーン8は、脳組織を溶解液で溶解させ遠心分離し
た後のペレットを再度溶解液に懸濁した後、遠心分離
し、その上清をローディングした結果である。レーン9
は、脳組織を溶解液で溶解させ遠心分離した後のペレッ
トを再度溶解液に懸濁した後、遠心分離し、そのペレッ
トをローディングした結果である。
【図8】脳の組織を抗NE−dlg抗体で染色した結果
を表す顕微鏡写真である。
【図9】膵臓の組織を抗NE−dlg抗体で染色した結
果を表す顕微鏡写真である。
【図10】膵臓の組織を抗インシュリン抗体で染色した
結果を表す顕微鏡写真である。
【図11】膵臓の組織を抗NE−dlg抗体及び抗イン
シュリン抗体で染色した結果を表す顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C12P 21/02 C G01N 33/574 G01N 33/574 A // A61K 38/00 A61K 37/02 (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19)

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 神経内分泌組織で発現が見られるヒトd
    lgファミリー分子。
  2. 【請求項2】 脳、膵臓、気管支、前立腺及び甲状腺で
    発現が見られる請求項1に記載のヒトdlgファミリー
    分子。
  3. 【請求項3】 脳、膵臓、気管支、前立腺及び甲状腺で
    発現が見られかつ心臓、肺、肝臓及び腎臓で発現が見ら
    れない請求項2に記載のヒトdlgファミリー分子。
  4. 【請求項4】 膵臓での発現がランゲルハンス島での発
    現である請求項2又は3に記載のヒトdlgファミリー
    分子。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号5に記載のアミノ酸配
    列を有する請求項1〜4のいずれか一つに記載のヒトd
    lgファミリー分子。
  6. 【請求項6】 配列表の配列番号6に記載のアミノ酸配
    列を有する請求項1〜4のいずれか一つに記載のヒトd
    lgファミリー分子。
  7. 【請求項7】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
    列を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載のヒトd
    lgファミリー分子。
  8. 【請求項8】 配列表の配列番号3に記載のアミノ酸配
    列を有する請求項1、2、3、4又は6のいずれか一つ
    に記載のヒトdlgファミリー分子。
  9. 【請求項9】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
    列を有するdlgファミリー分子。
  10. 【請求項10】 配列表の配列番号3に記載のアミノ酸
    配列を有するdlgファミリー分子。
  11. 【請求項11】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸
    配列の1又は2以上のアミノ酸を置換、欠失又は付加さ
    せた請求項7又は9に記載のdlgファミリー分子。
  12. 【請求項12】 配列表の配列番号3に記載のアミノ酸
    配列の1又は2以上のアミノ酸を置換、欠失又は付加さ
    せた請求項8又は10に記載のdlgファミリー分子。
  13. 【請求項13】 配列表の配列番号5に記載のアミノ酸
    配列からなるポリペプチドに特異的な抗体により認識さ
    れる請求項1、2、3、4、5、7、9又は11のいず
    れか一つに記載のdlgファミリー分子。
  14. 【請求項14】 配列表の配列番号6に記載のアミノ酸
    配列からなるポリペプチドに特異的な抗体により認識さ
    れる請求項1、2、3、4、6、8、10又は12のい
    ずれか一つに記載のdlgファミリー分子。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    のdlgファミリー分子をコードするポリヌクレオチ
    ド。
  16. 【請求項16】 配列表の配列番号の2に記載の塩基配
    列からなるポリヌクレオチド。
  17. 【請求項17】 配列表の配列番号の4に記載の塩基配
    列からなるポリヌクレオチド。
  18. 【請求項18】 請求項15〜17のいずれか一つに記
    載のポリヌクレオチドのうちの、12塩基以上でありか
    つGC含有率が30〜70%である部分を含むポリヌク
    レオチド。
  19. 【請求項19】 請求項15〜17のいずれか一つに記
    載のポリヌクレオチドのうちの、16塩基以上でありか
    つGC含有率が30〜70%である部分を含むポリヌク
    レオチド。
  20. 【請求項20】 配列表の配列番号2又は4に記載の塩
    基配列からなるポリヌクレオチドに対応するRNA。
  21. 【請求項21】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    の分子に翻訳される塩基配列を有するRNA。
  22. 【請求項22】 請求項15〜21のいずれか一つに記
    載のポリヌクレオチド又はRNAを用いて、dlg遺伝
    子を検出するdlgの検出方法。
  23. 【請求項23】 請求項15〜17のいずれか一つに記
    載のポリヌクレオチドのうちの、塩基配列の長さが15
    塩基以上である部分のポリヌクレオチドのアンチセンス
    ポリヌクレオチド
  24. 【請求項24】 請求項15〜17のいずれか一つに記
    載のポリヌクレオチドのうちの、塩基配列の長さが15
    塩基〜30塩基である部分のポリヌクレオチドのアンチ
    センスポリヌクレオチド。
  25. 【請求項25】 請求項23又は24に記載のアンチセ
    ンスポリヌクレオチドの誘導体。
  26. 【請求項26】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    の分子を特異的に認識する抗体。
  27. 【請求項27】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸
    配列からなるポリペプチドを特異的に認識する抗体。
  28. 【請求項28】 エピトープが配列表の配列番号5に記
    載のアミノ酸配列である請求項27に記載の抗体。
  29. 【請求項29】 配列表の配列番号3に記載のアミノ酸
    配列からなるポリペプチドを特異的に認識する抗体。
  30. 【請求項30】 エピトープが配列表の配列番号6に記
    載のアミノ酸配列である請求項29に記載の抗体。
  31. 【請求項31】 請求項26〜30のいずれか一つに記
    載の抗体を用いて、dlg分子を検出する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001090327A3 (en) * 2000-05-19 2002-03-28 Millennium Pharm Inc 21910, a membrane-associated guanylate kinase and uses thereof

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