JPH11239483A - NE−dlgと結合する蛋白質 - Google Patents

NE−dlgと結合する蛋白質

Info

Publication number
JPH11239483A
JPH11239483A JP10043552A JP4355298A JPH11239483A JP H11239483 A JPH11239483 A JP H11239483A JP 10043552 A JP10043552 A JP 10043552A JP 4355298 A JP4355298 A JP 4355298A JP H11239483 A JPH11239483 A JP H11239483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leu
ser
val
glu
lys
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10043552A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kishimoto
利彦 岸本
Shinichiro Niwa
真一郎 丹羽
Hiroaki Kuwabara
博昭 桑原
Hideyuki Satani
秀行 佐谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP10043552A priority Critical patent/JPH11239483A/ja
Priority to PCT/JP1998/003740 priority patent/WO1999043702A1/ja
Priority to CA002322070A priority patent/CA2322070A1/en
Publication of JPH11239483A publication Critical patent/JPH11239483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 NE−dlgに結合する蛋白質を提供するこ
と、該蛋白質をコードするポリヌクレオチドを提供する
ことおよび該蛋白質を認識する抗体を提供すること。 【解決手段】 NE−dlgと結合しかつ既知の哺乳類
蛋白質とホモロジーを有さず分子量が51kDである蛋
白質ネダシンを提供する。ネダシンは、NE−dlgを
固定したカラムを使用して各組織の蛋白質粗分画をアフ
ィニティー精製することにより得ることができる。ま
た、ネダシンをコードするポリヌクレオチドを提供す
る。また、このポリヌクレオチドにより遺伝子工学的手
法で作製されたネダシンを提供する。また、ネダシンを
認識する抗体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NE−dlgと結
合する蛋白質(そのスプライシングアイソフォームを含
む)に関する。また、前記の蛋白質をコードするポリヌ
クレオチドに関する。また、前記の蛋白質またはポリヌ
クレオチドのホモログに関する。また、前記の蛋白質を
認識する抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】ショウジョウバエの癌抑制遺伝子である
dlg遺伝子は、その欠失により成虫盤新生の過増殖を
引き起こす遺伝子である。該dlg遺伝子とホモロジー
を持つ遺伝子群は、MAGUKファミリーと呼ばれ、細
胞接着部位や神経末端に局在し、特定の蛋白質を集積さ
せる機能を持つと考えられている。本発明者らは、ヒト
の遺伝子であってショウジョウバエのdlg遺伝子にホ
モロジーを有する遺伝子であるNE−dlg遺伝子を単
離し、さらに該NE−dlg遺伝子がコードするNE−
dlg蛋白質(以下、NE−dlgと略記することがあ
る。)がAPC癌抑制蛋白質のC末端領域と相互作用す
ることを明らかにして、該NE−dlg蛋白質が細胞の
増殖に対して負の制御をすることを示した(Oncog
ene,14,2425−2433)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記NE−
dlgに結合する蛋白質を提供すること、該蛋白質をコ
ードするポリヌクレオチドを提供すること、該蛋白質を
認識する抗体を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、NE−dlg
と結合しかつ既知の哺乳類蛋白質とホモロジーを有さず
分子量が51kDである蛋白質(ネダシンと名付けた)
を提供する。ネダシンは、NE−dlgを固定したカラ
ムを使用して各組織の蛋白質粗分画をアフィニティー精
製することにより得ることができる。
【0005】また、本発明は、配列表の配列番号1、
3、5または7のいずれかに記載のアミノ酸配列からな
る蛋白質を提供する。これらはヒトにおけるネダシン
(スプライシングアイソフォーマを含む)である。
【0006】また、本発明は、配列表の配列番号1に記
載のアミノ酸配列において一または複数のアミノ酸を置
換、欠失または付加してなるアミノ酸配列からなり、か
つNE−dllgと結合する蛋白質を提供する。これ
は、ヒトネダシンSの変異体である。
【0007】また、本発明は、前記のネダシン(変異体
を含む)をコードするポリヌクレオチドを提供する。
【0008】また、本発明は、前記ポリヌクレオチドの
塩基配列の相補塩基配列からなるアンチセンスポリヌク
レオチドをも提供する。
【0009】また、本出願において、ネダシンの作製方
法が開示される。具体的には、ネダシンcDNAを導入
した形質転換体にネダシンを作製させる方法が開示され
る。また、その作製方法により作製した組み換えネダシ
ンが開示される。
【0010】また、本発明は、前記ネダシンをコードす
るポリヌクレオチドまたはネダシン変異体をコードする
ポリヌクレオチドの塩基配列の相補塩基配列からなるア
ンチセンスポリヌクレオチドをも提供するものである。
アンチセンスポリヌクレオチドはポリヌクレオチドに含
まれるものであるが、本出願において、特にアンチセン
ス鎖の塩基配列からなるポリヌクレオチドであることを
明示する場合にアンチセンスポリヌクレオチドという。
アンチセンスポリヌクレオチドは、代表的なものとして
アンチセンスDNAとアンチセンスRNAがある。
【0011】また、本発明は、ネダシンもしくはネダシ
ン変異体をコードするポリヌクレオチドの全部または1
2塩基以上からなる一部であるポリヌクレオチドを提供
するものである。このポリヌクレオチドは、コード領域
の部分のものについては、それぞれネダシンまたはネダ
シン変異体の部分長蛋白質を作製するために使用可能で
ある。また、プローブとしても使用可能である。
【0012】また、本発明は、ネダシンまたはネダシン
変異体のアンチセンスポリヌクレオチドの全部または1
2塩基以上からなる一部であるアンチセンスポリヌクレ
オチドを提供するものである。このアンチセンスポリヌ
クレオチドは、それぞれネダシンまたはネダシン変異体
の生合成を阻害することが可能である。また、プローブ
としても使用可能である。
【0013】また、本発明は、前記のポリヌクレオチド
(アンチセンスポリヌクレオチドを含む)を化学修飾し
たポリヌクレオチドを提供するものである。
【0014】また、本出願は、DNAプローブを用いた
ノーザンブロットハイブリダイゼーション法による解析
により、各組織からネダシンのmRNAを検出できるこ
とおよび天然にネダシンのmRNAが発現していること
を開示するものである。
【0015】また、本発明は、ネダシン遺伝子のホモロ
グ遺伝子がコードするネダシンのホモログ蛋白質を提供
するものである。なお、本出願において、由来する動物
名を示さない場合は、各脊椎動物におけるネダシンを集
合的に指す。前記のネダシンは、ネダシン遺伝子を導入
した形質転換体に作製させることが可能である。
【0016】本発明は、ヒトネダシンをコードするポリ
ヌクレオチドまたは12塩基以上からなるその一部(コ
ード領域の部分)をプローブとして用いて、他の脊椎動
物、好ましくは哺乳類動物のcDNAライブラリーから
もネダシンcDNAを取得する方法およびその方法によ
り得られたネダシンcDNAをも含むものである。
【0017】また、本発明は、前記ネダシンcDNAが
コードするヒトネダシンのホモログであるネダシン蛋白
質を提供する。
【0018】また、本発明は、前記ネダシンおよびネダ
シンの変異体を認識する抗体を提供する。本出願におい
て、ネダシンの抗原性、すなわち、ネダシンから抗体を
作製することが可能であることが開示される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。 (ネダシンの精製)本発明に係るネダシンは、ヒトだけ
ではなく、各種動物の組織由来細胞から抽出した蛋白質
粗分画をNE−dlgと結合させて、さらに、透析、硫
安沈殿またはゲル濾過カラム、イオン交換カラムもしく
はハイドロキシアパタイトを吸着体としたクロマトグラ
フィー、またはグリセロール密度勾配遠心法等の操作で
単一に精製することが可能である。また、各種クロマト
グラフィーを組み合わせることにより、ネダシンの精製
は可能である。精製したネダシン画分はNE−dlgと
結合する。精製したネダシンを含む画分を、SDS−ポ
リアクリルアミド電気泳動法(SDS−PAGE、An
tibodies A Laboratory Man
ual,p636−640)や、O’Farrell等
による2次元電気泳動により分離した後、ゲルをクマシ
ー染色すると、分子量約51kDのバンドが観察され
る。
【0020】(ネダシンの単離)前記SDS−PAGE
や2次元電気泳動によるバンドからネダシンを単離する
には、分子量約51kDaのバンドから蛋白質を抽出す
ることにより可能である。すなわち電気泳動法より分離
同定されたネダシンをポリビニリデンジフルオライド
(PVDF)等にトランスファーすることが可能であ
る。
【0021】(プローブの作成)前記の処理後のネダシ
ンを、リジルエンドペプチダーゼなどによる各種酵素処
理によりポリペプチドフラグメントの混合物とし、得ら
れたペプチドフラグメントの混合物を高速液体クロマト
グラフィーで分離する。前記得られたポリペプチドフラ
グメントのいくつかのフラグメントのアミノ酸配列を自
動アミノ酸シークエンサー等を用いて決定することが可
能である。前記の解析によって得られたアミノ酸配列を
コードするポリペプチドフラグメントのうち縮重頻度の
低いものを選択し、これに対応する相補的ポリヌクレオ
チドを、合成して作成することにより可能である。この
合成ポリヌクレオチドを、ネダシンをコードするポリヌ
クレオチドの検索のためのプローブとして使用できる。
また、複数のアミノ酸配列が得られた場合は、対応する
相補的ポリヌクレオチドを組み合わせて、cDNAを鋳
型にして、PCR法により、より長い断片のDNAプロ
ーブを得ることが可能である。以上のようにして、ネダ
シンをコードするポリヌクレオチドをスクリーニングす
るためのポリヌクレオチドプローブが得られる。
【0022】(cDNAライブラリーの作製およびスク
リーニング)本発明のネダシンをコードするポリヌクレ
オチドをスクリーニングするためのcDNAライブラリ
ーの作製には、一般的な方法を使用可能であり例えば次
のステップにより可能である。すなわち、(i)細胞か
らメッセンジャーRNA(mRNA)を分離し、(i
i)該mRNAから、一本鎖の相補鎖ポリヌクレオチド
(cDNA)を、次いで2重鎖ポリヌクレオチドを合成
し、(iii)二本鎖ポリヌクレオチドをプラスミドま
たはファージに組み込み、(iv)得られた組換えプラ
スミドまたはファージにより適当な宿主細胞を形質転換
し、(v)得られた形質転換体を培養後、形質転換体か
ら、適当な方法、例えばコロニーハイブリダイゼーショ
ンまたはプラークハイブリダイゼーションにより、目的
とするポリヌクレオチドを含有するプラスミドまたはフ
ァージを単離し、(vi)そのプラスミドまたはファー
ジから目的とするポリヌクレオチドを切り出し、(vi
i)切り出したポリヌクレオチド(クローン化ポリヌク
レオチド)を適当なプラスミドにサブクローニングす
る、というステップである。
【0023】各ステップについてさらに詳しく説明す
る。 ステップ(i):ネダシンのポリペプチドをコードする
mRNAは、種々の動物の組織、器官、産生細胞から、
より具体的には、脳、胎盤、肝臓、腎臓などから得るこ
とができる。また前記細胞から全RNAを調製する方法
としては、グアニジウム/セシウムクロライド法(Gu
anidiumu/Cesiumu Chloride
method,Molecular Cloning
Second Edition,Cold Spri
ng Harbor Laboratory Pres
s,p7.19−7.23,1989)やグアニジウム
チオシアネート法(Analytical Bioch
emistry,162,p156−159,198
7)等が一般に用いられる。前記操作により得られる全
RNAからのmRNAの分離、精製は例えば、オリゴd
T−セルロース(コラボレイティブ リサーチ社(Co
llaborative Research社))やオ
リゴテックス−dT30(タカラ社)等を用いて吸着カ
ラム法またはバッチ法により実施できる。
【0024】ステップ(ii):このようにして得られ
たmRNAを鋳型として逆転写酵素を用いて、例えばオ
カヤマ−バーグ法(Okayama,H.and Be
rg,P.,Molecular and Cellu
lar Biology,3,p280,1983)や
グブラーとホフマンの方法(Gubler,V.and
Hoffman,B.J.,Gene,25,p26
3−269,1983)等に従いcDNAを合成する。
【0025】ステップ(iii):得られたcDNAを
プラスミドやファージに組み込み、cDNAのライブラ
リーを調製する。cDNAを組み込むプラスミドベクタ
ーとしては、例えば、PBR322(Gene,2,9
5,1977)、PBR325(Gene,4,12
1,1978)、PUC12もしくはPUC13(Ge
ne,19,259,1982)、PUC18もしくは
PUC19(Gene,33,103,1985)、P
UC118もしくはPUC119(Methods i
n Enzymology,153,3,1987)、
Bluescript II(Nucleic Aci
ds.Res.,17,9494,1989)などが挙
げられるが、その他のものであっても、宿主内で複製保
持されるものであれば、いずれも用いることができる。
【0026】また、cDNAを組み込むファージベクタ
ーとしては、例えば、λgt10(Huynh,T.
V.,Young,R.A.and Davis,R.
W.,DNA cloning,A Practica
l Approach,IRLPress,Oxfor
d,1,49,1985)、λgt11(Proc.N
atl.Acad.Sci.,U.S.A.,80,1
194,1983)またはλZAPII(Nuclei
c Acids.Res.,17,9494,198
9)などが使用可能であるが、その他のベクターであっ
ても、適当な宿主内で増殖できるものであれば良い。
【0027】プラスミドにcDNAを組み込む方法とし
ては、例えば、サンブルーク(Sambrook,
J.)らの方法(前掲のMolecular Clon
ingSecond Edt.,p1.53−1.7
3,1989)などが挙げられる。また、ファージベク
ターにcDNAを組み込む方法としては、例えば、Hy
unh,T.V.等の方法(前掲のDNA cloni
ng)などが使用可能である。
【0028】ステップ(iv):前記の方法により得ら
れたプラスミドやファージベクターは、これを適当な宿
主たとえば、エシェリヒアコリ(Escherichi
aColi)、バチルススブチリス(Bacillus
subtilis)、サッカロミセスセレビシアエ
(Saccharomyces cerevisia
e)等に導入して、これを形質転換できる。プラスミド
ベクターで宿主を形質転換する方法としては、例えば、
モレキュラークローニング(前掲のMolecular
Cloning、1.74−1.84ページ)記載の
エレクトロポーレーション法あるいはカルシウムクロラ
イド法などが挙げられる。また、ファージベクターに
は、例えば、増殖させた大腸菌にインビトロパッケージ
ング法を用いて導入することができる。
【0029】ステップ(v):前記方法によるcDNA
から目的のネダシンのcDNAを選択するには、例えば
ラベル化したプローブを用いたコロニーハイブリダイゼ
ーション法または、プラークハイブリダイゼーション法
(前掲のMolecularCloning Seco
nd Edit.,1.85−1.104ページまたは
2.112−2.120ページ)などが使用可能であ
る。前記のハイブリダイゼーションにおけるプローブと
して用いるポリヌクレオチドとしては、ネダシンとハイ
ブリダイズするポリヌクレオチドであれば、何でもよ
く、例えばネダシンのアミノ酸配列に基づいて化学合成
したポリヌクレオチドが使用可能である。以上のように
して、ネダシンをコードするポリヌクレオチドが調製可
能となる。
【0030】(塩基配列の決定)前記に従い得られたc
DNAの塩基配列の決定は、例えば、マキサム−ギルバ
ート(Maxiam−Gilbert)法(Metho
ds in Enzymology,65,499−5
60,1980)、ジデオキシ法(Messing,
J.et al.,Nucleic Acids Re
search,9,309,1981)、蛍光色素を用
いたTaqサイクルシークエンシング法(Biotec
hniques,7,494−499,1989)によ
り可能である。
【0031】(ヒトネダシン)決定されたヒトのネダシ
ンには4つのスプライシングアイソフォームがある。C
末端がSSV構造のネダシンSはNE−dlgとの結合
性を有している。ネダシンSをコードするcDNAの塩
基配列は、配列表の配列番号2に記載したように、20
40残基からなり、オープンリーディングフレームは8
6番目のAから1450番目のAまでの1365塩基で
あり、454アミノ酸をコードする。NE−dlgと結
合することを構造の点から述べると、C末端がSSV構
造となっているということである。ネダシンV1をコー
ドするcDNAの塩基配列は、配列表の配列番号4に記
載したように、1926残基からなり、オープンリーデ
ィングフレームは1番目のAから1416番目のAまで
の1416塩基であり、471アミノ酸をコードする。
ネダシンV2をコードするcDNAの塩基配列は、配列
表の配列番号6に記載したように、1518残基からな
るオープンリーディングフレームを有していて、505
アミノ酸をコードする。ネダシンV3をコードするcD
NAの塩基配列は、配列表の配列番号8に記載したよう
に、1383残基からなるオープンリーディングフレー
ムを有していて、460アミノ酸をコードする。
【0032】本発明に係る前記cDNAは、前記配列の
オープンリーディングフレームの5’末端にATGが結
合していない塩基配列からなるcDNAを含む。また、
cDNAに限らず、配列表の配列番号2、4、6または
8に記載の塩基配列を一次構造とするDNAおよび該塩
基配列に対応する塩基配列からなるRNAも、本発明の
ヒトネダシンをコードするポリヌクレオチドに含まれ
る。本発明のポリヌクレオチドは、ヒトネダシンのシグ
ナルペプチドの部分または全部をコードする5’−フラ
ンキングポリヌクレオチドを含むDNAも含む。さら
に、遺伝暗号の縮重に従い、ポリヌクレオチドから生産
されるポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなくそ
のポリヌクレオチドの塩基配列の少なくとも一つの塩基
を他の種類の塩基に置換することができる。従って、本
発明のポリヌクレオチドはまた、遺伝暗号の縮重に基づ
く置換によって、その塩基配列がコードするアミノ酸配
列が配列表の配列番号1、3、5または7に記載のアミ
ノ酸配列であるもの全てを含む。
【0033】本発明のヒトネダシンSのアミノ酸配列
は、配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配列である。
該アミノ酸配列からなる蛋白質の計算上の分子量は、5
1.0kDであり、等電点は、5.35である。本発明
のヒトネダシンV1のアミノ酸配列は、配列表の配列番
号3に記載のアミノ酸配列である。該アミノ酸配列から
なる蛋白質の計算上の分子量は、52.8kDであり、
等電点は、5.48である。本発明のヒトネダシンV2
のアミノ酸配列は、配列表の配列番号3に記載のアミノ
酸配列である。該アミノ酸配列からなる蛋白質の計算上
の分子量は、56.8kDであり、等電点は、5.36
である。本発明のヒトネダシンV1のアミノ酸配列は、
配列表の配列番号3に記載のアミノ酸配列である。該ア
ミノ酸配列からなる蛋白質の計算上の分子量は、52.
1kDであり、等電点は、5.90である。
【0034】本発明に係るヒトネダシンは、前記のアミ
ノ酸配列のN末端にメチオニンが結合していないポリペ
プチドを含む。また、前記アミノ酸配列のN末端にヒト
ネダシンのためのシグナルペプチドの一部分もしくは全
部が結合または欠損した中間体も含む。
【0035】また、自然の変異により、または人工の変
異によりポリペプチドの主たる活性に変化を与えること
なく、蛋白質をコードするDNAの構造の一部を変化さ
せることが可能である。人工の変異としては、例えばポ
イントミューテーションの技術がある。この技術を利用
して、目的とする蛋白質をコードするDNAの構造を変
化させたDNA変異体を作製し、該DNA変異体を適当
な宿主に導入して形質転換体を作製し、該形質転換体に
目的とする蛋白質の変異体を作製させることができる。
この技術を利用して、本発明のネダシンについてもその
構造を変化させた変態を作製することができる。したが
って、本発明は、ネダシンSの変異体については、その
アミノ酸配列のC末端のSSV構造が保存されながら変
化させられており、かつNE−dlgと結合する蛋白質
をを含み、そのスプライシングアイソフォームであるネ
ダシンV1、ネダシンV2またはネダシンV3のそれぞ
れの変異体も含む。
【0036】また、本発明は、ネダシン変異体をコード
する塩基配列からなるポリヌクレオチドを含有する。ネ
ダシンをコードするcDNAおよびゲノムDNAは、目
的により、そのままあるいは制限酵素で切断して使用す
ることが可能である。
【0037】(アンチセンスポリヌクレオチド)また、
本発明は、前記塩基配列の相補塩基配列からなるアンチ
センスポリヌクレオチドをも含むものである。本発明の
アンチセンスポリヌクレオチドは、ヒトネダシンの生合
成を阻害するのに使用可能であり、またプローブとして
も使用可能である。
【0038】一般に、アンチセンスポリヌクレオチドは
ポリヌクレオチドに含まれる。本出願においても、アン
チセンスポリヌクレオチドはポリヌクレオチドに含まれ
るものとして説明するが、特に、アンチセンス鎖のポリ
ヌクレオチドであるものを明確に指す場合に、アンチセ
ンスポリヌクレオチドという。ポリペプチドの生合成を
阻害するためのアンチセンスポリヌクレオチドは、15
塩基以上からなることが好ましい。一方、あまりに長い
アンチセンスポリヌクレオチドは、細胞内に取り込まれ
るには不適である。一般に、細胞内にアンチセンスポリ
ヌクレオチドを取り込ませ、目的とする蛋白質の生合成
を阻害させる場合、12塩基以上30塩基以下、好まし
くは15塩基以上25塩基以下、より好ましくは18塩
基以上22塩基以下の塩基からなるアンチセンスポリヌ
クレオチドを用いるのがよい。本発明のヒトネダシンに
対するアンチセンスポリヌクレチドにおいても、12塩
基以上30塩基以下、好ましくは15塩基以上25塩基
以下、より好ましくは18塩基以上22塩基以下の塩基
からなるアンチセンスポリヌクレオチドを用いるのがよ
い。
【0039】本発明のアンチセンスポリヌクレオチド
は、塩基、リン酸、糖からなるヌクレオチドが複数結合
したものが、天然には存在しないものを含めて全て含ま
れる。代表的なものは、アンチセンスDNAとアンチセ
ンスRNAである。
【0040】本発明のアンチセンスポリヌクレオチドに
ついて、公知のアンチセンス技術を用いて、目的とする
DNAやmRNAとの結合力、組織選択制、細胞透過
性、ヌクレアーゼ耐性、または細胞内安定性の高い様々
なアンチセンスポリヌクレオチド誘導体が得られる。現
在一般的に知られている誘導体は、ヌクレアーゼ耐性、
組織選択性、細胞透過性、結合力の少なくとも一が高め
られた誘導体であることが好ましい。特に好ましくは、
フォスフォロチオエート結合を骨格構造として有する誘
導体である。本発明のポリヌクレオチドおよびその誘導
体についても、これらの機能または構造を有する誘導体
が含まれる。
【0041】ハイブリダイズのし易さの点では、一般的
には、ステムループを形成している領域の塩基配列に相
補的な塩基配列を持つアンチセンスポリヌクレオチドま
たはその誘導体を設計するとよいとされている。本発明
のアンチセンスポリヌクレオチドおよびその誘導体は、
必要に応じ、ステムループを形成することが可能であ
る。
【0042】また、翻訳開始コドン付近、リボソーム結
合部位、キャッピング部位、スプライス部位の配列に相
補的な配列を有するようなアンチセンスポリヌクレオチ
ドは、一般に高い発現抑制効果が期待できる。したがっ
て、本発明のアンチセンスポリヌクレオチドまたはその
誘導体であって、ネダシンをコードするDNAまたはm
RNAの翻訳開始コドン付近、リボソーム結合部位、キ
ャッピング部位、スプライス部位の相補的な配列を含む
ものは、高い発現抑制効果が期待される。
【0043】天然型のアンチセンスポリヌクレオチドで
あれば、化学合成機を使用して合成したり、ヒトネダシ
ンをコードする遺伝子を鋳型とするPCR法により本発
明のアンチセンスポリヌクレオチドを作製することがで
きる。また、メチルフォスフォネート型やフォスフォロ
チオエート型等、誘導体の中には、化学合成できるもの
もある。この場合には、化学合成機に添付されている説
明書にしたがって操作を行い、得られた合成産物を逆相
クロマトグラフィー等を用いたHPLC法により精製す
ることによっても、目的のアンチセンスポリヌクレオチ
ドまたはその誘導体を得ることができる。
【0044】(ポリヌクレオチドプローブ)本発明のネ
ダシンをコードするポリヌクレオチドもしくはその一部
(連続する9以上の塩基からなるポリヌクレオチド)、
または該ポリヌクレオチドのアンチセンス鎖のアンチセ
ンスポリヌクレオチドもしくはその誘導体(連続する9
以上の塩基からなるアンチセンスポリヌクレオチドもし
くはその誘導体)は、cDNAライブラリー等からネダ
シン遺伝子をスクリーニングするためのプローブとして
使用可能である。このときGC含有率が30ないし70
%のものが好適に使用可能である。また、連続する12
以上の塩基からなるポリヌクレオチドがより好ましく、
15塩基以上であればさらに好ましい。プローブとして
用いる該ポリヌクレオチドは誘導体であってもよい。通
常、前記の塩基数以上の配列は特異性のある配列である
と認識されている。該プローブを用いたスクリーニング
において使用するcDNAライブラリーとしては、mR
NAから作製されたものが好ましく使用できる。これら
のcDNAライブラリーからランダムサンプリングによ
り選択された一群のcDNAを検索の試料とすることが
できる。例えば、配列表の配列番号2に記載の塩基配列
のうちの連続する9以上の塩基からなるDNAまたは該
DNAにハイブリダイズするポリヌクレオチド(アンチ
センスポリヌクレオチド)は、cDNAライブラリー等
からネダシン遺伝子をスクリーニングするためのプロー
ブとして使用可能である。また、本発明のネダシンをコ
ードするポリヌクレオチドもしくはその一部をプローブ
として、各組織由来のmRNAについてノザンブロット
ハイブリダイゼーション解析を行うことにより、ネダシ
ンを遺伝子由来のmRNAが発現している組織を見出す
ことが可能である。
【0045】(化学修飾されたポリヌクレオチド)DN
A又はRNAをを化学合成するときに、側鎖をメチル化
すること、あるいはビオチン化すること、またはリン酸
基部分のO(酸素)をS(硫黄)に置換すること等の化
学的に修飾することはよく知られている。また、cDN
Aライブラリーから取得されたcDNAであっても放射
性同位体で標識することも可能である。したがって、本
発明のDNA及びRNAは、前記の化学修飾されたDN
A、RNAまたはアンチセンスポリヌクレオチドをその
範囲に含むものである。ここでいう化学修飾されたDN
AまたはRNAは、蛋白質をコードする機能またはプロ
ーブとしての機能をいずれも発揮可能なものであり、化
学修飾されたアンチセンスポリヌクレオチドは、プロー
ブまたは蛋白質の生合成を阻害する機能またはプローブ
としての機能をいずれも発揮可能なものである。
【0046】(組換ネダシンの作製)また、本発明は、
前記のネダシン遺伝子を導入した形質転換体によって作
製された組換ネダシンを含むものである。また本発明の
開示によりネダシンのアミノ酸配列のうち一または複数
のアミノ酸を置換、欠失または付加したネダシン変異体
の作製が可能となる。形質転換に用いるベクターや宿主
は前記cDNAライブラリーの作製およびスクリーニン
グの項で説明したものが使用可能である。また、ネダシ
ンまたはネダシン変異体の精製方法は、前記ネダシンの
精製の項で説明した方法が使用可能である。また、製造
段階において、製造するネダシンまたはネダシン変異体
は、他のポリペプチドとの融合ペプチドとして形質転換
体に作製させてもよい。この場合は、精製工程におい
て、ブロムシアン等の化学物質やプロテアーゼ等の酵素
で処理して、ネダシンまたはネダシン変異体を切り出す
操作が必要になる。
【0047】(ネダシンを認識する抗体)さらに本発明
において得られたネダシンに対するポリクロナールまた
はモノクロナール抗体を作成することが可能である。本
発明は、ネダシンの抗原性について、実施例7に例示す
るように、本発明のネダシンの一部分であるペプチドを
ヒト以外の動物に免疫することでネダシンを認識する抗
体が得られるものであることを明らかにするものであ
る。また、全長のネダシンを免疫してもネダシンを認識
する抗体が得られる。したがって、本発明のネダシンを
認識する抗体(以降、ヒトネダシン抗体ということがあ
る)は、ネダシンをヒト以外の動物に免疫感作すること
により得られる抗体であって、該抗体が本発明のネダシ
ンを認識することがウェスタンブロット法、ELISA
法や免疫染色法(例えばFACSでの測定)等により確
認される抗体をその範囲内に含む。
【0048】また、免疫原として、該蛋白質の一部をウ
シ血清アルブミンなどの他のキャリア蛋白質に結合させ
たものを用いることは、よく用いられる方法である。該
蛋白質の一部は、例えばペプチド合成機を用いて合成し
てもよい。なお、蛋白質の一部としては、8アミノ酸残
基以上であることが好ましい。抗原性が明らかとなった
物質については、免疫感作によってポリクローナル抗体
が得られるならば、該免疫した動物のリンパ球を用いた
ハイブリドーマによりモノクローナル抗体が産生される
ことはよく知られている(前掲のAntibodies
A Laboratory Manual 第6
章)。したがって本発明のネダシン抗体はモノクローナ
ル抗体もその範囲内に含むものである。
【0049】本発明においては、抗体は活性フラグメン
トをも包含するものである。活性フラグメントとは、抗
原抗体反応活性を有する抗体のフラグメントを意味し、
具体的には、F(ab′)2 、Fab′、Fab、Fv
などを挙げることができる。例えば、本発明の抗体をペ
プシンで分解するとF(ab’)2 が得られ、パパイン
で分解するとFabが得られる。F(ab’)2 を2−
メルカプトエタノールなどの試薬で還元して、モノヨー
ド酢酸でアルキル化するとFab’が得られる。Fvは
重鎖可変領域と軽鎖可変領域とをリンカーで結合させた
一価の抗体活性フラグメントである。これらの活性フラ
グメントを保持し、その他の部分を他の動物のフラグメ
ントに置換することでキメラ抗体が得られる。
【0050】得られた抗体を用いた免疫的測定法によ
り、各種細胞中の該サブユニットの変化を定量的に測定
する手段が与えられる。抗体を用いる方法としては具体
的には、標識されたネダシン抗体を用いてネダシンを検
出する方法、ネダシン抗体および該抗体の標識二次抗体
を用いてネダシンを検出する方法が挙げられる。標識と
しては、例えば放射性同位元素(RI)、酵素、アビジ
ン又はビオチン、もしくは蛍光物質(FITCやローダ
ミン等)が利用される。酵素反応を利用する方法として
は、例えば、ELISA法、免疫凝集法、ウェスタンブ
ロット法、フローサイトメトリーを用いた免疫反応分子
の同定方法又はそれらに類似する方法が挙げられる。
【0051】
【実施例】以下に実施例を示し、さらに詳細に本発明を
説明する。 <実施例1> NE−dlg結合性蛋白質の単離 1.GST−NE−dlgカラムの作製 GST遺伝子を組み込んだベクターpGEX−2TH
(ファルマシア社製)のBamHIとHindIII間
に、配列表の配列番号10記載の塩基配列からなるNE
−dlg遺伝子の420番目のGから1937番目のA
までの塩基配列部分を挿入し、該ベクターを大腸菌DH
5αに導入して形質転換体を作製した。該形質転換体に
NE−dlg蛋白質(配列表の配列番号9に記載のアミ
ノ酸配列からなる蛋白質)の63番目のAlaから56
8番目のGluまでのアミノ酸配列からなるPDZ1領
域からSH3領域までの部分のN末端にGSTを結合さ
せたGST−NE−dlg融合蛋白質を作製させた。な
お、NE−dlgの各領域の位置関係は図2に示す。該
GST−NE−dlg融合蛋白質をグルタチオンアガロ
ースビーズに固定した後、該ビーズをカラムに詰めて、
アフィニティーカラムを作製した。
【0052】2.アフィニティー精製 ウシの脳細胞から蛋白質を抽出し、抽出された粗分画4
℃でを前記アフィニティーカラムにアプライし、通過さ
せた。
【0053】反応後、カラム中のビーズに結合した蛋白
質を溶出緩衝液(0.5M NaCl、30mM Tr
is−HCl pH7.5、1mM EDTA、5mM
MgCl2 、1mM DTT)pH7.5で洗い出
し、ラエムリのサンプル緩衝液中で加熱し、100℃に
5分間おいた。
【0054】得られたサンプルをSDS−PAGEに展
開して電気泳動した。ゲルをそのまま銀染色した結果、
分子量が51kDの蛋白質が単離された。結果を図3に
示す。1のレーンはGSTのみを電気泳動したレーンで
あり、2のレーンはGST−NE−dlg融合蛋白質を
電気泳動したレーンである。
【0055】3.NE−dlgのデリーション変異体と
の結合性の確認 前記1.と同様にして、以下の4種類のNE−dlgの
部分蛋白質および全長蛋白質をGSTと結合させた融合
蛋白質を作製し、それぞれの蛋白質をビーズを詰めたア
フィニティーカラムを作製した。 1:NE−dlgのSH3領域部分(配列表の配列番号
9に記載のアミノ酸配列の503番目のSerから56
8番目のGluまでのアミノ酸配列)を含む蛋白質。 2:全長NE−dlg。 3:NE−dlgのGUK領域(配列表の配列番号9に
記載のアミノ酸配列の628番目のArgから803番
目のAspまでのアミノ酸配列)の欠失した蛋白質。 4:NE−dlgのN末端およびGUK領域を欠失させ
た蛋白質。 前記1ないし4のNE−dlgの部分または全長の関係
を図4の(B)に示す。
【0056】これらのカラムに前記2.と同様にウシの
脳細胞から抽出した蛋白質粗分画をアプライし、前記
3.と同様にビーズに固定した融合蛋白質と結合した蛋
白質を電気泳動した。この結果を図4(A)に示す。図
4(A)中矢印で示したのが51kDの蛋白質のバンド
である。これより、前記の51kDの蛋白質は、SH3
領域には結合せず、N末端を欠失したNE−dlgおよ
びGUK領域を欠失したNE−dlgとは結合すること
が分かった。したがって、前記51kDの蛋白質は、N
E−dlgとは、そのPDZ領域と結合することが分か
った。
【0057】<実施例2>NE−dlg結合性蛋白質の
アミノ酸配列およびそれをコードする遺伝子の塩基配列
の決定 1.部分アミノ酸シークエンス 前記実施例1の2.でアフィニティー精製した51kD
の蛋白質について電気泳動が終わったゲルを、イモビロ
ン−PVDFメンブラン(ミリポア社製)にセミドライ
エレクトロブロティング装置ザルトブロットII−S
(ザルトリウス社製)を用いてトランスファーした。蛋
白質をブロットした膜フィルターは、蒸留水で洗浄した
後、ポンソーS(Ponceau S)染色液(0.1
%ポンソーS、1%酢酸溶液)で染色後、蒸留水に浸
し、振盪してバックグラウンドを脱色した。
【0058】このメンブラン上の51kDの位置のスポ
ットを切り出し、in situでLys−Cプロテア
ーゼ(ベーリンガーマンハイム社製)により酵素処理し
た。生成したペプチドはHPLC(パーキンエルマー社
製)によって分離精製した(流速500μl/min、
0.1%TFAを溶媒とし0−75%のアセトニトリル
によるグラジエント、(μボンドスフィアC8孔径30
0オングストローム(日本エイドー社製)RP300カ
ラム(2.1×100mm))。得られた51kDの蛋
白質の断片のポリペプチドフラグメントのいくつかをペ
プチドシークエンサー(パーキンエルマー社製プロテイ
ンシークエンサー497型分析装置)により解析を行っ
た。以上のアミノ酸解析によりペプチドフラグメントと
して以下のアミノ酸配列を決定した。
【0059】ペプチドフラグメント1:Val Phe
Leu Glu Glu AlaSer Gln G
ln Glu Lys(配列表の配列番号1に記載のア
ミノ酸配列の43番目から53番目までの配列) ペプチドフラグメント2:Glu Trp Cys P
he Lys(配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
列の47番目から51番目までの配列) ペプチドフラグメント3:Thr Arg Asp L
eu His IleGln Ser His(配列表
の配列番号1に記載のアミノ酸配列の232番目から2
40番目までの配列) ペプチドフラグメント4:Asn Leu Tyr P
ro Ser TyrLys(配列表の配列番号1に記
載のアミノ酸配列の253番目から259番目までの配
列) ペプチドフラグメント5:Glu Phe Asp A
la Ile LeuIle Asn Pro Lys
(配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配列の394番
目から403番目までの配列) ペプチドフラグメント6:Gln Val Val P
ro Phe Ser(配列表の配列番号1に記載のア
ミノ酸配列の446番目から451番目までの配列)
【0060】2.部分遺伝子の塩基配列のシークエンス (1)PCR 前記ペプチドフラグメントの配列をもとにインターネッ
トのESTデータベース(mRNAの断片の配列を登録
してあるデータベース、http://www.ncb
i.nlm.nih.gov./dbEST)検索を行
ったところ、登録番号H14396の配列および登録番
号R39820の配列が選別された。この塩基配列をも
とにPCRプライマーを作製した。PCRの鋳型にはヒ
ト胎児脳cDNAライブラリー(クローンテック社製)
を用いた。センスプライマーとして、P1プライマー:
5’−ATGCCTGGGCTGGTTGATACAC
AC−3’(配列表の配列番号11に記載の塩基配
列)、アンチセンスプライマ−としてP2プライマー:
5’−CATCACTGTCTTATTTGTCAAA
AG−3’(配列表の配列番号12に記載の塩基配列)
を設計し、DNA合成機(ABI社製、モデル392)
にて合成した。合成したプライマーは、蒸留水で10p
mol/μlに調製した(以降のプライマーの合成も同
様に行った。)。これらのプライマーを用いて、PCR
を行った時に、609bpのcDNAフラグメントが得
られた。このフラグメントを、以降、フラグメントAと
いう。
【0061】(2)形質転換体の作製 上記で得たフラグメントAをミニゲル電気泳動(0.7
5%アガロースゲル)させて、該DNAのバンド(60
9bp)をゲルから切り出した。透析膜でcDNAを回
収して、ミニゲル電気泳動でバンドをチェックした。c
DNAを1μl取り、99μlのTEにて希釈した。2
60nmでの吸光度(A260)を測定し、DNA濃度
を計算した(A260が1.0のときのDNA濃度を5
0μl/mlとした。)。DNA濃度が1μg/μlに
なるようにTEでDNAを希釈した。
【0062】(3)塩基配列の決定 フラグメントAをP1センスプライマーおよびP2アン
チセンスプライマーを用いてダイレクトシークエンスを
行った。ダイターミネーター法により、オートシークエ
ンサー(ABIモデル373A)を用いて、DNAシー
クエンスを行い、フラグメントAのcDNAの塩基配列
を決定した。
【0063】3.プライマーの合成 ヒトcDNAライブラリーから、さらにDNAフラグメ
ントを取得するために以下のプライマーを合成した。P
1プライマー より3’側にP3プラマー:5’−TG
ATTTGCACATTCAGAGCCATAT−3’
(配列表の配列番号13に記載の塩基配列)、P2プラ
イマーより5’側にP4プライマー:5’−AGGTC
TATGCTACTTCCAGCAAAG−3’(配列
表の配列番号14に記載の塩基配列)を設計し、DNA
合成機(ABI社製、モデル392)にて合成した。合
成したプライマーは、蒸留水で10pmol/μlに調
製した。
【0064】4.PCR cDNAライブラリーには、ヒト胎児脳のcDNAライ
ブラリー(クローンテック社製)を用い、cDNAライ
ブラリーのリンカーに設定されているAP−1プライマ
ー:5’−CCATCCTAATACGACTCACT
ATAGGGC−3’(配列表の配列番号15に記載の
塩基配列)、P1、P2、P3およびP4プライマーを
用いてツーステップPCRを行った。
【0065】(1)3’側クローニング P1プライマーを用いてPCRで3’側の一本差DNA
を伸長した。 cDNA 1.0μl dNTPmix(各2.5mM) 1.2μl P1プライマー 1.0μl 3.3×PCR緩衝液 4.5μl 25mM Mg(OAc)2 0.6μl 蒸留水 6.4μl 合計 14.7μl 上記組成の液にミネラルオイル10μlを重層し、95
℃で5分間放置した後、XLポリメラーゼ0.3μl
(登録商標、パーキンエルマー社製)を加え、「96℃
で30秒間、60℃で30秒間、続いて72℃で2分
間」のサイクルを40回繰り返し反応させた。最後に7
2℃で7分間断片の伸長反応を行いPCRを完了した。
【0066】反応後、PCR産物を鋳型にして3’側の
クローニングを行い二本鎖DNAを合成した。 PCR産物 0.5μl dNTPmix(各2.5mM) 1.2μl P3プライマー 1.0μl AP−1プライマー 1.0μl 3.3×PCR緩衝液 4.5μl 25mM Mg(OAc)2 0.6μl 蒸留水 5.9μl 合計 14.7μl 上記組成の液にミネラルオイル10μlを重層し、95
℃で5分間放置した後、XLポリメラーゼ0.3μl
(登録商標、パーキンエルマー社製)を加え、「96℃
で30秒間、60℃で30秒間、続いて72℃で2分
間」のサイクルを40回繰り返し反応させた。最後に7
2℃で7分間断片の伸長反応を行いPCRを完了した。
反応後、PCR産物についてミニゲル電気泳動を1.5
%アガロースゲルで行った。約1.2kbのDNA断片
をコードする断片を切り出しPCR産物を回収した。さ
らに、前記回収物の一部について前記ミニゲル電気泳動
を再度行い、約1.2kbにバンドが現れることを確認
した。以下、このDNA断片を、以降、フラグメントB
という。
【0067】(2)DNAシークエンス 前記で得たフラグメントBを1μlを取り、99μlの
TEにて希釈した。260nmでの吸光度(A260)
を測定し、DNA値を計算した(A260の値1.0を
50μg/mlとして算出した)。A260値よりDN
Aが1μg/mlとなるようにサンプルを調製した。P
3プライマーおよびAP−1プライマーの3’側に設定
されているAP−2プライマー:5’−ACTCACT
ATAGGGCTCGAGCGGC−3’(配列表の配
列番号16に記載の塩基配列)を用いて、ABI社製の
オートシンクエンサーモデル373Sを使用してダイタ
ーミネーター法により、フラグメントCの塩基配列を決
定した。
【0068】(3)5’側クローニング P2プライマーを用いてPCRで3’側の一本差DNA
を伸長した。 cDNA 1.0μl dNTPmix(各2.5mM) 1.2μl P2プライマー 1.0μl 3.3×PCR緩衝液 4.5μl 25mM Mg(OAc)2 0.6μl 蒸留水 6.4μl 合計 14.7μl 上記組成の液にミネラルオイル10μlを重層し、95
℃で5分間放置した後、XLポリメラーゼ0.3μl
(登録商標、パーキンエルマー社製)を加え、「96℃
で30秒間、60℃で30秒間、続いて72℃で2分
間」のサイクルを40回繰り返し反応させた。最後に7
2℃で7分間断片の伸長反応を行いPCRを完了した。
【0069】反応後、PCR産物を鋳型にして5’側の
クローニングを行い二本鎖DNAを合成した。 PCR産物 0.5μl dNTPmix(各2.5mM) 1.2μl P4プライマー 1.0μl AP−1プライマー 1.0μl 3.3×PCR緩衝液 4.5μl 25mM Mg(OAc)2 0.6μl 蒸留水 5.9μl 合計 14.7μl 上記組成の液にミネラルオイル10μlを重層し、95
℃で5分間放置した後、XLポリメラーゼ0.3μl
(登録商標、パーキンエルマー社製)を加え、「96℃
で30秒間、60℃で30秒間、続いて72℃で2分
間」のサイクルを40回繰り返し反応させた。最後に7
2℃で7分間断片の伸長反応を行いPCRを完了した。
反応後、PCR産物についてミニゲル電気泳動を1.5
%アガロースゲルで行った。約0.5kbのDNA断片
をコードする断片を切り出しPCR産物を回収した。さ
らに、前記回収物の一部について前記ミニゲル電気泳動
を再度行い、約0.5kbにバンドが現れることを確認
した。以下、このDNA断片を、以降、フラグメントC
という。
【0070】(4)DNAシークエンス 前記で得たフラグメントCを1μlを取り、99μlの
TEにて希釈した。260nmでの吸光度(A260)
を測定し、DNA値を計算した(A260の値1.0を
50μg/mlとして算出した)。A260値よりDN
Aが1μg/mlとなるようにサンプルを調製した。P
4プライマーおよびAP−2プライマーを用いて、AB
I社製のオートシンクエンサーモデル373Sを使用し
てダイターミネーター法により、フラグメントCの塩基
配列を決定した。
【0071】5.全長cDNA化 フラグメントA、BおよびCの塩基配列をもとに、セン
スプライマーとしてP5プライマー:5’−TGCGC
GAATTCGGATCCATGTGTGCCGCTC
AGATGCCG−3’(配列表の配列番号17に記載
の塩基配列)を、アンチセンスプライマーとしてP6プ
ライマー:5’−AAATAGGATCCAAGCTT
AAGGAAATGGTGGAGGATGGGGT−
3’(配列表の配列番号18に記載の塩基配列)を設定
し、これを用いてヒト胎児脳cDNAライブラリーを鋳
型として、下記の条件でPCRを行った。 cDNA 1.0μl dNTPmix 1.2μl センスプライマー 1.0μl アンチセンスプライマー 1.0μl 3.3×PCR緩衝液 4.5μl 25mM Mg(OAc)2 0.6μl 蒸留水 5.4μl 合計 14.7μl
【0072】前記組成の液にミネラルオイル15μlを
重層し、96℃で5分間放置した後、XLポリメラーゼ
0.3μl(登録商標、パーキンエルマー社製)を加
え、「96℃で30秒間、60℃で30秒間、続いて7
2℃で1.5分間」のサイクルを40回繰り返し反応さ
せた。最後に72℃で7分間断片の伸長反応を行いPC
Rを完了した。この全長cDNAをダイターミネーター
法でシークエンスした。全長のコード領域を含む目的の
cDNAが取れたことを確認し、このcDNAを、NE
−dlgに結合する蛋白質(この蛋白質をネダシン(N
EDASIN、NE−Dlg ASsociated
proteIN)と名付けた。)をコードするcDNA
と認定した。この塩基配列を配列表の配列番号2に示
す。この塩基配列からなる遺伝子をネダシンS遺伝子と
名付けた。ネダシンS遺伝子とホモロジーを有するよう
な既知の哺乳類遺伝子は認められなかった。ネダシンS
のcDNAとクローニングの過程で得られた各フラグメ
ントおよび各プライマーとの位置関係を図1に示す。
【0073】またこの遺伝子がコードするネダシンS蛋
白質(以下、単にネダシンSと略記する場合がある。)
のアミノ酸配列を配列表の配列番号1に示す。ネダシン
SのC末端はPDZ領域に結合できるSSVモチーフで
あった。このネダシンSとホモロジーを有するような哺
乳類蛋白質は認められなかったが、酵母のYDL238
c蛋白質とは40%程度の相同性があった。
【0074】6.形質転換体の作製 上記で得られた全長のネダシンcDNAを、プラスミド
ベクターpGEM(登録商標)−T Easy(プロメ
ガ社製)マルチクローニングサイトに挿入した。このプ
ラスミドベクターを大腸菌NM522に導入して、形質
転換体を作製した。
【0075】前記ネダシンSのcDNAが組み込まれた
大腸菌をNedasin Sと名付け、工業技術院生命
工学工業技術研究所に平成10年2月25日に寄託し
た。
【0076】<実施例3>各組織におけるネダシンの発
現 ヒトの各組織のポリA+RNA(mRNA)およびヒト
の各種細胞のポリA+RNA(mRNA)それぞれにつ
いて、各2μgをブロットしたメンブレン(Human
Multiple Tissue Northern
Blot 、同IIおよび同III(クローンテック
社製))に、標識化した全長のネダシンS遺伝子をMo
lecular Cloning A Laborat
oryManual Second Edition
7.39ページないし7.52ページの記載にしたがっ
て、43℃で16時間ハイブリダイズさせ、ノーザンブ
ロットハイブリダイゼーション法による解析を行った。
【0077】ネダシン遺伝子の標識化は以下の操作によ
り行った。 1)Takara MEGA LABELキット(登録
商標、宝酒造社製)を用いて取扱説明書の通りに標識し
た。 2)次に、下記の組成のDNA反応液を調製し、この液
を37℃で20分間インキュベートした後、TEを25
μl加え、酵素を失活させた。 DNAプローブ(2pmol/μl) 14μl 10倍ホスホライレイション緩衝液 2.5μl CNTP混合物(mixture) 2.5μl 〔γ−32P〕CLTP(370MBq/ml)(アマシャム製)5μl クレノーフラグメント 1μl 合計25μl
【0078】3)TE50(50mM Tris−Cl
pH8.0、1mM EDTA)で平衡化されたSe
phadexG−25(登録商標、ファルマシア社製)
を1.5mlポリプレップカラム(バイオラッド社製)
にベッドボリュームが1mlになるように詰め、2)で
熱処理をしたDNA反応液を該カラムに載せた。 4)その後、200μlTE50をカラムに4回流し、
2回目の200μlで溶出した画分から標識化DNAプ
ローブを得た。
【0079】ノーザンブロットハイブリダイゼーション
法による解析の結果を図5に示す。これより、ネダシン
のmRNAは脳、胎盤、肝臓、腎臓での発現が強いこと
が分かった。
【0080】<実施例4>スプライシングアイソフォー
ムの同定 ネダシンの発現が見られた各組織からマイクロファスト
トラック(登録商標)キット(インビトロゲン社製)m
RNA精製キットを用いてmRNAを抽出し、RT−P
CR法(新細胞実験工学プロトコール、秀潤社、199
3年発行、175−176ページに記載)を行った。得
られた遺伝子産物を前記と同様にダイターミネータ法に
よりシークエンスした。その結果、3つのスプライシン
グアイソフォームが存在することが分かった。これらを
ネダシンV1、ネダシンV2、ネダシンV3と名付け
た。
【0081】ネダシンV1のアミノ酸配列を配列表の配
列番号3に、ネダシンV1遺伝子の塩基配列を配列表の
配列番号4に示す。ネダシンV2のアミノ酸配列を配列
表の配列番号5に、ネダシンV2遺伝子の塩基配列(コ
ード領域のみ)を配列表の配列番号6に示す。ネダシン
V3のアミノ酸配列を配列表の配列番号7に、ネダシン
V3遺伝子の塩基配列(コード領域のみ)を配列表の配
列番号8に示す。
【0082】ネダシンV1遺伝子を、プラスミドベクタ
ーpGEM(登録商標)−T Easy(プロメガ社
製)マルチクローニングサイトに挿入した。このプラス
ミドベクターを大腸菌DH5αに導入した形質転換体を
Nedasin V1と名付け工業技術院生命工学工業
技術研究所に平成10年2月25日に寄託した。
【0083】各細胞についてもRT−PCRを行い、ネ
ダシンのスプライシングアイソフォームの発現を調べ
た。各組織および各細胞についてのRTーPCRの結果
を図6に示す。これより、ヒト胎児脳や胎盤ではネダシ
ンSが優位に発現しており、それ以外の組織ではネダシ
ンV1が優位に発現していることが確認された。
【0084】<実施例5>NE−dlgとネダシンの結
合の確認 1.免疫沈降 全長のネダシンScDNAおよびネダシンV1cDNA
をそれぞれ、プラスミドベクターpBj−1のEcoR
I−BamHIサイトにmycタグを含む63merの
リンカーを挿入したpBj−mycのBamHIサイト
に挿入した。これらをそれぞれ、GUK領域を欠失させ
たNE−dlg遺伝子を組み込んだベクターpCGN
(HAタグ付)とともにCOS細胞に導入して、形質転
換体を作製した。この形質転換体を培養した後、細胞を
TNN緩衝液(150mM NaCl、50mM Tr
is−HCl pH7.5、0.5% NP−40)を
用いて溶解して、細胞抽出液を得た。この細胞抽出液に
抗myc抗体を加え、3000rpmで5分間遠心分離
して、免疫沈降物を取り分けた。
【0085】2.ウェスタンブロット この免疫沈降物を9%SDS−PAGEで電気泳動し
た。電気泳動後、トランスブロットシステム(マリソル
社製)を用い、ニトロセルロース膜に転写した。ニトロ
セルロース膜を10%スキムミルク/PBS、0.1%
Tween20に浸し、1時間放置し、ブロッキングし
た。その後、0.3%Tween20/PBSで5分間
ずつ2回洗浄した。
【0086】抗myc抗体を1μg/mlにPBSで希
釈した後、ニトロセルロース膜に加え、室温で60分間
反応させた。その後、0.3%Tween20/PBS
で5分間ずつ3回洗浄した。次いで、ペルオキシダーゼ
標識抗マウスIgG(アマシャム社製)をPBSで20
000倍希釈した液を、ニトロセルロース膜に加え、さ
らに40分間室温にて反応させた。その後、0.3%T
ween20/PBSで5分間ずつ3回洗浄した。
【0087】次いで、ECLキット(アマシャム社製)
の発色液を5mlだけニトロセルロース膜に加え、1分
間反応させた。その後、このメンブレンをX線フィルム
に20秒間露光し、現像した後、写真撮影した。結果を
図7に示す。
【0088】この結果、C末端がSSVのネダシンSは
NE−dlgと結合するが、C末端がPFPのネダシン
V1はNE−dlgとは結合しないことが分かった。す
なわちvivoでも、ネダシンとNE−dlgとの結合
が証明され、さらにその結合はネダシンのC末端側の変
化によって制御されていることが分かった。
【0089】<実施例6>染色体マッピング ネダシンSの全長遺伝子の染色体マッピングを以下のよ
うにして行った。 1.PCR PCRは、ジーンブリッジ4ラジエーションハイブリッ
ドスクリーニングパネル(GENEBRIDGE 4
Rradiation Hybrid Screeni
ng Panel(リサーチジェネティクス社製)を鋳
型にして、ネダシンS遺伝子の一部をプライマーとして
行った。プライマーは、S1プライマー(センス方
向):5’−ATTGAAGAGGTTTATGTGT
TC−3’(配列表の配列番号19に記載の塩基配列)
とAS1プライマー(アンチセンス方向):5’−CA
AGGGAGATGCACAACCACGCTA−3’
(配列表の配列番号20に記載の塩基配列)をDNA合
成機により合成し、それぞれ蒸留水中に10pmol/
μlとなるように溶解したものを用いた。
【0090】PCR操作は、以下のように行った。下記
の組成からなる液を試験管に入れ、96℃で9分間放置
した。 キットのパネル 1μl dNTP混合液 1.5μl S1プライマー 1μl AS1プライマー 1μl 10倍濃度のPCR緩衝液 1.5μl 25mM MgCl2 1.5μl 蒸留水 7.4μl アンプリTaqゴールド(登録商標、パーキンエルマー社製) 0.1μl 合計 15μl その後、「96℃で30秒間、続いて54℃で30秒
間、続いて72℃で15秒間」のサイクルを35回繰り
返して反応を行った。最後に72℃で7分間反応させ
て、断片の伸長反応を行いPCR操作を完了した。その
後、PCR産物の5μlを、2.5%アガロースゲル電
気泳動した。
【0091】2.マッピング その結果、前記プライマー(S1またはAS1)がハイ
ブリダイズしたパネルのセクション番号を、White
head Institute/MIT Center
for Genome Research(htt
p:www−genome.wi.mit.edu/c
gi−bin/contig/rhmapper.p
l.)へ電子メールで送り、該番号のパネルの染色体位
置および塩基配列の情報を得た。その結果、ネダシンS
遺伝子は、9番染色体短腕上に位置づけられた。
【0092】<実施例7>ネダシンを認識する抗体の作
製 1.抗原の作製 ネダシンのアミノ酸配列に基づき、以下のペプチドをペ
プチド合成機で合成した。 ペプチドA:RNIEEVYVGGKQVVPFSSS
V(配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配列の435
番目から454番目までのアミノ酸配列) ペプチドB:LYPSYKNYTSVYDKNNLLT
(配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配列の254番
目から272番目までのアミノ酸配列) 作製したペプチド2mgをマレイミド化KLH(ピアス
社製)2mgに結合させ反応液を作製した。反応はピア
ス社のキットの説明書に記載の方法にしたがった。
【0093】2.免疫 前記ペプチドA、ペプチドBを含む抗原液(1μg/m
l)それぞれについて、100μl、PBS 0.5m
l及びフロイントコンプリートアジュバンド(ディフコ
社製)0.5mlをシリンジに取り、混合してエマルジ
ョンとし、ウサギの背に4箇所に分けて皮下接種した。
1週間後、2回目の免疫を行った。2回目からはアジュ
バンドをフロイントインコンプリートアジュバンド(デ
ィフコ社製)に変えて免疫を行った。その他の操作は1
回目と同様である。2回目以降は1週間間隔を開けて、
合計6回免疫を行った。
【0094】3.抗体の精製 最終免疫の1週間後、採血した。この血液を室温で3時
間静置し、十分に血液凝固を行った後、3,000rp
mで5分間遠心分離を行い、上清(血清)を回収した。
この血清に飽和硫安を最終濃度が50%になるように加
えて塩析した。このサンプルを遠心分離して、抗体が含
まれる画分を沈殿させた。その後、沈殿物をPBSに溶
解し、さらにPBSに対して塩析した。その後、プロテ
インGセファロースカラム(登録商標、ファルマシア社
製)を用いて、抗体をアフィニティー精製した。その結
果、全量で5mgのペプチド特異的抗体が得られた。
【0095】
【発明の効果】本発明のネダシン(スプライシングアイ
ソフォームを含む)またはその変異体はNE−dlgの
機序解析に有効である。
【0096】本発明のネダシンまたはその変異体をコー
ドするポリヌクレオチド、そのうちの連続する12塩基
以上の塩基配列からなるポリヌクレオチドまたはそれら
のポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオ
チド(アンチセンスポリヌクレオチド)は、cDNAラ
イブラリー等からネダシンまたはその変異体遺伝子をス
クリーニングするためのプローブとして使用可能であ
る。
【0097】さらに本発明のアンチセンスポリヌクレオ
チドはネダシンまたはその変異体の生合成を阻害するこ
とができる。
【0098】本発明の抗体は、ネダシンの発現等の機能
の解明や悪性腫瘍の形成機構の解明のために使用可能で
ある。
【0099】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:454 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Met Cys Ala Ala Gln Met Pro Pro Leu Ala His Ile Phe Arg Gly Thr 1 5 10 15 Phe Val His Ser Thr Trp Thr Cys Pro Met Glu Val Leu Arg Asp His 20 25 30 Leu Leu Gly Val Ser Asp Ser Gly Lys Ile Val Phe Leu Glu Glu Ala 35 40 45 Ser Gln Gln Glu Lys Leu Ala Lys Glu Trp Cys Phe Lys Pro Cys Glu 50 55 60 Ile Arg Glu Leu Ser His His Glu Phe Phe Met Pro Gly Leu Val Asp 65 70 75 80 Thr His Ile His Ala Ser Gln Tyr Ser Phe Ala Gly Ser Ser Ile Asp 85 90 95 Leu Pro Leu Leu Glu Trp Leu Thr Lys Tyr Thr Phe Pro Ala Glu His 100 105 110 Arg Phe Gln Asn Ile Asp Phe Ala Glu Glu Val Tyr Thr Arg Val Val 115 120 125 Arg Arg Thr Leu Lys Asn Gly Thr Thr Thr Ala Cys Tyr Phe Ala Thr 130 135 140 Ile His Thr Asp Ser Ser Leu Leu Leu Ala Asp Ile Thr Asp Lys Phe 145 150 155 160 Gly Gln Arg Ala Phe Val Gly Lys Val Cys Met Asp Leu Asn Asp Thr 165 170 175 Phe Pro Glu Tyr Lys Glu Thr Thr Glu Glu Ser Ile Lys Glu Thr Glu 180 185 190 Arg Phe Val Ser Glu Met Leu Gln Lys Asn Tyr Ser Arg Val Lys Pro 195 200 205 Ile Val Thr Pro Arg Phe Ser Leu Ser Cys Ser Glu Thr Leu Met Gly 210 215 220 Glu Leu Gly Asn Ile Ala Lys Thr Arg Asp Leu His Ile Gln Ser His 225 230 235 240 Ile Ser Glu Asn Arg Asp Glu Val Glu Ala Val Lys Asn Leu Tyr Pro 245 250 255 Ser Tyr Lys Asn Tyr Thr Ser Val Tyr Asp Lys Asn Asn Leu Leu Thr 260 265 270 Asn Lys Thr Val Met Ala His Gly Cys Tyr Leu Ser Ala Glu Glu Leu 275 280 285 Asn Val Phe His Glu Arg Gly Ala Ser Ile Ala His Cys Pro Asn Ser 290 295 300 Asn Leu Ser Leu Ser Ser Gly Phe Leu Asn Val Leu Glu Val Leu Lys 305 310 315 320 His Glu Val Lys Ile Gly Leu Gly Thr Asp Val Ala Gly Gly Tyr Ser 325 330 335 Tyr Ser Met Leu Asp Ala Ile Arg Arg Ala Val Met Val Ser Asn Ile 340 345 350 Leu Leu Ile Asn Lys Val Asn Glu Lys Ser Leu Thr Leu Lys Glu Val 355 360 365 Phe Arg Leu Ala Thr Leu Gly Gly Ser Gln Ala Leu Gly Leu Asp Gly 370 375 380 Glu Ile Gly Asn Phe Glu Val Gly Lys Glu Phe Asp Ala Ile Leu Ile 385 390 395 400 Asn Pro Lys Ala Ser Asp Ser Pro Ile Asp Leu Phe Tyr Gly Asp Phe 405 410 415 Phe Gly Asp Ile Ser Glu Ala Val Ile Gln Lys Phe Leu Tyr Leu Gly 420 425 430 Asp Asp Arg Asn Ile Glu Glu Val Tyr Val Gly Gly Lys Gln Val Val 435 440 445 Pro Phe Ser Ser Ser Val 450
【0100】配列番号:2 配列の長さ:2040 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 GCCCGCAGCT GCAGAGAGTC CCGCTGCGTC TCCGCCGCGT GCGCCCTCCT CGACCAGCAG 60 ACCCGCGCTG CGCTCCGCCG CTGAC ATG TGT GCC GCT CAG ATG CCG CCC CTG 112 GCG CAC ATC TTC CGA GGG ACG TTC GTC CAC TCC ACC TGG ACC TGC CCC 160 ATG GAG GTG CTG CGG GAT CAC CTC CTC GGC GTG AGC GAC AGC GGC AAA 208 ATA GTG TTT TTA GAA GAA GCA TCT CAA CAG GAA AAA CTG GCC AAA GAA 256 TGG TGC TTC AAG CCG TGT GAA ATA AGA GAA CTG AGC CAC CAT GAG TTC 304 TTC ATG CCT GGG CTG GTT GAT ACA CAC ATC CAT GCC TCT CAG TAT TCC 352 TTT GCT GGA AGT AGC ATA GAC CTG CCA CTC TTG GAG TGG CTG ACC AAG 400 TAC ACA TTT CCT GCA GAA CAC AGA TTC CAG AAC ATC GAC TTT GCA GAA 448 GAA GTA TAT ACC AGA GTT GTC AGG AGA ACA CTA AAG AAT GGA ACA ACC 496 ACA GCT TGT TAC TTT GCA ACA ATT CAC ACT GAC TCA TCT CTG CTC CTT 544 GCC GAC ATT ACA GAT AAA TTT GGA CAG CGG GCA TTT GTG GGC AAA GTT 592 TGC ATG GAT TTG AAT GAC ACT TTT CCA GAA TAC AAG GAG ACC ACT GAG 640 GAA TCG ATC AAG GAA ACT GAG AGA TTT GTG TCA GAA ATG CTC CAA AAG 688 AAC TAT TCT AGA GTG AAG CCC ATA GTG ACA CCA CGT TTT TCC CTC TCC 736 TGC TCT GAG ACT TTG ATG GGT GAA CTG GGC AAC ATT GCT AAA ACC CGT 784 GAT TTG CAC ATT CAG AGC CAT ATA AGT GAA AAT CGT GAT GAA GTT GAA 832 GCT GTG AAA AAC TTA TAC CCC AGT TAT AAA AAC TAC ACA TCT GTG TAT 880 GAT AAA AAC AAT CTT TTG ACA AAT AAG ACA GTG ATG GCA CAC GGC TGC 928 TAC CTC TCT GCA GAA GAA CTG AAC GTA TTC CAT GAA CGA GGA GCA TCC 976 ATC GCA CAC TGT CCC AAT TCT AAT TTA TCG CTC AGC AGT GGA TTT CTA 1024 AAT GTG CTA GAA GTC CTG AAA CAT GAA GTC AAG ATA GGG CTG GGT ACA 1072 GAC GTG GCT GGT GGC TAT TCA TAT TCC ATG CTT GAT GCA ATC AGA AGA 1120 GCA GTG ATG GTT TCC AAT ATC CTT TTA ATT AAT AAG GTA AAT GAG AAA 1168 AGC CTC ACC CTC AAA GAA GTC TTC AGA CTA GCT ACT CTT GGA GGA AGC 1216 CAA GCC CTG GGG CTG GAT GGT GAG ATT GGA AAC TTT GAA GTG GGC AAG 1264 GAA TTT GAT GCC ATC CTG ATC AAC CCC AAA GCA TCC GAC TCT CCC ATT 1312 GAC CTG TTT TAT GGG GAC TTT TTT GGT GAT ATT TCT GAG GCT GTT ATC 1360 CAG AAG TTC CTC TAT CTA GGA GAT GAT CGA AAT ATT GAA GAG GTT TAT 1408 GTG GGC GGA AAG CAG GTG GTT CCG TTT TCC AGC TCA GTG TAA GACCCTCGGG 1460 CGTCTACAAA GTTCTCCTGG GATTAGCGTG GTTGTGCATC TCCCTTGTGC CCAGGAAAGA 1520 AACAATTCAC TTACCAGCCT CCTCACCCCA TCCTCCACCA TTTCCTTAAT GTTCCATGGT 1580 ATTTTCAACG GAATACACTT TGAAAGACCT GAGTGTGAAA GACTGAGAGT TGAGGAGTTA 1640 CTTTGTGGAT CTTGTCCAAA TTTAGTGAAA TGTGGAAGTC AACCAGACCA ATGATGGAAT 1700 TAAATGTAAA TTCCAAGAGG GCTTTCACAG TCCACAGGGT TCAAATGACT TGGGTAACAG 1760 AAGTTATTCT TAGCTTACCT GTTATGTGAC AGTGATTTAC CTGTCCATTT CCAACCCAAA 1820 AGCCTGTCAG AAAGCATTCT TTAGAGAAAA CCACTTAACA TTTGTTGTTA AACTCCTGAT 1880 CGCTACTCTT AAGAATATAC ATGTATGTAT TCATAGGAAC ATTTTTTCTC AATATTTGTA 1940 TGATTCGCTT ACTGTTATTG TGCTGAGTGA GCTCCTGTGT GCTTCAGACA AAAATAAATG 2000 AGACTTTGTG TTTACGTTAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA 2040
【0101】配列番号:3 配列の長さ:471 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Met Cys Ala Ala Gln Met Pro Pro Leu Ala His Ile Phe Arg Gly Thr 1 5 10 15 Phe Val His Ser Thr Trp Thr Cys Pro Met Glu Val Leu Arg Asp His 20 25 30 Leu Leu Gly Val Ser Asp Ser Gly Lys Ile Val Phe Leu Glu Glu Ala 35 40 45 Ser Gln Gln Glu Lys Leu Ala Lys Glu Trp Cys Phe Lys Pro Cys Glu 50 55 60 Ile Arg Glu Leu Ser His His Glu Phe Phe Met Pro Gly Leu Val Asp 65 70 75 80 Thr His Ile His Ala Ser Gln Tyr Ser Phe Ala Gly Ser Ser Ile Asp 85 90 95 Leu Pro Leu Leu Glu Trp Leu Thr Lys Tyr Thr Phe Pro Ala Glu His 100 105 110 Arg Phe Gln Asn Ile Asp Phe Ala Glu Glu Val Tyr Thr Arg Val Val 115 120 125 Arg Arg Thr Leu Lys Asn Gly Thr Thr Thr Ala Cys Tyr Phe Ala Thr 130 135 140 Ile His Thr Asp Ser Ser Leu Leu Leu Ala Asp Ile Thr Asp Lys Phe 145 150 155 160 Gly Gln Arg Ala Phe Val Gly Lys Val Cys Met Asp Leu Asn Asp Thr 165 170 175 Phe Pro Glu Tyr Lys Glu Thr Thr Glu Glu Ser Ile Lys Glu Thr Glu 180 185 190 Arg Phe Val Ser Glu Met Leu Gln Lys Asn Tyr Ser Arg Val Lys Pro 195 200 205 Ile Val Thr Pro Arg Phe Ser Leu Ser Cys Ser Glu Thr Leu Met Gly 210 215 220 Glu Leu Gly Asn Ile Ala Lys Thr Arg Asp Leu His Ile Gln Ser His 225 230 235 240 Ile Ser Glu Asn Arg Asp Glu Val Glu Ala Val Lys Asn Leu Tyr Pro 245 250 255 Ser Tyr Lys Asn Tyr Thr Ser Val Tyr Asp Lys Asn Asn Leu Leu Thr 260 265 270 Asn Lys Thr Val Met Ala His Gly Cys Tyr Leu Ser Ala Glu Glu Leu 275 280 285 Asn Val Phe His Glu Arg Gly Ala Ser Ile Ala His Cys Pro Asn Ser 290 295 300 Asn Leu Ser Leu Ser Ser Gly Phe Leu Asn Val Leu Glu Val Leu Lys 305 310 315 320 His Glu Val Lys Ile Gly Leu Gly Thr Asp Val Ala Gly Gly Tyr Ser 325 330 335 Tyr Ser Met Leu Asp Ala Ile Arg Arg Ala Val Met Val Ser Asn Ile 340 345 350 Leu Leu Ile Asn Lys Val Asn Glu Lys Ser Leu Thr Leu Lys Glu Val 355 360 365 Phe Arg Leu Ala Thr Leu Gly Gly Ser Gln Ala Leu Gly Leu Asp Gly 370 375 380 Glu Ile Gly Asn Phe Glu Val Gly Lys Glu Phe Asp Ala Ile Leu Ile 385 390 395 400 Asn Pro Lys Ala Ser Asp Ser Pro Ile Asp Leu Phe Tyr Gly Asp Phe 405 410 415 Phe Gly Asp Ile Ser Glu Ala Val Ile Gln Lys Phe Leu Tyr Leu Gly 420 425 430 Asp Asp Arg Asn Ile Glu Glu Val Tyr Val Gly Gly Lys Gln Val Val 435 440 445 Pro Phe Ser Ser Ser Val Lys Glu Thr Ile His Leu Pro Ala Ser Ser 450 455 460 Pro His Pro Pro Pro Phe Pro 465 470
【0102】配列番号:4 配列の長さ:1926 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA ATG TGT GCC GCT CAG ATG CCG CCC CTG GCG CAC ATC TTC CGA GGG ACG 48 TTC GTC CAC TCC ACC TGG ACC TGC CCC ATG GAG GTG CTG CGG GAT CAC 96 CTC CTC GGC GTG AGC GAC AGC GGC AAA ATA GTG TTT TTA GAA GAA GCA 144 TCT CAA CAG GAA AAA CTG GCC AAA GAA TGG TGC TTC AAG CCG TGT GAA 192 ATA AGA GAA CTG AGC CAC CAT GAG TTC TTC ATG CCT GGG CTG GTT GAT 240 ACA CAC ATC CAT GCC TCT CAG TAT TCC TTT GCT GGA AGT AGC ATA GAC 288 CTG CCA CTC TTG GAG TGG CTG ACC AAG TAC ACA TTT CCT GCA GAA CAC 336 AGA TTC CAG AAC ATC GAC TTT GCA GAA GAA GTA TAT ACC AGA GTT GTC 384 AGG AGA ACA CTA AAG AAT GGA ACA ACC ACA GCT TGT TAC TTT GCA ACA 432 ATT CAC ACT GAC TCA TCT CTG CTC CTT GCC GAC ATT ACA GAT AAA TTT 480 GGA CAG CGG GCA TTT GTG GGC AAA GTT TGC ATG GAT TTG AAT GAC ACT 528 TTT CCA GAA TAC AAG GAG ACC ACT GAG GAA TCG ATC AAG GAA ACT GAG 576 AGA TTT GTG TCA GAA ATG CTC CAA AAG AAC TAT TCT AGA GTG AAG CCC 624 ATA GTG ACA CCA CGT TTT TCC CTC TCC TGC TCT GAG ACT TTG ATG GGT 672 GAA CTG GGC AAC ATT GCT AAA ACC CGT GAT TTG CAC ATT CAG AGC CAT 720 ATA AGT GAA AAT CGT GAT GAA GTT GAA GCT GTG AAA AAC TTA TAC CCC 768 AGT TAT AAA AAC TAC ACA TCT GTG TAT GAT AAA AAC AAT CTT TTG ACA 816 AAT AAG ACA GTG ATG GCA CAC GGC TGC TAC CTC TCT GCA GAA GAA CTG 864 AAC GTA TTC CAT GAA CGA GGA GCA TCC ATC GCA CAC TGT CCC AAT TCT 912 AAT TTA TCG CTC AGC AGT GGA TTT CTA AAT GTG CTA GAA GTC CTG AAA 960 CAT GAA GTC AAG ATA GGG CTG GGT ACA GAC GTG GCT GGT GGC TAT TCA 1008 TAT TCC ATG CTT GAT GCA ATC AGA AGA GCA GTG ATG GTT TCC AAT ATC 1056 CTT TTA ATT AAT AAG GTA AAT GAG AAA AGC CTC ACC CTC AAA GAA GTC 1104 TTC AGA CTA GCT ACT CTT GGA GGA AGC CAA GCC CTG GGG CTG GAT GGT 1152 GAG ATT GGA AAC TTT GAA GTG GGC AAG GAA TTT GAT GCC ATC CTG ATC 1200 AAC CCC AAA GCA TCC GAC TCT CCC ATT GAC CTG TTT TAT GGG GAC TTT 1248 TTT GGT GAT ATT TCT GAG GCT GTT ATC CAG AAG TTC CTC TAT CTA GGA 1296 GAT GAT CGA AAT ATT GAA GAG GTT TAT GTG GGC GGA AAG CAG GTG GTT 1344 CCG TTT TCC AGC TCA GTG AAA GAA ACA ATT CAC TTA CCA GCC TCC TCA 1392 CCC CAT CCT CCA CCA TTT CCT TAA TGTTCCATGG TATTTTCAAC GGAATACACT 1446 TTGAAAGACC TGAGTGTGAA AGACTGAGAG TTGAGGAGTT ACTTTGTGGA TCTTGTCCAA 1506 ATTTAGTGAA ATGTGGAAGT CAACCAGACC AATGATGGAA TTAAATGTAA ATTCCAAGAG 1566 GGCTTTCACA GTCCACAGGG TTCAAATGAC TTGGGTAACA GAAGTTATTC TTAGCTTACC 1626 TGTTATGTGA CAGTGATTTA CCTGTCCATT TCCAACCCAA AAGCCTGTCA GAAAGCATTC 1686 TTTAGAGAAA ACCACTTAAC ATTTGTTGTT AAACTCCTGA TCGCTACTCT TAAGAATATA 1746 CATGTATGTA TTCATAGGAA CATTTTTTCT CAATATTTGT ATGATTCGCT TACTGTTATT 1806 GTGCTGAGTG AGCTCCTGTG TGCTTCAGAC AAAAATAAAT GAGACTTTGT GTTTACGTTA 1866 AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA 1926
【0103】配列番号:5 配列の長さ:505 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Met Cys Ala Ala Gln Met Pro Pro Leu Ala His Ile Phe Arg Gly Thr 1 5 10 15 Phe Val His Ser Thr Trp Thr Cys Pro Met Glu Val Leu Arg Asp His 20 25 30 Leu Leu Gly Val Ser Asp Ser Gly Lys Ile Val Phe Leu Glu Glu Ala 35 40 45 Ser Gln Gln Glu Lys Leu Ala Lys Glu Trp Cys Phe Lys Pro Cys Glu 50 55 60 Ile Arg Glu Leu Ser His His Glu Phe Phe Met Pro Gly Leu Val Asp 65 70 75 80 Thr His Ile His Ala Ser Gln Tyr Ser Phe Ala Gly Ser Ser Ile Asp 85 90 95 Leu Pro Leu Leu Glu Trp Leu Thr Lys Tyr Thr Phe Pro Ala Glu His 100 105 110 Arg Phe Gln Asn Ile Asp Phe Ala Glu Glu Val Tyr Thr Arg Val Val 115 120 125 Arg Arg Thr Leu Lys Asn Gly Thr Thr Thr Ala Cys Tyr Phe Ala Thr 130 135 140 Ile His Thr Asp Ser Ser Leu Leu Leu Ala Asp Ile Thr Asp Lys Phe 145 150 155 160 Gly Gln Arg Ala Phe Val Gly Lys Val Cys Met Asp Leu Asn Asp Thr 165 170 175 Phe Pro Glu Tyr Lys Glu Thr Thr Glu Glu Ser Ile Lys Glu Thr Glu 180 185 190 Arg Phe Val Ser Glu Met Leu Gln Lys Asn Tyr Ser Arg Val Lys Pro 195 200 205 Ile Val Thr Pro Arg Phe Ser Leu Ser Cys Ser Glu Thr Leu Met Gly 210 215 220 Glu Leu Gly Asn Ile Ala Lys Thr Arg Asp Leu His Ile Gln Ser His 225 230 235 240 Ile Ser Glu Asn Arg Asp Glu Val Glu Ala Val Lys Asn Leu Tyr Pro 245 250 255 Ser Tyr Lys Asn Tyr Thr Ser Val Tyr Asp Lys Asn Asn Leu Leu Thr 260 265 270 Asn Lys Thr Val Met Ala His Gly Cys Tyr Leu Ser Ala Glu Glu Leu 275 280 285 Asn Val Phe His Glu Arg Gly Ala Ser Ile Ala His Cys Pro Asn Ser 290 295 300 Asn Leu Ser Leu Ser Ser Gly Phe Leu Asn Val Leu Glu Val Leu Lys 305 310 315 320 His Glu Val Lys Ile Gly Leu Gly Thr Asp Val Ala Gly Gly Tyr Ser 325 330 335 Tyr Ser Met Leu Asp Ala Ile Arg Arg Ala Val Met Val Ser Asn Ile 340 345 350 Leu Leu Ile Asn Lys Val Asn Glu Lys Ser Leu Thr Leu Lys Glu Val 355 360 365 Phe Arg Leu Ala Thr Leu Gly Gly Ser Gln Ala Leu Gly Leu Asp Gly 370 375 380 Glu Ile Gly Asn Phe Glu Val Gly Lys Glu Phe Asp Ala Ile Leu Ile 385 390 395 400 Asn Pro Lys Ala Ser Asp Ser Pro Ile Asp Leu Phe Tyr Gly Asp Phe 405 410 415 Phe Gly Asp Ile Ser Glu Ala Val Ile Gln Lys Phe Leu Tyr Leu Gly 420 425 430 Asp Asp Arg Asn Ile Glu Glu Val Tyr Val Gly Gly Lys Gln Glu Arg 435 440 445 Asn Asn Ser Leu Thr Ser Leu Leu Thr Pro Ser Ser Thr Ile Ser Leu 450 455 460 Met Phe His Gly Ile Phe Asn Gly Ile His Phe Glu Arg Pro Glu Cys 465 470 475 480 Glu Arg Leu Arg Val Glu Glu Leu Leu Cys Gly Ser Cys Pro Asn Leu 485 490 495 Val Lys Cys Gly Ser Gln Pro Asp Gln 500 505
【0104】配列番号:6 配列の長さ:1518 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA ATG TGT GCC GCT CAG ATG CCG CCC CTG GCG CAC ATC TTC CGA GGG ACG 48 TTC GTC CAC TCC ACC TGG ACC TGC CCC ATG GAG GTG CTG CGG GAT CAC 96 CTC CTC GGC GTG AGC GAC AGC GGC AAA ATA GTG TTT TTA GAA GAA GCA 144 TCT CAA CAG GAA AAA CTG GCC AAA GAA TGG TGC TTC AAG CCG TGT GAA 192 ATA AGA GAA CTG AGC CAC CAT GAG TTC TTC ATG CCT GGG CTG GTT GAT 240 ACA CAC ATC CAT GCC TCT CAG TAT TCC TTT GCT GGA AGT AGC ATA GAC 288 CTG CCA CTC TTG GAG TGG CTG ACC AAG TAC ACA TTT CCT GCA GAA CAC 336 AGA TTC CAG AAC ATC GAC TTT GCA GAA GAA GTA TAT ACC AGA GTT GTC 384 AGG AGA ACA CTA AAG AAT GGA ACA ACC ACA GCT TGT TAC TTT GCA ACA 432 ATT CAC ACT GAC TCA TCT CTG CTC CTT GCC GAC ATT ACA GAT AAA TTT 480 GGA CAG CGG GCA TTT GTG GGC AAA GTT TGC ATG GAT TTG AAT GAC ACT 528 TTT CCA GAA TAC AAG GAG ACC ACT GAG GAA TCG ATC AAG GAA ACT GAG 576 AGA TTT GTG TCA GAA ATG CTC CAA AAG AAC TAT TCT AGA GTG AAG CCC 624 ATA GTG ACA CCA CGT TTT TCC CTC TCC TGC TCT GAG ACT TTG ATG GGT 672 GAA CTG GGC AAC ATT GCT AAA ACC CGT GAT TTG CAC ATT CAG AGC CAT 720 ATA AGT GAA AAT CGT GAT GAA GTT GAA GCT GTG AAA AAC TTA TAC CCC 768 AGT TAT AAA AAC TAC ACA TCT GTG TAT GAT AAA AAC AAT CTT TTG ACA 816 AAT AAG ACA GTG ATG GCA CAC GGC TGC TAC CTC TCT GCA GAA GAA CTG 864 AAC GTA TTC CAT GAA CGA GGA GCA TCC ATC GCA CAC TGT CCC AAT TCT 912 AAT TTA TCG CTC AGC AGT GGA TTT CTA AAT GTG CTA GAA GTC CTG AAA 960 CAT GAA GTC AAG ATA GGG CTG GGT ACA GAC GTG GCT GGT GGC TAT TCA 1008 TAT TCC ATG CTT GAT GCA ATC AGA AGA GCA GTG ATG GTT TCC AAT ATC 1056 CTT TTA ATT AAT AAG GTA AAT GAG AAA AGC CTC ACC CTC AAA GAA GTC 1104 TTC AGA CTA GCT ACT CTT GGA GGA AGC CAA GCC CTG GGG CTG GAT GGT 1152 GAG ATT GGA AAC TTT GAA GTG GGC AAG GAA TTT GAT GCC ATC CTG ATC 1200 AAC CCC AAA GCA TCC GAC TCT CCC ATT GAC CTG TTT TAT GGG GAC TTT 1248 TTT GGT GAT ATT TCT GAG GCT GTT ATC CAG AAG TTC CTC TAT CTA GGA 1296 GAT GAT CGA AAT ATT GAA GAG GTT TAT GTG GGC GGA AAG CAG GAA AGA 1344 AAC AAT TCA CTT ACC AGC CTC CTC ACC CCA TCC TCC ACC ATT TCC TTA 1392 ATG TTC CAT GGT ATT TTC AAC GGA ATA CAC TTT GAA AGA CCT GAG TGT 1440 GAA AGA CTG AGA GTT GAG GAG TTA CTT TGT GGA TCT TGT CCA AAT TTA 1488 GTG AAA TGT GGA AGT CAA CCA GAC CAA TGA 1518
【0105】配列番号:7 配列の長さ:460 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Met Cys Ala Ala Gln Met Pro Pro Leu Ala His Ile Phe Arg Gly Thr 1 5 10 15 Phe Val His Ser Thr Trp Thr Cys Pro Met Glu Val Leu Arg Asp His 20 25 30 Leu Leu Gly Val Ser Asp Ser Gly Lys Ile Val Phe Leu Glu Glu Ala 35 40 45 Ser Gln Gln Glu Lys Leu Ala Lys Glu Trp Cys Phe Lys Pro Cys Glu 50 55 60 Ile Arg Glu Leu Ser His His Glu Phe Phe Met Pro Gly Leu Val Asp 65 70 75 80 Thr His Ile His Ala Ser Gln Tyr Ser Phe Ala Gly Ser Ser Ile Asp 85 90 95 Leu Pro Leu Leu Glu Trp Leu Thr Lys Tyr Thr Phe Pro Ala Glu His 100 105 110 Arg Phe Gln Asn Ile Asp Phe Ala Glu Glu Val Tyr Thr Arg Val Val 115 120 125 Arg Arg Thr Leu Lys Asn Gly Thr Thr Thr Ala Cys Tyr Phe Ala Thr 130 135 140 Ile His Thr Asp Ser Ser Leu Leu Leu Ala Asp Ile Thr Asp Lys Phe 145 150 155 160 Gly Gln Arg Ala Phe Val Gly Lys Val Cys Met Asp Leu Asn Asp Thr 165 170 175 Phe Pro Glu Tyr Lys Glu Thr Thr Glu Glu Ser Ile Lys Glu Thr Glu 180 185 190 Arg Phe Val Ser Glu Met Leu Gln Lys Asn Tyr Ser Arg Val Lys Pro 195 200 205 Ile Val Thr Pro Arg Phe Ser Leu Ser Cys Ser Glu Thr Leu Met Gly 210 215 220 Glu Leu Gly Asn Ile Ala Lys Thr Arg Asp Leu His Ile Gln Ser His 225 230 235 240 Ile Ser Glu Asn Arg Asp Glu Val Glu Ala Val Lys Asn Leu Tyr Pro 245 250 255 Ser Tyr Lys Asn Tyr Thr Ser Val Tyr Asp Lys Asn Asn Leu Leu Thr 260 265 270 Asn Lys Thr Val Met Ala His Gly Cys Tyr Leu Ser Ala Glu Glu Leu 275 280 285 Asn Val Phe His Glu Arg Gly Ala Ser Ile Ala His Cys Pro Asn Ser 290 295 300 Asn Leu Ser Leu Ser Ser Gly Phe Leu Asn Val Leu Glu Val Leu Lys 305 310 315 320 His Glu Val Lys Ile Gly Leu Gly Thr Asp Val Ala Gly Gly Tyr Ser 325 330 335 Tyr Ser Met Leu Asp Ala Ile Arg Arg Ala Val Met Val Ser Asn Ile 340 345 350 Leu Leu Ile Asn Lys Val Asn Glu Lys Ser Leu Thr Leu Lys Glu Val 355 360 365 Phe Arg Leu Ala Thr Leu Gly Gly Ser Gln Ala Leu Gly Leu Asp Gly 370 375 380 Glu Ile Gly Asn Phe Glu Val Gly Lys Glu Phe Asp Ala Ile Leu Ile 385 390 395 400 Asn Pro Lys Ala Ser Asp Ser Pro Ile Asp Leu Phe Tyr Gly Asp Phe 405 410 415 Phe Gly Asp Ile Ser Glu Ala Val Ile Gln Lys Phe Leu Tyr Leu Gly 420 425 430 Lys Lys Gln Phe Thr Tyr Gln Pro Pro His Pro Ile Leu His His Phe 435 440 445 Leu Asn Val Pro Trp Tyr Phe Gln Arg Asn Thr Leu 450 455 460
【0106】配列番号:8 配列の長さ:1383 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA ATG TGT GCC GCT CAG ATG CCG CCC CTG GCG CAC ATC TTC CGA GGG ACG 48 TTC GTC CAC TCC ACC TGG ACC TGC CCC ATG GAG GTG CTG CGG GAT CAC 96 CTC CTC GGC GTG AGC GAC AGC GGC AAA ATA GTG TTT TTA GAA GAA GCA 144 TCT CAA CAG GAA AAA CTG GCC AAA GAA TGG TGC TTC AAG CCG TGT GAA 192 ATA AGA GAA CTG AGC CAC CAT GAG TTC TTC ATG CCT GGG CTG GTT GAT 240 ACA CAC ATC CAT GCC TCT CAG TAT TCC TTT GCT GGA AGT AGC ATA GAC 288 CTG CCA CTC TTG GAG TGG CTG ACC AAG TAC ACA TTT CCT GCA GAA CAC 336 AGA TTC CAG AAC ATC GAC TTT GCA GAA GAA GTA TAT ACC AGA GTT GTC 384 AGG AGA ACA CTA AAG AAT GGA ACA ACC ACA GCT TGT TAC TTT GCA ACA 432 ATT CAC ACT GAC TCA TCT CTG CTC CTT GCC GAC ATT ACA GAT AAA TTT 480 GGA CAG CGG GCA TTT GTG GGC AAA GTT TGC ATG GAT TTG AAT GAC ACT 528 TTT CCA GAA TAC AAG GAG ACC ACT GAG GAA TCG ATC AAG GAA ACT GAG 576 AGA TTT GTG TCA GAA ATG CTC CAA AAG AAC TAT TCT AGA GTG AAG CCC 624 ATA GTG ACA CCA CGT TTT TCC CTC TCC TGC TCT GAG ACT TTG ATG GGT 672 GAA CTG GGC AAC ATT GCT AAA ACC CGT GAT TTG CAC ATT CAG AGC CAT 720 ATA AGT GAA AAT CGT GAT GAA GTT GAA GCT GTG AAA AAC TTA TAC CCC 768 AGT TAT AAA AAC TAC ACA TCT GTG TAT GAT AAA AAC AAT CTT TTG ACA 816 AAT AAG ACA GTG ATG GCA CAC GGC TGC TAC CTC TCT GCA GAA GAA CTG 864 AAC GTA TTC CAT GAA CGA GGA GCA TCC ATC GCA CAC TGT CCC AAT TCT 912 AAT TTA TCG CTC AGC AGT GGA TTT CTA AAT GTG CTA GAA GTC CTG AAA 960 CAT GAA GTC AAG ATA GGG CTG GGT ACA GAC GTG GCT GGT GGC TAT TCA 1008 TAT TCC ATG CTT GAT GCA ATC AGA AGA GCA GTG ATG GTT TCC AAT ATC 1056 CTT TTA ATT AAT AAG GTA AAT GAG AAA AGC CTC ACC CTC AAA GAA GTC 1104 TTC AGA CTA GCT ACT CTT GGA GGA AGC CAA GCC CTG GGG CTG GAT GGT 1152 GAG ATT GGA AAC TTT GAA GTG GGC AAG GAA TTT GAT GCC ATC CTG ATC 1200 AAC CCC AAA GCA TCC GAC TCT CCC ATT GAC CTG TTT TAT GGG GAC TTT 1248 TTT GGT GAT ATT TCT GAG GCT GTT ATC CAG AAG TTC CTC TAT CTA GGA 1296 AAG AAA CAA TTC ACT TAC CAG CCT CCT CAC CCC ATC CTC CAC CAT TTC 1344 CTT AAT GTT CCA TGG TAT TTT CAA CGG AAT ACA CTT TGA 1383
【0107】配列番号:9 配列の長さ:817 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列 Met His Lys His G1n His Cys Cys Lys Cys Pro G1u Cys Tyr G1u Val 1 5 10 15 Thr Arg Leu A1a A1a Leu Arg Arg Leu G1u Pro Pro G1y Tyr G1y Asp 20 25 30 Trp G1n Val Pro Asp Pro Tyr Gly Pro G1y G1y G1y Asn G1y A1a Ser 35 40 45 A1a G1y Tyr G1y Gly Tyr Ser Ser G1n Thr Leu Pro Ser G1n A1a G1y 50 55 60 Ala Thr Pro Thr Pro Arg Thr Lys A1a Lys Leu I1e Pro Thr GIy Arg 65 70 75 80 Asp Val Gly Pro Val Pro Leu Lys Pro Val Pro Gly Lys Ser Thr Pro 85 90 95 Lys Leu Asn Gly Ser Gly Pro Ser Trp Trp Pro Glu Cys Thr Cys Thr 100 105 110 Asn Arg Asp Trp Tyr Glu Gln Val Asn Gly Ser Asp Gly Met Phe Lys 115 120 125 Tyr G1u GIu Ile Val Leu Glu Arg Gly Asn Ser Gly Leu Gly Phe Ser 130 135 140 Ile Ala Gly Gly Ile Asp Asn Pro His Val Pro Asp Asp Pro G1y Ile 145 150 l55 160 Phe Ile Thr Lys Ile Ile Pro Gly Gly A1a Ala Ala Met Asp G1y Arg 165 170 175 Leu Gly Val Asn Asp Cys Val Leu Arg Val Asn G1u Val G1u Val Ser 180 185 190 Glu Val Val His Ser Arg A1a Val G1u A1a Leu Lys G1u A1a G1y Pro 195 200 205 Val Val Arg Leu Val Val Arg Arg Arg G1n Pro Pro Pro G1u Thr I1e 210 215 220 Met G1u Val Asn Leu Leu Lys G1y Pro Lys G1y Leu G1y Phe Ser I1e 225 230 235 240 Ala Gly Gly Ile Gly Asn Gln His Ile Pro Gly Asp Asn Ser Ile Tyr 245 250 255 Ile Thr Lys I1e Ile G1u Gly G1y A1a A1a G1n Lys Asp G1y Arg Leu 260 265 270 Gln Ile G1y Asp Arg Leu Leu A1a Va1 Asn Asn Thr Asn Leu G1n Asp 275 280 285 Val Arg His G1u G1u A1a Val A1a Ser Leu Lys Asn Thr Ser Asp Met 290 295 300 Val Tyr Leu Lys Val A1a Lys Pro G1y Ser Leu His Leu Asn Asp Met 305 310 315 320 Tyr A1a Pro Pro Asp Tyr A1a Ser Thr Phe Thr A1a Leu A1a Asp Asn 325 330 335 His Ile Ser His Asn Ser Ser Leu G1y Tyr Leu Gly A1a Va1 G1u Ser 340 345 350 Lys Val Ser Tyr Pro A1a Pro Pro G1n Val Pro Pro Thr Arg Tyr Ser 355 360 365 Pro I1e Pro Arg His Met Leu A1a Glu G1u Asp Phe Thr Arg G1u Pro 370 375 380 Arg Lys Ile Ile Leu His Lys Gly Ser Thr Gly Leu Gly Phe Asn Ile 385 390 395 400 Val Gly Gly G1u Asp Gly G1u G1y I1e Phe Val Ser Phe I1e Leu Ala 405 410 415 Gly Gly Pro A1a Asp Leu Ser G1y G1u Leu Arg Arg G1y Asp Arg Ile 420 425 430 Leu Ser Val Asn Gly Val Asn Leu Arg Asn Ala Thr His G1u Gln Ala 435 440 445 A1a A1a A1a Leu Lys Arg A1a G1y G1n Ser Val Thr I1e Val A1a G1n 450 455 460 Tyr Arg Pro Glu G1u Tyr Ser Arg Phe G1u Ser Lys Ile His Asp Leu 465 470 475 480 Arg G1u G1n Met Met Asn Ser Ser Met Ser Ser G1y Ser G1y Ser Leu 485 490 495 Arg Thr Ser G1u Lys Arg Ser Leu Tyr Val Arg A1a Leu Phe Asp Tyr 500 505 510 Asp Arg Thr Arg Asp Ser Cys Leu Pro Ser G1n G1y Leu Ser Phe Ser 515 520 525 Tyr G1y Asp I1e Leu His Va1 I1e Asn A1a Ser Asp Asp Glu Trp Trp 530 535 540 G1n A1a Arg Leu Val Thr Pro His G1y G1u Ser Glu G1n I1e Gly Val 545 550 555 560 Ile Pro Ser Lys Lys Arg Val G1u Lys Lys G1u Arg A1a Arg Leu Lys 565 570 575 Thr Val Lys Phe His A1a Arg Thr Gly Met Ile G1u Ser Asn Arg Asp 580 585 590 Phe Pro G1y Leu Ser Asp Asp Tyr Tyr Gly Ala Lys Asn Leu Lys Gly 595 600 605 G1n GIu Asp Ala Ile Leu Ser Tyr G1u Pro Val Thr Arg G1n G1u Ile 610 615 620 His Tyr A1a Arg Pro Val Iie Ile Leu G1y Pro Met Lys Asp Arg Val 625 630 635 640 Asn Asp Asp Leu Ile Ser Glu Phe Pro His Lys Phe Gly Ser Cys Val 645 650 655 Pro His Thr Thr Arg Pro Arg Arg Asp Asn Glu Val Asp Gly Gln Asp 660 665 670 Tyr His Phe Val Val Ser Arg G1u G1n Met G1u Lys Asp I1e G1n Asp 675 680 685 Asn Lys Phe Ile G1u A1a G1y G1n Phe Asn Asp Asn Leu Tyr G1y Thr 690 695 700 Ser I1e G1n Ser Val Arg A1a Val A1a G1u Arg G1y Lys His Cys I1e 705 7l0 715 72O Leu Asp Val Ser Gly Asn A1a I1e Lys Arg Leu G1n G1n A1a G1n Leu 725 730 735 Tyr Pro Ile A1a Ile Phe Ile Lys Pro Lys Ser Ile G1u A1a Leu Het 740 745 750 G1u Met Asn Arg Arg G1n Thr Tyr G1u G1n A1a Asn Lys I1e Tyr Asp 755 760 765 Lys A1a Met Lys Leu G1u Gln Glu Phe G1y G1u Tyr Phe Thr A1a I1e 770 775 780 Val G1n Gly Asp Ser Leu Glu Glu Ile Tyr Asn Lys I1e Lys GIn I1e 785 790 795 800 Ile Glu Asp Gln Ser Gly His Tyr Ile Trp Val Pro Ser Pro Glu Lys 805 810 815 Leu
【0108】配列番号:10 配列の長さ:3100 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジ―:直鎖状 配列の種類 : cDNA to mRNA 配列 TGCTGGAGGG GGAGCCGTGG GTGCGGGGCA CCGTGGGGGC CGAGGCCCCG GGACGCCCGC 60 CCGGCCCCAG GCCCCGCTCA GCCCGGGCGC CCCCACGGGT GCCCCCCCCT TCTTGGTCCG 120 AGCAGTGTGA GTGTGCCAGG GAGCCCGGCG GCGGCGGCGG CGGTGGTGGC GGCGGTGGCG 180 GCGGCGTGGA ATCCGGCGTG GGCTGGGGGG TCCGAGCCGC GGGGGGCAGT GCC 233 ATG CAC AAG CAC CAG CAC TGC TGT AAG TGC CCT GAG TGC TAT GAG GTG 281 ACC CGC CTG GCC GCC CTG CGG CGC CTC GAG CCT CCG GGG TAC GGC GAC 329 TGG CAA GTC CCC GAC CCT TAC GGG CCA GGT GGG GGC AAC GGC GCC AGC 377 GCG GGT TAT GGG GGC TAC AGC TCG CAG ACC TTG CCC TCG CAG GCG GGG 425 GCC ACC CCC ACC CCT CGC ACC AAG GCC AAG CTC ATC CCC ACC GGC CGG 473 GAT GTG GGG CCG GTG CCT CTT AAG CCA GTC CCG GGC AAG AGC ACC CCC 521 AAA CTC AAC GGC AGC GGC CCC AGC TGG TGG CCA GAG TGC ACC TGT ACC 569 AAC CGG GAC TGG TAT GAG CAG GTG AAT GGC AGT GAT GGC ATG TTC AAA 617 TAT GAG GAA ATC GTA CTT GAG AGG GGC AAC TCT GGC CTG GGC TTC AGT 665 ATC GCA GGT GGC ATC GAC AAT CCC CAT GTC CCT GAT GAC CCT GGC ATT 713 TTT ATT ACC AAG ATT ATC CCT GGT GGA GCA GCT GCC ATG GAT GGG AGG 761 CTG GGG GTG AAT GAC TGT GTG CTG CGG GTG AAT GAG GTG GAA GTG TCG 809 GAG GTG GTA CAC AGC CGG GCG GTG GAG GCG CTG AAA GAG GCA GGC CCT 857 GTG GTG CGA TTG GTG GTG CGG AGG CGA CAG CCT CCA CCC GAG ACC ATC 905 ATG GAG GTC AAC CTG CTC AAA GGG CCC AAA GGC CTG GGT TTC AGC ATT 953 GCT GGG GGT ATT GGC AAC CAG CAC ATC CCA GGA GAC AAC AGC ATC TAC 1001 ATC ACC AAG ATC ATT GAG GGG GGT GCT GCT CAG AAG GAT GGA CGC CTA 1049 CAG ATT GGG GAC CGG CTG CTG GCG GTG AAC AAC ACC AAT CTG CAG GAT 1097 GTG AGG CAC GAG GAA GCT GTG GCC TCA CTG AAG AAC ACA TCT GAT ATG 1145 GTG TAT TTG AAG GTG GCC AAG CCA GGC AGC CTC CAC CTC AAC GAC ATG 1193 TAC GCT CCC CCT GAC TAC GCC AGC ACT TTT ACT GCC TTG GCT GAC AAC 1241 CAC ATA AGC CAT AAT TCC AGC CTG GGT TAT CTC GGG GCT GTG GAG AGC 1289 AAG GTC AGC TAC CCT GCT CCT CCT CAG GTT CCC CCC ACC CGC TAC TCT 1337 CCT ATT CCC AGG CAC ATG CTG GCT GAG GAG GAC TTC ACC AGA GAG CCT 1385 CGC AAG ATC ATC CTG CAC AAA GGC TCC ACA GGC CTG GGC TTC AAC ATC 1433 GTA GGA GGA GAG GAT GGA GAA GGC ATT TTT GTC TCC TTC ATC CTG GCA 1481 GGA GGC CCA GCT GAC CTG AGT GGG GAG CTG CGC AGG GGA GAC CGG ATC 1529 TTA TCG GTG AAT GGA GTG AAT CTG AGG AAT GCA ACT CAT GAG CAG GCT 1577 GCA GCT GCT CTG AAA CGG GCC GGC CAG TCA GTC ACC ATT GTG GCC CAG 1625 TAC AGA CCT GAA GAA TAC AGT CGC TTT GAA TCG AAG ATA CAT GAC TTA 1673 CGA GAA CAA ATG ATG AAC AGC AGC ATG AGC TCT GGG TCT GGG TCC CTC 1721 CGA ACA AGT GAA AAG AGG TCC TTG TAT GTC AGG GCC CTG TTT GAT TAT 1769 GAT CGG ACT CGG GAC AGC TGC CTG CCA AGC CAG GGG CTC AGC TTC TCT 1817 TAT GGT GAC ATT CTG CAT GTC ATT AAT GCC TCT GAT GAT GAG TGG TGG 1865 CAG GCA AGG CTG GTG ACC CCA CAC GGA GAA AGT GAG CAG ATC GGT GTG 1913 ATC CCC AGT AAG AAG AGG GTG GAA AAG AAA GAA AGA GCT CGA TTG AAA 1961 ACT GTG AAG TTC CAT GCC AGG ACG GGG ATG ATT GAG TCT AAC AGG GAC 2009 TTC CCG GGG TTA AGT GAC GAT TAT TAT GGA GCA AAG AAC CTG AAA GGA 2057 CAA GAG GAT GCT ATT TTG TCA TAT GAG CCA GTG ACA CGG CAA GAA ATT 2105 CAC TAT GCA AGG CCT GTG ATC ATC CTG GGC CCA ATG AAG GAC CGA GTC 2153 AAT GAT GAC CTG ATC TCC GAA TTT CCA CAT AAA TTT GGA TCC TGT GTG 2201 CCA CAT ACT ACC CGG CCT CGA CGT GAT AAT GAG GTG GAT GGA CAA GAC 2249 TAC CAC TTT GTG GTG TCC CGA GAA CAA ATG GAG AAA GAT ATT CAG GAC 2297 AAC AAG TTC ATC GAG GCG GGC CAA TTT AAT GAT AAC CTC TAT GGG ACC 2345 AGC ATC CAG TCA GTG CGG GCA GTT GCA GAG AGG GGC AAG CAC TGC ATC 2393 TTA GAT GTT TCC GGC AAT GCT ATC AAG AGA CTG CAG CAA GCA CAA CTT 2441 TAC CCC ATT GCC ATT TTC ATC AAG CCC AAG TCC ATT GAA GCC CTT ATG 2489 GAA ATG AAC CGA AGG CAG ACA TAT GAA CAA GCA AAT AAG ATC TAT GAC 2537 AAA GCC ATG AAA CTG GAG CAG GAA TTT GGA GAG TAC TTT ACA GCC ATT 2585 GTA CAG GGT GAC TCA CTG GAA GAG ATT TAT AAC AAA ATC AAA CAA ATC 2633 ATT GAG GAC CAG TCT GGG CAC TAC ATT TGG GTC CCA TCC CCT GAA AAA 2681 CTC TGA AGAATCCCCT CCAACCATTC TCTTGTGAAC AGAAGAAATC AAGTCCCTCT 2737 TCCCTCCTCC CTCTTCATTC CTGTCCCCAT GGGGAGAACA AATGCTACTG TTCTTGTCCC 2797 CTTTTTTAGA TATGTCAAAA AAAATTAAGT TTTCTAGTCC TGTTCTTTTT TTTTTTTAAG 2857 TTTTTGTTTG TTTCAGTTTA TTTTTTGGGA TGATGCCATC TCATTCATCA TGTGACTGTG 2917 CCCATTCCTG CATGGACCTT TCCCAAGCGC TAGCATAGGT GCAAAATCCA TCAGAGCCAT 2977 TGTTTTCATA AAAACCAAGC AGAAGTGAAG AGAAAAGAGG AGGACTGATG GAAAGACAGA 3037 CTCTGGACAG CTGCACGGCT TGTGAAGTGA GCTAAATGCA CCACATGATG AGATGCTCCT 3097 GGG 3100
【0109】配列番号:11 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 ATGCCTGGGC TGGTTGATAC ACAC 24
【0110】配列番号:12 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 CATCACTGTC TTATTTGTCA AAAG 24
【0111】配列番号:13 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 TGATTTGCAC ATTCAGAGCC ATAT 24
【0112】配列番号:14 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 AGGTCTATGC TACTTCCAGC AAAG 24
【0113】配列番号:15 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 CCATCCTAAT ACGACTCACT ATAGGGC 27
【0114】配列番号:16 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 ACTCACTATA GGGCTCGAGC GGC 23
【0115】配列番号:17 配列の長さ:38 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 TGCGCGAATT CGGATCCATG TGTGCCGCTC AGATGCCG 38
【0116】配列番号:18 配列の長さ:40 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 AAATAGGATC CAAGCTTAAG GAAATGGTGG AGGATGGGGT 40
【0117】配列番号:19 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 ATTGAAGAGG TTTATGTGTT C 21
【0118】配列番号:20 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他の核酸 配列 CAAGGGAGAT GCACAACCAC GCTA 24
【図面の簡単な説明】
【図1】ネダシンSのcDNAとクローニングの過程で
得られた各フラグメントおよび各プライマーとの位置関
係を示す図である。
【図2】NE−dlgの各領域の位置関係を示す図であ
る。
【図3】NE−dlgと結合するウシの脳細胞から抽出
した蛋白質をSDS−PAGE電気泳動してゲルをその
まま銀染色した結果を示す電気栄泳動写真である。
【図4】(A)は、NE−dlgのデリーション変異体
と結合したウシの脳細胞から抽出した蛋白質を電気泳動
した結果を示す電気泳動写真である。(B)は、NE−
dlgのデリーション変異体の部分または全長の関係を
示す図である。
【図5】ネダシンmRNAの各組織で発現についてノー
ザンブロットハイブリダイゼーション法により解析した
結果を示す電気泳動写真である。
【図6】ネダシンmRNAの各組織および各細胞での発
現についてのRTーPCRにより解析した結果を示す電
気泳動写真である。
【図7】ネダシンとNE−dlgとを含む免疫沈降物を
電気泳動した結果を示す電気泳動写真である。
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】前記ネダシンSのcDNAが組み込まれた
大腸菌をNedasin Sと名付け、工業技術院生命
工学工業技術研究所に平成10年2月25日に寄託し
た。受託番号は、FERM P−16663である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】ネダシンV1遺伝子を、プラスミドベクタ
ーpGEM(登録商標)−T Easy(プロメガ社
製)マルチクローニングサイトに挿入した。このプラス
ミドベクターを大腸菌DH5αに導入した形質転換体を
Nedasin V1と名付け工業技術院生命工学工業
技術研究所に平成10年2月25日に寄託した。受託番
号は、FERM P−16664である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NE−dlgと結合する分子量51kD
    の蛋白質。
  2. 【請求項2】 配列表の配列番号1、3、5または7に
    記載のアミノ酸配列からなる蛋白質。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
    列において一または複数のアミノ酸を置換、欠失または
    付加させたアミノ酸配列からなり、かつNE−dlgと
    結合する蛋白質。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の蛋白質をコードするポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のポリヌクレオチドのう
    ちの一部であって、連続する12塩基以上からなるポリ
    ヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のポリヌクレオチドのア
    ンチセンス鎖の塩基配列からなるアンチセンスポリヌク
    レオチドまたは該アンチセンスポリヌクレオチドの誘導
    体のうちの一部であって、連続する12塩基以上からな
    るポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 化学修飾された請求項4ないし6のいず
    れか一項に記載のポリヌクレオチド。
  8. 【請求項8】 配列表の配列番号2、4、6または8に
    記載の塩基配列からなるDNAのホモログであるcDN
    Aを取得する方法であって、請求項5ないし7のいずれ
    か一項に記載のポリヌクレオチドのコード領域部分から
    なるポリヌクレオチドをプローブとして、cDNAライ
    ブラリーから該プローブとしたポリヌクレオチドとハイ
    ブリダイズするcDNAを取得する方法。
  9. 【請求項9】 配列表の配列番号2、4、6または8に
    記載の塩基配列からなるDNAのホモログであって、請
    求項8に記載の方法によって取得されるcDNA。
  10. 【請求項10】 請求項2または3に記載の蛋白質のホ
    モログであって、請求項9に記載のcDNAがコードす
    るアミノ酸配列からなる蛋白質。
  11. 【請求項11】 請求項1、2.3または10に記載の
    蛋白質を認識する抗体。
JP10043552A 1998-02-25 1998-02-25 NE−dlgと結合する蛋白質 Pending JPH11239483A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10043552A JPH11239483A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 NE−dlgと結合する蛋白質
PCT/JP1998/003740 WO1999043702A1 (fr) 1998-02-25 1998-08-24 PROTEINE SE LIANT A NE-dlg
CA002322070A CA2322070A1 (en) 1998-02-25 1998-08-24 Protein binding to ne-dlg

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10043552A JPH11239483A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 NE−dlgと結合する蛋白質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11239483A true JPH11239483A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12666928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10043552A Pending JPH11239483A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 NE−dlgと結合する蛋白質

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH11239483A (ja)
CA (1) CA2322070A1 (ja)
WO (1) WO1999043702A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7338769B2 (en) * 2004-01-12 2008-03-04 Rutgers, The State University Of New Jersey Methods for identifying agonists of cypin
WO2006132701A2 (en) * 2005-04-04 2006-12-14 Rutgers, The State University Methods and kits for regulation of microtubule assembly and dendrite growth and branching

Also Published As

Publication number Publication date
CA2322070A1 (en) 1999-09-02
WO1999043702A1 (fr) 1999-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lu et al. Subcellular localization of the α and β subunits of the acute myeloid leukemia-linked transcription factor PEBP2/CBF
Haass et al. Pantophysin is a ubiquitously expressed synaptophysin homologue and defines constitutive transport vesicles.
US5401635A (en) Nucleic acids encoding human prohibitin mutants and detection thereof
CA2479498A1 (en) Compositions and methods for the treatment of tumor
NZ503404A (en) The presence of unique DNA and RNA molecules in prostate tumour cells and their use in diagnostic detection methods
JPH07133298A (ja) ヒトIL−2レセプターγ鎖分子
JP4280886B2 (ja) ヒトリゾホスファチジン酸受容体物質およびその用途
US5726298A (en) Epimorphin and its encoding nucleic acids
KR100566839B1 (ko) 종양 치료용 조성물 및 방법
JPH09505202A (ja) プロスタグランジン受容体ep▲下1▼をコードするdna
JP3779989B2 (ja) リンパ抗原cd30
MXPA01002545A (es) Composiciones y metodos para el tratamiento de tumores.
Ballinger et al. A Drosophila photoreceptor cell-specific protein, calphotin, binds calcium and contains a leucine zipper.
JPH11239483A (ja) NE−dlgと結合する蛋白質
AU714793B2 (en) Novel stress proteins
US7427666B2 (en) Antibody directed against a ubiquitin-specific protease occurring in the brain
US5763578A (en) All-trans retinaldehyde binding protein, and antibodies thereto
US5786451A (en) 23 Kd human retinal CAR antigen
JP2002530056A (ja) トランスフェリン受容体様蛋白質をコードする核酸、及びその関連産物
CA2304793A1 (en) Warts protein, polynucleotide encoding the same, antisense polynucleotide thereof, and antibody recognizing the protein
JP2002191364A (ja) タンパク質の検出あるいは定量方法
JPH11222499A (ja) プロテアソーム抑制蛋白質およびそれをコードするポリヌクレオチド
JPH09221499A (ja) 神経細胞で発現する新規タンパク質
JPH11146786A (ja) h−Hyd蛋白質、該蛋白質をコードするポリヌクレオチド、そのアンチセンスポリヌクレオチドおよび該蛋白質を認識する抗体
JPH05506577A (ja) ガラクトプロテインb3をコードするDNA配列