JPH1066463A - 湛液・液面低下・栽培方法 - Google Patents

湛液・液面低下・栽培方法

Info

Publication number
JPH1066463A
JPH1066463A JP8225064A JP22506496A JPH1066463A JP H1066463 A JPH1066463 A JP H1066463A JP 8225064 A JP8225064 A JP 8225064A JP 22506496 A JP22506496 A JP 22506496A JP H1066463 A JPH1066463 A JP H1066463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedlings
cultivation
seedling
container
liquid tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8225064A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Tanaka
正夫 田中
Shinichi Toriyama
伸一 鳥山
Toru Takeda
徹 武田
Yutaka Watabe
裕 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHOKU RYOKKA KANKYO HOZEN KK
Tohoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
TOHOKU RYOKKA KANKYO HOZEN KK
Tohoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOHOKU RYOKKA KANKYO HOZEN KK, Tohoku Electric Power Co Inc filed Critical TOHOKU RYOKKA KANKYO HOZEN KK
Priority to JP8225064A priority Critical patent/JPH1066463A/ja
Publication of JPH1066463A publication Critical patent/JPH1066463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メロンの栽培で、病害に対処しやすく、年間
収穫回数が多くかつ栽培面積を有効に活用できる湛液・
液面低下・栽培方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、底穴付ポット(7)内の培地(2)
で底穴から根が伸びるまで育てた苗(3)をポット(7)ご
と、夫々多穴容器(10)内の培地(2)上に載せ、かつ各多
穴容器(10)を囲んで根の貫通しない多孔性容器(17)を取
付け、培養液(14)を湛液した育苗用半地下式液槽(19)に
入れて苗を生育する仮定植段階と、仮定植を経た苗(3)
を多孔性容器(17)ごと、培養液(14)を湛液した半地下式
栽培用液槽(20)に移し、苗(3)が培養液を吸収し液面を
下げながら生長し、作物の収穫まで苗を生育する本定植
段階とからなる。本定植と並行して仮定植で新しい苗を
生育し、この苗を収穫後の栽培用液槽に移して連続栽培
し、また育苗用は小さい苗に合わせ小さい液槽を、栽培
用は必要量の培養液を入れた大きな液槽を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果菜類の生長に合
わせて大きさの異なる2種類の培養液槽を使って、果菜
類を連続的に栽培し、年間収穫量を増やす湛液・液面低
下・栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】湛液・液面低下・栽培方法は、収穫まで
に作物が必要とする養分を均衡培養液として栽培開始前
に1回だけ液槽に湛液し、作物は培養液から養分を吸収
しながら成長を続け、収穫期にはその培養液が少量しか
残らない方式である。
【0003】図1に示すように播種箱(1)に入れた培地
(2)に播種後、苗(3)が出て、子葉(4)が展開し本葉の発
生が見られたとき、この苗(3)を、図2に示すように根
(8)が伸びやすいように底穴(9)を開けた合成樹脂製のポ
リポット(7)に移植する。
【0004】その後、本葉第1葉(5)〜第2葉(6)が展開
したときに、図7に示すように、培地(2)の入った多穴
容器(10)に、ポリポット(7)ごと培地(2)の上に置く形で
定植する。多穴容器(10)は、培養液(14)を湛液した半地
下式の栽培用液槽(20)に浸漬される。液槽(20)には、定
植時に培養液(14)が液槽の上のレベル(15)まで一杯に満
たされており、収穫時にはそれは底に近いレベル(16)に
まで低下する。なお、液槽(20)は防水シート(13)で作ら
れ、木枠(12)に囲まれて地面中に埋められ、そして上面
はポリポット(7)の部分を除きポリシート(11)で覆われ
ている。
【0005】苗(3)が成長するにつれて、苗(3)は培養液
(14)を吸収して培養液(14)の液面が低下し、苗(3)から
出る多くの根(8)はそれぞれ多穴容器(10)の穴から空気
中または培養液(14)中に伸長しながら互いに絡み合って
ネット状となり、培養液(14)表面で溶存酸素を吸収し、
培養液(14)中からは養分を吸収しながら成長を続ける。
そして苗が成長した作物は収穫に至る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】果菜類などは、小さい
苗であるため、図2に示すようにポリポット(7)で育苗
した苗(3)を、図7に示すように栽培用液槽(20)中の多
穴容器(10)に定植した後、開花するまでにある程度の日
数がかかってしまう。例えばメロン栽培などでは、定植
から収穫までの栽培用液槽(20)を使用する期間が、春夏
は90日に、秋冬は120日になる。従来は、図6に本
発明と比較して示すとおり、年3回の栽培が限度となっ
ている。
【0007】ところで、果菜類などは、定植したばかり
の苗はまだ小さく、養分の吸収量も少ないため、広い面
積と多量の培養液を必要としない。しかし従来から、収
穫時を想定して面積、培養液の量を決め、多穴容器(7)
をそこに固定しているので、限られた栽培面積を有効に
活用することができない。
【0008】逆に果菜類一株あたりの面積を小さくした
場合には、定植後に苗が徐々に大きくなってくると、一
つの株の根は培養液中で隣り合う他の株の根と絡み合っ
て、栽培液槽内の根全体がネット状に一体化してしま
う。このとき、病害などが発生して、他の株への感染を
防ぐためにその個体を撤去しなければならないとき、そ
れに絡み合った他の株の根が切れてしまう。
【0009】本発明の目的は、病害に対処しやすく、作
物の年間収穫回数が多く、かつ栽培面積を有効に活用で
きる湛液・液面低下・栽培方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の栽培方法は、幼い苗をその生長が速くなる
まで育てる仮定植段階と、この仮定植段階を経た苗が大
きく生長し結実するまでの本定植段階との2段階からな
り、それぞれの段階に適した大きさの半地下式液槽を用
いるものであり、さらに苗の株単位で各苗を扱えるよう
に繊維からなる多孔性容器内で苗の根を生長させるもの
である。
【0011】すなわち、(1) 仮定植段階では、底穴付ポ
ット中の培地に植え付けて底穴から根が伸長するまで生
育した苗を、底穴付ポットのまま、筒状の多穴容器に入
った培地上に載置し、かつ多穴容器の外側に、苗の根が
収穫に至るまで十分生長できる程度にすき間を設けて、
苗の根の貫通しない多孔性容器を取付け、培養液を湛液
した育苗用の半地下式液槽に入れて狭い間隔で配置し、
苗の根が多穴容器の穴から伸長して多孔性容器内で増え
て生長が速くなるまで苗を生育する。
【0012】(2)本定植段階では、仮定植段階を経た苗
を多穴容器及び多孔性容器に入れたまま、培養液を湛液
した栽培用の別の半地下式液槽に移して各苗が周りから
培養液を必要な分だけ吸収できる広さを有するように広
い間隔で配置し、苗が培養液を吸収して液面を下げなが
ら生長し、作物の収穫期に至るまで苗を生育する。
【0013】そして、本定植段階の間に、種から生長し
た苗を底穴付ポットに入れて生育する段階とそれに続く
仮定植段階で新たな苗を生育し、この該新たな苗を、本
定植段階における収穫の後に栽培用液槽に移して生育す
る。
【0014】このような栽培方法はメロンの栽培に適用
するとよい。また苗の根が貫通しない多孔性容器は、ポ
リエステル、ナイロン、ビニロン等の合成繊維製の袋と
するのが好ましい。
【0015】このような不透根の袋を用いることによ
り、多穴容器から伸長したを根を傷めずに苗を移動させ
ることができる。また育苗用水槽内では、仮定植段階で
生長させる大きさに応じて苗を接近させて並べても、多
孔性容器があるために隣合う苗同士で根がからまること
はないので、後に用いる栽培用液槽より小面積のものを
用いることができる。また多穴容器と多孔性容器との間
には、根の伸長に十分な隙間をつくり、根の養分吸収お
よび呼吸を阻害することがないようにする。この多孔性
容器は根の伸長圏を制限する目的で使用することも可能
である。
【0016】さらに育苗用水槽内で各苗を近接させて栽
植密度を高めた状態で栽培すると、生長が速くなるとい
う結果もある。これは、発芽直後の植物が群生すること
により、互いに弱い体質を守りあって生長する性質があ
ることから、高い栽植密度での速い生長は、考えられる
ことである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の特徴を、南東北地
方でのメロン栽培を例にとって具体的に説明する。 (1)播種〜幼い苗の育成段階;図1に示すように、培
地(2)が入った播種箱(1)で初めて本葉が発生した苗(3)
を、図2に示すようにポリポット(7)に移植する。移植
した苗(3)は、本葉第1葉(5)〜第2葉(6)が展開する頃
にはポット(7)の底穴(9)より根(8)を伸長させてくる。
なお、この段階(1)は従来方法と同様である。
【0018】(2)仮定植段階;上記のように根(8)が
ポット(7)の底穴(9)よりはみ出すようになり、また本葉
(5)〜(6)が展開したときに、ポリポット(7)を、図3に
示すように、培養液(14)を湛液した半地下式の育苗用液
槽(19)中の多穴容器(10)上に移して苗(3)を仮定植す
る。仮定植では、長い筒状の多穴容器(10)に充填された
培地(2)の上にポリポット7をそのままのせる。この仮
定植の際、多穴容器(10)は、根(8)が伸長する隙間を十
分に確保しながら、シートで袋状に作られた多孔性不透
根容器(17)で筒の周壁が囲われ、育苗用液槽(19)中に浸
漬される。不透根容器(17)は、ポリエステル、ナイロ
ン、ビニロン等の合成繊維製であり、苗(3)から伸びる
根(8)が袋から外にはみ出さないように、かつ培養液(1
4)が袋の外から中に浸透するように作られている。多穴
容器(10)を包む不透根容器(17)は複数互いに間隔をあけ
ることなく、あるいは、ほぼ近接して育苗用液槽(19)内
に配置する。液槽(19)は、図7により既に説明したよう
に、防水シート(13)、木枠(12)ポリシート(11)で構成さ
れている。
【0019】育苗用液槽(19)中の多穴容器(10)に仮定植
した苗(3)は、培地(2)内に根(8)を張り、多穴容器(10)
の穴より培養液(14)中に根(8)を伸長させる。生育が早
くなる頃、すなわち本葉第12〜13葉を展開させる頃
(仮定植から30〜40日)に、育苗用液槽(19)より栽
培用液槽(20)へ移動させて本定植する。
【0020】(3)本定植段階;図4に示すように、多
穴容器(10)を囲う不透根容器(17)は、その上部に取っ手
(18)を有し、これに紐(20)を通してフック(22)などで吊
り上げられる構造になっている。フック(22)は、支柱(2
5)上に架設されたレール(24)にのっている滑車(23)によ
り育苗用液槽(19)から栽培用液槽(20)へ容易に移動する
ことができる。フック(22)に吊り上げられた不透根容器
(17)は、苗(3)を仮定植されている多穴容器(10)を入れ
たままで、育苗用液槽(19)から栽培用液槽(20)へ移され
る。
【0021】図5に示すように、栽培用液槽(20)に本定
植した苗3は、以後、図7で説明した従来の湛液・液面
低下・栽培方法と同じように栽培する。本定植後から1
0日間程度で開花し、受粉後、60日間程度でメロンと
して収穫できる。
【0022】次に本発明による栽培日程について説明す
る。図6は本発明によりメロンを栽培した日程を示す図
で、従来の栽培法による日程と比較して示す。本発明の
栽培法によれば、本定植から収穫までの栽培用液槽(20)
の使用期間は、春夏季では90日、秋冬季でも90日に
なり、図示のとおり年4回の栽培が可能となる。これに
対して従来栽培法によれば、定植から収穫までの栽培用
液槽(20)の使用期間が、春夏季で90日、秋冬季では1
20日であるので、年3作となる。なお、作物の成育段
階からみると、本発明における仮定植〜本定植〜収穫の
期間は従来の定植〜収穫の期間に該当する。
【0023】図6に示す本発明による年4作の栽培日程
では、(1)第1作目は、4月6日〜5月1日の間に播種
から定植までを育苗期間とし、5月1日に定植し、6月
4〜13日の受粉を経て8月2日にメロンを収穫した。
ただし、これは初年度の栽培であるため変則的であり、
4月からの1作目では、育苗用液槽を使用せず直接に栽
培用液槽に定植したためである。(2)第2作目は6月2
2日に播種、7月10日に仮定植、8月2日に本定植、
そして8月15〜19日の受粉を経て10月18日に収
穫した。(3)第3作目は9月3日に播種、9月27日に
仮定植、10月21日に本定植、11月8〜11日の受
粉を経て1月12日に収穫した。(4)第4作目は11月
22日に播種、12月15日に仮定植、1月22日に本
定植、そして2月16〜24日の受粉を経て4月18日
に収穫した。そして次年度からは、第1作目は図6中で
点線で示すように2月の後半に播種を開始し育苗用液槽
で本定植用の苗を準備する。なお、第3作目の本定植期
間と第4作目の本定植期間との間の1月12日〜1月2
2日まで10日間も栽培用液槽が空いているが、これは
試験調査のためである。実際の栽培では、この間隔を詰
めることにより、年4作半から5作も期待できる。
【0024】本実施の形態では、メロン栽培で、育苗用
液槽(19)での栽植密度は13.9本/m2(0.072m2
/本)であった。これは栽培液槽(20)での4本/m2(0.
25m2/本)の3倍以上である。逆に栽培面積について
は、仮定植に必要な面積は本定植のそれの1/3以下と
なる。従来の栽培法によれは、本発明における仮定植の
段階で本定植の面積を占有していたので、本発明におい
て仮定植の段階で低減した面積分を本定植に利用するこ
とができ、栽培面積の利用効率が向上する。
【0025】以上説明したように、栽培面積の一部を、
育苗用液槽(19)に使用し、残りの栽培面積を栽培用液槽
(20)として用いることにより、仮定植における苗の栽培
と既に仮定植から本定植に移された苗の栽培とを同時に
進めることができるので、従来よりも作付け回数を増や
すことができる。メロンの栽培では、栽培用液槽(20)で
栽培する期間(開花から収穫まで)を短縮することがで
き、年4回以上の収穫が可能となった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続湛液
・液面低下・栽培方法の効果は以下に述べる通りであ
る。
【0027】(a)作物の栽培を、播種から幼い苗を育
成した後に、育苗、栽培の2つの作業段階に分業し、育
苗段階では苗1株あたりの栽培面積が小さくともよい育
苗用液槽を用い、栽培段階では最終の収穫時に必要とな
る苗1株あたりの栽培面積が大きな栽培用液槽に移して
苗を栽培することにより、栽培面積を有効に使うことが
でき、栽培面積当たりの収穫量を増加させることができ
る。
【0028】(b)栽培面積の規模に応じて、栽培用液
槽と育苗用液槽、苗の数量、栽培株数を算定すること
で、作物の年間収穫回数を増加させることができ、メロ
ンの栽培の場合では、従来の年3回から、年4〜5回の
栽培を行うことが可能となる。
【0029】(c)育苗、栽培の両段階で、苗を植えた
多穴容器を囲う不透根の多孔性容器を用いるので、苗を
個体毎に移動または管理でき、従来のように互いに苗の
根がからみあうため栽培用液槽全体を一体として管理す
る必要がなく、したがって病害株の早期撤去、他の株へ
の罹病防止を容易に図ることができる。
【0030】(d)根圏域の制限による生育の抑制、品
質の向上も期待でき、例えば大きくなり過ぎて味が落ち
るというようなことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種から子葉発生までの段階を示す図である。
【図2】ポット中での育苗段階を示す図である。
【図3】本発明にかかる育苗用液槽における苗の生育段
階を示す図である。
【図4】本発明による栽培法で不透容器ごと苗を移す装
置を示す図である。
【図5】本発明にかかる栽培用液槽における苗の生育段
階を示す図である。
【図6】本発明による年4作のメロン栽培日程を示す図
である。
【図7】従来栽培法による栽培用液槽における苗の生育
段階を示す図である。
【符号の説明】
1 播種箱 2 培地 3 苗 4 子葉 5 本葉第1葉 6 本葉第2葉 7 ポリポット 8 根 9 底穴 10 多穴容器 11 ポリシート 12 木枠 13 防水シート 14 培養液 17 不透根容器 18 吊下げ用取っ手 19 育苗用液槽 20 栽培用液槽 21 吊り下げ用紐 22 フック 23 滑車 24 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥山 伸一 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社研究開発センター内 (72)発明者 武田 徹 福島県原町市泉字大磯144−2 東北緑化 環境保全株式会社原町支社内 (72)発明者 渡部 裕 宮城県仙台市青葉区本町二丁目1−7 東 北緑化環境保全株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底穴付ポット内の培地に植えられ底穴か
    ら根が伸長するまで生育した苗を、該底穴付ポットのま
    ま筒状多穴容器に収納された培地上に載置し、かつ多穴
    容器の外側にすき間を設けて、苗の根の貫通しない多孔
    性容器を取付け、該多孔性容器の複数を近接させて培養
    液を湛液した育苗用の半地下式液槽に入れ、苗の根が多
    穴容器の穴から伸長し多孔性容器内で増えて生長が速く
    なるまで苗を生育する仮定植段階と、該仮定植段階を経
    た各苗を多穴容器及び多孔性容器に入れたまま、培養液
    を湛液した栽培用の別の半地下式液槽に移して所定の広
    い間隔で配置し、苗が培養液を吸収して液面を下げなが
    ら生長し、作物の収穫期に至るまで苗を生育する本定植
    段階とからなることを特徴とする湛液・液面低下・栽培方
    法。
  2. 【請求項2】 本定植段階の時期に併行して、種から生
    長した苗を底穴付ポットに入れて生育する段階とそれに
    続く仮定植段階で新しい苗を生育し、該新しい苗を本定
    植段階における収穫後に栽培用液槽に移して生育するこ
    とを特徴とする請求項1記載の湛液・液面低下・栽培方
    法。
  3. 【請求項3】 作物はメロンであることを特徴とする請
    求項1、2または3に記載の湛液・液面低下・栽培方
    法。
  4. 【請求項4】 多孔性容器はポリエステル、ナイロン、
    ビニロン等の合成繊維製の袋からなることを特徴とする
    請求項1、2または3に記載の湛液・液面低下・栽培方
    法。
JP8225064A 1996-08-27 1996-08-27 湛液・液面低下・栽培方法 Pending JPH1066463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8225064A JPH1066463A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 湛液・液面低下・栽培方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8225064A JPH1066463A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 湛液・液面低下・栽培方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1066463A true JPH1066463A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16823478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8225064A Pending JPH1066463A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 湛液・液面低下・栽培方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1066463A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001095389A (ja) * 1999-09-27 2001-04-10 Iseki & Co Ltd 育苗方法及び育苗器
JP2004041184A (ja) * 2002-05-13 2004-02-12 New Agri Network Co Ltd 植物栽培装置及び回転多方弁
CN103975790A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 成都人和瑞祥信息工程有限公司 庭院盆景盆具和地下水隔距自吸密封垫
JP2017123792A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 富士フイルム株式会社 植物栽培用磁気シート及び植物の栽培方法
CN111122374A (zh) * 2019-12-24 2020-05-08 国科大重庆学院 消落带植物分解速率的测试装置及其测试方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001095389A (ja) * 1999-09-27 2001-04-10 Iseki & Co Ltd 育苗方法及び育苗器
JP2004041184A (ja) * 2002-05-13 2004-02-12 New Agri Network Co Ltd 植物栽培装置及び回転多方弁
CN103975790A (zh) * 2014-05-23 2014-08-13 成都人和瑞祥信息工程有限公司 庭院盆景盆具和地下水隔距自吸密封垫
JP2017123792A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 富士フイルム株式会社 植物栽培用磁気シート及び植物の栽培方法
CN111122374A (zh) * 2019-12-24 2020-05-08 国科大重庆学院 消落带植物分解速率的测试装置及其测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998014051A1 (fr) Procede de production de tubercules de pomme de terre
CN104186190B (zh) 果树杂交种子快速成苗方法
CN206165123U (zh) 一种用于种子和苗木催芽育苗水培的培育盒
RU96120152A (ru) Способ многоуровневого культивирования растений и устройство для многоуровневого культивирования растений для применения в нем
CN102318547A (zh) 霍山石斛试管苗的架空栽培方法
JPS6310974B2 (ja)
CN107197746A (zh) 一种杉木野外优异资源的繁育方法
CN104145683A (zh) 快速鉴定向日葵抗列当水平的方法
CN106577134A (zh) 一种红橙扦插育苗方法
JP2002125495A (ja) 溶液栽培装置
CN108990675A (zh) 一种桐花树扦插繁育的方法
CN108207513A (zh) 一种可移动火龙果种质保存栽培箱及保存方法
JPH1066463A (ja) 湛液・液面低下・栽培方法
JP2000135025A (ja) 甘蔗の高次枝茎苗移植栽培方法
CN108029540B (zh) 一种利用烤烟育苗大棚育苗残液种植西瓜的方法
CN110447524A (zh) 一种沙水培培养花生幼苗的方法
JP3643143B2 (ja) トマトの栽培方法
CN107182355A (zh) 一种新疆野苹果种子催芽方法
CN107801547B (zh) 八角的扦插育苗方法
CN2432777Y (zh) 多层式水耕栽培盆
JP4168121B2 (ja) 苗の順化・移植方法
JP3343580B2 (ja) ゴボウの水耕栽培方法
Huang et al. Air-pruned transplant production system for fully automated transplanting
CN111436374A (zh) 一种高明合水粉葛的脱毒快繁方法
WO1998016097A1 (fr) Methode de production de tubercules de pomme de terre