JPH1066265A - 電力系統の運転方法 - Google Patents

電力系統の運転方法

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JPH1066265A
JPH1066265A JP8227592A JP22759296A JPH1066265A JP H1066265 A JPH1066265 A JP H1066265A JP 8227592 A JP8227592 A JP 8227592A JP 22759296 A JP22759296 A JP 22759296A JP H1066265 A JPH1066265 A JP H1066265A
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JP
Japan
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power
receiving system
private
circuit
generation system
Prior art date
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Application number
JP8227592A
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English (en)
Inventor
Mataaki Makabe
又敬 真壁
Taiichiro Hashiguchi
大一郎 橋口
Shinichi Ninomiya
信一 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受電系統と自家発電系統を並列連携して負荷
設備に安定に電力供給することのできる運転方法を提供
する。 【解決手段】 受電系統1と自家発電系統7のいずれも
正常に運転している状態で受電系統1に設けた逆電力保
護継電器16が作動したとき、受電系統1と自家発電系
統7の並列連携を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受電系統と自家発
電系統を常時並列連携して負荷に電力を供給する電力系
統の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から工場や大型ビルなどでは、受電
設備を設けて外部電力系統からの電力を受電し負荷に電
力供給すると共に、非常時に備えて自家発電装置を設け
ることが多い。さらにボイラ装置を有する自家発電装置
では、常時自家発電装置を運転して電力需要の一部を賄
い、発生蒸気を熱負荷に供給する場合もある。ただし従
来は自家発電装置で発電する電力はあくまで自己の電力
需要の一部を賄うだけに使用され、外部電力系統を管轄
する電力会社等に売電することはなかった。しかし近
年、電気事業法が改正されて自家発電装置により発生し
た電力を電力会社等に売電することが可能になったこと
を契機として、設備の有効活用を図る目的から自家発電
装置を常時運転し、余剰電力を電力系統に送出し電力会
社等に売電する例が増えている。自家発電装置により発
生した電力を外部電力系統に逆送するには、受電系統と
自家発電系統を常時並列連携する必要がある。このよう
な場合、受電系統と自家発電系統にそれぞれ保護装置を
設けると共に、受電系統に逆電力保護継電器を設けて受
電系統以降に過電圧が生じたとき外部電力系統に影響を
及ぼさないようにすることが「分散型電源系統運転指
針」により推奨されている。そこで各受電系統には、逆
電力保護継電器を設けることが一般的になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受電系統と自家発電系
統を常時並列連携して運転するときに、逆電力保護継電
器が作動する原因の多くは、何らかの事故により大容量
負荷が遮断したとき、またはその負荷が大幅に低減した
ときである。このような場合、自家発電装置の自動電圧
調整装置(AVR)が追従できずに、一時的に系統電圧
が上昇して逆電力保護継電器が作動し、それにより受電
系統の遮断器がトリップして受電が停止する。しかしこ
のような一時的な電圧上昇により受電が停止すると、一
般に自家発電装置は契約電力の30%程度の容量しかな
いため過負荷となり、そのため過負荷保護継電器が連鎖
的に作動して自家発電装置からの電力供給も停止され、
全負荷設備の停電事故に至るという問題があった。そこ
で本発明は、このような問題を回避した電力系統の運転
方法を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、受電系統と自家発電系統を並列連携して負荷に電
力を供給する電力系統の運転方法である。そして受電系
統と自家発電系統のいずれも正常に運転している状態で
受電系統に設けた逆電力保護継電器が作動したとき、受
電系統と自家発電系統の並列連携を解除することを特徴
とするものである。本発明の電力系統の運転方法によれ
ば、何らかの事故により系統電圧が一時的に上昇して逆
電力保護継電器が作動したとき、受電系統と自家発電系
統のいずれも正常に運転している状態では、受電系統を
遮断することなく受電系統と自家発電系統の並列連携を
解除する。そのため正常な負荷への電力供給はそのまま
継続され、電圧が正常な値に復帰したことを確認した
後、手動または自動的に並列連携に戻すことができる。
【0005】上記方法における好ましい実施の形態にお
いては、逆電力保護継電器が作動したとき、さらに受電
系統と自家発電系統のいずれかが正常な運転をできない
状態に至ったときには受電系統からの受電を停止する。
さらに好ましくはその場合に負荷への電力供給を重要負
荷設備に制限する。このような構成とすることより、負
荷系統への影響をできるだけ回避して自家発電装置によ
り安定な電力供給が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の方法の1例を説明する
電気系統図である。外部電力は遮断器2を設けた受電系
統1で受電され受電系統母線3に供給される。受電系統
1の過負荷等は保護継電器4で監視され、その作動によ
り遮断器2がトリップされる。なお5は計器用変圧器、
5aは変流器、16は逆電力保護継電器である。自家発
電装置6で発電された電力は、遮断器8を設けた自家発
電系統7から自家発電系統母線9に供給される。自家発
電系統7の過負荷等は保護継電器10により監視され、
その作動により遮断器8がトリップされる。そして11
は計器用変圧器で12は変流器である。受電系統母線3
には一般負荷設備13、一般負荷設備14および重要負
荷設備15がそれぞれ遮断器13A,14Aおよび15
Aを介して接続されている。また自家発電系統母線9に
は、一般負荷設備14と重要負荷設備15がそれぞれ遮
断器14B,15Bを介して接続されている。そしてこ
の例では、一般負荷設備14と重要負荷設備15につい
て受電系統と自家発電系統が並列連携されている。
【0007】図2は図1の電気系統図に示された装置の
保護制御回路である。図2において16aは作動時にオ
ンになる逆電力保護継電器16の接点、2aは受電系統
の遮断器2が閉路時にオンになる接点、8aは自家発電
系統の遮断器8が閉路時にオンになる接点である。な
お、接点2aの代わりに保護継電器4が作動時にオフに
なる接点、接点8aの代わりに保護継電器10が作動時
にオフになる接点または自家発電装置6の正常時にオン
になる接点を使用することもできる。また、20,21
はアンド回路、22,23は禁止回路、24,25,2
6は補助リレー、4aは受電系統の保護継電器4が作動
したときにオンになる接点、10aは自家発電系統7の
保護継電器10が作動したときにオンになる接点であ
る。さらに2T、14AT,15BTおよび8Tはそれ
ぞれは遮断器2、14A,15Bおよび8のトリップ回
路、15BCは遮断器15Bの投入回路である。
【0008】次に、図2を参照しながら図1に示す装置
の作用を説明する。先ず正常時は、遮断器2,8,13
A、14A,14B,15Aおよび15Bが閉路され、
受電系統と自家発電系統は並列連携されている。その状
態では逆電力保護継電器16の接点16aはオフ、遮断
器2の接点2aと遮断器8の接点8aはオンになってお
り、補助リレー24,25,26は作動しない。次に、
何らかの事故により系統電圧が一時的に上昇し逆電力保
護継電器16が作動したときはその接点16aがオンに
なる。その際、受電系統1と自家発電系統7のいずれも
正常に運転している状態では、接点2aと8aがオン、
アンド回路20がオンになって禁止回路22はオンにな
らない。そのため受電系統1の遮断器2はトリップしな
い。しかし接点16aとアンド回路20のオン信号によ
りアンド回路21がオンになるので、補助リレー25が
駆動されて遮断器14Aと15Bがトリップされる。す
ると一般負荷設備13と重要負荷設備15が受電系統母
線3からのみ電力供給され、一般負荷設備14が自家発
電系統母線9からのみ電力供給されるようになるので、
受電系統1と自家発電系統7の並列連携は解除されてそ
れぞれは単独運転になる。なお、並列連携が解除された
ときには自家発電系統母線9の電圧が一時的に変動する
こともあるので、それから電力供給を受ける一般負荷設
備14は、ある程度の電圧変動を許容できるような負荷
設備が好ましい。
【0009】上記のように逆電力保護継電器16が作動
した状態で、さらに受電系統1と自家発電系統7のいず
れかに異常が生じたときはアンド回路20がオフにな
り、それにより禁止回路22の禁止条件が解除されるの
で、禁止回路22がオンになって補助リレー24が駆動
され、受電系統1の遮断器2がトリップされる。この状
態になると自家発電装置6のみで負荷設備へ電力供給を
しなければならないので、自家発電装置6の出力が許容
出力の範囲内になるように負荷設備を選択することが好
ましい。すなわちこの例では、自家発電系統7の遮断器
8が閉路し、受電系統1の遮断器2がトリップされる条
件で禁止回路23がオンになり、それによって補助リレ
ー26が駆動され、遮断器15Bを投入すると共に遮断
器14Aをトリップし、自家発電装置6には非常用負荷
などの重要負荷設備15のみが接続された状態になる。
【0010】なお、受電系統1の保護継電器4の作動に
より受電系統1の遮断器2がトリップされ、自家発電系
統7の保護継電器10の作動により自家発電系統7の遮
断器8がトリップされることは従来と同様である。本発
明の方法が適用できる自家発電装置としては、ジーゼル
発電機のような内燃機を原動機とする発電装置、ガスタ
ービンを原動機とする発電装置、ボイラと蒸気タービン
発電機を組み合わせた発電装置等があり、さらにガスタ
ービンの排熱から排熱回収ボイラにより蒸気を発生して
熱負荷設備へ供給するようにしたコージェネレーション
システムや、発電装置における蒸気タービンの排蒸気を
熱負荷設備へ供給するようにしたシステム等の場合にも
適用できる。また本発明の方法は自家発電装置が複数設
備設けられ、それらを並列運転するような場合にも適用
できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の電力系
統の運転方法によれば、何らかの事故により系統電圧が
一時的に上昇して逆電力保護継電器が作動したときにお
いて、受電系統と自家発電系統のいずれも正常に運転し
ている状態では、受電系統を遮断することなく受電系統
と自家発電系統の並列連携を解除する。そのため正常な
負荷への電力供給はそのまま継続され、電圧が正常な値
に復帰したことを確認した後、手動または自動的に並列
連携に戻すことができる。
【0012】上記方法において、逆電力保護継電器が作
動したときに、さらに受電系統と自家発電系統のいずれ
かが正常に運転できない状態に至ったときには受電系統
からの受電を停止するように構成することもできる。そ
の場合には、受電系統を分離してより適切な保護を可能
とすることができる。さらにこの場合に、負荷への電力
供給を重要負荷設備に制限するように構成することもで
きる。その場合には、その負荷系統への影響をできるだ
け回避して自家発電装置により安定な電力供給が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の1例を説明する電気系統図。
【図2】図1の電気系統図に示された装置の保護制御回
路。
【符号の説明】
1 受電系統 2 遮断器 2a 遮断器2の接点 2T 遮断器2のトリップ回路 3 受電系統母線 4 保護継電器 4a 保護継電器4の接点 5 計器用変圧器 5a 変流器 6 自家発電装置 7 自家発電系統 8 遮断器 8a 遮断器8の接点 8T 遮断器8のトリップ回路 9 自家発電系統母線 10 保護継電器 10a 保護継電器10の接点 11 計器用変圧器 12 変流器 13 一般負荷設備 13A 遮断器 14 一般負荷設備 14A 遮断器 14AT 遮断器14Aのトリップ回路 14B 遮断器 15 重要負荷設備 15A 遮断器 15B 遮断器 15BT 遮断器15Bのトリップ回路 15BC 遮断器15Bの投入回路 16 逆電力保護継電器 16a 逆電力保護継電器16の接点 20 アンド回路 21 アンド回路 22 禁止回路 23 禁止回路 24 補助リレー 25 補助リレー 26 補助リレー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受電系統1と自家発電系統7を並列連携
    して負荷に電力を供給する電力系統の運転方法におい
    て、受電系統1と自家発電系統7のいずれも正常に運転
    している状態で受電系統1に設けた逆電力保護継電器1
    6が作動したとき、受電系統1と自家発電系統7の並列
    連携を解除することを特徴とする電力系統の運転方法。
  2. 【請求項2】 逆電力保護継電器16が作動したとき、
    さらに受電系統1と自家発電系統7のいずれかが正常に
    運転できない状態に至ったときに受電系統1からの受電
    を停止する請求項1に記載の電力系統の運転方法。
  3. 【請求項3】 負荷への電力供給を重要負荷設備15に
    制限する請求項2に記載の電力系統の運転方法。
JP8227592A 1996-08-09 1996-08-09 電力系統の運転方法 Pending JPH1066265A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289671A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Rengo Co Ltd 電力並列供給システムの制御方法
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