JP2691692B2 - 系統連系保護装置 - Google Patents
系統連系保護装置Info
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Description
力線連系方式)における系統事故時の系統連系保護装置
に関する。
ョン等の自家発電設備(以下自家発電設備という)を系
統連系するために、図4に示すような系統連系システム
が用いられている。
て、1aは自家発電設備、2は系統母線、3は配電用変
電所、4は変圧器、5は遮断器、6は転送受信装置であ
る。この転送受信装置6は逆潮流ありの場合の系統事故
時に変電所3からの信号により構内自家発電設備1aの
遮断器14aを解除するものである。また、自家発電設
備1aは、エンジン(図示せず)により駆動される同期
発電機11aと、同期発電機11aの端子電圧を一定に
制御する自動電圧調整装置(以下、AVRという)12
aと、同期発電機11aを構内系統に接続する遮断器1
3aと、系統母線2と構内系統10とを接続する遮断器
14aと、構内負荷15aと、構内負荷用の遮断器16
aとを備えており、さらに保護装置として不足電圧継電
器21a、周波数低下継電器22a、過電圧継電器23
a、過電流継電器24a、方向地絡継電器25a、逆電
力継電器26a、発電機異常検出用継電器27aを備え
ている。また、1bは上記自家発電設備1aと同様の構
成の自家発電設備であり、1cは自家発電設備を有しな
い受電設備(遮断器14cと構内負荷15c)である。
において次のような異常が発生した時には即時に自家発
電設備1a,1bを電力系統から解列する必要がある。 (1)コージュネ設備需要家の構内事故時 (2)電力系統事故時
として、通常図4に示す保護装置により検出されてい
る。すなわち、逆潮流なしの場合には過電流継電器24
a、地絡継電器25a、発電機異常検出用継電器27
a、逆電力継電器26a、周波数低下継電器22a等で
自家発電設備あるいは系統の事故時の異常を検出し、遮
断器14aを開路し、系統から解列するようにしてい
る。一方、逆潮流ありの場合には、前述した継電器等で
は系統の異常時の変電所遮断器14aの解列は検出でき
ない場合があり、そのために専用線連系において転送遮
断器6を設けて保護を行っている。
みなされたもので、その目的は高圧配電系統連系におい
て、逆潮流ありの場合の専用線連系に高価な転送遮断装
置を設けることなく、また構内自家発電設備内にて系統
側の事故時における発電機単独運転を検出することがで
きる系統連系保護装置を提供することにある。
に、本発明の請求項1の系統連系保護装置は、同期発電
機の端子電圧を一定電圧に制御する自動電圧調整装置を
備えた自家発電設備を受電点遮断器を介して高圧配電系
統に逆潮流ありで連系する系統連系システムにおいて、
前記自動電圧調整装置の電圧設定器の出力信号に商用周
波数に比べ十分低い一定周波数の微小電圧を加算する信
号発生器を設けると共に、前記同期発電機の出力電圧か
ら能動フィルタ回路を介して前記自動電圧調整装置の電
圧設定器の出力信号に加算した微小電圧の周波数成分に
応じた電圧のみを検出し、この検出した電圧が比較器で
設定した設定値を超えた場合に系統側に停電が生じたこ
とを検出して前記受電点遮断器を切り離すことを特徴と
する。
電時には信号発生器により発生する予め設定された商用
周波数に比べて十分低い一定周波数で変化する発電機出
力周波数に着目して成されたものであり、この発電機端
子電圧を常に監視し、停電が発生すると発電機電圧波形
のうち信号発生器で発生する周波数成分の電圧波形だけ
を増幅通過させ、商用周波数成分の電圧波形は減衰する
能動フィルタ回路による保護装置を設けることにより、
系統に停電が発生したことを速やかに検出することがで
きる。
る。図1は本発明の一実施例である自家発電設備の系統
連系保護装置の構成図である。本実施例が、既に説明し
た図4の従来の系統連系システムと相違する構成は、各
自家発電設備1a、1bに信号発生器17a、17bと
能動フィルタによる保護装置18a、18bを設けて転
送遮断装置6を廃止した点である。その他の構成は従来
の系統連系システムと同一であるので、同一部分には同
一符号を付している。
生器17aは、自動電圧調整装置(AVR)12aに接
続してあり、また能動フィルタによる保護装置18aは
構内系統母線の遮断器14aと13aの間に接続してあ
る。能動フィルタによる保護装置18aの出力で構内受
電用の遮断器14aに遮断指令を出力するように構成し
ている。なお、従来の自家発電設備と同様に、不足電圧
継電器21a,周波数低下継電器22a、過電圧継電器
23a、過電流継電器24a、方向地絡継電器25a、
逆電力継電器26a、発電機異常検出用継電器27aを
備えている。また、1bは上記した自家発電設備1aと
同様の構成の自家発電設備を備えた需要家であり、詳細
は省略する。
2aとの接続を示す回路図であり、信号発生器17aの
出力信号は、一般の自動電圧調整装置(AVR)の電圧
設定器90Rの信号に加算される。また、信号発生器1
7aの波形は、商用周波数に比べ十分低い一定周波数の
三角波、方形波または正弦波であり、振幅はAVRにて
設定される発電機電圧の基準電圧に比べて微小電圧を発
生する。
18aの回路図であり、構内系統母線の電圧を入力し、
電圧波形の周波数成分のうち、前述の信号発生器17a
が発生する低周波数の電圧波形は増幅通過させ、商用周
波数の電圧波形は減衰する能動フィルタ回路181を設
け、整流回路182で全波整流し、能動フィルタ回路1
81の通過電圧と設定電圧VSを比較回路183で比較
し、その比較結果に基づき構内受電用の遮断器14aに
遮断指令を出力するリレー回路184より構成されてい
る。
本実施例では、構内自家発電設備1aおよび他の需要家
の構内自家発電設備1bは、各々自家発電設備の発電機
11aで発電する。(なお、構内自家発電設備1b側の
説明は、構内自家発電設備1a側で代表する。)そし
て、各々自家発電設備の負荷15aには各々発電機11
aおよび系統側から電力を供給するか、または各々発電
機11aから負荷15aおよび系統側に電力を供給す
る、いわゆる逆潮流運転をしている場合がある。
場合、系統側の電圧が強いため、構内系統母線の電圧の
周波数成分には、信号発生器17aにて発生する周波数
成分はほとんど発生しない。したがって、能動フィルタ
による保護装置18aは、商用周波数を遮断するためリ
レー回路は動作しない。しかし、何らかの原因で系統側
の遮断器5が開路すると、自家発電設備単独の運転とな
り、構内系統母線の電圧の周波数成分には、信号発生器
17aにて発生する周波数成分が含まれる。この周波数
成分は、能動フィルタによる保護装置18aにて検出さ
れ、系統側の停電を知ることとなるので、速やかに受電
点遮断器14aを切り離すことができる。
電力系統停電時に配電用変電所からの信号を受けなくて
も構内同期発電機用自動電圧調整装置のほかに信号発生
器を設け、発電機電圧の周波数成分を監視することで電
力系統の停電を検出することができるので、受電線送り
出し遮断器と自家発電設備需要家受電点遮断器との間に
高価な転送遮断器を設けることなく、速やかに受電点遮
断器を切り離すことができる。
系保護装置の構成図。
図。
図。
変電所、4…変圧器、5…遮断器、6…転送受信装置、
10…構内系統母線、11a,11b…交流発電機、1
2a,12b…自動電圧調整装置、13a,13b,1
4a,14b,14c,16a,16b…遮断器、15
a,15b,15c…構内負荷、17a,17b…信号
発生器、18a,18b…能動フィルタによる保護装
置、21a,21b…不足電圧継電器、22a,22b
…周波数低下継電器、23a,23b…過電圧継電器、
24a,24b…過電流継電器、25a,25b…方向
地絡継電器、26a,26b…逆電力継電器、27a,
27b…発電機異常検出用継電器、90R…電圧設定
器、181…能動フィルタ回路、182…整流回路、1
83…比較回路、184…リレー回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 同期発電機の端子電圧を一定電圧に制御
する自動電圧調整装置を備えた自家発電設備を受電点遮
断器を介して高圧配電系統に逆潮流ありで連系する系統
連系システムにおいて、前記自動電圧調整装置の電圧設
定器の出力信号に商用周波数に比べ十分低い一定周波数
の微小電圧を加算する信号発生器を設けると共に、前記
同期発電機の出力電圧から能動フィルタ回路を介して前
記自動電圧調整装置の電圧設定器の出力信号に加算した
微小電圧の周波数成分に応じた電圧のみを検出し、この
検出した電圧が比較器で設定した設定値を超えた場合に
系統側に停電が生じたことを検出して前記受電点遮断器
を切り離すことを特徴とする系統連系保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223206A JP2691692B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 系統連系保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223206A JP2691692B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 系統連系保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898410A JPH0898410A (ja) | 1996-04-12 |
JP2691692B2 true JP2691692B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=16794461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6223206A Expired - Fee Related JP2691692B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 系統連系保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2691692B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6192130A (ja) * | 1984-10-11 | 1986-05-10 | 関西電力株式会社 | 電源装置 |
JPH01131236U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-06 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP6223206A patent/JP2691692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0898410A (ja) | 1996-04-12 |
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