JPH1066046A - データ送信装置およびデータ送信方法 - Google Patents

データ送信装置およびデータ送信方法

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JPH1066046A
JPH1066046A JP8218244A JP21824496A JPH1066046A JP H1066046 A JPH1066046 A JP H1066046A JP 8218244 A JP8218244 A JP 8218244A JP 21824496 A JP21824496 A JP 21824496A JP H1066046 A JPH1066046 A JP H1066046A
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JP
Japan
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pid
packet
data
program
channels
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JP8218244A
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Rei Yoshitake
玲 吉武
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一番組を、開始時刻をずらして複数チャン
ネルで送信する場合において、そのチャンネル数を、本
来のチャンネル数より少なくする。 【解決手段】 記録媒体11には、番組データがパケッ
ト化され、MPEG2のトランスポートストリームを構
成するように記録されており、PID変更部32におい
て、そのパケットの一部のPIDが無効を意味する無効
PIDに変更される。そして、PIDフィルタ部34に
おいて、そこに入力されるビットストリームから、無効
PIDが付加されているパケットが削除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置お
よびデータ送信方法に関し、特に、例えば、同一の番組
を、その開始時刻をずらして複数チャンネルで提供する
VOD(Video OnDemand)システムなどに用いて好適な
データ送信装置およびデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、視聴者の希望に応じて番組を提
供するVODシステムにおいては、複数のチャンネルに
よって、映画などの画像データ、さらにはその他各種の
データを送信するようになされている。VODを実現す
る方法としては、例えば、各チャンネルに対応する磁気
テープを再生する複数の再生装置を用いて、複数のデー
タを、同時に、または一定時間ずらして送出する方法
や、ランダムアクセスが可能なHDD(Hard Disc Driv
e)やMO(Magneto Optical)ディスク装置などのディ
スク装置を用い、複数のデータにランダムアクセスし
て、複数のチャンネルから送出する方法などがある。
【0003】また、最近では、VODサービスの1つの
形態として、NVOD(Near VOD)サービスが提案され
ている。NVODとは、同一の番組を、時間をずらして
複数チャンネルから送出するもので、視聴者は、そのよ
うな複数チャンネルの中から、開始時刻が最も近いもの
を選択することで、希望する番組を、それほど待つこと
なく最初から視聴することができる。
【0004】ところで、NVODを行うために適したデ
ータの送出方法として、例えば、本件出願人が先に出願
した特開平8−46584号公報などに開示されている
ような、情報としての番組の一部分を、一定間隔で取り
出して再配置し、これを高速で再生する方法がある。
【0005】即ち、例えば、ある2時間の番組を、4チ
ャンネルで、同一の時間ずつずらして送出する場合、図
11(A)に示すように、その番組を、チャンネル数と
同一の数の4ブロックA,B,C,Dに等分割し、さら
に、各ブロックを、幾つかに等分する。従って、この場
合、番組は、30分単位のブロックA乃至Dに分割され
る。また、図11(A)の例では、ブロックA乃至D
が、説明を簡単にするために、それぞれ4等分されてお
り、従って、1つのブロックを4等分したデータは、
7.5分単位のデータとなっている(通常、各ブロック
は、より細かく分割される)。
【0006】いま、ブロックAを4等分して得られる4
のデータを、その先頭からA0,A1,A2,A3と
し、さらに、他のブロックB乃至Dについて得られるデ
ータも、同様に、B0乃至B3,C0乃至C3,D0乃
至D3とすると、ブロックA乃至Dそれぞれの先頭か
ら、1つずつデータを取り出し、時系列に再配置する。
その結果、図11(B)に示すように、A0,B0,C
0,D0,A1,B1,C1,D1,A2,B2,C
2,D2,A3,B3,C3,D3という、番組の一部
分としての7.5分単位のデータを30分間隔で取り出
して再配置した状態の並びが得られる。
【0007】そして、このような並びのデータを、図1
1(C)に示すように、通常の再生レートの、チャンネ
ル数倍、即ち、ここでは、4倍以上のレートで再生し、
再生した各ブロックのデータを、4チャンネルそれぞれ
から、通常の再生レートと同一のレートで送出する。即
ち、図11(D)乃至(G)に示すように、例えば、ブ
ロックAをチャンネル1から送出し、ブロックBをチャ
ンネル2から送出する。また、ブロックCをチャンネル
3から送出し、ブロックDをチャンネル4から送出す
る。
【0008】この場合、データは、通常の再生レートの
4倍のレートで再生されているから、2時間の番組の1
回の再生は30分で終了し、また、ブロックA乃至D
は、30分単位のデータであるから、1回の再生が終了
すると、ブロックA乃至Dの送出も終了する。そこで、
図11(C)に示すように、即座に、2回目の再生を開
始し、このときは、ブロックA乃至Dを、1チャンネル
ずつずらして送出する。即ち、図11(D)乃至(G)
に示すように、ブロックBをチャンネル1から、ブロッ
クCをチャンネル2から、ブロックDをチャンネル3か
ら、ブロックAをチャンネル1から、それぞれ送出す
る。
【0009】以下、同様の処理を繰り返すことで、番組
は、チャンネル1乃至4から、1ブロックに相当する時
間、即ち、ここでは、30分ずつずらして送出される。
【0010】図11(B)に示したような並びで、デー
タを、例えば、光ディスクや、光磁気ディスク、磁気デ
ィスクなどのディスク状の記録媒体に記録しておくこと
で、そのようなディスクに対してランダムアクセスする
ことなく、同一の番組を、時間をずらして複数チャンネ
ルから送出することができ、その結果、同図(A)に示
したような並びで、データを記録しておく場合に比較し
て、ランダムアクセスに要する時間だけ多くのデータの
提供時間を確保することができる。
【0011】ここで、以上のようにデータを再配置して
記録しておいて送信する方式を、以下、適宜、再配置方
式という。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同一の番組
の送信を、より多くのチャンネルで行うことにより、そ
の番組を、短い時間間隔で提供することができ、その結
果、視聴者の待ち時間を短くすることができる。
【0013】その一方、例えば、番組を送信するための
伝送路が有する周波数帯域によってとり得るだけの多く
のチャンネルで同一の番組を、長期間放送している場合
において、その視聴率が低下したときには、その番組の
チャンネル数を減らして、他の番組にチャンネルを割り
当てる方が好ましい。
【0014】また、例えば、新作の番組を入手した場合
には、既存の番組のチャンネル数を減らして、その新番
組の送信のためにチャンネルを割り当てる方が好まし
い。
【0015】しかしながら、再配置方式によれば、図1
1(A)に示したように、番組をブロックに分割する分
割数によって、その番組を送信するチャンネル数が決ま
るため、番組のチャンネル数を変更するのが面倒であっ
た。
【0016】即ち、例えば、16チャンネルから同一番
組を送信する場合、その番組のデータを、16のブロッ
クに分割し、再配置して記録媒体に記録する必要があ
る。そして、そのチャンネル数を、例えば、元の半分の
8チャンネルに減らすには、再度、番組のデータを、8
のブロックに分割し、再配置して記録媒体に記録する必
要がある。
【0017】このようにチャンネル数を変更するたび
に、記録媒体を作成し直すのは面倒であり、また、コス
トや時間の面からも好ましくない。
【0018】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、再配置方式による場合であっても、同一
番組のチャンネル数を、容易に減少させることができる
ようにするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
送信装置は、情報の一部分を、一定間隔で取り出して再
配置したデータが記録されている記録媒体からデータを
読み出し、複数チャンネルで送信する場合において、複
数のチャンネルのうちの少なくとも一部のチャンネルで
送信されるデータを無効にする無効手段を備えることを
特徴とする。
【0020】請求項5に記載のデータ送信方法は、情報
の一部分を、一定間隔で取り出して再配置したデータが
記録されている記録媒体からデータを読み出し、複数チ
ャンネルで送信する場合において、複数のチャンネルの
うちの少なくとも一部のチャンネルで送信されるデータ
を無効にすることを特徴とする。
【0021】請求項1に記載のデータ送信装置において
は、無効手段が、複数のチャンネルのうちの少なくとも
一部のチャンネルで送信されるデータを無効にするよう
になされている。
【0022】請求項5に記載のデータ送信方法において
は、複数のチャンネルのうちの少なくとも一部のチャン
ネルで送信されるデータを無効にするようになされてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したNVO
Dシステムの一実施例の構成を示している。
【0024】センタ局1においては、複数の番組が、通
信網2を介して送出(送信)されている。また、センタ
局1では、同一の番組が、その開始時刻をずらして、複
数のチャンネルで放送されている。そして、センタ局1
が送出する番組は、例えば、CATV網や、衛星回線、
電話回線、その他の無線または有線回線、あるいはこれ
らを組み合わせた通信網2を介して、端末3で受信され
る。従って、視聴者は、端末3を操作して、自身の希望
する番組であって、開始時刻の最も近いもののチャンネ
ルを選択することで、それほど待つことなく、所望の番
組を最初から視聴することができる。
【0025】次に、図2は、図1のセンタ局1の構成例
を示している。
【0026】複数の記録媒体(データ記録媒体)(例え
ば、光ディスクや、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁
気テープなど)11には、視聴者に提供すべき番組(例
えば、映画など)のデータを、例えば、MPEG符号化
し、図11で説明したように、その一部分を、一定間隔
で取り出して再配置したものが記録されている。従っ
て、センタ局1では、再配置方式により番組が送信され
るようになされている。なお、複数の記録媒体11それ
ぞれには、異なる番組のデータが記録されており、対応
する送信装置12に供給されるようになされている。ま
た、番組のデータは、例えば、MPEGのトランスポー
トストリーム(Transport Stream)を構成するようにパ
ケット化されて記録されている。
【0027】送信装置(番組送信装置)12は、複数の
記録媒体11と同一の数だけ設けられており、ホストコ
ンピュータ13の制御にしたがって、対応する記録媒体
11に記録されている番組のデータを、多重化装置14
を介して、再配置方式により複数のチャンネルで送信す
るようになされている。ホストコンピュータ13は、複
数の送信装置12それぞれを制御するようになされてい
る。多重化装置14は、複数の送信装置12それぞれが
出力する番組のデータを多重化し、通信網2を介して、
端末3に送信するようになされている。
【0028】次に、その動作について、図3のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0029】まず、ホストコンピュータ13は、ステッ
プS1において、送信装置12を制御することにより、
記録媒体11にアクセスさせ、その記録媒体11に記録
されている番組のデータを送信するチャンネル数を取得
させる。即ち、同一番組を送信するチャンネル数は、前
述したように、番組をブロックに分割したときの、その
分割数と同一であり、この分割数は、データを記録媒体
11に記録するときに決まるものであるから、記録媒体
11に記録しておくことができる。そこで、送信装置1
2では、このように記録媒体11に記録されている分割
数を読み出すことで、その記録媒体11に記録されてい
る番組のデータを送信するチャンネル数を認識するよう
になされている。
【0030】その後、ホストコンピュータ13には、ス
テップS2において、各チャンネルに対応するパケット
に付加すべきPID(Packet IDentification)が、例
えば、図示せぬ外部記憶装置などから入力される。
【0031】ここで、PIDは、MPEGのトランスポ
ートストリームを構成する各パケット(トランスポート
パケット)を識別するためのもので、従って、各チャン
ネルのパケットには、ユニークな値のPIDが付される
ようになされている。
【0032】また、端末3側で、所望のチャンネルのパ
ケットを受信するためには、そのチャンネルのパケット
に付されているPIDの値が必要となる。そこで、送信
装置12は、記録媒体11から読み出したパケットの
他、チャンネルとPIDとの対応関係を認識するための
情報(付加情報テーブル(PSI)(Program Specific
Information))を記述したパケットも送信するように
なされている。
【0033】ここで、PSIには、例えば、PAT(Pr
ogram Association Table)やPMT(Program Map Tab
le)などがある。
【0034】PATには、PIDとして、所定の固定値
(0x00(0xは、それに続く数字が16進数である
ことを表す)があらかじめ割り当てられており、図4
(A)に示すように、あるプログラムナンバ(Program
No.)(端末3において選択されるチャンネルに相当す
る)のパケットを得るために参照すべきPMTのPID
が記述されている。
【0035】PMTには、図4(B)に示すように、あ
るプログラムナンバに対応する番組のデータが配置され
た、図4(C)に示すようなビデオパケットとオーディ
オパケットのPIDが記述されている。なお、図4にお
いては(後述する図9についても同様)、オーディオパ
ケットの図示は省略してあり、また、以下、オーディオ
パケットについての説明は省略する。
【0036】従って、端末3側においては、次のように
して、視聴者が端末3を操作することにより選択したチ
ャンネルで送信されてくる番組を視聴することができ
る。即ち、まずPIDが0x00のパケット、即ち、P
ATを受信し(図4(A))、視聴者が端末3を操作す
ることにより選択したチャンネルに相当するプログラム
ナンバに対応付けられているPIDを検出する。そし
て、そのPIDが付加されているパケット、即ち、PM
Tを受信する(図4(B))。さらに、そのPMTに記
述されているPIDを検出し、そのPIDが付加されて
いるビデオパケットを受信する(図4(C))。
【0037】具体的には、端末3において、例えば、プ
ログラムナンバ「1」に対応するチャンネル1が選択さ
れた場合、PAT(図4(A))により、そのプログラ
ムナンバについてのPMTのPIDが「11」であるこ
とが認識される。そして、そのPMT(図4(B))の
パケットを受信することで、プログラムナンバ「1」に
対応する番組のデータが配置されたビデオパケットのP
IDが「p」であることが認識される。そして、PID
が「p」のビデオパケット(図4(C))が受信され
る。
【0038】以上のようにして、端末3側では、選択さ
れたチャンネルの番組を視聴することができるようにな
されている。
【0039】複数の記録媒体11には、各パケットに対
して、仮のPID(以下、適宜、仮PIDという)(こ
の仮PIDは、複数の記録媒体11どうしの間で重複し
たものであってもかまわない)が付されており、図3の
ステップS2では、この仮PIDに代えて、各パケット
に対して最終的に付すべきPID(以下、適宜、最終P
IDという)(この最終PIDは、各チャンネルごとに
ユニークなものである必要がある)が入力される。
【0040】ステップS2において最終PIDが入力さ
れると、ホストコンピュータ13は、その最終PIDと
仮PIDとの対応関係を記述したテーブル(以下、適
宜、PIDテーブルという)を、複数の送信装置12そ
れぞれについて、重複した最終PIDが割り当てられな
いように作成し、ステップS3において、このPIDテ
ーブルを、対応する送信装置12に転送する。なお、各
送信装置12に割り当てる最終PIDの数は、ステップ
S1において取得される、各送信装置12が同一番組を
送信するチャンネル数に等しいので、ホストコンピュー
タ13は、このチャンネル数にしたがって、各送信装置
12に割り当てる最終PIDの個数を決定するようにな
されている。
【0041】その後、ステップS4において、送信装置
12における番組の送信準備が完了したかどうかが、ホ
ストコンピュータ13によって判定される。ステップS
4において、番組の送信準備が、まだ完了していないと
判定された場合、ステップS4に戻り、再び、ステップ
S4の処理を繰り返す。即ち、番組の送信準備が完了す
るまで、待ち時間がおかれる。
【0042】また、ステップS4において、番組の送信
準備が完了したと判定された場合、ステップS5に進
み、番組の送信を行うかどうかが、ホストコンピュータ
13によって判定される。ステップS5において、番組
の送信を行わないと判定された場合、ステップS5に戻
る。また、ステップS5において、番組の送信を行うと
判定された場合、ステップS5に進み、ホストコンピュ
ータ13は、送信装置12に対して、番組を送信するよ
うに要求する。これに対応して、送信装置12では、番
組の送信が開始される。
【0043】その後、ホストコンピュータ13では、ス
テップS7において、番組の送信を停止するかどうかが
判定される。ステップS7において、番組の送信を停止
しないと判定された場合、ステップS7に戻る。また、
ステップS7において、番組の送信を停止すると判定さ
れた場合、ステップS8に進み、ホストコンピュータ1
3は、送信装置12に対して、番組の送信を停止するよ
うに要求し、処理を終了する。これに対応して、送信装
置12では、番組の送信が停止される。
【0044】次に、図5は、図1の端末3の構成例を示
している。
【0045】受信部21においては、通信網2を介して
送信されてくるパケットが受信され、パケット抽出部2
2に供給される。パケット抽出部22は、受信部21の
出力から、チャンネル選択部23の制御にしたがったパ
ケットを抽出する。
【0046】即ち、視聴者は、チャンネル選択部23を
操作することにより希望するチャンネルを入力する。チ
ャンネル選択部23は、視聴者から入力されたチャンネ
ルに対応するパケットを抽出するように、パケット抽出
部22を制御する。
【0047】これにより、パケット抽出部22は、まず
PIDが0x00のパケット、即ち、PAT(図4
(A))を抽出し、チャンネル選択部23からのチャン
ネルに相当するプログラムナンバに対応付けられている
PIDを検出する。さらに、パケット抽出部22は、そ
のPIDが付加されているパケット、即ち、PMT(図
4(B))を抽出する。そして、その後は、そのPMT
に記述されているPIDが付加されているパケット(ビ
デオパケット)(図4(C))が抽出され、後段のMP
EGデコーダ24に供給される。MPEGデコーダ24
では、パケット抽出部22からのパケットに配置された
データがMPEGデコードされ、ディスプレイ25に供
給されて表示される。
【0048】次に、図6は、図2の送信装置12の構成
例を示している。
【0049】I/F(InterFace)部31は、例えば、
SCSI(Small Computer System Interface)の規格
に準拠した通信を、記録媒体11と行うことで、そこか
ら番組のデータが配置されたパケットを、図11で説明
したように高速で読み出し、PID変更部32(ID付
加手段)に供給するようになされている。
【0050】PID変更部32は、PIDコントローラ
36(無効手段)の制御にしたがい、I/F部31から
供給されるパケットに付加されている仮PIDに代え
て、最終PIDを付加し、バッファメモリ部33に供給
するようになされている。なお、このPID変更部32
におけるPIDの変更は、図3のステップS3において
ホストコンピュータ13から供給されるPIDテーブル
にしたがって行われるようになされている。
【0051】バッファメモリ部33は、PID変更部3
2から供給されるパケットを一時記憶し、データ転送速
度コントローラ37の制御にしたがって、その記憶した
パケットを、PIDフィルタ部34(削除手段)に供給
するようになされている。ここで、再配置方式によれ
ば、記録媒体11からのデータの読み出しは、前述の図
11で説明したように繰り返し行われるため、1回の再
生が終了するごとにシークなどが行われる。従って、そ
の間、記録媒体11からデータを読み出すことができ
ず、これにより、データの読み出しレートにむらが生じ
ることになる。そこで、バッファメモリ部33におい
て、データを一時記憶してから出力することで、そのむ
らを吸収するようになされている。
【0052】PIDフィルタ部34は、バッファメモリ
部33から供給されるビットストリームを構成するパケ
ットのうち、所定のPIDが付されているものを削除
し、その残りを、多重化部35に出力するようになされ
ている。多重化部35は、PIDフィルタ部34から供
給されるパケットと、PIDコントローラ36から供給
されるパケットとを多重化して、多重化装置14に出力
するようになされている。
【0053】PIDコントローラ36は、ホストコンピ
ュータ13から、上述の図3のステップS1において、
記録媒体11に記録されている番組のデータを送信する
チャンネル数の要求があった場合に、I/F部31を制
御することにより、記録媒体11から、そこに記録され
ている番組のブロックの分割数を読み出させるようにな
されている。さらに、PIDコントローラ36は、図3
のステップS3においてホストコンピュータ13から転
送されてくるPIDテーブルに基づいて、PID変換部
32を制御するようになされている。また、PIDコン
トローラ36は、PATやPMTが配置されたパケット
(以下、適宜、PSIパケットという)を生成し、多重
化部35に供給するようにもなされている。
【0054】データ転送速度コントローラ37は、バッ
ファメモリ部33が記憶しているデータ量を監視し、そ
のデータ量に基づいて、I/F部31による、記録媒体
11からのデータの読み出しを制御することで、バッフ
ァメモリ部33のオーバーフローおよびアンダーフロー
を防止するようになされている。また、データ転送速度
コントローラ37は、バッファメモリ部33からのデー
タの読み出しも制御するようになされている。
【0055】次に、その動作について、例えば、2時間
の番組のデータが、図11における場合と同様に、4つ
のブロックA乃至Dに分割され、記録媒体11に記録さ
れている場合を例にして説明する。
【0056】番組のデータが記録媒体11に記録される
前は、その番組のデータ(パケット)には、例えば、図
7(A)に示すように、所定のPID「S」が付されて
おり、これが、図11で説明したようにブロックA乃至
Dに分割されて再配置され、記録媒体11に記録される
ときに、ブロックごとにユニークな仮PIDに変更され
る。即ち、例えば、図7(B)に示すように、ブロック
A乃至Dには、それぞれ、ユニークな仮PID「a」乃
至「d」が付される。
【0057】このように、記録媒体11に記録されてい
る番組のデータ(番組データ)は、I/F部31によっ
て、高速で読み出され、PID変更部32に供給され
る。
【0058】そして、例えば、いま、図3のステップS
3で、ホストコンピュータ13から供給されるPIDテ
ーブルにおいて、仮PID「a」乃至「d」に対して、
最終PID「p」乃至「s」がそれぞれ対応付けられて
いたとすると、PIDコントローラ36は、番組データ
の1回目の読み出し時(再生時)においては、そのよう
にPIDを変更するように、PID変更部32を制御す
る。PID変更部32では、PIDコントローラ36の
制御にしたがって、図7(C)に示すように、仮PID
「a」乃至「d」が、最終PID「p」乃至「s」にそ
れぞれ変更される。
【0059】その後、番組データの2回目の読み出しが
開始されると、PIDコントローラ36は、ホストコン
ピュータ13からのPIDテーブルにおける仮PID
「a」乃至「d」と、最終PID「p」乃至「s」との
対応関係を1つずらして、そのようにPIDを変更する
よう、PID変更部32を制御する。従って、番組デー
タの2回目の再生時においては、PID変更部32で
は、仮PID「a」が最終PID「s」に、仮PID
「b」が最終PID「p」に、仮PID「c」が最終P
ID「q」に、仮PID「d」が最終PID「r」に、
それぞれ変更される。
【0060】以下、同様にして、3回目の再生時におい
ては、仮PID「a」が最終PID「r」に、仮PID
「b」が最終PID「s」に、仮PID「c」が最終P
ID「p」に、仮PID「d」が最終PID「q」にそ
れぞれ変更され、4回目の再生時においては、仮PID
「a」が最終PID「q」に、仮PID「b」が最終P
ID「r」に、仮PID「c」が最終PID「s」に、
仮PID「d」が最終PID「p」にそれぞれ変更され
る。そして、5回目の再生時においては、即ち、再び、
2時間の番組を開始する場合においては、再び、仮PI
D「a」が最終PID「p」に、仮PID「b」が最終
PID「q」に、仮PID「c」が最終PID「r」
に、仮PID「d」が最終PID「s」にそれぞれ変更
され、以下、同様にして、PIDが変更される。
【0061】これにより、端末3側では、例えば、最終
PIDが「p」のパケットを検出することによって、パ
ケットA0,A1,A2,A3,B0,B1,B2,B
3,C0,C1,C2,C3,D0,D1,D2,D
3,A0,・・・が順次受信されることになる。即ち、
PID「p」に対応するチャンネルでは、ブロックA,
B,C,D,A,・・・の順でデータが送信される。
【0062】同様に、PID「q」に対応するチャンネ
ルではブロックB,C,D,A,B,・・・の順で、P
ID「r」に対応するチャンネルではブロックC,D,
A,B,C,・・・の順で、PID「s」に対応するチ
ャンネルではブロックD,A,B,C,D,・・・の順
で、それぞれデータが送信される。
【0063】従って、記録媒体11に記録されたデータ
は、PID「p」乃至「s」に対応するチャンネルで、
前述の図11(D)乃至(G)に示したように、30分
間隔で送信されることになる。
【0064】PID変更部32において、PIDの変更
がされたパケットは、バッファメモリ部33を介して、
PIDフィルタ部34に供給される。PIDフィルタ部
34は、そこに入力されるパケットから、無効を意味す
るPID(以下、適宜、無効PIDという)(ここで
は、例えば、「x」とする)が付されているものを検出
し、その無効PIDが付されているパケットを除いた残
りだけを、多重化部35に出力する。
【0065】いまの場合、バッファメモリ部33を介し
てPIDフィルタ部34に入力されるパケットには、P
ID「p」乃至「s」のうちのいずれかが付されてお
り、従って、無効PID「x」が付されているものは存
在しないので、PIDフィルタ部34に入力されたパケ
ットは、図7(D)に示すように、すべて多重化部35
に出力される。
【0066】また、PIDコントローラ36は、ホスト
コンピュータ13からのPIDテーブルに基づいて、P
ATおよびPMTなどを配置したPSIパケットを生成
し、多重化部35に出力する。多重化部35では、PS
Iパケットと、PIDフィルタ部34からの、番組デー
タが配置されたパケットとが多重化され、多重化装置1
4に出力される。
【0067】この結果、多重化装置14には、例えば、
図4に示したようなPATのパケット(図4(A)),
PMTのパケット(図4(B))、およびビデオパケッ
ト(図4(C))でなるビットストリームが供給され
る。
【0068】従って、例えば、いま、端末3(図5)に
おいて、チャンネル選択部23を操作することにより選
択されるチャンネルと、PATに記述されるプログラム
ナンバとが一致しているとすると、端末3でチャンネル
1が選択されている場合、PATを参照することで、チ
ャンネル1と一致するプログラムナンバ1に対応付けら
れているPID「11」が認識される。そして、PID
が「11」のPMTを参照することで、チャンネル1と
して送信されてくるビデオパケットのPID「p」が認
識される。これにより、PIDが「p」のパケット、即
ち、いまの場合、A,B,C,D,A,・・・の順で送
信されてくるパケットが受信されることになる。
【0069】また、端末3でチャンネル2が選択されて
いる場合、PATを参照することで、チャンネル2と一
致するプログラムナンバ2に対応付けられているPID
「12」が認識される。そして、PIDが「12」のP
MTを参照することで、チャンネル2として送信されて
くるビデオパケットのPID「q」が認識される。これ
により、PIDが「q」のパケット、即ち、いまの場
合、B,C,D,A,B,・・・の順で送信されてく
る、開始時刻が30分遅れのパケットが受信されること
になる。
【0070】以下、同様に、端末3でチャンネル3が選
択されている場合には、PIDが「r」のパケット、即
ち、C,D,A,B,C,・・・の順で送信されてく
る、開始時刻が60分遅れのパケットが、また、端末3
でチャンネル4が選択されている場合には、PIDが
「s」のパケット、即ち、D,A,B,C,D,・・・
の順で送信されてくる、開始時刻が90分遅れのパケッ
トが、それぞれ受信されることになる。
【0071】次に、記録媒体11に記録されたデータ
を、そのブロックの分割数4より少ない、例えば2つの
チャンネルで送信する場合について説明する。なお、こ
の場合においても、図8(A)に示すように、4つのブ
ロックA乃至Dに分割された2時間の番組データが、図
8(B)に示すように再配置されて、記録媒体11に記
録されているものとする。
【0072】図8(B)に示したように記録媒体11に
記録されている番組データは、やはり、I/F部31に
よって、高速で読み出され、PID変更部32に供給さ
れる。
【0073】一方、ホストコンピュータ13は、記録媒
体11に記録されたデータを、そのブロックの分割数4
より少ない2つのチャンネルで送信する場合、図3のス
テップS3において、例えば、仮PID「a」と最終P
ID「p」を、仮PID「b」と最終PID「x」を、
仮PID「c」と最終PID「q」を、仮PID「d」
と最終PID「x」を、それぞれ対応付けたPIDテー
ブルを、送信装置12に転送する。即ち、この場合、ホ
ストコンピュータ13は、仮PID「a」乃至「d」の
うちの、無効にすべきチャンネル数と同一の数の仮PI
Dとして、例えば「b」と「d」とに無効PIDを対応
付けたPIDテーブルを、送信装置12に転送する。
【0074】PIDコントローラ26は、このようなP
IDテーブルを受信すると、番組データの1回目の再生
時においては、そのPIDテーブルどおりにPIDを変
更するように、PID変更部32を制御する。PID変
更部32では、PIDコントローラ36の制御にしたが
って、図8(C)に示すように、仮PID「a」が最終
PID「p」に、仮PID「b」が最終PID「x」
に、仮PID「c」が最終PID「q」に、仮PID
「d」が最終PID「x」に、それぞれ変更される。
【0075】その後、番組データの2回目の読み出しが
開始されると、PIDコントローラ36は、4チャンネ
ルすべてで送信する場合と同様に、ホストコンピュータ
13からのPIDテーブルにおける仮PIDと、最終P
IDとの対応関係を1つずらして、そのようにPIDを
変更するよう、PID変更部32を制御する。従って、
番組データの2回目の再生時においては、PID変更部
32では、仮PID「a」が最終PID「x」に、仮P
ID「b」が最終PID「p」に、仮PID「c」が最
終PID「x」に、仮PID「d」が最終PID「q」
に、それぞれ変更される。
【0076】以下、同様にして、3回目の再生時におい
ては、仮PID「a」が最終PID「q」に、仮PID
「b」が最終PID「x」に、仮PID「c」が最終P
ID「p」に、仮PID「d」が最終PID「x」にそ
れぞれ変更され、4回目の再生時においては、仮PID
「a」が最終PID「x」に、仮PID「b」が最終P
ID「q」に、仮PID「c」が最終PID「x」に、
仮PID「d」が最終PID「p」にそれぞれ変更され
る。そして、5回目の再生時においては、即ち、2時間
の番組の送信の開始時においては、再び、仮PID
「a」が最終PID「p」に、仮PID「b」が最終P
ID「x」に、仮PID「c」が最終PID「q」に、
仮PID「d」が最終PID「x」にそれぞれ変更さ
れ、以下、同様にして、PIDが変更される。
【0077】PID変更部32において、PIDの変更
がされたパケットは、バッファメモリ部33を介して、
PIDフィルタ部34に供給される。PIDフィルタ部
34は、そこに入力されるパケットから、無効PID
「x」が付されているものを検出し、その無効PIDが
付されているパケットを除いた残りだけを、多重化部3
5に出力する。
【0078】従って、いまの場合、図8(C)に示した
ように最終PIDが付されたパケット(番組データ)で
構成されるビットストリームは、PIDフィルタ部34
において、無効PID「x」が付されたパケットが削除
されることにより、図8(D)に示すように、PIDが
「p」と「q」のパケットで構成されるビットストリー
ムとなる。
【0079】図8(D)において、最終PIDが「p」
のパケットに注目すると、それは、パケットA0,A
1,A2,A3,B0,B1,B2,B3,C0,C
1,C2,C3,D0,D1,D2,D3,A0,・・
・であり、従って、PID「p」に対応するチャンネル
では、ブロックA,B,C,D,A,・・・の順でデー
タが送信される。
【0080】また、図8(D)において、最終PIDが
「q」のパケットに注目すると、それは、図7(D)に
おける場合と異なり、パケットC0,C1,C2,C
3,D0,D1,D2,D3,A0,A1,A2,A
3,B0,B1,B2,B3,C0,・・・であり、従
って、PID「q」に対応するチャンネルでは、ブロッ
クC,D,A,B,C,・・・の順でデータが送信され
る。
【0081】よって、この場合、記録媒体11に記録さ
れたデータは、PID「p」と「q」に対応するチャン
ネルで、60分間隔で送信されることになる。
【0082】PIDフィルタ部34において、無効PI
D「x」が付されたパケットが削除されたビットストリ
ーム(図8(D))は、そこで、一旦記憶され、これに
より、そのパケットが削除された隙間が吸収され、多重
化部35に出力される。
【0083】このとき、PIDコントローラ36は、ホ
ストコンピュータ13からのPIDテーブルに基づい
て、PATおよびPMTなどを配置したPSIパケット
を生成し、多重化部35に出力しており、多重化部35
では、このPSIパケットと、PIDフィルタ部34か
らの、番組データが配置されたパケットとが多重化さ
れ、多重化装置14に出力される。
【0084】ここで、いまの場合、PIDコントローラ
36は、図9(A)または(B)にそれぞれ示すような
PATまたはPMTを生成する。即ち、いま、PIDフ
ィルタ部34から出力されるパケット(ビデオパケッ
ト)は、図9(C)に示すように、そのPIDが「p」
と「q」の2種類だけであるため、その2種類のビデオ
パケットを認識するための2種類のPMT(図9
(B))と、そのPMTを認識するための情報が記述さ
れたPAT(図9(A))が、PIDコントローラ36
において生成される。
【0085】従って、例えば、いま、端末3でチャンネ
ル1が選択されている場合、PATを参照することで、
チャンネル1と一致するプログラムナンバ1に対応付け
られているPID「11」が認識される。そして、PI
Dが「11」のPMTを参照することで、チャンネル1
として送信されてくるビデオパケットのPID「p」が
認識される。これにより、PIDが「p」のパケット、
即ち、いまの場合、A,B,C,D,A,・・・の順で
送信されてくるパケットが受信されることになる。
【0086】また、端末3でチャンネル2が選択されて
いる場合、PATを参照することで、チャンネル2と一
致するプログラムナンバ2に対応付けられているPID
「12」が認識される。そして、PIDが「12」のP
MTを参照することで、チャンネル2として送信されて
くるビデオパケットのPID「q」が認識される。これ
により、PIDが「q」のパケット、即ち、いまの場
合、C,D,A,B,C,・・・の順で送信されてく
る、開始時刻が60分遅れのパケットが受信されること
になる。
【0087】次に、図10のフローチャートを参照し
て、上述したように、記録媒体11に、4つのブロック
A乃至Dに分割され、再配置されて記録されたデータ
を、そのブロックの分割数4より少ない2つのチャンネ
ルで送信する場合の、PIDコントローラ36の処理に
ついて、さらに説明する。なお、以下、適宜、2時間を
1サイクルとして、記録媒体11より、0分から30
分、30分から60分、60分から90分、90分から
120分の間に再生されるパケット(A0,A1,・・
・)を、それぞれ0分から30分未満のパケット、30
分から60分未満のパケット、60分から90分未満の
パケット、90分から120分未満のパケットという。
【0088】PIDコントローラ36は、まず最初に、
ステップS11において、記録媒体11に記録されてい
る番組データを構成する4つのブロックそれぞれに付さ
れている仮PID「p」乃至「s」を、I/F部31を
制御することで取得し、さらに、その後、ステップS1
2において、ホストコンピュータ13から転送されてく
るPIDテーブルを受信する。
【0089】そして、PIDコントローラ36は、ステ
ップS13において、I/F部31により、記録媒体1
1からのパケット(番組データ)の読み出し(再生)が
開始されたかどうかを判定する。ステップS13におい
て、パケットの送信が開始されていないと判定された場
合、ステップS13に戻る。また、ステップS13にお
いて、パケットの読み出しが開始されたと判定された場
合、ステップS14に進み、PIDコントローラ36
は、I/F部31によって読み出されたパケットを、P
ID変更部32に受信させる。そして、ステップS15
において、PIDコントローラ36は、そのパケット
が、0分から30分未満のパケットであるかどうか判定
する。
【0090】ステップS15において、PID変更部3
2に受信させたパケットが、0分から30分未満のパケ
ットであると判定された場合、ステップS16に進み、
PIDコントローラ36は、PID変更部32を制御す
ることにより、そのパケットのPIDを、その仮PID
が「a」のときは「p」に、仮PIDが「b」のときは
「x」に、仮PIDが「c」のときは「q」に、仮PI
Dが「d」のときは「x」に、それぞれ変更させ、ステ
ップS23に進む。
【0091】また、ステップS15において、PID変
更部32に受信させたパケットが、0分から30分未満
のパケットでないと判定された場合、ステップS17に
進み、PIDコントローラ36は、そのパケットが、3
0分から60分未満のパケットであるかどうか判定す
る。
【0092】ステップS17において、PID変更部3
2に受信させたパケットが、30分から60分未満のパ
ケットであると判定された場合、ステップS18に進
み、PIDコントローラ36は、PID変更部32を制
御することにより、そのパケットのPIDを、その仮P
IDが「a」のときは「x」に、仮PIDが「b」のと
きは「p」に、仮PIDが「c」のときは「x」に、仮
PIDが「d」のときは「q」に、それぞれ変更させ、
ステップS23に進む。
【0093】また、ステップS17において、PID変
更部32に受信させたパケットが、30分から60分未
満のパケットでないと判定された場合、ステップS19
に進み、PIDコントローラ36は、そのパケットが、
60分から90分未満のパケットであるかどうか判定す
る。
【0094】ステップS19において、PID変更部3
2に受信させたパケットが、60分から90分未満のパ
ケットであると判定された場合、ステップS20に進
み、PIDコントローラ36は、PID変更部32を制
御することにより、そのパケットのPIDを、その仮P
IDが「a」のときは「q」に、仮PIDが「b」のと
きは「x」に、仮PIDが「c」のときは「p」に、仮
PIDが「d」のときは「x」に、それぞれ変更させ、
ステップS23に進む。
【0095】また、ステップS19において、PID変
更部32に受信させたパケットが、60分から90分未
満のパケットでないと判定された場合、ステップS21
に進み、PIDコントローラ36は、そのパケットが、
90分から120分未満のパケットであるかどうか判定
する。
【0096】ステップS21において、PID変更部3
2に受信させたパケットが、90分から120分未満の
パケットであると判定された場合、ステップS22に進
み、PIDコントローラ36は、PID変更部32を制
御することにより、そのパケットのPIDを、その仮P
IDが「a」のときは「x」に、仮PIDが「b」のと
きは「q」に、仮PIDが「c」のときは「x」に、仮
PIDが「d」のときは「p」に、それぞれ変更させ、
ステップS23に進む。
【0097】また、ステップS21において、PID変
更部32に受信させたパケットが、90分から120分
未満のパケットでないと判定された場合は、ステップS
22をスキップして、ステップS23に進み、PIDコ
ントローラ36は、パケットの送信を停止するかどうか
を判定し、停止しない場合、ステップS14に戻り、再
び、ステップS14からの処理を繰り返す。一方、パケ
ットの送信を停止する場合は、処理を終了する。
【0098】以上のように、記録媒体11から読み出さ
れたパケットのうちの一部を無効とし、削除するように
したので、記録媒体11に、番組データの分割数を変え
て記録し直さなくても、容易に、その同一番組を送信す
るチャンネル数を少なくすることができる。さらに、そ
の少なくしたチャンネル数分だけ、他の番組を送信する
ことが可能となる。
【0099】以上、本発明を、NVODシステムに適用
した場合について説明したが、本発明は、その他、デー
タを再配置方式で送信するあらゆる場合に適用可能であ
る。
【0100】なお、本実施例においては、番組のデータ
を4つのブロックに分割するようにしたが、この分割数
は4に限られるものではない。
【0101】また、本実施例では、4つのブロックに分
割した番組データを、その分割数より少ない2チャンネ
ルで送信する場合について説明したが、本発明は、この
ような場合に限らず、ブロックの分割数より少ないチャ
ンネル数で番組を送信する場合に、広く適用可能であ
る。
【0102】さらに、本実施例では、無効PIDをパケ
ットに付加することで、パケットの削除を行うようにし
たが、その他、例えば、パケット内のユーザが使用可能
な領域などに、そのパケットを無効にするかどうかを表
すフラグなどを設けることにより、パケットの削除を行
うようにすることなども可能である。また、このような
フラグは、パケット内に、新たな領域を設け、その新た
な領域に配置するようにすることも可能である。
【0103】さらに、本実施例では、画像を送出する場
合について説明したが、本発明は、画像以外の、例えば
音声その他のデータを送出する場合にも適用可能であ
る。
【0104】また、本実施例では、同一の番組を、4つ
のチャンネルから、時間をずらして送信する場合につい
て説明したが、同様の原理で、4つの異なる番組を、4
つのチャンネルそれぞれから同時に送信するような場合
にも、本発明は適用可能である。
【0105】さらに、本実施例では、本来4チャンネル
で送信すべき番組データを、2チャンネルで送信すると
きに、ホストコンピュータ13に、仮PID「a」と最
終PID「p」を、仮PID「b」と最終PID「x」
を、仮PID「c」と最終PID「q」を、仮PID
「d」と最終PID「x」を、それぞれ対応付けたPI
Dテーブルを作成させるようにしたが、その他、例え
ば、仮PID「a」と「d」については上述の場合と同
様にして、仮PID「b」を、最終PID「x」ではな
く「q」に、仮PID「c」を、最終PID「q」では
なく「x」に、それぞれ対応付けたPIDテーブルを作
成させるようにすることも可能である。しかしながら、
この場合、PID「p」に対応するチャンネルを基準と
すると、PID「q」に対応するチャンネルでは、30
分遅れで番組が開始されることとなり、従って、再び、
PID「p」に対応するチャンネルで番組が開始される
のは、PID「q」に対応するチャンネルで番組が開始
されてから90分後となる。これでは、待ち時間がばら
ついてしまうので、PIDテーブルは、上述したよう
に、待ち時間がばらつかないように作成するのが望まし
い。
【0106】また、本来4チャンネルで送信すべき番組
データを、2チャンネルで送信するときには、PIDテ
ーブルにおいて、例えば、仮PID「a」、「b」、お
よび「d」については上述の場合と同様にして、仮PI
D「c」を、最終PID「q」ではなく、例えば「r」
に対応付けるようにすることも可能である。
【0107】しかしながら、本実施例においては、図4
に示したように、PID「r」のビデオパケットについ
ては、PID「13」のPMTに記述されており、この
PID「13」は、PATにおいて、プログラムナンバ
「3」と対応付けられている。従って、PID「r」の
ビデオパケットは、端末3において、チャンネル3が選
択されたときに受信されることとなり、同一の番組が、
チャンネル1と3という、不連続なチャンネルで放送さ
れることとなる。このことは、視聴者に違和感を感じさ
せる場合があるので、無効PIDを付加しないパケット
については、連続するチャンネルに対応する最終PID
を付加するようにするのが好ましい。
【0108】さらに、本実施例では、記録媒体11に、
番組データを、MPEG2のトランスポートストリーム
のフォーマットで記録しておくようにしたが、番組デー
タは、その他のフォーマットで、記録媒体11に記憶し
ておくことも可能である。
【0109】また、本実施例では、無効PIDが付加さ
れたパケットを、送信装置12において削除するように
したが、無効PIDが付加されたパケットは、送信装置
12で削除せずに、例えば、端末3で削除する(受信し
ない)ようにすることなども可能である。但し、この場
合、チャンネルに空きは生じないため、他の番組を送信
することはできない。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載のデータ送信装置および
請求項5に記載のデータ送信方法によれば、複数のチャ
ンネルのうちの少なくとも一部のチャンネルで送信され
るデータが無効にされるので、情報の一部分を、一定間
隔で取り出して再配置したデータが記録されている記録
媒体からデータを読み出し、複数チャンネルで送信する
場合において、そのチャンネル数を、容易に少なくする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したNVODシステムの一実施例
の構成を示す図である。
【図2】図1のセンタ局1の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図2のホストコンピュータ13の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】PAT,PMT、およびビデオパケットを示す
図である。
【図5】図1の端末3の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】図2の送信装置12の構成例を示すブロック図
である。
【図7】図6の送信装置12の動作を説明するための図
である。
【図8】図6の送信装置12の動作を説明するための図
である。
【図9】PAT,PMT、およびビデオパケットを示す
図である。
【図10】図8のPIDコントローラ36の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図11】再配置方式によるデータの送信を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 センタ局, 2 通信網, 3 端末, 11 記
録媒体, 12 送信装置, 13 ホストコンピュー
タ, 14 多重化装置, 21 受信部,22 パケ
ット抽出部, 23 チャンネル選択部, 24 MP
EGデコーダ, 25 ディスプレイ, 31 I/F
部, 32 PID変更部(ID付加手段), 33
バッファメモリ部, 34 PIDフィルタ部(削除手
段),35 多重化部, 36 PIDコントローラ
(無効手段), 37 データ転送速度コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の一部分を、一定間隔で取り出して
    再配置したデータが記録されている記録媒体から前記デ
    ータを読み出し、複数チャンネルで送信するデータ送信
    装置であって、 前記複数のチャンネルのうちの少なくとも一部のチャン
    ネルで送信される前記データを無効にする無効手段を備
    えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 前記データに、チャンネルに対応するI
    Dを付加するID付加手段をさらに備え、 前記無効手段は、前記ID付加手段に、無効を意味する
    IDである無効IDを付加させることを特徴とする請求
    項1に記載のデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 前記無効IDが付加された前記データを
    削除する削除手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項2に記載のデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 前記ID付加手段は、前記無効IDを付
    加しない前記データに対して、連続するチャンネルに対
    応するIDを付加することを特徴とする請求項2に記載
    のデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 情報の一部分を、一定間隔で取り出して
    再配置したデータが記録されている記録媒体から前記デ
    ータを読み出し、複数チャンネルで送信するデータ送信
    方法であって、 前記複数のチャンネルのうちの少なくとも一部のチャン
    ネルで送信される前記データを無効にすることを特徴と
    するデータ送信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6804259B1 (en) 1999-04-27 2004-10-12 Nec Corporation Digital broadcast receiver
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