JPH1066020A - データ再生装置およびデータ再生方法、データ記録装置およびデータ記録方法、並びに記録媒体 - Google Patents

データ再生装置およびデータ再生方法、データ記録装置およびデータ記録方法、並びに記録媒体

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JPH1066020A
JPH1066020A JP8218243A JP21824396A JPH1066020A JP H1066020 A JPH1066020 A JP H1066020A JP 8218243 A JP8218243 A JP 8218243A JP 21824396 A JP21824396 A JP 21824396A JP H1066020 A JPH1066020 A JP H1066020A
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JP8218243A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Kodama
安正 児玉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH1066020A publication Critical patent/JPH1066020A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生じ得る最大のシーク時間を短くする。 【解決手段】 番組のデータは、P1,P2,・・・,P
mにm分割され、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番
に配列されて記録される。そして、そのデータは、
1,P2,・・・,Pm,P1,・・・の順番で繰り返し
再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ再生装置お
よびデータ再生方法、データ記録装置およびデータ記録
方法、並びに記録媒体に関する。特に、例えば、視聴者
の要求に応じた番組を提供するVOD(Video On Deman
d)システムなどに用いて好適なデータ再生装置および
データ再生方法、データ記録装置およびデータ記録方
法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、視聴者の希望に応じて番組を提
供するVODシステムにおいては、複数のチャンネルに
よって、映画などの画像データ、さらにはその他各種の
データを送信するようになされている。VODを実現す
る方法としては、例えば、各チャンネルに対応する磁気
テープを再生する複数の再生装置を用いて、複数のデー
タを、同時に、または一定時間ずらして送出する方法
や、ランダムアクセスが可能なディスク装置を用い、複
数のデータにランダムアクセスして、複数のチャンネル
から送出する方法などがある。
【0003】また、最近では、VODサービスの1つの
形態として、NVOD(Near VOD)サービスが提案され
ている。NVODとは、同一の番組を、時間をずらして
複数チャンネルから送出するもので、視聴者は、そのよ
うな複数チャンネルの中から、開始時刻が最も近いもの
を選択することで、希望する番組を、それほど待つこと
なく最初から視聴することができる。
【0004】ところで、NVODを行うために適したデ
ータの送出方法として、例えば、時系列の情報である番
組の一部分を、一定間隔で取り出して再配置し、これを
高速で再生する方法がある。
【0005】即ち、例えば、ある2時間の番組を、4チ
ャンネルで、同一の時間ずつずらして送出する場合、図
9(A)に示すように、その番組を、チャンネル数と同
一の4ブロックA,B,C,Dに等分割し、さらに、各
ブロックを、幾つかに等分する。従って、この場合、番
組は、30分単位のブロックA乃至Dに分割される。ま
た、図9(A)の例では、ブロックA乃至Dが、それぞ
れ1800等分されており、従って、1つのブロックを
1800等分したデータは、1秒単位のデータとなって
いる。
【0006】いま、ブロックAを1800等分して得ら
れる1800のデータを、その先頭からA1,A2,・
・・,A1800とし、さらに、他のブロックB乃至D
について得られるデータも、同様に、B1乃至B180
0,C1乃至C1800,D1乃至D1800とする
と、ブロックA乃至Dそれぞれの先頭から、1つずつデ
ータを取り出し、時系列に再配置する。その結果、図9
(B)に示すように、A1,B1,C1,D1,A2,
B2,C2,D2,・・・,A1800,B1800,
C1800,D1800という、番組の一部分としての
1秒単位のデータを30分間隔で取り出して再配置した
状態の並びが得られる。
【0007】そして、このような並びのデータを、図9
(C)に示すように、通常の再生レートの、チャンネル
数倍、即ち、ここでは、4倍以上のレートで再生し、再
生した各ブロックのデータを、4チャンネルそれぞれか
ら、通常の再生レートと同一のレートで送出する。即
ち、図9(D)乃至(G)に示すように、例えば、ブロ
ックAをチャンネル1から送出し、ブロックBをチャン
ネル2から送出する。また、ブロックCをチャンネル3
から送出し、ブロックDをチャンネル4から送出する。
【0008】この場合、データは、通常の再生レートの
4倍のレートで再生されているから、2時間の番組の1
回の再生は30分で終了し、また、ブロックA乃至D
は、30分単位のデータであるから、1回の再生が終了
すると、ブロックA乃至Dの送出も終了する。そこで、
図9(C)に示すように、即座に、2回目の再生を開始
し、このときは、ブロックA乃至Dを、1チャンネルず
つずらして送出する。即ち、図9(D)乃至(G)に示
すように、ブロックBをチャンネル1から、ブロックC
をチャンネル2から、ブロックDをチャンネル3から、
ブロックAをチャンネル1から、それぞれ送出する。
【0009】以下、同様の処理を繰り返すことで、番組
は、チャンネル1乃至4から、1ブロックに相当する時
間、即ち、ここでは、30分ずつずらして送出される。
【0010】図9(B)に示したような並びで、データ
を、例えば、光ディスクや、光磁気ディスク、磁気ディ
スクなどのディスク状の記録媒体に記録しておくこと
で、そのようなディスクに対してランダムアクセスする
ことなく、同一の番組を、時間をずらして複数チャンネ
ルから送出することができ、その結果、同図(A)に示
したような並びで、データを記録しておく場合に比較し
て、ランダムアクセスに要する時間だけ多くのデータの
提供時間を確保することができる。
【0011】なお、以上のようなデータ送出方法につい
ては、本件出願人が先に出願した、例えば、特開平8−
46584号公報などに、その詳細が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなデータの送出は、図9(C)に示したように、記録
媒体からのデータの再生を繰り返し行うことにより実現
される。従って、例えば、記録媒体がディスクであり、
その外周から内周方向に再生が行われるとした場合、図
10に示すように、1回の再生(READ)が終了する
ごとに、最内周から最外周へのシーク(SEEK)が生
じる。
【0013】シークが行われている間は、データを再生
することができないため、ディスクに記録されたデータ
が、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Grou
p)に準拠した画像データなどである場合には、そのシ
ークが行われている間、データが途切れないように、デ
ィスクから再生したデータを、一旦バッファに記憶させ
てから送出する必要がある。
【0014】従って、従来においては、少なくとも、最
大シーク時間(ディスクの最内周から最外周へのシーク
に要する時間)に対応するデータ量だけ記憶可能な、大
容量のバッファが必要であり、その結果、装置が大型化
および高コスト化する課題があった。
【0015】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の小型化および低コスト化を図るこ
とができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
再生装置は、データが、P1,P2,・・・,Pmにm分
割され、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録
媒体に記録されているとき、記録媒体から、P1,P2
・・・,Pmの順番で、データを再生するように、再生
手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載のデータ再生方法は、デー
タが、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、P1
m,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録媒体に記録さ
れているとき、記録媒体から、P1,P2,・・・,Pm
の順番で、データを再生することを特徴とする。
【0018】請求項5に記載のデータ記録装置は、デー
タを、P1,P2,・・・,Pmにm分割する分割手段
と、分割手段により分割されたデータを、P1,Pm,P
2,Pm -1,・・・の順番で、記録媒体に記録する記録手
段とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項8に記載のデータ記録方法は、デー
タを、P1,P2,・・・,Pmにm分割し、その分割さ
れたデータを、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番
で、記録媒体に記録することを特徴とする。
【0020】請求項9に記載の記録媒体は、データが、
1,P2,・・・,Pmにm分割され、P1,Pm,P2
m-1,・・・の順番で記録されていることを特徴とす
る。
【0021】請求項1に記載のデータ再生装置において
は、データが、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、
1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録媒体に記
録されているとき、制御手段が、記録媒体から、P1
2,・・・,Pmの順番で、データを再生するように、
再生手段を制御するようになされている。
【0022】請求項4に記載のデータ再生方法において
は、データが、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、
1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録媒体に記
録されているとき、記録媒体から、P1,P2,・・・,
mの順番で、データを再生するようになされている。
【0023】請求項5に記載のデータ記録装置において
は、分割手段は、データを、P1,P2,・・・,Pm
m分割し、記録手段は、分割手段により分割されたデー
タを、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録媒
体に記録するようになされている。
【0024】請求項8に記載のデータ記録方法において
は、データを、P1,P2,・・・,Pmにm分割し、そ
の分割されたデータを、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・
の順番で、記録媒体に記録するようになされている。
【0025】請求項9に記載の記録媒体には、データ
が、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、P1,Pm
2,Pm-1,・・・の順番で記録されている。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したNVO
Dシステムの一実施例の構成を示している。
【0027】センタ局1においては、複数の番組が、通
信網2を介して送出されている。また、センタ局1で
は、同一の番組が、その開始時刻をずらして、複数のチ
ャンネルで放送されている。そして、センタ局1が送出
する番組は、例えば、CATV網や、衛星回線、電話回
線、その他の無線または有線回線、あるいはこれらを組
み合わせた通信網2を介して、端末3で受信される。従
って、視聴者は、端末3を操作して、自身の希望する番
組であって、開始時刻の最も近いもののチャンネルを選
択することで、それほど待つことなく、所望の番組を最
初から視聴することができる。
【0028】次に、図2は、図1のセンタ局1の構成例
を示している。
【0029】番組データベース11には、視聴者に提供
すべき各種の番組のデータ(例えば、映画などの、MP
EG符号化されたデータなど)が記憶されている。番組
データベース11に記憶されている番組のデータは、デ
ータ送出部12に転送され、データ送出部12では、同
一の番組のデータが、複数チャンネル分生成され、フォ
ーマッタ13に出力される。
【0030】即ち、データ送出部12は、例えば、セン
タ局1が送出可能な番組数と同一の数だけ設けられてお
り、各データ送出部12においては、1の番組のデータ
が、複数、開始時刻をずらして、フォーマッタ13に出
力される。
【0031】フォーマッタ13も、データ送出部12と
同一の数だけ設けられており、対応するデータ送出部1
2から供給された複数の同一の番組データに対して、チ
ャンネルに対応するIDその他必要な情報を付加し、さ
らに、パケット化して、通信I/F(InterFace)14
に出力する。通信I/F14は、フォーマッタ13から
のパケットを、所定の通信手順にしたがって、通信網2
に出力する。
【0032】以上のようにして通信網2に出力されたパ
ケットが、端末3(図1)に送信され、端末3において
は、それを操作することにより選択されたチャンネルに
対応するパケットが受信され、そのパケットに配置され
ている画像データが表示される。
【0033】次に、図3は、図2のデータ送出部12の
構成例を示している。
【0034】I/F21は、番組データベース11との
通信を制御し、これにより、番組データベース11から
転送されてくる番組のデータを受信し、RAM(Random
Access Memory)24に供給するようになされている。
ROM(Read Only Memory)22は、システムプログラ
ムやアプリケーションプログラムを記憶している。CP
U(Central Processing Unit)23(制御手段)(分
割手段)は、ROM22に記憶されているシステムプロ
グラムを実行し、そのシステムプログラムの制御の下、
同じくROM22に記憶されているアプリケーションプ
ログラムを実行することで、光磁気ディスク装置25の
制御その他の、後述するような各種の処理を行うように
なされている。RAM24は、上述したように、I/F
21から供給される番組のデータを記憶する他、CPU
23の動作上必要なデータなども記憶するようになされ
ている。
【0035】光磁気ディスク装置25(再生手段)(記
録手段)は、CPU23の制御にしたがい、ピックアッ
プ25Aから光を照射するとともに、磁気ヘッド25B
から磁界を発生することで、光磁気ディスク(以下、適
宜、MO(Magneto Optical)ディスクという)26
に、データを記録し、また、ピックアップ25Aから光
を照射することで、MOディスク26に記録されたデー
タを再生し、バッファ27に供給するようになされてい
る。バッファ27は、光磁気ディスク装置25からのデ
ータを、その送出を途切れさせないようにするために一
時記憶するようになされている。読み出し制御部28
は、バッファ27に記憶されたデータの読み出しを制御
するようになされており、その読み出したデータを、フ
ォーマッタ13に供給するようになされている。
【0036】なお、I/F21,ROM22,CPU2
3,RAM24、および光磁気ディスク装置25は、バ
スを介して相互に接続されている。また、CPU23
は、光磁気ディスク装置25との間で、例えばSCSI
(Small Computer System Interface)の規格に準拠し
た通信を行うことで、その制御を行うようになされてい
る。
【0037】以上のように構成されるデータ送出部12
においては、視聴者に対して提供すべき番組のデータ
が、番組データベース11から転送されてくると、その
番組のデータが、I/F21で受信される。
【0038】ここで、番組データベース11からの番組
のデータの転送は、例えば、MOディスク26に既に記
憶されている番組の視聴率が低下したり、あるいは番組
データベース11に新番組のデータが登録されるなどし
て、いままでの番組に代えて、新たな番組の送出を開始
する必要が生じたときなどに行われる。
【0039】I/F21において番組のデータが受信さ
れると、その番組のデータは、RAM24に転送されて
記憶される。RAM24に番組のデータが記憶される
と、CPU23は、前述の図9で説明したように、その
番組のデータの一部分を、一定間隔で取り出して再配置
する。即ち、CPU23は、番組のデータを、例えば、
4ブロックA,B,C,Dに等分割し、さらに、各ブロ
ックを、幾つかに等分した後、ブロックA乃至Dそれぞ
れの先頭から、1つずつデータを取り出し、時系列に再
配置する。
【0040】さらに、CPU23は、その再配置により
得られたデータを、P1,P2,・・・,Pmにm分割
し、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番に配列する。
そして、CPU23は、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・
の順番に配列されたデータを、光磁気ディスク装置25
に転送して、MOディスク26に記録させる。
【0041】以上のようにして、番組のデータが、MO
ディスク26に記録された後、CPU23は、再び、光
磁気ディスク装置25を制御し、MOディスク26に記
録されたデータを、やはり前述の図9で説明したように
高速再生させる。さらに、このとき、CPU23は、光
磁気ディスク装置25を制御して、ピックアップ25A
を適宜トラックジャンプさせることにより、P1,Pm
2,Pm-1,・・・の順番に配列されてMOディスク2
6に記録されたデータを、P1,P2,・・・,Pmの順
番で再生させる。
【0042】MOディスク26から再生されたデータ
は、バッファ27に供給されて記憶される。バッファ2
7にデータが記憶されると、読み出し制御部28は、前
述の図9で説明したように、ブロックA乃至Dを、通常
の再生レートと同一のレートで読み出し、フォーマッタ
13に出力する。
【0043】以上のようにして、図9で説明したよう
に、番組のデータは、所定の時間(ここでは、前述した
ように30分)ずつずらして送出される。
【0044】次に、図4のフローチャートを参照して、
MOディスク26への番組データの記録処理について詳
述する。
【0045】まず最初に、ステップS1において、番組
データベース11から番組のデータが読み出され、I/
F21を介してRAM24に供給されて記憶される。す
ると、CPU23は、ステップS2において、RAM2
4に記憶された番組のデータをブロック化して再配置す
る。
【0046】即ち、例えば、CPU23は、番組のデー
タが、2時間の番組に関するものであったとすると、前
述の図9(A)と同様の図5(A)に示すように、番組
のデータを、30分単位のブロックA乃至Dに分割し、
その後、ブロックA乃至Dを、それぞれ1800等分す
る。さらに、CPU23は、ブロックA乃至Dそれぞれ
の先頭から、1つずつデータを取り出し、時系列に再配
置することで、図9(B)と同様の図5(B)に示すよ
うに、A1,B1,C1,D1,A2,B2,C2,D
2,・・・,A1800,B1800,C1800,D
1800という並びのデータとする。
【0047】そして、ステップS3に進み、CPU23
は、図5(B)に示した並びのデータを、同図(C)に
示すように、m個のかたまり(以下、適宜、パーティシ
ョンという)P1乃至Pmに等分割する。さらに、CPU
23は、ステップS4において、パーティションP1
至Pmを、図5(D)に示すように、P1,Pm,P2,P
m-1,・・・の順番に配列し、ステップS5に進み、こ
れを、RAM24から光磁気ディスク装置25に転送し
て、MOディスク26に記録させ、処理を終了する。
【0048】これにより、MOディスク26には、
1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番に配列されたデー
タが、例えば、その外周から内周方向に記録される。こ
こで、MOディスク26の再生は、例えば、外周から内
周方向に行われるものとする。
【0049】なお、ステップS5においては、データ
(パーティション)とともに、その分割数、即ち、パー
ティションの数mも、MOディスク26の、例えばTO
C(Table Of Contents)などに記録されるようになさ
れている。
【0050】次に、図6のフローチャートを参照して、
MOディスク26からの番組データの再生処理について
詳述する。
【0051】CPU23は、まず最初に、ステップS1
1において、光磁気ディスク装置25に、MOディスク
26のTOCを再生させることにより、パーティション
の数mを認識し、さらに、そのパーティションの数mに
基づいて、1つのパーティションのサイズ(データ量)
を認識する。ここで、上述したように、パーティション
は、番組のデータをm個に等分割することで得られるも
のであるから、その数mが分かれば、1つのパーティシ
ョンのサイズを算出することができる。
【0052】その後、CPU23は、光磁気ディスク装
置25を制御することにより、ステップS11において
認識したパーティションのサイズに基づいて、MOディ
スク26に記録されたパーティションを、P1,P2,・
・・,Pmの順番で高速再生させる。
【0053】即ち、CPU23は、まず、ステップS1
2において、パーティションP1を高速再生させ、ステ
ップS13において、パーティションP1の再生が終了
したかどうかを、ステップS11で認識したパーティシ
ョンのサイズに基づいて判定する。ステップS13にお
いて、パーティションP1の再生が終了していないと判
定された場合、ステップS12に戻り、パーティション
1の再生を続行する。また、ステップS13におい
て、パーティションP1の再生が終了したと判定された
場合、ステップS14に進み、CPU23は、光磁気デ
ィスク装置25のピックアップ25Aをトラックジャン
プさせ、次に再生すべきデータであるパーティションP
2の記録位置にシークさせる。そして、ステップS12
に戻り、今度は、パーティションP2が高速再生され
る。
【0054】以下、同様にして、パーティションP3
至Pmが、順次高速再生され、パーティションPmまでの
再生が終了すると、再び、パーティションP1からの再
生が開始される。
【0055】ここで、例えば、分割数mが3、即ち、デ
ータが、パーティションP1乃至P3に分割された場合、
これらのパーティションは、図4で説明した処理によ
り、図7(A)に示すように、その外周から内周方向
に、P1,P3,P2の順番で記録される。従って、この
ように記録されたパーティションが、P1,P2,P3
1,・・・の順番で繰り返し再生される場合、図7
(A)に示すように、パーティションP1の再生終了
後、パーティションP2の再生を開始するときに、1つ
のパーティション分のシークが発生し、また、パーティ
ションP2の再生終了後、パーティションP3の再生を開
始するときに、2つのパーティション分のシークが発生
する。さらに、パーティションP3の再生終了後、パー
ティションP1の再生を再び開始するときに、2つのパ
ーティション分のシークが発生する。
【0056】よって、最も長い場合でも、図10に示し
た場合の2/3の量のシークしか発生しない。
【0057】また、例えば、分割数mが5、即ち、デー
タが、パーティションP1乃至P5に分割された場合、こ
れらのパーティションは、図4で説明した処理により、
図7(B)に示すように、その外周から内周方向に、P
1,P5,P2,P4,P3,の順番で記録される。従っ
て、このように記録されたパーティションが、P1
2,P3,P4,P5,P1,・・・の順番で繰り返し再生
される場合、図7(B)に示すように、パーティション
1の再生終了後、パーティションP2の再生を開始する
ときに、1つのパーティション分のシークが発生し、同
様に、パーティションP2の再生終了後、パーティショ
ンP3の再生を開始するときに、1つのパーティション
分のシークが発生する。また、パーティションP3の再
生終了後、パーティションP4の再生を開始するとき
に、2つのパーティション分のシークが発生し、パーテ
ィションP4の再生終了後、パーティションP5の再生を
開始するときに、3つのパーティション分のシークが発
生する。さらに、パーティションP5の再生終了後、パ
ーティションP1の再生を再び開始するときに、2つの
パーティション分のシークが発生する。
【0058】よって、最も長い場合でも、図10に示し
た場合の3/5の量のシークしか発生しない。
【0059】一般に、分割数mを5以上として、m=2
n+5(但し、nは0以上の整数)と表すと、データを
m個のパーティションP1乃至Pmに分割して、P1
m,P2,Pm-1,・・・の順番で記録し、これを、
1,P2,・・・,Pmの順番で繰り返し再生した場合
には、最内周から最外周までのシーク時間を1として、
最大で、その3/m(=3/(2n+5))の時間のシ
ークしか発生しない。
【0060】ここで、分割数mと、最長のシーク時間と
の関係を、図8に示す。なお、図8においては、データ
の分割を行わない場合の分割数を、便宜上、1にしてあ
り、また、最内周から最外周までのシーク時間を1とし
てある。
【0061】従って、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の
順番で記録されたデータを、P1,P2,・・・,Pm
順番で再生することにより、生じ得る最大のシーク時間
を短くすることができ、これにより、バッファ27のサ
イズを、従来より小さなものとすることができる。そし
て、その結果、装置の小型化および低コスト化を図るこ
とが可能となる。
【0062】なお、理論上は、分割数mを大きくすれ
ば、生じ得る最大のシーク時間は0に限りなく近づく
が、実際には、トラックジャンプ後の回転待ちの時間
や、CPU23から光磁気ディスク装置25へのコマン
ドの転送時間、さらには、1トラックに少なくとも1パ
ーティションを記録するとすれば、最低でも、3トラッ
クジャンプが必要となるので、いくら分割数mを大きく
しても、バッファ27は、少なからず必要である。
【0063】以上、本発明を、NVODシステムに適用
した場合について説明したが、本発明は、その他、例え
ば、記録媒体に記録されたデータを繰り返し再生し、途
切れさせないように送出する装置などに適用可能であ
る。
【0064】なお、本実施例においては、番組のデータ
を4つのブロックに分割するようにしたが、この分割数
は4に限られるものではない。即ち、ブロックの数は、
例えば、同一の番組を、幾つのチャンネルで送出するか
によって決めれば良い。
【0065】また、本実施例においては、各ブロック
を、1800に分割するようにしたが、この分割数も1
800に限定されるものではない。
【0066】さらに、本実施例では、画像を送出する場
合について説明したが、本発明は、画像以外の、例えば
音声その他のデータを送出する場合にも適用可能であ
る。
【0067】また、本実施例では、同一の番組を、4つ
のチャンネルから、時間をずらして送出するようにした
が、同様の原理で、4つの異なる番組を、4つのチャン
ネルそれぞれから同時に送出するようにすることも可能
である。
【0068】さらに、本実施例では、MOディスクにデ
ータを記録するようにしたが、データは、MOディスク
の他、光ディスクや磁気ディスク、さらには、ディスク
以外のテープ状やカード状その他の記録媒体に記録する
ようにすることが可能である。なお、ディスクの中で
は、MOディスクの最大シーク時間が約200乃至30
0ms程度と、磁気ディスクその他と比較して長いた
め、本発明は、特に、MOディスクに有効である。
【0069】また、本実施例においては、すべてのパー
ティションの長さ(サイズ)を同一とするようにした
が、パーティションごとに、その長さは異なるものとす
ることができる。但し、この場合、パーティションの数
mからは、各パーティションの長さを求めることができ
ないので、パーティションの数(分割数)mに代えて、
各パーティションの長さを記録しておくようにする必要
がある。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載のデータ再生装置および
請求項4に記載のデータ再生方法によれば、データが、
1,P2,・・・,Pmにm分割され、P1,Pm,P2
m-1,・・・の順番で、記録媒体に記録されていると
き、記録媒体から、P1,P2,・・・,Pmの順番で、
データが再生される。従って、記録媒体が、例えば、デ
ィスク状のものであるときには、シーク時間を短くする
ことが可能となる。
【0071】請求項5に記載のデータ記録装置および請
求項8に記載のデータ記録方法によれば、データが、P
1,P2,・・・,Pmにm分割され、その分割されたデ
ータが、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、記録
媒体に記録される。従って、P1,P2,・・・,Pm
順番で、データが再生される場合において、記録媒体
が、例えば、ディスク状のものであるときには、シーク
時間を短くすることが可能となる。
【0072】請求項9に記載の記録媒体には、データ
が、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、P1,Pm
2,Pm-1,・・・の順番で記録されている。従って、
1,P2,・・・,Pmの順番で、データが再生される
場合において、記録媒体が、例えば、ディスク状のもの
であるときには、シーク時間を短くすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したNVODシステムの一実施例
の構成を示す図である。
【図2】図1のセンタ局1の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1のデータ送出部12の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3のデータ送出部12の、データの記録時に
おける処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】データ送出部12における、MOディスク26
へのデータの記録処理を説明するための図である。
【図6】図3のデータ送出部12の、データの再生時に
おける処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】データ送出部12における、MOディスク26
からのデータの再生処理を説明するための図である。
【図8】データの分割数とシーク時間との関係を示す図
である。
【図9】データの送出方法を説明するための図である。
【図10】従来において生じる最大のシーク時間を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 センタ局, 2 通信網, 3 端末, 11 番
組データベース, 12 データ送出部, 13 フォ
ーマッタ, 14 通信I/F, 21 I/F, 2
2 ROM, 23 CPU(制御手段)(分割手
段), 24 RAM, 25 光磁気ディスク装置
(再生手段)(記録手段), 25A ピックアップ,
25B 磁気ヘッド, 26 光磁気ディスク, 2
7 バッファ,28 読み出し制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/16 H04N 7/173 7/173 5/93 E

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたデータを再生する
    再生手段と、 前記再生手段を制御する制御手段とを備えるデータ再生
    装置であって、 前記データが、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、
    1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、前記記録媒体
    に記録されているとき、 前記制御手段は、前記記録媒体から、P1,P2,・・
    ・,Pmの順番で、前記データを再生するように、前記
    再生手段を制御することを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体は、ディスク状のものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記データは、時系列の情報の一部分
    を、一定間隔で取り出して再配置したものであることを
    特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されたデータを再生する
    データ再生方法であって、 前記データが、P1,P2,・・・,Pmにm分割され、
    1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で、前記記録媒体
    に記録されているとき、 前記記録媒体から、P1,P2,・・・,Pmの順番で、
    前記データを再生することを特徴とするデータ再生方
    法。
  5. 【請求項5】 データを記録媒体に記録するデータ記録
    装置であって、 前記データを、P1,P2,・・・,Pmにm分割する分
    割手段と、 前記分割手段により分割されたデータを、P1,Pm,P
    2,Pm-1,・・・の順番で、前記記録媒体に記録する記
    録手段とを備えることを特徴とするデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、ディスク状のものであ
    ることを特徴とする請求項5に記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記データは、時系列の情報の一部分
    を、一定間隔で取り出して再配置したものであることを
    特徴とする請求項5に記載のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 データを記録媒体に記録するデータ記録
    方法であって、 前記データを、P1,P2,・・・,Pmにm分割し、 その分割されたデータを、P1,Pm,P2,Pm-1,・・
    ・の順番で、前記記録媒体に記録することを特徴とする
    データ記録方法。
  9. 【請求項9】 データが、P1,P2,・・・,Pmにm
    分割され、P1,Pm,P2,Pm-1,・・・の順番で記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 その形状がディスク状であることを特
    徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記データは、時系列の情報の一部分
    を、一定間隔で取り出して再配置したものであることを
    特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記データの分割数mがさらに記録さ
    れていることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
JP8218243A 1996-08-20 1996-08-20 データ再生装置およびデータ再生方法、データ記録装置およびデータ記録方法、並びに記録媒体 Withdrawn JPH1066020A (ja)

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