JPH1065310A - フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置

Info

Publication number
JPH1065310A
JPH1065310A JP8195264A JP19526496A JPH1065310A JP H1065310 A JPH1065310 A JP H1065310A JP 8195264 A JP8195264 A JP 8195264A JP 19526496 A JP19526496 A JP 19526496A JP H1065310 A JPH1065310 A JP H1065310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
circuit pattern
flexible printed
roll
reference hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8195264A
Other languages
English (en)
Inventor
Uen Gen
宇淵 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8195264A priority Critical patent/JPH1065310A/ja
Publication of JPH1065310A publication Critical patent/JPH1065310A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント配線板の製造装置にお
いて、感光性ドライフィルムがラミネイティングされた
ロール状態の銅箔積層板に、一定の位置に露光基準ホー
ルと各種作業に必要な作業基準ホールとを一緒に連続的
に打抜いておき、この状態の銅箔積層板に露光基準ホー
ルと対応した位置で回路パターンの正確な露光処理を連
続して行うこと。 【解決手段】 移送に従う移送誤差を除去する供給案内
手段10と、正確な位置に回路パターンの間欠露光を連
続して行う回路パターン露光手段20と、銅箔積層板1
00の露光基準ホール(H)を感知し、定めた露光位置
への間欠供給を連続して行う定位置移送手段50と、回
路パターンを露光された処理積層板100を案内して巻
き取ると共に、定位置移送手段50による前記処理積層
板100の供給位置が、定められた誤差以上となる場
合、自動的に装置を停止して資材の損傷を防止する巻取
案内手段60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル・プ
リント配線板(Flexible PrintCirc
uit Board:以下、F.P.C.Bという)の
製造工程において、従来工程と異なり、感光性ドライフ
ィルム(dry film)がラミネイティング(la
minating)されたロール状態の銅箔積層板に、
まず、一定の位置に露光案内ホールとその他F.P.
C.Bの生産工程に必要な各種作業の基準用ガイドホー
ルをプレスにより連続的に一緒に打撥し、その状態で回
路パターンを加工した露光案内ホールと待ち合わせて決
められた位置で正確に連続的に露光処理することによ
り、後処理工程作業の連続性を確保すると共に、従来の
工程において作業基準ホールを一つずつ加工していたた
めに生じていた生産工程上の莫大な遅滞と不良を誘発す
る各種作業を省略し、生産性と収率を向上させることが
できるフレキシブルプリント配線板の回路パターンの連
続露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のF.P.C.Bの製造工程を述べ
ると、源資材であるロール状態の銅箔積層板の銅箔表面
に、感光性のドライフィルムをラミネイティング処理
し、これを通常のロール・トゥ・ロール露光機を使用し
て回路パターンを連続的に露光した後、この露光処理さ
れた銅箔積層板を現像液による現像処理及びエッチング
液によるエッチング(etching)処理を通じて回
路パターンを形成し、この回路パターンと共に、この後
工程で必要な各種作業基準ホール(hole)の加工の
ための標識(mark)も形成することになる。
【0003】このような従来の工程では、F.P.C.
Bを各一枚にし、各一枚のF.P.C.B上に形成され
た標識に基づいて手作業でホールをパンチング作業をし
たり、センサ・プレス(イメージプロセスまたはレーザ
側光式のプレス装置)の高価な装置により資材を供給し
ながら、1ホールずつパンチング作業をすることにな
る。
【0004】F.P.C.Bは、一般的にカバレイの取
付作業またはソルダレジスタの印刷作業、補強台の取付
作業および最終F.P.C.Bの外郭加工をするための
プレス加工等が後加工工程で処理されて最終加工品が作
られる。
【0005】後加工工程においては、位置を一致させる
ための作業基準ホールを多数必要とし、多数の基準ホー
ルを1つずつ加工するため、多くの作業時間が所要さ
れ、かつ手作業である場合には多くの不良品が発生しや
すく、センサ・プレス等の高価な装置を用いる場合にも
手作業による遅延時間がかかり、装置の状態によっては
誤差を生じるという不具合を解消することが困難であ
る。なお、センサ・プレス糖の高価な装置を多数配備す
れば金融費用及び減価償却、維持保守費用が上昇して完
成品であるF.P.C.Bの生産性の低下及び原価上昇
を生む原因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドラ
イフィルムがラミネイティングされたロール状態の銅箔
積層板を連続式自動プレスに投入し、露光工程において
必要な露光基準ホールと、後加工工程で必要な各種作業
基準ホールとを一括して一工程のプレス作業によりロー
ル・トゥ・ロール加工した処理積層板を、ロール状態と
して間欠的に連続して露光機に供給しながら、自動的に
露光機の露光基準ピンと銅箔積層板に形成された露光基
準ホールとを一致させて回路パターンと各種作業基準ホ
ールの相関関係が正確に一致するように間欠的に連続し
て露光して、従来の工程において必要であったエッチン
グ工程後の作業基準ホールの一つ一つの加工作業を排除
して遅滞を防止し、かつ高価な装置の必要性を除去し、
不良品率を低減して生産性を向上し、F.P.C.Bの
製造コストを低減することができる露光装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブルプ
リント配線板の回路パターンの連続露光装置は、上記課
題を解決するために、銅箔に感光性ドライフィルムがラ
ミネイティングされた露光基準ホールと各種作業基準ホ
ールとが一括加工処理されているロール状態の処理積層
板の間欠送りが連続して行われると共に、次の移送に伴
う移送誤差を除去する供給案内手段と、前記供給案内手
段から移送される前記処理積層板の露光基準ホールに対
して作用して銅箔表面の正確な位置に回路パターンの間
欠露光を連続して行う回路パターン露光手段と、前記回
路パターン露光手段によって露光処理された処理積層板
を移送すると共に、前記処理積層板の露光基準ホールを
感知して、定められた露光位置に前記処理薄積層板を間
欠的に供給停止する定位置移送手段と、前記回路パター
ンが露光された処理積層板を案内して巻き取ると共に、
前記定位置移送手段による前記処理積層板の供給位置
が、定められた誤差以上となる場合、自動的に装置を停
止して資材の損傷を防止する巻取案内手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】前記供給案内手段は、処理積層板の巻取ロ
ールを支持するための軸と、上下に粘着性ローラを備え
てなるほこり除去器と、前記処理積層板を支持案内する
複数の支持ロールと、フレームの両側に設けたガイド軸
に沿って上下に移動可能に設けられたテンション重量錘
と、前記テンション重量錘の上下移動の範囲を感知する
2つの光感知センサとを備えることを特徴とする。請求
項に記載のフレキシブルプリント配線板の回路パターン
の連続露光装置。
【0009】また、前記回路パターン露光手段は、その
上部に真空圧縮カバーを有する一方、その下部に露光機
を有し、前記真空圧縮カバーは、本体フレームの上側の
四隅に設けられたエアシリンダに四角フレームが連結配
置され、前記四角フレームの内側に開閉カバーが開閉可
能に設けられ、前記開閉カバーには、上部の外側に通常
の吸入コンプレッサと連結する吸入管が設けられて下部
の内側と連通され、かつ前記開閉カバーの下部内側には
吸着板が設けられ、前記開閉カバーの外側の縁に真空パ
ッドが付着され、前記露光機には、本体フレームの上部
に回路パターンを有する強化ガラス板を設置するための
ガラス板設置台が設けられ、前記強化ガラス板の下部
に、前記処理積層板に設けられた露光基準ホールに貫通
挿入して前記露光位置を確保するロッドが伸出自在に配
備されると共に、前記ロッドを伸出動作するための駆動
原が配設され、本体フレームの下部の内部には、反射板
と露光用光源ランプとが配備されると共に、半球形の光
遮断板がモータ軸により回転されて露光と光遮断とを可
能に設けられ、前記回路パターン露光手段は、前記露光
機の熱を冷却する冷却器が設けられ、前記真空圧縮カバ
ーの真空パッドが、前記露光機の強化ガラス板と感激が
生じるよう設置され、真空吸着時に外部から空気流入を
遮断するものであることを特徴とする。
【0010】さらに、前記吸着板は、その上部に格子型
の吸入路が形成され、前記格子形の吸入路の交差部に
は、下部に連通された吸入孔が設けられたことを特徴と
する。
【0011】またさらに、前記回路パターン設置台が、
前記回路パターン設置台を本体フレームの一側に引張す
る引張スプリングと、前記本体フレームの一側にねじ込
まれて配備されると共に、前記引張スプリングの引張力
を制限する調整ボルトとにより調整可能であることを特
徴する。
【0012】また、前記定位置移送手段は、供給用モー
タにより弾性ゴム材の移送ロールが回転可能によるよう
に軸設され、前記移送ロールの斜め上部に弾性ゴム材の
圧接ロールが軸設され、前記圧接ロールは、連結リンク
の一側に連結して固定され、前記連結リンクの他側に重
量リンクの一側が固定され、前記連結リンクの他端は垂
直状に設置されるエアシリンダのピストンロッドに触れ
合って設けられ、かつ定位置移送手段は、その一側に支
持ロールと前記処理積層板の露光基準ホールを感知する
感知センサとが配備されたことを特徴とする。
【0013】さらに、前記巻取案内手段は、複数の支持
ロールと、露光された前記処理積層板を巻き取るための
巻き取りロールを支持するための軸と、前記軸をベルト
により連結して回転させるモータと、フレームの両側に
設けたガイド軸に沿って上下に移動可能に設けられたテ
ンション重量錘と、前記テンション重量錘の上下移動の
範囲を感知する2つの光感知センサとを備えることを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のフレキシブルプ
リント配線板の回路パターンの連続露光装置の正面図で
ある。連続露光装置は、露光基準ホール(H)及び各種
作業基準ホールが別途の連続式プレス加工工程によって
一括加工されているドライフィルムをラミネイティング
したロール状態の銅箔積層板を供給かつ案内しながら、
移送にしたがう移送誤差を除去する供給案内手段10
と、供給案内手段10から移送される処理積層板100
の露光基準ホール(H)を感知して、定位置の露光位置
に処理積層板100を間欠的に移送する定位置移送手段
50と、回路パターンが露光された処理積層板100を
案内して巻き取りながら、定位置移送手段50の露光基
準ホール(H)の位置が一定の範囲以上で離脱した場合
に、連続露光装置を停止して資材の損傷を防止する巻取
案内手段60とにより構成されている。
【0015】図1に示すように、供給案内手段10は、
処理積層板100の巻取ロール101を設置するための
設置軸11と、処理積層板100の銅箔表面に付着した
ほこり等の異質物を除去する粘着性ローラ13a,13
bを上下両方に備えてなるほこり除去器12と、処理積
層板100を支持案内する多数の支持ロール14と、図
2乃至図3に示すように、フレーム15の両側に立設さ
れたガイド軸16,16に案内されて上昇・下降移動可
能に配設され、処理積層板100のテンション状態を維
持して、即ち、処理積層板100に移送に伴う処理積層
板100を張った状態に維持、次の移送誤差を除去する
テンション重量錘17とを備え、フレーム15には、テ
ンション重量錘17の上昇・下降の移動範囲を感知する
2つの光センサS1,S2が上方寄りと下方寄りにそれ
ぞれ配備されている。なお、図3に示す符号Ha・Hb
は、後処理工程で必要とされる作業基準ホールである。
【0016】図1に示すように、回路パターン露光手段
20は、上部に真空圧縮カバー21を備え、下部に露光
器31を備える。図4乃至図6に示すように、真空圧縮
カバー21は、露光機31の本体フレーム32の上側の
四隅に配設されたエアシリンダ33,33,33,33
のピストンロッド33a,33a,33a,33aの上
端に真空圧縮カバー21の四角フレーム22が連結設置
されており、ピストンロッド33a,33a,33a,
33aの伸縮作動によって真空圧縮カバー21が上昇・
下降するように構成されている。
【0017】四角フレーム22の内側には、開閉カバー
23の一側が開閉可能に取り付けられ、開閉カバー23
には、上部の外側に通常の吸入コンプレッサと連結され
る吸入管24が設けられ、下部の内側と吸入コンプレッ
サとが連通されている。
【0018】図6に示すように、開閉カバー23の下面
内側には、処理積層板100を吸着固定する吸着板25
が設けられ、吸着板25の外側の開閉カバー23の内縁
に、真空パッド26が付設されている。吸着板25は、
上面に格子型の吸入路25aが形成され、吸入路25a
の交差部に吸入孔25bが下面と連通して各々設けられ
ている。なお、図6における符号25cは、強化ガラス
板36の下部に配置されるエアシリンダ37のピストン
ロッド37aを挿通するための挿入孔である。
【0019】図8に示すように、露光器31の本体フレ
ーム32の上部には段差部32aが形成され、本体フレ
ーム32の四隅の段差部32aにはボールベアリング3
4がそれぞれ設けられ、回路パターン設置台35がボー
ルベアリング34の上部に配置されると共に、段差部3
2aの内側と一定の空間をもって配設され、図5及び図
7に示すように、回路パターン設置台35の内側には、
回路パターンが形成された強化ガラス板36が密着して
配設されている。
【0020】図5に示すように、強化ガラス板36の下
部には、処理積層板100にパンチングされた露光基準
ホール(H)をとおるピストンロッド37aを上昇・下
降するエアシリンダ37が配設されている。図7乃至図
8に示すように、回路パターン設置台35に対して、本
体フレーム32の一側に引張スプリング38の引張力を
制限する調節ボルト39がネジ込まれて結合されてお
り、調節ボルト39によって、回路パターン設置台35
に設置されている強化ガラス板36の回路パターンを処
理積層板100の移送方向に対する移送幅と一致するよ
うに調整可能となっている。
【0021】なお、図7における符号22aは、開閉カ
バー23を四角フレーム22に対してロックするロック
片である。
【0022】図1に示すように、露光器31の本体フレ
ーム32の内部には、上部が幅広で下部が幅狭の反射板
40が設けられ、反射板40の内側下部には露光シャッ
タ41が配設されいる。露光シャッタ41は、半球形遮
蔽板42と露光ランプ43とがモータ44によって一定
の速度で回転可能に設けられている。本体フレーム32
の外側には、露光シャッタ41において発生する熱を冷
却するための冷却器45が設置されている。
【0023】図1に示す定位置移送手段50は、図9乃
至図10に示すように、スリップを防止する弾性ゴム材
の移送ロール53と、移送ロール53に対して接離可能
であって、移送ロール53との間を経由する処理積層板
100と接触し、移送に従うスリップを防止する弾性ゴ
ム材の圧接ロール54とにより構成されている。
【0024】図9乃至図10に示すように、供給用モー
タ51の回転軸51aに固設された駆動ロールと、回転
自在に軸支された移送ロール53との間にはタイミング
ベルト52が掛け回され、供給用モータ51の回転力が
駆動ロール及びタイミングベルト52を介して移送ロー
ル53に伝達可能となっている。
【0025】また、図10に示すように、互いに平行な
連結リンク55の一端と重量リンク56の一端とが支軸
により連結されて回動自在に配設され、圧接ロール54
は、支軸の回りに回動可能に設けられた連結リンク55
の他端にそのローラ軸が連結されて支持されている。
【0026】重量リンク56の他端の下方には、エアシ
リンダ57がそのピストンロッド57aを上方に向けて
配設されると共に、エアシリンダ57のピストンロッド
57aが重量リンク56の他端の下面に当接されて重量
リンク56が支持されおり、ピストンロッド57aの下
降時には、圧接ロール54が移送ロール53に圧接し、
ピストンロッド57aの上昇時には、圧接ロール54が
移送ロール53から離隔するよう構成されている。
【0027】なお、図9乃至図10に示すように、移送
ロール53の前方及び後方には、支持ロール58,58
がそれぞれ回転可能に配設され、前方側の支持ロール5
8と移送ロール53との間には、移送ロール53と圧接
ロール54とにより強制移送される処理積層板100の
露光基準ホール(H)を感知する感知センサS3が配備
されている。
【0028】図1に示すように、巻取案内手段60は、
回路パターン露光手段20で露光処理された処理積層板
100を案内支持する複数の支持ロール61,61と、
処理積層板100を巻き取る巻取ロール62とが配備さ
れ、巻取ロール62は、巻取用モータ(M)によって駆
動されるベルトを介して回転されるよう構成されてい
る。また、図2に示すように、巻取案内手段60は、供
給案内手段10と同等な構成を有しており、フレーム6
4の両側に立設されたガイド軸65,65と、ガイド軸
65,65に案内されて上昇・下降移動可能に配設さ
れ、処理積層板100のテンション状態を維持して、即
ち、処理積層板100に移送に伴う処理積層板100を
張った状態に維持して、次の移送誤差を除去するテンシ
ョン重量錘66とを備え、フレーム64には、テンショ
ン重量錘66の上昇・下降の移動範囲を感知する2つの
光センサS4,S5が上方寄りと下方寄りにそれぞれ配
備されている。
【0029】次に、本実施形態の作用について述べる。
【0030】まず、回路パターンの連続露光装置を使用
する前段階として、処理積層板100に、回路パターン
露光手段20において回路パターンが形成された強化ガ
ラス板36の下部に配置されたエアシリンダ37のピス
トンロッド37aに一致する露光基準ホール(H)を規
格のサイズでパンチングした後、パンチングした処理積
層板100をロール状に巻き取る。
【0031】なお、処理積層板100の露光基準ホール
(H)と同様に、一定の間隔で露光基準ホール(H)を
パンチングしたビニール・シート(図示せず)を処理積
層板100の先端と後端とに臨時に付着しておき、露光
処理において処理積層板100の初めと終わりも露光処
理されるようにする。
【0032】処理積層板100を図1の供給案内手段1
0、回路パターン露光手段20、定位置移送処断、巻き
取り案内手段60を経由させる。この場合、ビニールシ
ートにパンチングされた露光基準ホール(H)に、回路
パターン露光手段20の強化ガラス板36の下部に配設
された4つのエアシリンダ37のピストンロッド37a
を挿入した状態とする。なお、回路パターンの形成のた
めの距離に応じてパンチングされた移送方向前方側の露
光基準ホール(H)は、定位置移送手段50の感知セン
サS3の感知位置にある。
【0033】このような状態において、本装置に配備さ
れる通常の制御部(図示せず)の作動により、処理積層
板100に対して回路パターンを連続露光する。
【0034】制御部(図示せず)により、定位置移送手
段50の供給用モータ51が作動し、移送ロール53と
圧接ローラ54とが協働して処理積層板100を移送
し、次の回路パターン形成のための露光基準ホール
(H)の位置まで移送され、既に回路パターンが露光処
理された処理積層板100の露光基準ホール(H)が、
定位置移送手段50の感知センサS3により感知され
る。
【0035】定位置移送手段50の感知センサS3が露
光基準ホール(H)を感知すると、回路パターン露光手
段20の4つに付着されているエアシリンダ37のピス
トンロッド37aが上昇して処理積層板100の露光基
準ホール(H)に貫通挿入し、同時に、図9に示すエア
シリンダ57のピストンロッド57aが上昇して圧接ロ
ーラ54が移送ローラ53から離隔し、図1において露
光機31の本体フレーム32に配設されたエアシリンダ
33のピストンロッド33aが上昇し、真空圧縮カバー
21が上昇して強化ガラス板36から離隔する。
【0036】この時、処理積層板100の前半部と後半
部は、供給案内手段10と巻取案内手段60のテンショ
ン重量錘17,66により回路パターン露光手段20の
エアシリンダ37のピストンロッド37aに張力を掛け
られた状態で引っ張られ、処理積層板100の次の移送
誤差がなくなる。
【0037】制御部により、定位置移送手段50のエア
シリンダ57のピストンロッド57aが下降作動され、
移送ロール53の上部を経由する処理積層板100の上
部に圧接ロール54が、重量リンク56によって元の位
置に復帰して移送ロール53に対して圧接すると同時
に、露光機31の本体フレーム32に配設されたエアシ
リンダ33のピストンロッド33aが下降作動して真空
圧縮カバー23が下降し、四角フレーム22の内側の開
閉カバー23の真空パッド26が露光機31の回路パタ
ーン設置台35に設置された強化ガラス板36に密着
し、処理積層板100の回路パターン露光部位を密閉す
ることとなる。
【0038】また、制御部により、露光機31の露光シ
ャッタ41が回転し、露光ランプ43によって強化ガラ
ス板36に形成された回路パターンが露光され、回転さ
れている半球形遮蔽板42により露光が遮断され、この
時点で、強化ガラス板36の下部に装着されたエアシリ
ンダ37のピストンロッド37aが下降して圧接ロール
54が移送ロール53に対して圧接され、供給用モータ
51の回転に従って動作する移送ロール53と圧接ロー
ル54との協働により、回路パターンを露光処理された
処理積層板100を移送すると同時に、パンチングされ
た露光基準ホール(H)を感知センサS3が感知し、露
光シャッタ41の露光ランプが露光位置で回転される時
点で、前述のとおりに作動を連続的に行って、処理積層
板100に回路パターンを露光する。
【0039】露光工程において、供給案内手段10と巻
取案内手段60に配備される光感知センサS1,S2,
S4,S5は、処理積層板100の移送後に張力をかけ
た状態を維持させる際の、テンション重量錘17,66
の自重による上下動作を一定の範囲内で感知し、進行す
る資材に対して過剰に機械的な力をかけない状態で供給
及び巻取を可能とし、光感知センサS3は、資材上に加
工されている露光基準ホール(H)を感知し、資材の進
行が一定の範囲を離脱する場合には、制御部により装置
全体を停止することにより、資材の損傷を防止する。
【0040】
【発明の効果】本発明のフレキシブルプリント配線基板
の回路パターンの連続露光装置によれば、感光性ドライ
フィルムがラミネイティングされたロール状態の銅箔積
層板上に、予め露光基準ホールを加工した状態におい
て、銅箔積層板の間欠送りを連続的に行って、定めた位
置に回路パターンを自動処理できるので、従来の工法に
おいて所要されたエッチング作業以後の各種作業基準ホ
ールの加工工程を完全に除去することができ、高価な装
置を必要とせず、作業時間の遅延を除去して生産性を向
上し、不良品率を低減することができる。従来の工法で
は不可能であったソルダーレジスタ印刷工程のロール・
トゥ・ロール自動化及び各種表面処理工程(ソルダー鍍
金処理および各種防浄材処理)までもロール・トゥ・ロ
ール自動化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフレキシブルプリン
ト配線基板の回路パターンの連続露光装置の正面図
【図2】同上の供給案内手段及び巻取案内手段のテンシ
ョン重量錘の設置及び作動状態を示す正面図
【図3】同上の供給案内手段及び巻取案内手段のテンシ
ョン重量錘の設置及び作動状態を示す平面図
【図4】同上の回路パターン露光手段の平面図
【図5】同上の回路パターン露光手段の断面図
【図6】同上の真空圧縮カバーの構成を示す回路パター
ン露光手段の一部断面図
【図7】同上の回路パターン露光手段の開閉カバーの連
結状態を示す平面図
【図8】図7のA部分を拡大して示す断面図
【図9】同上の銅箔積層板の定位置移送手段の正面図
【図10】同上の銅箔積層板の定位置移送手段の平面図
【符号の説明】
10 供給案内手段 11 支軸 12 ほこり除去器 14 支持ロール 15 フレーム 16 ガイド軸 17 テンション重量錘 20 回路パターン露光手段 21 真空圧縮カバー 22 四角フレーム 22a ロック片 23 開閉カバー 24 吸入管 25 吸着板 25a 吸入路 25b 吸入孔 25c 挿入孔 26 真空パッド 31 露光機 32 本体フレーム 32a 段差部 33 エアシリンダ 33a ピストンロッド 34 ボールベアリング 35 回路パターン設置台 36 強化ガラス板 37 エアシリンダ 37a ピストンロッド 38 引張スプリング 39 調整ボルト 40 反射板 41 露光シャッタ 42 半球形遮蔽板 43 露光ランプ 44 モータ 45 冷却器 50 定位置移送手段 51 供給用モータ 51a 回転軸 52 タイミングベルト 53 移送ロール 54 圧接ロール 55 連結リンク 56 重量リンク 57 エアシリンダ 57a ピストンロッド 58 支持ロール 60 巻取案内手段 61 支持ロール 62 巻取ロール 63 支軸 64 フレーム 65 ガイド軸 66 テンション重量錘 100 処理積層板 101 巻取ロール S1 光感知センサ S2 光感知センサ S3 感知センサ S4 光感知センサ S5 光感知センサ (H) 露光基準ホール Ha 印刷基準ホール Hb 印刷基準ホール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅箔に感光性ドライフィルムがラミネイ
    ティングされ、露光基準ホールと各種作業基準ホールと
    が一括加工処理されているロール状態の処理積層板10
    0の間欠送りが連続して行われると共に、次の移送に伴
    う移送誤差を除去する供給案内手段10と、 前記供給案内手段10から移送される前記処理積層板1
    00の露光基準ホール(H)に対して作用して銅箔表面
    の正確な位置に回路パターンの間欠露光を連続して行う
    回路パターン露光手段20と、 前記回路パターン露光手段20によって露光処理された
    処理積層板100を移送すると共に、前記処理積層板1
    00の露光基準ホール(H)を感知して、定められた露
    光位置に前記処理薄積層板100を間欠的に供給停止す
    る定位置移送手段50と、 前記回路パターンが露光された処理積層板100を案内
    して巻き取ると共に、前記定位置移送手段50による前
    記処理積層板100の供給位置が、定められた誤差以上
    となる場合、自動的に装置を停止して資材の損傷を防止
    する巻取案内手段60とを備えたことを特徴とするフレ
    キシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記供給案内手段10は、処理積層板1
    00の巻取ロール101を支持するための軸11と、上
    下に粘着性ローラ13a,13bを備えてなるほこり除
    去器12と、前記処理積層板100を支持案内する複数
    の支持ロール14と、フレーム15の両側に設けたガイ
    ド軸16に沿って上下に移動可能に設けられたテンショ
    ン重量錘17と、前記テンション重量錘17の上下移動
    の範囲を感知する2つの光感知センサS1,S2とを備
    える請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の回
    路パターンの連続露光装置。
  3. 【請求項3】 前記回路パターン露光手段20は、その
    上部に真空圧縮カバー21を有する一方、その下部に露
    光機31を有し、 前記真空圧縮カバー21は、本体フレーム32の上側の
    四隅に設けられたエアシリンダ33に四角フレーム22
    が連結配置され、前記四角フレーム22の内側に開閉カ
    バー23が開閉可能に設けられ、前記開閉カバー23に
    は、上部の外側に通常の吸入コンプレッサと連結する吸
    入管24が設けられて下部の内側と連通され、かつ前記
    開閉カバー23の下部内側には吸着板25が設けられ、
    前記開閉カバー23の外側の縁に真空パッド26が付着
    され、前記露光機31には、本体フレーム32の上部に
    回路パターンを有する強化ガラス板36を設置するため
    のガラス板設置台35が設けられ、前記強化ガラス板3
    6の下部に、前記処理積層板100に設けられた露光基
    準ホール(H)に貫通挿入して前記露光位置を確保する
    ロッド37aが伸出自在に配備されると共に、前記ロッ
    ド37aを伸出動作するための駆動原が配設され、本体
    フレーム32の下部の内部には、反射板40と露光用光
    源ランプ43とが配備されると共に、半球形の光遮断板
    41がモータ軸44により回転されて露光と光遮断とを
    可能に設けられ、前記回路パターン露光手段20は、前
    記露光機31の熱を冷却する冷却器45が設けられ、前
    記真空圧縮カバー21の真空パッド26が、前記露光機
    31の強化ガラス板36と感激が生じるよう設置され、
    真空吸着時に外部から空気流入を遮断するものである請
    求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の回路パタ
    ーンの連続露光装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着板25は、その上部に格子型の
    吸入路25aが形成され、前記格子形の吸入路25aの
    交差部には、下部に連通された吸入孔25bが設けられ
    た請求項3に記載のフレキシブルプリント配線板の回路
    パターンの連続露光装置。
  5. 【請求項5】 前記回路パターン設置台35が、前記回
    路パターン設置台35を本体フレーム32の一側に引張
    する引張スプリング38と、前記本体フレーム32の一
    側にねじ込まれて配備されると共に、前記引張スプリン
    グ38の引張力を制限する調整ボルト39とにより調整
    可能である請求項3に記載のフレキシブルプリント配線
    板の回路パターンの連続露光装置。
  6. 【請求項6】 前記定位置移送手段50は、供給用モー
    タ51により弾性ゴム材の移送ロール53が回転可能に
    よるように軸設され、前記移送ロール53の斜め上部に
    弾性ゴム材の圧接ロール54が軸設され、前記圧接ロー
    ル54は、連結リンク55の一側に連結して固定され、
    前記連結リンク54の他側に重量リンク56の一側が固
    定され、前記連結リンク56の他端は垂直状に設置され
    るエアシリンダ57のピストンロッド57aに触れ合っ
    て設けられ、かつ定位置移送手段50は、その一側に支
    持ロール58と前記処理積層板100の露光基準ホール
    (H)を感知する感知センサS3とが配備された請求項
    1に記載のフレキシブルプリント配線板の回路パターン
    の連続露光装置。
  7. 【請求項7】 前記巻取案内手段60は、、複数の支持
    ロール61と、露光された前記処理積層板100を巻き
    取るための巻き取りロール62を支持するための軸63
    と、前記軸63をベルトにより連結して回転させるモー
    タ(M)と、フレーム64の両側に設けたガイド軸6
    5,65に沿って上下に移動可能に設けられたテンショ
    ン重量錘66と、前記テンション重量錘66の上下移動
    の範囲を感知する2つの光感知センサS4,S5とを備
    える請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の回
    路パターンの連続露光装置。
JP8195264A 1996-07-08 1996-07-08 フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置 Withdrawn JPH1065310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8195264A JPH1065310A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8195264A JPH1065310A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1065310A true JPH1065310A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16338263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8195264A Withdrawn JPH1065310A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1065310A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2831765A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-02 Automa Tech Sa Dispositif pour insoler une face d'un panneau
JP2008130764A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sharp Corp プリント配線板製造装置、プリント配線板、プリント配線板製造方法および電子機器
JP5631464B1 (ja) * 2013-08-30 2014-11-26 株式会社 ベアック 露光装置
WO2014203650A1 (ja) * 2013-06-18 2014-12-24 株式会社 ベアック 露光装置
CN113448180A (zh) * 2021-07-01 2021-09-28 深圳市华鼎星科技有限公司 一种新型曝光机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2831765A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-02 Automa Tech Sa Dispositif pour insoler une face d'un panneau
EP1308786A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-07 Automa-Tech Dispositif pour insoler une face d'un panneau
JP2008130764A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sharp Corp プリント配線板製造装置、プリント配線板、プリント配線板製造方法および電子機器
WO2014203650A1 (ja) * 2013-06-18 2014-12-24 株式会社 ベアック 露光装置
JP5655177B1 (ja) * 2013-06-18 2015-01-14 株式会社 ベアック 露光装置
JP5631464B1 (ja) * 2013-08-30 2014-11-26 株式会社 ベアック 露光装置
CN113448180A (zh) * 2021-07-01 2021-09-28 深圳市华鼎星科技有限公司 一种新型曝光机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0528566B1 (en) Conveyorized vacuum laminator and method therefor
WO2018090362A1 (zh) 一种贴膜自动剥离装置
US6971429B2 (en) Conveyorized vacuum applicator and method of applying a dry film resist to a printed circuit board
KR0146610B1 (ko) 플렉시블 프린트 배선판의 회로패턴 연속노광장치
JPH1065310A (ja) フレキシブルプリント配線板の回路パターンの連続露光装置
CN210944112U (zh) 一种pet离型膜分条机的上料机构
KR102137278B1 (ko) 고속타발기 연동형 정밀 롤투롤 소재 연성회로기판 제조 방법
JP2002003035A (ja) ウエブの蛇行制御装置およびこの蛇行制御装置を用いたセラミックグリーンシートの製造装置
US20040206457A1 (en) Intensive machine for performing a plurality of processes in fabrication of multilayer substrate
KR101079951B1 (ko) 진공 라미네이터
KR0121440Y1 (ko) 플렉시블 프린트 배선판 제조용 자동프레스장치
JP3316047B2 (ja) 自動給排版装置
KR102137277B1 (ko) 고속타발기 연동형 롤투롤 소재 노광 시스템 및 그 운용방법
KR101762552B1 (ko) 전자기기용 테이프형 패키지원단 제조용 박막시트지 부착장치
US3771871A (en) Apparatus for forming images on continuously moving elements
KR101877772B1 (ko) 패턴 복제장치
WO2010010984A1 (en) Apparatus and method of punching and extracting tab ic from tab ic tape
JPS6093055A (ja) 基材の間欠送り装置
KR101717021B1 (ko) 전자기기용 박막시트지가 부착된 테이프형 패키지 원단의 제조방법 및 그 원단에 박막시트지를 부착하기 위한 연속 자동화 제조장치
KR100299607B1 (ko) 다층기판자동적층시스템의동박시트공급장치
KR101854248B1 (ko) 패턴 복제장치
JPH11245093A (ja) 打ち抜き方法およびこの方法に用いる打ち抜き装置
CN214252878U (zh) 一种垂直卷对卷曝光设备
JP2005056869A (ja) 露光装置の移送式基板ステージ
JP3254313B2 (ja) シート材の装着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007