JPH1064086A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH1064086A
JPH1064086A JP22253796A JP22253796A JPH1064086A JP H1064086 A JPH1064086 A JP H1064086A JP 22253796 A JP22253796 A JP 22253796A JP 22253796 A JP22253796 A JP 22253796A JP H1064086 A JPH1064086 A JP H1064086A
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JP22253796A
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Inventor
Akihiko Doi
昭彦 土肥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報記録媒体に対してデータの記録又は再生を
行う前後の待機時のトラッキング制御による騒音を低減
できる情報記録再生装置を提供すること。 【解決手段】記録媒体に対してデータの記録又は再生を
行う情報記録再生装置において、記録媒体に対して光ビ
ームを照射する照射手段(5、13)と、記録媒体から
の光ビームの反射光を検出した検出信号を出力する検出
信号出力手段(24)と、この検出信号を基にトラッキ
ング誤差信号を生成し出力するトラッキング誤差信号出
力手段(OP1)と、このトラッキング誤差信号を基に
光ビームがトラックを追跡するように照射手段を制御す
るトラッキング制御手段(28)と、データの記録また
は再生の前後の待機時のトラッキング誤差信号のゲイン
を制御するゲイン制御手段(28a)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録媒体に
対して情報の記録または再生を行う情報記録再生装置に
関する。特に、情報記録媒体としての光ディスクに対し
て情報の記録または再生を行う光ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体としての光ディスク
に記録されているデータの再生、または光ディスクに対
してデータの記録を行う光ディスク装置が実用化されて
いる。まず、このような光ディスク装置で取り扱われる
光ディスクについて簡単に説明する。光ディスクには、
エンボス等の処理により凹部および凸部から成る同心円
状またはスパイラル状のトラックが形成されている。こ
のトラックには、トラック形成と同時に、所定のトラッ
ク長からなるアドレス領域と記録領域とで構成されるセ
クタ領域とが形成される。上記したアドレス領域、いわ
ゆるヘッダ部には、トラック上における位置を示すアド
レスデータが複数の凹部および凸部により記録されてい
る。上記した記録領域、いわゆるデータ部は、凹部また
は凸部で形成されており、これら凹部または凸部には記
録用の記録データが光ビームの照射によりピットとして
記録される。
【0003】光ディスク装置では、ターンテーブルによ
り光ディスクを一定速度で回転させて、光学ヘッドを半
径方向に移動させることにより、所定のトラックに記録
されているデータの再生および所定のトラックに対する
データの記録が行われる。
【0004】ところが、光ディスクは、プラスチック材
料の基板で構成されており、熱加圧成形、または熱注入
成形法などによって行われる成形時の熱ひずみによっ
て、ディスクに反りとうねりが生じ、その結果ディスク
表面に上下の振れが発生するとともに、トラック真円度
が損なわれる。また、ディスクを光ディスク装置のター
ンテーブル上に載せたときは、ディスク自体の重量によ
ってたわみが発生する。さらに、ディスクの中心穴の穴
開け加工時には加工精度に応じた偏心も発生する。この
ように、ディスクには面振れ、トラック振れが固定的に
存在し、また、光ディスク装置にもターンテーブルの傾
き、すりこぎ運動などによる面振れまたはトラック振れ
が存在する。これらの面振れまたはトラック振れに影響
されることなく情報を確実に記録再生できるようにする
ためにフォーカス制御およびトラッキング制御が行われ
る。
【0005】ここで、まず、フォーカス制御について簡
単に説明する。先に述べた要因により、光ピックアップ
と光ディスクとの間には、常に0.2mm〜0.3mm
程度の面振れが生じるが、光ディスク用ピックアップの
対物レンズでの焦点深度はわずか±1μm程度である。
即ち、ディスク面振れは焦点深度よりはるかに大きいの
で、対物レンズを上下に動かしてレンズと光ディスクの
間の距離をレンズの焦点深度内に収めるフォーカス制御
が必要となる。
【0006】次に、トラッキング制御について簡単に説
明する。先に述べた要因により、光ピックアップから放
射されるレーザビーム位置に対して150μm〜220
μm程度の偏心が生じる。このような状況の下、トラッ
ク上で正確に読み出し、書き込みを行うにはレーザ・ビ
ームがトラックを正確に追跡(トラッキング)するよう
にトラッキング制御が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したフォーカ
ス制御およびトラッキング制御は、通常、データの記録
または再生を行う前後のいわゆる待機時に行われる。と
ころが、光ディスク上には、上記説明したようにエンボ
ス等により形成された凹部および凸部からなるヘッダ部
が存在するため、このヘッダ部ごとにディスクの反射率
変動の影響による外乱が発生する。この外乱の影響によ
りフォーカス制御およびトラッキング制御が機能しレン
ズが一瞬変動する。このときのレンズ変動により外部に
対して騒音が発生するというような問題があった。
【0008】この騒音は、ディスクの回転数またはフォ
ーマット形式などにより異なるものの、概ね1〜2KH
z程度でアドレス信号が繰り返し現れるため、騒音とし
ても1〜2KHz程度の周波数となる。つまり、この騒
音は、われわれ人間に聞き取れる音となり、特に、待機
状態のようなときにはこのような騒音は煩わしく感じる
ものとなる。
【0009】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、情報記録媒体に対してデー
タの記録動作または再生動作を行う前後の待機状態にお
いて、フォーカス制御またはトラッキング制御が原因で
発生する騒音を低減できる情報記録再生装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、この発明は、同心円上または
スパイラル状のトラックを有する情報記録媒体に対して
データの記録または再生を行う情報記録再生装置におい
て、情報記録媒体に対してデータの記録または再生のた
めの光ビームを照射する照射手段と、前記照射手段によ
り照射された光ビームの情報記録媒体からの反射光を受
光し、この受光した反射光を検出した反射光検出信号を
出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射光検出信
号出力手段から出力される反射光検出信号からトラッキ
ング誤差を検出し、この検出されたトラッキング誤差を
トラッキング誤差信号として出力するトラッキング誤差
信号出力手段と、前記トラッキング誤差信号出力手段か
ら出力されるトラッキング誤差信号を基にして、前記照
射手段から照射される光ビームが情報記録媒体のトラッ
クを追跡するように前記照射手段を制御するトラッキン
グ制御手段と、データの記録動作または再生動作の前後
の待機状態において、前記トラッキング誤差信号出力手
段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインを制御
するゲイン制御手段とを備えている。
【0011】この発明は、同心円状またはスパイラル状
のトラックを有し、所定のトラック長からなりかつトラ
ック上における位置を示すアドレスデータが記録された
アドレス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用
の記録データが記録される記録領域とで構成される光デ
ィスクに対して、データの記録または再生を行う光ディ
スク装置において、光ディスクに対してデータの記録ま
たは再生のための光ビームを照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
トラッキング誤差を検出し、この検出されたトラッキン
グ誤差をトラッキング誤差信号として出力するトラッキ
ング誤差信号出力手段と、前記トラッキング誤差信号出
力手段から出力されるトラッキング誤差信号を基にし
て、前記照射手段から照射される光ビームが光ディスク
のトラックを追跡するように前記照射手段を制御するト
ラッキング制御手段と、データの記録動作または再生動
作の前後の待機状態において、前記トラッキング誤差信
号出力手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲイ
ンを、データの記録動作または再生動作のときに前記ト
ラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラッキン
グ誤差信号のゲインより低く抑えるゲイン制御手段とを
備えている。
【0012】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを照射する照射手段と、前記照射手段から照射さ
れた光ビームの光ディスクからの反射光を受光し、この
受光した反射光を検出した反射光検出信号を出力する反
射光検出信号出力手段と、前記反射光検出信号出力手段
から出力される反射光検出信号からトラッキング誤差を
検出し、この検出されたトラッキング誤差をトラッキン
グ誤差信号として出力するトラッキング誤差信号出力手
段と、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
るトラッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から
照射される光ビームが光ディスクのトラックを追跡する
ように前記照射手段を制御するトラッキング制御手段
と、データの記録動作または再生動作の前後の待機状態
において、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力
されるトラッキング誤差信号のゲインを、データの記録
動作または再生動作のときに前記トラッキング誤差信号
出力手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲイン
の10分の1以下に抑えるゲイン制御手段とを備えてい
る。
【0013】この発明は、同心円上またはスパイラル状
のトラックを有する情報記録媒体に対してデータの記録
または再生を行う情報記録再生装置において、情報記録
媒体に対してデータの記録または再生のための光ビーム
を照射する照射手段と、前記照射手段から照射された光
ビームの情報記録媒体からの反射光を受光し、この受光
した反射光を検出した反射光検出信号を出力する反射光
検出信号出力手段と、前記反射光検出信号出力手段から
出力される反射光検出信号からトラッキング誤差を検出
し、この検出されたトラッキング誤差をトラッキング誤
差信号として出力するトラッキング誤差信号出力手段
と、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力される
トラッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照
射される光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡する
ように前記照射手段を制御するトラッキング制御手段
と、データの記録動作または再生動作の前後の待機状態
において、前記トラッキング制御手段によるトラッキン
グ制御を中断するトラッキング制御中断手段とを備えて
いる。
【0014】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
トラッキング誤差を検出し、この検出されたトラッキン
グ誤差をトラッキング誤差信号として出力するトラッキ
ング誤差信号出力手段と、前記トラッキング誤差信号出
力手段から出力されるトラッキング誤差信号を基にし
て、前記照射手段から照射される光ビームが光ディスク
のトラックを追跡するように前記照射手段を制御するト
ラッキング制御手段と、データの記録動作または再生動
作の前後の待機状態において、前記トラッキング制御手
段によるトラッキング制御を中断するトラッキング制御
中断手段とを備えている。
【0015】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
トラッキング誤差を検出し、この検出されたトラッキン
グ誤差をトラッキング誤差信号として出力するトラッキ
ング誤差信号出力手段と、データの記録動作または再生
動作において、前記トラッキング誤差信号出力手段から
出力されるトラッキング誤差信号を基にして、前記照射
手段から照射される光ビームのビームスポットが光ディ
スクのトラックを追跡するように前記照射手段を制御す
る第1のトラッキング制御手段と、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、前記フォーカ
ス誤差信号出力手段から出力されるフォーカス誤差信号
に基づく前記第1のトラッキング制御手段によるトラッ
キング制御を中断し、前記照射手段から照射される光ビ
ームのビームスポットが光ディスク上に固定されるよう
に前記照射手段を制御する第2のトラッキング制御手段
とを備えている。
【0016】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
トラッキング誤差を検出し、この検出されたトラッキン
グ誤差をトラッキング誤差信号として出力するトラッキ
ング誤差信号出力手段と、データの記録動作または再生
動作において、前記トラッキング誤差信号出力手段から
出力されるトラッキング誤差信号を基にして、前記照射
手段から照射される光ビームのビc ームスポットが光デ
ィスクのトラックを追跡するように前記照射手段を制御
する第1のトラッキング制御手段と、データの記録動作
または再生動作の前後の待機状態において、前記フォー
カス誤差信号出力手段から出力されるフォーカス誤差信
号に基づく前記第1のトラッキング制御手段によるトラ
ッキング制御を中断し、獲得されたアドレスデータから
前記照射手段から照射される光ビームのビームスポット
の光ディスク上の位置を判断し、この待機状態になった
ときの光ディスク上の位置にビームスポットが固定され
るように前記照射手段を制御する第2のトラッキング制
御手段とを備えている。
【0017】この発明は、同心円上またはスパイラル状
のトラックを有する情報記録媒体に対してデータの記録
または再生を行う情報記録再生装置において、情報記録
媒体に対してデータの記録または再生のための光ビーム
を照射する照射手段と、前記照射手段により照射された
光ビームの情報記録媒体からの反射光を受光し、この受
光した反射光を検出した反射光検出信号を出力する反射
光検出信号出力手段と、前記反射光検出信号出力手段か
ら出力される反射光検出信号からフォーカス誤差を検出
し、この検出されたフォーカス誤差をフォーカス誤差信
号として出力するフォーカス誤差信号出力手段と、前記
フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォーカス
誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される光ビ
ームが情報記録媒体のデータ記録面に対してジャストフ
ォーカスとなるように前記照射手段を制御するフォーカ
ス制御手段と、データの記録動作または再生動作の前後
の待機状態において、前記フォーカス誤差信号出力手段
から出力されるフォーカス誤差信号のゲインを制御する
第1のゲイン制御手段と、前記反射光検出信号出力手段
から出力される反射光検出信号からトラッキング誤差を
検出し、この検出されたトラッキング誤差をトラッキン
グ誤差信号として出力するトラッキング誤差信号出力手
段と、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
るトラッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から
照射される光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡す
るように前記照射手段を制御するトラッキング制御手段
と、データの記録動作または再生動作の前後の待機状態
において、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力
されるトラッキング誤差信号のゲインを制御する第2の
ゲイン制御手段とを備えている。
【0018】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
フォーカス誤差を検出し、この検出されたフォーカス誤
差をフォーカス誤差信号として出力するフォーカス誤差
信号出力手段と、前記フォーカス誤差信号出力手段から
出力されるフォーカス誤差信号を基にして、前記照射手
段から照射される光ビームが光ディスクのデータ記録面
に対してジャストフォーカスとなるように前記対物レン
ズをこの光ビームの光軸方向に対して前後に移動させフ
ォーカスを制御するフォーカス制御手段と、データの記
録動作または再生動作の前後の待機状態において、前記
フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォーカス
誤差信号のゲインを、データの記録動作または再生動作
のときに前記フォーカス誤差信号出力手段から出力され
るフォーカス誤差信号のゲインの10分の1以下に抑え
る第1のゲイン制御手段と、前記反射光検出信号出力手
段から出力される反射光検出信号からトラッキング誤差
を検出し、この検出されたトラッキング誤差をトラッキ
ング誤差信号として出力するトラッキング誤差信号出力
手段と、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力さ
れるトラッキング誤差信号を基にして、前記照射手段か
ら照射される光ビームが光ディスクのトラックを追跡す
るように前記照射手段を制御するトラッキング制御手段
と、データの記録動作または再生動作の前後の待機状態
において、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力
されるトラッキング誤差信号のゲインを、データの記録
動作または再生動作のときに前記トラッキング誤差信号
出力手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲイン
の10分の1以下に抑える第2のゲイン制御手段とを備
えている。
【0019】この発明は、情報記録媒体に対してデータ
の記録または再生を行う情報記録再生装置において、情
報記録媒体に対してデータの記録または再生のための光
ビームを照射する照射手段と、前記照射手段から照射さ
れた光ビームの情報記録媒体からの反射光を受光し、こ
の受光した反射光を検出した反射光検出信号を出力する
反射光検出信号出力手段と、前記反射光検出信号出力手
段から出力される反射光検出信号からフォーカス誤差を
検出し、この検出されたフォーカス誤差をフォーカス誤
差信号として出力するフォーカス誤差信号出力手段と、
前記フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォー
カス誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される
光ビームが情報記録媒体のデータ記録面に対してジャス
トフォーカスとなるように前記照射手段を制御するフォ
ーカス制御手段と、データの記録動作または再生動作の
前後の待機状態において、前記フォーカス制御手段によ
るフォーカス制御を中断するフォーカス制御中断手段
と、前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光
検出信号からトラッキング誤差を検出し、この検出され
たトラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力
するトラッキング誤差信号出力手段と、前記トラッキン
グ誤差信号出力手段から出力されるトラッキング誤差信
号を基にして、前記照射手段から照射される光ビームが
情報記録媒体のトラックを追跡するように前記照射手段
を制御するトラッキング制御手段と、データの記録動作
または再生動作の前後の待機状態において、前記トラッ
キング制御手段によるトラッキング制御を中断するトラ
ッキング制御中断手段とを備えている。
【0020】この発明は、凹部および凸部で形成された
同心円状またはスパイラル状のトラックを有し、所定の
トラック長からなりかつトラック上における位置を示す
アドレスデータが凹部および凸部により記録されたアド
レス領域と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記
録データが光ビームの照射により記録される凹部または
凸部の記録領域とで構成される光ディスクに対して、デ
ータの記録または再生を行う光ディスク装置において、
光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、前記
照射手段から照射された光ビームの光ディスクからの反
射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射光検
出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、前記反射
光検出信号出力手段から出力される反射光検出信号から
フォーカス誤差を検出し、この検出されたフォーカス誤
差をフォーカス誤差信号として出力するフォーカス誤差
信号出力手段と、前記フォーカス誤差信号出力手段から
出力されるフォーカス誤差信号を基にして、前記照射手
段から照射される光ビームが光ディスクのデータ記録面
に対してジャストフォーカスとなるように前記対物レン
ズをこの光ビームの光軸方向に対して前後に移動させる
フォーカス制御手段と、データの記録動作または再生動
作の前後の待機状態において、前記フォーカス制御手段
によるフォーカス制御を中断するフォーカス制御中断手
段と、前記反射光検出信号出力手段から出力される反射
光検出信号からトラッキング誤差を検出し、この検出さ
れたトラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出
力するトラッキング誤差信号出力手段と、前記トラッキ
ング誤差信号出力手段から出力されるトラッキング誤差
信号を基にして、前記照射手段から照射される光ビーム
が光ディスクのトラックを追跡するように前記照射手段
を制御するトラッキング制御手段と、データの記録動作
または再生動作の前後の待機状態において、前記トラッ
キング制御手段によるトラッキング制御を中断するトラ
ッキング制御中断手段とを備えている。
【0021】上記手段を講じた結果、下記のような作用
が生じる。 (1)この発明では、データの記録動作または再生動作
の前後の待機状態において、トラッキング誤差信号出力
手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインが、
データの記録動作または再生動作のときにトラッキング
誤差信号出力手段から出力されるトラッキング誤差信号
のゲインに比して十分に抑えられるので、アドレス領域
の凹凸の影響により発生する外乱をほぼ無視してトラッ
キング制御することができる。その結果、待機状態にお
けるアドレス領域の凹凸で発生する外乱の影響によるト
ラッキング制御が原因で生じる騒音を低減できる。
【0022】(2)この発明では、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、フォーカス制
御手段によるフォーカス制御が中断されるので、待機状
態におけるフォーカス制御が原因で生じる騒音を完全に
抑えることができる。
【0023】(3)この発明では、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、トラッキング
制御信号を基にしてトラッキング制御を行う第1のトラ
ッキング制御手段によるトラッキング制御が中断される
とともに、第2のトラッキング制御手段により光ビーム
ビームスポットが所定位置に固定される。つまり、第1
のトラッキング制御手段によるトラッキング制御が中断
されるとことにより、待機状態においてアドレス部の影
響により発生する外乱が入り込んだトラッキング誤差信
号によるトラッキング制御が原因で生じる騒音を完全に
シャットアウトできる。また、第2のトラッキング制御
手段により、待機状態からデータの記録動作または再生
動作に移るとき、待機状態に行われたトラッキング制御
を生かすことができる。
【0024】(4)この発明では、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、トラッキング
誤差信号を基にしてトラッキング制御を行う第1のトラ
ッキング制御手段によるトラッキング制御が中断される
とともに、第2のトラッキング制御手段により獲得され
たアドレスデータから前記照射手段から照射される光ビ
ームのビームスポットの光ディスク上の位置が判断さ
れ、ビームスポットがこの待機状態になったときの位置
に固定される。つまり、第1のトラッキング制御手段に
よるトラッキング制御が中断されることにより、待機状
態においてアドレス部の影響により発生する外乱が入り
込んだトラッキング誤差信号によるトラッキング制御が
原因で生じる騒音を完全にシャットアウトできる。ま
た、第2のトラッキング制御手段により、待機状態から
データの記録動作または再生動作に移るとき、待機状態
に行われたトラッキング制御を生かすことができる。
【0025】(5)この発明では、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、フォーカス誤
差信号出力手段から出力されるフォーカス誤差信号のゲ
インが、データの記録動作または再生動作のときにフォ
ーカス誤差信号出力手段から出力されるフォーカス誤差
信号のゲインに比して十分に抑えられる。さらに、この
発明では、データの記録動作または再生動作の前後の待
機状態において、トラッキング誤差信号出力手段から出
力されるトラッキング誤差信号のゲインが、データの記
録動作または再生動作のときにトラッキング誤差信号出
力手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインに
比して十分に抑えられる。よって、アドレス領域の凹凸
の影響により発生する外乱をほぼ無視してフォーカス制
御およびトラッキング制御することができる。その結
果、待機状態におけるアドレス領域の凹凸で発生する外
乱の影響によるフォーカス制御およびトラッキング制御
が原因で生じる騒音を低減できる。
【0026】(6)この発明では、データの記録動作ま
たは再生動作の前後の待機状態において、フォーカス制
御手段によるフォーカス制御が中断される。さらに、こ
の発明では、データの記録動作または再生動作の前後の
待機状態において、トラッキング制御手段によるトラッ
キング制御が中断される。よって、待機状態におけるフ
ォーカス制御およびトラッキング制御が原因で生じる騒
音を完全に抑えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施の形態に係る情報記録再生装置、即ち光ディスク装置
の構成を概略的に示す図である。
【0028】この光ディスク装置は、情報記録媒体とし
ての光ディスク1に対し集束光を用いてデータの記録、
または記録されているデータの再生を行うものである。
この光ディスク装置に関しては後に説明するものとし、
まず、光ディスク1について説明する。
【0029】光ディスク1は、例えばガラスまたはプラ
スチックス等で円形に形成された基板の表面にテルルま
たはビスマス等の金属被膜層がドーナツ型にコーティン
グされて構成される。
【0030】図2の光ディスクのファーマット例の概念
図に示すように、この光ディスク1は半径方向に複数の
トラックからなる複数のゾーン、例えば19個のゾーン
1a、…、1sに分割されている。各ゾーン1a、…、
1sに対するクロック信号の周波数値は、内周から外周
に向かうのに従って高くなっている。
【0031】また、この各ゾーン1a、…、1sには、
所定のトラック長から成るセクタ100が定義されてい
る。このセクタ100の各トラックにおける数は、内径
に近づくほど少なくなる。このセクタ100には、ヘッ
ダ部(アドレス領域)102とデータ部(記録領域)1
04とが定義されている。ヘッダ部102にはトラック
上における位置を示すアドレスデータが記録されてお
り、データ部104には記録用のデータ、いわゆるユー
ザデータなどが記録される。なお、図2ではトラックが
同心円状の場合を想定してフォーマットの概略を示して
いるが、トラックはスパイラル状でもかまわない。
【0032】再び図1に戻って、光ディスク装置につい
て説明する。光ディスク1は、モータ3によって例えば
一定の速度で回転される。このモータ3は、モータ制御
回路4によって制御されている。光ディスク1に対する
情報の記録および再生は、光学ヘッド5によって行われ
るようになっている。この光学ヘッド5は、リニアモー
タ6の可動部を構成する駆動コイル7に固定されてお
り、この駆動コイル7はリニアモータ制御回路8に接続
されている。
【0033】このリニアモータ制御回路8には、速度検
出器9が接続されており、光学ヘッド5の速度信号をリ
ニアモータ制御回路8に送るようになっている。また、
リニアモータ6の固定部には、図示しない永久磁石が設
けられており、駆動コイル7がリニアモータ制御回路8
によって励磁されることにより、光学ヘッド5は、光デ
ィスク1の半径方向に移動されるようになっている。
【0034】光学ヘッド5には、対物レンズ10が図示
しないワイヤまたは板ばねによって支持されており、こ
の対物レンズ10は、駆動コイル12によってフォーカ
シング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コイ
ル11によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
する方向)に移動可能とされている。
【0035】また、レーザ制御回路13によって半導体
レーザ発振器9が駆動され、レーザ光を発生する。レー
ザ制御回路13は、変調回路14およびレーザ駆動回路
15からなり、PLL回路16からの記録用のクロック
信号に同期して動作するようになっている。
【0036】変調回路14は、後述するエラー訂正回路
32から供給される記録データを記録に適した信号、例
えば2−7変調データに変調する。レーザ駆動回路15
は、変調回路14により変調された2−7変調データに
より光学ヘッド5内の半導体レーザ発振器19を駆動す
る。
【0037】PLL回路16は、データ再生の基準とな
る基準クロック信号を生成し、この基準クロック信号を
所定の入力信号に同期させて出力するものである。基準
クロック信号は、図示しない電圧制御発生器VCO(Vo
ltage Controlled Osillater)によって生成される。
【0038】レーザ駆動回路15によって駆動される半
導体レーザ発振器(またはアルゴンネオンレーザ発振
器)19より発生されたレーザ光は、コリメータレンズ
20、ハーフプリズム21、対物レンズ10を介して光
ディスク1上に照射され、この光ディスク1からの反射
光は、対物レンズ10、ハーフプリズム21、集光レン
ズ22、およびシリンドリカルレンズ23を介して光検
出器24に導かれる。
【0039】光検出器24は、4分割の光検出セル24
a、24b、24c、24dによって構成されている。
光検出器24の光検出セル24aの出力信号は、増幅器
25aを介して加算器26a、26dの一端に供給され
る。光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介
して加算器26b、26cの一端に供給される。光検出
セル24cの出力信号は、増幅器24cを介して加算器
26a、26cの他端に供給される。光検出セル24d
の出力信号は、増幅器25dを介して加算器26b、2
6dの他端に供給される。
【0040】加算器26aの出力信号は差動増幅器OP
2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2の非
反転入力端には加算器26bの出力信号が供給される。
これにより、差動増幅器OP2からは、加算器26aの
出力信号と加算器26bの出力信号との差に応じたフォ
ーカス誤差信号が出力されることになる。このフォーカ
ス誤差信号はフォーカシング制御回路27に供給され
る。フォーカッシング制御回路27からは、このフォー
カス誤差信号に基づきフォーカッシング方向の駆動コイ
ル12の駆動を制御するためのフォーカス制御信号が出
力される。つまり、フォーカシング制御回路27から出
力されるフォーカス制御信号により駆動コイル12の駆
動が制御され、レーザ光が光ディスク1上でジャストフ
ォーカスとなるように制御される。
【0041】加算器26cの出力信号は差動増幅器OP
1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1の非
反転入力端には加算器26cの出力信号が供給される。
これにより、差動増幅器OP1からは、加算器26dの
出力信号と加算器26cの出力信号との差に応じたトラ
ッキング誤差信号が出力されることになる。このトラッ
キング誤差信号はトラッキング制御回路28に供給され
る。トラッキング制御回路28からは、このトラッキン
グ誤差信号に基づきトラッキング方向の駆動コイル11
の駆動を制御するためのトラッキング制御信号が出力さ
れる。つまり、トラッキング制御回路28から出力され
るトラッキング制御信号により駆動コイル11の駆動が
制御され、レーザ光が光ディスク1上のトラックを追跡
するように制御される。なお、トラッキング制御回路2
8から出力されるトラック誤差信号はリニアモータ制御
回路8に供給されるようになっている。
【0042】上記のように、フォーカシング、トラッキ
ングを行った状態での光検出器24の各光検出セル24
a〜24dの出力の和信号、つまり加算器26eからの
出力信号は、トラック上に形成されたピット(記録デー
タ)からの反射率の変化が反映されている。この信号
は、データ再生回路18に供給され、PLL回路16か
らの再生用のクロック信号に基づいて、光ディスクに記
録されているデータが再生される。
【0043】また、データ再生回路18は、加算器26
eで加算された信号とPLL回路16からの再生用のク
ロック信号に基づいてプリフォーマットされたヘッダ部
内のセクタマークSMを検出し、このセクタマークSM
の検出後にPLL回路16から供給される二値化信号を
再生用のクロック信号に基づいてアドレスデータとして
のトラック番号とセクタ番号を再生する。
【0044】このデータ再生回路18で再生された再生
データはバス29を介してエラー訂正回路32に出力さ
れる。エラー訂正回路32は、再生データ内のエラー訂
正コード(ECC)によりエラーを訂正したり、または
インターフェース回路35から供給される記録データに
エラー訂正コードを付与してメモリ2に出力する。
【0045】このエラー訂正回路32でエラー訂正され
た再生データはバス29およびインターフェース回路3
5を介して外部装置としての光ディスク制御装置36に
出力される。光ディスク制御装置36からは記録データ
がインターフェース回路35およびバス29を介してエ
ラー訂正回路32に供給される。
【0046】また、上記トラッキング制御回路28で対
物レンズ10が移動されている際、リニアモータ制御回
路8は、対物レンズ10が光学ヘッド5内の中心位置近
傍に位置するようにリニアモータ6つまり光学ヘッド5
を移動するようになっている。さらに、トラッキング制
御回路28は、CPU30からD/A変換器31を介し
て供給されるトラックジャンプ信号に応じて、対物レン
ズ10を移動させ、1トラック分、光ビームを移動させ
るようになっている。
【0047】この光ディスク装置には、それぞれフォー
カシング制御回路27、トラッキング制御回路28、リ
ニアモータ制御回路8と光ディスク装置の全体を制御す
るCPU30との間で情報の授受を行うために用いられ
るD/A変換器31が設けられている。
【0048】上記したモータ制御回路4、リニアモータ
制御回路8、レーザ制御回路15、データ再生回路1
8、フォーカシング制御回路27、トラッキング制御回
路28、エラー訂正回路32等は、バス29を介してC
PU30によって制御されるようになっており、このC
PU30はメモリ2に記録されたプログラムによって所
定の動作を行うようになされている。
【0049】次に、図3の光ディスクの表面構造の拡大
概略図を参照して、光ディスクの記録面構造について説
明するとともに、この発明のポイントについて説明す
る。図3に示すように、光ディスク上には、エンボス等
によりあらかじめ同心円上またはスパイラル状にプリグ
ルーブが形成される。このとき、ヘッダ部には、例えば
プリグループを切断したような形状に凹部および凸部が
形成される。この凹部および凸部による反射光量変動か
らアドレスデータが再生される。つまり、ヘッダ部にお
ける凹部および凸部によりアドレスデータが記録されて
いる。光ディスクに対するデータの記録および再生のと
きには、まず、ヘッダ部のアドレスデータが読み取ら
れ、記録または再生すべき目的のブロックへアクセスが
なされ、記録または再生が行われる。
【0050】データの記録または再生実行の命令がない
場合、つまり、データの記録または再生を行う前か後
に、フォーカス制御およびトラッキング制御を行い、さ
らに1トラックジャンプを行い、ある特定トラック上に
ビームスポットを待機させておく。以下、この状態を待
機状態と称する。なお、1トラックジャンプとは、ディ
スク1回転に1回トラックジャンプを行うことを言う。
【0051】上記説明した待機状態におけるフォーカス
制御およびトラッキング制御時において、ヘッダ部の存
在が問題となる。ヘッダ部は上記説明したようにプリグ
ルーブを切断したような凹凸形状に形成されているた
め、このヘッダ部では反射光量が変動する。つまり、こ
のヘッダ部の影響により外乱が発生することになる。ヘ
ッダ部は、ある特定の間隔、例えばディスクの回転数ま
たはフォーマット仕様等により異なるが概ね1〜2KH
zの間隔にて現れるため、このヘッダ部の影響により発
生する外乱も概ね1〜2KHzごとに発生することにな
る。そして、この外乱は、差動増幅器OP1および差動
増幅器OP2から出力されるトラッキング誤差信号およ
びフォーカス誤差信号に入り込むことになる。これによ
り、ヘッダ部ごとにトラッキング制御回路28およびフ
ォーカッシング制御回路27から供給されるトラッキン
グ制御信号およびフォーカス制御信号により駆動コイル
11および駆動コイル12が駆動され、対物レンズ10
が移動される。このときの対物レンズの移動により、発
生する騒音を抑える方法を、騒音抑止策1〜5として以
下説明する。なお、騒音抑止策1〜3はフォーカス制御
により発生する騒音の抑止策であり、騒音抑止策4〜5
はトラッキング制御により発生する騒音の抑止策であ
る。
【0052】図4は、騒音抑止策1を実施するためのフ
ォーカス制御系を示す図である。この図4を参照して、
騒音抑止策1について説明する。図4に示すように、光
検出器24、増幅器25a〜25d、差演算回路(加算
器26a〜26b、差動増幅器OP2)、ゲインコント
ロール回路27a、位相補償回路27b、ドライバ回路
27c、駆動コイル12、光学系(光ヘッド5、レーザ
制御回路13)などを騒音抑止策1のフォーカス制御系
とする。
【0053】上記説明したようにヘッダ部の影響から発
生する外乱を含むフォーカス誤差信号により駆動コイル
12が敏感に反応しないように、待機状態では、フォー
カス制御系におけるループゲインをサーボがかかる程度
まで下げる。つまり、待機状態におけるフォーカス誤差
信号のループゲインを、通常のデータの記録動作または
再生動作のときのフォーカス誤差信号のループゲインよ
り低く抑える。例えば10分の1以下に抑える。このよ
うに、ループゲインを十分に抑えると、アドレス領域の
凹凸の影響により発生する外乱をほぼ無視することがで
きる。その結果、待機状態におけるアドレス領域の凹凸
で発生する外乱の影響によるフォーカス制御が原因で生
じる騒音が低減される。
【0054】上記した騒音抑止策1の実現にあたり、ル
ープゲインのコントロールはゲインコントロール回路2
7aにより行われる。待機状態が判断されると、CPU
30からゲインコントロール回路27aに対してゲイン
コントロール実行の指示がなされる。この指示に従っ
て、ゲインコントロール回路27aにより上記説明した
ようにループゲインが抑えられる。
【0055】図5は、騒音抑止策2を実施するためのフ
ォーカス制御系を示す図である。この図5を参照して、
騒音抑止策2について説明する。図5に示すように、光
検出器24、増幅器25a〜25d、差演算回路(加算
器26a〜26b、差動増幅器OP2)、位相補償回路
27b、ドライバ回路27c、駆動コイル12、光学系
などを騒音抑止策2のフォーカス制御系とする。さら
に、このフォーカス制御系には、オフセット加算回路2
7dが設けられている。
【0056】上記説明したようにヘッダ部の影響から発
生する外乱を含むフォーカス誤差信号により駆動コイル
12が敏感に反応しないように、待機状態では、フォー
カス制御系にDCオフセットを印可し、光ディスク上の
ビームスポットをディフォーカスさせる。例えば、ディ
フォーカス許容範囲内において十分にディフォーカスさ
せる。これにより、アドレス領域の凹凸の影響により発
生する外乱がフォーカス制御信号に入り込むのを抑える
ことができる。また、ディフォーカスさせることによ
り、光検出器24における検出感度を下げることができ
る。その結果、待機状態におけるアドレス領域の凹凸で
発生する外乱の影響によるフォーカス制御が原因で生じ
る騒音が低減される。
【0057】上記した騒音抑止策2の実現にあたり、D
Cオフセットの印可はオフセット加算回路27dにより
行われれる。待機状態が判断されると、CPU30から
オフセット加算回路27dに対してオフセット印可実行
の指示がなされる。この指示に従って、オフセット加算
回路27からオフセットがかけられる。
【0058】図6は、騒音抑止策3を実施するためのフ
ォーカス制御系を示す図である。この図6を参照して、
騒音抑止策3について説明する。図6に示すように、光
検出器24、増幅器25a〜25d、差演算回路(加算
器26a〜26b、差動増幅器OP2)、位相補償回路
27b、ドライバ回路27c、駆動コイル12、光学系
などを騒音抑止策3のフォーカス制御系とする。さら
に、このフォーカス制御系には、スイッチ27eが設け
られている。
【0059】上記説明したようにヘッダ部の影響から発
生する外乱を含むフォーカス誤差信号により駆動コイル
12が敏感に反応しないように、待機状態では、フォー
カス制御系をオフさせる。これにより、フォーカス制御
により発生する騒音を完全にシャットアウトできる。こ
のときの、フォーカス制御系のオン/オフは、スイッチ
27eによって切り換えられる。このスイッチ27eに
よるオン/オフは、CPU30により制御される。待機
状態が判断されると、CPU30からスイッチ27eを
オフする指示が出力される。
【0060】このようにフォーカス制御系をオフしてし
まうと、次にデータの記録または再生動作に移るとき
に、フォーカス引き込み動作が素早く行えず、待機とし
ての意味がなくなってしまうことがある。そこで、第1
の方法として、対物レンズ10を光ビームの光軸方向に
対して常に前後させて、少なくとも光ディスクが1回転
する間に1回ジャストフォーカスとなるようにする。こ
のようにすると、待機状態からデータの記録動作または
再生動作に移るとき、引き込み動作が素早くできる。
【0061】また、第2の方法として、光ディスクを光
ディスクの回転軸に対してある一方向に傾けて、少なく
とも光ディスクが1回転する間に1回ジャストフォーカ
スとなるようにする。このようにしても、前記した第1
の方法と同様の効果が得られる。
【0062】図7は、騒音抑止策4を実施するためのト
ラッキング制御系を示す図である。この図7を参照し
て、騒音抑止策4について説明する。図7に示すよう
に、光検出器24、増幅器25a〜25d、差演算回路
(加算器26c〜26d、差動増幅器OP1)、ゲイン
コントロール回路28a、位相補償回路28b、ドライ
バ回路28c、駆動コイル11、光学系(光ヘッド5、
レーザ制御回路13)などを騒音抑止策4のトラッキン
グ制御系とする。
【0063】上記説明したようにヘッダ部の影響から発
生する外乱を含むトラッキング誤差信号により駆動コイ
ル11が敏感に反応しないように、待機状態では、トラ
ッキング制御系におけるループゲインをサーボがかかる
程度まで下げる。つまり、待機状態におけるトラッキン
グ誤差信号のループゲインを、通常のデータの記録動作
または再生動作のときのトラッキング誤差信号のループ
ゲインより低く抑える。例えば10分の1以下に抑え
る。このように、ループゲインを十分に抑えると、アド
レス領域の凹凸の影響により発生する外乱をほぼ無視す
ることができる。その結果、待機状態におけるアドレス
領域の凹凸で発生する外乱の影響によるトラッキング制
御が原因で生じる騒音が低減される。
【0064】上記した騒音抑止策4の実現にあたり、ル
ープゲインのコントロールはゲインコントロール回路2
8aにより行われる。待機状態が判断されると、CPU
30からゲインコントロール回路28aに対してゲイン
コントロール実行の指示がなされる。この指示に従っ
て、ゲインコントロール回路28aにより上記説明した
ようにループゲインが抑えられる。
【0065】図8は、騒音抑止策5を実施するためのト
ラッキング制御系を示す図である。この図8を参照し
て、騒音抑止策5について説明する。図8に示すよう
に、光検出器24、増幅器25a〜25d、差演算回路
(加算器26c〜26d、差動増幅器OP1)、位相補
償回路28b、ドライバ回路28c、駆動コイル11、
光学系などを騒音抑止策5のトラッキング制御系とす
る。さらに、このトラッキング制御系には、スイッチ2
8eが設けられている。
【0066】上記説明したようにヘッダ部の影響から発
生する外乱を含むトラッキング誤差信号により駆動コイ
ル11が敏感に反応しないように、待機状態では、トラ
ッキング誤差信号に基づくトラッキング制御をオフさせ
る。これにより、トラッキング制御により発生する騒音
を完全にシャットアウトできる。このときの、トラッキ
ング制御系のオン/オフは、スイッチ28eによって切
り換えられる。このスイッチ28eによるオン/オフ
は、CPU30により制御される。待機状態が判断され
ると、CPU30からスイッチ28eをオフする指示が
出力される。
【0067】このようにトラッキング制御をオフしてし
まうと、リニアモータが勝手に移動してしまい待機とし
ての意味がなくなってしまうことがある。そこで、トラ
ッキング誤差信号に基づくトラッキング制御をオフする
代わりに、光ビームのビームスポットが光ディスクの所
定位置に固定されるようにする。例えば、アドレスデー
タを読み取り光ビームのビームスポットの光ディスク上
の位置を判断し、待機状態になったときの位置にビーム
スポットが固定されるようにする。このようにすると、
待機状態からデータの記録動作または再生動作に移ると
き、待機状態で行われたトラッキング制御を生かすこと
ができる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、データの記録または
再生の待機時に発生する騒音を低減できる情報記録再生
装置、即ち光ディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る情報記録再生装
置、即ち光ディスク装置の構成を概略的に示す図。
【図2】光ディスクのファーマットを例示する概念図。
【図3】光ディスクの表面構造を例示する拡大概略図。
【図4】騒音抑止策1を実施するためのフォーカス制御
系を示す図。
【図5】騒音抑止策2を実施するためのフォーカス制御
系を示す図。
【図6】騒音抑止策3を実施するためのフォーカス制御
系を示す図。
【図7】騒音抑止策4を実施するためのトラッキング制
御系を示す図。
【図8】騒音抑止策5を実施するためのトラッキング制
御系を示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク(情報記録媒体) 5…光学ヘッド(照射手段) 11…駆動コイル(トラッキング制御手段) 12…駆動コイル(フォーカス制御手段) 13…レーザ制御回路(照射手段) 24…光検出器(反射光検出信号出力手段) 27…フォーカッシング制御回路(フォーカス制御手
段) 27a…ゲインコントロール回路(ゲイン制御手段) 27b…位相補償回路 27c…ドライバ回路 27d…オフセット加算回路(デフォーカス手段、オフ
セット印可手段) 27e…スイッチ(フォーカス制御中断手段) 28…トラッキング制御回路(トラッキング制御手段) 28a…ゲインコントロール回路(ゲイン制御手段) 28b…位相補償回路 28c…ドライバ回路 28e…スイッチ(トラッキング制御中断手段) OP1…差動増幅器(トラッキング誤差信号出力手段) OP2…差動増幅器(フォーカス誤差信号出力手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心円上またはスパイラル状のトラックを
    有する情報記録媒体に対してデータの記録または再生を
    行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体に対してデータの記録または再生のための
    光ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段により照射された光ビームの情報記録媒体
    からの反射光を受光し、この受光した反射光を検出した
    反射光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡するよう
    に前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
    るトラッキング誤差信号のゲインを制御するゲイン制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】同心円状またはスパイラル状のトラックを
    有し、所定のトラック長からなりかつトラック上におけ
    る位置を示すアドレスデータが記録されたアドレス領域
    と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データ
    が記録される記録領域とで構成される光ディスクに対し
    て、データの記録または再生を行う光ディスク装置にお
    いて、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが光ディスクのトラックを追跡するように
    前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
    るトラッキング誤差信号のゲインを、データの記録動作
    または再生動作のときに前記トラッキング誤差信号出力
    手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインより
    低く抑えるゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】凹部および凸部で形成された同心円状また
    はスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長か
    らなりかつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが凹部および凸部により記録されたアドレス領域と、
    所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データが光
    ビームの照射により記録される凹部または凸部の記録領
    域とで構成される光ディスクに対して、データの記録ま
    たは再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが光ディスクのトラックを追跡するように
    前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
    るトラッキング誤差信号のゲインを、データの記録動作
    または再生動作のときに前記トラッキング誤差信号出力
    手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインの1
    0分の1以下に抑えるゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】同心円上またはスパイラル状のトラックを
    有する情報記録媒体に対してデータの記録または再生を
    行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体に対してデータの記録または再生のための
    光ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの情報記録媒体か
    らの反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反
    射光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡するよう
    に前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制
    御を中断するトラッキング制御中断手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】凹部および凸部で形成された同心円状また
    はスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長か
    らなりかつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが凹部および凸部により記録されたアドレス領域と、
    所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データが光
    ビームの照射により記録される凹部または凸部の記録領
    域とで構成される光ディスクに対して、データの記録ま
    たは再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが光ディスクのトラックを追跡するように
    前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制
    御を中断するトラッキング制御中断手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】凹部および凸部で形成された同心円状また
    はスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長か
    らなりかつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが凹部および凸部により記録されたアドレス領域と、
    所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データが光
    ビームの照射により記録される凹部または凸部の記録領
    域とで構成される光ディスクに対して、データの記録ま
    たは再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 データの記録動作または再生動作において、前記トラッ
    キング誤差信号出力手段から出力されるトラッキング誤
    差信号を基にして、前記照射手段から照射される光ビー
    ムのビームスポットが光ディスクのトラックを追跡する
    ように前記照射手段を制御する第1のトラッキング制御
    手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス誤差信号出力手段から出力される
    フォーカス誤差信号に基づく前記第1のトラッキング制
    御手段によるトラッキング制御を中断し、前記照射手段
    から照射される光ビームのビームスポットが光ディスク
    上に固定されるように前記照射手段を制御する第2のト
    ラッキング制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】凹部および凸部で形成された同心円状また
    はスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長か
    らなりかつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが凹部および凸部により記録されたアドレス領域と、
    所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データが光
    ビームの照射により記録される凹部または凸部の記録領
    域とで構成される光ディスクに対して、データの記録ま
    たは再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 データの記録動作または再生動作において、前記トラッ
    キング誤差信号出力手段から出力されるトラッキング誤
    差信号を基にして、前記照射手段から照射される光ビー
    ムのビームスポットが光ディスクのトラックを追跡する
    ように前記照射手段を制御する第1のトラッキング制御
    手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス誤差信号出力手段から出力される
    フォーカス誤差信号に基づく前記第1のトラッキング制
    御手段によるトラッキング制御を中断し、獲得されたア
    ドレスデータから前記照射手段から照射される光ビーム
    のビームスポットの光ディスク上の位置を判断し、待機
    状態になったときの位置にビームスポットが固定される
    ように前記照射手段を制御する第2のトラッキング制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】同心円上またはスパイラル状のトラックを
    有する情報記録媒体に対してデータの記録または再生を
    行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体に対してデータの記録または再生のための
    光ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段により照射された光ビームの情報記録媒体
    からの反射光を受光し、この受光した反射光を検出した
    反射光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からフォーカス誤差を検出し、この検出されたフォ
    ーカス誤差をフォーカス誤差信号として出力するフォー
    カス誤差信号出力手段と、 前記フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォー
    カス誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される
    光ビームが情報記録媒体のデータ記録面に対してジャス
    トフォーカスとなるように前記照射手段を制御するフォ
    ーカス制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス誤差信号出力手段から出力される
    フォーカス誤差信号のゲインを制御する第1のゲイン制
    御手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡するよう
    に前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
    るトラッキング誤差信号のゲインを制御する第2のゲイ
    ン制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】凹部および凸部で形成された同心円状また
    はスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長か
    らなりかつトラック上における位置を示すアドレスデー
    タが凹部および凸部により記録されたアドレス領域と、
    所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データが光
    ビームの照射により記録される凹部または凸部の記録領
    域とで構成される光ディスクに対して、データの記録ま
    たは再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からフォーカス誤差を検出し、この検出されたフォ
    ーカス誤差をフォーカス誤差信号として出力するフォー
    カス誤差信号出力手段と、 前記フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォー
    カス誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される
    光ビームが光ディスクのデータ記録面に対してジャスト
    フォーカスとなるように前記対物レンズをこの光ビーム
    の光軸方向に対して前後に移動させフォーカスを制御す
    るフォーカス制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス誤差信号出力手段から出力される
    フォーカス誤差信号のゲインを、データの記録動作また
    は再生動作のときに前記フォーカス誤差信号出力手段か
    ら出力されるフォーカス誤差信号のゲインの10分の1
    以下に抑える第1のゲイン制御手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが光ディスクのトラックを追跡するように
    前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング誤差信号出力手段から出力され
    るトラッキング誤差信号のゲインを、データの記録動作
    または再生動作のときに前記トラッキング誤差信号出力
    手段から出力されるトラッキング誤差信号のゲインの1
    0分の1以下に抑える第2のゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】情報記録媒体に対してデータの記録また
    は再生を行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体に対してデータの記録または再生のための
    光ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの情報記録媒体か
    らの反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反
    射光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からフォーカス誤差を検出し、この検出されたフォ
    ーカス誤差をフォーカス誤差信号として出力するフォー
    カス誤差信号出力手段と、 前記フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォー
    カス誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される
    光ビームが情報記録媒体のデータ記録面に対してジャス
    トフォーカスとなるように前記照射手段を制御するフォ
    ーカス制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス制御手段によるフォーカス制御を
    中断するフォーカス制御中断手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが情報記録媒体のトラックを追跡するよう
    に前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制
    御を中断するトラッキング制御中断手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】凹部および凸部で形成された同心円状ま
    たはスパイラル状のトラックを有し、所定のトラック長
    からなりかつトラック上における位置を示すアドレスデ
    ータが凹部および凸部により記録されたアドレス領域
    と、所定のトラック長からなりかつ記録用の記録データ
    が光ビームの照射により記録される凹部または凸部の記
    録領域とで構成される光ディスクに対して、データの記
    録または再生を行う光ディスク装置において、 光ディスクに対してデータの記録または再生のための光
    ビームを対物レンズを介して照射する照射手段と、 前記照射手段から照射された光ビームの光ディスクから
    の反射光を受光し、この受光した反射光を検出した反射
    光検出信号を出力する反射光検出信号出力手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からフォーカス誤差を検出し、この検出されたフォ
    ーカス誤差をフォーカス誤差信号として出力するフォー
    カス誤差信号出力手段と、 前記フォーカス誤差信号出力手段から出力されるフォー
    カス誤差信号を基にして、前記照射手段から照射される
    光ビームが光ディスクのデータ記録面に対してジャスト
    フォーカスとなるように前記対物レンズをこの光ビーム
    の光軸方向に対して前後に移動させるフォーカス制御手
    段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記フォーカス制御手段によるフォーカス制御を
    中断するフォーカス制御中断手段と、 前記反射光検出信号出力手段から出力される反射光検出
    信号からトラッキング誤差を検出し、この検出されたト
    ラッキング誤差をトラッキング誤差信号として出力する
    トラッキング誤差信号出力手段と、 前記トラッキング誤差信号出力手段から出力されるトラ
    ッキング誤差信号を基にして、前記照射手段から照射さ
    れる光ビームが光ディスクのトラックを追跡するように
    前記照射手段を制御するトラッキング制御手段と、 データの記録動作または再生動作の前後の待機状態にお
    いて、前記トラッキング制御手段によるトラッキング制
    御を中断するトラッキング制御中断手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007132974A3 (en) * 2006-05-12 2008-04-10 Lg Electronics Inc Recording/reproducing apparatus and tracking control method
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