JPH1063640A - デジタル信号プロセツサー - Google Patents

デジタル信号プロセツサー

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JPH1063640A
JPH1063640A JP9063939A JP6393997A JPH1063640A JP H1063640 A JPH1063640 A JP H1063640A JP 9063939 A JP9063939 A JP 9063939A JP 6393997 A JP6393997 A JP 6393997A JP H1063640 A JPH1063640 A JP H1063640A
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data
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edsp
instruction set
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JP9063939A
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Retsutaa Rafui
ラフイ・レツター
Manaa Yonatan
ヨナタン・マナー
Baa Dabido
ダビド・バー
Maarabu Shiyuromo
シユロモ・マーラブ
Abautobauru Ronny
ロニー・アバウトバウル
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Oren Semiconductor Ltd
Original Assignee
Oren Semiconductor Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度と柔軟性を改良する。 【解決手段】 少なくとも一つの相関器は、相関器が構
成要素の少なくとも一つからデータを受信し、構成要素
の少なくとも一つにデータを出力し、少なくとも一つの
入力ポ−トを通って受信された該入力データが、本質的
に完全に出力ポ−トに送信される相関器処理モードにお
いて動作するために、該プロセッサーの少なくとも一つ
によって制御され、該強化命令セットの中から少なくと
も一つの選択された命令に応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、改良されたデジタル信号プロ
セッサー(DSP)に関する。
【0002】
【発明の背景】DSPは、特定応用のためのプロセッサ
ー性能を高めるために好ましい方法である。DSPは、
複数の掛け算及び掛け算/累算演算を必要とし、このた
め、マルチプライヤアキュムレータ(MAC)ユニット
が、性能向上のために伝統的なマイクロプロセッサーに
増設される。
【0003】長フィルターを用いる多様な計算を必要と
する(長フィルター計算又は演算とも呼ばれる)ゴ―ス
ト消去、波形等化等の新しい応用の出現により、システ
ム設計者達は、外部記憶装置とそれ自体公知な外部フィ
ルタ装置(「相関器」とも呼ばれる)有する従来のDS
Pを使用し始めた。
【0004】従来の相関器の構造と動作は、文献におい
て非常に公知であり、例えば、”Theory and
Application of Digital S
ignal Processing”,Lawrenc
e R.Rabiner−Bernard Gold;
Prentice Hillを参照せよ。
【0005】本発明は、ゴ―スト消去応用を参照して
(排他的ではないが)専ら記載され、従って、より良い
理解のために、ゴ―スト消去のための従来の技術ととも
に、モデムテレビ伝送の文脈においてそれ自体公知な
「ゴ―スト」現象の簡単な説明が行われる。通信応用に
おいて、同一の動作は、信号等化と指定され、この場
合、受信信号は、帯域幅の損失とエコ―のようなチャネ
ル妨害から浄化される。
【0006】エコ―信号又は虚影信号は、最新モデムテ
レビ伝送の主要な問題の一つであった。送信信号が空中
から受信された時、ゴ―ストが、山、ビルディング等か
らの反射によって生ずる。ケーブルを通して受信された
テレビジョン信号において、ゴ―ストは、コネクタの不
連続性による。ゴ―ストは無線周波数スペクトルにおい
て発生されるが、ゴ―ストが生成されるプロセスは、ベ
―スバンド信号における直線歪みとして正確にモデル化
される。このため、ゴ―ストの消去は、ゴ―ストプロセ
スの線形モデルの逆である線形フィルターにベ―スバン
ド信号を通過させることによって達成される。
【0007】典型的に、ゴ―スト消去及び等化シ−ケン
スは、次のアルゴリズム表現に従う。
【0008】
【数1】
【0009】ゴ―ストを除去する以前の努力は、電荷結
合素子(CCD)横断フィルターの如くアナログ技術を
使用し、フィルターの不正確さにより、有意な改良は為
されなかった。より最近、ゴ―スト消去参照(GCR)
信号が、フィルター列における使用のために提案され
た。ディジタルフィルターは、ゴ―スト消去器を実現す
る代替的方法として広く受け容れられた。
【0010】虚影信号は、主信号の前後に受信器に到達
し、それぞれ前駆体及び後駆体ゴ―ストを生ずる。前駆
体ゴ―ストを消去するために適切なフィルターは、物理
的に実現不能な無限インパルス応答(IIR)フィルタ
ーであり、長い有限インパルス応答(FIR)フィルタ
ーによって近似される。後駆体ゴ―ストは、IIRフィ
ルターによって消去される。このため、虚影信号を除去
するための典型的なディジタルフィルターは、前駆体ゴ
―ストを除去するためのFIRフィードフォワードフィ
ルター、及び後駆体ゴーストを除去するためのIIRフ
ィードバックフィルターである。
【0011】フィルター係数を計算するために、ゴ―ス
ト消去参照(GCR)信号は、典型的に、垂直帰線消去
期間(VBI)の一つのラインにおいて、放送局から伝
送される。フィルターの係数は、受信GCR信号を記憶
標準GCR信号と比較することによって評価される。
【0012】一般にゴ―スト現象とゴ―スト消去の典型
的なシ−ケンスを記載したが、ゴ―スト消去を達成する
ためのDSPのこれまでに公知な応用が、以下に記載さ
れる。
【0013】従って、特定応用に対して、DSPとそれ
に結合された外部フィルタ装置の両方は、類似の形式の
長フィルター動作を実行する。この実施態様により、D
SPは、外部フィルターにロードされる係数を計算する
ための長相関器演算を実行する。係数をロードされる
と、フィルターは、入りビデオデータを濾波するための
長重畳計算を実行し、これにより、所望のゴ―スト消去
を達成する。
【0014】DSPと外部フィルターから成るシステム
のこのアプローチは、こうして、ゴ―スト消去の機能要
求を満たすが、同時に、いくつかの重大な欠点を有す
る。
【0015】一つには、システムは、多様な構成部分の
間の比較的複雑なインタフェースを必要とする多数の装
置から組み立てられ、装置の構造を扱いにくくし、これ
により、様々な応用によって規定された可変動作モード
において動作するフィルターの能力に悪影響を及ぼす。
さらに、指定された種類の装置は、低費用消費者応用の
ために高価すぎ、これにより、多数の商業応用に関する
限り、不当な制約を課する。
【0016】
【発明の要約】公知な如く、現在のDSP発生は、マル
チプライヤアキュムレータユニットを有することを特徴
とし、正規マイクロプロセッサーから区別される。本発
明は、適応等化器デジタル信号プロセッサー(AEDS
P)とも呼ばれる高度DSP(EDSP)を設けること
により、現在利用可能なDSPを一段階進めることを追
求する。相関器によるベクトル演算は、DSPによって
行われる単一の掛け算累算の繰り返しル―プを置き替え
る。
【0017】EDSPは、デジタル信号プロセッサーの
新しい進歩した世代を表現する。新DSPは、その主要
ユニットとして、従来のマルチプライヤ又はマルチプラ
イヤアキュム レータの代わりに又はの他に、一つ以上
の相関器ユニットを含む。EDSPは、ゴ―スト消去と
波形等化の如く、非常に高速な重畳及び相関演算のため
に長フィルターを必要とする応用のために有益である。
以下に詳細に説明される如く、DSPにおける完全なサ
ブモジュールとしての相関器ユニットの組み込みは、外
部相関器との扱いにくいインタフェースを不必要にする
ことにおいて、従来のDSPに関連した外部フィルター
のこれまでに公知な利用に対する利点を構成する。さら
に具体的には、EDSPの内部積分相関器は、構成部分
の間の相互通信が比較的高速な共通バスで行われ、ED
SPが、所定の命令セットを使用し、別々に、又は演算
論理装置(ALU)の如くEDSPの他の構成部分と結
合して、相関器の効率的な活用を容易にするという意味
において、DSPの他の構成部分と通信するのために先
験的に適合される。
【0018】DSPへの相関器の組み込みは、対応する
従来のDSP及び外部相関器よりも通常使用が安価で容
易である装置を産出する。DSPへの相関器の組み込み
は、好ましくは、(以下に記載される)特定の方法で実
現されるべきであり、(ダイ空間とも呼ばれる)EDS
Pによって占有された空間を縮小し、これにより、さら
にその費用を削減する。
【0019】従って、EDSPは、外部相関器を利用す
る従来のDSPと比較して、速度と柔軟性に関して改良
性能を示し、前者の費用削減により、低費用の消費者分
野における使用のためにより訴えるものがあることが認
められる。
【0020】発明により、相関器は、DSPへ組み込ま
れ、次の動作モードを与える特異なアーキテクチャーを
提供する。
【0021】1.疎結合モード(「フィルター処理モー
ド」とも呼ばれる)、この場合、相関器は、(EDS
P)の主プロセッサーによって起動され、主プロセッサ
ーによって停止されるまで、永久に作用する。通常、こ
の動作モードにより、DSPのプロセッサーは、動作パ
ラメータを相関器へロ−ドし、その動作をトリガーす
る。「ロードパラメータ」と「トリガ」動作は、例え
ば、プロセッサーにおいて適切な「ロード」及び「スタ
ート」コマンドを実行することにより実現される。トリ
ガーされた後に、相関器は、プロセッサーによって停止
されるまで、従来の相関器と本質的に同様の方法におい
て動作する、即ち、それは、処理されるデータを送ら
れ、出力処理データを生成する。ゴ―スト消去の特定例
において、受信信号は、相関器においてゴ―スト消去を
受け、そしてゴーストフリー信号は、テレビ画面へ出力
される。通常、フィルター処理モードにおいて、相関器
は、所謂「スタンドアロンモード」において作動するこ
とが注目される。言い換えれば、それは、「開始動
作」、「停止動作」と「ロード操作パラメータ」動作の
如く、DSPモジュ−ルによって開始される限定事象の
みに応答することを除いて、DSPの他の構成部分と独
立に作動する。
【0022】2.密結合動作モード(「相関器処理モー
ド」とも呼ばれる)、この場合、相関器は、EDSPの
多様なモジュ−ルから入力データを送られ、それらにデ
ータを出力する。こうして、フィルター処理モードと対
照的に、相関器処理モードにおいて、相関器は、DSP
の他の構成部分、例えば、特定応用に従い、ALU、メ
モリとプロセッサー(実行ユニット)の一つ以上と本質
的に通信する。
【0023】3.混合動作モード、この場合、相関器
は、上記の2つのモードの間で切り替わる。
【0024】こうして、発明の一つの見地により、高度
ディジタル信号プロセッサー(EDSP)が提供され、
次の(i)〜(v)の構成要素を含む実行セクションと、
(i)少なくとも一つのプロセッサー、(ii)少なくと
も一つの算術論理ユニット(ALU)、(iii)強化命
令セットから選択された実行命令セットを保持するため
の第1メモリ装置、(iv)データを保持するための第2
メモリ装置、(v)少なくとも該(i)及び(ii)構成要
素に結合された少なくとも一つのクロック信号を発生さ
せるためのクロックジェネレータ、それらの間に制御さ
れた通信を設けるために該実行セクションの構成要素に
結合された少なくとも一つの内部通信バスと、(vi)該
実行セクションと通信するために該少なくとも一つのバ
スに結合され、外部入力データを受信するための少なく
とも一つの入力ポ−トとデータを出力するための少なく
とも一つの出力ポ−トとを有する少なくとも一つの相関
器とを組み合わせて具備し、該少なくとも一つの相関器
は、次のモードにおいて動作するために、該プロセッサ
ーの少なくとも一つによって制御され、該強化命令セッ
トの中から少なくとも一つの選択された命令に応答す
る。即ち、該相関器が該構成要素の少なくとも一つから
データを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデータ
を出力し、該少なくとも一つの入力ポ−トを通って受信
された該入力データが、本質的に完全に該出力ポ−トに
送信される相関器処理モード。
【0025】所望ならば、該少なくとも一つの相関器
は、次のモードで動作するために、該強化命令セットの
中から少なくとも一つの選択された命令に応答する。
【0026】即ち、該少なくとも一つの相関器が、該少
なくとも一つの入力ポ−トを通して受信された入力デー
タを処理し、該少なくとも一つの出力ポ−トに処理デー
タを出力するために本質的に自立形なモードにおいてア
クティブであるフィルター処理モードである。該少なく
とも一つの相関器は、必要な回数分、該相関器処理モー
ドとフィルター処理モードの間で切り替わることができ
る。
【0027】一つの特定実施態様により、高度ディジタ
ル信号プロセッサー(EDSP)が提供され、次の
(i)〜(v)の構成要素を含む実行セクションと、
(i)プロセッサー、(ii)算術論理ユニット(AL
U)、(iii)強化命令セットから選択された実行命令
セットを保持するための第1メモリ装置、(iv)データ
を保持するための第2メモリ装置、(v)少なくとも該
(i)と(ii)の構成要素に結合された少なくとも一つ
のクロック信号を発生させるためのクロックジェネレー
タ、それらの間に制御された通信を設けるために該実行
セクションの構成要素に結合された通信バスと、(vi)
該実行セクションと通信するためにバスと結合され、外
部入力データを受信するための入力ポ−トとデータを出
力するための出力ポ−トとを有する相関器とを具備し、
該相関器は、該相関器が該構成要素の少なくとも一つか
らデータを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデー
タを出力し、該入力ポートを通して受信された該入力デ
ータが、本質的に完全に該出力ポ−トに送信される相関
器処理モードにおいて動作するために、該プロセッサー
によって制御され、該強化命令セットの中から少なくと
も一つの選択された命令に応答する。
【0028】所望ならば、該相関器は、次のモードにお
いて動作するために、該強化命令セットの中から少なく
とも一つの選択された命令に応答する。該相関器が、該
入力ポ−トを通して受信された入力データを処理し、該
出力ポ−トに処理データを出力するために本質的に自立
形なモードにおいてアクティブであるフィルター処理モ
ード。該相関器は、該相関器処理モードとフィルター処
理モードの間で必要な回数分切り替わることができる。
【0029】該第1及び第2メモリ装置は、各々、随意
的に相互に無関係の一つ以上のメモリモジュ−ルから成
る。
【0030】上記で指定された如く、相関器は、原則と
して、比較的大きな空間(ダイ空間)を占める複数の掛
け算器から成り、このため、DSP「自体」への組み込
みは、なかんずく、ダイの大きさの制約のために望まし
くない。即ち、それは大きいダイ空間を必要とする。
【0031】従って、上記のアーキテクチャーにおい
て、相関器は、DSPの標準クロックと比較してより高
速のクロックに結合され、こうして、相関器の正常動作
中使用される掛け算器の数を縮小することができる。例
えば、相関器のクロックが、入りビデオデータのサンプ
リングレートよりも3倍速い従来のDSPよりも2倍高
速であると仮定すると、この構成により、相関器は、各
入りピクセルに対して6つの動作(掛け算)を実行する
ことは容易に認められる。これは、同一のハードウェア
(掛け算器)から時分割多重化の相関器を設計する可能
性を与え、これにより、相関器がデータサンプリングク
ロックに結合された(各出ピクセルに対して掛け算器当
り唯一の掛け算演算)ならば必要とされる数よりも、よ
り少数の掛け算器(明らかにより小さなチップになる)
の使用を与える。
【0032】従って、従来の相関器と比較して相関器の
性能を低下させずに、(縮小数の掛け算器の使用を許
す)高速クロックを送られる相関器の利用は、より小さ
いダイ空間を占有し、こうして、EDSPのために割り
当てられた全ダイ空間を減少させることにおいて利点を
構成する。
【0033】こうして、好ましくは、該クロックモジュ
−ルは、少なくとも3つの同期クロック周波数を生成す
ることができ、その第1は、入力データサンプリングレ
ートを決定し、その第2は、該第1クロック周波数より
も高速であり、少なくともプロセッサー処理速度を決定
し、その第3は、相関器処理速度を決定するために該第
2クロック周波数よりも高速である。
【0034】随意的に、以下に詳細に説明される如く、
EDSPをさらに向上させるために、相関器において使
用される掛け算器の数は、改良掛け算アルゴリズムを使
用することによってさらに縮小される。
【0035】典型的なEDSP配置において、指定され
た種類の汎用相関器ユニットが、代わりに、又は従来の
マルチプライヤアキュムレータの他に、DSPへ統合さ
れる。後者は、一般に、DSPの正常動作中、比較的簡
単な掛け算に対して使用される。好ましくは、DSPの
メモリモジュ−ルはまた、(閉結合モードにおいて)相
関器によって使用され、分離メモリを相関器に関連させ
る必要性を未然に防ぎ、(2つの個別メモリを管理する
必要性を避けることにより)結局より効率的な動作とダ
イサイズの一層の削減を生ずる。
【0036】EDSPは、こうして、相関器ユニットの
多様な機能を包含し、上記の動作モードのいずれかにお
いて多様な機能を実行することを可能にする拡張命令セ
ットを走らせることができる主プロセッサーを含む。
【0037】こうして、発明のEDSPは、強化命令セ
ットにより獲得された柔軟性と、すべての同一のダイに
おいて存するEDSPの多様な構成部分の間の効果的な
高信頼性の通信を容易にする内部高速通信バスから恩恵
を得る。さらに、発明のEDSPの利用は、緩く組み込
まれた相関器処理動作モードの準備と、それらの間を切
り替える簡単な方法の準備により、広範囲の低費用応用
のために訴えるものがある。
【0038】所望ならば、発明のEDSPの性能は、ハ
ードウェアの時分割多重化を使用することにより、即
ち、データサンプリングクロックでのデータ処理に対し
て(正当に同期化された)高速クロックを用いることに
より、さらに改良される。
【0039】随意的に、以下に詳細に説明される如く、
発明のEDSPは、(従来の相関器と比較して)縮小数
の掛け算器の利用から恩恵を得て、これにより、性能を
低下させることなく、EDSPの一層の小型化を許容す
る。より少数の掛け算器を利用することから引き出され
る恩恵は、関係のある制御を簡単化し、掛け算器との間
で伝達されなければならないデータ量を縮小することで
ある。
【0040】発明のEDSPは、こうして、長く感じら
れた要求を満たす。
【0041】より良い理解のために、発明は、添付の図
面を参照して、実施例のみにより以下に記載される。
【0042】
【実施例】図1において、8つの主ユニットとそれらを
連結するバスを含むEDSPの典型的であるが排他的で
はないアーキテクチャーが示される。こうして、入力ポ
−ト1は、相関器ユニット6、ALU7とデータメモリ
モジュ−ル9に結合される。相関器ユニット6は、バス
Dを介してALU7にデータを出力し、バス2Aを介し
て入力を受信する。相関器ユニット6は、さらに、通信
バスA(ポート2B)を介して、データメモリモジュ−
ル9からデータを受信し、(例えばテレビ画面への)デ
ータをポート3とモジュ−ル9に出力する。示された如
く、ALU7は、それぞれ、通信バス「C」と「B」を
介して、レジスタファイルモジュール11からデータを
受信し、それにデータを出力し、そしてまた、通信バス
「B」を介して、データメモリモジュ−ル9にデータを
出力する。所望ならば、図1のアーキテクチャーは、少
なくとも2つの相関ユニット及び/又は少なくとも2つ
のALUS7を使用する。
【0043】同様に図1に示された如く、レジスタファ
イル11、データメモリ9、コードメモリ13、実行ユ
ニット15(主プロセッサーとも呼ばれる)、バスイン
ターフェースモジュ−ル17、並びに相関器6とALU
7はすべて、制御バスFを用いて相互連結される。コー
ドメモリモジュ−ル13とメモリモジュ−ル19は、特
定の配置のみに拘束されない、例えば、それらは、必要
に応じ、かつ適切に、2つ以上のサブモジュールに区分
化されることが注目される。
【0044】実行ユニット15は、通常コードメモリ1
3に記憶されるプログラムを走らせる。バスインターフ
ェースモジュ−ル17は、外界へのインターフェースを
設ける通信回線22と23に結合される。同様に、図1
のアーキテクチャーは、複数の実行ユニット15を使用
する。
【0045】同様に図1に示された如く、特別の実施態
様により、以下に詳細に説明される如く、3つのクロッ
ク周波数(基本データクロックDCLK周波数(X
1)、プロセッサークロックPCLK周波数(X3)と
相関器クロックCCLK周波数(X6))を生成するク
ロックモジュ−ル24は、相関器、ALUと実行ユニッ
トに結合される。
【0046】相関器を除いて、図1に描写されたすべて
の構成部分は、従来のDSPにおいて一般に利用される
ために、それ自体公知であり、従って、以下の説明は、
それらの機能性の表面的な検討のみに制限される(DS
P構造の詳細な議論のために、Motorola DS
P 560xxファミリー又はTI 320xxファミ
リーのユーザー/参照マニュアルを参照せよ)。
【0047】こうして、コードメモリ13は、一般に、
バスインターフェースユニットを通してロード可能なラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)か、又は読み出し専用
メモリ(ROM)である。それは、多様なEDSPモジ
ュ−ル(実行ユニット15、ALU7及び相関器6のい
ずれか又は組み合わせ)によって実行されるプログラム
を保持する。正常動作中、命令は、凍結時間を除いて、
プロセッサークロックパルス(PCLK)毎に、コード
メモリ13から読取られる。
【0048】実行ユニット15(EU)は、コードメモ
リからフェッチされた命令を解読し、ALU(7)と相
関器(6)を用いて、それらを実行する。それはまた、
それ自体公知な如く、命令の流れ、データメモリ9、レ
ジスタファイル11及びバスインターフェースユニット
17を制御する。
【0049】データメモリ9 − データメモリは、可
変幅RAMであり、一時的結果、フィルター係数と入り
ビデオピクセルを記憶するために通常使用される。それ
は、データメモリモジュ−ル9において存する16ビッ
ト特殊レジスタを用いて、EU15によってアドレス指
定される。総てのアクセスは、ベクトルアクセスであ
り、多様なパラメータ(ベ―スアドレス、増分/減分、
ワード/バイト、偶数アドレス/奇数アドレス)は、そ
れ自体公知な如く、16ビット特殊レジスタによって制
御される。全アドレスが命令自体において指定されない
(ただ特定の特殊レジスタが指定される)この形式のア
クセスは、「オプコード」が多数のビットを使用せず、
この装置によって実行されるベクトル演算のために完全
であるために、非常に効率的である。
【0050】データは、データメモリモジュ−ル9に伝
達され、ALUモジュ−ル7、相関器6及び外界3に対
して入出力される。それは、単一ポ−トメモリであり、
そのため、唯一のアクセス/サイクルがある。
【0051】レジスタファイル11は、いくつかの特殊
レジスタが装置の全体に位置した、正規16ビットレジ
スタファイルである。データは、レジスタファイル内
と、ALUモジュ−ル7とレジスタファイルの間で伝達
される。
【0052】ALUは、単一サイクルユニットである、
正規の加算、減算、比較、けた送りとビットテスト演算
を実行する。該ALUは、一つ以上のマルチプライヤア
キュムレ−タを使用し、そして同様に、後者は、それ自
体公知な方法(不図示)で図1のEDSPに連結された
個別モジュ−ルを形成する。
【0053】バスインターフェースユニットは、外界と
装置の間をインターフェースする。それは、従来のI2
Cインターフェース、プログラム及びデータロード、及
びビデオデータストリ−ムの一般制御及び伝達のために
使用される。
【0054】図1に示された如く、多様なモジュ−ルを
相互連結する幾つかのバスがある。こうして、「A」、
「B」、「C」と「D」は、前述された如く、多様なデ
ータユニットの間のデータ伝達のために使用される。バ
ス「E」は、ポート1に送られた入りピクセルを、相関
器6、ALU7及びデータメモリ9へ伝達し、そして
「F」は、制御バスである。
【0055】図1に描写された特定アーキテクチャー
は、多数の可能な変形の一つであることが認められる。
こうして、非限定的な例として、図1のDSPアーキテ
クチャーのバス構成は、2、3の例をあげると、一つ以
上のバスが併合され、DSPが一つを超える相関器を使
用し、従来のマルチプライヤーが、EDSPへ組み込ま
れる如く変更される。
【0056】一般のEDSPの構造を記載したが、発明
の一つの特定の実施態様により図1のEDSPにおいて
使用された種類の相関器の詳細ブロック図を示す図2に
注目する。
【0057】相関器6は、図1において描写された方法
で、ポ−ト1、2A、28、3、4と5を介して、入力
ポ−ト、EDSPの残余モジュールと出力ポ−トに連結
される。図2の特定実施態様において、相関器は、有限
インパルス応答(FIR)サブモジュール30を含み、
入力ポ−ト1と、マルチプレクサ(Mux)34の媒介
によりブロック浮動subモジュ−ル32に結合され
る。FIR30の「Coef」及びデータ部分(それぞ
れ36と38)は、掛け算されるFIRの入力を意味す
る。線40と41は、Mux44の媒介によりフィルタ
ー42に結合され、そして線41からのデータはまた、
加算器53に送られる。線43は、FIR30をバイパ
スさせ、Mux44に直接に結合される。FIR30と
ほぼ同等の構造を有するフィルター42は、遅延線サブ
モジュール48トフィルター50とともに、無限インパ
ルス応答(IIR)サブモジュール52を構成する。I
IR52の出力は、第2入力51として、加算器53へ
送られ、そして後者の出力54は、Mux44とMux
56へ送られる。後者はまた、遅延線モジュ−ル60に
よって遅延された後、ポート1の入力信号である入力5
8に結合される。示された如く、Mux56は、入力5
4又は58を出力3に経路指定される。また図2におい
て、入力1、41、54又は51を出力ポ−ト4に経路
指定するMux62が示される。
【0058】相関器6は、さらに、入力データ(65)
をFIR30に入力するために、Mux34に結合され
た所謂「センタータップ」サブモジュール64を含む。
示された如く、ブロック浮動モジュ−ル32は、Mux
68に結合され、Mux68は、ポ−ト2Aと2B(即
ち、それぞれALUモジュ−ル7とデータメモリモジュ
−ル9からの入力を有する)に結合される。
【0059】最後に、制御バス「F」でEU15及びA
LU7とポート5を通して通信するコマンドレジスタ6
6は、サブモジュ−ルFIRフィルター30、Mux3
4、センタータップ64、Mux44、IIR52のフ
ィルター42と50、ブロック浮動モジュ−ル32、M
ux62とMux56を制御し、以下に詳細に記載され
る如く、所望のモードに相関器を構成し、その動作を起
動する。
【0060】上記で指定された如く、相関器ユニット
は、次のモードにおいて支配的に作動する。
【0061】(i)フィルター処理モード、この場合、
相関器は、その構成に基づいて、外部ビデオデータスト
リ−ムを処理する。一般に、相関器は、クロックパルス
毎に、データを処理し、新処理データを出力する。
【0062】(ii)相関器処理モード、この場合、デー
タは、EDSP構成要素によって相関器に伝達され、処
理データは、相関器からEDSP構成要素に伝達され
る。これは、単一段階動作(実行ユニットは、相関器が
凍結された以外の残余時間中、特定クロックにおいて、
相関器からデータを伝達し読み取る)か、又はループ動
作(実行ユニットはクロックパルス毎に相関器からデー
タを伝達し読み取る)のいずれかとして行われる。
【0063】さらに、相関器を構成し、相関器へ係数又
はデータピクセルをロードするために使用されるサポー
トモードがある。
【0064】例えば、ゴ―スト消去手順を考える。この
場合、FIRフィルターは、前駆体ゴ―スト信号(即
ち、一般に主信号よりも0〜7.5マイクロ秒前に到達
する虚影信号)を除去するために使用され、そしてII
Rフィルターは、後駆体ゴ―スト信号(即ち、一般に主
信号よりも0〜40マイクロ秒後に到達する虚影信号)
を除去するために使用される。図2のモジュ−ル30
は、144タップFIRフィルターを表現するが、フィ
ルター30と本質的に類似の構造を有するフィルター4
2から成るIIRフィルター(遅延線と72タップフィ
ルタと連結された360タップフィルター)を表現し、
主信号よりも0〜20マイクロ秒後に到達する後駆体虚
影信号を除去するために動作する。IIRフィルター
は、さらに、フィルター42と30に類似の構造のフィ
ルター50を含み、主信号が受信された後に20〜40
マイクロ秒の間隔で、5マイクロ秒の窓幅において後駆
体虚影信号を除去するために遅延線モジュ−ル48に応
答する。言い換えれば、遅延線モジュ−ル48の構成に
依り、フィルター50は、主信号の後に、20〜40マ
イクロ秒の時間間隔内で所望の5マイクロ秒において後
駆体虚影信号(例えば、所与の設定に対して、主信号よ
りも22.5〜27.5マイクロ秒後に到達する後駆体
虚影信号)を除去する。上記のFIR及びIIRフィル
ターの構造は、一般に、それ自体で公知であり、このた
め、ここではもはや説明されない。
【0065】また、図2において、どの前駆体虚影信号
と後駆体虚影信号が検出及び除去されたかに関する主信
号参照を調整するためのセンタータップユニット64が
示される。
【0066】典型的に、それ自体で公知な如く(例え
ば、”Theory and Application
of Digital Signal Proces
sing”,ibid.)、相関器は、FIR、II
R、長FIR、IIR+FIR、複合フィルター、係数
ロード、データロード、外部/内部データ、ブロック浮
動、センタータップ構成、遅延線及びクラスター化等の
非常に多様なモードにおいて動作するように構成され
る。
【0067】図2に示された如く、IIRユニット52
への入力は、4入力マルチプレクサ44であり、IIR
(データは加算器53から来る)、長FIR(データは
FIRデータ出力40から来る)、第2記憶FIR(デ
ータはFIR出力41から来る)、又は並列FIR(デ
ータは入力43から来る)のいずれとして構成されるか
を規定する。このIIRセクションは、さらに、判定帰
還等化器とディジタル通信動作のためのスライサを含
む。加算器53は、2つのフィルター出力を加算する。
その出力は、相関器ユニット出力(Mux56)とII
R(Mux44)へのオプション入力である。
【0068】コマンドレジスタ66は、装置の拡張命令
セットを規定し、これにより、以下に詳細に説明される
如く、相関器の特定構成を決定する。
【0069】図2に描写された相関器の主な構成部分の
構造を記載したが、フィルター処理動作モードにおける
動作が、以下に記載される。このモードにおいて、相関
器は、従来の相関器と全く同様に、スタンドアロンモー
ドにおいて動作する。即ち、それは、コマンドレジスタ
によって指定された相関器構成により、ポート1からの
入りビデオデータを処理し、処理データ(加算器出力)
をバス「3」に出力する。 こうして、コマンドレジス
タ66は、Mux34とMux56に指令し、ポート1
において受信された入力信号をFIR30に、加算器出
力54をポート3に経路指定することにより、第1フィ
ルター処理動作モードにおいて動作するように相関器を
構成する。フィルター処理モードにおける相関器の特定
構成もまた、コマンドレジスタによって制御される。こ
うして、例えば、長FIR初期化は、FIR30の出力
40をIIR入力に経路指令するために、Mux44へ
の制御信号を供給を必要とする。コマンドレジスタ66
は、さらに、適切な制御線を用いて、フィルター50の
窓位置とセンタータップモジュ−ル64の所望の構成を
決定する。相関器の構成を制御するための単一レジスタ
の利用は、もちろん、単なる例である。こうして、非限
定的な代替態様として、遅延線48は、(指定された強
化命令セットの中から、例えば、窓幅及び位置の規定)
特定命令によって制御され、もちろん遅延線48に結合
された他のレジスタ(第2図において不図示)にロード
される。
【0070】所望の命令又は一連の命令をコマンドレジ
スタに単にロードすることにより、フィルター処理モー
ドにおける所望の動作モードに相関器を初期化すると、
相関器は、従来の外部相関器である(EDSPの他のモ
ジュ−ルへのアクセスはない)かの如く動作するために
「スタート」コマンド(もちろん、必ずしも分離コマン
ドではなく、むしろ、「初期化」コマンドに埋め込まれ
る)に応答する。例えば、ゴースト消去の特定例によ
り、相関器6は、データクロックパルス(DCLK)毎
に入りビデオデータを処理し、TV画面に通常結合され
たポート3に処理データを供給する。相関器構成を規定
するサンプルコマンドは、以下に与えられる。
【0071】明らかに、相関器は、適切なコマンドをコ
マンドレジスターに単にロードすることにより、停止さ
れるか、又は様々なモードに切り替えられる。
【0072】技術における当業者は、相関器の所望の構
成が、指定された方法でコマンドレジスタを使用するこ
とにより、簡単にプログラムされることを容易に理解す
るであろう。例えば、適切なコマンドに応答して、相関
器は、IIR52への入力として加算器53の出力を正
当に送るために、Mux44への制御信号の供給に関与
するIIRモードにおいて動作するように起動される。
【0073】相関器処理動作モードにおいて動作するよ
うに相関器を起動するために、適切なコマンドが、コマ
ンドレジスタ66にロードされる。このモードにおい
て、相関器は、ALU7又はデータメモリ9から到来す
るデータに作用し、そして出力は、ALU又はデータメ
モリに伝達され、言い替えれば、相関器は、EU15に
スレーブ化される。
【0074】さらに具体的には、EU15は、レジスタ
ー66にコマンドをロードし、結局、次の作用を生ず
る。
【0075】(i)ブロック浮動モジュ−ル32(想起
される如く、Mux68の媒介によりデータメモリモジ
ュ−ル9又はALUモジュ−ル7に結合される)の出力
をFIR30に経路指定するようにMux34に指令す
る。
【0076】(ii)想起される如くALUモジュ−ル7
とデータメモリモジュ−ル9への入力として役立つ入力
51、54と41の一つを出力ポ−ト4に経路指定する
ようにMux62に指令する。
【0077】(iii)遅延線60(想起される如く、入
力ポ−ト1に結合される)の出力を出力3に経路指定す
るようにMux56に指令する。
【0078】作用(i)と(ii)により、相関器は、例
えば、フィルター係数を計算するために、EUの制御下
でALU7及び/又はデータメモリ9モジュ−ルと通信
する(即ち、データを受信及び/又は送信する)ことが
可能である。コマンド(iii)は、相関器がEUにスレ
ーブ化される時、入力データは、相関器をバイパスし、
(遅延線モジュ−ル60により遅延された後)出力3に
送信される。遅延線60は、同期化目的のために利用さ
れる。
【0079】示された如く、ポート1において受信され
た入力データ(又はその選択部分)はまた、Mux62
の出力ポ−ト4に転送される(即ち、時分割多重化方式
において入力41、51、54の一つと入力1を出力ポ
−ト4に経路指定する)。データは、出力ポ−ト4から
データメモリ9又はALU7に伝達され、されに処理さ
れる。
【0080】相関器の特定構成は、さらに、フィルター
処理動作モードと類似の方法でコマンドレジスタによっ
て決定される。
【0081】相関器処理モードにおいて、実行ユニット
は、相関器に関するデータ移動を制御するために、それ
は、単一段階モード又はループ動作において行われる。
単一段階モードにおいて、実行ユニットは、プログラム
によって要求された時は常に、相関器がアイドルである
以外の時間中と凍結モードにおいて相関器からデータを
伝達し読み取る。後述されるループ動作において、実行
ユニットは、DCLKパルス毎に、相関器に対して単一
データポインターを伝達する。ループ自体は、3つの命
令を持続させ(3PCLKパルスは1DCLKパルスに
等しい)、そのため、相関器は、常にデータを処理す
る。タイミングの考察が、以下に詳細に議論される。
【0082】特定のサンプルプログラムを参照して相関
器処理モードにおける相関器の動作を例示する前に、相
関器のアーキテクチャーは、さらに、係数とデータのロ
ードを与える所謂「サポートモード」を提供することが
注目される。
【0083】次に、相関器処理動作モードにおいてサン
プルプログラムのリストが記載される(即ち、相関器
は、ALU7とデータメモリ9と通信する)。プログラ
ムは、8つの命令から成り、最初の4つの命令は、共通
ル―プを実現し、相関器の出力を128回の合計し、該
128の出力の中から最大値を見付ける。
【0084】 LOOP 3 128 0 NOP Vsum RG_OUT_B 00 100 ADBSI Umax 00 Vsum 000 CMPBSO 00 00 Umax 000 MOVD 0b01000000001000011 000 MOVE HW_CNT R1_1N 000 BSJMP 3 match anl JSR Filter_mode 第1命令「LOOP 3 128」は、128回を実行
される3命令ループを規定する。第2命令(ループにお
ける第1命令)「NOP Vsum RG_OUT_B
00 1 00」は、R0へ相関器出力をロ−ドし
(ALUの第1入力である)、可変Vsum(レジスタ
ファイルから)をR1へロードする(ALUの第2入力
である)。開始によりリセットされるVsumは、結
局、合計の結果を記憶する。ALUの入力を正当にロー
ドすると、第3命令「ADBS1 Umax 00 V
sum 000」が実行され(ル―プの第2命令であ
る)、ALUにおいてR0とR1を加算し、Vsumに
結果を記憶する。そして最後に、第4命令「CMPBS
0 00 00 Umax 000」は、(R0に送ら
れた)相関器を前最大値(Umax)と比較し、それが
より大きいならば、Umaxにおいて新しい一時的最大
値を記憶する。プログラムの完了により、Umaxは、
最大値を保持し、Vmaxは、合計を保持する。
【0085】MOVD命令は、コマンドレジスタ66に
「ストップ相関器」コマンドをロ−ドするが、MOV
E..、BSJMPとJSRは、EUにおいて実行され
る条件チェックに基づいた、一般的な「移動」及び「飛
越し」命令である。
【0086】MOVD命令は、上記の如く、その動作を
正当に構成し、起動するためのコマンドレジスタへのロ
ード即値である。コマンドレジスタの一つの可能な構造
が、図3において与えられる。こうして、コマンドレジ
スター66は、16ビット(ビット#0−15)から成
り、その2つの最上位ビット(MSB)(ビット#0、
1)は、相関器処理(00)又はフィルター処理(1
1)動作モードのいずれかを規定する。次のビット(#
2)は、ブロック浮動動作をディスエーブル(0)又は
イネーブル(1)する(詳細な説明のために、下記参
照)。ビット#3は、スタートフィルター(1)又はス
トップフィルター(0)動作を管理する。次の4つのビ
ット(#4−7)は、リセットするか、もしくは相関器
の係数又はデータをロ−ドするために使用される。II
R mux(ビット#8−9)は、例えば、長FIR、
FIR+IIR、2段FIR等、フィルターの構造を規
定する。出力muxビット(#10−11)は、相関器
の出力のどれがALUに戻るかを規定する(即ち、Mu
x62の入力/出力経路を管理する)。次の2ビット
(#12と13)は、センタータップとクラスターをイ
ネーブルし、そして最後の2つのビット(#14と1
5)は、打ち切り点を制御することにより、相関器の出
力において供給された結果の精度を制御するために役立
つ。
【0087】サポートモードにおいて、実行ユニット1
5は、相関器がアイドルであり、データを処理しない
時、相関器係数又は相関器データをロードする。それら
の両方は、PCLK率においてロードされる(即ち、デ
ータサンプリングレートよりも3倍高速)。データロー
ドは、時間を節約するために相関器の前ロードのために
使用される。このために、ブロック浮動モジュ−ル32
が使用される。ブロック浮動モジュ−ルは、所定の設定
に従い、ALU又はデータメモリモジュ−ルからMux
68を通して受信された係数を伝送するように構成され
る。それから、係数は、フィルター処理又は相関器処理
動作モードにおいて、相関器の使用中効用のために多様
なフィルターに正当にロードされる。
【0088】後者の動作モードは、ゴ―スト消去のよう
な多数の応用に正当に適合しないという欠点を保持す
る。後者において、虚影信号の強度は、時間とともに変
化し、係数を特定の虚影信号の大きさに適合させること
が望ましく、こうして、大きな強度の虚影信号に対し
て、低精度係数が使用される(例えば、8ビット長)
が、低強度虚影信号に対して、高精度係数が使用される
(例えば11ビット長)。
【0089】こうして、発明の特定の見地により、ブロ
ック浮動モジュ−ル32は、「可変係数サイズ」動作モ
ードにおいて動作するように構成され、この場合、入力
信号は、ゴ―ストレベルを決定するために標本及び分析
され、ゴ―ストレベルにより、係数サイズが、相応して
決定される。
【0090】こうして、相関器(6)と通信するための
ブロック浮動ユニット(32)が提供され、一連のn長
ビット係数(例えば、11)を受信することができ、受
信n長ビット入力の値が大きいほど、送り出されたm長
ビット係数の精度は低くなる如く、相関器の多様な構成
部分(例えば、フィルター30と52)に、対応するm
長ビット係数(例えば、m=8)を送り出す。
【0091】さらに具体的には、ブロック浮動モジュ−
ル32は、シリアルユニットであり、相関器へロードさ
れた時、係数に作用する。このブロックへの入力は、こ
の例において11ビット長係数であり、そして出力は、
8ビット長係数であり、12個の連続係数毎に2ビット
指数を有する。大部分の係数は小さく、わずかに少数が
大きいだけであるために、これは、係数の同一動的範囲
に対して高精度を設ける。より良い理解のために、発明
の一実施態様により図1において示された種類のブロッ
ク浮動モジュ−ルの詳細ブロック図を示す図4に注目す
る。
【0092】ブロック浮動単位32は、12レジスター
遅延線71と比較器73を有する。12の連続する11
ビット長係数の各ブロックは、(クロックパルス毎に一
つ)直列に遅延線71へロードされる。各ロードサイク
ル中、比較器73は、現在ロードされた係数(76)
を、「max reg」レジスター75に記憶された一
時的最大値と比較し、線77により比較器に送り出す。
新しくロードされた係数がより大きい場合に、レジスタ
ー75は、正当に更新される。
【0093】第12係数がロードされた後に、レジスタ
ー75は、最大係数値を保持する。次の12クロックパ
ルス中、比較器は、12係数の次のブロックにおいて同
一機能を実行(最大値を探索し、遅延線にロード)し、
前の12係数は、11ビット長係数としてではなく、最
大係数値(及び必要な精度)に基づいて、8ビット長係
数として、相関器へ直列にロードされる。こうして、最
大値がすべての11ビットを占めるならば(即ち、高強
度ゴ―スト)、3つのLSB(即ち、ビット#0−2)
は、丸められ、打ち切られ、その後、残りの8つのMS
B(即ち、ビット#3−11)がロードされる。最大値
が10ビットのみを占める(即ち、MSB#10はリセ
ットされる)ならば、冗長MSBは、捨てられ、2つの
LSB(ビット#0、1)は、(シフター72におい
て)丸められ、打ち切られ、そして残りの8ビット(ビ
ット#2−9)がロードされる。最大値が9ビットを占
めるならば、冗長な2つのMSB(ビット#10、1
1)は、捨てられ、LSB(ビット#0)は、丸めら
れ、打ち切られ、そしてビット#1−9がロードされ
る。最後に、最大値が8ビットを占めるならば(低強度
ゴ―ストを意味する)、3つの冗長MSB(ビット#9
−11)が、捨てられ、そしてビット#0−7が、ロー
ドされる。
【0094】これらの12個の8ビット長係数ととも
に、ブロック浮動ユニットはまた、指定最大値により、
即ち、想起される如く、打ち切りを必要としない8ビッ
ト最大値に対する’00’(十進法の0)値から、想起
される如く、3つのLSBの打ち切りを必要とする11
ビット最大値に対する’11’(十進法において3)ま
での2ビット指数(ブロック80)を相関器に送信す
る。相関器は、12個の8x8掛け算と左けた送りを実
行し、各結果は、12個の係数毎に添付された2ビット
値に基づく。言い換えれば、8ビット最大値に対して、
打ち切りは行われないために、補償は必要とされない
が、11ビット最大値に対して、3個のLSBが、打ち
切られ、各結果に対して3つの右けた送りを生ずる。1
2個の中間結果のすべては、最終の相関器結果のために
合計される。
【0095】ブロック浮動動作は、8ビットから平均約
10.7ビットまで有効動的範囲を増大させる。
【0096】所望ならば、ブロック浮動モジュ−ルは、
コマンドレジスタ66を利用して、他のモードにおい
て、例えば、入力係数がMux68からフィルターに透
明に伝達される抑制モードにおいて動作するように構成
される。
【0097】発明のEDSPは、次の如く、特異なタイ
ミング考察を使用する。
【0098】装置タイミングを制御する相互に同期化さ
れた3つのクロックがある。
【0099】1.データクロック(DCLK−クロック
周波数)、外界からのデータサンプリングレート(即
ち、入力ポ−ト1において受信されたデータのデータサ
ンプリングレート)を規定する。
【0100】2.プロセッサークロック(PCLK−D
CLKレートクロック周波数のn倍)、相関器ユニット
を除いて、すべてのユニットを制御する。現設計におい
てn=3である。
【0101】3.相関器クロック(CCLK−DCLK
レートクロック周波数のmn倍)、相関器ユニットを制
御する。現設計においてm=2であり、そのためmn=
6である。
【0102】入りピクセルレートはプロセッサーレート
の1/3であるために、3つの命令が、各受信ピクセル
当たり実行される。これは、好ましくは、実行ユニット
が、その資源の一つとして、相関器ブロックを使用して
いる時使用される基本ル―プを規定する。さらに、ル―
プ命令自体は、データクロックと同期化され、その結
果、装置におけるすべてのデータ転送は、相互に同期化
される。
【0103】サンプリングクロックの数、それらのレー
ト、及びクロックに関する他のパラメータは、必要に応
じて、かつ適切に修正される。なお、修正実施態様に拘
わらず、相関器の実行速度は、入力サンプリングレート
よりも高速である。
【0104】発明の好ましい実施態様により、小型化フ
ィルター(例えば、フィルター30、42と50の少な
くとも一つ)の特異な構造が、使用され、フィルターの
性能に影響を及ぼさずに、比較的に小さいダイサイズに
おいて反映されるコンパクトな構造を与える。この種類
のフィルターの排他的ではない一般例は、公知のBoo
thアルゴリズムを実現する、Zoran Corp.
Israelから市販されているZR 36020
Modelである。このモデルにおいて、N個の掛け算
が、各掛け算を別々に発生させることなく並列に行われ
る。即ち、すべての中間結果は、基本的に無意味であ
り、ただ最後の結果のみが、必要な結果を提供する。こ
の手順は、最終段を除いて、すべての桁上げ連鎖論理を
除去し、小形の高速回路の設計を可能にする。この基本
ブロックは、小型化フィルターの基礎であり、その小サ
イズと優れた性能により、それは、最小費用のために相
関器の統合を可能にし、外部相関器よりも低費用ですぐ
れた性能を提供する。
【0105】技術における当業者は、図2と図4を参照
して記載された特定アーキテクチャーが、多数の可能な
変形のただ一つであることを容易に理解するであろう。
こうして、非限定例として、IIRフィルターセクショ
ン52は、さらに分割され、2つ以上の遅延線(48)
をそれらの間に有する。この構造は、好ましくは、クラ
スター化操作のために使用される。本発明は、必要に応
じて、かつ適切に、横断フィルター、遅延線、マルチプ
ライヤ及び加算器の所望の組合せを包含することが注目
される。
【0106】こうして、発明は、相関器がDSPの他の
構成部分と協同するために生得的に動作する相関器処理
動作モードにおいて動作するように適合されたEDSP
を提供する。さらに、相関器が本質的に自立形の動作モ
ードにおいて動作するフィルター処理モードになめらか
に切り替わるための固有の機構が提供される。
【0107】EDSPの完全な構成部分としての相関器
の多様な動作モードは、DSPの伝統的な命令セットと
ともに、強化命令セットを構成する特異な命令セットに
よって管理される。拡張命令の排他的ではない一般例
は、 ・ 実行ユニットと相関器の間のタイミングインターフ
ェースを容易にする同期化ループ命令、 ・ レジスタファイル転送、ALU動作と相関器動作を
有する並列データメモリ取り出し/書き込み、 ・ 相関器動作モード(FIR、IIR、長FIR、I
IR+FIR、複合フィルター、係数ロード、データロ
ード、外部/内部データ、ブロック浮動、センタータッ
プコンフィギュレーション、遅延線及びクラスター化
等)を規定するためのコマンドレジスター 他の命令は、必要に応じて、かつ適切に、上記のものの
代わりに、又はそれに加えて、使用される。
【0108】発明のEDSPの柔軟性は、指定種類の応
用だけでなく、多数の他の応用においても活用される。
こうして、非限定的な例として、発明のEDSPは、垂
直帰線消去期間(VBI)中ビデオラインの盗用を取り
扱う米国特許No.5,386,243において記載さ
れた応用において使用される。
【0109】この特別の応用により、相関器は、フィル
ター処理モードにおいて外部データを処理するために大
部分の時間使用され、そして特定の時点において、相関
器は、内部データを処理するために、主プロセッサーに
よって「盗用」される(即ち、相関器処理モードに切り
替えられる)。
【0110】この動作方法は、もちろん、フィルター形
動作とタイムシェアリングを必要とする、VSB、QA
Mと他のもののように多数の他の応用にも適切である。
【0111】ゴ―スト消去応用と垂直帰線消去期間応用
中のビデオラインの盗用において、発明の相関の効果の
簡易ブロック図を示す図5に注目する。
【0112】図5において、相関器90は、入力92に
おいてビデオと、実行ユニット+ALUユニット94の
両方に結合され、これにより、技術における当業者に公
知な如く、指定された応用を実現する。
【0113】本発明は、ある程度の特殊性により記載さ
れたが、多様な修正及び変更が、次のクレイムによって
記載された如く、発明の範囲又は精神に反することなく
行われることが理解される。
【0114】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0115】1.(i)少なくとも一つのプロセッサー
と、(ii)少なくとも一つの算術論理ユニット(AL
U)と、(iii)強化命令セットから選択された実行命
令セットを保持するための第1メモリ装置と、(iv)デ
ータを保持するための第2メモリ装置と、(v)少なく
とも該(i)及び(ii)構成要素に結合された少なくと
も一つのクロック信号を発生させるためのクロックジェ
ネレータとを含む実行セクションと、それらの間に制御
された通信を提供するために該実行セクションの構成要
素に結合された少なくとも一つの内部通信バスと、(v
i)該実行セクションと通信するために該少なくとも一
つのバスに結合され、外部入力データを受信するための
少なくとも一つの入力ポ−トとデータを出力するための
少なくとも一つの出力ポ−トとを有する少なくとも一つ
の相関器とを組み合わせて具備し、該少なくとも一つの
相関器は、該相関器が該構成要素の少なくとも一つから
データを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデータ
を出力し、該少なくとも一つの入力ポ−トを通って受信
された該入力データが、本質的に完全に該出力ポ−トに
送信される相関器処理モードにおいて動作するように、
該プロセッサーの少なくとも一つによって制御され、該
強化命令セットの中から少なくとも一つの選択された命
令に応答する高度ディジタル信号プロセッサー(EDS
P)。
【0116】2.該少なくとも一つの相関器が、該少な
くとも一つの相関器が該少なくとも一つの入力ポ−トを
通して受信された入力データを処理し、該少なくとも一
つの出力ポ−トに処理データを出力するために本質的に
自立形なモードにおいてアクティブであり、該少なくと
も一つの相関器は、必要な回数分、該相関器処理モード
とフィルター処理モードの間で切り替わることができる
フィルター処理モードにおいて動作するために、該強化
命令セットの中から少なくとも一つの選択された命令に
応答する上記1に記載のEDSP。
【0117】3.該第1及び第2メモリ装置が、各々、
それぞれ、第1及び第2メモリモジュール群から成り、
この場合、該第1及び第2メモリモジュール群が、相互
に無関係である上記1に記載のEDSP。
【0118】4.該バスの少なくとも一つに結合された
少なくとも一つのマルチプレイヤアキュムレータをさら
に具備する上記1に記載のEDSP。
【0119】5.該フィルター処理モードが、該選択命
令の中からの一つ以上の命令によって各々規定されたサ
ブモードのレパートリーを具備する上記1に記載のED
SP。
【0120】6.該サブモードのレパートリーが、長有
限インパルス応答(FIR)と、無限インパルス応答
(IIR)と、第2段FIRと、並列FIRと、センタ
ータップモジュールの所望の構成とともに、フィルター
IIRにおける窓位置の決定のモードの一つを含む上記
5に記載のEDSP。
【0121】7.該相関器処理モードが、該選択命令の
中からの一つ以上の命令によって各々規定されたサブモ
ードのレパートリーを具備する上記1に記載のEDS
P。
【0122】8.該サブモードのレパートリーが、少な
くとも一つのALUと該第2メモリ装置のいずれか又は
両方からデータを受信し、該ALUと該第2メモリ装置
のいずれか又は両方にデータを送信することを含む上記
7に記載のEDSP。
【0123】9.該サブモードのレパートリーが、長有
限インパルス応答(FIR)と、無限インパルス応答
(IIR)と、第2段FIRと、並列FIRと、センタ
ータップモジュールの所望の構成とともに、フィルター
IIRにおける窓位置の決定のモードの一つを含む上記
7に記載のEDSP。
【0124】10.該クロックモジュールが、少なくと
も3つの同期クロック周波数を生成することができ、そ
の第1は、入力データサンプリングレートを決定し、そ
の第2は、該第1クロック周波数よりも高速であり、少
なくともプロセッサー処理速度を決定し、その第3は、
相関器処理速度を決定するために該第2クロック周波数
よりも高速である上記1に記載のEDSP。
【0125】11.該第2クロック周波数が、該第1ク
ロック周波数よりも3倍高速であり、そして該第3クロ
ック周波数が、該第2クロック周波数よりも2倍高速で
ある上記10に記載のEDSP。
【0126】12.該相関器処理モードにおいて、該相
関器が、該選択命令の中からの一つ以上の命令に応答
し、後の処理のために該入力データの選択部分を該第2
メモリ装置に送信する上記1に記載のEDSP。
【0127】13.該相関器が、さらに、ブロック浮動
ユニットを含み、一連のn長ビット係数を受信すること
ができ、受信n長ビット入力の値が大きいほど、送り出
されたm長ビット係数の精度は低くなる如く、相関器の
多様な構成部分に、対応するm長ビット係数(m≦n)
を送り出す上記1に記載のEDSP。
【0128】14.該n=11、m=8である上記13
に記載のEDSP。
【0129】15.m長ビット係数の精度が、各受信i
係数に対する最大係数に基づいて決定される上記13に
記載のEDSP。
【0130】16.該i=12である上記15に記載の
EDSP。
【0131】17.最高精度m長ビット係数が、各受信
n長ビット係数からm個の最下位ビットを取ることによ
り決定され、この場合、該最高精度m長ビット係数が、
各受信n長ビット係数からm個の最上位ビットを取るこ
とにより決定される上記13に記載のEDSP。
【0132】18.該相関器が、Boothによる掛け
算アルゴリズムを使用する上記1に記載のEDSP。
【0133】19.該相関器が、ビット#0、1が、相
関器処理(00)又はフィルター処理(11)動作モー
ドのいずれかを規定し、ビット(#2)が、ブロック浮
動動作をディスエーブル(0)又はイネーブル(1)
し、ビット(#3)が、スタートフィルター(1)又は
ストップフィルター(0)動作を管理し、ビット(#4
−7)が、リセットするか、もしくは相関器の係数又は
データをロ−ドするために使用され、IIR mux
(ビット#8−9)が、フィルターの構造を規定し、出
力muxビット(#10−11)が、相関器の出力のど
れがALUに戻るかを規定し、ビット(#12と13)
が、センタータップとクラスターをイネーブルし、そし
てビット(#14と15)が、打ち切り点を制御するこ
とにより、相関器の出力において供給された結果の精度
を制御するために役立つ構成を有する16ビットコマン
ドレジスター(ビット#0−15)を含む又はへ結合さ
れる上記1に記載のEDSP。
【0134】20.該強化命令が、実行ユニットと相関
器の間のタイミングインターフェースを容易にする同期
ループ命令と、レジスターファイル転送、ALU動作及
び相関器動作を有する並列データメモリ取り出し/書き
込みと、相関器動作モード、FIR、IIR、長FI
R、IIR+FIR、複合フィルター、係数ロード、デ
ータロード、外部/内部データ、ブロック浮動、センタ
ータップコンフィギュレーション、遅延線及びクラスタ
ー化を規定するためのコマンドレジスター命令とを含む
上記1に記載のEDSP。
【0135】21.(i)プロセッサーと、(ii)算術
論理ユニット(ALU)と、(iii)強化命令セットか
ら選択された実行命令セットを保持するための第1メモ
リ装置と、(iv)データを保持するための第2メモリ装
置と、(v)少なくとも該(i)と(ii)の構成要素に結
合された少なくとも一つのクロック信号を発生させるた
めのクロックジェネレータとを含む実行セクションと、
それらの間に制御された通信を提供するために該実行セ
クションの構成要素に結合された通信バスと、(vi)該
実行セクションと通信するためにバスと結合され、外部
入力データを受信するための入力ポ−トとデータを出力
するための出力ポ−トとを有する相関器とを具備し、該
相関器は、該相関器が該構成要素の少なくとも一つから
データを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデータ
を出力し、該入力ポートを通して受信された該入力デー
タが、本質的に完全に該出力ポ−トに送信される相関器
処理モードの1つおいて動作するように、該プロセッサ
ーによって制御され、該強化命令セットの中から少なく
とも一つの選択された命令に応答する高度デジタル信号
プロセッサー(EDSP)。
【0136】22.該相関器が、該入力ポ−トを通して
受信された入力データを処理し、該出力ポ−トに処理デ
ータを出力するために本質的に自立形なモードにおいて
アクティブであるフィルター処理モードにおいて動作す
るために、該強化命令セットの中から少なくとも一つの
選択された命令に応答し、該相関器は、該相関器処理モ
ードとフィルター処理モードの間で必要な回数分切り替
わることができる上記21に記載のEDSP。 23.ゴースト消去応用において使用される上記1に記
載のEDSP。
【0137】24.ゴースト消去応用において使用され
る上記21に記載のEDSP。
【0138】25.垂直帰線消去期間応用中ビデオライ
ンを盗用する際に使用される上記1に記載のEDSP。
【0139】26.垂直帰線消去期間応用中ビデオライ
ンを盗用する際に使用される上記21に記載のEDS
P。
【0140】27.一連のn長ビット係数を受信するこ
とができ、受信n長ビット入力の値が大きいほど、送り
出されたm長ビット係数の精度は低くなる如く、相関器
の多様な構成部分に、対応するm長ビット係数(m≦
n)を送り出す該相関器と通信するためのブロック浮動
ユニット。
【0141】28.該n=11、m=8である上記27
に記載のユニット。
【0142】29.m長ビット係数の精度が、各受信i
係数に対する最大係数に基づいて決定される上記27に
記載のユニット。
【0143】30.該i=12である上記28に記載の
ユニット。
【0144】31.最高精度m長ビット係数が、各受信
n長ビット係数からm個の最下位ビットを取ることによ
り決定され、この場合、該最高精度m長ビット係数が、
各受信n長ビット係数からm個の最上位ビットを取るこ
とにより決定される上記27に記載のユニット。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施態様による相関器サブモジュール
を使用する高度DSPの一般化ブロック図である。
【図2】発明の一実施態様による図1のEDSPによっ
て使用された種類の相関器の詳細ブロック図である。
【図3】発明の一実施態様によるコマンドレジスタの構
造の概略図である。
【図4】発明の一実施態様により、図1において示され
た種類のブロック浮動モジュ−ルの詳細ブロック図であ
る。
【図5】ゴ―スト消去応用と垂直帰線消去期間中のビデ
オラインの盗用における発明の相関の効果の簡易ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
6 相関器ユニット 7 ALU 8 主ユニット 9 データメモリモジユール 11 レジスタフアイルモジユール 13 コード実行メモリ 15 実行ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダビド・バー イスラエル・カルミール21822・アルベル ストリート17/18 (72)発明者 シユロモ・マーラブ イスラエル・ハーマキム30097・キブツシ ヤー(番地なし) (72)発明者 ロニー・アバウトバウル イスラエル・ハイフア34353・ダビドピン スキーストリート24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)少なくとも一つのプロセッサー
    と、(ii)少なくとも一つの算術論理ユニット(AL
    U)と、(iii)強化命令セットから選択された実行命
    令セットを保持するための第1メモリ装置と、(iv)デ
    ータを保持するための第2メモリ装置と、(v)少なく
    とも該(i)及び(ii)構成要素に結合された少なくと
    も一つのクロック信号を発生させるためのクロックジェ
    ネレータとを含む実行セクションと、それらの間に制御
    された通信を提供するために該実行セクションの構成要
    素に結合された少なくとも一つの内部通信バスと、(v
    i)該実行セクションと通信するために該少なくとも一
    つのバスに結合され、外部入力データを受信するための
    少なくとも一つの入力ポ−トとデータを出力するための
    少なくとも一つの出力ポ−トとを有する少なくとも一つ
    の相関器とを組み合わせて具備し、該少なくとも一つの
    相関器は、該相関器が該構成要素の少なくとも一つから
    データを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデータ
    を出力し、該少なくとも一つの入力ポ−トを通って受信
    された該入力データが、本質的に完全に該出力ポ−トに
    送信される相関器処理モードにおいて動作するように、
    該プロセッサーの少なくとも一つによって制御され、該
    強化命令セットの中から少なくとも一つの選択された命
    令に応答する高度ディジタル信号プロセッサー(EDS
    P)。
  2. 【請求項2】 (i)プロセッサーと、(ii)算術論理
    ユニット(ALU)と、(iii)強化命令セットから選
    択された実行命令セットを保持するための第1メモリ装
    置と、(iv)データを保持するための第2メモリ装置
    と、(v)少なくとも該(i)と(ii)の構成要素に結合
    された少なくとも一つのクロック信号を発生させるため
    のクロックジェネレータとを含む実行セクションと、そ
    れらの間に制御された通信を提供するために該実行セク
    ションの構成要素に結合された通信バスと、(vi)該実
    行セクションと通信するためにバスと結合され、外部入
    力データを受信するための入力ポ−トとデータを出力す
    るための出力ポ−トとを有する相関器とを具備し、該相
    関器は、該相関器が該構成要素の少なくとも一つからデ
    ータを受信し、該構成要素の少なくとも一つにデータを
    出力し、該入力ポートを通して受信された該入力データ
    が、本質的に完全に該出力ポ−トに送信される相関器処
    理モードの1つおいて動作するように、該プロセッサー
    によって制御され、該強化命令セットの中から少なくと
    も一つの選択された命令に応答する高度デジタル信号プ
    ロセッサー(EDSP)。
  3. 【請求項3】 一連のn長ビット係数を受信することが
    でき、受信n長ビット入力の値が大きいほど、送り出さ
    れたm長ビット係数の精度は低くなる如く、相関器の多
    様な構成部分に、対応するm長ビット係数(m≦n)を
    送り出す該相関器と通信するためのブロック浮動ユニッ
    ト。
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