JPH1063623A - 電子卓上計算機 - Google Patents

電子卓上計算機

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Publication number
JPH1063623A
JPH1063623A JP8217529A JP21752996A JPH1063623A JP H1063623 A JPH1063623 A JP H1063623A JP 8217529 A JP8217529 A JP 8217529A JP 21752996 A JP21752996 A JP 21752996A JP H1063623 A JPH1063623 A JP H1063623A
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JP
Japan
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date
financial
calculation
key
days
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Withdrawn
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JP8217529A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakayama
人氏 中山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH1063623A publication Critical patent/JPH1063623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数値データを、キー操作により10進数と日
付データとのうちの所要のものとして認識し、しかも暦
データ上の各日付に対応させて、金融データをメモリに
格納し、日数計算と、四則計算と、金融計算とを混合し
て行う。 【解決手段】 数字格納部(Xreg)13aに入力さ
れた数字データを、キー操作による識別制御信号に基づ
いて、10進数の値を示すものと、暦における日付を示
すもののうちのいずれかと識別する識別手段を、CPU
11内に構築した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子卓上計算機に
関し、特に日数計算機能,カレンダ表示機能,金融計算
機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の用途別に設計された小型
計算機がある。例えば、特開昭50−62499号公報
には、電子家計簿として、各種の内訳で毎日の出金を、
通常の数値計算のための入力部を用いて入力し、メモリ
ーに格納するものが開示されている。この電子家計簿
は、日々のデータをその日付に対応させてメモリに割り
当てて記憶させるものではなく、カレンダ表示が可能な
ものでもなく、また、第1日付と第2日付との間の期間
に対応する金融計算、あるいは基準日から所定日数前あ
るいは所定日数後までの期間に対応する金融計算が可能
なものでもない。
【0003】また、特開昭52−114238号公報に
は、当座預金の残高を口座別に分けてメモリーに格納で
きるようにした電子式卓上計算器が開示されているが、
これも、日付に対応させて金融データをメモリーに格納
するものではない。
【0004】また、特開昭55−25195号公報に
は、旅行経費作表機として、入力した日とその日の費用
を印字し、費用のみをメモリーに加算していくものが開
示されている。この旅行経費作表機も、その日その日に
対応させて金融データをメモリーに割り当てるもので
も、設定された所定の期間別に金融計算するものでもな
く、また、カレンダ表示が可能なものでもない。
【0005】また、特開昭61−168065号公報に
は、旅費集計器として、入力した日とその日の費用を印
字し、それぞれ項目別に日々の旅費の合計がメモリーに
加算されていくようにしたものが開示されている。
【0006】また、特開平1−175061号公報に
は、出張旅費清算器として、日付に対応して各項目の費
用を入力し、日々の合計を記憶させ、それを出張期間繰
り返し行うことにより総合計を求めるようにしたものが
開示されているが、これは、カレンダ表示を行い、カレ
ンダ上に指定した期間に対する金融計算を行うものでは
ない。
【0007】また、特開昭53−74070号公報に
は、ディジタル電子時計において、その当日のカレンダ
を基準にした特定日までの日数計算を行い、計算結果の
日を表示するようにしたものが開示されているが、これ
は所望の月のカレンダ表示を行うものとはカレンダ表示
形態が異なっている。
【0008】また、特開昭57−3077号公報には、
任意の年、月を指定してその月のカレンダを表示できる
ようにした小型電子式計算機において、複数の特定日か
らなる期間を簡単に設定できるようにしたもの、特開平
1−306949号公報には、カレンダを表示可能な電
子機器において、カレンダ表示にて指定される日がその
年の何日目なのか、該指定日以降のその年の残りの日数
がどれだけあるのか、更に該指定日がその年の第何週目
の日に相当するのか、を認識できるようにしたものが開
示されているが、これらの公報に開示のものは、カレン
ダ表示を行い、カレンダ上に指定した期間に対する金融
計算を行うものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、日
数計算と、その結果得られた期間あるいは日付に基づく
金融計算とを連続して行う電子卓上計算機はなかった。
なお、本明細書では、日数計算とは、期間計算と期日計
算の両方を指し、期間計算とは、ある日付から別の日付
までの間の日数を求める計算、期日計算とは、ある日付
の数日後あるいは数日前の日付を求める計算を言うもの
とする。
【0010】また従来の電子卓上計算機としては、指定
された期間計算の始めの月と終りの月とを自動的にカレ
ンダ上に表示させ、指定した日をカレンダ上で点滅表示
させ、該指定された期間を対象として、期間計算と連動
して金融計算をするものもなかった。
【0011】さらに、従来の電子卓上計算機としては、
小遣い、アルバイト代、貯金などの項目別に金融計算を
行う電子卓上計算機、日数計算の際にシフトキーを用い
てカレンダ上の日付を設定する電子卓上計算機、期日計
算の基準となる日と期日計算結果得られた日との両方を
カレンダ上に表示させて、該両期間を対象として、日数
計算に連動して金融計算を行うものもなかった。
【0012】また、従来の電子卓上計算機としては、日
数計算と四則計算と金融計算を混合し連続して行う際、
2カ月分のカレンダを所定の表示領域に上下二段に表示
するもの、指定期間を対象として休日の設定をし、該設
定した休日を除いた期間計算や期日計算により実働日数
を求め、この実働日数を対象として金融計算を行うも
の、設定した休日や金融データ入力日をカレンダ上でチ
ェックできるものなどもなかった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、数値データを、キー操作によ
り10進数と日付データとのうちの所要のものとして認
識し、しかも暦データ上の各日付に対応させて、金融デ
ータをメモリに格納することができ、日数計算と、四則
計算と、金融計算とを混合して行うことができる電子卓
上計算機を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る電子卓上計算機は、入力された数字データを入力順
に配列して格納する数字格納部と、該数字格納部におけ
る数字データを、識別制御信号に基づいて、10進数の
値を示すものと、暦における日付を示すもののうちのい
ずれかと識別する識別手段と、所定の年数分の暦データ
を格納した暦データ記憶部と、日付設定信号に基づい
て、該数字格納部に入力された数字データが示す日付を
暦データ上で設定する日付設定手段と、金融データを記
憶する金融メモリとを備えている。
【0015】また本電子卓上計算機は、0から9までの
数に対応する数字データを入力するための数字キー、日
数計算及び金融計算を含む所定の計算の実行を指令する
複数の実行キー、該識別制御信号を発生するための日付
識別キー、該日付設定信号を発生する日付設定キー、及
び金融メモリと数字格納部との間でのアクセスを可能と
するためのアクセスキーを有するキーボード部を備える
とともに、該日付と識別された数字データに基づいて、
該日数計算の実行キーの操作による日数計算指令信号に
より所定の期間内の日数計算を行う日数計算手段と、該
アクセスキーの操作により、暦データ上の日付に対応さ
せて、該数字格納部に入力された数字データを金融デー
タとして金融メモリに記憶させる金融データ入力手段
と、該金融計算の実行キーの操作による金融計算指令信
号に基づいて、該日数計算により得られた日数分につい
て、その個々の日に対応する金融データの計算を行う金
融計算手段とを備えている。そのことにより上記目的が
達成される。
【0016】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
電子卓上計算機において、2カ月分のカレンダを上下2
段に並べて表示するためのカレンダ表示領域、及び前記
数字格納部に格納されている数字データを、入力順に配
列して表示するための数字表示領域を有するデータ表示
部と、表示指令信号に基づいて、該数字格納部に入力さ
れた数字データが示す日付を含むカレンダを該データ表
示部のカレンダ表示領域に表示するとともに、この日付
を点滅表示するカレンダ表示制御手段とを備えるととも
に、前記キーボード部を、該表示指令信号を発生させる
カレンダ表示キーを有するものとしたものである。
【0017】そして、この電子卓上計算機は、最初に入
力した数字データが示す日付を設定した後、該カレンダ
表示キーを操作した時、該日付を含む1カ月分のカレン
ダが該カレンダ表示領域の上段に表示されるとともに、
この日付が点滅表示され、2回目に入力した数字データ
が示す日付を設定した後、該カレンダ表示キーを操作し
た時、該日付を含む1カ月分のカレンダが該カレンダ表
示領域の下段に表示されるとともに、この日付が点滅表
示され、その後、アクセスキー及び金融計算の実行キー
を操作すると、該カレンダ表示領域にて点滅表示される
2つの日付の間の日数分に対応する金融データの合計額
が、該数字表示領域に表示されるよう構成されている。
【0018】この発明(請求項3)は、請求項1記載の
電子卓上計算機において、2カ月分のカレンダを上下2
段に並べて表示するためのカレンダ表示領域、及び該数
字格納部に格納されている数字データを、入力順に配列
して表示するための数字表示領域を有するデータ表示部
と、表示指令信号に基づいて、該数字格納部に入力され
た数字データが示す日付を含むカレンダを該データ表示
部のカレンダ表示領域に表示するとともに、この日付を
点滅表示するカレンダ表示制御手段とを備えるととも
に、前記キーボード部を、該表示指令信号を発生させる
カレンダ表示キー、及び該点滅表示される日付をカレン
ダ上で移動させるシフトキーを有するものとしたもので
ある。
【0019】そしてこの電子卓上計算機は、該シフトキ
ー及び日付設定キーを用いて、該カレンダ表示領域に表
示されたカレンダ上で期間の指定を行い、該アクセスキ
ー及び金融計算の実行キーを操作すると、該カレンダ表
示領域にて点滅表示される2つの日付の間の日数分に対
応する金融データの合計額が、該数字表示領域に表示さ
れるよう構成されている。
【0020】この発明(請求項4)は、請求項1記載の
電子卓上計算機において、前記金融メモリとして、金融
の項目に対応した複数の項目別金融メモリを備え、前記
キーボード部を、該項目別金融メモリを指定するための
金融メモリ指定キーを有するものとし、該金融メモリ指
定キーにより指定された項目別金融メモリに、前記日付
設定手段により設定された日付に対応させて、前記数字
格納部に入力された数字データを金融データとして記憶
させるよう、前記金融データ入力手段を構成したもので
ある。
【0021】この発明(請求項5)は、請求項4記載の
電子卓上計算機において、前記複数の項目別金融メモリ
のうちの第1の項目別金融メモリを、収入額を収入のあ
った日付に対応させて格納するものとし、前記複数の項
目別金融メモリのうちの第2の項目別金融メモリを、必
要経費を出費のあった日付に対応させて格納するものと
し、前記日数計算の実行キー、前記金融メモリ指定キ
ー、及び金融計算の実行キーの操作により、該日数計算
により得られた期間の日数分に対して、該第1の項目別
金融メモリにおける金融データの合計が計算され、該期
間と同一期間の日数分に対して第2の項目別金融メモリ
における金融データの合計が計算されるようにしたもの
である。
【0022】この発明(請求項6)は、請求項2または
3記載の電子卓上計算機において、前記日付設定手段に
より、期間の初日と最終日が設定された後、該日数計算
の実行キーの操作により前記日数計算手段により該期間
の日数が求められて、該日数の値が前記数字データ表示
領域に表示され、その後、金融計算の実行キーの操作に
より、該日数計算手段により求められた日数分の金融デ
ータの合計が前記金融計算手段により求められ、該金融
データの合計値が前記数字表示領域に表示されるように
したものである。
【0023】この発明(請求項7)は、請求項2または
3記載の電子卓上計算機において、前記日付設定手段に
より、期間の基準日からの日数が設定された後、該日数
計算の実行キーの操作により前記日数計算手段により該
当する日付が求められて、該日付が前記数字表示領域に
表示され、その後、金融計算の実行キーの操作により、
該日数計算手段により求められた日付と該基準日との間
の日数分の金融データの合計が前記金融計算手段により
求められ、該金融データの合計値が前記数字表示領域に
表示されるようにしたものである。
【0024】この発明(請求項8)は、請求項1記載の
電子卓上計算機において、前記キーボード部を、四則演
算の実行を指令する演算キーを有するものとし、該演算
キーの操作に基づいて、該数字格納部における数字デー
タを用いた四則演算を行う四則演算手段を備え、該演算
キー,前記計算実行キーに前記日付識別キーの機能を持
たせ、該日数計算,金融計算,及び四則計算を連続かつ
混合して実行可能に構成したものである。
【0025】この発明(請求項9)は、請求項2または
3記載の電子卓上計算機において、前記キーボード部
を、休日を設定するための休日キー及び実働日数を求め
るための実働キーを有するものとし、前記日付設定手段
により設定された日付に基づく期間を対象とし、該休日
キーの操作により、前記数字格納部の数字データの示す
日付を休日として設定する休日設定手段を備えるととも
に、前記日付計算手段を、該実働キーの操作により、前
記日付設定手段により設定された設定期間内の、休日を
除いた実働日数を求めるよう構成し、前記金融計算手段
を、該実働日数の計算後のアクセスキーの操作により、
該実働日数の各日に対応する金融データについて金融計
算を行うよう構成したものである。
【0026】この発明(請求項10)は、請求項9記載
の電子卓上計算機において、前記日付計算手段による日
付計算を、前記日付設定手段により設定された第1日付
と第2日付との間の期間における日数から、前記設定さ
れた休日を差し引いて実働日数を求める計算としたもの
である。
【0027】この発明(請求項11)は、請求項9記載
の電子卓上計算機において、前記日付計算手段による日
付計算は、前記日付設定手段により設定された基準日
と、この基準日から所定日数前あるいは所定日数後の日
付との間の期間における日数から、前記設定された休日
を差し引いて実働日数を求める計算としたものである。
【0028】この発明(請求項12)は、請求項4記載
の電子卓上計算機において、前記金融計算手段を、前記
日付計算手段により求められた期間内の日数分に対する
金融計算を、前記項目別金融メモリを指定するキー操作
及びアクセスキーの操作により、指定された項目別金融
メモリについて行う構成とし、該項目別金融メモリの指
定と金融計算の実行指令を繰り返すことにより、同一の
期間に対して、異なる項目別金融メモリについての金融
計算を連続して行うようにしたものである。
【0029】以下、本発明の作用について説明する。
【0030】この発明(請求項1)においては、数字格
納部に入力された数字データを、キー操作による識別制
御信号に基づいて、10進数の値を示すものと、暦にお
ける日付を示すもののうちのいずれかと識別する識別手
段を備えたから、入力された数字データを10進数の値
としても日付としても設定でき、10進数として四則演
算や金融データの計算を行ったり、日付として日数計算
を行ったりすることができ、日数計算と、四則計算と、
金融計算とを混合して行うことができる。
【0031】この発明(請求項2)においては、2カ月
分のカレンダを上下2段に並べて表示するためのカレン
ダ表示領域を有するデータ表示部と、表示指令信号に基
づいて、該数字格納部に入力された数字データが示す日
付を含むカレンダを該データ表示部のカレンダ表示領域
に表示するとともに、この日付を点滅表示するカレンダ
表示制御手段とを備えたので、金融計算する期間を上記
2段のカレンダー表示で確認できる。
【0032】この発明(請求項3)においては、2カ月
分のカレンダを上下2段に並べて表示するためのカレン
ダ表示領域を有するデータ表示部と、表示指令信号に基
づいて、該数字格納部に入力された数字データが示す日
付を含むカレンダを該データ表示部のカレンダ表示領域
に表示するとともに、この日付を点滅表示するカレンダ
表示制御手段とを備え、前記キーボード部に、該点滅表
示される日付をカレンダ上で移動させるシフトキーを設
けたので、表示されたカレンダ上でシフトキーによる期
間の指定,変更が可能となる。
【0033】この発明(請求項4)においては、前記金
融メモリとして、金融の項目に対応した複数の項目別金
融メモリを備え、前記キーボード部を、該項目別金融メ
モリを指定するための金融メモリ指定キーを有するもの
としたので、同一の指定期間に対して、異なる項目別金
融メモリにおける金融データの計算が可能となる。
【0034】この発明(請求項5)においては、前記複
数の項目別金融メモリのうちの第1の項目別金融メモリ
を、収入額を収入のあった日付に対応させて格納するも
のとし、前記複数の項目別金融メモリのうちの第2の項
目別金融メモリを、必要経費を出費のあった日付に対応
させて格納するものとしたので、指定した期間に対する
第1の項目別金融メモリの合計値から、該指定期間と同
一期間に対する第2の項目別金融メモリの合計値を引算
し、利益等を計算できるようになる。
【0035】この発明(請求項6)においては、期間計
算と金融計算とを混合して行うので、指定した期間の期
間計算後、連続して同一期間の金融計算ができるように
なる。
【0036】この発明(請求項7)においては、期日計
算と金融計算とを混合して行うので、指定した期間後の
期日計算後、連続して同一期日間の金融計算ができるよ
うになる。
【0037】この発明(請求項8)においては、前記キ
ーボード部を、四則演算の実行を指令する演算キーを有
するものとし、該演算キーの操作に基づいて、該数字格
納部における数字データを用いた四則演算を行う四則演
算手段を備え、演算キー,計算実行キーに日付識別キー
の機能を持たせたので、数字データの入力状態で四則計
算式(演算キー)を入力すれば、四則計算が実行され、
数字データの入力状態で日数計算式(実行キー)を入力
すれば日数計算が実行され、数字データの入力状態で金
融計算式(実行キー)を入力すれば金融計算が実行さ
れ、この間に何等の特殊なキーの入力を必要としなくな
る。
【0038】この発明(請求項9)においては、前記キ
ーボード部を、休日を設定するための休日キー及び実働
日数を求めるための実働キーを有するものとし、前記日
付設定手段により設定された日付に基づく期間を対象と
し、該休日キーの操作により、前記数字格納部の数字デ
ータの示す日付を休日として設定する休日設定手段を備
えたので、休日を入力できるようになる。また、前記日
付計算手段を、該実働キーの操作により、前記日付設定
手段により設定された設定期間内の、休日を除いた実働
日数を求めるよう構成し、前記金融計算手段を、該実働
日数の計算後のアクセスキーの操作により、該実働日数
の各日に対応する金融データについて金融計算を行うよ
う構成したので、期間計算時に休日を除いた実働日数の
期間計算ができるようになる。
【0039】この発明(請求項10)においては、前記
日付計算手段による日付計算を、前記日付設定手段によ
り設定された第1日付と第2日付との間の期間における
日数から、前記設定された休日を差し引いて実働日数を
求める計算としたので、実働日数の期間計算に連動し
て、同一期間の実働日数の金融計算ができるようにな
る。
【0040】この発明(請求項11)においては、前記
日付計算手段による日付計算を、前記日付設定手段によ
り設定された基準日と、この基準日から所定日数前ある
いは所定日数後の日付との間の期間における日数から、
前記設定された休日を差し引いて実働日数を求める計算
としたので、実働日数の期日計算に連動して、同一期日
後の実働日数の金融計算ができるようになる。
【0041】この発明(請求項12)においては、前記
金融計算手段を、前記日付計算手段により求められた期
間内の日数分に対する金融計算を、前記項目別金融メモ
リを指定するキー操作及びアクセスキーの操作により、
指定された項目別金融メモリについて行う構成としたの
で、同一期間について複数個の項目別金融メモリの金融
データの合計を連続して出せるようになる。この場合
は、期間設定のための入力操作は一回だけでよい。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態による電子卓上計算機の外観を示す図である。図にお
いて、1は本実施形態の電子卓上計算機で、日数計算と
連動して2段のカレンダー表示を用いて各種の金融計算
を行う機能を有している。
【0043】つまり、この電子卓上計算機1は、入力さ
れた数字データを入力順に配列して格納する数字格納部
と、該数字格納部における数字データを、識別制御信号
に基づいて、10進数の値を示すものと、暦における日
付を示すもののうちのいずれかと識別する識別手段と、
所定の年数分の暦データを格納した暦データ記憶部と、
日付設定信号に基づいて、該数字格納部に入力された数
字データが示す日付を暦データ上で設定する日付設定手
段と、金融データを記憶する金融メモリとを備えてい
る。
【0044】また本電子卓上計算機は、日付と識別され
た数字データに基づいて、日数計算の実行キーの操作に
よる日数計算指令信号により所定の期間内の日数計算を
行う日数計算手段と、アクセスキーの操作により、暦デ
ータ上の日付に対応させて、該数字格納部に入力された
数字データを金融データとして金融メモリに記憶させる
金融データ入力手段と、金融計算の実行キーの操作によ
る金融計算指令信号に基づいて、該日数計算により得ら
れた日数分について、その個々の日に対応する金融デー
タの計算を行う金融計算手段とを備えている。
【0045】さらにこの電子卓上計算機1は、キーボー
ド3及び複数のスイッチを有するスイッチ部4を備えて
いる。
【0046】上記キーボード3は、置数のための数値キ
ー(〔1〕,〔2〕,・・・
〔9〕,
〔0〕キー)、小
数点キー〔・〕、〔カレンダ時計〕キー、四則計算用の
演算子キー(〔+〕,〔−〕,〔×〕,〔÷〕キー)、
日数計算の演算子キー(〔〜〕キー)、金融計算の結果
を求めるための〔=〕キー、該識別制御信号を発生する
ための〔日付〕キー、シフトキー(〔→〕,〔←〕,
〔↑〕,〔↓〕キー)、メモリに対するアクセス用及び
金融計算用の〔CHECK〕キー、金融メモリを指定す
る〔金融〕キー、実働日数を計算するための〔実働〕キ
ー、休日を指定するための〔休日〕キー等を含んでい
る。ここで、上記〔〜〕キーはその操作により日付設定
信号を発生する構成となっている、上記〔=〕キーはそ
の操作により日付設定信号,日数計算指令信号,及び金
融計算指令信号を発生する構成となっている。
【0047】上記スイッチ部4は、四則計算結果の丸め
位置等を指定するTABスイッチ4aと、四則計算結果
の丸め方法の指定と日数計算時の両入、片落、両落の指
定とを兼ねるスイッチ4bとを有している。
【0048】ここで、四則計算結果の丸め方法には、矢
印↑で示される切り上げと、5/4で示される四捨五入
と、矢印↓で示される切り下げとがあり、上記スイッチ
4bによりこれらのいずれの丸め方法を用いるかを選択
できるようになっている。
【0049】また、上記スイッチ4aをFで示される位
置(フローティング)に合わせておくと、割り算の商に
おける小数部分が、本電子卓上計算機1の表示部で表示
可能な桁まで表示される。上記TABスイッチ4aを、
数字の3で示される位置、数字の2で示される位置に合
わせておくと、それぞれ割り算の商における小数部分が
3桁,2桁まで表示され、上記TABスイッチ4aを数
字の0で示される位置に合わせておくと、割り算の商に
おける小数部分は表示されない。
【0050】さらに上記TABスイッチ4aをアルファ
ベットのAで示される位置(アーディング)に合わせて
いる場合は、入力した数値が2桁の小数の値となる。例
えば、数値キー〔2〕を入力した場合、表示は0.02
となる。また、2〔+〕3〔=〕と入力すると、四則演
算は0.02+0.03=となり、答えは0.05とな
る。
【0051】以下、具体例を挙げると、上記スイッチ4
bにより丸め方法として切り下げを選択している場合、
四則演算(8÷9)の商の表示は、TABスイッチ4a
がFの位置に設定されているときには0.888888
・・・となり、TABスイッチ4aが数字3の位置に設
定されているときには0.888となり、TABスイッ
チ4aが数字2の位置に設定されているときには0.8
8となり、さらに、TABスイッチ4aが数字0の位置
に設定されているときには0となる。
【0052】また、上記TABスイッチ4aが数字3で
示される位置に設定されている場合、四則演算(4÷
9)の商の表示は、上記スイッチ4bが矢印↑の位置に
設定されているときには0.445となり、四則演算
(5÷9)の商の表示は、上記スイッチ4bが5/4の
位置に設定されているときには0.556となり、上記
スイッチ4bが矢印↓の位置に設定されているときには
0.888となる。
【0053】図2は、上記電子卓上計算機のシステムの
構成を示すブロック図である。該電子卓上計算機1は、
キーの読み込み処理、四則計算、カレンダー時計表示処
理、日数計算、金融計算、及びこれらの計算処理結果の
表示処理などの制御を行うCPU11と、上記各処理を
行うためのプログラムなどが格納されているROM12
と、該各処理を行うための記憶領域となるRAM13と
を有している。このRAM13には、Xレジスタ(Xr
eg)13a,Yレジスタ(Yreg)13b、各種メ
モリ13c,13d,13h、及びその他動作に必要な
フラグ13e,13f、並びにメモリ設定カウンタ13
gが構成されている。
【0054】ここで上記ROM12には、所定の年数分
の暦データが格納されている。また上記CPU11に
は、上記識別手段と、上記日付設定手段と、上記日数計
算手段と、上記金融データ入力手段と、上記金融計算手
段とが構築されている。
【0055】さらに、本電子卓上計算機は、2カ月分の
カレンダを上下2段に並べて表示するためのカレンダ表
示領域2a、及び前記数字格納部に格納されている数字
データを、入力順に配列して表示するための数字表示領
域2bを有するデータ表示部2と、表示指令信号に基づ
いて、該数字格納部に入力された数字データが示す日付
を含むカレンダを該データ表示部のカレンダ表示領域2
aに表示するとともに、この日付を点滅表示するカレン
ダ表示制御部を有しており、このカレンダ表示制御部は
上記CPU11内に構築されている。
【0056】上記Xreg13aは、上記数字格納部に
相当するものであり、置数値、演算結果等が格納されて
おり、上記数字表示領域2bに該置数値、演算結果等が
表示される。上記Yreg13bは、被演算数(演算子
キーの操作前に入力した数)が格納されるものである。
また、金融メモリ部13dは、小遣い,アルバイト代,
貯金,残業時間,交通費の各項目に対応する金融データ
を格納するための5つの金融メモリ(1)〜(5)から
なる。また休日メモリ13hは、指定された休日を格納
するものである。
【0057】上記レジスタ13a,13b内には、レジ
スタ内の値が10進数、日付、日数、金融データのいず
れであるかを示すためのフラグが設けられている。この
フラグが上記識別手段による識別結果を表示するものと
なっている。また、レジスタの内容が別のレジスタへ転
送される時、このフラグも同時に転送され、レジスタ内
がクリアされる時このフラグもクリアされ、レジスト内
の値は10進数の0になる。
【0058】上記演算子フラグ13eは、四則計算時に
は〔+〕、〔−〕、〔×〕、〔÷〕のいずれの演算処理
が指定されたかを示し、日数計算時には、〔+〕、
〔−〕、〔〜〕の各演算子のいずれが指定されたかを示
している。また、四則計算モードか日数計算モードか
は、Yreg13b内の値(数値データ)が10進数を
示すものか日付を示すものかにより判定できるので、四
則計算モードか日数計算モードかを示す個別のフラグを
特に用意する必要はない。上記状態フラグ13fは、演
算子キーが押されて計算が行われる前の状態か否か、置
数状態か否かを示すものである。
【0059】なお、14は上記キーボード3及びスイッ
チ部4に相当するキースイッチであり、上記のように、
置数、演算の指定、モードの切り換えの指定などをユー
ザーが行うためのものである。
【0060】また、上記電子卓上計算機1は、表示部2
を構成するLCD(液晶表示ディスプレイ)16と、該
LCDを駆動する駆動用IC15とを有している。
【0061】ここで、日数計算モードにおいては、演算
子キーの操作前に入力した数が入っているYreg13
bの値は常に日付となる。よって日数計算モードで使用
する各キーの処理においては、上記Yreg13bの状
態より日数計算モードか否かを判定して、日数計算実行
のための処理をつけ加えれば良い。
【0062】次に動作について説明する。
【0063】(1)まず、本実施形態における〔=〕キ
ーの処理動作について図10のフローチャートを用いて
説明する。
【0064】まずステップh1では、演算の種類によっ
て処理の分岐を行う。日数計算時と金融計算時には必ず
Yreg13b内の値が日付になるので、これにより演
算モードの判断ができる。期間計算か期日計算かは演算
子フラグ13eによって判定できる。金融計算の場合に
は〔金融〕キーによる信号がリードインされるので判定
できる。ここで、〔金融〕キーが押された場合には金融
計算を行う(ステップh2)。また、Yreg3b内の
値が10進数の場合は、通常の四則計算を実行する(ス
テップh3)。また、期間計算の場合は、ステップh4
で期間計算を行い、期日計算の場合は、ステップh5で
期日計算を行う。もしも、Xreg13aの置数が10
進数であれば、日数のフォーマットに変換してから計算
を行う。
【0065】期間計算の実施後、〔金融〕キーによる信
号がリードインされれば、期間計算と同じ期間で金融計
算を行う(ステップh6)。また、期日計算の実施後、
〔金融〕キーがリードインされれば、期日計算の期間で
金融計算を行う(ステップh7)。
【0066】(2)次に、所要の日付に対応させて金融
データを格納し、操作者が実施したい項目の金融計算を
設定する動作について、図3及び図5のフローチャート
を用いて説明する。
【0067】図3に示すように、西暦が入力されると
(ステップa1)、ステップa2では、CPU11は、
〔日付〕キーが入力されたか否かを判定して、YESで
あれば、その処理はステップa3へ進み、NOであれ
ば、上記判定を繰り返す。
【0068】ステップa3では、CPU11は、置数,
つまり入力された西暦の年数が1900から2100の
間か否かを判定する。なお、上記ROM12には、19
00年から2100年までのカレンダのデータが格納さ
れている。
【0069】上記置数が1900から2100の間の値
以外の値であるときは、CPU11はエラー表示する
(ステップa4)。一方上記置数が1900〜2100
の間の値であれば、CPU11は、該置数を年データと
してRAM13のメモリ13cにストアする(ステップ
a5)。
【0070】次にステップa6にて月の入力が行われる
と、ステップa7にて、CPU11は、日付キーが入力
された否かが判定して、YESであれば、その処理はス
テップa8へ進み、NOであれば、上記判定を繰り返
す。続いてステップa8にて、CPU11は、置数,つ
まり入力された月の数が1から12の間の値か否かを確
認する。ここで、上記置数が1〜12以外の値であれ
ば、CPU11はエラー表示する(ステップa9)。一
方、上記置数が1〜12のいずれかであれば、CPU1
1は、該置数を月データとしてRAM13のメモリ13
cにストアする。
【0071】次にステップa11にて、日の入力が行わ
れると、ステップa12にて、CPU11は、〔〜〕キ
ーが入力されたか否かを判定して、YESであれば、そ
の処理はステップa14へ進み、NOであれば、ステッ
プ13aに進む。
【0072】上記ステップa14では、CPU11は日
の置数が正しいか否かを確認する。つまり、1月、3
月、5月、7月、8月、10月、12月に対しては、置
数が1〜31のいずれかである場合、4月、6月、9
月、11月に対しては、置数が1〜30のいずれかであ
る場合、2月に対しては、置数が1〜28のいずれか
(閏年場合のみ1〜29のいずれか)である場合のみ正
しいと判定する。上記ステップa14での判定結果がN
oである場合は、CPU11の処理はステップa15に
進み、エラー表示が行われる。一方、上記日の置数が正
しいと判定された場合には、その置数が日データとして
RAM13のメモリ13cにストアされる。
【0073】そして、表示部2のカレンダ表示領域2a
の上段部分に、指定された年月日を含む1カ月分のカレ
ンダが表示され(ステップa19)、指定された日がカ
レンダ上で点滅表示される(ステップa20)。
【0074】その後、CPU11は図5に示す処理S2
を行う。
【0075】すなわち、図5に示すように、ステップc
1では、〔金融〕キーが入力されたか否かの判定を行
い、その判定結果がNoである場合は、CPU11の処
理は図3に示すステップa1に進み、その判定結果がY
esである場合は、CPU11の処理はステップc2に
進む。
【0076】このステップc2では、数字キーの
〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕,〔5〕のどれかのキ
ーが押されたか否かを判定する。本実施形態では、上述
した5つの項目に対応させて5つの金融メモリ(1)〜
(5)を設定し、それぞれの金融メモリの選択を上記数
字キーの〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕,〔5〕の操
作により行うようにしている。この金融メモリ(1)〜
(5)は、上記のようにユーザーが管理したい項目の金
融データを格納するためのものであり、金融メモリ
(1)は小遣い用として、金融メモリ(2)はアルバイ
ト代等として自由に設定することができる。
【0077】上記ステップc2の判定の結果、Yesで
あれば、CPU11の処理はステップc3に進み、No
であれば、エラー表示が行われる(ステップc2a)。
【0078】このステップc3では、金融データが置数
(入力)されたか否かが確認される。つまり、CPU1
1は金融データの置数があるまでこのステップc3で待
機する。そして、上記金融データの置数があると、CP
U11の処理はステップc4へ進み、このステップc4
では、設定キーである〔・〕キーが入力されたか否かを
確認する。つまり、CPU11は〔・〕キーの入力があ
るまでこのステップc4で待機する。
【0079】その後、CPU11は、ステップc5で
は、上記ステップc2にていずれの数字キーが押された
かを判定し、該数字キーに対応する金融メモリの第1日
付(図3のフローで入力した日付)に対応させて金融デ
ータをストアする(ステップc6)。例えば、ステップ
c2で数字キー〔1〕を押していれば、CPU11はス
テップc51の判定処理にてYesと判定し、金融メモ
リ(1)の第1日付(図3のフローで入力した日付)
に、置数した金融データをストアする(ステップc6
1)。同様に数字キー〔2〕〜〔5〕を押した場合は、
CPU11はステップc52〜c55の判定処理にてY
esと判定し、それぞれの金融メモリの第1日付に対応
させて、置数した金融データをストアする(ステップc
62〜c65)。
【0080】そしてステップc7では、置数した金融デ
ータが表示される。その後、CPU11の処理は上記ス
テップc1に戻るようになっている。これは、同一日付
に対応させて、連続して複数の金融データが格納できる
ようにするためである。つまり、上記ステップc1で
は、再度〔金融〕キーが押されたか否かがチェックさ
れ、ここで〔金融〕キーが押されれば、同一の処理(ス
テップc4〜c7)により、別の金融メモリに金融デー
タが格納されることとなる。
【0081】(3)次に、月日の指定に、表示されたカ
レンダを用いる動作について、図3及び図5のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0082】図3のフローチャートで金融データを入力
する日を設定し、図5のフローチャートで指定したメモ
リに金融データを格納する。LCDに表示しているカレ
ンダーには指定した日が点滅し、金融データを入力する
とその値が表示される。
【0083】(4)次に、期日の指定を2段に並べて表
示されたカレンダを用いて行い、その後金融データの合
計を求める動作について、図3及び図4のフローチャー
トを用いて説明する。
【0084】図3の上記ステップa12にて、〔〜〕キ
ーが押されてないと判定された場合、ステップa13
で、カレンダ表示領域2aの上段部分に既にカレンダの
表示がなされているか否かを判定し、判定結果がNoで
あれば、CPU11の処理はステップa12に戻り、判
定結果がYesであれば、CPU11の処理がステップ
16aに進む。
【0085】ステップa16では、日の置数は正しいか
否かが判定され、正しくなければエラー表示が行われる
(ステップa17)。また、日の置数が正しければ、こ
れが日データとしてRAM13のメモリ13cにストア
される(ステップa21)。
【0086】さらに、カレンダ表示領域2aの下段部分
に、指定された年月日を含む1カ月分のカレンダ表示が
なされるとともに(ステップa22)、指定された日が
カレンダー上で点滅表示される(ステップa23)。
【0087】その後、CPU11は図4に示す処理S1
を行う。
【0088】すなわち、図4に示すように、ステップb
1では、〔金融〕キーが入力されたか否かの判定を行
い、その判定結果がNoである場合は、CPU11の処
理は終了し、その判定結果がYesである場合は、CP
U11の処理はステップb2に進む。このステップb2
では、数字キーの〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕,
〔5〕のどれかのキーが押されたか否かを判定する。本
実施形態では、上述した5つの項目に対応させて5つの
金融メモリ(1)〜(5)を設定し、それぞれの金融メ
モリの選択を上記数字キーの〔1〕,〔2〕,〔3〕,
〔4〕,〔5〕の操作により行うようにしている。
【0089】上記ステップb2の判定の結果、Yesで
あれば、CPU11の処理はステップb3に進み、No
であれば、エラー表示が行われる(ステップb2a)。
【0090】このステップb3では、〔=〕キーが押さ
れたか否かが確認される。つまり、CPU11は、
〔=〕キーが押されるまでこのステップb3で待機す
る。そして、上記〔=〕キーが押されると、CPU11
の処理はステップb4へ進み、このステップb4では、
上記ステップb2にていずれの数字キーが押されたかを
判定し、該数字キーに対応する金融メモリの第1日付
(図3のステップa18でストアされた日付)から第2
日付(図3のステップa21でストアされた日付)まで
の各日に対応する、金融データの合計を求める(ステッ
プb4)。
【0091】例えば、ステップb2で数字キー〔1〕を
押していれば、CPU11は、ステップb41の判定処
理にてYesと判定し、金融メモリ(1)における第1
日付から第2日付までの各日に対応する金融データの合
計を求める(ステップb51)。同様に上記ステップb
2で、〔2〕〜〔5〕のキーを押した場合は、CPU1
1は、ステップb42〜b45の判定処理にてYesと
判定し、それぞれの金融メモリ(2)〜(5)について
第1日付から第2日付までの各日の金融データの合計を
求める(ステップb52〜b55)。そして、ステップ
b6では、CPU11はその金融データの合計を表示す
る。
【0092】(5)指定期日の初日と最終日を、表示画
面上のカーソルを移動させるシフトキーにより、2段に
並べて表示されたカレンダーにて行い、その後金融計算
を行う動作について、図6、図5、図4を用いて説明す
る。
【0093】図6のステップd1で、西暦の年数を示す
数値が入力され、続いて何月かを示す数値が入力される
と、ステップd2にて〔日付〕キーが押されたか否かの
判定が行われる。つまり、CPU11は、該判定結果が
Yesとなるまで上記ステップd2の処理を繰り返す。
そして、上記判定結果がYesとなると、CPU11の
処理は、ステップd3に進み、ステップd3では、日が
置数されたか否かの判定が行われる。その判定結果がY
esであれば、CPU11の処理はステップd6に進
み、判定結果がNoであれば、CPU11の処理はステ
ップd4に進む。
【0094】このステップd4では、〔〜〕キーが入力
されたか判定し、判定結果がYesであれば、CPU1
1の処理はステップd8に進み、判定結果がNoであれ
ば、CPU11の処理はステップd5に進む。そして、
上記ステップd8では、カレンダ表示領域2aの上段部
分に、指定された年月に対応する1カ月分のカレンダ表
示を行うとともに(ステップd8)、この場合日の置数
が行われていないので、該カレンダ表示における第1日
目を点滅する(ステップd10)。
【0095】上記ステップd5では、CPU11は、カ
レンダ表示領域2aの上段部分にカレンダー表示がなさ
れているか否かを判定する。この判定結果がNoであれ
ば、CPU11の処理はステップd3に戻り、該判定結
果がYesであれば、CPU11の処理はステップd9
に進む。このステップd9では、カレンダ表示領域2a
の下段部分に、指定された年月に対応する1カ月分のカ
レンダー表示を行う。この場合日の置数が行われていな
いので、該カレンダ表示における第1日目を点滅する
(ステップd10)。
【0096】続いて、CPU11は、ステップd11で
は、シフトキー,つまり〔→〕,〔←〕,〔↑〕,
〔↓〕キーのいずれかのキーが入力されたかを判定す
る。ここでシフトキーが入力されている場合は、入力さ
れたシフトキーに対応して、カレンダ表示における点滅
表示する日を、第1日目よりシフトする(ステップd1
2)。一方、いずれのシフトキーの入力もなされていな
い場合は、その点滅表示されている日を日データとして
RAM13のメモリ13cにストアする(ステップd1
5)。これがシフトキーによる日の設定方法である。
【0097】続いて、ステップd16にて、CPU11
は、カレンダ表示がカレンダ表示領域2aの上段部分の
みで行われているものか否かを判定する。カレンダ表示
が表示領域の上段部分のみの表示である場合は、CPU
11は、図5に示す金融データ入力の処理S2を行い、
カレンダ表示がその表示領域における上段部分及び下段
部分での2段のカレンダ表示である場合は、CPU11
は、図4に示す金融計算の処理S1を行うこととなる。
【0098】なお、図6に示すステップd6,d7,d
13,d14は、それぞれ図3のステップa12,a1
3,a14(a16),a15(a17)と同一である
ため、その説明は省略する。
【0099】(6)操作者が金融データをアクセスすべ
きメモリーを指定し、かつ、指定した期間の金融データ
の合計を求め、続けて該指定期間における別の金融デー
タの合計を求め、該両金融データ間での演算を行う動作
について、図4の動作フローを用いて説明する。
【0100】金融計算で利益を出せるように、金融メモ
リ(1)に収入を入力し、金融メモリ(2)に必要経費
を入力していく。
【0101】つまり、利益は下記式(A)により求める
ことができる。
【0102】 利益=収入(金融メモリ1のデータ)−必要経費(金融メモリ2のデータ) ・・・(A) 図4に示すステップb1〜b6は上述したとおりであ
り、その説明は省略する。
【0103】上記ステップb6でCPU11は金融メモ
リ(1)の合計値を表示した後に、ステップb7にて、
CPU11は、〔+〕,〔−〕,〔×〕,〔÷〕のどれ
かの演算キーが操作されたか否かを判定する。例えば、
〔−〕キーが操作されたのであれば、CPU11は、再
度ステップb1に戻って、上記ステップb1〜b6で同
様な処理を行い、今度は金融メモリ(2)の合計値を求
めて表示する。
【0104】そして、再度ステップb7にて、〔+〕,
〔−〕,〔×〕,〔÷〕キーが操作されたか否かを判定
し、これらのいずれのキーも操作されていない場合は、
ステップb8にて、〔CHECK〕キーが押されたか否
かを判定する。〔CHECK〕キーが押されなければ、
CPU11の処理は上記ステップb1に戻り、このキー
が押されれば、ステップb7で操作した演算キーがいず
れであるかの判断が行われ(ステップb9)、その演算
キーに対応した演算処理が行われる(ステップb1
0)。
【0105】例えば、ステップb7で操作した演算キー
が〔−〕キーであれば、ステップb10では、金融メモ
リ(1)の金融データ合計から金融メモリ(2)の金融
データ合計を引いた値が求められる。そして、上記ステ
ップb11では、上記計算結果が表示される。なお、上
記各金融メモリ内の金融データ合計は、同一の期間を対
象とするものであるので、上記引算により上記式(A)
で示すように利益を出すことができる。
【0106】(7)次に、同一の指定期間内の別々の金
融データの合計に対して続けて四則計算を行う動作につ
いて図4のフローを用いて説明する。
【0107】利益以外にも各種ユーザのほしい値が求め
られるように、上記ステップb7では、〔−〕キー以外
にも〔+〕,〔×〕,〔÷〕キーの操作がなされたか否
かを確認をしている。
【0108】例えば、ステップb9にて、ステップb7
で〔×〕キーの操作がなされていると判定された場合
は、金融メモリ(1)の金融データ×金融メモリ(2)
の金融データを求めることができる。同様にステップb
7にて〔+〕,あるいは〔÷〕キーの操作がなされてい
ると判定された場合は、ステップb10では、金融メモ
リ(1)の金融データと金融メモリ(2)の金融データ
との足し算,あるいは後者による前者の割り算が実行さ
れる。また、ステップb7でYesと判定された場合及
びステップb8でNoと判定された場合は、CPU11
の処理は、再度〔金融〕キーの操作の判定を行うステッ
プb1に戻って、同一期間のさらに別の金融メモリの合
計も求めることができる。
【0109】(8)次に、期間計算の計算後、続いてそ
の期間の金融データの合計を計算する動作について図7
のフローを用いて説明する。
【0110】図7は第1日付情報から第2日付情報まで
の日数を求める期間計算と、金融計算のフローチャート
を示している。
【0111】ステップe1で、第1日付情報と第2日付
情報が入力され、それぞれの属する年月の1カ月分のカ
レンダが表示される。するとステップe2では、上記両
日付間の日数計算が同一年内における期間計算であるか
否かを判定する。これが同一年内での期間計算でない場
合は、ステップe3にて、下記の式(B)に基づいて、 (第2日付情報の年−第1日付情報の年−1)×365 +(12月31日−第1日付情報の月、日) +(第2日付情報の月、日−1月1日)+1 ・・・(B) 両日付間の日数を求める。これは期間の初日を含めない
片落の期間計算による日数となっている。また、続くス
テップe4では、該当する期間が閏年であれば、上記計
算結果の日数に1を加える補正をする。
【0112】一方、上記両日付間の日数計算が同一年内
における期間計算である場合は、ステップe5にて、第
1日付情報を、第1日付の日の、基準日からの通算日数
(基準とする日付より何日目に相当するか)に変換す
る。これを第1の日数とする。続くステップe6にて、
第2日付情報を同様に基準日からの通算日数に変換し、
これを第2の日数とする。そして、ステップe7にて、
第2の日数−第1の日数を求める。これは片落の期間計
算による日数となる。
【0113】そして、ステップe8では、両入、片落、
両落の指定を行うスイッチ4bの設定状態を判定する。
ここで両入とは、期間の初日と最後の日の両方を含め
て、その期間の日数を計算する方法、両落とは、期間の
初日と最後の日の両方を除いて、その期間の日数を計算
する方法であり、片落とは、上述したように、期間の初
日と最後の日のうち最終日のみを含めて、その期間の日
数を計算する方法である。
【0114】上記ステップe8での判定の結果、片落の
計算モードである時は上記ステップe4あるいはe7の
計算結果のまま日数計算処理を終了する。上記ステップ
e8での判定結果が両落の計算モードである場合は、ス
テップe9にて、両落の時は片落の時より1日少ないの
で、演算結果の日数より1を引く。また上記ステップe
8での判定結果が両入の計算モードである場合は、両入
の時は片落の時より1日多いので、演算結果の日数に1
を加える。
【0115】そして続くステップe11では、CPU1
1は実働計算か否かを判定する。ここで実働計算でない
場合は、ステップe15にて、〔金融〕キーが押された
か否かを判定し、押されてなければ、日数計算のみでC
PU11の処理を終了する。一方、〔金融〕キーが押さ
れている場合は、両入、片落、両落の指定のスイッチ4
bの状態を判定し(ステップe16)、上記スイッチの
設定状態の判定(ステップe16a,e16b,e16
c)の結果に応じて、ステップe17a,e17b,e
17cにて、第1日付金融データを、期間の初日あるい
は期間の2日目の金融データとし、第2日付金融データ
を、期間の最終日あるいは最終日の前日の金融データと
する。
【0116】その後CPU11の処理は、図4に示すス
テップb2へ進み、金融計算を実施する。
【0117】図14は、期間計算に連動する金融計算と
して、1994年6月30日から1995年9月13日
までの日数を求める場合の操作例を示している。
【0118】以下L1〜L9は、上記数字表示領域2b
における表示状態を示している。L1は、演算前の初期
状態、L2は、1994〔日付〕6〔日付〕30〔〜〕
の順で入力した場合の表示状態である。この場合カレン
ダ表示領域2aの上段部分には、6月のカレンダーが表
示され、該カレンダ表示における30日が点滅表示され
る。L3は、1995〔日付〕9〔日付〕13の順に入
力した後の表示状態である。この場合、カレンダ表示領
域2aの下段部分には9月のカレンダーが表示され、該
カレンダ表示における13日が点滅表示される。
【0119】またL4は、両落指定時の〔=〕入力後の
表示状態である。この状態では、両端を日数より除外し
た439日が演算結果として表示される。L5は、片落
指定時の〔=〕入力後の表示状態である。この状態で
は、期間の片方の端(最終日)を期間の日数に加えた4
40日が結果として表示されている。L6は、両入指定
時の〔=〕入力後の表示状態である。この状態では、期
間の初日及び最終日を加えて、期間の日数を計算した結
果として441日が表示されている。
【0120】L7は、両落指定時の〔金融〕〔1〕
〔=〕と入力した後の表示状態であり、1994年6月
30日の金融データと1995年9月13日の金融デー
タを、これらの間の期間の日数分の金融データ全体の合
計から除外した8500.が結果として表示されてい
る。L8は、片落指定時の〔金融〕〔1〕〔=〕と入力
した後の表示状態であり、1994年6月30日の金融
データを、上記金融データ全体の合計から除外した90
00.が結果として表示されている。L9は、両入指定
時の〔金融〕〔1〕〔=〕と入力した後の表示状態であ
り、上記金融データ全体の合計10000.が結果とし
て表示されている。
【0121】(9)次に、期日計算の計算後、続いてそ
の期間の金融データの合計を計算する動作,つまり期日
計算と金融計算とを同時に実行する動作を、図8、図
9、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0122】図8は、ある日付からある日数前の日付を
求める期日計算(何日前)と、金融計算のフローチャー
トを示す。
【0123】ステップf1では、年数をストアするカウ
ンタが0に設定される。ステップf2で、第1日付情報
が入力されると、ステップf3にて、第1日付を、これ
を含むカレンダとともにカレンダ表示領域2aの上段部
分に表示する。その後ステップf3aで日数情報が入力
されると、ステップf4では、上記両入、片落、両落の
指定を行うスイッチ4bの設定状態を判定する。
【0124】両落計算モードの時は補正として日数情報
に1を加え(ステップf5)、また両入計算モードの時
は補正として日数情報より1を引いて(ステップf
6)、CPU11の処理はステップf7に進む。片落計
算モードの時は、CPU11の処理はステップf4から
ステップf7に直接進む。ステップf7では、日数情報
が365日より大きいか否かを判定する。ここで、日数
情報が365日より大きければ、ステップf9にて日数
情報より365日をひいた日数が365日より小さいか
否かを判定する。つまり(日数情報−365)の値を第
1残り日数として、これが365より小さいか否かを判
定する。
【0125】日数情報より365日引いてもまだ365
日より多ければ、ステップf8にて年数をストアするカ
ウンタの値Aに1を加算して、CPU11の処理は再度
ステップf9に戻る。一方、日数情報より365日引い
た日数が365日より小さい時は、ステップf11にて
カウンタの値Aに1を加算し、続いてステップf12に
て、第1日付情報の年よりカウンタの値Aを引算する。
【0126】そして、ステップf13では、第1日付情
報の月日から1月1日を引いた日数を第3残り日数と
し、第1残り日数が第3残り日数より大きいかの判定を
行う。ここで、第1残り日数が第3残り日数より大きい
場合、年号より1を引算する(ステップf17)。次に
ステップf18にて第1残り日数より第3残り日数を引
いた日数を12月31日より引算する。また、ステップ
f19では、期日計算が閏年にかかる場合の補正をす
る。
【0127】一方、上記ステップf7での判定の結果、
日数情報が365より小さい場合、第1日付情報の月,
日より1月1日を引いた日数(第3残り日数)が日数情
報より大きいか否かの判断を行う(ステップf10)。
第1残り日数が第3残り日数より小さい場合または第3
残り日数が日数情報より大きい場合は、第1日付情報よ
り第1残り日数を引算し(ステップf16)、その後C
PU11の処理はステップf19に進む。また第3残り
日数が日数情報より小さい場合第1日付情報の年より1
を引算する(ステップf14)。続いてステップf15
にて、第1日付情報の月,日より1月1日を引いた数
を、12月31日より日数情報を引いた数に加算し、そ
の後CPU11の処理はステップf19に進む。ステッ
プf19では、閏年があれば、上記各ステップf15,
f16,f18で得られた日付を正しい日付に補正す
る。
【0128】そして、ステップf20では、期日計算結
果の年月日を含むカレンダをカレンダ表示領域2aの下
段部分に表示し、その日を点滅表示する。この日が第2
日付情報となる。ステップf21では、実働計算か否か
を判定し、実働計算でない場合は、CPU11は図4に
示す処理S1を行うこととなる。また実働計算である場
合は、第1日付情報から第2日付情報までの間の休日を
休日メモリ13hから読み出して、CPU11内の休日
カウンタでカウントする(ステップf22)。さらにス
テップf23にて、第2日付情報に休日日数を加え、さ
らにステップf24にて実働の期日計算用の第2日付情
報である年月日を求める、つまり実働の期日計算を行う
ための正しい日付に補正する。ここで上記ステップf2
3,f24での具体的な処理を示す。例えば、ステップ
f23で、第2日付情報を1月28日、休日日数を5日
とすると、第2日付情報に休日日数を加える処理により
1月33日が得られる。ところが、1月33日はカレン
ダにはないので、ステップf24で、1月33日をカレ
ンダ上の正しい日付,つまり2月2日に補正する。その
後CPU11は図4に示す処理S1を行うこととなる。
【0129】図17は期日計算に連動する金融計算とし
て、1994年9月13日から440日前までの期間の
日数分の金融データを計算する場合の操作例である。
【0130】ここで、P1〜P11は、上記数字表示領
域2bでの表示状態を示している。
【0131】P1は、演算前の初期状態である。P2
は、1994〔日付〕9〔日付〕13〔−〕の順で入力
した後の表示状態である。この状態では、カレンダ表示
領域2aの上段部分には9月のカレンダーが表示され、
13日が点滅表示される。P3,P4,P5は、両落,
片落,両入指定時における、440〔日付〕の入力後の
表示状態である。P6は、両落指定時の〔=〕入力後の
表示状態である。この状態では、カレンダ表示領域2a
の下段部分に6月のカレンダーが表示され、29日が点
滅表示されている。P7は、片落指定時の〔=〕入力後
の表示状態である。この状態では、カレンダ表示領域2
aの下段部分に6月のカレンダーが表示され、30日が
点滅表示されている。P8は、両入指定時の〔=〕入力
後の表示状態である。カレンダ表示領域2aの下段部分
に7月のカレンダーが表示され、1日が点滅表示されて
いる。
【0132】また、画面P9は、両落指定時の〔金融〕
〔1〕〔=〕の入力後の画面である。1994年9月1
3日より1993年6月29日までの金融データの合計
9200が結果として表示されている。画面P10は、
片落指定時の〔金融〕〔1〕〔=〕の入力後の画面であ
る。1994年9月13日より1993年6月30日ま
での金融データの合計9500.が結果として表示され
ている。画面P11は、両入指定時の〔金融〕〔1〕
〔=〕の入力後の画面である。1994年9月13日よ
り1993年7月1日までの金融データの合計1000
0.が結果として表示されている。
【0133】図9は、ある日付からある日数後を求める
期日計算(何日後)のフローチャートを表す。
【0134】ステップg1では、年数をストアーするカ
ウンタが0に設定される。ステップg2にて第1日付情
報が入力されると、第1日付がこれを含むカレンダとと
もにカレンダ表示領域2aの上段部分に表示される(ス
テップg3)。その後ステップg3aにて日数情報が入
力されると、ステップg4では、両入、片落、両落の指
定を行うスイッチ4bの設定状態を判定する。両落の時
は補正として日数情報に1を加え(ステップg5)、両
入の時は補正として日数情報より1を引いて(ステップ
g6)、CPU11の処理はステップg7に進む。また
片落の時は、CPU11の処理はステップg4から直接
ステップg7に進む。
【0135】ステップg7では、日数情報が365日よ
り大きいか否かを判定する。日数情報が365日より大
きければ日数より365日を引いて、それが365日よ
り小さいか否かを判定する(ステップg8)。つまり
(日数情報−365)を第1残り日数としてこれが36
5より小さいか否かを判定する。日数情報より365日
を引いた数(第1残り日数)がまだ365日以上より大
きければ年数をストアするカウンタの値Aに1を加算し
て(ステップg9)、CPU11の処理は再度ステップ
g8に戻る。日数情報より365日を引いた数が365
より小さい時、カウンタの値Aに1を加算する(ステッ
プg11)。続いてステップg12では、第1日付情報
の年よりカウンタの値Aを加算する。
【0136】次にステップg13では、12月31日よ
り第1日付情報の月日を引いた日数を第2残り日数と
し、第1残り日数が第2残り日数より大きいか否かを判
定する。第1残り日数が第2残り日数より大きい場合、
年号に1を加算する(ステップg16)。さらに第1残
り日数より第2残り日数を引いた日数を1月1日に加算
する(ステップg18)。
【0137】一方、ステップg7の判定の結果、日数情
報が365より小さい場合、12月31日より第1日付
情報の月日を引いた日数(第2残り日数)が日数情報よ
り大きいか否かを判定する(ステップg10)。第1残
り日数が第2残り日数より小さい場合又は第2残り日数
が日数情報より大きい場合は、第1日付情報に第1残り
日数または日数情報を加算する(ステップg17)。第
2残り日数が日数情報より小さい場合、第1日付情報の
年に1を加算する(ステップg14)。さらに12月3
1日より第1日付情報の月日を引いた数を、日数情報よ
り引き、その数を1月1日に加算する(ステップg1
5)。期日計算が閏年にかかる場合、ステップg19で
は、上記ステップg15,g17,g18で得られた日
付を補正する(ステップg19)。
【0138】ステップg20では、期日計算結果の年月
日が、これを含むカレンダとともに、カレンダ表示領域
2aの下段部分に表示され、その日が点滅表示される。
そしてステップg21では、実働計算か否かを判定し、
実働計算でない場合は、CPU11は図4に示す処理S
1を行うこととなる。また実働計算である場合は、第1
日付から第2日付の間の休日を休日メモリ13hから読
み出して、CPU11内の休日カウンタでカウントする
(ステップg22)。さらにステップg23にて、第2
日付に休日日数を加え、ステップg24で実働期間計算
用の年月日を求める、つまり第2日付を、実働期間を計
算するための正しい日付に補正する。なお、上記ステッ
プg23,g24での処理は、具体例を挙げて説明した
上記図8のステップf23、f24におけるものと同様
である。その後CPU11は図4に示す処理S1を行う
こととなる。
【0139】図16は期日計算に連動する金融計算とし
て、1994年6月30日から440日後の日を求めた
場合の操作例である。
【0140】ここでN1〜N11は、数字表示領域2b
の表示状態である。
【0141】N1は、演算前の初期状態である。N2
は、1994〔日付〕6〔日付〕30〔+〕の入力後の
表示状態である。この状態ではカレンダ表示領域2aの
上段部分に6月のカレンダーが表示され、30日が点滅
表示されている。N3,N4,N5は、両落,片落,両
入指定時における440〔日付〕の入力後の表示状態で
ある。
【0142】N6は、両落指定時の〔=〕の入力後の表
示状態である。この状態では、カレンダ表示領域2aの
下段部分に9月のカレンダが表示され、14日が点滅表
示されている。N7は、片落指定時の〔=〕の入力後の
表示状態である。この状態ではカレンダ表示領域2aの
下段部分に9月のカレンダが表示され、13日が点滅表
示されている。N8は、両入指定時の〔=〕の入力後の
表示状態である。この状態では、カレンダ表示領域2a
の下段部分に9月のカレンダーが表示され、12日が点
滅表示されている。
【0143】N9は、両落指定時の〔金融〕〔1〕
〔=〕の入力後の表示状態である。1994年6月30
日より1995年9月14日までの金融データの合計1
0000.が結果として表示されている。N10は、片
落指定時の〔金融〕〔1〕〔=〕の入力後の状態であ
り、1994年6月30日より1995年9月13日ま
での金融データの合計9500.が結果として表示され
る。N11は、両入指定時の〔金融〕〔1〕〔=〕の入
力後の画面であり、1994年6月30日より1995
年9月12日までの金融データの合計9400.が結果
として表示されている。
【0144】図15は期日計算と期間計算との判定のフ
ローを示す図である。
【0145】ステップM1では、年月日が入力されたか
否かを判定する。年月日の入力がなければCPU11の
処理はこのステップM1で待機する。年月日の入力がな
された場合、ステップM2にて〔+〕キーが押されたか
否かの判定を行い、これが押されている場合は、CPU
11は期日計算(何日後)の処理を行う。また〔+〕キ
ーが押されていない場合は、ステップM3にて、〔−〕
キーが押されているか否かの判定を行い、これが押され
ている場合は、CPU11は期日計算(何日前)の処理
を行う。一方、ステップM3にて〔−〕キーが押されて
いない場合は、ステップM4にて、〔〜〕キーが押され
ているか否かの判定を行い、これが押されている場合
は、CPU11は期間計算の処理を行うこととなる。な
お、ステップM4にて、〔〜〕キーが押されていない場
合は、CPU11の処理はステップM2へ戻る。
【0146】(10)次に、日数計算時に指定した両
入、片落、両落期間の計算に連動して、該期間の金融デ
ータの合計を計算する動作について、図7のフローチャ
ートと図14の計算例を用いて説明する。
【0147】ステップe15にて〔金融〕キーが押され
たか否かを判定し、〔金融〕キーが押されている場合
は、ステップe16にて、スイッチ(スライドSW)4
bが両入、片落、両落のどの位置に設定されているかを
判定する。例えば、ステップe16aでは両落の指定が
あるか否かの判定、ステップe16bでは片落の指定が
あるか否かの判定、ステップe16cでは両入の指定が
あるか否かの判定を行う。
【0148】両落の場合は第1日付より1日後の金融デ
ータを第1日付金融データとし、第2日付より1日前の
金融データを第2日付金融データとし(ステップe17
a)、図4に示す金融計算の処理S4を行う。
【0149】片落の場合は第1日付より1日後の金融デ
ータを第1日付金融データとし、第2日付の金融データ
は第2日付のままで変更なしとし(ステップe17
b)、図4に示す金融計算の処理S1を行う。
【0150】両入の場合は第1日付の金融データは第1
日付のままで変更なく、第2日付の金融データも第2日
付のままで変更なしとし(ステップe17c)、図4に
示す金融計算の処理S1を行う。
【0151】期日計算の処理は、図8、図9のフロチャ
ートと図16、図17の計算例に示す通りである。
【0152】つまり、CPU11は、図8に示すステッ
プf1〜f3の処理を経て、ステップf4でスライドス
イッチ4bが両入、片落、両落のどれになっているか確
認し、ステップf5あるいはf6の処理を行う。これに
より両入、片落、両落指定を反映した期日計算が実施さ
れ、ステップf20では、カレンダ表示領域2aの下段
部分にカレンダ表示が行われる。カレンダに表示した日
は両入、片落、両落を反映しているので、この日を第2
日付情報として、図4に示す金融計算を実施する。
【0153】図9に示す期日計算の処理も同様であり、
CPU11はステップg1〜g3の処理を経てステップ
g4でスライドスイッチ4bが両入、片落、両落のどれ
になっているか確認し、ステップg5あるいはg6の処
理を行う。これにより両入、片落、両落を反映した期日
計算が実施され、ステップg20では、カレンダ表示領
域2aの下段部分にカレンダ表示がなされる。カレンダ
ーに表示した日は両入、片落、両落を反映しているの
で、この日を第2日付情報として図4に示す金融計算を
実施する。
【0154】(11)次に、日数計算と金融計算と四則
計算を、計算モードを変えずに混合して行う動作につい
て説明する。
【0155】日数計算と金融計算と四則計算とを混合し
て実行する処理について説明する。
【0156】月日の入力は、まず10進数で月を入力
し、〔日付〕キーで月日の入力フォーマットにして日を
入力するようにしている。また、日数の入力は10進数
で入力してから〔日付〕キーで日数のフォーマットにす
るようにしている。
【0157】金融データの入力は10進数で入力してか
ら、〔・〕設定キーで金融データのフォーマットにする
ようにしている。
【0158】また、期間計算の結果の日数及び金融計算
の結果のデータを用いて連続計算を行う場合は、日数の
金融データを10進数に変換して10進数の演算とする
ようにしている。
【0159】図12は、操作例を説明するための図であ
り、ここでは全て片落指定での計算を行っている。
【0160】J1〜J19は数字表示領域2bの表示状
態を示す。
【0161】J1は、演算前の初期状態である。10進
数に関する四則計算は、そのまま、数値キー及び演算キ
ーの入力をすれば実行できる。J2は、2と3との足し
算の結果を示す表示状態である。
【0162】次に、期間計算を行うため、月の欄の置数
を行う。J3は月の置数として7を入力した状態を示し
ている。その後、そのまま〔日付〕キーを押すと、10
進数のフォーマットから日付のフォーマットへの変換が
行われ、日付入力を行うことができる。J4は、日付と
して21を入力した状態を示している。
【0163】その後、そのまま期間計算の式の続きを入
力すると、期間計算が実行され結果の日数が求まる。例
えば、〔〜〕8〔日付〕8〔=〕と入力すると、7月2
1日から8月8日までの日数,つまり18日が求められ
る。J5はこの日数の表示状態を示している。
【0164】その後、〔金融〕1〔=〕キーを順次操作
すると、金融メモリー(1)に格納されている7月21
日から8月8日までの各日に対応する金融データの計算
が行われ、例えば上記期間内の金融データの合計額が求
まる。J6はこの金融データの合計額(例えば、27)
が表示されている状態である。次に、金融データを用い
て計算を行うため、演算子キー,例えば〔×〕を入力す
ると、表示状態J7に示すように金融データ(例えば、
27)は10進数に変換される。
【0165】以後、数字キー(例えば〔2〕キー)、
〔=〕キーを操作すると、通常の四則計算(具体的には
27×2の乗算)が行われて、表示状態J8に示すよう
に、10進数の結果として数値(54)が求められる。
そして、そのまま期日計算の実行のため、7〔日付〕2
1〔+〕と順次入力すると、表示状態J9に示すよう
に、7月21日が表示される。続いて、12をキー入力
すると、表示状態J10に示すように、日数部分の数値
(12)が置数される。
【0166】この状態で〔日付〕キーを押すと、表示状
態J11に示すように日数の形として12日が表示され
る。そして、〔=〕キーを押すと、期日計算が実行さ
れ、結果の日付(8月2日)が、表示状態J12に示す
ように求められる。期日計算で日数部が10進数であっ
ても計算できる。例えば、表示状態J12に示す表示状
態で、〔+〕5〔=〕キーを操作すると、8月2日の5
日後の日付(8月7日)が、表示状態J13に示すよう
に表示される。
【0167】期日計算の実行を〔=〕キーの代わりに
〔〜〕キーで行うことができる。例えば、表示状態J1
3に示すように8月7日が表示されている状態で、1
〔日付〕1〔+〕3〔日付〕〔〜〕キーを順次操作する
と、表示状態J14に示すように、2月1日が表示され
る。さらに、3〔日付〕1〔=〕キーを順次入力する
と、2月1日から3月1日までの日数が計算され、表示
状態J15に示すように、28日が表示される。
【0168】以後連続で期間計算の実行ができる。ここ
では、期間計算の実行を〔=〕キーの代わりに〔+〕キ
ーで行う。例えば、表示状態J15に28日が表示され
ている状態で、4〔日付〕1〔〜〕5〔日付〕1〔+〕
キーを順次操作すると、表示状態J16のように、4月
1日から5月1日までの日数の数値(30)が表示され
る。この結果の日数は、四則計算で使用する10進数の
形に変換されている。
【0169】この状態で、〔金融〕2〔=〕キーを順次
操作すると、金融メモリ(2)における、4月1日から
5月1日の期間の各日に対応する金融データの金融計算
が行われ、表示状態J17に示すようにその合計額の金
融データ(1500.)が求まる。ここで、金融データ
を用いて計算を行うため、演算キー(例えば〔÷〕キ
ー)を入力すると、表示状態J18に示すように、金融
データは10進数に変換される。そして、5〔=〕キー
を順次操作すると、1500を5で割る割算が実行さ
れ、表示状態J19にはその割算の結果の数値(30
0)が表示される。
【0170】図11は、〔+〕キーの処理のフローチャ
ートを示す。
【0171】ステップi1では、例えば1〔+〕2
〔+〕のように演算キーが連続で押された場合は、ま
ず、CPU11の処理は、計算を行うためステップi2
へ進む。演算子キーが押されていない時は、単に演算子
フラグをセットするのみなので、CPU11の処理はス
テップi11へ進む。
【0172】ステップi2では、Yreg13bと演算
子フラグ13eとから演算の種類を判定する。10進数
の場合は従来通りの四則計算を実行する(ステップi
3)。〔日付〕〔〜〕〔日付〕〔+〕〔数字〕キーを順
次押す操作における2つ目の演算キー(〔+〕キー)の
状態では、期間計算を実行して日数が求められる(ステ
ップi4)。また、〔日付〕〔+〕〔数字〕〔+〕〔数
字〕キーを順次操作する計算における2つ目の演算キー
(〔+〕キー)の状態では、期日計算を実行して連続で
期日計算の計算状態となる(ステップi5)。また、
〔金融〕1〔=〕〔+〕〔数字〕キーを順次操作する計
算における、2つ目の演算キー(〔+〕キー)の状態で
は、金融計算を実行して金融データを求める(ステップ
i6)。このステップi6での金融計算後、CPU11
は、金融計算の結果の金融データを加算演算にて使用で
きるようにするため、10進数に変換する(ステップi
10)。
【0173】また、上記ステップi4の期間計算あるい
はステップi5の期日計算の処理を経て、CPU11
は、連続して金融計算を行うかを判定する(ステップi
7)。そして、金融計算を行わない場合は、期間計算の
結果の日数を加算計算で使用できるようにするため、1
0進数に変換する(ステップi9)。金融計算の場合
は、CPU11は、ステップi8にて金融計算を実行
し、さらにステップi10にて金融計算の結果の金融デ
ータを10進数に変換する処理を行う。
【0174】ステップi11では演算子キーが以前に押
されていない時、置数の状態により、処理を選択する。
日数表示中または金融データ合計表示中に演算子キーが
押された時は、日数を被演算数とする日数計算及び金融
計算はないので、10進数に対する加算計算が行われ
る。このためステップi12では、日数及び金融データ
合計が10進数に変換される。そしてステップi13で
は、演算子フラグを例えば〔+〕に設定する。
【0175】(12)次に、カレンダにおける特定の日
に対応する金融データが設定されているか否かをチェッ
クする動作を、図13に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0176】まず、ステップK1で計算の種類が判定さ
れ、金融データ入力、休日入力、カレンダー時計表示、
四則計算、期間計算、期日計算、金融計算が行われる。
【0177】つまり、金融データ入力処理では、ステッ
プK2での〔電卓C・CE〕キーの入力,ステップK9
での月日の指定(図3のフロー参照),ステップK15
でのカレンダ表示領域2aの上段部分へのカレンダの表
示(図3のフロー参照),及びステップK21での金融
データの入力(図5のフロー参照)が行われる。また、
カレンダー時計表示処理では、ステップK4で〔カレン
ダー時計〕キーが押されると、ステップK17で、カレ
ンダ表示領域2aの上段部分に当月のカレンダが表示さ
れる。四則計算処理では、ステップK5で〔電卓C・C
E〕キーが押され、この後通常の数字キー及び〔+〕
〔−〕〔×〕〔÷〕キーを用いた四則計算が行われる
(ステップK11)。
【0178】また、期間計算処理では、ステップK6で
の〔電卓C・CE〕キーの入力,ステップK12での期
間計算(図3及び図7のフロー参照),ステップK18
でのカレンダ表示領域2aの上,下段部分へのカレンダ
の表示(図3及び図7のフロー参照),ステップK23
での金融計算をするか否かの判定(図5のフロー参
照),及びステップK24での金融計算(図4のフロー
参照)が行われる。
【0179】また、期日計算処理では、ステップK7で
の〔電卓C・CE〕キーの入力,ステップK13での期
日計算(図8及び図9のフロー参照),ステップK19
でのカレンダ表示領域2aの上,下段部分へのカレンダ
の表示(図8及び図9のフロー参照),ステップK23
での金融計算をするか否かの判定(図5のフロー参
照),及びステップK24での金融計算(図4のフロー
参照)が行われる。
【0180】さらに、金融計算処理では、ステップK8
での〔電卓C・CE〕キーの入力,ステップK14での
期間計算又は期日計算(図3あるいは、図8及び図9の
フロー参照),ステップK20でのカレンダ表示領域2
aの上,下段部分へのカレンダの表示(図3及び図7,
あるいは図8及び図9のフロー参照),及びステップK
24での金融計算(図4のフロー参照)が行われる。
【0181】なお、休日入力処理については後述する。
【0182】その後、ステップK34では、〔CHEC
K〕キーが押されたか否かを判定する。〔CHECK〕
キーが押されていれば、メモリ番号キー(金融メモリー
を指定する番号キー)が押されたか否かを判定する(ス
テップK35)。メモリ番号キーが押されておれば、上
段のカレンダ表示の点滅している日の金融データを表示
する(ステップK38)。
【0183】特定の日の金融データをみたい時は、ステ
ップK28にて、見たい日の年月日を指定して、上段の
カレンダーに表示させてから、〔CHECK〕キー、メ
モリ番号キーをリードインすると、指定した日の金融デ
ータが表示される。
【0184】(13)次に、カレンダ上にて休日を入力
し、実働日数の期間計算を実行する動作について、図7
のフローチャートを用いて説明する。
【0185】ステップe8,e9,e10での両落,片
落,両入の期間計算をした後、ステップe11にて、実
働計算を行うか否かを判定する。つまり、〔実働〕6
〔日付〕30〔〜〕9〔日付〕13〔=〕キーを順次操
作されているとすると、この一連の操作の最初に〔実
働〕キーが押されているか否かを判定する。これが押さ
れている場合は、ステップe12にて、第1日付から第
2日付の間の休日を休日メモリーより呼び出して休日カ
ウンターでカウントする。
【0186】ここで、休日の入力のしかたを説明する。
図13の休日入力モードのステップK3にて、電卓C・
CEキーが入力され、ステップK10にて、休日の月日
が入力されると、ステップK16では、カレンダ表示領
域2aの上段部分に、入力した当日のカレンダが表示さ
れ、指定した日が点滅表示される。そして、ステップK
22で休日キーを入力すると、指定した日が休日として
休日メモリーに格納される。
【0187】そして、ステップe13では、ステップe
8,e9,e10で期間計算した結果の日数より休日日
数を引算して実働日数の期間計算が実施される。
【0188】この実働日数の期間計算の具体的な例を図
18を用いて説明する。図18において、R1〜R5
は、上記数字表示領域2bでの表示状態を示している。
R1は実働日数の期間計算前の初期状態を示している。
そして上記のように休日キーで休みの日を設定した後、
6〔日付〕30〔〜〕の順で入力すると、上記数字表示
領域2bには表示状態R2に示すように6月30日と表
示される。さらに続いて、9〔日付〕13の順で入力す
ると、上記数字表示領域2bには表示状態R3に示すよ
うに9月13日と表示される。その後〔=〕キーを操作
すると、片落モードでは、上記数字表示領域2bには表
示状態R4に示すように75日が表示される。次に〔実
働〕キーを操作すると、6月30日より9月13日の間
に10日の休日が設定されている場合、日数から休日日
数を差引く演算により、該数字表示領域2bにはその演
算結果として表示状態R5に示すように65日が表示さ
れる。なお、上記演算では、休日メモリーより休日デー
タが読み出されて、休日カウンタで休日日数の10日が
カウントされる。
【0189】(14)次に、実働日数の計算期間に連動
して、該実働日数に対応する金融データの合計を計算す
る動作について、図7のフローチャートを用いて説明す
る。
【0190】入力例は、〔実働〕6〔日付〕30〔〜〕
9〔日付〕13〔=〕〔金融〕1〔=〕キーが順次操作
された場合のものとする。このように実働キーを押すだ
けで、実働日数に対応する金融計算が可能である。
【0191】ステップe13では、日数から休日日数を
引いて実働日数が求められる。ステップe14では、第
2日付情報は第2日付Y(年)M(月)D(日)から休
日日数を引いた日付にして正しい日付に補正される。ス
テップe15では、〔金融〕キーが押されたか否かを判
定する。ここで第2日付の金融データとは、ステップe
14で設定された第2日付情報の日の金融データであ
る。ステップe16と図4の金融計算の処理は上述した
通りである。
【0192】(15)次に、ユーザが入力した休日を除
いた実働日数で期日計算をする動作を、図8及び図9の
フローチャートを用いて説明する。
【0193】ここでは、入力例は、図8のフロー(何日
前)では、〔実働〕9〔日付〕13〔−〕75〔=〕キ
ーの連続操作であり、図9のフロー(何日後)では、
〔実働〕6〔日付〕30〔+〕75〔=〕キーの連続操
作としている。
【0194】図8のフローでは、ステップf20にて、
期日計算結果が第2日付情報となる。そしてステップf
21では実働計算か否かが判定される。その結果実働計
算である場合、ステップf22にて、第1日付から第2
日付情報の間の休日を休日メモリより呼び出して、休日
カウンタでカウントする。さらにステップf23では、
第2日付情報より休日日数を加算した年月日を求め、上
述したようにステップf24でこれを正しい日付に補正
し、実働の第2日付情報を、実働の期日計算結果として
得る。
【0195】図9のフローでは、ステップg20にて、
期日計算結果が第2日付情報となる。
【0196】そしてステップg21で、実働計算か否か
の判定が行われる。実働計算である場合は、ステップg
22で、第1日付から第2日付情報の間の休日を休日メ
モリより呼び出して、休日カウンタでカウントする。そ
してステップg23で、第2日付情報より休日日数を引
算した年月日を求め、ステップg24にて上述したよう
にこれを正しい日付に補正し、実働の第2日付情報とし
て実働の期日計算結果を得る。
【0197】(16)次に、実働日数の期日計算に連動
して実働日数に関する金融データの合計を計算する動作
について、図8及び図9のフローチャートを用いて説明
する。
【0198】入力例は、図8のフローでは、〔実働〕6
〔日付〕30〔+〕75〔=〕〔金融〕1〔=〕キーの
連続操作であり、図9のフローでは、〔実働〕6〔日
付〕30〔−〕75〔=〕〔金融〕1〔=〕キーの連続
操作である。この場合も〔実働〕キーを押すだけでよ
い。
【0199】期日計算(何日前)については、図8のス
テップf23,及びf24で求めた実働の第2日付情報
を用いて図4の金融計算の処理S1を実施する。期日計
算(何日後)については、図9のステップg23及びg
24で求めた実働の第2日付情報を用いて図4の金融計
算の処理S1を実施する。
【0200】(17)次に、特定の日を休日に設定した
か否かをチェックする動作について、図13のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0201】金融データ入力、休日入力、カレンダ時計
表示、四則計算、期間計算、期日計算、金融計算をした
後、ステップK34にて、〔CHECK〕キーが押され
たか否かを判定する。〔CHECK〕キーが押されてい
てれば、〔メモリ番号〕キーが押されたか否かを判定す
る(ステップK35)。さらに〔メモリ番号〕キーが押
されていなければ、〔日付〕キーが押されたか否かを判
定する(ステップK36)。ここで、〔日付〕キーが押
されていれば、上段のカレンダー表示の点滅している日
が休日かどうか表示する(ステップK39)。休日の場
合は−を表示する。特定の日が休日かどうかチェックし
たい時は、見たい日の年月日を特定して、上段のカレン
ダーに表示させてから(ステップK28)、〔CHEC
K〕キー、〔日付〕キーをリードインすると、指定した
日が休日かどうかを確認できる。
【0202】(18)次に、いつからいつまでという日
付による指定期間の入力を1回するだけで、該指定期間
に対する、項目が異なる複数個の金融データの合計をそ
れぞれ連続して求める動作について、図3及び図4のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0203】図3の処理により、第1日付情報を、上段
のカレンダーに表示し、第2日付情報を下段のカレンダ
ーに表示する。図4の処理により、金融計算を実施す
る。
【0204】図4のステップb6では、1つ目の金融メ
モリー(1)内の金融データの合計を表示する。ステッ
プb7,及びb8では、〔+〕,〔−〕,〔×〕,
〔÷〕キー、〔CHECK〕キーのいずれかが操作され
たか否かを判定し、いずれでもなければ、CPU11の
処理は、ステップb1の処理、つまり〔金融〕キーの操
作がなされたか否かの判定に戻る。ここで、再度別の金
融メモリーの合計を見たい場合は、〔金融〕,〔メモリ
ー番号〕,〔=〕キーを押して、ステップb6で2つ目
の金融メモリー(2)内の金融データの合計を表示す
る。これを繰り返す事で同一期間に対して全ての金融メ
モリー内の金融データの合計を求めることができる。
【0205】(19)次に、1カ月の全ての休日をチェ
ックする動作について、図13のフローチャートを用い
て説明する。
【0206】休日入力により休日が設定されている場
合、ステップK27にて、〔休日〕キーが押されたか否
かを判定する。休日キーが押されていれば、チェックし
たい月を入力して表示領域2aの上段部分にカレンダー
を表示させる(ステップK32)。そして、ステップK
33で、〔CHECK〕キーが入力されたか否かを判定
する。〔CHECK〕キーが入力されれば、ステップK
37にて、指定した月の1ヶ月の休日を全て点滅表示す
る。もしステップK32にて、特定の月を指定しなけれ
ば、現在上段に表示している月の休日を全て点滅する。
【0207】(20)次に、1カ月全ての金融データの
設定日をチェックする動作について、図13のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0208】まず、金融データの設定日をチェックする
か否かを判定する(ステップK25)。チェックする場
合は、CPU11の処理はステップK26へ進み、チェ
ックしない場合は処理を終了する。
【0209】そして、金融データ入力により、金融デー
タを入力済である場合、ステップK26にて〔実働〕キ
ーが入力されたか否かを判定する。〔実働〕キーが入力
されない場合は、CPU11の処理はステップK27へ
進む。〔実働〕キーが入力されれば、チェックしたい月
を入力して、表示領域2aの上段部分にカレンダーを表
示させる(ステップK29)。その後、ステップK30
にて、〔CHECK〕キーが入力されたか否かを判定す
る。〔CHECK〕キーが入力されれば、指定した月の
1ヶ月の金融データを入力した日を全て点滅する(ステ
ップK31)。もしステップK29にて特定の月を指定
しなければ現在上段に表示している月の金融データ入力
日を全て点滅する。
【0210】上述した本実施形態における効果としては
以下の第1から第20の効果が挙げられる。
【0211】(第1の効果)本実施形態では、上下2段
のカレンダ表示を行うためのLCD等のデータ表示部を
設け、CPUを、日数計算と金融計算と四則計算との混
合処理が可能となるようプログラムし、カレンダ表示を
行っている期間に対する日数,金融,及び四則の計算の
制御を行うよう構成したので、2段のカレンダ表示上に
て期間指定を行った月日の確認ができる。また、日数計
算に連動して、金融計算ができるので、金融計算用とし
て再度期間指定のための入力をしなくてもよく、入力の
手間を軽減することができる。
【0212】(第2の効果)また、金融計算用として複
数の項目別の金融メモリを設けたので、ユーザーが必要
とする項目の金融計算の内容をメモリに設定することが
できる。また、金融キーで金融計算モードを設定し、予
め設定されている項目別の金融メモリの番号を指定する
ことで、操作者が実施したい項目に関する金融計算を実
施することができる。
【0213】(第3の効果)また、ユーザが金融データ
を入力する日を年月日の入力又はシフトキーによる入力
で指定して、カレンダ上にその日を点滅表示させ、その
状態で、メモリ番号により金融メモリを指定することに
より、所定の金融メモリに、指定した日の年月日に対応
した金融データを格納することができる。ここで、同一
の日付に対して、別の項目の金融データを入力する場合
は、再度日付を入力する必要はない。
【0214】(第4の効果)また、期間の起算日となる
日付を入力した後、いつからの「から」に相当するキー
〔〜〕を入力すると、カレンダ表示領域の上段に、該起
算日に対応する日付が、これを含む1カ月のカレンダと
ともに表示され、その後年月日を入力すると、この年月
日がこれを含む1カ月分のカレンダとともに、カレンダ
表示領域の下段に表示されるので、日数計算や金融計算
の対象となる指定期間を、2段のカレンダ表示にて確認
することができる。
【0215】また、上記カレンダ表示領域に2段のカレ
ンダ表示とともに期間の初日と最終日とが表示されてい
る状態で、〔金融〕キー,金融メモリの番号キー,
〔=〕キーを押すと、上記番号キーで指定された金融メ
モリ内の金融データの計算が上記指定期間を対象として
行われ、その計算結果が表示されるので、指定期間にお
ける所要項目に対する金融データの計算結果を簡単に確
認できる。
【0216】(第5の効果)また、カレンダ表示領域に
表示されたカレンダ上にて、点滅表示される日を移動さ
せるシフトキーを設けたので、期間の指定を、表示され
たカレンダ上でシフトキーを用いて行うことができる。
またこのようにして期間を指定した後、〔金融〕キー,
金融メモリの番号キー,〔=〕キーの操作により、所定
の金融メモリ内の金融データについて金融計算を実行
し、その計算結果を表示させることができる。
【0217】(第6の効果)金融計算の対象となる期間
を指定した後、第1の金融メモリの選択、金融計算の実
行、四則演算用の〔−〕キーの入力、第2の金融メモリ
の選択、金融計算の実行、及び〔CHECK〕キーを順
次操作することにより、指定期間を対象とするある項目
についての金融計算の合計額から、同一の指定期間を対
象とする別の項目についての金融計算の合計額を引算す
ることもできる。
【0218】ここで、第1の金融メモリが収入を格納し
たもの、第2の金融メモリが経費を格納したものである
場合、ある金融データの合計から別の金融データの合計
を引くことにより、利益等のさらに別の金融データが簡
単に求められる。この場合、1回の期間の入力により、
同一の指定期間に対する2種類の金融データの合計を求
めて、これらの引算をすることができるので、入力の手
間を軽減することができる。
【0219】(第7の効果)また、上記のように指定期
間に対するある項目についての金融計算の実行操作と、
同じ指定期間に対する別の項目の金融計算の実行操作と
の間で、四則演算〔+〕〔×〕〔÷〕キーの操作を行う
ことにより、ある項目についての金融計算結果と別項目
についての金融計算結果との間で、和算処理,乗算処
理,除算処理を行うことができる。
【0220】(第8の効果)また、指定期間に対する期
間計算の実行を行った後に、金融計算の実行を行うこと
により、期間計算の対象となった指定期間と同一の期間
に対する金融計算を行うことができ、期間の入力の手間
を軽減することができる。
【0221】(第9の効果)また、指定した基準日及び
日数に対する期日計算の実行を行った後に、金融計算の
実行を行うことにより、期日計算の対象となった基準日
及び日数に基づく期間の金融計算を行うことができ、基
準日及び日数の入力の手間を軽減することができる。
【0222】(第10の効果)また、日数計算時におけ
る両入、片落、両落の計算モードを選択する選択スイッ
チを設け、日数計算後の金融計算も、指定された計算モ
ードにて行うようにしたので、日数計算後の金融計算時
に、ユーザーは両入、片落、両落の区別を反映させるこ
とができる。
【0223】(第11の効果)また、日付入力と金融デ
ータ入力専用のデータフォーマットを設け、〔+〕、
〔=〕等の演算子キーの処理において、演算子キーの操
作前の置数が10進数か日付か金融データかの区別と演
算子の入力状態に基づいて、四則計算処理を行うか、日
数計算、金融計算を行うかを判定するようにしたので、
日数計算と金融計算と四則計算を混合して行うことがで
きるとともに、日数計算や金融計算の式の入力操作が簡
潔になり、計算結果の意味もより分かり易くなる。
【0224】(第12の効果)また、カレンダ表示領域
に、所要の日付をこれを含む1カ月分のカレンダととも
に表示し、この状態で〔CHECK〕キーと、チェック
したい金融メモリの番号キーを操作することにより、所
要の日付に対する金融データの設定の有無を表示するよ
うにしたので、特定の日に金融データを入れわすれてい
ることがないか、簡単にチェックすることができる。
【0225】(第13の効果)また、休日を入力するた
めの休日キーを設け、指定した特定の日を含む1カ月分
のカレンダを表示するとともに、該特定の日をカレンダ
上で点滅表示し、この状態で休日キーを入力すると、そ
の特定の日を休日と設定するようにしたので、期間計算
の際、ユーザーが入力した休日を除いた実働日数の期間
計算をすることができる。
【0226】(第14の効果)また、〔実働〕キーを押
し、いつからいつまでの日を入力し、〔=〕キーの操作
により期間計算を行った後に、〔金融〕、メモリ番号キ
ー、〔=〕キーを押すことで、実働の期間に対する金融
計算を行うので、実働日数の期間計算後、連続して同一
実働日数を対象とする金融計算を行うことができる。
【0227】(第15の効果)また、〔休日〕キーで休
日を設定し、期日計算時に〔実働〕キーを押して、何日
後あるいは何日前を入力すると、休日を除いた期日計算
をするので、ユーザーが入力した休日を除いた実働日数
で期日計算をすることができる。
【0228】(第16の効果)また、〔実働〕キーを押
し、基準日から何日後あるいは何日前かを入力し、
〔=〕キーの操作により、実働日数の期日計算を行った
後に、〔金融〕、メモリー番号キー、〔=〕キーを押す
ことで、同一の実働日数に対する金融計算をすることが
できる。
【0229】(第17の効果)また、カレンダ表示領域
にチェックしたい日を含む1カ月分のカレンダを表示す
るとともに、該チェックしたい日を点滅表示させ、この
状態で〔CHECK〕キー、〔日付〕キーを入力する
と、チェックしたい日に休日が設定されている場合は、
〔−〕表示が行われるので、特定の日を休日に設定した
か否かを簡単にチェックすることができる。
【0230】(第18の効果)また、期間の指定を行っ
た後、〔金融〕キー、メモリの番号キー(例、〔1〕キ
ー)、〔=〕キーを押して、金融メモリ(1)の金融デ
ータの、指定期間に対する合計額を表示し、その後〔金
融〕キー、メモリの番号キー(例、〔2〕キー)、
〔=〕キーを押して、同一の指定期間に対する金融メモ
リ(2)の金融データの合計額を計算するので、同一期
間について複数個の金融データの合計を見る場合に、1
回の期間の入力で、連続して複数個の金融データの合計
を得ることができ、このため、金融計算のための式の入
力操作が簡潔で、入力の手間を軽減することができる。
【0231】(第19の効果)また、〔休日〕キーを押
し、チェックしたい日を指定して表示させ、〔CHEC
K〕キーを入力し、1ヶ月全ての休日を点滅させて表示
するので、1ヶ月の全ての休日を簡単にチェックするこ
とができる。
【0232】(第20の効果)また、〔実働〕キーを押
し、チェックしたい月を指定して表示させ、〔CHEC
K〕キーを入力し、1ヶ月全ての、金融データが設定さ
れている日を点滅させて表示するので、1ヶ月の全ての
金融データの設定日を簡単にチェックすることができ
る。
【0233】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る電子卓上計
算機によれば、数値データを、キー操作により10進数
と日付データとのうちの所要のものとして認識し、しか
も暦データ上の各日付に対応させて、金融データをメモ
リに格納することができ、日数計算と、四則計算と、金
融計算とを混合して行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電子卓上計算機の外
観を示す図である。
【図2】上記電子卓上計算機におけるシステム構成を示
すブロック図である。
【図3】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、表示されたカレンダ上で日付を設定する動作の
フローチャートを示している。
【図4】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、金融計算を行う動作のフローチャートを示して
いる。
【図5】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、金融メモリに、日付に対応させて金融データを
格納する動作のフローチャートを示している。
【図6】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、表示されたカレンダ上で、シフトキーを用いて
日付を設定する動作のフローチャートを示している。
【図7】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、期間計算を行う動作のフローチャートを示して
いる。
【図8】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、基準日より所定日数前の日付を求める期日計算
を行う動作のフローチャートを示している。
【図9】上記電子卓上計算機の動作を説明するための図
であり、基準日より所定日数後の日付を求める期日計算
を行う動作のフローチャートを示している。
【図10】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、〔=〕キーの処理のフローチャートを示して
いる。
【図11】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、〔+〕キーによる処理のフローチャートを示
している。
【図12】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、期間計算の結果の日数及び金融計算の結果を
電子卓上計算機を用いて連続計算する具体的な操作例を
示している。
【図13】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、指定した日に金融データが設定されているか
否か、指定した日が休日に設定されているか否かをチェ
ックする処理のフローチャートを示している。
【図14】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、期間計算に連動する金融計算の具体的な操作
例を示している。
【図15】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、日数計算における、所定日数前の日付を求め
る期日計算,所定日数後の日付を求める期日計算,及び
期間計算の判別を行う動作のフローチャートを示してい
る。
【図16】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、期日計算に連動する金融計算の具体的な操作
例を示している。
【図17】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、期日計算に連動する金融計算の他の具体的な
操作例を示している。
【図18】上記電子卓上計算機の動作を説明するための
図であり、期日計算時における、休日を除いた実働日数
の期間計算の具体的な操作例を示している。
【符号の説明】
1 電子卓上計算機 2 データ表示部 2a カレンダ表示領域 2b 数字表示領域 3 キーボード部 4 スイッチ部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 13a Xreg(数字格納部) 13b Yreg(被演算数格納部) 13c メモリー 13d 金融メモリー(1)〜(5) 13e 演算子フラグ 13f 状態フラグ 13g 設定カウンタ 13h 休日メモリー 14 KEYスイッチ 15 LCD駆動用IC 16 LCD

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された数字データを入力順に配列し
    て格納する数字格納部と、 該数字格納部における数字データを、識別制御信号に基
    づいて、10進数の値を示すものと、暦における日付を
    示すもののうちのいずれかと識別する識別手段と、 所定の年数分の暦データを格納した暦データ記憶部と、 日付設定信号に基づいて、該数字格納部に入力された数
    字データが示す日付を暦データ上で設定する日付設定手
    段と、 金融データを記憶する金融メモリと、 0から9までの数に対応する数字データを入力するため
    の数字キー、日数計算及び金融計算を含む所定の計算の
    実行を指令する複数の実行キー、該識別制御信号を発生
    するための日付識別キー、該日付設定信号を発生する日
    付設定キー、及び金融メモリと数字格納部との間でのア
    クセスを可能とするためのアクセスキーを有するキーボ
    ード部と、 該日付と識別された数字データに基づいて、該日数計算
    の実行キーの操作による日数計算指令信号により所定の
    期間内の日数計算を行う日数計算手段と、 該金融キーの操作により、暦データ上の日付に対応させ
    て、該数字格納部に入力された数字データを金融データ
    として金融メモリに記憶させる金融データ入力手段と、 該金融計算の実行キーの操作による金融計算指令信号に
    基づいて、該日数計算により得られた日数分について、
    その個々の日に対応する金融データの計算を行う金融計
    算手段とを備えた電子卓上計算機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子卓上計算機におい
    て、 2カ月分のカレンダを上下2段に並べて表示するための
    カレンダ表示領域、及び前記数字格納部に格納されてい
    る数字データを、入力順に配列して表示するための数字
    表示領域を有するデータ表示部と、 表示指令信号に基づいて、該数字格納部に入力された数
    字データが示す日付を含むカレンダを該データ表示部の
    カレンダ表示領域に表示するとともに、この日付を点滅
    表示するカレンダ表示制御手段とを備えるとともに、 前記キーボード部を、該表示指令信号を発生させるカレ
    ンダ表示キーを有するものとし、 最初に入力した数字データが示す日付を設定した後、該
    カレンダ表示キーを操作した時、該日付を含む1カ月分
    のカレンダが該カレンダ表示領域の上段に表示されると
    ともに、この日付が点滅表示され、 2回目に入力した数字データが示す日付を設定した後、
    該カレンダ表示キーを操作した時、該日付を含む1カ月
    分のカレンダが該カレンダ表示領域の下段に表示される
    とともに、この日付が点滅表示され、 その後、アクセスキー及び金融計算の実行キーを操作す
    ると、該カレンダ表示領域にて点滅表示される2つの日
    付の間の日数分に対応する金融データの合計額が、該数
    字表示領域に表示されるよう構成した電子卓上計算機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子卓上計算機におい
    て、 2カ月分のカレンダを上下2段に並べて表示するための
    カレンダ表示領域、及び該数字格納部に格納されている
    数字データを、入力順に配列して表示するための数字表
    示領域を有するデータ表示部と、 表示指令信号に基づいて、該数字格納部に入力された数
    字データが示す日付を含むカレンダを該データ表示部の
    カレンダ表示領域に表示するとともに、この日付を点滅
    表示するカレンダ表示制御手段とを備えるとともに、 前記キーボード部を、該表示指令信号を発生させるカレ
    ンダ表示キー、及び該点滅表示される日付をカレンダ上
    で移動させるシフトキーを有するものとし、 該シフトキー及び日付設定キーを用いて、該カレンダ表
    示領域に表示されたカレンダ上で期間の指定を行い、該
    アクセスキー及び金融計算の実行キーを操作すると、該
    カレンダ表示領域にて点滅表示される2つの日付の間の
    日数分に対応する金融データの合計額が、該数字表示領
    域に表示されるよう構成した電子卓上計算機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記金融メモリとして、金融の項目に対応した複数の項
    目別金融メモリを備え、 前記キーボード部を、該項目別金融メモリを指定するた
    めの金融メモリ指定キーを有するものとし、 該金融メモリ指定キーにより指定された項目別金融メモ
    リに、前記日付設定手段により設定された日付に対応さ
    せて、前記数字格納部に入力された数字データを金融デ
    ータとして記憶させるよう、前記金融データ入力手段を
    構成した電子卓上計算機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記複数の項目別金融メモリのうちの第1の項目別金融
    メモリを、収入額を収入のあった日付に対応させて格納
    するものとし、 前記複数の項目別金融メモリのうちの第2の項目別金融
    メモリを、必要経費を出費のあった日付に対応させて格
    納するものとし、 前記日数計算の実行キー、前記金融メモリ指定キー、及
    び金融計算の実行キーの操作により、該日数計算により
    得られた期間の日数分に対して、該第1の項目別金融メ
    モリにおける金融データの合計が計算され、該期間と同
    一期間の日数分に対して第2の項目別金融メモリにおけ
    る金融データの合計が計算される電子卓上計算機。
  6. 【請求項6】 請求項2または3記載の電子卓上計算機
    において、 前記日付設定手段により、期間の初日と最終日が設定さ
    れた後、該日数計算の実行キーの操作により前記日数計
    算手段により該期間の日数が求められて、該日数の値が
    前記数字データ表示領域に表示され、 その後、金融計算の実行キーの操作により、該日数計算
    手段により求められた日数分の金融データの合計が前記
    金融計算手段により求められ、該金融データの合計値が
    前記数字表示領域に表示される電子卓上計算機。
  7. 【請求項7】 請求項2または3記載の電子卓上計算機
    において、 前記日付設定手段により、期間の基準日からの日数が設
    定された後、該日数計算の実行キーの操作により前記日
    数計算手段により該当する日付が求められて、該日付が
    前記数字表示領域に表示され、 その後、金融計算の実行キーの操作により、該日数計算
    手段により求められた日付と該基準日との間の日数分の
    金融データの合計が前記金融計算手段により求められ、
    該金融データの合計値が前記数字表示領域に表示される
    電子卓上計算機。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記キーボード部を、四則演算の実行を指令する演算キ
    ーを有するものとし、 該演算キーの操作に基づいて、該数字格納部における数
    字データを用いた四則演算を行う四則演算手段を備え、 該演算キー,前記計算実行キーに前記日付識別キーの機
    能を持たせ、該日数計算,金融計算,及び四則計算を連
    続かつ混合して実行可能に構成した電子卓上計算機。
  9. 【請求項9】 請求項2または3記載の電子卓上計算機
    において、 前記キーボード部を、休日を設定するための休日キー及
    び実働日数を求めるための実働キーを有するものとし、 前記日付設定手段により設定された日付に基づく期間を
    対象とし、該休日キーの操作により、前記数字格納部の
    数字データの示す日付を休日として設定する休日設定手
    段を備えるとともに、 前記日付計算手段を、該実働キーの操作により、前記日
    付設定手段により設定された設定期間内の、休日を除い
    た実働日数を求めるよう構成し、 前記金融計算手段を、該実働日数の計算後のアクセスキ
    ーの操作により、該実働日数の各日に対応する金融デー
    タについて金融計算を行うよう構成した電子卓上計算
    機。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記日付計算手段による日付計算は、前記日付設定手段
    により設定された第1日付と第2日付との間の期間にお
    ける日数から、前記設定された休日を差し引いて実働日
    数を求めるものである電子卓上計算機。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記日付計算手段による日付計算は、前記日付設定手段
    により設定された基準日と、この基準日から所定日数前
    あるいは所定日数後の日付との間の期間における日数か
    ら、前記設定された休日を差し引いて実働日数を求める
    ものである電子卓上計算機。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の電子卓上計算機におい
    て、 前記金融計算手段を、前記日付計算手段により求められ
    た期間内の日数分に対する金融計算を、前記項目別金融
    メモリを指定するキー操作及びアクセスキーの操作によ
    り、指定された項目別金融メモリについて行う構成と
    し、 該項目別金融メモリの指定と金融計算の実行指令を繰り
    返すことにより、同一の期間に対して、異なる項目別金
    融メモリについての金融計算を連続して行う電子卓上計
    算機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517132B1 (ko) * 2001-11-16 2005-09-26 오주창 재무처리 프로그램 소스를 탑재한 휴대용 단말장치 및재무처리방법, 그 프로그램 소스를 기록한 기록매체
JP2010244559A (ja) * 2010-05-24 2010-10-28 Nec Casio Mobile Communications Ltd 携帯端末装置およびプログラム

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