JPH1063329A - 加減速制御方法 - Google Patents

加減速制御方法

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JPH1063329A
JPH1063329A JP23995796A JP23995796A JPH1063329A JP H1063329 A JPH1063329 A JP H1063329A JP 23995796 A JP23995796 A JP 23995796A JP 23995796 A JP23995796 A JP 23995796A JP H1063329 A JPH1063329 A JP H1063329A
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JP
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time constant
acceleration
command
deceleration
movement
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JP23995796A
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Tetsuro Kato
哲朗 加藤
Atsuro Nagayama
敦朗 永山
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/43Speed, acceleration, deceleration control ADC
    • G05B2219/43005Corner distance variables to keep path when programmed speed changes
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/43Speed, acceleration, deceleration control ADC
    • G05B2219/43129Speed as function of curvature, in curves, corners smaller than in straight line

Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らか動作を含むロボットや工作機械可動部
の動作において動作サイクルタイムを短くする。 【解決手段】 滑らか動作が命令されたコーナ部におい
て、当該ブロックの移動ベクトルと次のブロックの移動
ベクトルの内積によってコーナ角度θのcosθを求め
る(A3,A4,A5)。次に次の式で係数kを求める
(A6)。 k=1+0.5(1−cosθ) 位置決め時定数T0 に上記係数を乗じた値T(A7)を
コーナ部の減速時定数Tb、加速時定数Taとする(A
9,A11)。θ=0(直線)でk=1となりTa、T
bは位置決め時定数T0 となる。反転する動作でθ=1
80度のとき、k=2でTa、Tbは2T0 となり、時
定数が調整され、サーボモータの出力トルク制限値内の
最小時間で加減速処理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットや
工作機械等の制御方法に関し、2つの動作命令による移
動を滑らかに繋ぐ(滑らかに移動する)場合における加
減速制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットや工作機械等の機械にお
いては、動作プログラムによる動作命令を実行しロボッ
トアーム先端手首に取付けられたツールのセンタポイン
ト(以下TCPという)や工具を、指令された位置に位
置決めし次の動作命令の動作を開始する位置決め動作
と、1つの動作命令による指令位置に位置決めするため
に減速を開始すると共に次の動作命令の移動のために加
速を開始して2つの動作命令による移動を滑らかに繋ぐ
滑らか動作とがある。
【0003】この点、1つの軸で説明すると、第1のブ
ロックB1の運動指令が位置決め指令であると、図6
(a)に示すように、破線で示す運動命令に対して該運
動命令で指令された速度まで設定加減速時定数Tで加速
し、指令された位置近傍になると設定加減速時定数Tで
減速し、指令位置に位置決めし、その後次のブロックB
2の運動命令を実行し加速することになる。一方、滑ら
か動作命令であると、図6(b)に示すように、ブロッ
クB1の運動指令の減速開始と共に次のブロックB2の
運動指令の動作を開始し、設定時定数T間で第1のブロ
ックの動作の減速が終了すると共に次のブロックB2の
加速が終了する。
【0004】図6(c)に示すようにブロックB1の動
作命令が位置Pまでの移動指令で、ブロックB2の運動
指令が位置Pから次の点への移動指令であり、位置Pで
コーナを形成するようなTCPの運動軌跡である場合、
位置決め動作命令であれば、TCPのの軌跡は指令され
た位置Pを通る図6(c)の実線で示す軌跡となるが、
滑らか動作命令であると、図6(c)に破線で示すよう
な指令位置Pを通らない軌跡となる。即ち、ブロックB
1の動作命令の減速と、ブロックB2の動作命令の加速
が同時に行なわれ、移動方向が異なることから指令位置
Pを通らず、ブロックB1の動作命令からブロックB2
の動作命令へ滑らかに移行することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】滑らか動作命令の場
合、図6(c)のブロックB1の運動命令によるTCP
の軌跡とブロックB2の運動命令によるTCPの軌跡が
なす角度が小さくなった場合、例えば、この角度が
「0」となり反転する動きをする場合、大きな加減速ト
ルクが必要になる。図6(d)は、ある軸の動作が滑ら
か動作命令による反転動作における説明図であり、正方
向の運動命令のブロックB1に続いて負方向の運動命令
のブロックB2を滑らか動作で繋ぐ場合、ブロックB1
の運動の減速と、ブロックB2の加速が時定数T間で行
われることから、位置決め動作と同じ時定数Tを使用し
たとすると、この滑らか動作の場合は位置決め動作の加
速度の2倍の加速度を必要とし、大きな発生トルクを必
要とする。軸を駆動するサーボモータが発生するトルク
の制限内(許容発生最大トルク内)で加減速できるよう
に、加減速時定数を決めたとすると、図6(e)に示す
ように、滑らか動作における時定数は位置決め動作の時
定数Tの2倍の時定数2Tとしなければならない。位置
決め動作、滑らか動作の時定数を共に同一時定数を用い
ているので、位置決め動作しか行なわない場合の時定数
と比較して、位置決め動作、滑らか動作を共に行なう場
合には、2倍の時定数を用いなければならず、ロボット
の動作サイクルタイムや工作機械における加工サイクル
タイムを長くするという問題がある。そこで、本発明の
目的は、滑らか動作を含む動作においても動作サイクル
タイムを短くする加減速制御方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの動作命
令の移動を滑らかに接続してコーナを形成させる加減速
制御方法において、2つの動作命令によって形成される
コーナ部の当該動作命令の移動方向と次の動作命令の移
動方向間の角度が大きくなるほど当該動作命令の移動の
減速時定数及び次の動作命令の移動の加速時定数を大き
くして加減速制御を行なう。
【0007】例えば、具体的には、当該動作命令の移動
方向と次の動作命令の移動方向間の角度(以下コーナ角
度という)θの余弦関数の値cosθを求め、0.5以
下の設定値qによって次式を演算して係数kを求め、 k=1+q(1−cosθ) 設定された位置決め動作の加減速時定数T0 に上記係数
kを乗じた値を当該動作命令の移動の減速時定数及び次
の動作命令の移動の加速時定数として加減速制御を行な
う。
【0008】上記設定値aを例えば「0.5」にする
と、コーナ角度が「0度」で直線(結果的にコーナがな
い場合)には、上記係数kは「1」となり、コーナ部の
加減速の時定数は位置決め動作の加減速時定数T0 と等
しくなる。又、コーナ角度が「180度」で移動軌跡が
反転する場合には上記係数kは「2」となり、コーナ部
の加減速時定数は位置決め動作の加減速時定数T0 の2
倍の2T0 となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をロボットの加減速
制御に適用した一実施形態を説明する。本発明の方法は
通常のハードウェア構成を有するロボット制御装置を用
いて実施するもので特別なハードウエア構成は必要がな
い。図3は、その代表的な構成を要部ブロック図で示し
たものである。図3において、符号10で全体を表示し
たロボット制御装置にはプロセッサボード11が装備さ
れ、このプロセッサボード11はマイクロプロセッサか
らなる中央演算処理装置(以下、CPUと言う。)11
a、ROM11b並びにRAM11cを備えている。
【0010】CPU11aは、ROM11bに格納され
たシステムプログラムに従ってロボット制御装置全体を
制御する。RAM11cには、教示動作プログラムや各
種設定値等が格納される。また、RAM11cの一部は
CPU11aが実行する計算処理等の為の一時的なデー
タ記憶に使用される。プロセッサボード11はバス17
に結合され、このバス結合を介してロボット制御装置1
0内の他の部分との間で、指令やデータの授受が行なわ
れるようになっている。デジタルサーボ制御回路12は
プロセッサボード11に接続されており、CPU11a
からの移動指令と各サーボモータ21〜26に取付けら
れている位置・速度検出器からのフィードバック信号に
基づいて位置、速度のフィードバック制御を行ない、サ
ーボアンプ13を経由してサーボモータ21〜26を駆
動制御する。各軸を動作させるサーボモータ21〜26
は、ロボットRBの各軸の機構部に内蔵されている。
【0011】シリアルポート14はバス17に結合さ
れ、液晶表示部付の教示操作盤27、RS232C機器
(通信用インターフェイス)28に接続されている。教
示操作盤27は動作プログラム等のプログラムや位置デ
ータ、その他必要な設定値等を入力する為に使用され
る。この他、バス17には、デジタル信号用の入出力装
置(デジタルI/O)15、アナログ信号用の入出力装
置(アナログI/O)16が結合されている。
【0012】図1は、教示動作プログラムが直線送りで
教示されているときにおける本発明の一実施形態におけ
るロボット制御装置10のCPU11aが実施する加減
速時定数決定処理を主に記載したフローチャートであ
る。CPU11aは、教示プログラムより先頭ブロック
のブロック情報を読み(ステップA1)、該情報の指令
がプログラムエンドでなければ(ステップA2)、滑ら
か動作でかつ次の動作命令の情報があるかを判断する
(ステップA3)。なお、動作命令でない場合は、その
命令も実行するが、この点は本発明の要旨ではないの
で、このフローチャートには記載していない。
【0013】滑らか動作命令ではなく(位置決め命
令)、次の動作命令情報があるときには、時定数Tを位
置決め動作の時定数として設定されている値T0 にセッ
トする(ステップA13)。なお、この位置決め動作の
時定数T0 は、サーボモータの出力トルクの制限値内で
加速、減速ができる値が設定されている。次に、加速時
定数Taを記憶するレジスタに加速時定数Taが設定さ
れているか判断する(ステップA8)。なお、このレジ
スタは初期設定で「0」にクリアされ最初は加速時定数
Taは設定されていない。加速時定数Taが設定されて
いないときには、ステップA14に移行し、今回のブロ
ックによる運動指令の加速時定数Taを位置決め動作の
時定数T0 にセットすると共に、ステップA9に移行し
て減速時定数TbをステップA13若しくはステップA
7で求めた時定数Tにセットする。現在までの説明で
は、位置決め指令であり滑らか動作命令ではないことか
らステップA13で時定数Tは位置決め動作の設定時定
数T0 にセットされているから、加速時定数Ta、減速
時定数Tbは共に位置決め動作の設定時定数T0 にセッ
トされる。次に運動指令が滑らか動作の指令か判断し
(ステップA10)、滑らか指令でなければ、次のブロ
ックの加速時定数Taを記憶するレジスタを「0」にク
リアし加速時定数Taがセットされていない状態とする
(ステップA15)。そして、設定されている加速時定
数Ta、減速時定数Tbを用いて従来と同様に命令され
た移動指令を加減速制御して出力し(ステップA10,
A12)、デジタルサーボ制御回路12を介して各軸の
サーボモータ21〜26を駆動する。以下、位置決め動
作の動作命令が読みこまれるとステップA1〜A3、A
13、A8、A14、A9、A10、A15、A12の
処理を繰り返し実施し、設定された位置決め動作の時定
数T0 によって加減速制御してロボットに位置決め動作
を行なわせる。
【0014】一方、ステップA3で、ブロック情報が滑
らか動作命令であり、かつ次のブロックの情報も運動指
令であると判断された場合には、ステップA4に進み次
のブロックの情報を読み、2つのブロックの運動指令に
よって生じる動作軌跡のコーナ角度θを求める(ステッ
プA4,A5)。このコーナ角度θは図5(a)〜
(d)に示すように、最初のブロックの動作命令の移動
方向と次のブロックの動作命令の移動方向間の角度θと
しており、最初のブロックの動作命令の移動ベクトルを
P、次のブロックの動作命令の移動ベクトルをQとする
と、ベクトルP、Qの内積を求め、これをベクトルP、
Qの絶対値で割れば、コーナ角度θの余弦関数cosθ
が求まる。この余弦関数cosθよりコーナ角度θに対
応する係数kを次の1式の演算を行なって求める(ステ
ップS6)。 k=1+q(1−cosθ) …(1) なお、qは0.5以下の設定値であり、本実施例におい
ては「0.5」が設定されているとする。
【0015】位置決め動作時の設定加減速時定数T0 に
上記求めた係数kを乗じて、このコーナ部における時定
数T(=k・T0 )を求める(ステップA7)。コーナ
角度θが「0」に近い値で、これを例えば「0」とする
と、上記1式で求められる係数は「1」となり、時定数
Tは位置決め動作時の時定数T0 となる。又、移動方向
が反転するような場合には上記コーナ角度θは「180
度」であり、このときの上記係数kは「2」となる。そ
の結果、時定数Tは2T0 となる。
【0016】次に、今回のブロックの運動指令における
加速時定数Taが設定されているか判断し(ステップA
8)、この場合にはステップA15で加速時定数Taを
記憶するレジスタは「0」にクリアされ加速時定数Ta
は設定されていないから、ステップA14に移行して、
今回のブロック加速時定数Taを位置決め動作時の時定
数T0 に設定し、ステップA9に移行して減速時定数T
bをステップA7で求めた時定数T=k・T0 に設定す
る。そして滑らか動作命令であるからステップA10か
ら、ステップA11に移行して次のブロックの加速時定
数Taを求めた減速時定数Tb(=k・T0 )に設定す
る。そして、ステップA14で設定した加速、減速時定
数Ta、Tbによって今回のブロックの運動指令を従来
と同じ方法により加減速処理してデジタルサーボ制御回
路32に出力する。
【0017】次のブロックを読みだし、このブロックの
運動指令も滑らか動作であり、その次も運動指令がある
場合には、ステップA3からステップA4に移行して前
述したステップA5〜A8の処理を行なうが、すでに今
回の加速時定数Taは前回の処理のステップA11で設
定されているから、ステップA8からステップA9に移
行して今回の減速時定数TbをステップA7で求めた時
定数Tに設定する。又、滑らか指令であるから、ステッ
プA10からステップA11に移行して、次のブロック
の加速時定数TaをステップA9で設定した減速度定数
Tbに設定する。そして、今回の加速、減速時定数T
a、Tbによって加減速処理して今回のブロックの運動
指令を出力する(ステップA12)、以下、滑らか動作
の運動指令が読み込まれる毎にステップA1〜A12の
処理を繰り返し実施する。
【0018】次に位置決め動作命令が読み込まれると、
ステップA1〜A3、A13の処理を行ない、ステップ
A8では、加速時定数Taが前回のステップA11で設
定されているからステップA9に移行して今回の減速時
定数TbをステップA13で求めた位置決め動作の時定
数T(=T0 )に設定し、かつ滑らか動作ではないから
ステップA10からステップA15に移行して次回の加
速度定数Taを記憶するレジスタを「0」にクリアし、
今回の加速、減速時定数Ta、Tbによって加減速処理
を行なって今回のブロックの運動指令を出力する。
【0019】又、次も位置決め動作の指令であると、ス
テップA1〜A3、A13、A8と処理するが、今回の
加速時定数Taを記憶するレジスタは前回のステップA
15で「0」にクリアされており設定されていないか
ら、ステップA8からステップA14に移行して今回の
加速時定数Taを位置決め動作の時定数T0 に設定し、
ステップA9に進み減速時定数TbをステップA13で
設定された時定数T(=T0 )に設定しステップA10
以下の処理を行なうことになる。
【0020】例えば、図4に示すように、第1番目のブ
ロックB1が位置決め動作の運動指令、第2番目のブッ
クB2が滑らか動作の運動指令、第3番目のブックB3
が滑らか動作の運動指令、第4番目のブロックB4が位
置決め動作の運動指令、第5番目のブロックB5が位置
決め動作の運動指令であったとすると、第1番目のブロ
ックB1においては、ステップA1〜A3、A13、A
8と進み、加速時定数Taは設定されていないから、ス
テップA14に進んで加速時定数Ta位置決め動作の設
定時定数T0 に設定すると共にステップA9で減速時定
数Tbもこの時定数T=T0 に設定し、加速、減速処理
が行われて移動指令が出力される。
【0021】次の2番目のブロックB2は滑らか動作命
令であるから、ステップA1〜A8、A14に進むが、
ステップA6で求められる係数がk1であったとする
と、ステップA14で加速時定数Ta=T0 と設定さ
れ、減速時定数TbはTb=k1・T0 と設定されるこ
ととなる。そしてステップA10、A11、A12と進
み、加速時定数Ta=T0 、減速時定数Tb=K1・T
0 で加減速処理されて移動指令が出力される。又、ステ
ップA11で、次のブロックB3の加速時定数Taがス
テップA9で設定された減速時定数Tbの値に設定され
る。即ちTa=k1・T0 となる。
【0022】次の第3番目のブロックB3も滑らか動作
命令であることからステップA1〜A8と進み、加速時
定数TaはTa=k1・T0 と設定されているから、さ
らにステップA9〜A12の処理を行なうが、ステップ
A6で求めた係数kがk2であったとすると、ステップ
A9で設定される今回のブロックの運動指令における減
速時定数TbはTb=k2・T0 となる。そして、加速
時定数Ta=k1・T0 、減速時定数Tb=k2・T0
で加減速処理がなされることになる。又、ステップA1
1で次のブロックB4の加速時定数TaがTa=k2・
T0 に設定される。
【0023】次の第4番目のブロックB4は位置決め動
作命令であるから、ステップA1〜A3、A13、A8
と進み、加速時定数TaはTa=k2・T0 として設定
されているからステップA9に進んで今回の減速時定数
TbをステップA13で設定した時定数T(=T0 )に
設定する(Tb=T0 )。又、滑らか指令ではないから
次のブロックB5の加速時定数Taは「0」に設定され
(ステップA10,A15)、加速時定数Ta=k2・
T0 、減速時定数Tb=T0 で加減速処理がなされる。
【0024】第5番目のブロックB5も位置決め指令で
あることからステップA1〜A3、A13、A8と進む
が、加速時定数Taは設定されていないからステップA
14、ステップA9で、加速時定数Ta=T0 、減速時
定数Tb=T=T0 に設定される。この加速、減速時定
数で加減速処理がなされて移動指令がデジタルサーボ制
御回路12に出力されることになる。以上のように、滑
らか動作の指令のコーナ部においては、そのコーナの角
度θに応じて、加速、減速時定数Ta、Tbが調整さ
れ、その角度θ(0<θ≦180度)が大きいほど大き
な時定数に変更され、加速、減速の時定数は同一(Ta
=Tb)で、加減速処理がなされることになる。
【0025】教示プログラムが各軸送りでプログラムさ
れている場合には、図2に示すフローチャートの処理が
行われる。ステップa1〜a4は図1のステップA1〜
A4の処理と同一であり、ステップa16は図1のステ
ップA13と、ステップa11〜a15、a17、a1
8は図1のステップA8〜A12、A14、A15と同
一であり、相違する点は、図1において、滑らか動作に
おけるコーナ部の加減速時定数を求めるステップA5〜
A7の処理が、図2ではステップa5〜a10の処理に
代わっている点である。即ち、この各軸送りでは、滑ら
か動作のコーナ部においては、各軸毎許容できる最小時
定数を求め、この内最大の時定数をこのコーナ部におけ
る加速、減速時定数とするものである。
【0026】教示プログラムの1ブロックから読み取っ
た動作命令が滑らか指令であると、図1で説明したよう
にステップa3、a4の処理を行なった後、ステップa
5でロボットの軸を示す指標iを「1」にセットすると
共に、レジスタに記憶する最大時定数Tを「0」にセッ
トし、上記指標で示される軸iの今回のブロックの運動
指令の速度と次のブロックの運動指令の速度との差を、
設定加速度(通常サーボモータが出力できる最大加速
度)で除して時定数Tiを求める(ステップa6)。次
に最大時定数Tと求めた時定数Tiを比較し(ステップ
a7)、求めた時定数Tiの方が大きいときにはこの時
定数Tiを最大時定数Tとしてレジスタに格納し(ステ
ップa8)、ステップa9に進む。又、求めた時定数T
iが最大時定数T以下のときには、そのままステップa
9に進む。ステップa9では、指標iを「1」インクリ
メントし、該指標がロボットの軸数D以下か判断し(ス
テップa10)、以下ならば、ステップa6に戻る。以
下、指標iがロボットの軸数を越えるまで上記ステップ
a6〜a10の処理を繰り返すことによって、各軸の今
回のブロックの運動指令における速度から次のブロック
の運動指令における速度へ設定加速度で達するための時
定数の内、最大の時定数Tが最大の時定数を記憶するレ
ジスタに記憶されることになる。
【0027】こうして求められた時定数Tによって以下
ステップa11〜a15、a17、a18の処理を行な
う。これらの処理は、図1のステップA8〜A12、A
14、A15の処理と同一であるから説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明は、滑らか動作で2つの運動指令
を繋ぐコーナ部において、コーナ角度に応じて該コーナ
部における減速時定数、加速時定数をサーボモータが出
力できる制限トルク内で加減速制御ができる時定数に変
えるようにしたから、動作サイクルタイムを短くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボット制御装置が実行する教示動作プログラ
ムが直線送りで教示されているときにおける本発明の一
実施形態の加減速時定数決定処理を主としたフローチャ
ートである。
【図2】各軸送りで教示動作プログラムが教示されてい
るときにおける本発明の一実施形態の加減速時定数決定
処理を主としたフローチャートである。
【図3】本発明を実施するロボット制御装置の一実施形
態のブロック図である。
【図4】加速、減速時定数の変更を説明する説明図であ
る。
【図5】コーナ角度の説明図である。
【図6】滑らか動作における動作説明図である。
【符号の説明】
10 ロボット制御装置 11 プロセッサボード 21〜26 サーボモータ RB ロボット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軸を各々サーボモータで駆動し各
    軸の動作が重畳して機械可動部を駆動する機械の加減速
    制御方法であって、当該動作命令の移動の減速を行なっ
    ているときに次の動作命令の移動の加速を行ない、2つ
    の動作命令の移動を滑らかに接続して移動軌跡がコーナ
    を形成させる加減速制御方法において、2つの動作命令
    によって形成されるコーナ部の当該動作命令の移動方向
    と次の動作命令の移動方向間の角度が大きくなるほど当
    該動作命令の移動の減速時定数及び次の動作命令の移動
    の加速時定数を大きくして加減速制御を行なう加減速制
    御方法。
  2. 【請求項2】 複数の軸を各々サーボモータで駆動し各
    軸の動作が重畳して機械可動部を駆動する機械の加減速
    制御方法であって、当該動作命令の移動の減速を行なっ
    ているときに次の動作命令の移動の加速を行ない、2つ
    の動作命令の移動を滑らかに接続して移動軌跡がコーナ
    を形成させる加減速制御方法において、(1)当該動作
    命令の移動方向と次の動作命令の移動方向間の角度θの
    余弦関数の値cosθを求め、(2)0.5以下の設定
    値qによって次式を演算して係数kを求め、 k=1+q(1−cosθ) (3)設定された位置決め動作の加減速時定数Tに上記
    係数kを乗じた値を当該動作命令の移動の減速時定数及
    び次の動作命令の移動の加速時定数として加減速制御を
    行なう加減速制御方法。
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