JPH106299A - ドリル加工用バックアップボード - Google Patents

ドリル加工用バックアップボード

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JPH106299A
JPH106299A JP19686496A JP19686496A JPH106299A JP H106299 A JPH106299 A JP H106299A JP 19686496 A JP19686496 A JP 19686496A JP 19686496 A JP19686496 A JP 19686496A JP H106299 A JPH106299 A JP H106299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size agent
paper base
paper
hole
backup board
Prior art date
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Pending
Application number
JP19686496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Ohashi
嘉隆 大橋
Kikuko Matsuoka
紀久子 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Risho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Risho Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Risho Kogyo Co Ltd filed Critical Risho Kogyo Co Ltd
Priority to JP19686496A priority Critical patent/JPH106299A/ja
Publication of JPH106299A publication Critical patent/JPH106299A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反りの少ないドリル加工用バックアップボー
ドを提供する。 【構成】 サイズ剤を0.5〜5.0%内添あるいは外
添されたサイズ剤入り紙基材に樹脂ワニスを含浸し乾燥
して得られるプリプレグを所定枚数積み重ね全体を加熱
・加圧して一体に積層成形したことを特徴とするドリル
加工用バックアップボード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドリル加工用バックア
ップボードに関し、更に詳しくはプリント配線板製造工
程中の部品挿入穴、スルーホール等の穴明け加工工程に
おいて好適に使用できるバックアップボードに関するも
のである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ドリル穴明け加工の際に
ドリル穴の仕上がりを向上させるために、ドリル穴加工
物の下側に裏打ち材としてバックアップボードが使用さ
れている。プリント配線板の部品挿入穴やスルーホール
メッキの下穴のような小径の穴をドリル刃を用いて多数
加工する場合において、裏打ち材として使用されるバッ
クアップボードに、一般に、次の〜の点が要求され
る。 ドリル穴の仕上がり寸法精度を向上させるものであ
ること。 プリント配線基板の銅箔バリ発生を抑制するもので
あること。 穴特性に悪影響を及ぼさないものであること。 ドリル刃の摩耗性の少ないものであること。 このような要求に対し、従来は、紙基材にフェノール樹
脂ワニスを含浸乾燥した紙基材フェノール樹脂プリプレ
グを板厚に合った枚数を積み重ね、この積み重ね体を加
熱・加圧して一体に成形した積層板がドリル加工用バッ
クアップボードとして用いられていた。この積層板は、
補強基材として用いる紙が安価であって上記,の要
求に適合し、また紙基材のマトリックス材として用いる
フェノール樹脂の含有量を約30重量%程度の可及的に
少量とすることにより上記,の要求に適合すると云
うことができる。しかし、ドリル穴加工物の下側から受
けて密接させて用いるために、反りの少ないものが要求
されるが、反り易いと云う問題点があった。発明者等
は、反り発生原因につき鋭意検討した結果、上記,
の要求の点からフェノール樹脂の含有量を可及的に少量
にする必要があるが、反面において紙基材のパルプ繊維
をフェノール樹脂で完全に覆ったものにならないことに
なって、パルプ繊維が吸湿し反り発生の大きな要因にな
っていることを見いだした。この発明は、係る点に鑑み
てなされたもので、ドリル穴の仕上がり寸法精度の向
上、プリント配線基板の銅箔バリ発生の抑制、穴特性に
悪影響を及ぼさない、等の点を損することなく、反りの
少ないドリル加工用バックアップボードを提供すること
を目的にしている。
【0003】
【問題点を解決するための手段】この発明のドリル加工
用バックアップボードは、上記問題点を解決するため
に、サイズ剤を0.5〜5.0%内添あるいは外添され
たサイズ剤入り紙基材に樹脂ワニスを含浸し乾燥して得
られるプリプレグを所定枚数積み重ね全体を加熱・加圧
して一体に積層成形するようにしたのである。
【0004】サイズ剤としてロジン系サイズ剤を好適に
用いることができる。
【0005】紙基材としては、そのパルプ繊維の種類を
限定するものではなく、各種の紙を用いることができ
る。紙の嵩比重はドリル刃の穿孔直進性を向上させる観
点からは低いものが好ましい。
【0006】フェノール樹脂としては、特に限定するも
のではなく、従来より使用されていたものをそのまま使
用できる。
【0007】加熱温度はプリプレグ樹脂が溶融軟化して
硬化反応を進めるに足る温度、一般的には、160℃程
度まで加熱する。
【0008】成形圧力は成形品の表面硬度を上げるため
に高い程よいが、100kg・f/cm以上に上げて
も表面硬度の上昇は殆ど無く、50kg・f/cm
下では柔らかくなって表面硬度が不足するようになるの
で、50〜100kg・f/cmで行う。
【0009】以下、実施例・比較例を用いて、本発明を
具体的に説明する。
【実施例1〜2・比較例1〜3】未晒クラフトのパルプ
水にロジンセッケン液と硫酸アルミニウムを混合し、こ
れを抄紙して、ロジンサイズ剤入り未晒クラフト紙を得
た。このロジンサイズ剤入り未晒クラフト紙に50%濃
度のフェノール樹脂ワニスを含浸し乾燥してプリプレグ
を得た。このプリプレグの取扱い作業性を確認した後
に、8枚を積み重ね全体を加熱温度160℃、加圧力8
0kg・f/cmの条件で2時間加熱・加圧して一体
に成形して積層板を得た。実施例1〜2、比較例1〜3
に用いたロジンサイズ剤入り未晒クラフト紙のロジンサ
イズ剤の含有量およびプリプレグのフェノール樹脂含有
量は表1に示す通りである。これら実施例1〜2、比較
例1〜3の積層板を、それぞれ340mm×510mm
に切断し、35℃・75%RHの恒温恒湿槽中に14日
間放置した後の反り量を測定し、その結果を表1に示し
た。また同一条件の実施例1〜2、比較例1〜3の積層
板を用い、0.9mmφドリルで4000ショツト後の
ドリル刃の摩耗量および銅箔バリ量を測定し、その結果
を表1に示した。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明のドリル
加工用バックアップボードは、プリプレグの紙基材にサ
イズ剤を0.5〜5.0%内添あるいは外添させたもの
を用いることにより、ドリル穴の仕上がり寸法精度の向
上、プリント配線基板の銅箔バリ発生の抑制、穴特性に
悪影響を及ぼさない、等の点を損することなく、反りの
少ないものになると云う効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズ剤を0.5〜5.0%内添あるい
    は外添されたサイズ剤入り紙基材に樹脂ワニスを含浸し
    乾燥して得られるプリプレグを所定枚数積み重ね全体を
    加熱・加圧して一体に積層成形したことを特徴とするド
    リル加工用バックアップボード。
  2. 【請求項2】 サイズ剤がロジン系サイズ剤であること
    を特徴とする請求項1記載のドリル加工用バックアップ
    ボード。
JP19686496A 1996-06-21 1996-06-21 ドリル加工用バックアップボード Pending JPH106299A (ja)

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Cited By (3)

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