JPH106237A - ブッシュ着脱ツール - Google Patents

ブッシュ着脱ツール

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Publication number
JPH106237A
JPH106237A JP17560696A JP17560696A JPH106237A JP H106237 A JPH106237 A JP H106237A JP 17560696 A JP17560696 A JP 17560696A JP 17560696 A JP17560696 A JP 17560696A JP H106237 A JPH106237 A JP H106237A
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JP
Japan
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bush
insertion hole
main body
shaft
ring
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Pending
Application number
JP17560696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yamamoto
秀樹 山本
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication of JPH106237A publication Critical patent/JPH106237A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブッシュの着脱交換を容易に行なうと共に、
取付け精度を向上させる。 【解決手段】 シャフト14は、ネジ切り部16aが形
成された本体部16の軸方向一端に、ブッシュを挿通孔
から押出すべく機能するヘッド18が形成される。シャ
フト14に、軸方向一方への移動を規制するべく機能す
るホルダリング20が着脱自在に配設される。シャフト
14の本体部16に、ブッシュが内挿される支持リング
28およびプッシュリング26が着脱自在に外挿され
る。本体部16に、ネジ切り部16aに螺合されるナッ
ト34により本体部16に沿って移動され、プッシュリ
ング26を介してブッシュを挿通孔に押込むベースリン
グ30が着脱自在に外挿される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブッシュ着脱ツー
ルに関し、更に詳細には、挿通孔に嵌挿されて内径部に
挿通された回転軸を回転自在に支持するブッシュの挿通
孔からの取外しおよび取付けを行ない得るブッシュ着脱
ツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の装置に配設される回転軸が取付け
られる部分には、該回転軸を回転自在に支持するブッシ
ュ(軸受け)が着脱自在に配設されている。このブッシュ
には各種のものが存在し、材質としても例えば合金や合
成樹脂等が、支持するべき回転軸の仕様に応じて使い分
けられている。その一例として、飲料注出装置に配設さ
れる撹拌羽根を回転させるための回転軸を支持するブッ
シュがある。図12(a)に示すように、飲料注出装置に
用いられるブッシュ10は、所要長さのパイプ状に成形
されたものであって、その周方向の一個所が軸方向に沿
って切断されている。またブッシュ10の切断部10a
を僅かに拡開させて断面形状を略C字状とすることによ
り、図12(b)に示す如く、該ブッシュ10が介装され
るべき筐体11に設けた挿通孔12の外径寸法よりも若
干大径に設定すると共に、ブッシュ全体に所要の弾性力
を持たせてある。そして、このブッシュ10を挿通孔1
2に圧入嵌合させた後に、回転軸(図示せず)をブッシュ
10の内径部に挿入することで、該回転軸を回動自在に
支持するよう構成される。なお、ブッシュ10は自身の
弾性力で挿通孔12の内周面に密着し、該挿通孔12か
らの脱落は確実に防止されるようになっている。
【0003】前記ブッシュ10の内周面は、回転軸との
摩擦によって経時的に摩耗が進行し、時間の経過と共に
回転軸の円滑な回転支持をなし得なくなるため、定期的
な交換が必要であった。ブッシュ10を交換する場合、
該ブッシュ10が取付けられている筐体11をメーカー
に送り、その工場内で交換すれば最も精度の良い状態を
保つことができる。しかしながら、そのためには交換の
度に装置を分解してメーカーに送らなければならず、移
送費等のコストが嵩むと共にロスタイムが極めて長くな
る問題があり、ブッシュ10の交換は現場において行な
われるのが一般的である。この場合のブッシュ10の取
外し作業は、図12(b)に示す如く、挿通孔12に嵌挿
されているブッシュ10の一端部に所要長さの棒材13
の一端部を当てがい、この棒材13の開放端部をハンマ
ー15で連続的に叩くことで、該ブッシュ10を挿通孔
12から強制的に押出している。またブッシュ10の取
付け作業は、ブッシュ10の切断部10aを相互に当接
させて挿通孔12の内径と略一致させると共に該ブッシ
ュ10を挿通孔12と整列するよう保持したもとで、ブ
ッシュ10をハンマー15で叩くことによって圧入して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、現場
においてブッシュ10の着脱交換を行なう際には、前記
ハンマー15や棒材13を介しての作業となる。特に取
付け作業においては、挿通孔12に対してブッシュ10
を真直に挿入するのが理想的であるが、前述したように
ハンマー15で叩いて圧入させるため、往々にして真直
に挿入することができず、結果的に挿通孔12に対する
ブッシュ10の取付け精度が低下する問題がある。そし
てこの場合は、回転軸を円滑に回転支持し得ないばかり
か、ブッシュ10が偏摩耗して短時期での交換を余儀な
くされる難点を招く。しかも、ブッシュ10をハンマー
15で叩くために、その端面が変形したり割れるおそれ
もあった。また、前記飲料注出装置のように一方が閉塞
された筐体11に対するブッシュ10の着脱交換作業
は、狭い空間内でハンマー15等を扱わなければなら
ず、極めて煩雑で時間の掛かる作業となる欠点も指摘さ
れる。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、ブッシュの着脱交換を容易に行なう
と共に、取付け精度を向上させ得るようにしたブッシュ
着脱ツールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、取付部に穿設し
た挿通孔に嵌挿され、その内径部に挿通された回転軸を
回転自在に支持するブッシュを、前記挿通孔に対して着
脱させるためのツールであって、前記ブッシュの内径部
に挿通可能で前記挿通孔の長さよりも充分に長尺に設定
された本体部の軸方向一端部に、前記ブッシュの内径よ
りも大きくかつ該ブッシュの外径よりも小さい外径に設
定されたヘッドが形成されたシャフトと、前記本体部の
略全体に亘って形成されたネジ切り部と、前記本体部に
着脱自在に配設され、その外径が前記挿通孔の内径より
大きく設定されたホルダと、前記本体部が挿通される孔
が穿設され、該孔は前記ブッシュの外径よりも小さな内
径に設定された小径孔およびブッシュの外径より大きな
内径に設定された大径孔とが軸方向に直列に形成された
ベースリングと、前記本体部のネジ切り部に螺合するナ
ットとからなり、前記挿通孔からブッシュを取出すに際
しては、挿通孔の一方の側から前記シャフトの本体部を
ブッシュの内径部に挿入して前記ヘッドを該ブッシュの
端縁部に当接させると共に、挿通孔の他方の側へ延出さ
せた本体部のネジ切り部に前記ベースリングを大径孔が
ブッシュと対向する向きで外挿した状態で、前記ネジ切
り部に螺合するナットにより前記ヘッドとベースリング
とを強制的に近接させることにより、ブッシュをヘッド
により挿通孔から押出し、前記挿通孔にブッシュを取付
けるに際しては、前記シャフトの本体部に前記ホルダを
配設した状態で、該シャフトの本体部を前記挿通孔の一
方の側から挿入し、挿通孔の他方の側へ延出させた本体
部のネジ切り部にブッシュを外挿すると共にその外側か
ら前記ベースリングを小径部がブッシュと対向する向き
で外挿した状態で、前記ネジ切り部に螺合するナットに
よりベースリングをホルダに強制的に近接させることに
より、ブッシュを挿通孔に押込むよう構成したことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るブッシュ着脱
ツールにつき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照し
ながら以下説明する。このブッシュ着脱ツールは、図1
に示す如く、所要長さのシャフト14と、該シャフト1
4に順次挿通配置される複数の部材20,26,28,3
0,36,34とから構成される。シャフト14は、ブッ
シュ10の取付部としての筐体11に穿設された挿通孔
12の延在長さよりも長尺に寸法設定された本体部16
を備え、該本体部16の直径は、ブッシュ10の内径と
略同一でその内径部に挿通可能な寸法に設定されてい
る。またシャフト14には、本体部16の軸方向一端部
に前記ブッシュ10の内径よりも大きく、かつ該ブッシ
ュ10の外径よりも小さい外径(挿通孔12に挿通可能
な外径)に設定された円柱状のヘッド18が一体的に形
成されている。そして、ヘッド18と本体部16との間
に生じる段差部19に、本体部16に挿通された後述の
ホルダリング20の一端部が当接し、この状態で該リン
グ20が複数のボルト21を介してシャフト14に固定
されるようになっている(図2参照)。
【0008】なお前記筐体11の内部側には、図3に示
すように、挿通孔12よりも大きく寸法設定された凹部
11aが、該挿通孔12を中心にして形成されており、
この凹部11aに蓋部材22が嵌合配設されている。こ
の蓋部材22の中央部における挿通孔12と対向する側
には、前記ヘッド18の挿通を許容する連通孔22a
が、挿通孔12と整列一致する位置に穿設されている。
また蓋部材22の中央部における筐体内方を指向する側
には、連通孔22aと同軸で連通すると共に該連通孔2
2aよりも大径に設定された陥凹部22bが、後述する
ホルダリング20を収容し得る深さで形成されている。
【0009】前記シャフト14の本体部16には、図1
および図2に示すように、該本体部16の略全体に亘っ
て雄ネジが螺刻されたネジ切り部16aが形成されてい
る。このネジ切り部16aが設けられた本体部16にお
けるヘッド18の配設端部とは反対側の端部に、断面多
角形状の係合部24が一体的に形成されている。この係
合部24は、例えばスパナ等の工具を係合させてこれを
回転させることで、後述するナット34に対してシャフ
ト14を回転させ得るようになっている。
【0010】前記シャフト14には、前記挿通孔12に
ブッシュ10を取付ける際に使用されるホルダリング2
0が、着脱自在に配設されるよう構成される。すなわち
ホルダリング20は、その内径が前記本体部16の挿通
を許容する寸法に設定されると共に、外径を前記蓋部材
22の陥凹部22bに嵌挿可能な寸法(挿通孔12の内
径よりも大きい寸法)に設定され、その内径部に本体部
16を挿通した際に一方の端縁部が前記段差部19に当
接するようになっている(図2参照)。またホルダリング
20には、図1に示す如く、中心部を挟む直径方向に離
間した位置に2個所のボルト孔20a,20aが軸方向
に設けられている。そして、シャフト14の本体部16
に挿通したホルダリング20のボルト孔20aに、シャ
フト14のヘッド18側からボルト21を螺挿し、該ボ
ルト21の頭部がヘッド18に当接する位置まで螺入す
ることによって、該ホルダリング20がシャフト14に
同軸的に位置決め固定されるようになっている。
【0011】前記シャフト14の本体部16には、挿通
孔12にブッシュ10を取付ける際に使用されるプッシ
ュリング26が、着脱自在に外挿されるよう構成され
る。このプッシュリング26は、その内径が本体部16
の挿通を許容する寸法に設定されると共に、外径を後述
する支持リング28に挿通可能な寸法に設定されたもの
であって、その軸方向の寸法は該支持リング28の軸寸
法以上に設定されている。またシャフト14の本体部1
6には、挿通孔12にブッシュ10を取付ける際に使用
される支持リング28が着脱自在に外挿される。この支
持リング28は、その内径が挿通孔12の内径と略同一
の寸法に設定されて、前記ブッシュ10が内部に同軸的
に内挿されるようになっている。そして、ブッシュ10
を内挿した支持リング28をシャフト16の本体部16
に外挿した際に、その軸方向一端部が筐体11の端面に
当接して移動を規制すると共に、前記プッシュリング2
6によるブッシュ10の挿通孔12への押込みを許容す
るよう構成される。なお、支持リング28にブッシュ1
0を内挿させることで、該ブッシュ10の真円度を保持
した状態で挿通孔12に押込み得るようになっている
(図9,図10参照)。
【0012】前記シャフト14の本体部16には、挿通
孔12にブッシュ10を取付ける際および取外す際に使
用されるベースリング30が、着脱自在に外挿されるよ
う構成される。このベースリング30は、その中心に本
体部16の挿通を許容する孔32が穿設されている。ま
たこの孔32は、プッシュリング26の外径より小さな
内径(ブッシュ10の外径より小さな内径)に設定された
小径孔32aと、前記ブッシュ10の外径より大きな内
径に設定された大径孔32bとを軸方向に直列に形成し
て構成されている。また大径孔32bの穿設長さは、前
記ブッシュ10を収容し得るに充分な長さ寸法に設定さ
れている。更に本体部16には、ワッシャ36が外挿さ
れると共に、前記ネジ切り部16aにナット34が螺合
されるようになっている。
【0013】
【実施例の作用】次に、実施例に係るブッシュ着脱ツー
ルの作用につき説明する。
【0014】
【ブッシュを挿通孔から取外す場合について】前記筐体
11の挿通孔12に嵌挿されているブッシュ10を取外
す際には、図3に示すように、前記ホルダリング20を
取外したシャフト14の本体部16を、ブッシュ10が
嵌挿されている挿通孔12の一方の側(実施例では筐体
11の内部側)からブッシュ10の内径部に挿通する。
この場合に、シャフト14に形成した前記ヘッド18と
本体部16との段差部19をブッシュ10の端部に当接
する位置まで挿通する。次に、挿通孔12の他方の側に
延出する本体部16のネジ切り部16aに、図4に示す
如く、ベースリング30を、前記大径孔32bがブッシ
ュ10と対向する向きで外挿すると共に、前記ワッシャ
36を外挿する。またワッシャ36から外方に延出する
ネジ切り部16aに、前記ナット34を螺合する。
【0015】この状態からナット34を回転してネジ切
り部16aにねじ込むことにより、ワッシャ36を介し
てベースリング30は前記ヘッド18に近接するよう移
動し、図5に示す如く、該リング30の端面が筐体11
に当接して移動が阻止されるに至る。この状態で更にナ
ット34を回転させると、該ナット34とネジ切り部1
6aとの螺合作用下に、ナット34に対してシャフト1
4はヘッド18がベースリング30に近接する方向に強
制的に移動することになる。これによって図6に示す如
く、シャフト14の段差部19に当接しているブッシュ
10が挿通孔12から押出され、ベースリング30の大
径孔32b内に収容される。そして、図7に示すよう
に、シャフト14のヘッド18を挿通孔12から抜外す
ことにより、挿通孔12からのブッシュ10の取外しが
完了する。なお、前記ナット34の回転を工具により規
制した状態で、シャフト14を係合部24に係合した工
具により回転させることにより、ナット34に対してシ
ャフト14を軸方向に移動させるようにしてもよい。
【0016】
【挿通孔にブッシュを取付ける場合について】前記筐体
11の挿通孔12にブッシュ10を取付ける際には、図
8に示すように、前記ホルダリング20を配設したシャ
フト14の本体部16を、挿通孔12に一方の側から挿
通する。この場合に、ホルダリング20を前記蓋部材2
2の陥凹部22bに嵌合する位置まで挿通して、シャフ
ト14の軸方向への移動を阻止する状態とする。なお、
陥凹部22bは挿通孔12と同軸的に形成されているの
で、該陥凹部22bにホルダリング20を嵌合させるこ
とにより、シャフト14と挿通孔12との芯出しを精度
良く行ない得る。次に、挿通孔12の他方の側に延出す
る本体部16のネジ切り部16aに、図9に示す如く、
内部にブッシュ10を内挿した支持リング28を外挿し
てその一端部を筐体11に当接させる。また支持リング
28から外方に延出するネジ切り部16aに、プッシュ
リング26をその一端部をブッシュ10の一端部に当接
するよう外挿すると共に、該リング26の外側に位置す
るネジ切り部16aにベースリング30を外挿する。な
おベースリング30は、前記小径孔32aがプッシュリ
ング26(ブッシュ10)と対向する向きで外挿されて、
その一端部をプッシュリング26の端部に当接させる。
またベースリング30から外方に延出するネジ切り部1
6aに、ワッシャ36を外挿すると共にナット34を螺
合する。
【0017】この状態からナット34を回転してネジ切
り部16aにねじ込むことにより、ワッシャ36を介し
てベースリング30は前記ホルダリング20に近接する
よう移動すると共に、該リング30を介してプッシュリ
ング26がブッシュ10を挿通孔12に押込む方向に移
動する。このときシャフト14は、前記ホルダリング2
0により軸方向への移動が規制されているから、シャフ
ト14に対してナット34がねじ込まれ、図10に示す
如く、プッシュリング26を介して支持リング28に内
挿されているブッシュ10は挿通孔12に押込まれる。
なお、支持リング28によりブッシュ10の径方向への
変位は規制されているので、挿通孔12内にブッシュ1
0は精度良く押込まれる。そして、ナット34をネジ切
り部16aから外すと共に各部材26,28,30,36
をシャフト14の本体部16から抜外した後、シャフト
14を挿通孔12から抜出すことにより(図11参照)、
ブッシュ10の挿通孔12への取付けが完了する。
【0018】実施例のツールによれば、ブッシュ10の
挿通孔12からの取外しおよび取付けに際し、筐体11
の内側から外側へシャフト14を挿通した状態で、該シ
ャフト14の筐体外側に延出するネジ切り部16aに螺
合したナット34を回転させるだけの作業で、ブッシュ
10の取外しおよび取付けを行ない得る。すなわち、ブ
ッシュ10が配設されている機械装置の一方が狭かった
り各種の部品が配設されて作業が困難となるような場合
であっても、他方の側からの作業で簡単かつ短時間でブ
ッショ10の着脱交換を行ない得る。またブッシュ10
を静的な圧力で挿通孔12に押込むから、該ブッシュ1
0の端部が変形したり割れることなく精度良く取付けら
れ、偏摩耗等を防止して使用寿命を長くすることができ
る。
【0019】なお、実施例ではブッシュの挿通孔への取
付けに際し、支持リングに内挿したブッシュをプッシュ
リングにより押込むよう構成した場合につき説明した
が、本願はこれに限られるものでなく、シャフトに外挿
したブッシュをベースリングにより挿通孔に直接押込む
ようにしてもよい。またブッシュの挿通孔への取付けの
際に使用されるホルダは、リング状のものである必要は
なく、シャフトの軸方向への移動を阻止するものであれ
ばよい。例えば、シャフトの外周における周方向の複数
の個所に、突片をねじ止めするようにしてもよい。更
に、実施例ではベースリングとプッシュリングとを別体
としたが、一体的に形成したものも採用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るブッ
シュ着脱ツールによれば、ツールを構成するナットをシ
ャフトに螺合してねじ込むことにより、ブッシュの挿通
孔からの取出しおよび取付けを短時間で簡単に行ない得
る。またブッシュを挿通孔に精度良く取付けることがで
きるから、ブッシュの偏摩耗は防止されて使用寿命を延
ばすことができる。しかもツール自体は、シャフトと、
該シャフトに挿通配置される複数の部材で構成されるた
め、携帯にも良好である、等の利点を有する。更に、支
持リングにブッシュを内挿した状態で挿通孔に押込むこ
とにより、該ブッシュを挿通孔に更に精度良く取付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係るブッシュ着脱ツ
ールを示す分解斜視図である。
【図2】 実施例に係るブッシュ着脱ツールを一部縦断
して示す側面図である。
【図3】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔から取外す状態で使用部位と共に示す一部
縦断側面図である。
【図4】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔から取外す工程図である。
【図5】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔から取外す工程図である。
【図6】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔から取外す工程図である。
【図7】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔から取外す工程図である。
【図8】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔に取付ける状態で使用部位と共に示す一部
縦断側面図である。
【図9】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブッ
シュを挿通孔に取付ける工程図である。
【図10】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブ
ッシュを挿通孔に取付ける工程図である。
【図11】 実施例に係るブッシュ着脱ツールによりブ
ッシュを挿通孔に取付ける工程図である。
【図12】 ブッシュおよびブッシュを挿通孔から取外
すための従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】 10 ブッシュ,11 筐体(取付部),12 挿通孔,1
4 シャフト 16 本体部,16a ネジ切り部,18 ヘッド 20 ホルダリング(ホルダ),26 プッシュリング,2
8 支持リング 30 ベースリング,32 孔,32a 小径孔,32b
大径孔,34 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部(11)に穿設した挿通孔(12)に嵌挿
    され、その内径部に挿通された回転軸を回転自在に支持
    するブッシュ(10)を、前記挿通孔(12)に対して着脱させ
    るためのツールであって、 前記ブッシュ(10)の内径部に挿通可能で前記挿通孔(12)
    の長さよりも充分に長尺に設定された本体部(16)の軸方
    向一端部に、前記ブッシュ(10)の内径よりも大きくかつ
    該ブッシュ(10)の外径よりも小さい外径に設定されたヘ
    ッド(18)が形成されたシャフト(14)と、 前記本体部(16)の略全体に亘って形成されたネジ切り部
    (16a)と、 前記本体部(16)に着脱自在に配設され、その外径が前記
    挿通孔(12)の内径より大きく設定されたホルダ(20)と、 前記本体部(16)が挿通される孔(32)が穿設され、該孔(3
    2)は前記ブッシュ(10)の外径よりも小さな内径に設定さ
    れた小径孔(32a)およびブッシュ(10)の外径より大きな
    内径に設定された大径孔(32b)とが軸方向に直列に形成
    されたベースリング(30)と、 前記本体部(16)のネジ切り部(16a)に螺合するナット(3
    4)とからなり、 前記挿通孔(12)からブッシュ(10)を取出すに際しては、
    挿通孔(12)の一方の側から前記シャフト(14)の本体部(1
    6)をブッシュ(10)の内径部に挿入して前記ヘッド(18)を
    該ブッシュ(10)の端縁部に当接させると共に、挿通孔(1
    2)の他方の側へ延出させた本体部(16)のネジ切り部(16
    a)に前記ベースリング(30)を大径孔(32a)がブッシュ(1
    0)と対向する向きで外挿した状態で、前記ネジ切り部(1
    6a)に螺合するナット(34)により前記ヘッド(18)とベー
    スリング(30)とを強制的に近接させることにより、ブッ
    シュ(10)をヘッド(18)により挿通孔(12)から押出し、 前記挿通孔(12)にブッシュ(10)を取付けるに際しては、
    前記シャフト(14)の本体部(16)に前記ホルダ(20)を配設
    した状態で、該シャフト(14)の本体部(16)を前記挿通孔
    (12)の一方の側から挿入し、挿通孔(12)の他方の側へ延
    出させた本体部(16)のネジ切り部(16a)にブッシュ(10)
    を外挿すると共にその外側から前記ベースリング(30)を
    小径部(32a)がブッシュ(10)と対向する向きで外挿した
    状態で、前記ネジ切り部(16a)に螺合するナット(34)に
    よりベースリング(30)をホルダ(20)に強制的に近接させ
    ることにより、ブッシュ(10)を挿通孔(12)に押込むよう
    構成したことを特徴とするブッシュ着脱ツール。
  2. 【請求項2】 前記挿通孔(12)の内径と略同一に内径が
    寸法設定され、前記ブッシュ(10)が同軸的に内挿可能な
    支持リング(28)と、 前記本体部(16)に着脱自在に外挿され、前記支持リング
    (28)に挿入可能なプッシュリング(26)とを備え、 前記挿通孔(12)にブッシュ(10)を取付けるに際しては、
    前記シャフト(14)の本体部(16)に前記ホルダ(20)を配設
    した状態で、該シャフト(14)の本体部(16)を前記挿通孔
    (12)の一方の側から挿入し、挿通孔(12)の他方の側へ延
    出させた本体部(16)のネジ切り部(16a)に、ブッシュ(1
    0)を内挿した支持リング(28)とプッシュリング(26)とを
    この順で外挿すると共にその外側から前記ベースリング
    (30)を小径部(32a)がプッシュリング(26)と対向する向
    きで外挿した状態で、前記ネジ切り部(16a)に螺合する
    ナット(34)によりベースリング(30)をホルダ(20)に強制
    的に近接させることにより、前記プッシュリング(26)を
    介して支持リング(28)に内挿されているブッシュ(10)を
    挿通孔(12)に押込むよう構成したことを特徴とするブッ
    シュ着脱ツール。
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