JPH1062048A - 電子冷凍式冷蔵庫 - Google Patents

電子冷凍式冷蔵庫

Info

Publication number
JPH1062048A
JPH1062048A JP8216514A JP21651496A JPH1062048A JP H1062048 A JPH1062048 A JP H1062048A JP 8216514 A JP8216514 A JP 8216514A JP 21651496 A JP21651496 A JP 21651496A JP H1062048 A JPH1062048 A JP H1062048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
refrigerator
pipe
heat pipe
receiving block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8216514A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidesuke Saito
秀介 齋藤
Masahiro Osawa
正弘 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8216514A priority Critical patent/JPH1062048A/ja
Publication of JPH1062048A publication Critical patent/JPH1062048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0275Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトな構成で高い放熱性が得られるよう
に電子冷凍式冷蔵庫に装備したヒートパイプ式放熱器の
構造を改良する。 【解決手段】断熱キャビネット1の壁に組み込んだ電子
式サーモモジュール4を挟んで庫内側の吸熱面に伝熱ブ
ロック5,吸熱フィン6を、庫外側の放熱面には受熱ブ
ロック7を伝熱結合し、さらに受熱ブロックをヒートパ
イプの蒸発部として放熱用のヒートパイプ8を接続した
電子冷凍式冷蔵庫において、サーモモジュール,受熱ブ
ロックを断熱筐体の背面下部に配置し、かつ受熱ブロッ
クの作動液溜7aに連通接続して上方に引出したU字管
形のヒートパイプをキャビネットの背面に沿って縦向き
に並置配管するとともに、ヒートパイプの相互間にまた
がり、その長手方向に沿って横断面形状が波形になるプ
レート状の放熱フィン9を布設し、その谷部に沿いヒー
トパイプを配管して伝熱結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子冷凍式冷蔵
庫、特に当該冷蔵庫に備えたヒートパイプ式放熱器の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記の電子冷凍式冷蔵庫として、断熱筐
体に熱電素子からなる電子サーモモジュールを組み込
み、電子サーモモジュールのペルチエ効果を利用して庫
内を保冷するようにした構成のものが特公平5−174
69号公報などに開示されて公知である。また、かかる
電子冷凍式冷蔵庫の放熱器として、サーモモジュールの
庫外側放熱面に受熱ブロックを伝熱結合するとともに、
受熱ブロックをヒートパイプの蒸発部として、該受熱ブ
ロックに放熱フィン付きヒートパイプを接続した構成の
ものも知られている。
【0003】かかる電子冷凍式冷蔵庫は静粛で騒音の発
生を伴わないことから、最近ではホテルの客室に備えた
飲料販売用ホテルベンダの冷蔵庫として多用されてい
る。図5(a),(b) は前記したホテルベンダを対象とした
電子冷凍式冷蔵庫の従来の構成図であり、図において、
1は冷蔵庫の断熱筐体としてなるキャビネット、2はそ
の前面扉、3はキャビネット1の庫内に備えた缶,ボト
ル飲料などの収納棚であり、キャビネット1に次記の構
成になる電子冷凍式冷却ユニットを装備して庫内を保冷
するようにしている。
【0004】ここで冷却ユニットは、キャビネット1の
断熱壁を切欠して組み込んだ電子サーモモジュール4を
挟んでその吸熱面に伝熱ブロック5を介して庫内側に吸
熱フィン6,庫外側の放熱面には受熱ブロック7を伝熱
結合するとともに、前記受熱ブロック7をヒートパイプ
の蒸発部として、該受熱ブロックに放熱フィン8a付の
ヒートパイプ8を接続した構成になる。また、ヒートパ
イプ8はパイプ先端を上にしてキャビネット1の背面側
に傾斜姿勢に配管し、その長手方向に沿ってパイプと直
交するように縦向きに多数枚の平板形放熱フィン8aを
結合した構成になる。
【0005】かかる構成で、サーモモジュール4の熱電
素子に定方向に電流を流すと、ペルチエ効果によりその
吸熱面には冷熱,放熱面には発熱が生じ、伝熱ブロック
5,吸熱フィン6を介して庫内を冷却する。また、庫内
側から吸熱した熱とサーモモジュール自身の発生熱は受
熱ブロック7に伝熱し、ヒートパイプ8の放熱フィン8
aを介して空気の自然対流により周囲に熱放散される。
なお、ヒートパイプの動作,機能については周知であ
り、ここではその説明を省略する。
【0006】また、図示例ではキャビネット1に冷却ユ
ニットを1基組み込んだ例を示したが、内容積の大きな
冷蔵庫ではキャビネット1に複数の冷却ユニットを上下
段に並べて装備し、さらに庫内側にファンを備えた構成
のものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に冷却ユニットの発生熱をヒートパイプを介して自然対
流(冷蔵庫の静粛性を得るために庫外ファンを備えてな
い)で庫外へ放熱するには、ヒートパイプ8の放熱フィ
ン8aの放熱面積を大きくする必要があるが、図示のよ
うにヒートパイプ8の長手方向に沿って布設した多数枚
の放熱フィン8aをキャビネット1の背面側に配置した
従来構造では、冷蔵庫の背面側に突き出す放熱フィン8
aの寸法が大きくなって冷蔵庫の奥行き寸法が大形化す
る。
【0008】また、内容積の大きな冷蔵庫では、複数基
の冷却ユニットを上下段に並べて組み込むために、各冷
却ユニットに付属するヒートパイプ8の放熱フィン8a
も上下段に並ぶことから、自然対流による放熱方式では
上段に並ぶヒートパイプが対流空気の下流側に位置する
ために放熱特性が低下するといった問題もある。本発明
は、上記の点にかんがみなされたものであり、その目的
は前記課題を解決し、コンパクトな構成で高い放熱性が
得られるように冷蔵庫に装備したヒートパイプ式放熱器
を構造改良した電子冷凍式冷蔵庫を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、断熱筐体の壁に熱電素子からなる
電子式サーモモジュールを組み込み、該サーモモジュー
ルを挟んで庫内側の吸熱面に伝熱ブロックを介して吸熱
フィン、庫外側の放熱面には受熱ブロックを伝熱結合す
るとともに、前記受熱ブロックをヒートパイプの蒸発部
として、該受熱ブロックに放熱用のヒートパイプを接続
した電子冷凍式冷蔵庫において、サーモモジュール,受
熱ブロックを断熱筐体の背面下部に配置し、かつ受熱ブ
ロックに接続して上方に引出した複数本のヒートパイプ
を断熱筐体の背面に沿って縦向きに並置配管するととも
に、ヒートパイプの相互間にまたがり、その長手方向に
沿って横断面形状が波形になるプレート状の放熱フィン
を伝熱結合して構成するものとする。
【0010】かかる構成によれば、限られた冷蔵庫の背
面領域で、放熱面積の大きな放熱フィンをコンパクトに
構築できる。また、波形のプレート状放熱フィンの山部
と谷部の間に画成された縦向きの通路にはいわゆる煙突
効果が働いて放熱フィンを洗流する空気の自然対流が促
進されるので高い放熱性が確保できる。、しかも、受熱
ブロックから引出した複数本のヒートパイプを縦向きに
並置配管したので、放熱によりヒートパイプ内で凝縮し
た作動液が受熱ブロックの蒸発部へスムーズに還流する
ほか、周囲空気が各ヒートパイプの長手方向に沿って平
行に流れるので個々のヒートパイプが有効に機能する。
【0011】また、本発明によれば、前記構成における
ヒートパイプ,およびプレート状放熱フィンは、具体的
に次記のような形態で構成することができる。 1)ヒートパイプがその長手方向の中央をU字状に折り
曲げたU字管としてなり、そのパイプ両端部を受熱ブロ
ックの内部に形成した作動液溜に連通して接続する。
【0012】かかるヒートパイプは一方の管端部を絞っ
て封じ切るなどの厄介な加工が不要となるので製作コス
トが低減する。 2)断面波形のプレート状放熱フィンを断熱筐体の背面
に取付け、該放熱フィンの谷部に沿いヒートパイプを配
管して伝熱結合するものとする。そして、ヒートパイプ
と放熱フィンとを伝熱結合するための具体的な構造とし
て、放熱フィンの谷部にヒートパイプのパイプ径に相応
した凹部を形成し、該凹部に添わせて配管したヒートパ
イプを抑え板により挟持して伝熱結合する。放熱フィン
の谷部にヒートパイプのパイプ径よりも一回り小径な筒
部を形成し、該筒部にヒートパイプを圧入して伝熱結合
する。放熱フィンの谷部にその長手方向に沿って複数箇
所に横向きのスリットを入れ、かつそのスリット間の周
壁部を内側へ円弧状に折り返し、ここにヒートパイプを
差し込んで伝熱結合するなどの構成がある。
【0013】3)断面波形のプレート状放熱フィンが、
波の山部と谷部を突き合わせて断熱筐体の背面側に並置
した2枚の波形フィン板の組合せ体からなり、その突き
合わせ面の間にヒートパイプを挟さみ込んで伝熱結合す
る。この構成によれば、1枚構成の放熱フィンと比べて
ヒートパイプから放熱フィンの末端までの伝熱距離が短
くなり、その分だけ放熱フィンの放熱特性が向上する。
【0014】4)断熱筐体の外箱を金属製の箱体とし
て、その背面壁の面域に横断面が波形になる放熱フィン
部を膨出成形し、その谷部に沿いヒートパイプを配管し
て伝熱結合する。これにより、放熱フィンを独立部品と
して製作したり、冷蔵庫の筐体へ取付ける必要がなくな
るので製作コストが低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、各実施例の図中で図5に対応す
る同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1(a) 〜(c) において、電子冷凍式冷却
ユニットのサーモモジュール4,伝熱ブロック5,吸熱
フィン6,および受熱ブロック7の組立体はキャビネッ
ト1の背面側下部に組み込まれており、キャビネット1
の庫外背面側に突き出た受熱ブロック7に接続して上方
に引出した複数本のヒートパイプ8が左右に並置して上
下方向に配管されており、さらに各ヒートパイプ8にま
たがってキャビネット1の背面に布設した波形のプレー
ト状放熱フィン9をヒートパイプと伝熱結合してヒート
パイプ式放熱器を構成している。なお、10は庫内ファ
ンである。
【0016】ここで、ヒートパイプ8は長尺パイプの中
央部をU字状に折り曲げたU字管で、その湾曲部を上に
向けて両管端が受熱ブロック7の内部に形成した作動液
溜7aに開口するように接続されている。なお、作動液
溜7aの壁面には、例えばねじ溝加工を施して作動液の
核沸騰を促進するようにしている。一方、プレート状放
熱フィン9は伝熱性の高い金属板を板金加工して作られ
たもので、その横断面がジグザグな波形を呈するように
折り曲げ加工されており、その谷部にヒートパイプ8を
添わせて図2で示すような結合手段により両者の間を伝
熱結合している。
【0017】次に、図2(a) 〜(c) によりヒートパイプ
8と放熱フィン9との具体的な伝熱結合構造を示す。ま
ず、(a) 図の構成では、放熱フィン9の谷部にヒートパ
イプ8のパイプ径に相応した半円形の凹部9aを形成
し、ここにはめ込んだヒートパイプ8を反対側から断面
円弧状の抑え板11を当てがってねじ12により加圧締
結している。なお、ヒートパイプ8と放熱フィン9との
間に高い伝熱性を確保するために、ヒートパイプ8の周
面に伝熱グリースを塗布して放熱フィン9に取付けるの
がよい。また、(b) 図の構成では、放熱フィン9の谷部
にヒートパイプ8のパイプ径に相応したパイプ挿入部を
形成したもので、谷部を形成するU字状湾曲部には上下
方向に沿って定間隔おきに横向きにスリットを切り込
み、そのスリット間の壁部を図示のように内側へ折り返
してヒートパイプ8のパイプ径に相応した半円形の周壁
部9bを形成し、ここにヒートパイプ8を差し込んで伝
熱結合するようにしている。さらに、(c) 図の構成は、
放熱フィン8としてばね性の高いりん青銅,ばね用ステ
ンレスなどの金属板を採用し、その谷部をヒートパイプ
8のパイプ径より一回り小さく湾曲加工して断面C字形
の筒部9cを形成し、ここにヒートパイプ8を圧入して
伝熱結合している。なお、(b),(c) 図においても(a) 図
で述べたようにヒートパイプ8の周面に伝熱グリースを
塗布しておくのがよい。また、特に(b),(c) 図ではヒー
トパイプ8との伝熱結合に、ねじなど使用せずに放熱フ
ィン9自身のばね弾性を利用してヒートパイプ8に圧接
するようにしているので、組立工数の削減化が図れる。
【0018】かかる構成で、冷蔵庫の運転時にはサーモ
モジュール4から受熱ブロック7に伝熱した熱で受熱ブ
ロックの液溜7aに封入した作動液が蒸発し、その蒸気
がヒートパイプ8の中を上昇拡散して放熱フィン9に放
熱して凝縮した後、ヒートパイプ8を流下して受熱ブロ
ック7の液溜7aに還流するように蒸発/凝縮サイクル
を繰り返す。また、放熱フィン9に伝熱した熱は、放熱
フィン9の壁面に沿って自然対流する周囲空気へ放熱す
る。この場合に、放熱フィン9はその横断面が波形であ
ることから、その波ピッチの間を通風する空気の自然対
流にはいわゆる煙突効果が働いて高い放熱性が得られ
る。また、ヒートパイプ8は縦向きに配管されているの
で、パイプ内の上部で凝縮した作動液はパイプ内をスム
ーズに流下して受熱ブロック7の液溜(蒸発部)7aに
還流する。
【0019】〔実施例2〕次に、本発明の請求項7に対
応する応用実施例を図3(a),(b) に示す。この実施例に
おいては、プレート状の放熱フィン9が2枚の波形板9
Iと9IIを前後に並べ、波形板9Iの山部と波形板9II
の谷部とを突き合わせてねじ13で連結した組立体から
なり、ヒートパイプ9が波形板9Iと9IIの突き合わせ
面の間に挟み込んで伝熱結合されている。なお、ヒート
パイプ8を挟持する波形板9I,9IIの突き合わせ端面
にはヒートパイプ8のパイプ径に相応した半円径の凹部
を形成しておく。そして、放熱フィン9は後部側に並ぶ
波形板9Iがねじ14によりキャビネット1の背面に取
付けられている。
【0020】かかる構成では、ヒートパイプ8を挟んで
その前後側に放熱フィン9の波形板9I,9IIが伝熱結
合されているので、実施例1に示した一枚構成の放熱フ
ィンと比べて、ヒートパイプ8から放熱フィン9の末端
までの距離が短くなる分だけ放熱性能が向上する。 〔実施例3〕次に、本発明の請求項8に対応する実施例
の構成を図4に示す。この実施例においては、冷蔵庫の
キャビネット1が内箱1aと外箱1bとその間に充填し
た発泡樹脂などの断熱材1bとからなり、ここで外箱1
bは板金製の箱体で、成形時にはその背面側に横断面の
形状が波形になる櫛歯状の放熱フィン部1dをプレス加
工などにより外箱と一体に作り込む。そして、組立時に
は実施例1と同様に放熱フィン部1dの谷部に添わせて
受熱ブロック7(図1参照)から上方に引出したヒート
パイプ8を配管し、放熱フィン部との間を伝熱結合す
る。
【0021】かかる構成により、冷蔵庫の運転時には先
記の各実施例と同様に、放熱フィン部1dの壁面に沿っ
て周囲空気が自然対流により流れ、サーモモジュールの
発熱を受熱ブロックからヒートパイプ8,放熱フィン部
1dを介して放熱する。また、この実施例の特長は、放
熱フィン部1dがキャビネット1の外箱1cに作り込ま
れているので、放熱フィンを独立部品として製作してキ
ャビネット1に取付ける作業が不要となる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、次記の効果を奏する。 1)限られた冷蔵庫の背面領域で、放熱面積の大きな放
熱フィンをコンパクトに構築できるとともに、波形のプ
レート状放熱フィンの山部と谷部の間に画成された縦向
きの通路にはいわゆる煙突効果が働いて放熱フィンを洗
流する空気の自然対流が促進されるので高い放熱性が確
保できる。しかも、受熱ブロックから引出した複数本の
ヒートパイプを縦向きに並置配管したので、放熱により
ヒートパイプ内で凝縮した作動液が受熱ブロックの蒸発
部へスムーズに還流するほか、周囲空気が各ヒートパイ
プの長手方向に沿って平行に流れるので個々のヒートパ
イプが有効に機能する。
【0023】2)請求項2のように、ヒートパイプにU
字管を採用することにより、従来のヒートパイプのよう
に一方の管端部を絞って封じ切るなどの厄介な加工が不
要となるので製作コストが低減する。 3)また、放熱フィンとヒートパイプとの伝熱結合手段
として、特に請求項5,6の構成を採用することで、ね
じ止めなどの手間のかかる作業が不要で組立工数の削減
化が図れる。
【0024】4)請求項7のように2枚合わせの波形板
で構成した放熱フィンの突き合わせ面にヒートパイプを
挟持した構成によれば、一枚構成の放熱フィンと比べて
放熱特性が向上する。 5)さらに、請求項8のように断熱筐体の外箱の背面域
に放熱フィン部を一体に作り込んだ構成を採用するとに
より、放熱フィンを独立部品として製作,並びに断熱筐
体に取付ける工程が不要となってコストダウンが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応した電子冷凍式冷蔵庫
の構成図であり、(a) は縦断側面図、(b) は背面図、
(c) は横断面図
【図2】図1におけるヒートパイプと放熱フィンとの伝
熱結合部の構造図であり、(a)〜(c) はそれぞれ異なる
実施例の斜視図
【図3】本発明の実施例2の構成図であり、(a) は冷蔵
庫の横断面図、(b) は(a) における放熱フィンの部分拡
大図
【図4】本発明の実施例3に対応する冷蔵庫の横断面図
【図5】従来における電子冷凍式冷蔵庫の構成図であ
り、(a) は全体の透視斜視図、(b) は(a) の側面図
【符号の説明】
1 キャビネット(断熱筐体) 1c 外箱 1d 放熱フィン部 2 前面扉 4 電子サーモモジュール 5 伝熱ブロック 6 吸熱フィン 7 受熱ブロック 7a 作動液溜 8 ヒートパイプ 9 波形プレート状の放熱フィン 9I,9II 波形板 11 抑え板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱筐体の壁に熱電素子からなる電子式サ
    ーモモジュールを組み込み、該サーモモジュールを挟ん
    で庫内側の吸熱面に伝熱ブロックを介して吸熱フィン、
    庫外側の放熱面には受熱ブロックを伝熱結合するととも
    に、前記受熱ブロックをヒートパイプの蒸発部として、
    該受熱ブロックに放熱用のヒートパイプを接続した電子
    冷凍式冷蔵庫において、サーモモジュール,受熱ブロッ
    クを断熱筐体の背面下部に配置し、かつ受熱ブロックに
    接続して上方に引出した複数本のヒートパイプを断熱筐
    体の背面に沿って縦向きに並置配管するとともに、ヒー
    トパイプの相互間にまたがり、その長手方向に沿って横
    断面形状が波形になるプレート状の放熱フィンを伝熱結
    合したことを特徴とする電子冷凍式冷蔵庫。
  2. 【請求項2】請求項1記載の冷蔵庫において、ヒートパ
    イプがその長手方向の中央をU字状に折り曲げたU字管
    としてなり、そのパイプ両端部を受熱ブロックの内部に
    形成した作動液溜に連通して接続したことを特徴とする
    電子冷凍式冷蔵庫。
  3. 【請求項3】請求項1記載の冷蔵庫において、断面波形
    のプレート状放熱フィンを断熱筐体の背面に取付け、該
    放熱フィンの谷部に沿いヒートパイプを配管して伝熱結
    合したことを特徴とする電子冷凍式冷蔵庫。
  4. 【請求項4】請求項3記載の冷蔵庫において、放熱フィ
    ンの谷部にヒートパイプのパイプ径に相応した凹部を形
    成し、該凹部に添わせて配管したヒートパイプを抑え板
    により挟持して伝熱結合したことを特徴とする電子冷凍
    式冷蔵庫。
  5. 【請求項5】請求項3記載の冷蔵庫において、放熱フィ
    ンの谷部にヒートパイプのパイプ径よりも一回り小径な
    筒部を形成し、該筒部にヒートパイプを圧入して伝熱結
    合したことを特徴とする電子冷凍式冷蔵庫。
  6. 【請求項6】請求項3記載の冷蔵庫において、放熱フィ
    ンの谷部にその長手方向に沿って複数箇所に横向きのス
    リットを入れ、かつそのスリット間の周壁部を内側へ円
    弧状に折り返し、ここにヒートパイプを差し込んで伝熱
    結合したことを特徴とする電子冷凍式冷蔵庫。
  7. 【請求項7】請求項1記載の冷蔵庫において、断面波形
    のプレート状放熱フィンが、波の山部と谷部を突き合わ
    せて断熱筐体の背面側に並置した2枚の波形フィン板の
    組合せ体からなり、その突き合わせ面の間にヒートパイ
    プを挟さみ込んで伝熱結合したことを特徴とする電子冷
    凍式冷蔵庫。
  8. 【請求項8】請求項1記載の冷蔵庫において、断熱筐体
    の外箱を金属製の箱体として、その背面壁の面域に横断
    面が波形になる放熱フィン部を膨出成形し、その谷部に
    沿いヒートパイプを配管して伝熱結合したことを特徴と
    する電子冷凍式冷蔵庫。
JP8216514A 1996-08-19 1996-08-19 電子冷凍式冷蔵庫 Pending JPH1062048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216514A JPH1062048A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 電子冷凍式冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8216514A JPH1062048A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 電子冷凍式冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1062048A true JPH1062048A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16689637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8216514A Pending JPH1062048A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 電子冷凍式冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1062048A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2393780A (en) * 2002-09-13 2004-04-07 Lg Electronics Inc Internet refrigerator including chip-set cooling using heat conductive pipe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2393780A (en) * 2002-09-13 2004-04-07 Lg Electronics Inc Internet refrigerator including chip-set cooling using heat conductive pipe
GB2393780B (en) * 2002-09-13 2005-03-16 Lg Electronics Inc Internet refrigerator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104329871B (zh) 半导体制冷冰箱及其冷端换热装置
JP4426684B2 (ja) ヒートシンク
EP2414906A1 (en) Refrigeration system for compact equipment
US11287193B2 (en) Refrigerator
CN104344642A (zh) 半导体制冷冰箱及其热端换热装置
CN111867320A (zh) 散热模块
JPH08145522A (ja) 電子冷凍式冷蔵庫
CN104303293A (zh) 冷却装置的连接结构、冷却装置和连接冷却装置的方法
KR20070115312A (ko) 냉각장치용 히트파이프 모듈
JPH1062048A (ja) 電子冷凍式冷蔵庫
CN116483186A (zh) 一种具有阻热结构的一体式液冷散热装置
CN104344641A (zh) 半导体制冷冰箱及其热端换热装置
WO2021077631A1 (zh) 散热器和空调器
JPH0777374A (ja) 温冷蔵庫
JP5624771B2 (ja) ヒートパイプおよびヒートパイプ付ヒートシンク
JP2001251079A (ja) ヒートパイプを用いたヒートシンクとヒートパイプの製造方法
JP3240816B2 (ja) 電子冷却ユニット
TWI484895B (zh) Heat dissipation device
CN219868251U (zh) 散热装置及空调系统
JPH10111059A (ja) 電子冷却式冷蔵庫
CN218993562U (zh) 便携式空调
JP2003139417A (ja) 冷却装置
CN220083791U (zh) 一种一体化环路热管散热器
CN217503850U (zh) 散热器及半导体空调
JPH0936284A (ja) ヒートシンク及び熱交換器