JPH106147A - 連結ネジ用ネジ締め機におけるネジのガイド装置 - Google Patents
連結ネジ用ネジ締め機におけるネジのガイド装置Info
- Publication number
- JPH106147A JPH106147A JP18162296A JP18162296A JPH106147A JP H106147 A JPH106147 A JP H106147A JP 18162296 A JP18162296 A JP 18162296A JP 18162296 A JP18162296 A JP 18162296A JP H106147 A JPH106147 A JP H106147A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】連結ネジの先頭ネジ4aのねじ込みを確実に行
なうことができ、作業性が向上するネジガイド機構。 【解決手段】ノーズ部2のネジ締め機本体1に対する相
対移動に連動させて連結ネジ3の先頭ネジ4aをノーズ
部2の略中心部に開閉自在に設けられた1対のチャック
爪10の間に供給し、供給されたネジをドライバビット
5で打ち込む連結ネジ用ネジ締め機において、ノーズ部
2には、ノーズ部2のネジ締め機本体1に対する相対移
動に連動して先頭ネジ4a供給時にチャック爪10のネ
ジ供給側の開放部を閉じるガイド部材13と、ガイド部
材13の閉じ動作と連動して先頭ネジ4aの次位のネジ
を先頭ネジ4aから離反する方向に押し退ける干渉部材
16とを備えた。
なうことができ、作業性が向上するネジガイド機構。 【解決手段】ノーズ部2のネジ締め機本体1に対する相
対移動に連動させて連結ネジ3の先頭ネジ4aをノーズ
部2の略中心部に開閉自在に設けられた1対のチャック
爪10の間に供給し、供給されたネジをドライバビット
5で打ち込む連結ネジ用ネジ締め機において、ノーズ部
2には、ノーズ部2のネジ締め機本体1に対する相対移
動に連動して先頭ネジ4a供給時にチャック爪10のネ
ジ供給側の開放部を閉じるガイド部材13と、ガイド部
材13の閉じ動作と連動して先頭ネジ4aの次位のネジ
を先頭ネジ4aから離反する方向に押し退ける干渉部材
16とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連結ネジ用ネジ締め
機において、先頭ネジが打ち出し部に供給されたとき
に、次位(2番目)のネジを先頭ネジから離反するよう
に押し退けて先頭ネジの被ねじ締め材に対するねじ込み
作動を円滑にするためのネジガイド機構に関する。
機において、先頭ネジが打ち出し部に供給されたとき
に、次位(2番目)のネジを先頭ネジから離反するよう
に押し退けて先頭ネジの被ねじ締め材に対するねじ込み
作動を円滑にするためのネジガイド機構に関する。
【0002】
【従来技術】連結ネジ用ネジ締め機に供される連結ネジ
は、連結帯の等ピッチで複数のネジを連結したもので、
上記ネジ締め機には、連結帯を連結ピッチと同じ間隔で
送り出すことにより、ネジ締め機の先端のネジ打ち出し
部に1本ずつネジを送り込むネジ送り機構が設けられて
いる。特に、瓦材を下地材にネジ止めするようなタイプ
のネジ締め機は、瓦材に形成された貫通穴にネジを正確
に狙い打ちするため、供給されたネジの足先がネジ締め
機のネジ打ち出し部の先端から突出するように構成され
ている。
は、連結帯の等ピッチで複数のネジを連結したもので、
上記ネジ締め機には、連結帯を連結ピッチと同じ間隔で
送り出すことにより、ネジ締め機の先端のネジ打ち出し
部に1本ずつネジを送り込むネジ送り機構が設けられて
いる。特に、瓦材を下地材にネジ止めするようなタイプ
のネジ締め機は、瓦材に形成された貫通穴にネジを正確
に狙い打ちするため、供給されたネジの足先がネジ締め
機のネジ打ち出し部の先端から突出するように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先頭ネジを
ネジ打ち出し部に送り込んだ状態では、次位のネジ30
は図10のようにほぼ平行な状態になっているから、先
頭ネジ4aをねじ込む際に次位のネジ4bが瓦材30に
つっかえて先頭ネジ4aを貫通穴31に狙いにくくなっ
たり、またノーズ部32が後退することができずにねじ
込みが不可能になったり、ドライバビット33がネジか
ら外れてしまったりする不都合が生じることがあった。
ネジ打ち出し部に送り込んだ状態では、次位のネジ30
は図10のようにほぼ平行な状態になっているから、先
頭ネジ4aをねじ込む際に次位のネジ4bが瓦材30に
つっかえて先頭ネジ4aを貫通穴31に狙いにくくなっ
たり、またノーズ部32が後退することができずにねじ
込みが不可能になったり、ドライバビット33がネジか
ら外れてしまったりする不都合が生じることがあった。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、特に先頭ネジ
がネジ締め機の打ち出し部に供給されると同時に次位の
ネジを押し退けて離反させるることによって、先頭ネジ
のねじ込みを確実に行なうことができ、作業性が向上す
る連結ネジ用ネジ締め機におけるネジガイド機構を提供
することをその課題とする。
がネジ締め機の打ち出し部に供給されると同時に次位の
ネジを押し退けて離反させるることによって、先頭ネジ
のねじ込みを確実に行なうことができ、作業性が向上す
る連結ネジ用ネジ締め機におけるネジガイド機構を提供
することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る連結ネジ用ネジ締め機におけるネジの
ガイド装置は、連結帯の長手方向に一定の間隔をおいて
ネジを保持して成る連結ネジを、ネジ締め機本体の先端
にネジのねじ込み方向に相対的に移動可能に装着したノ
ーズ部の先端近傍にノーズ部を横切るように設けられた
連結ネジ用案内通路に挿通させ、上記ノーズ部のネジ締
め機本体に対する相対移動に連動させて上記連結ネジの
先頭ネジをノーズ部の略中心部に開閉自在に設けられた
1対のチャック爪の間に供給し、供給されたネジをドラ
イバビットで打ち込む連結ネジ用ネジ締め機において、
上記ノーズ部には、上記ノーズ部のネジ締め機本体に対
する相対移動に連動して先頭ネジ供給時にチャック爪の
ネジ供給側の開放部を閉じるガイド部材と、上記ガイド
部材の閉じ動作と連動して先頭ネジの次位のネジを先頭
ネジから離反する方向に移動させる干渉部材とを備えた
ことを特徴とする。
め、本発明に係る連結ネジ用ネジ締め機におけるネジの
ガイド装置は、連結帯の長手方向に一定の間隔をおいて
ネジを保持して成る連結ネジを、ネジ締め機本体の先端
にネジのねじ込み方向に相対的に移動可能に装着したノ
ーズ部の先端近傍にノーズ部を横切るように設けられた
連結ネジ用案内通路に挿通させ、上記ノーズ部のネジ締
め機本体に対する相対移動に連動させて上記連結ネジの
先頭ネジをノーズ部の略中心部に開閉自在に設けられた
1対のチャック爪の間に供給し、供給されたネジをドラ
イバビットで打ち込む連結ネジ用ネジ締め機において、
上記ノーズ部には、上記ノーズ部のネジ締め機本体に対
する相対移動に連動して先頭ネジ供給時にチャック爪の
ネジ供給側の開放部を閉じるガイド部材と、上記ガイド
部材の閉じ動作と連動して先頭ネジの次位のネジを先頭
ネジから離反する方向に移動させる干渉部材とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る連結ネジ用ネジ締め機の
先端部分の斜視図で、このネジ締め機は、ネジ締め機本
体1の先端のノーズホルダ1aにネジのねじ込み方向に
相対的に移動(伸長・収縮)可能にノーズ部2を装着
し、ノーズ部2のネジ打ち出し部に連結ネジ3の先頭ネ
ジ4aを案内供給し、供給された先頭ネジ4aをネジ締
め機本体に設けられたドライバビット5(図2参照)で
ねじ込むものである。なお、ノーズ部2は常時ネジ締め
機本体1から伸長するようにバネ付勢されている。ドラ
イバビット5はネジ締め機本体の内部に装設された回転
駆動機構(図示せず)に連係して回転制御されている。
先端部分の斜視図で、このネジ締め機は、ネジ締め機本
体1の先端のノーズホルダ1aにネジのねじ込み方向に
相対的に移動(伸長・収縮)可能にノーズ部2を装着
し、ノーズ部2のネジ打ち出し部に連結ネジ3の先頭ネ
ジ4aを案内供給し、供給された先頭ネジ4aをネジ締
め機本体に設けられたドライバビット5(図2参照)で
ねじ込むものである。なお、ノーズ部2は常時ネジ締め
機本体1から伸長するようにバネ付勢されている。ドラ
イバビット5はネジ締め機本体の内部に装設された回転
駆動機構(図示せず)に連係して回転制御されている。
【0007】連結ネジ3は、合成樹脂製の連結帯3aの
長手方向に一定の間隔をおいて保持穴7が形成され、各
保持穴7にネジ4を保持して成る公知のもので、連結帯
3aは断面が矩形状に形成されている。連結ネジ3は図
2に示されるように、ノーズ部2に設けられた送りホイ
ール8に係合し、ねじ込み後にノーズ部2がネジ締め機
本体1から伸長するように移動したときに、これに連動
して送りホイール8が所定の回転角だけ回転し、連結ネ
ジ3のネジを1本分だけ送るように構成されている。こ
のようなネジ送り機構は公知のものを採用すればよい。
長手方向に一定の間隔をおいて保持穴7が形成され、各
保持穴7にネジ4を保持して成る公知のもので、連結帯
3aは断面が矩形状に形成されている。連結ネジ3は図
2に示されるように、ノーズ部2に設けられた送りホイ
ール8に係合し、ねじ込み後にノーズ部2がネジ締め機
本体1から伸長するように移動したときに、これに連動
して送りホイール8が所定の回転角だけ回転し、連結ネ
ジ3のネジを1本分だけ送るように構成されている。こ
のようなネジ送り機構は公知のものを採用すればよい。
【0008】ノーズ部2の先端近傍には連結ネジ3を挿
通可能に案内するネジ通路部9がノーズ部2を(下から
上に)横切るように設けられている。
通可能に案内するネジ通路部9がノーズ部2を(下から
上に)横切るように設けられている。
【0009】また、図2、図3及び図4に示されるよう
に、ネジ打ち出し部はノーズ部2の略中心部に位置し、
ネジ通路部9の両側に設けられた左右一対のチャック爪
10によって構成されている。チャック爪10はそれぞ
れネジ通路部9の左右に設けられた支軸11に対し左右
に開閉可能に支持され、閉じ方向にバネ付勢されてい
る。また、図4に示されるように、両チャック爪10の
閉じ面の内側の上部(連結ネジ3の排出側)は閉じ状態
になっているが、これに対し下部(先頭ネジ4aの供給
側)は開放されている。なお、チャック爪10によって
保持されたときにネジの先端はチャック爪10から突出
するように構成されている。
に、ネジ打ち出し部はノーズ部2の略中心部に位置し、
ネジ通路部9の両側に設けられた左右一対のチャック爪
10によって構成されている。チャック爪10はそれぞ
れネジ通路部9の左右に設けられた支軸11に対し左右
に開閉可能に支持され、閉じ方向にバネ付勢されてい
る。また、図4に示されるように、両チャック爪10の
閉じ面の内側の上部(連結ネジ3の排出側)は閉じ状態
になっているが、これに対し下部(先頭ネジ4aの供給
側)は開放されている。なお、チャック爪10によって
保持されたときにネジの先端はチャック爪10から突出
するように構成されている。
【0010】次に、ノーズ部2の一側にはノーズ部2の
ネジ締め機本体1に対する相対移動に連動してチャック
爪10のネジ供給側の開放部をを開閉するガイド部材1
3が設けられている。ガイド部材13は図5のようにプ
レート状に形成され、その後部13aはノーズ部2の側
部の軸18に上下方向に回動自在に軸支され、前端部に
はネジ通路部9bに進出するガイド片13bが内側に屈
曲して形成され、後端部にはローラ14が取り付けられ
ている。ガイド片13bの上部は前方に屈曲し、また内
側縁13cは傾斜している。これに対し、ネジ締め機本
体1側の内壁には図5のように上記ローラ14を摺動案
内する摺動溝15が形成されている。この摺動溝15は
平行四辺形状に形成されている。これにより、ノーズ部
2がネジ締め機本体1に対して伸長し又は収縮移動する
ときにローラ14が矢印のように摺動溝15に沿って摺
動するので、ネジ締め動作と連動してガイド部材13の
ガイド片13bが上下動し、後述のようにネジ通路部を
開閉する。なお、ノーズ部2が伸長状態にあるときはロ
ーラ14は摺動溝15の位置Aにあり、収縮状態にある
ときはBの位置にある。
ネジ締め機本体1に対する相対移動に連動してチャック
爪10のネジ供給側の開放部をを開閉するガイド部材1
3が設けられている。ガイド部材13は図5のようにプ
レート状に形成され、その後部13aはノーズ部2の側
部の軸18に上下方向に回動自在に軸支され、前端部に
はネジ通路部9bに進出するガイド片13bが内側に屈
曲して形成され、後端部にはローラ14が取り付けられ
ている。ガイド片13bの上部は前方に屈曲し、また内
側縁13cは傾斜している。これに対し、ネジ締め機本
体1側の内壁には図5のように上記ローラ14を摺動案
内する摺動溝15が形成されている。この摺動溝15は
平行四辺形状に形成されている。これにより、ノーズ部
2がネジ締め機本体1に対して伸長し又は収縮移動する
ときにローラ14が矢印のように摺動溝15に沿って摺
動するので、ネジ締め動作と連動してガイド部材13の
ガイド片13bが上下動し、後述のようにネジ通路部を
開閉する。なお、ノーズ部2が伸長状態にあるときはロ
ーラ14は摺動溝15の位置Aにあり、収縮状態にある
ときはBの位置にある。
【0011】また、ノーズ部2には先頭ネジ4a供給時
に先頭ネジ4aの次位のネジ4bを押し退けて先頭ネジ
4aから離反する方向に移動させる干渉部材16が設け
られている。干渉部材16はL字形の板状体で形成さ
れ、ノーズ部2の先端面にねじ込み方向と平行な軸19
に回動自在に設けられ、一方の干渉片16aは回動時に
ネジ通路部に進退可能に、他方の作動片16bの先端は
ネジ供給時に上記ガイド部材13の前端の肩部17に係
合可能に形成されている。
に先頭ネジ4aの次位のネジ4bを押し退けて先頭ネジ
4aから離反する方向に移動させる干渉部材16が設け
られている。干渉部材16はL字形の板状体で形成さ
れ、ノーズ部2の先端面にねじ込み方向と平行な軸19
に回動自在に設けられ、一方の干渉片16aは回動時に
ネジ通路部に進退可能に、他方の作動片16bの先端は
ネジ供給時に上記ガイド部材13の前端の肩部17に係
合可能に形成されている。
【0012】ここで、前記構成のネジのガイド装置の作
動について説明する。ノーズ部2がネジ締め機本体1か
ら伸長している状態のときは、図1〜図4に示されるよ
うにチャック爪10に先頭ネジ4aが保持され、ガイド
部材13の前端のガイド片13bはチャック爪10の開
放部を閉じ、後端のローラ14は下方の点Aに位置して
いる。ネジ締め時にノーズ部2を被ねじ締め材20に押
し付けながらネジ締め機本体1側に押し込むと、ノーズ
部2はネジ締め機本体1に対して収縮するので、ネジ締
め機本体1のドライバビット5が相対的に前進して先頭
ネジ4aの頭部溝に係合して先頭ネジ4aを被ねじ締め
材20に対してねじ込む。
動について説明する。ノーズ部2がネジ締め機本体1か
ら伸長している状態のときは、図1〜図4に示されるよ
うにチャック爪10に先頭ネジ4aが保持され、ガイド
部材13の前端のガイド片13bはチャック爪10の開
放部を閉じ、後端のローラ14は下方の点Aに位置して
いる。ネジ締め時にノーズ部2を被ねじ締め材20に押
し付けながらネジ締め機本体1側に押し込むと、ノーズ
部2はネジ締め機本体1に対して収縮するので、ネジ締
め機本体1のドライバビット5が相対的に前進して先頭
ネジ4aの頭部溝に係合して先頭ネジ4aを被ねじ締め
材20に対してねじ込む。
【0013】このようにノーズ部2が収縮するとき、ガ
イド部材13のローラ14は図5のように摺動溝15の
下側溝15aに沿って摺動した後、押し込み端に至る直
前で摺動溝15の斜め溝15bに沿って上方に案内さ
れ、さらに上側溝15cを移動して点Bに到達するの
で、ガイド部材13が図6、図7のように回動し、ガイ
ド片13bは下方に移動してチャック爪10の開放部を
開く。このときガイド片13bは次位のネジ4bを乗り
越えてその下方に移動するので、先頭ネジ4aに対する
支持は解除されるが、先頭ネジ4aはほとんどねじ込ま
れ、支持は不要となっているから問題はない。押込み端
に至ってねじ込み終了後、ノーズ部2を被ねじ締め材2
0から離すと、ノーズ部2はバネによりネジ締め機本体
1から伸長するので、ガイド部材13のローラ14は摺
動溝15の上側溝15cを移動する。そして、移動端に
至る手前で送り機構が作動してねじ込み前の次位のネジ
4bが先頭ネジ4aとなって上動し、チャック爪10の
内側に供給される。その直後に上記ローラ14が斜め溝
15dに沿って下方に移動するので、図8(a) 、(b) に
示すようにガイド部材13が回動し、ガイド片13bが
チャック爪10の開放部を閉じる方向に作動し、先頭ネ
ジ4aが下方に転ばないように保持し、図4のように次
のねじ込みが準備される。
イド部材13のローラ14は図5のように摺動溝15の
下側溝15aに沿って摺動した後、押し込み端に至る直
前で摺動溝15の斜め溝15bに沿って上方に案内さ
れ、さらに上側溝15cを移動して点Bに到達するの
で、ガイド部材13が図6、図7のように回動し、ガイ
ド片13bは下方に移動してチャック爪10の開放部を
開く。このときガイド片13bは次位のネジ4bを乗り
越えてその下方に移動するので、先頭ネジ4aに対する
支持は解除されるが、先頭ネジ4aはほとんどねじ込ま
れ、支持は不要となっているから問題はない。押込み端
に至ってねじ込み終了後、ノーズ部2を被ねじ締め材2
0から離すと、ノーズ部2はバネによりネジ締め機本体
1から伸長するので、ガイド部材13のローラ14は摺
動溝15の上側溝15cを移動する。そして、移動端に
至る手前で送り機構が作動してねじ込み前の次位のネジ
4bが先頭ネジ4aとなって上動し、チャック爪10の
内側に供給される。その直後に上記ローラ14が斜め溝
15dに沿って下方に移動するので、図8(a) 、(b) に
示すようにガイド部材13が回動し、ガイド片13bが
チャック爪10の開放部を閉じる方向に作動し、先頭ネ
ジ4aが下方に転ばないように保持し、図4のように次
のねじ込みが準備される。
【0014】ところで、ノーズ部2が伸長する途中でガ
イド部材13のガイド片13bが図8(a) のように先頭
ネジ4aを追って上動するときに、ガイド部材13の前
端の肩部17が干渉部材16の作動片16bの下端に係
合して押し上げるから、干渉部材16は軸19を中心に
回動し、上向き状態にあった干渉片16aはネジ通路部
9に進出して下方に回動する。そして図8(b) のように
回動途中で次位のネジ4bに係合してこのネジ4bを強
制的に下方に押し退け、先頭ネジ4aから離反させ、さ
らに図4の状態のようになる。次位のネジ4bの先頭ネ
ジ4aに対する角度は大きくなり、ノーズ部部2からの
突出度合いも小さくなるので、先頭ネジ4aを自由に被
ねじ締め材20の所望の位置に狙うことをができる。上
述のねじ込みはこの状態で行なわれる。
イド部材13のガイド片13bが図8(a) のように先頭
ネジ4aを追って上動するときに、ガイド部材13の前
端の肩部17が干渉部材16の作動片16bの下端に係
合して押し上げるから、干渉部材16は軸19を中心に
回動し、上向き状態にあった干渉片16aはネジ通路部
9に進出して下方に回動する。そして図8(b) のように
回動途中で次位のネジ4bに係合してこのネジ4bを強
制的に下方に押し退け、先頭ネジ4aから離反させ、さ
らに図4の状態のようになる。次位のネジ4bの先頭ネ
ジ4aに対する角度は大きくなり、ノーズ部部2からの
突出度合いも小さくなるので、先頭ネジ4aを自由に被
ねじ締め材20の所望の位置に狙うことをができる。上
述のねじ込みはこの状態で行なわれる。
【0015】なお、ねじ込み終了直前に図7のように再
びガイド部材13のガイド片13bが開き動作すると、
干渉部材16に対する係合は解除され、さらに送り機構
により先に離反させた次位のネジ4bは先頭ネジとなっ
て干渉片16aの内側縁を摺動しながら上動するので、
干渉部材16は逆方向に回動し、干渉片16aは再びネ
ジ通路部9から退避して図7に示す状態となる。
びガイド部材13のガイド片13bが開き動作すると、
干渉部材16に対する係合は解除され、さらに送り機構
により先に離反させた次位のネジ4bは先頭ネジとなっ
て干渉片16aの内側縁を摺動しながら上動するので、
干渉部材16は逆方向に回動し、干渉片16aは再びネ
ジ通路部9から退避して図7に示す状態となる。
【0016】上述のように、ノーズ部2が伸長したねじ
込み準備状態のとき、先頭ネジ4aがチャック爪10と
ガイド部材13とによって転ばないように確実にガイド
されると同時に、次位のネジ4bは図4に示されるよう
に干渉部材16によって押し退けられて先頭ネジ4aか
ら離反するようにガイドされ、したがって先頭ネジ4a
を被ねじ締め材20の所定位置に狙う際に次位のネジ4
bが障害となることがなく、正確かつ確実に狙った位置
にねじ込むことができるほか、ドライバビット5が先頭
ネジ4aから外れるような不都合も回避されるので作業
性も良好となる。
込み準備状態のとき、先頭ネジ4aがチャック爪10と
ガイド部材13とによって転ばないように確実にガイド
されると同時に、次位のネジ4bは図4に示されるよう
に干渉部材16によって押し退けられて先頭ネジ4aか
ら離反するようにガイドされ、したがって先頭ネジ4a
を被ねじ締め材20の所定位置に狙う際に次位のネジ4
bが障害となることがなく、正確かつ確実に狙った位置
にねじ込むことができるほか、ドライバビット5が先頭
ネジ4aから外れるような不都合も回避されるので作業
性も良好となる。
【図1】本発明に係る連結ネジ用ネジ締め機のネジのガ
イド装置の要部斜視図
イド装置の要部斜視図
【図2】上記ガイド装置におけるチャック爪を下方から
みた底面図
みた底面図
【図3】上記ガイド装置の要部を送りホイール等の詳細
を省略して示した側面図
を省略して示した側面図
【図4】上記ガイド装置を示すノーズ部の正面図
【図5】ネジ締め機本体の摺動溝とガイド部材のローラ
の摺動状態説明図
の摺動状態説明図
【図6】ノーズ部が収縮するときのガイド部材の作動態
様を示す側面図
様を示す側面図
【図7】上記作動態様を示す正面図
【図8】(a) (b) はノーズ部が伸長していくときの干渉
片の作動状態説明図
片の作動状態説明図
【図9】従来のネジ締め機によるネジ締め態様説明図
1 ネジ締め機本体 2 ノーズ部 3 連結ネジ 4a 先頭ネジ 4b 次位のネジ 10 チャック爪 13 ガイド部材 13b ガイド片 16 干渉部材
Claims (1)
- 【請求項1】 連結帯の長手方向に一定の間隔をおいて
ネジを保持して成る連結ネジを、ネジ締め機本体の先端
にネジのねじ込み方向に相対的に移動可能に装着したノ
ーズ部の先端近傍にノーズ部を横切るように設けられた
連結ネジ用案内通路に挿通させ、上記ノーズ部のネジ締
め機本体に対する相対移動に連動させて上記連結ネジの
先頭ネジをノーズ部の略中心部に開閉自在に設けられた
1対のチャック爪の間に供給し、供給されたネジをドラ
イバビットで打ち込む連結ネジ用ネジ締め機において、 上記ノーズ部には、上記ノーズ部のネジ締め機本体に対
する相対移動に連動して先頭ネジ供給時にチャック爪の
ネジ供給側の開放部を閉じるガイド部材と、上記ガイド
部材の閉じ動作と連動して先頭ネジの次位のネジを先頭
ネジから離反する方向に移動させる干渉部材とを備えた
ことを特徴とする連結ネジ用ネジ締め機におけるネジの
ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18162296A JP3284531B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 連結ネジ用ネジ締め機におけるネジのガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18162296A JP3284531B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 連結ネジ用ネジ締め機におけるネジのガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106147A true JPH106147A (ja) | 1998-01-13 |
JP3284531B2 JP3284531B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=16104015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18162296A Expired - Fee Related JP3284531B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 連結ネジ用ネジ締め機におけるネジのガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284531B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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