JPH1061268A - ドリル破壊防止錠 - Google Patents

ドリル破壊防止錠

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Publication number
JPH1061268A
JPH1061268A JP22105196A JP22105196A JPH1061268A JP H1061268 A JPH1061268 A JP H1061268A JP 22105196 A JP22105196 A JP 22105196A JP 22105196 A JP22105196 A JP 22105196A JP H1061268 A JPH1061268 A JP H1061268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
lock
inner cylinder
cylinder
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP22105196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Minemura
村 博 之 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanpo Lock Co Ltd
Sanpou Lock Co Ltd
Original Assignee
Sanpo Lock Co Ltd
Sanpou Lock Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanpo Lock Co Ltd, Sanpou Lock Co Ltd filed Critical Sanpo Lock Co Ltd
Priority to JP22105196A priority Critical patent/JPH1061268A/ja
Publication of JPH1061268A publication Critical patent/JPH1061268A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドリル切削による錠前の破壊を防止するドリ
ル破壊防止錠を提供することにある。 【解決手段】 キー溝が形成されると共に後端部でカム
部材を回転駆動する内筒と、該内筒が回転可能に支承さ
れた外筒と、該外筒と内筒とを貫いて形成されたピン穴
内にバネで付勢されたドライバーピン及びタンブラーピ
ンを備えたシリンダー錠であって、前記内筒を焼入れ加
工したので、ドリルによる切削が困難であり、ドリル破
壊を有効に防止する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダー錠に関
し、特にシリンダー錠がドリル等で切削破壊されるのを
防止する為のドリル破壊防止錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、錠前は、図7に示すようにシリ
ンダー錠5の内筒6のキー溝にドリル刃7を押入れ、タ
ンブラー8を破壊すると、ロック機能が喪失してしま
う。この為に、従来よりドリル等によって破壊されるの
を防止する為に種々の機構が提案されている。例えば、
焼入れ加工した装甲板を錠前の正面にキャップ状に取り
付けたり、鋼球を回転自在に配設し、ドリルの回転力を
削ぐ構成のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のドリル破壊防止錠において、例えば、焼入れ加工し
た装甲板を錠前の正面に取り付ける錠前にあっては、薄
い装甲板がドリルによって破壊されると、その後は容易
にタンブラーが破壊されると云う虞があった。また、正
面に取り付けた装甲板が叩かれて破壊されてしまう虞も
存在した。更に、鋼球を回転自在に配設したドリル破壊
防止錠にあっては、内筒に形成されたキー溝の下端部で
鋼球を配置する事のできない部分をドリル刃で切削した
場合には、鋼球による防止効果が期待できない場合があ
った。
【0004】本発明の目的は、安全性に優れたドリル破
壊防止錠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドリル破壊
防止錠は、キー溝が形成されると共に後端部でカム部材
を回転駆動する内筒と、該内筒が回転可能に支承された
外筒と、該外筒と内筒とを貫いて形成されたピン穴内に
バネで付勢されたドライバーピン及びタンブラーピンを
備えたシリンダー錠であって、前記内筒を焼入れ加工し
たことを特徴とするものである。また、前記内筒は、外
筒と略等しい円板状の鍔部を正面に有したことを特徴と
するものである。
【0006】このように、本発明に係るドリル破壊防止
錠によれば、内筒に焼入れ加工された鍔を形成すると共
に、内筒全体を焼入れ加工したので、ドリルによる破壊
を防止する事ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例である
ドリル破壊防止錠の側面図、図2は同ドリル破壊防止錠
の縦断面図である。内筒10は、全体に渡り焼入れ加工
が行われている。また、内筒10には、キー溝11が形
成されており、このキー溝11に対して垂直にピン穴1
2が複数個形成されている。また、内筒10の正面側に
は、外筒13と略同径の鍔部10aが形成されている。
鍔部10aは、内筒10と一体的に回転し、正面方向か
ら外筒13を保護している。更に、鍔部10aは、正面
部分に面取り10bが行われており、錠前を取り付けた
際に引掛ったりしない構造となっている。
【0008】内筒10の後端部には、カム14が取り付
けられており、施錠・解錠動作を行う。内筒10が回転
自在に挿嵌された外筒13には、前記ピン穴12と連続
する複数のピン穴15が形成されており、内部にバネ1
6で付勢されたタンブラーピン17及びドライバーピン
18が配設されている。
【0009】以上のように構成されたドリル破壊防止錠
は、内筒10のキー溝11部が焼入れ加工された鋼材等
で構成されたので、ドリル刃により切削破壊しようとし
ても、切削が極めて困難である。したがって、ドリルで
タンブラーピン17を破壊して解錠する事ができない。
また、鍔部10aにより外筒13部に位置するドライバ
ーピン18がカバーされるので、ドリルにより外筒13
を切削してドライバーピン18を破壊するのを防止する
事ができる。
【0010】尚、焼入れ加工の方法としては、鋼材の表
面に炭素を拡散浸透させた後に焼入れ加工を行う浸炭処
理(Carburizing)、鋼材の表面に窒素を拡散浸透させ
硬い窒素化層を形成する窒化処理(Phosphating)、高
周波焼入れ(Induction hardening)、鋼材の表面を急
速に加熱して、表面層が焼入れ温度に達した時に急冷さ
せる炎焼入れ(Flame hardening)等により行う事がで
きる。
【0011】また、内筒10及び鍔部10aを難削材、
例えば、チルド鋳物、超硬合金、高張力鋼等で構成した
場合にも、ドリルによる破壊を防止する事ができる。
【0012】図3は、本発明の他の実施例を示す縦断面
図、図4は同ドリル破壊防止錠の正面図である。本実施
例において、ドリル破壊防止錠は、キー溝19が形成さ
れると共に後端部でカム14を回転駆動する鍔部20a
を有した内筒20と、該内筒20が回転可能に支承され
た外筒21と、該外筒21と内筒20とを貫いて形成さ
れたピン穴15内にバネ16で付勢されたドライバーピ
ン18及びタンブラーピン17を備えている。
【0013】本実施例では、内筒20のキー溝19を鍔
部20aと共に切削加工した後、焼入れ加工を行う。こ
のために、内筒20の正面に形成された鍔部20aもキ
ー溝19と一体的に切削されている。以上のように構成
した場合、切削加工によりキー溝19を形成する事がで
きるので、粉末冶金等により金型を使用して製造する場
合に比べてコストの低減を図る事ができる。
【0014】図5は、本発明のドリル破壊防止錠の別の
実施例を示す縦断面図、図6は同ドリル破壊防止錠の正
面図である。本実施例においては、焼入れ加工した内筒
22の正面に外筒23とほぼ等い径の鍔部24が固着さ
れている。このように構成した場合、内筒22のキー溝
25の加工と、鍔部24のキー溝26の加工とは別々に
行われるので、鍔部24のキー溝26を不必要に長くす
る必要がなく、安全性に優れている。また、鍔部24が
劣化した場合には、新しい物と交換する事ができる。
【0015】更に、鍔部24は、型物である為に厚み方
向に大きく製造する事ができ、ドリル破壊に対する強度
を増強する事が出来る。
【0016】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るドリル破壊防止錠によればキー溝が形成されると共に
後端部でカム部材を回転駆動する内筒と、該内筒が回転
可能に支承された外筒と、該外筒と内筒とを貫いて形成
されたピン穴内にバネで付勢されたドライバーピン及び
タンブラーピンを備えたシリンダー錠であって、前記内
筒を焼入れ加工したので、硬度が増してドリルによる切
削を困難し、ドリル破壊を防止する事ができる。
【0018】また、前記内筒は、外筒と略等しい円板状
の鍔部を正面に有したので、ドリルにより外筒に配設さ
れたドライバーピンやバネの破壊を防止する事ができ
る。更に、内筒を切削加工により製造した場合は、製造
コストの低減をはかる事ができる。更にまた、請求項3
の構成とした場合、鍔部は、型物である為に厚み方向の
寸法を自由に設定する事ができ、破壊に対する強度を増
強する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるドリル破壊防止錠の側
面図である。
【図2】同ドリル破壊防止錠の縦断面図である。
【図3】本発明のドリル破壊防止錠の他の実施例を示す
縦断面図である。
【図4】同ドリル破壊防止錠の正面図である。
【図5】本発明のドリル破壊防止錠の別の実施例を示す
縦断面図である。
【図6】同ドリル破壊防止錠の正面図である。
【図7】従来の錠前をドリルで破壊した状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 内筒 10a 鍔部 10b 面取り 11 キー溝 12 ピン穴 13 外筒 14 カム 15 ピン穴 16 バネ 17 タンブラーピン 18 ドライバーピン 19 キー溝 20 内筒 20a 鍔部 21 外筒 22 内筒 23 外筒 24 鍔部 25 キー溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー溝が形成されると共に後端部でカム
    部材を回転駆動する内筒と、該内筒が回転可能に支承さ
    れた外筒と、該外筒と内筒とを貫いて形成されたピン穴
    内にバネで付勢されたドライバーピン及びタンブラーピ
    ンを備えたシリンダー錠であって、前記内筒を焼入れ加
    工したことを特徴とするドリル破壊防止錠。
  2. 【請求項2】 前記内筒は、外筒の外径と略等しい円板
    状の鍔部を正面に有したことを特徴とする請求項1記載
    のドリル破壊防止錠。
  3. 【請求項3】 前記内筒の正面に外筒の外径と略等しい
    鍔部を着脱自在に固定したことを特徴とする請求項1記
    載のドリル破壊防止錠。
JP22105196A 1996-08-22 1996-08-22 ドリル破壊防止錠 Pending JPH1061268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22105196A JPH1061268A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 ドリル破壊防止錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22105196A JPH1061268A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 ドリル破壊防止錠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061268A true JPH1061268A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16760733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22105196A Pending JPH1061268A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 ドリル破壊防止錠

Country Status (1)

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JP (1) JPH1061268A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005033449A1 (fr) * 2003-10-08 2005-04-14 Caidong Qin Structure de serrure
JP2008075273A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Miwa Lock Co Ltd シリンダ錠
CN102877696A (zh) * 2012-10-17 2013-01-16 徐钜祥 一种改进的门锁机构

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WO2005033449A1 (fr) * 2003-10-08 2005-04-14 Caidong Qin Structure de serrure
JP2008075273A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Miwa Lock Co Ltd シリンダ錠
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991117