JPH076306B2 - ドリル破壊防止錠 - Google Patents

ドリル破壊防止錠

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JPH076306B2
JPH076306B2 JP63319377A JP31937788A JPH076306B2 JP H076306 B2 JPH076306 B2 JP H076306B2 JP 63319377 A JP63319377 A JP 63319377A JP 31937788 A JP31937788 A JP 31937788A JP H076306 B2 JPH076306 B2 JP H076306B2
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lock
drill
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cylinder
tumbler
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Inventor
俊雄 峯村
Original Assignee
株式会社サンポウロック
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダー錠の安全装置に係り、特に、シリ
ンダー錠が外部からドリル等で破壊されるのを防止する
ためのドリル破壊防止錠に関する。
(従来の技術) 一般に、シリンダー錠等を外部からドリルで破壊される
のを防止するために種々の方法が提案されている。
ここで、錠のドリル破壊の例について説明すると、まず
第5図に示す如く、錠の内筒1と外筒2の境界付近にド
リル刃3を押し入れタンブラを切削破壊する。
このように、タンブラが破壊されると錠はロック機能を
失い錠としての機能を失ってしまう。
また、第6図に示す如く、内筒1の鍵穴或いは、外筒2
にドリル刃3を押し入れタンブラの上端或いは下端部を
破壊し、第7図に示す如く、タンブラピン4を取り出す
ことによりロック機構を喪失させることも行われてい
た。
これらのドリルによる錠の破壊行為を防止するために次
のような装置が提案されている。第3図は、ドリル破壊
防止装置の施された錠の一例を示す断面図である。同図
において、錠は、複数のタンブラピン群5の前列に円筒
状の焼入れ鋼6,6が埋設されている。このように構成し
た場合、ドリルで外部よりタンブラ5を切削破壊した
り、取り出そうとしても焼入れ鋼6にドリル刃が当る
と、それ以上の切削が困難となり、破壊が防止されるも
のである。また、第4図に示す錠は、シリンダ錠の前面
前部を焼入れ鋼7,7で装甲したものである。このような
構成とした場合は、外筒、或いは内筒に穴をあけること
ができず破壊され難い。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の焼き入れ鋼により装甲された
錠において、部品の加工及び焼入れ作業が困難であると
ともにコストアップになるという欠点が存在した。
また、鋼材の焼き入れの硬度のいかんにより、ドリル刃
の硬度より軟い場合には、ドリルにより切削されてしま
い破壊防止の効果がない場合もあった。
本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑みなされたも
のでドリル刃により切削破壊を防止するとともに、安価
に製造することができるドリル破壊防止錠を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るドリル破壊防止錠は、キー溝の形成された
内筒と、該内筒が回動可能に嵌挿された外筒と、該外筒
と内筒を貫いて形成されたピン穴にスプリングで付勢さ
れつつ嵌挿されたタンブラピンから成るシリンダ錠にお
いて、タンブラピンの前面に鋼球を配設構成したもので
ある。
(作用) このように、本考案に係るドリル破壊防止錠によれば外
部からドリル切削による破壊が試みられた場合、ドリル
の刃先が鋼球に当り、鋼球を回転させるのみで切削する
ことができず破壊されることがない。
(実施例) 以下、添付図面に従って本発明の一実施例を説明する。
第1図は、本発明のドリル破壊防止錠の一例を示す断面
図である。同図においてドリル破壊防止錠は、キー溝10
の形成された内筒11と該内筒11が回動可能に挿嵌された
外筒12と、前記内筒11の奥端部に固着された作動レバー
13と内筒11から外筒12を貫いて穿設されたピン穴14内に
バネ16で押圧されたタンブラピン15と前記タンブラピン
15の挿嵌されたピン穴14の前面に形成された室17,18内
に配設された鋼球19等を備えている。ここで、室17は内
筒11のピン穴14より錠前の前記内筒の軸線方向前面側に
形成されており、鋼球19が遊嵌されている。また、外筒
12のピン穴14より錠前の前記内筒の軸線方向前面側に
は、室18が形成されており、鋼球19が遊嵌されている。
したがって、鋼球19は夫々の室17,18内で自由に回転す
ることができる。鋼球19は、ドリルの切れ刃より硬度の
大きいものであれば充分にドリルによる切削を防止する
ことができる。また、ドリルの刃先より軟かい軟鋼であ
っても鋼球19が回転することによりドリル切削を防止で
きる。
第2図は、本発明の他の実施例を示す断面図である。同
図において、ドリル破壊防止錠は、キー溝10の形成され
た内筒11と該内筒11が回動可能に挿入された外筒12と、
前記内筒11の奥端部に固着された作動レバー13と内筒11
から外筒12を貫いて穿設されたピン穴14内にバネ16で押
圧されたタンブラピン15と前記タンブラピン15の挿嵌さ
れたピン穴14と錠前の前記内筒の軸線方向前面側との間
に形成された室20,21内に配設された鋼球22等を備えて
いる。
ここで、室21の下端は、キー溝10内に通じており、室21
内に遊嵌された鋼球22はタンブラピン15の前記内筒の軸
線方向前面(錠前前面側)をカバーしている。本実施例
においては、第1の実施例より大きな鋼球を使用してい
る。
以上のように構成した場合は、タンブラピン15の前面が
大幅にカバーされているのでドリルによる内筒の切削破
壊に対しても有効に防衛することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明に係るドリル破壊防
止錠によれば、外部からタンブラピンの機能を破壊する
ためにドリル刃を用いてタンブラピン側を切削破壊しよ
うとしても、鋼球に刃先が当接すると鋼球が回転するの
みで切削できない。また、鋼球は、ドリルの刃先より硬
いので切り刃を丸める働きをする。また、ドリルの刃先
より軟かい場合であっても、鋼球が自由に回転する事に
よりドリルの切削力が削がれ、それ以上奥まで破壊出来
ないので、タンブラピンがドリル破壊により脱落せず、
錠前が解錠する事がない。
したがって、錠のドリル破壊を効果的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のドリル破壊防止錠の一例を示す断面
図、第2図は、本発明のドリル破壊防止錠の他の実施例
を示す断面図、第3図,第4図は、従来のドリル破壊防
止錠の例を示す断面図、第5図は、錠のタンブラをドリ
ルで切削破壊する場合を示す断面図、第6図,第7図
は、錠の内筒にドリルで穴をあけ、タンブラを取り出す
場合を示す断面図である。 10……キー溝、11……内筒 12……外筒、13……作動レバー 14……ピン穴、15……タンブラピン 16……バネ、17,18……室 19,22……鋼球、20,21……室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キー溝の形成された内筒と、該内筒が回動
    可能に外筒と、該外筒と内筒を貫いて形成されたピン穴
    にスプリングで付勢されつつ嵌挿されたタンブラピンと
    から成るシリンダ錠において、錠前の前記内筒の軸線方
    向前面とタンブラピンとの間に回転自在に鋼球を配設し
    たことを特徴とするドリル破壊防止錠。
  2. 【請求項2】前記鋼球は、内筒の一部に形成された室と
    外筒の一部に形成された室に個々に配設されたことを特
    徴とする請求項1記載のドリル破壊防止錠。
JP63319377A 1988-12-20 1988-12-20 ドリル破壊防止錠 Expired - Fee Related JPH076306B2 (ja)

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JPH02164985A JPH02164985A (ja) 1990-06-25
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JPH06200409A (ja) * 1993-01-06 1994-07-19 Kanebo Ltd 蓄熱性アクリル系合成繊維及びその製造方法
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JPS6041155Y2 (ja) * 1979-09-20 1985-12-13 日本発条株式会社 角度調節機構付椅子

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