JPH1060958A - ヒータ装置およびヒータ付配管 - Google Patents

ヒータ装置およびヒータ付配管

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JPH1060958A
JPH1060958A JP8222926A JP22292696A JPH1060958A JP H1060958 A JPH1060958 A JP H1060958A JP 8222926 A JP8222926 A JP 8222926A JP 22292696 A JP22292696 A JP 22292696A JP H1060958 A JPH1060958 A JP H1060958A
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pipe
heater
heat
piping
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Fumitaka Ishimori
史高 石森
Tetsuo Yamaguchi
哲生 山口
Kiyoko Yasui
紀代子 安井
Keiichi Ohashi
啓一 大橋
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L53/00Heating of pipes or pipe systems; Cooling of pipes or pipe systems
    • F16L53/30Heating of pipes or pipe systems
    • F16L53/35Ohmic-resistance heating
    • F16L53/38Ohmic-resistance heating using elongate electric heating elements, e.g. wires or ribbons

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単かつ安価な構成で、既設の合成樹脂製配管
にも容易に取付可能なヒータ装置を提供すること。簡単
かつ安価に構成できるヒータ付配管を提供すること。 【解決手段】ヒータ装置1は、熱伝導性に優れた金属板
を配管92の外周面に沿うように湾曲させた2枚の伝熱
片21,22を有している。伝熱片21,22は、ヒー
タ装置1を取り付けるべき配管92の長さとほぼ同じ長
さに形成されている。伝熱片21の一方側端と伝熱片2
2の一方側端とは、ヒンジ25,26によって、配管9
2の外周面を覆うことができるように回動可能に連結さ
れている。伝熱板21の外周面には、PTC素子発熱体
を内部に有する2本のヒータユニットH1,H2が取り
付けられている。また、伝熱片22の外周面にも、2本
のヒータユニットH3,H4が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、寒冷地
域の配管の凍結防止のために用いられるヒータ装置に関
する。また、たとえば凍結防止のためのヒータが取り付
けられた配管に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように、陸屋根90のよう
な傾斜の小さい屋根には、通常、溜まった雨水などを排
出するためのルーフドレン91が配設されている。陸屋
根90上の雨水などは、このルーフドレン91から、塩
化ビニル製の配管92を通して地中の下水管など(図示
せず)に排出されるようになっている。
【0003】ところで、たとえば北海道などの寒冷地域
では、ルーフドレン91から排出された水が、夜間に配
管92内で凍結することがある。具体的には、配管92
が屋内に設けられている部分93および地中に埋設され
ている部分94では、それぞれ屋内の熱および地熱によ
って排水が凍結することはないが、床95と地面96と
の間に配管されている部分97で凍結してしまい、この
部分で配管92が割れるおそれがある。
【0004】そこで、実開昭59−35520号公報に
開示されている技術では、地下水の熱で温められるヒー
トパイプを配管内に突出させることによって、配管内で
の凍結が防止されている。ところが、この技術では、地
下水が存在する地域でしか、凍結を防止することができ
ない。また、配管内における凍結を防止する他の技術と
して、実公平5−20819号公報には、配管内に電熱
ヒータ線を配設することによって、配管内の凍結を防止
する技術が開示されている。しかし、電熱ヒータ線の異
常過熱を防止するためには、サーモスタットのような発
熱温度制御装置が必要となり、装置のイニシャルコスト
が高くなってしまう。
【0005】さらに、特開平7−189307号公報に
は、配管内に配設された電熱ヒータ線に太陽電池から電
力を供給することによって、ランニングコストを低減し
た装置が開示されている。しかしながら、太陽電池が比
較的高価なものであるから、装置全体にかかるイニシャ
ルコストが高くなってしまう。配管内における凍結を防
止するためのさらに他の方法として、配管の外周面にヒ
ータ線を巻き回して、このヒータ線に通電して配管自体
を加温することが考えられる。ところが、この方法で
は、前記実公平5−20819号公報に開示されている
技術と同様に、ヒータ線の異常過熱を防止するために、
サーモスタットなどが必要となり、装置のイニシャルコ
ストが高くなってしまう。
【0006】また、供給電圧が急変したり、環境温度が
急上昇した場合に、ヒータ線が異常過熱して配管が融け
るおそれがあるので、ヒータ線を配管に直接取り付ける
ことはできない。そこで、ヒータ線の発熱によって配管
を加熱する場合には、図16に示すように、たとえばス
テンレスなどの金属材料で構成された金属管部103の
両端部に塩化ビニル製の管継手101,102を取り付
け、金属管部103の外周面にヒータ線104が巻回さ
れる。これにより、ヒータ線の異常過熱による配管の溶
融が防止される。このようにして作成された配管は、図
15に示す床95と地面96との間の配管部分97に介
装されて、凍結を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16の装置
では、依然としてサーモスタットなどが必要であるう
え、管継手101,102と金属管部103とを、直に
接触しないように、かつ、水漏れがないように接続する
ことは、非常に製造上面倒なことである。また、発熱線
による加熱効率を高めるために配管の外側を断熱材で覆
う場合には、断熱材が発熱線に直に接触しないようにす
る必要もある。
【0008】さらに、図16に示すユニットは、配管の
途中に介装しなければならないから、既設配管に取り付
けることはできない。そこで、本発明の目的は、上述の
技術的課題を解決し、簡単かつ安価な構成で、既設の樹
脂製配管にも容易に取付可能なヒータ装置を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、簡単かつ安価に
構成できるヒータ付配管を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載のヒータ装置は、合成樹脂製配管の表
面に配置されて、配管を保温するためのヒータ装置であ
って、表面側をヒータ取付面とし、上記配管表面と対向
する裏面側を上記配管に伝熱するための伝熱面とした伝
熱部材と、上記伝熱部材のヒータ取付面に取り付けら
れ、正特性サーミスタ素子を合成樹脂で絶縁被覆するこ
とによって形成されたヒータユニットとを含むことを特
徴とするものである。
【0010】請求項1記載の構成によれば、ヒータユニ
ットから発生した熱は、伝熱部材に伝達され、さらに伝
熱部材の伝熱面から配管に与えられる。これにより、配
管が保温されて、たとえば、配管の内部での水分の凍結
を防止できる。また、この発明にかかるヒータ装置は、
自己温度制御機能を有する正特性サーミスタ素子を用い
て構成されているから、温度制御のためのサーミスタな
どの装置を必要としない。ゆえに、装置のイニシャルコ
ストを低減できる。さらに、配管がヒータユニットから
発生した熱によって異常過熱されることがなく、配管が
融けるといった不具合を生じるおそれがない。
【0011】さらにまた、ヒータユニットは正特性サー
ミスタ素子を合成樹脂で絶縁被覆することによって形成
されているので、優れた防水性を有しており、このヒー
タ装置が排水管などの加温に用いられても、高い信頼性
を有することができる。また、このヒータ装置は、既設
の配管にも取り付けることができ、大変便利である。
【0012】請求項2記載の発明は、上記伝熱部材は、
上記配管の表面に沿う弧形状に形成された複数の伝熱片
を含み、これら複数の伝熱片が結合されて、上記配管の
表面を覆うことを特徴とする請求項1記載のヒータ装置
である。複数の伝熱片は、配管の軸方向に直交する方向
に切断したときの断面形状が弧形状となるように形成さ
れており、これら複数の伝熱片を結合して配管の表面を
覆った状態で、複数の伝熱片は断面円形状をなすように
形成されている。したがって、このヒータ装置によれ
ば、既設の配管への取付けが簡単に行える。そのうえ、
各々の伝熱片の大きさが小さくできるので、その取扱い
が便利である。
【0013】請求項3記載の発明は、上記伝熱部材は、
上記複数の伝熱片同士をヒンジ結合するヒンジ部材を含
むことを特徴とする請求項2記載のヒータ装置である。
請求項3記載の構成によれば、複数の伝熱片同士がヒン
ジ部材によって予め連結されているので、配管の外周面
に沿う形状に組み立てる際の手間が軽減される。
【0014】請求項4記載の発明は、上記伝熱部材は、
配管の外周面に沿わせて変形させることができる可撓性
の板状体であることを特徴とする請求項1記載のヒータ
装置である。請求項4記載の構成によれば、伝熱部材を
配管の形状に沿う形状に変形することができるので、配
管への取付が簡単である。また、伝熱部材を配管に密着
させることができるので、ヒータユニットから発生した
熱が効率良く伝達される。さらに、伝熱部材が板状体で
あるから、ヒータ装置がかさばらず、輸送上便利であ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、合成樹脂製の配管
と、配管の外表面に設けられた伝熱層と、上記伝熱層の
外表面に取り付けられ、正特性サーミスタ素子を合成樹
脂で絶縁被覆することによって形成されたヒータユニッ
トとを含むことを特徴とするヒータ付配管である。
【0016】請求項5記載の構成によれば、ヒータユニ
ットから発生した熱は、伝熱層を介して配管に与えられ
て、配管が保温される。ゆえに、配管内で水分が凍結す
るおそれがない。また、請求項1に記載されている発明
と同様に、正特性サーミスタ素子を用いて構成されてい
るから、温度制御のためのサーミスタなどの装置を必要
とせず、装置のイニシャルコストを低減できる。そのう
え、配管がヒータユニットから発生した熱によって異常
過熱されることがなく、配管が融けるといった不具合を
生じるおそれがない。
【0017】さらに、ヒータユニットは、優れた防水性
を有しており、このヒータ装置が排水管などの加温に用
いられても、高い信頼性を有することができる。さら
に、予めヒータユニットが取り付けられた配管であるか
ら、建物などの建築時にこの配管を組み込んでおくこと
で、ヒータ装置を後付けする必要がなくなる。
【0018】請求項6記載の発明は、上記配管を外装す
る断熱部材をさらに含むことを特徴とする請求項5記載
のヒータ付配管である。請求項6記載の構成によれば、
ヒータユニットが取り付けられた配管の外表面が断熱部
材によって覆われるので、加温効率を高めることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るヒータ装置を斜め上方から見た図であ
る。また、図2は、図1の切断面線II−IIにおける上記
ヒータ装置の断面図である。このヒータ装置1は、たと
えば、図15に示す塩化ビニル製の配管92において、
特に凍結しやすい箇所の外周面、具体的には床95と地
面96との間に位置している部分97の外周面に装着さ
れて、配管92を保温するためのものである。
【0020】図1および図2を参照して、ヒータ装置1
は、2枚の伝熱片21,22を有している。伝熱片2
1,22は、それぞれ、熱伝導性に優れた金属板、たと
えばステンレス板を配管92の外周面に沿うように湾曲
させたものであり、配管92の長手方向に直交する方向
に切断したときの断面が半円形状に形成されている。ま
た、伝熱片21,22は、ヒータ装置1を取り付けるべ
き配管92の長さとほぼ同じ長さに形成されており、2
つの伝熱片21,22によって配管92の外周面を包被
できるように形成されている。
【0021】伝熱板21の表面となる外周面には、2本
のヒータユニットH1,H2が取り付けられている。ま
た、伝熱片22の表面となる外周面には、2本のヒータ
ユニットH3,H4が取り付けられている。すなわち、
2枚の伝熱板21,22の外周面が、ヒータユニットH
1〜H4(以下、総称するときには、単に「ヒータユニ
ットH」という。)を取り付けるためのヒータ取付面に
されている。
【0022】ヒータユニットHは、全体として長手の部
材であり、内部にPTC素子発熱体11(図2および図
3参照)を収容している4つの円板部62と、4つの円
板部62を連結している連結部63とを含んでいる。ヒ
ータユニットHは、配管92の長手方向に沿うように、
円板部62においてリベット61で伝熱片21,22の
外周面に取り付けられている。
【0023】図9は、ヒータユニットの接続状態を簡略
化して示す図である。図9を参照して、ヒータユニット
Hの一方端部からは、リード線36,37が引き出され
ている。これらのリード線36,37は、各ヒータユニ
ットHに商用交流電源83の電圧が並列に印加されるよ
うに、接続部84において電源コード85と接続されて
いる。
【0024】具体的には、図10に示すように、電源コ
ード85から引き出されている導電線85aとリード線
36とが、閉端接続子87によって圧着接続されてい
る。また、電源コード85から引き出されている導電線
85bとリード線37とが、閉端接続子86によって圧
着接続されている。接続部84は、導電線85a,85
bおよび閉端接続子86,87などが、シリコン樹脂な
どの絶縁性樹脂で封止されることによって構成されてい
る。
【0025】このように、各ヒータユニットHが電気的
に並列に接続されているので、電源コード85を商用交
流電源83(図9参照)に接続すれば、各ヒータユニッ
トHには商用交流電源83の電圧が並列に印加される。
また、接続部84は、絶縁樹脂によって絶縁封止されて
いるので、接続部84で水分などによる短絡が生じるお
それがない。
【0026】また、図10に示す以外にも、図11に示
すように、リード線36が導電線85aの先端に圧着さ
れた並列端子89に接続され、リード線37が導電線8
5bの先端に圧着された並列端子88に接続されて、導
電線85a,85bおよび並列端子88,89などが絶
縁性樹脂で封止されることによって、接続部84が構成
されてもよい。
【0027】図1を参照して、伝熱片21の一方側端と
伝熱片22の一方側端とは、ヒンジ25,26によっ
て、配管92の外周面を覆うことができるように回動可
能に連結されている。ヒータ装置1は、たとえば、伝熱
片22の内周面24を配管92の外周面に密着させ、さ
らに伝熱片21の内周面23が配管92の外周面に密着
するように、伝熱片21を図中矢印P方向に回動させる
ことによって、配管92に取り付けられる。ヒータ装置
1が配管92に取り付けられた状態では、伝熱片21,
22の内周面23,24は、配管92の外周面にほぼ密
着して、ヒータユニットHから発生する熱を配管92に
伝達するための伝熱面をなす。これにより、ヒータユニ
ットHから発生する熱によって、配管92内で水分など
が凍結するのを確実に防止することができる。
【0028】図3は、ヒータユニットHの構成を示す分
解斜視図である。以下では、図2および図3を参照し
て、ヒータユニットHの構成について詳細に説明する。
このヒータユニットHは、上述したように、4つの円板
部62(図1参照)の内部に、それぞれ正特性サーミス
タであるPTC(Positive Temperature Coefficient)
特性を有するセラミックス半導体からなるPTC素子発
熱体11を備えている。このPTC素子発熱体11は、
ヒータユニットHの長手方向に沿って上下に対向配置さ
れた上給電部材31および下給電部材32の間に一定の
間隔を開けて並列に接続されている。PTC素子発熱体
11および給電部材31,32からなる発熱ユニット
は、キャップ41が被せられた状態で、電気絶縁性を有
する上絶縁ケース51および下絶縁ケース52によって
封止されている。
【0029】PTC素子発熱体11は、たとえばチタン
酸バリウムなどを主原料としたもので、室温からキュリ
ー温度Tc(抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キ
ュリー温度Tcを越えると急に抵抗値が増大する特性を
有する感熱素子である。この特性により、PTC素子発
熱体11は、キュリー温度Tcを下回る温度下において
電圧が印加されると、最初は、低温であるために抵抗値
が小さく、大電流が流れる。これにより、急激に温度が
上昇する。そして、温度がキュリー温度Tcを越える
と、抵抗値が急に増大し、電流値が低下して、発熱量が
減少する。そのため、一定の温度以上に温度が上がるこ
とがなく、ある温度で安定する。すなわち、PTC素子
発熱体11は、自己温度制御機能を有している。
【0030】PTC素子発熱体11は、全体として円板
状に形成されており、その中央部には、取付孔12が上
下面に貫通して形成されている。取付孔12は、後述す
る下絶縁ケース52に形成された位置決め用軸53が挿
通可能な大きさに形成されている。また、PTC素子発
熱体11の上面および下面には、それぞれ電極13,1
4が形成されている。
【0031】一方、上給電部材31は、PTC素子発熱
体11の個数と同数の円形平板部33aと、これらの円
形平板部33aを連結している長尺平板部34aとを有
している。また、下給電部材32は、PTC素子発熱体
11の個数と同数の円形平板部33bと、これらの円形
平板部33bを連結している長尺平板部34bとを有し
ている。円形平板部33a,33bは、PTC素子発熱
体11の外径にほぼ等しい大きさに形成されており、そ
の中央部には、それぞれPTC素子発熱体11の取付孔
12とほぼ同径の取付孔35a,35bが貫通形成され
ている。
【0032】上給電部材31の円形平板部33aが電極
13に接触し、下給電部材32の円形平板部33bが電
極14に接触して、PTC素子発熱体11は一対の給電
部材31,32に挟持された状態になっている。また、
給電部材31,32の一方端部には、図外の商用交流電
源に接続されるべきリード線36,37がそれぞれ接続
されている。したがって、4つのPTC素子発熱体11
には、交流電源からの電圧が並列に印加される。
【0033】キャップ41は、給電部材31,32をそ
れぞれ電極13,14に接触固定するためのものであ
り、電気絶縁性を有する材料によって一体成形されてい
る。キャップ41は、PTC素子発熱体11および給電
部材31,32の円形平板部33を上方から覆うことが
できるように、内部に空間が形成され、かつ下面が開放
されている。キャップ41の上面には、その中央部にP
TC素子発熱体11の取付孔12とほぼ同径の取付孔4
2が貫通形成されている。また、キャップ41の側面に
は、給電部材31の長尺平板部34aが嵌められる切欠
43,44と、給電部材32の長尺平板部34bが嵌め
られる切欠45,46とが形成されている。
【0034】なお、電極13,14と給電部材31,3
2との接続は、導電性を有する接着剤を用いて行われて
もよい。しかし、接着剤の硬化に要する時間および接着
剤の液垂れによる上部電極13と下部電極14との短絡
を防ぐための手間を考慮すると、上述のように、接着剤
を使用しないで、キャップ41を被せることによって、
電極13,14にそれぞれ給電部材31,32を固定す
るのが好ましい。
【0035】下絶縁ケース52は、電気絶縁性を有する
材料を用いて、たとえば射出成形によって形成される。
下絶縁ケース52には、PTC素子発熱体11の個数と
同数の位置決め用軸53が、上方に立ち上がった状態に
突設されている。位置決め用軸53は、下給電部材32
の取付孔35b、PTC素子発熱体11の取付孔12、
上給電部材31の取付孔35aおよびキャップ41の取
付孔42に、この順で挿通されている。また、位置決め
用軸53には、リベット61が挿通されるリベット孔5
4が貫通形成されている。
【0036】上絶縁ケース51(図2参照)は、PTC
素子発熱体11および給電部材31,32が下絶縁ケー
ス52に取り付けられ、さらにキャップ41が被せられ
た状態で、射出成形用金型にセットして、電気絶縁性を
有する材料を射出成形することによって、下絶縁ケース
52と一体的に成形されるものである。PTC素子発熱
体11、給電部材31,32および給電部材31,32
とリード線36,37との接続部分などは、上絶縁ケー
ス51および下絶縁ケース52によって絶縁封止され
る。これにより、ヒータユニットHは、優れた防水性を
有し、水まわりで使用されても、高い信頼性を有するこ
とができる。
【0037】上絶縁ケース51および下絶縁ケース52
は、熱収縮が小さく、熱伝導性や機械的強度に耐え得る
耐熱性、水分を内部に通さない防水性、および空気を内
部に通さない気密性を備えること、およびリード線3
6,37の被覆材料との密着性が良好であることが必要
である。したがって、絶縁ケース51,52は、たとえ
ば、ナイロン、ポリプロピレンおよびガラス繊維からな
るポリマアロイなどで成形されるのが好ましい。
【0038】また、上絶縁ケース51と下絶縁ケース5
2とを同じ電気絶縁性材料で構成することは、互いの親
和性が良く、かつ熱膨張係数が等しくなるため、一体化
の観点では望ましい。しかし、熱伝導の観点に立つと、
下絶縁ケース52は伝熱片21,22に良好に熱を伝え
る方が良く、一方、上絶縁ケース51は放熱しにくい方
が良い。したがって、後者の観点を優先させる場合に
は、互いの親和性および熱膨張係数を考慮しつつ、下絶
縁ケース52には、熱伝導性および電気絶縁性が共に良
好な素材、たとえばポリマアロイを用い、上絶縁ケース
51には、熱伝導性が比較的低い素材、たとえばエポキ
シ樹脂を用いるとよい。
【0039】上記のようなヒータユニットHは、たとえ
ば、次のようにして作成することができる。まず、扁平
な円筒形状のPTC素子発熱体11を作成し、この上面
および下面にそれぞれ電極13,14を形成する。たと
えば、オーミックコンタクト電極形成用の銀ペーストを
塗布した後に、PTC素子発熱体11を560℃にて3
0分間加熱することによって、電極13,14を形成す
ることができる。
【0040】次に、射出成形などによって予め成形した
下絶縁ケース52に、下給電部材32、PTC素子発熱
体11および上給電部材31をこの順に嵌め込む。この
とき、PTC素子発熱体11の取付孔12および給電部
材31,32の取付孔35a,35bに、下絶縁ケース
52に形成された位置決め用軸53が挿入されるよう
に、PTC素子発熱体11および給電部材31,32を
配置する。
【0041】そして、給電部材31,32の一方端部
に、それぞれリード線36,37を半田付けする。この
リード線36,37の接続は、給電部材31,32が下
絶縁ケース52に嵌め込まれる前に行われてもよい。そ
の後、キャップ41の取付孔42が位置決め用軸53の
位置に合い、かつ上給電部材31が切欠43,44に、
下給電部材32が切欠45,46にそれぞれ嵌め込まれ
るように、キャップ41を被せる。
【0042】このようにして上記各部材が配置された下
絶縁ケース52を射出成形用金型にセットし、上絶縁ケ
ース51となる樹脂材料を射出成形して上絶縁ケース5
1を形成することにより、上絶縁ケース51と下絶縁ケ
ース52とが一体化されて、ヒータユニットHが完成す
る。このようにして完成されたヒータユニットHの上下
面には、位置決め用軸53に形成されたリベット孔54
がヒータユニットHを伝熱片21,22に取り付ける際
の取付孔として貫通形成されている。
【0043】このようにして完成されたヒータユニット
Hを用いてヒータ装置1を作成する方法について、図4
を参照して説明する。まず、たとえばステンレス板をヒ
ータ装置1が装着される配管の径に合わせて凸湾曲させ
ることによって作成された伝熱片21,22をヒンジ2
5,26で連結しておく。そして、この伝熱片21,2
2に、ヒータユニットHを位置決めして取り付けるため
の位置決め孔27を貫通形成する。形成する位置決め孔
27の数は、ヒータユニットHの本数および1本のヒー
タユニットHに備えられているPTC素子発熱体11の
個数に応じて決定される。
【0044】次に、ヒータユニットHに形成されたリベ
ット孔54が伝熱片21,22の位置決め孔27に合う
ように、ヒータユニットHを伝熱片21,22上に配置
する。そして、先端部分61aが割れているリベット6
1をリベット孔54および位置決め孔27に挿通し、先
端部分61aをハンマなどで開くことによって、ヒータ
ユニットHが伝熱片21,22に固定されて、ヒータ装
置1が完成する。
【0045】このように、ヒータユニットHは、PTC
素子発熱体11が存在している部分においてリベット締
めされて、伝熱片21,22に固定されるので、PTC
素子発熱体11が伝熱片21,22に押し付けられた状
態となり、PTC素子発熱体11の発熱が、伝熱片2
1,22に効率良く伝達される。なお、ヒータユニット
Hは、ボルトをリベット孔54および位置決め孔27に
挿通して、このボルトに伝熱片21,22側からナット
を付けることで固定されてもよい。また、伝熱片21,
22が、たとえば3mm以上の厚みを有する場合には、
伝熱片21,22にねじ穴を形成し、このねじ穴にボル
トを螺合させることによってヒータユニットHが取り付
けられてもよい。もちろん、ヒータユニットHは、接着
剤で伝熱片21,22に固定されてもよい。
【0046】以上のようにして作成されたヒータ装置1
は、伝熱片21,22をヒンジ25,26において回動
させて配管の外周面に巻き付けて、たとえば電線を結束
するための結束バンドなどでヒータ装置1を締め付ける
ことによって、配管に取り付けられる。したがって、本
実施形態にかかるヒータ装置1は、既設の配管にも、簡
単に装着することができる。
【0047】なお、ヒータ装置1が配管に取り付けられ
て使用されるときには、ヒータ装置1による加温効果を
高めるために、ヒータ装置1の外表面が断熱材で覆われ
るのが好ましい。このとき、本実施形態にかかるヒータ
装置1によれば、一定温度以上に発熱することがないの
で、断熱材がヒータユニットHに直に接触しても断熱材
が融けたりするおそれがない。ゆえに、断熱材に特別な
加工を施す必要がなく、製造にかかるコストおよび手間
を低減することができる。
【0048】上述の実施形態では、発熱体として、PT
C特性を有するサーミスタ素子が用いられているので、
発熱温度を制御するためにサーモスタットなどの装置が
不要であり、装置のイニシャルコストが低減される。さ
らに、PTC素子発熱体11は、一定温度以上には発熱
しないので、たとえば塩化ビニルで構成されている配管
の外周面に装着されても、PTC素子発熱体11の発熱
によって配管が融けたり、変形したりするおそれがな
い。
【0049】上述の実施形態では、配管の軸方向に直交
する方向に切断したときの断面が半円形状に形成された
2枚の伝熱片が、ヒンジで結合されている場合を例に挙
げて説明したが、配管の外周面に沿う断面弧形状に形成
された3枚以上の伝熱片がヒンジ接続されて、配管に外
装できるものであってもよい。また、伝熱片同士が必ず
しもヒンジで接続されている必要はなく、ばらばらの伝
熱片が、配管の形状に沿うように組み立てられて、配管
に取り付けられてもよい。
【0050】さらに、上述の実施形態では、1枚の伝熱
片に2本のヒータユニットが取り付けられているが、1
枚の伝熱片に取り付けられるヒータユニットの本数は1
本であってもよいし、3本以上であってもよい。さらに
また、1本のヒータユニットに備えられているPTC素
子発熱体の個数は4個に限定されず、1個ないし3個で
あってもよい。また、5個以上であってもよい。
【0051】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図5は、本発明の第2実施形態にかかるヒータ
装置の外観構成を示す斜視図である。図5において、図
1に示す各部と同等の部分には、同一の参照符号を付し
て示し、その説明を省略する。このヒータ装置70は、
熱伝導性に優れ、容易に曲げることができる金属薄板
(たとえば厚さ0.25mm)などで構成された伝熱板
71と、伝熱板71の一方表面に取り付けられた複数本
のヒータユニットHとを備えている。伝熱板71は、ヒ
ータ装置70が取り付けられる配管92の外周を包被で
きるような大きさに形成されている。
【0052】このヒータ装置70を配管92に取り付け
るに際しては、ヒータユニットHが取り付けられている
面が外側になるように、伝熱板71を配管92の形状に
沿わせて湾曲させて、配管92の外周面に巻き付ける。
そして、電線を結束するための結束バンド74でヒータ
装置70を締め付けることによって、ヒータ装置70が
配管92に固定される。
【0053】ヒータユニットHの発熱によって配管92
を効率良く加温できるように、ヒータユニットHおよび
伝熱板71の外表面が、2つの断熱材72,73によっ
て覆われるのが好ましい。断熱材72,73は、たとえ
ば、半円筒形状の断熱材片を合成樹脂発泡成形体にて形
成し、2つの断熱材片を円筒形状に合致できるようにす
るほか、合成樹脂発泡体を円筒形状に成形し、この成形
品を長さ方向に2つに分割することによって作成された
ものである。断熱材72,73は、伝熱板71の外表面
を覆う円筒をなすように取り付けられて、たとえば、そ
の外周面に塩化ビニル製の粘着テープが巻回されて固定
される。なお、2つの断熱材片が、円筒形状に合致でき
るように、たとえばヒンジによって開閉可能に連結され
ていてもよい。
【0054】このように、伝熱板71が可撓性を有する
部材で構成されているので、ヒータ装置70は配管92
に簡単に装着することができる。また、伝熱板71は、
配管への取付時に、取り付けられる配管の形状に合わせ
て曲げればよいので、このヒータ装置70は、どのよう
な形状の配管にも取付可能である。さらに、伝熱板71
が薄板で構成されているので、ヒータ装置70がかさば
らず、輸送上便利である。この他、上述の第1実施形態
と同様の作用効果を奏することができる。
【0055】図6に、本発明の第3実施形態に係るヒー
タ装置を示す。図6において、図1または図5に示す各
部と同等の部分には、同一の参照符号を付して示し、そ
の説明を省略する。ヒータ装置80は、曲成するための
可撓性を有する伝熱板71の一方側端に複数個の凸部7
5が形成され、他方側端に凸部75と同数の凹部76と
が形成されている。ヒータ装置80は、ヒータユニット
Hが外側になるように配管の外周面に巻き付けられ、凸
部75が凹部76に嵌め込まれることによって、配管の
外周面に固定される。したがって、この構成によれば、
ヒータ装置70を配管に固定するために、結束バンドな
どを必要としない。
【0056】また、結束バンドなどの別部材を使わず
に、配管に対して巻装状態を維持することができるヒー
タ装置としては、図6に示すヒータ装置80以外に、図
7に示すヒータ装置81を例示することができる。ヒー
タ装置81は、伝熱板71の一方側端に複数個の凸部7
7が形成され、他方側端付近に凸部77と同数個の長孔
78が形成されている。伝熱板71をヒータユニットH
が外側になるように配管の外周面に巻き付けて、凸部7
7を長孔78に差し込み(図8(a)参照)、さらに凸
部77を手前側に折り返すことによって、ヒータ装置8
1が配管に取り付けられる(図8(b)参照)。
【0057】なお、図8(a)に示すように、凸部77
の差込方向に関して長孔78の手前側は、凸部77が長
孔78に挿入しやすいように、ヒータ取付面側に押し出
されている。これにより、凸部78が長孔78に挿入し
やすいうえ、ヒータ装置81が配管に取り付けられたと
きに、図8における下面側において凸部77と伝熱板7
1とが略面一になり、伝熱板71が配管の外周面に密着
する。
【0058】なお、上述の3つの実施形態において、伝
熱片および伝熱板の表裏面は平滑になっている。しか
し、図12に示すように、ヒータユニットHの円板部6
2(図1参照)が接触する部分が、エンボシング加工に
よってヒータ取付面側に押し出されて、たとえば円形の
平面部7が形成されているのが好ましい。なぜなら、図
13に示すように、上記平面部7が形成されていれば、
ヒータユニットHの円板部62が平面部7に密着し、ヒ
ータユニットHによる加温効率が向上するからである。
また、ヒータユニットHがリベット61によって伝熱片
または伝熱板に固定されたときに、リベットなどの先端
部分61aが平面部7に形成された空間内に収容され、
伝熱片および伝熱板と配管92との密着性を高めること
ができるからである。
【0059】なお、図14に示すように、ヒータユニッ
トが取り付けられる部分全体が、ヒータ取付面側に押し
出されて、平面長方形状の押出部8が形成されていても
よい。本発明の3つの実施形態について説明したが、本
発明はこれらの実施形態以外の形態で実施することもで
きる。たとえば、上述の各実施形態においては、配管の
外周面に装着されるヒータ装置として説明したが、伝熱
片または伝熱板が配管の外表面に一体的に設けられて、
ヒータ付配管とされてもよい。ヒータ付配管は、たとえ
ば、配管の表面にステンレスなどのメッキを施すことに
よって伝熱層を形成し、その伝熱層の外表面にヒータユ
ニットが取り付けられて作成されてもよい。このとき、
ヒータユニットは、たとえば接着剤などで接着固定する
か、結束バンドで締め付けて固定される。このように構
成されたヒータ付配管を、建物などの建築時に配管して
おくことで、配管を保温するためのヒータ装置を後付け
する必要がなくなる。また、予めヒータ付配管を断熱材
で外装しておけば、加温効率の良い配管となるうえ、配
管後に断熱材を装着する手間も省ける。
【0060】また、伝熱片、伝熱板または伝熱層の材質
としては、ステンレス以外にも、アルミニウム、鉄、ニ
ッケルのような金属を用いることができる。さらに、金
属以外にも、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭
化ケイ素、窒化ケイ素のような物質を、その材料として
用いることができる。この他、特許請求の範囲に記載さ
れた範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ヒータユ
ニットから発生した熱によって、配管が保温されて、た
とえば、配管の内部での水分の凍結を防止できる。ま
た、温度制御のためのサーミスタなどの装置を必要とし
ないので、装置のイニシャルコストを低減できる。さら
に、配管がヒータユニットから発生した熱によって異常
過熱されることがなく、配管が融けるといった不具合を
生じるおそれがない。
【0062】さらにまた、ヒータユニット自体が優れた
防水性を有しており、このヒータ装置が水まわりで用い
られても、高い信頼性を有することができる。また、こ
のヒータ装置は、既設の配管にも取付可能で便利であ
る。請求項2記載の発明によれば、複数の伝熱片を結合
することによって、伝熱部材全体で配管の表面を覆うこ
とができるから、既設の配管への取付けが簡単に行え
る。そのうえ、各々の伝熱片の大きさが小さくできるの
で、その取扱いが便利である。
【0063】請求項3記載の発明によれば、複数の伝熱
片同士がヒンジ部材によって予め連結されているので、
配管の外周面に沿う形状に組み立てる際の手間が軽減さ
れる。請求項4記載の発明によれば、伝熱部材を配管の
形状に沿う形状に変形することができるので、配管への
取付が簡単である。また、伝熱部材を配管に密着させる
ことができるので、ヒータユニットから発生した熱が効
率良く伝達される。
【0064】請求項5記載の発明によれば、予めヒータ
ユニットが取り付けられた配管であるから、建物などの
建築時にこの配管を組み込んでおくことで、ヒータ装置
を後付けする必要がなくなる。請求項6記載の発明によ
れば、ヒータユニットが取り付けられた配管の外表面が
断熱部材によって覆われるので、加温効率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヒータ装置を斜め上
方から見た図である。
【図2】図1の切断面線II−IIにおける上記ヒータ装置
の断面図である。
【図3】ヒータユニットの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図4】上記ヒータ装置を作成する方法を説明するため
に、ヒータ装置を分解して示す拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るヒータ装置の構成
を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るヒータ装置の構成
を示す図である。
【図7】図6に示すヒータ装置の変形例を示す平面図で
ある。
【図8】図7に示すヒータ装置の配管への取付方法を説
明するために、凸部および長孔を拡大して示す斜視図で
ある。
【図9】ヒータユニットの接続状態を簡略化して示す平
面図である。
【図10】ヒータユニットの接続方法を一例を示す平面
図である。
【図11】ヒータユニットの接続方法の他の例を示す平
面図である。
【図12】伝熱片および伝熱板の変形例を示す図であ
る。
【図13】図12に示す伝熱片および伝熱板を用いた場
合の効果を説明するための図である。
【図14】伝熱片および伝熱板の他の変形例を示す図で
ある。
【図15】ルーフドレンに接続された配管の配管状態を
簡略化して示す断面図である。
【図16】従来のヒータ付配管を斜め上方から見た図で
ある。
【符号の説明】
1,70,80,81 ヒータ装置 11 PTC素子発熱体 21,22,71 伝熱板 25,26 ヒンジ 51,52 絶縁ケース 72,73 断熱材 92 配管 H1〜H4 ヒータユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製配管の表面に配置されて、配管
    を保温するためのヒータ装置であって、 表面側をヒータ取付面とし、上記配管表面と対向する裏
    面側を上記配管に伝熱するための伝熱面とした伝熱部材
    と、 上記伝熱部材のヒータ取付面に取り付けられ、正特性サ
    ーミスタ素子を合成樹脂で絶縁被覆することによって形
    成されたヒータユニットとを含むことを特徴とするヒー
    タ装置。
  2. 【請求項2】上記伝熱部材は、上記配管の表面に沿う弧
    形状に形成された複数の伝熱片を含み、これら複数の伝
    熱片が結合されて、上記配管の表面を覆うことを特徴と
    する請求項1記載のヒータ装置。
  3. 【請求項3】上記伝熱部材は、上記複数の伝熱片同士を
    ヒンジ結合するヒンジ部材を含むことを特徴とする請求
    項2記載のヒータ装置。
  4. 【請求項4】上記伝熱部材は、配管の外周面に沿わせて
    変形させることができる可撓性の板状体であることを特
    徴とする請求項1記載のヒータ装置。
  5. 【請求項5】合成樹脂製の配管と、 配管の外表面に設けられた伝熱層と、 上記伝熱層の外表面に取り付けられ、正特性サーミスタ
    素子を合成樹脂で絶縁被覆することによって形成された
    ヒータユニットとを含むことを特徴とするヒータ付配
    管。
  6. 【請求項6】上記配管を外装する断熱部材をさらに含む
    ことを特徴とする請求項5記載のヒータ付配管。
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