JPH106089A - 大型空き缶の開缶装置及び圧潰装置 - Google Patents

大型空き缶の開缶装置及び圧潰装置

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JPH106089A
JPH106089A JP25389896A JP25389896A JPH106089A JP H106089 A JPH106089 A JP H106089A JP 25389896 A JP25389896 A JP 25389896A JP 25389896 A JP25389896 A JP 25389896A JP H106089 A JPH106089 A JP H106089A
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JP25389896A
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Toshiaki Kobayashi
利章 小林
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/08Accessory tools, e.g. knives; Mountings therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラム缶等の大型空き缶を小さく圧潰できる
ように蓋部分及び底蓋部分を開缶する。 【解決手段】 ベースに固定された支持部材に可動盤を
スライド自在に支持し、可動盤には少なくとも1つの取
付基部をスライド自在に支持し、取付基部に切開部材を
取付ける。切開部材は大型空き缶の開缶すべき部位への
押込みが開始される少なくとも1つの押込み開始先端と
該押込み先端に連続しかつ上記押込みによって開缶ライ
ンを形成する少なくとも1つの斜辺部とを有する形状と
する。可動盤をスライド駆動させて切開部材を前進さ
せ、大型空き缶を開缶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラム缶等の大型空
き缶を廃棄する際に容易に圧潰できるように開缶してそ
の高強度構造を破壊できるようにした大型空き缶の開缶
装置及び圧潰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化学薬品、灯油、潤滑オイル、食用油、
食品、塗料等は18リットル缶や20リットル缶といっ
た中型缶、あるいはドラム缶といった大型缶に入れられ
ることが多い。かかる中・大型缶は化学薬品等を使い終
わると、工場等の片隅に積んでおき、まとめて廃棄する
ことが行われている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型空き缶は
缶の形状のままでは積んでおいたり、運搬車両の荷台に
搭載したりする場合に非常に大きなスペースを必要と
し、廃棄のコスト高を招来するという問題があった。
【0004】本発明者は上述の問題を解決すべく、大型
缶の構造を種々検討した結果、かかる大型缶は蓋部分及
び底蓋部分がその外縁全部が周囲の側壁部分に取付けら
れることにより補強され、全体として高強度の構造体が
構成されており、蓋部分及び底蓋部分を開缶するとその
高強度構造を破壊することができ、周囲の側壁部分のみ
は簡単に圧潰することができる。また、側壁部分のほぼ
対向する位置で上下方向に延びるラインで切開しても比
較的弱い力で圧潰できることを知見するに至った。
【0005】本発明は、かかる点に鑑み、簡単な作業で
大型空き缶を開缶してその高強度構造を破壊できるよう
にした大型空き缶の開缶装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る大
型空き缶の開缶装置は、円筒形状の大型空き缶をこれが
圧潰されうるように開缶する開缶装置であって: 床面
上に固定可能なベースと; 該ベースに固定された支持
部材と; 該支持部材にスライド自在に支持されて外部
駆動力によってスライド駆動され、上記大型空き缶が横
置き又は縦置きに支持される可動盤と; 該可動盤に上
記大型空き缶の開缶すべき部位に向けてスライド自在に
支持された少なくとも1つの取付基部と; 上記可動盤
のスライドにて上記少なくとも1つの取付基部を上記大
型空き缶の開缶すべき部位に向けて押込みスライドさせ
る駆動力伝達機構と; 上記取付基部に横方向に延びて
取付けられ、上記大型空き缶の開缶すべき部位への押込
みが開始される少なくとも1つの押込み開始先端と該押
込み先端に連続しかつ上記押込みによって開缶ラインを
形成する少なくとも1つの斜辺部とを有する形状をな
し、上記押込みスライドにて上記大型空き缶の開缶すべ
き部位を上記開缶ラインによって切開する少なくとも1
つの切開部材とを備えたことを特徴とする。
【0007】支持部材はベースに起立させてもよく、横
方向に延びて固定してもよい。支持部材を起立させる場
合には可動盤上面に大型空き缶を載置できるが、支持部
材を横方向にする場合、可動盤が横方向にスライドする
ので、可動盤に大型空き缶を載置する部分を設けるのが
好ましい。支持部材の形状は支柱形状でもよく、板状で
もよく、又その数は可動盤をスライド自在に支持できれ
ば特に限定されない。
【0008】切開部材は押込みが開始される少なくとも
1つの押込み開始先端と、開缶ラインを形成する少なく
とも1つの斜辺部とを有する形状であればよく、例えば
ほぼ逆二等辺三角形状、ほぼ逆直角三角形状、複数の逆
三角形を幅方向に連続させた形状、ほぼ逆二等辺三角形
状やほぼ逆直角三角形状を放射状に組み合わせた形状、
展開した状態でほぼ逆二等辺三角形状又はほぼ逆直角三
角形状又はこれらを幅方向に連続させた形状となる平面
ほぼ円筒状又は平面円弧状、円錐形状、多角錐形状等が
採用できる。この場合、逆三角形、円錐形状、多角錐形
状の頂点が押込み開始先端、これに連続する斜辺が斜辺
部となる。また、適切な材質、熱処理等は当然のこと
で、押込み先端及び斜辺部には切刃を形成するのが好ま
しいが、あまり鋭角に形成すると、すぐに切刃が破損、
または、鈍ってしまうので適度な角度、例えば手を当て
ても切れない程度の角度がよく、しかもかかる鈍角度は
安全性、耐久性の点からも好ましい。
【0009】大型空き缶の切開すべき部位は蓋部分及び
/又は底蓋部分でもよく、側壁部分でもよい。蓋部分及
び/又は底蓋部分を切開する場合、切開部材の数は1つ
とし、大型空き缶の蓋部分又は底蓋部分の一方のみを開
缶し、大型空き缶を反転させて他方を開缶してもよい
が、2回の開缶作業を必要とする。そこで、切開部材の
数を2つとし、1回の開缶作業で大型空き缶の蓋部分及
び底蓋部分を同時に開缶できるようにするのがよい。ま
た、開缶ラインは、大型空き缶の蓋部分及び/又は底蓋
部分を直径状にその外径にほぼ等しい長さだけ延びる開
缶ラインを形成しうる形状としてもよく、大型空き缶の
蓋部分及び/又は底蓋部分の外周縁に沿った開缶ライン
を形成しうる形状としてもよい。また、大型空き缶の側
壁部分を開缶する場合、側壁部分の両側の1箇所又は複
数箇所を長手方向に切開すればよい。切開長さは側壁部
分の1/2以上、好ましくは2/3以上、より好ましく
は長手方向のほぼ全長にわたって切開するのがよい。
【0010】切開部材と大型空き缶との相対関係を任意
はしてもよいが、大型空き缶を切開部材に対して位置決
めする位置決め部材を更に備えるのが好ましい。この位
置決め部材は、可動盤に対して大型空き缶を位置決めす
る部材としてもよく、又取付基部の切開部材背後に所定
の隙間をあけて支持され、切開部材よりも横方向前方に
延び、切開部材との対向面が大型空き缶の側壁部分と接
触されて切開部材を大型空き缶の蓋部分及び/又は底蓋
部分に対して位置決めするとともに、切開部材の横方向
水平の押込みをガイドする定規部材とすることもでき
る。
【0011】外部駆動力の動力源は例えば油圧シリンダ
やエアーシリンダ等を採用してもよいが、工場等に一般
的に装備されているフォークリフトを利用するのがよ
い。即ち、フォークリフトはそのフォーク上昇時に大き
な揚力で荷物を高く持ち上げることができる上、アクセ
ル操作によって揚げる速度と揚力が加減でき、しかも大
きなストロークが得られるからである。
【0012】そこで、ベースにはフォークリフトの車輪
が乗り上げる乗り上げプレートを設け、乗り上げプレー
トにてベースプレートを床面に対して固定した状態でフ
ォークリフトのフォーク揚力を利用して可動盤をスライ
ド駆動するようにするのがよい。この場合、フォークに
よって可動盤を直接スライドさせてもよく、フォークの
揚力を変換機構を介して可動盤に伝達してこれをスライ
ドさせてもよい。変換機構の構造は特に限定されない。
乗り上げプレートはベースの一部を利用してもよく、又
別体としてベースに固定し、あるいは傾倒可能に連結し
てもよい。
【0013】また、本発明の開缶装置の考え方を利用す
れば、大型空き缶を開缶し、さらに圧潰できる圧潰装置
を提供できる。即ち、本発明に係る大型空き缶の圧潰装
置は、円筒形状の大型空き缶を開缶し、圧潰する大型空
き缶の圧潰装置であって:床面上に固定可能なベース
と; 該ベースに固定された支持部材と; 該支持部材
の先端部に固定された受盤と: 上記支持部材にスライ
ド自在に支持され、外部駆動力によってスライド駆動さ
れる第1の可動盤と; 上記支持部材の第1の可動盤の
上方にスライド自在に支持され、上記大型空き缶が横置
き又は縦置きに支持され、外部駆動力によってスライド
駆動されて開缶済みの大型空き缶を上記受盤に押し付け
て圧潰する第2の可動盤と; 上記第1の可動盤に上記
大型空き缶の開缶すべき部位に向けてスライド自在に支
持された少なくとも1つの取付基部と; 上記第1の可
動盤のスライドにて上記少なくとも1つの取付基部を上
記大型空き缶の開缶すべき部位に向けて押込みスライド
させる駆動力伝達機構と;上記取付基部に横方向に延び
て取付けられ、上記大型空き缶の開缶すべき部位への押
込みが開始される少なくとも1つの押込み開始先端と該
押込み先端に連続しかつ上記押込みによって開缶ライン
を形成する少なくとも1つの斜辺部とを有する形状をな
し、上記押込みスライドにて上記大型空き缶の開缶すべ
き部位を上記開缶ラインによって切開する少なくとも1
つの切開部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】開缶機構部分は上記の場合と同様であるの
で、その説明は省略する。また、フォークリフトの揚力
を利用して第1、第2の可動盤を各々別個にスライド駆
動してもよく、又第1、第2の可動盤を相互に連携離脱
する連携機構を設け、第1、第2の可動盤を連携させ、
第2の可動盤のスライド駆動にて第1の可動盤をスライ
ドさせて大型空き缶を開缶する一方、第1、第2の可動
盤の連携を離脱させ、第2の可動盤のスライド駆動にて
開缶済みの大型空き缶を圧潰するようにするのがよい。
この場合、第1、第2の可動盤の連携離脱は手作業で行
ってもよく、自動手とに行ってもよい。
【0015】
【作用及び発明の効果】通常、ドラム缶等の大型空き缶
については1度に圧潰する場合には本来、力の強い機械
を必要とする。これに対し、本発明では、上述の圧潰行
程を2つに分け、まず大型空き缶を開缶して高強度構造
を破壊した後、圧潰するようにしたので、弱い人力や力
の弱い機械で圧潰できる。
【0016】その結果、大型空き缶を廃棄するまでの間
に積んでおくスペースは小さくでき、又車両に搭載する
場合にも搭載スペースを小さくでき、廃棄費用を大幅に
コストダウンできる。
【0017】また、工場等に一般的に装備されているフ
ォークリフトを利用し、そのフォーク揚力によって空き
缶を開缶し、圧潰するようにしたので、専用の外部駆動
源を別途設ける必要がなく、コスト的及びスペース的に
有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明の好
ましい実施形態を示し、これはドラム缶(円筒形状の大
型空き缶)の開缶に適用した例である。図において、床
面上には左右一対のベース10、10が設置され、該ベ
ース10の前端縁には乗り上げプレート(図示せず)が
各々取付けられ、該乗り上げプレートにはフォークリフ
トの少なくとも前輪、好ましくは両輪が乗り上げること
ができるようになっている。
【0019】2つのベース10、10上には固定盤11
が水平に取付けられ、固定盤11には4本の支柱(支持
部材)12・・・が立設され、該支柱12・・・には可
動盤13がスライド自在に支持される一方、支柱12・
・・の下方大径部分12A・・・にて下方位置決めされ
ている。この可動盤13上には円筒形状の大型空き缶
W、具体的にはドラム缶が横置きに載置されるようにな
っている。
【0020】また、可動盤13には左右両側に取付ベー
ス(取付基部)14、14が左右方向の中央に向けてス
ライド自在に支持され、両取付ベース14、14には駆
動力伝達機構であるワイヤー(ローラーチェーンやリン
グチェーンを使用することもできる)15、15の一端
が連結され、該ワイヤー15、15の他端側はホイール
16、16を介して固定盤13の反対側の部分に連結さ
れており、乗り上げプレートにフォークリフトの車輪を
乗り上げさせた状態で可動盤13の下方にフォークFを
差込み、その揚力(外部駆動力)によって上昇されるこ
とによって左右の取付ベース14、14が中央に向けて
前進し、可動盤13を降下させることによって取付ベー
ス14、14が大型空き缶Wから後退するようになって
いる。
【0021】取付ベース14、14には切開プレート
(切開部材)17、17及び定規プレート(定規部材)
18、18が横方向中央に向けて延びて取付けられ、切
開プレート17、17はこれと直交する補強プレート1
9、19によって補強されている。この切開プレート1
7、17はほぼ横向きの二等辺三角形状をなし、その頂
点が押込み開始先端、斜辺が開缶ラインを形成する斜辺
部となっている。この切開プレート17、17は大型空
き缶Wの蓋部分及び底蓋部分の中央を直径状の、好まし
くは中央を横断してその外径にほぼ等しい長さだけ延び
る開缶ラインを形成しうる寸法となっている。
【0022】他方、図2に示すように、定規プレート1
8、18は切開プレート17、17との間に所定の隙間
をあけて取付けられ、しかも切開プレート17、17よ
りも横方向中央に向けて延び、その先端部分は外広がり
形状をなしている。
【0023】ドラム缶Wを開缶する場合、図1に示すよ
うに可動盤13にドラム缶Wを横置きに載置し、フォー
クリフトの車輪をベース10、10の乗り上げプレート
上に乗り上げさせてベース10、10を床面に固定する
とともに、フォークF、Fを可動盤13の下側に差し込
み、フォークF、Fを上昇させる。
【0024】すると、可動盤13が上昇し、それに伴っ
て左右の取付ベース14、14が内方にスライドし、ま
ず定規プレート18、18がドラム缶Wの側壁部分と接
触して切開プレート17、17をドラム缶Wの蓋部分及
び底蓋部分に対して正確な位置に位置決めし、さらに取
付ベース14、14がスライドすると、切開プレート1
7、17の押込み開始先端がドラム缶Wの蓋部分及び底
蓋部分を押し破り、さらに斜辺部が開缶ラインを形成
し、ドラム缶Wの蓋部分及び底蓋部分が開缶ラインで開
缶される。同時に、補強プレート19、19が開缶ライ
ンの周縁を押し付けて広げて癖をつけ、次の圧潰を行い
やすくする。
【0025】開缶が済み、フォークF、Fを下降させる
と、可動盤13が下降し、左右の取付ベース14、14
が後退して切開プレート17、17及び定規プレート1
8、18がドラム缶Wから自動的に引き抜かれる。従っ
て、後はドラム缶Wの側壁部分を上下から加圧すればド
ラム缶Wを簡単に圧潰できる。
【0026】図3ないし図7は本発明の第2の実施形態
を示し、これはドラム缶の圧潰装置に適用した例であ
る。図において、床面上には1枚のベース10が設置さ
れ、該ベース10の前端縁には乗り上げプレート20、
20が各々起立可能に取付けられ、該乗り上げプレート
20、20にはフォークリフトの両輪T、Tが乗り上げ
ることができるようになっている。
【0027】ベース10には4本の支柱(支持部材)1
2・・・が立設され、該支柱12・・・の上端には受盤
21が固定され、又支柱12・・・には第1の可動盤1
3がスライド自在に支持される一方、支柱12・・・の
下方大径部分12A・・・にて下方位置決めされ、又支
柱12・・・の第1の可動盤13の上方には第2の可動
盤22がスライド自在に支持され、スペーサ23によっ
て第1の可動盤13との間に所定の隙間、即ちフォーク
Fを差込みうる隙間が形成されている。この第2の可動
盤22は第1の可動盤13に比して短い横幅、具体的に
はドラム缶Wが横置きに載置されうる横幅になってい
る。
【0028】また、第1の可動盤13には左右両側に取
付ベース(取付基部)14、14が左右方向の中央に向
けてスライド自在に支持され、第1の可動盤13には支
柱側方及び外端側に取付部材によってホイール16・・
・が支持されている。また、ベース10と受盤21との
間にはその左右両側に駆動力伝達機構であるチェーン1
5、15の両端が連結され、該チェーン15、15の途
中は各々3つのホイール16、16、16に掛けわたさ
れており、乗り上げプレート20、20にフォークリフ
トの車輪T、Tを乗り上げさせた状態で第1の可動盤1
3の下方にフォークFを差込み、その揚力(外部駆動
力)によって上昇されることによって左右の取付ベース
14、14が中央に向けて前進し、第1の可動盤13を
降下させることによって取付ベース14、14が大型空
き缶Wから後退する一方、第2の可動盤22の下方にフ
ォークFを差込み、その揚力によって上昇されることに
よって開缶済みの大型空き缶Wが受盤21との間で圧潰
されるようになっている。
【0029】取付ベース14、14には切開プレート
(切開部材)17、17横方向中央に向けて延びて取付
けられ、切開プレート17、17はこれと直交する補強
部材25、25によって補強されている。この切開プレ
ート17、17はほぼ横向きの二等辺三角形状をなし、
その頂点が押込み開始先端、斜辺が開缶ラインを形成す
る斜辺部となっている。この切開プレート17、17は
大型空き缶Wの蓋部分及び底蓋部分の中央を直径状の、
好ましくは中央を横断してその外径にほぼ等しい長さだ
け延びる開缶ラインを形成しうる寸法となっている。
【0030】また、第2の可動盤22には大型空き缶W
を切開プレート17、17に対して位置決めする位置決
め部材(図示せず)が設けられている。
【0031】ドラム缶Wを圧潰する場合、、図3及び図
4に示すように第2の可動盤22にドラム缶Wを横置き
に載置し、フォークリフトの車輪T、Tをベース10、
10の乗り上げプレート20、20上に乗り上げさせて
ベース10、10を床面に固定するとともに、フォーク
F、Fを第1の可動盤13の下側に差し込み、フォーク
F、Fを上昇させる。
【0032】すると、第1、第2の可動盤13、22が
上昇し、それに伴って左右の取付ベース14、14が内
方にスライドし、図5及び図6に示すように、切開プレ
ート17、17の押込み開始先端がドラム缶Wの蓋部分
及び底蓋部分を押し破り、さらに斜辺部が開缶ラインを
形成し、ドラム缶Wの蓋部分及び底蓋部分が開缶ライン
で開缶される。同時に、補強部材25、25が開缶ライ
ンの周縁を押し付けて広げて癖をつけ、次の圧潰を行い
やすくする。
【0033】開缶が済み、フォークF、Fを下降させる
と、第1、第2の可動盤13、22が下降し、左右の取
付ベース14、14が後退して切開プレート17、17
がドラム缶Wから自動的に引き抜かれる。次に、フォー
クF、Fを第2の可動盤22の下側に差し込み、フォー
クF、Fを上昇させる。すると、今度は第2の可動盤2
0のみが上昇し、図7に示すように、開缶済みのドラム
缶Wを受盤21と第2の可動盤22との間で圧縮して簡
単に圧潰することができる。
【0034】図8は本発明の第3の実施形態を示す。図
においてず3ないし図7と同一符号は同一又は相当部分
を示す。本実施形態では第1、第2の可動盤13、20
を連携離脱させる連携機構50が設けられている。即
ち、第2の可動盤20は左右にロックアーム30、30
の一端が揺動自在に支持され、ロックアーム30、30
の先端には第1の可動盤13のロックピン31、31に
係合離脱しうるようになっている。
【0035】第2の可動盤22の中央には回動レバー3
2が軸支され、回動アーム32の両端とロックアーム3
0、30とはロッド33、33で連結されるとともに、
回動アーム32はばね部材34によってロックアーム3
0、30とロックピン31、31との係合方向に付勢さ
れている。さらに、回動アーム32には操作ワイヤー3
5の一端が連結され、操作ワイヤー35の他端には操作
レバー36に連結されている。
【0036】ドラム缶Wを圧潰する場合、第2の可動盤
22にドラム缶Wを載置し、第2の可動盤22下側にフ
ォークF、Fを差し込み、フォークF、Fを上昇させ
る。すると、第1、第2の可動盤13、22が連携機構
50によって相互に連携されているので、両可動盤1
3、22が共に上昇し、それに伴って左右の取付ベース
14、14が内方にスライドし、切開プレート17、1
7の押込み開始先端がドラム缶Wの蓋部分及び底蓋部分
を押し破り、さらに斜辺部が開缶ラインを形成し、ドラ
ム缶Wの蓋部分及び底蓋部分が開缶ラインで開缶され
る。
【0037】開缶が済むと、フォークF、Fを下降さ
せ、操作レバー36を操作して操作ワイヤー35を引っ
張ってロックアーム30とロックピン31との係合を外
した後、フォークF、Fを再び上昇させる。すると、今
度は第2の可動盤22のみが上昇し、開缶済みのドラム
缶Wをフォーク揚力によって受盤21との間で圧縮して
圧潰することができる。
【0038】なお、上記の例では手作業で第1、第2の
可動盤13、22の連携を離脱させているが、例えばロ
ックアーム30、30の下方にカムを設け、第1の可動
盤13が最下方位置に達した時にその動きでカムを作動
させてロックアーム30、30をロックピン31、31
から外す方式を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態による大型空き缶
の開缶装置を示す概略構成図である。
【図2】 上記装置の要部を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態による大型空き缶の
圧潰装置を示す概略側面構成図である。
【図4】 図3の概略正面構成図である。
【図5】 開缶時における上記装置を示す概略側面図で
ある。
【図6】 図5の概略正面図である。
【図7】 圧潰時における上記装置を示す概略側面図で
ある。
【図8】 本発明の第2の実施形態による大型空き缶の
圧潰装置を示す概略正面構成図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 固定盤 12 支柱(支持部材) 13 可動盤
(第1の可動盤) 14 取付ベース(取付基部) 15 ワイヤー
(駆動力伝達機構) 16 ホイール(駆動力伝達機構)17 切開部材 18 定規部材 20 乗り上げ
プレート 21 受盤 22 第2の可
動盤 30 ロックアーム 31 ロックピ
ン 32 回動アーム 33 ロッド 34 ばね部材 35 操作ワイ
ヤー 36 操作レバー 50 連携機構 W 空き缶

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の大型空き缶をこれが圧潰され
    うるように開缶する開缶装置であって、 床面上に固定可能なベースと、 該ベースに固定された支持部材と、 該支持部材にスライド自在に支持されて外部駆動力によ
    ってスライド駆動され、上記大型空き缶が横置き又は縦
    置きに支持される可動盤と、 該可動盤に上記大型空き缶の開缶すべき部位に向けてス
    ライド自在に支持された少なくとも1つの取付基部と、 上記可動盤のスライドにて上記少なくとも1つの取付基
    部を上記大型空き缶の開缶すべき部位に向けて押込みス
    ライドさせる駆動力伝達機構と、 上記取付基部に横方向に延びて取付けられ、上記大型空
    き缶の開缶すべき部位への押込みが開始される少なくと
    も1つの押込み開始先端と該押込み先端に連続しかつ上
    記押込みによって開缶ラインを形成する少なくとも1つ
    の斜辺部とを有する形状をなし、上記押込みスライドに
    て上記大型空き缶の開缶すべき部位を上記開缶ラインに
    よって切開する少なくとも1つの切開部材とを備えたこ
    とを特徴とする大型空き缶の開缶装置。
  2. 【請求項2】 上記大型空き缶を切開部材に対して位置
    決めする位置決め部材を更に備えた請求項1記載の大型
    空き缶の開缶装置。
  3. 【請求項3】 上記ベースにはフォークリフトの車輪が
    乗り上げる乗り上げプレートが設けられ、該乗り上げプ
    レートにてベースプレートを床面に対して固定した状態
    でフォークリフトのフォーク揚力を利用して上記可動盤
    をスライド駆動するようになした請求項1記載の大型空
    き缶の開缶装置。
  4. 【請求項4】 円筒形状の大型空き缶を開缶し、圧潰す
    る大型空き缶の圧潰装置であって、 床面上に固定可能なベースと、 該ベースに固定された支持部材と、 該支持部材の先端部に固定された受盤と、 上記支持部材にスライド自在に支持され、外部駆動力に
    よってスライド駆動される第1の可動盤と、 上記支持部材の第1の可動盤の上方にスライド自在に支
    持され、上記大型空き缶が横置き又は縦置きに支持さ
    れ、外部駆動力によってスライド駆動されて開缶済みの
    大型空き缶を上記受盤に押し付けて圧潰する第2の可動
    盤と、 上記第1の可動盤に上記大型空き缶の開缶すべき部位に
    向けてスライド自在に支持された少なくとも1つの取付
    基部と、 上記第1の可動盤のスライドにて上記少なくとも1つの
    取付基部を上記大型空き缶の開缶すべき部位に向けて押
    込みスライドさせる駆動力伝達機構と、 上記取付基部に横方向に延びて取付けられ、上記大型空
    き缶の開缶すべき部位への押込みが開始される少なくと
    も1つの押込み開始先端と該押込み先端に連続しかつ上
    記押込みによって開缶ラインを形成する少なくとも1つ
    の斜辺部とを有する形状をなし、上記押込みスライドに
    て上記大型空き缶の開缶すべき部位を上記開缶ラインに
    よって切開する少なくとも1つの切開部材とを備えたこ
    とを特徴とする大型空き缶の圧潰装置。
  5. 【請求項5】 上記大型空き缶を切開部材に対して位置
    決めする位置決め部材を更に備えた請求項4記載の大型
    空き缶の圧潰装置。
  6. 【請求項6】 上記ベースにはフォークリフトの車輪が
    乗り上げる乗り上げプレートが設けられ、該乗り上げプ
    レートにてベースプレートを床面に対して固定した状態
    でフォークリフトのフォーク揚力を利用して上記第1、
    第2の可動盤をスライド駆動するようになした請求項4
    記載の大型空き缶の圧潰装置。
  7. 【請求項7】 上記第1、第2の可動盤を相互に連携離
    脱させる連携機構が設けられ、上記第1、第2の可動盤
    を連携させ、上記第2の可動盤のスライド駆動にて上記
    第1の可動盤をスライドさせて上記大型空き缶を開缶す
    る一方、上記第1、第2の可動盤の連携を離脱させ、上
    記第2の可動盤のスライド駆動にて開缶済みの大型空き
    缶を圧潰するようになした請求項6記載の大型空き缶の
    圧潰装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000035802A1 (en) * 1998-11-30 2000-06-22 Mikael Abrahamsson Device for draining oil residues from oil drums
JP4653277B2 (ja) * 2000-02-01 2011-03-16 金造 松永 缶潰し用の折り目形成装置
CN108202500A (zh) * 2017-11-23 2018-06-26 韦龙生 一种改进型易拉罐回收处理装置
CN108202501A (zh) * 2017-11-23 2018-06-26 韦龙生 一种改良型易拉罐回收处理装置

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