JPH1059729A - ガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置 - Google Patents
ガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置Info
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- JPH1059729A JPH1059729A JP21644896A JP21644896A JPH1059729A JP H1059729 A JPH1059729 A JP H1059729A JP 21644896 A JP21644896 A JP 21644896A JP 21644896 A JP21644896 A JP 21644896A JP H1059729 A JPH1059729 A JP H1059729A
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- glass rod
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B17/00—Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
- C03B17/04—Forming tubes or rods by drawing from stationary or rotating tools or from forming nozzles
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた線形精度を保ちながら、しかも転がり
にくく、磁気ヘッドのガラス接合作業における作業性を
低下させることのない角柱状のガラスロッドを得ること
ができるガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製
造装置を提供する。 【解決手段】 加熱溶融されたガラスを引き出すノズル
の開口部を、方形の四辺をそれぞれ略同一の曲率をもっ
て内方へ湾曲した形状にした。
にくく、磁気ヘッドのガラス接合作業における作業性を
低下させることのない角柱状のガラスロッドを得ること
ができるガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製
造装置を提供する。 【解決手段】 加熱溶融されたガラスを引き出すノズル
の開口部を、方形の四辺をそれぞれ略同一の曲率をもっ
て内方へ湾曲した形状にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビデオテ
ープレコーダー(以下、「VTR」と略称する。)等に
搭載される磁気ヘッドを構成する一対の磁気ヘッドコア
をガラス接合する際に用いられるガラスロッドの製造方
法及びガラスロッドの製造装置に関する。
ープレコーダー(以下、「VTR」と略称する。)等に
搭載される磁気ヘッドを構成する一対の磁気ヘッドコア
をガラス接合する際に用いられるガラスロッドの製造方
法及びガラスロッドの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等に搭載される磁気ヘッドは、ガ
ラスを溶融させることにより一対の磁気コア半体同士を
接合させる、いわゆるガラス接合(「ガラスボンディン
グ」または、「ガラス融着」ともいう。)工程を経て、
製造される。
ラスを溶融させることにより一対の磁気コア半体同士を
接合させる、いわゆるガラス接合(「ガラスボンディン
グ」または、「ガラス融着」ともいう。)工程を経て、
製造される。
【0003】このガラス接合には、円柱状に成形された
ガラスロッド17が使用されている。そしてこの円柱状
ガラスロッド17は、図5に示すように、円形の開口部
18aを有するノズル18から加熱溶融されたガラスを
引き出し、冷却することによって製造している。
ガラスロッド17が使用されている。そしてこの円柱状
ガラスロッド17は、図5に示すように、円形の開口部
18aを有するノズル18から加熱溶融されたガラスを
引き出し、冷却することによって製造している。
【0004】この円柱状ガラスロッド17は、優れた線
径精度及び優れた真円精度を有するので、ガラスロッド
径の正確な測定が可能である。従って、この円柱状ガラ
スロッド17は、そのガラスロッド径からガラス量を正
確に算出することができるので、上記ガラス接合の際の
ガラス量の制御を容易にするとの利点を有する。
径精度及び優れた真円精度を有するので、ガラスロッド
径の正確な測定が可能である。従って、この円柱状ガラ
スロッド17は、そのガラスロッド径からガラス量を正
確に算出することができるので、上記ガラス接合の際の
ガラス量の制御を容易にするとの利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの円柱
状ガラスロッド17は、その形状により、転がり易く、
ピンセットで挟みにくい等の問題点を有し、ガラス接合
作業の作業性を低下させていた。
状ガラスロッド17は、その形状により、転がり易く、
ピンセットで挟みにくい等の問題点を有し、ガラス接合
作業の作業性を低下させていた。
【0006】こうした問題点を解消するために、図6に
示すように、長方形の開口部19aを有するノズル19
から加熱溶融されたガラスを引き出し、冷却することに
よって、断面形状が楕円形の楕円柱ガラスロッド20を
得るようにすることも行われている。
示すように、長方形の開口部19aを有するノズル19
から加熱溶融されたガラスを引き出し、冷却することに
よって、断面形状が楕円形の楕円柱ガラスロッド20を
得るようにすることも行われている。
【0007】この楕円柱ガラスロッドは、上記問題点を
解消してガラス接合作業の作業性を向上させることが可
能であるが、その一方で、ガラスロッド径にばらつきが
生じ、また、そのガラスロッド径の正確な測定が難し
く、ガラス接合の際のガラス量の制御を困難にするとの
問題点を有していた。
解消してガラス接合作業の作業性を向上させることが可
能であるが、その一方で、ガラスロッド径にばらつきが
生じ、また、そのガラスロッド径の正確な測定が難し
く、ガラス接合の際のガラス量の制御を困難にするとの
問題点を有していた。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解決し、優
れた線径精度を保ちながら、しかも作業性を低下させる
ことのないガラスロッドを製造することが可能なガラス
ロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置を提供す
ることを目的とする。
れた線径精度を保ちながら、しかも作業性を低下させる
ことのないガラスロッドを製造することが可能なガラス
ロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々実験を
重ねた結果、ガラスロッドの断面形状を略方形とするこ
とにより、上記問題点が有効に解決されること、そし
て、この断面形状が略方形の角柱状ガラスロッドは、加
熱溶融されたガラスを引き出すノズルの開口形状を、方
形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させ
た形状にすることにより得られることを見出した。
重ねた結果、ガラスロッドの断面形状を略方形とするこ
とにより、上記問題点が有効に解決されること、そし
て、この断面形状が略方形の角柱状ガラスロッドは、加
熱溶融されたガラスを引き出すノズルの開口形状を、方
形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させ
た形状にすることにより得られることを見出した。
【0010】本発明は、このような知見に基づいて完成
されたものであって、加熱溶融されたガラスをノズルよ
り引き出し、ノズルの開口形状に応じた断面形状のガラ
スロッドを製造するに際し、ノズルの開口形状を方形の
四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形
状とし、断面形状が略方形となる角柱状ガラスロッドが
得られるようにしたことを特徴とするものである。
されたものであって、加熱溶融されたガラスをノズルよ
り引き出し、ノズルの開口形状に応じた断面形状のガラ
スロッドを製造するに際し、ノズルの開口形状を方形の
四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形
状とし、断面形状が略方形となる角柱状ガラスロッドが
得られるようにしたことを特徴とするものである。
【0011】この角柱状ガラスロッドは、優れた線径精
度を有しているので、そのガラスロッド径からガラス量
を正確に算出することができ、上記ガラス接合の際のガ
ラス量の制御を容易にする。またこの角柱状ガラスロッ
ドは、転がりにくく、ピンセットで挟み易い等の利点を
有し、ガラス接合作業の作業性を向上させる。
度を有しているので、そのガラスロッド径からガラス量
を正確に算出することができ、上記ガラス接合の際のガ
ラス量の制御を容易にする。またこの角柱状ガラスロッ
ドは、転がりにくく、ピンセットで挟み易い等の利点を
有し、ガラス接合作業の作業性を向上させる。
【0012】また本発明の製造装置は、ガラス原料が投
入されるガラス原料溶融槽と、ガラス原料溶融槽の外周
囲に設けられる第1の加熱手段と、ガラス原料溶融槽か
ら供給されるガラスの断面形状を成形するための開口部
を有するノズルと、ノズルの外周囲に設けられる第2の
加熱手段と、ノズルの開口部からガラス原料を所定の線
径となるように引き出す一対のローラとを備え、上記ノ
ズルの開口形状を方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をも
って内方へ湾曲させた形状としたことを特徴とするもの
である。
入されるガラス原料溶融槽と、ガラス原料溶融槽の外周
囲に設けられる第1の加熱手段と、ガラス原料溶融槽か
ら供給されるガラスの断面形状を成形するための開口部
を有するノズルと、ノズルの外周囲に設けられる第2の
加熱手段と、ノズルの開口部からガラス原料を所定の線
径となるように引き出す一対のローラとを備え、上記ノ
ズルの開口形状を方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をも
って内方へ湾曲させた形状としたことを特徴とするもの
である。
【0013】この装置において、加熱手段により加熱溶
融されたガラスは、上記ノズルの開口形状に応じて、断
面が方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾
曲した形状で、ノズル開口部から引き出される。このノ
ズルから引き出される溶融ガラスは、その表面張力によ
り丸くなろうとする力が働くので、ローラーによって引
き下げられ、冷却される際に内方へ湾曲した四辺がそれ
ぞれ外方へ引っ張られ、角柱状のガラスロッドとなる。
融されたガラスは、上記ノズルの開口形状に応じて、断
面が方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾
曲した形状で、ノズル開口部から引き出される。このノ
ズルから引き出される溶融ガラスは、その表面張力によ
り丸くなろうとする力が働くので、ローラーによって引
き下げられ、冷却される際に内方へ湾曲した四辺がそれ
ぞれ外方へ引っ張られ、角柱状のガラスロッドとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】本発明のガラスロッドの製造方法は、図
1、図2に示すように、加熱溶融されたガラス1(以
下、溶融ガラス1という。)をノズル2より引き出し、
ノズルの開口形状に応じた断面形状のガラスロッド3を
製造するに際し、ノズルの開口形状を方形の四辺をそれ
ぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形状とし、得
られるガラスロッド3の断面形状を略方形とするように
したものである。
1、図2に示すように、加熱溶融されたガラス1(以
下、溶融ガラス1という。)をノズル2より引き出し、
ノズルの開口形状に応じた断面形状のガラスロッド3を
製造するに際し、ノズルの開口形状を方形の四辺をそれ
ぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形状とし、得
られるガラスロッド3の断面形状を略方形とするように
したものである。
【0016】ガラスロッド3は、溶融ガラス1をノズル
2より引き出して冷却することによって得られる。溶融
ガラス1は、ノズル2の開口部2aから引き出される際
に、その開口形状に応じた形状が付与される。そして、
このノズル開口部2aから引き出された溶融ガラス1が
冷却されて、一定の断面形状のガラスロッド3が得られ
る。したがって、ガラスロッド3の断面形状は、ノズル
2の開口形状によって特定される。
2より引き出して冷却することによって得られる。溶融
ガラス1は、ノズル2の開口部2aから引き出される際
に、その開口形状に応じた形状が付与される。そして、
このノズル開口部2aから引き出された溶融ガラス1が
冷却されて、一定の断面形状のガラスロッド3が得られ
る。したがって、ガラスロッド3の断面形状は、ノズル
2の開口形状によって特定される。
【0017】本発明では、図2(A)に示すように、ノ
ズル2の開口形状を方形の四辺をそれぞれ略同一曲率を
もって内方へ湾曲させた形状とした。即ち、この四辺2
c、2d、2e、2fは、その長さが2c=2d=2e
=2fの関係を有し、かつをこの四辺2c、2d、2
e、2fを要素とする円Cc、Cd、Ce、Cfを考え
た場合に、Ccの半径Rcと、Cdの半径Rdと、Ce
の半径Re、とCfの半径Rfとは、Rc=Rd=Re
=Rfの関係を有するようにする。
ズル2の開口形状を方形の四辺をそれぞれ略同一曲率を
もって内方へ湾曲させた形状とした。即ち、この四辺2
c、2d、2e、2fは、その長さが2c=2d=2e
=2fの関係を有し、かつをこの四辺2c、2d、2
e、2fを要素とする円Cc、Cd、Ce、Cfを考え
た場合に、Ccの半径Rcと、Cdの半径Rdと、Ce
の半径Re、とCfの半径Rfとは、Rc=Rd=Re
=Rfの関係を有するようにする。
【0018】ノズルから引き出される溶融ガラス1は、
その表面張力により丸くなろうとする力が働く。したが
って、ノズルの開口部2aにより、方形の四辺をそれぞ
れ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた断面形状が付与
された溶融ガラス1は、冷却される際に、その内方へ湾
曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ張られ、図2(B)に
示すような断面形状が略方形の角柱状のガラスロッド3
となる。
その表面張力により丸くなろうとする力が働く。したが
って、ノズルの開口部2aにより、方形の四辺をそれぞ
れ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた断面形状が付与
された溶融ガラス1は、冷却される際に、その内方へ湾
曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ張られ、図2(B)に
示すような断面形状が略方形の角柱状のガラスロッド3
となる。
【0019】図3は、角柱状のガラスロッドを製造する
ガラスロッドの製造装置10を示している。このガラス
ロッドの製造装置10は、ガラス原料4が投入されるガ
ラス原料溶融槽5と、ガラス原料溶融槽5の外周囲に設
けられる第1の加熱手段6と、ガラス原料溶融槽5から
供給される溶融ガラス1の断面形状を成形するための開
口部2aを有するノズル2と、ノズル2の外周囲に設け
られる第2の加熱手段7と、ノズル2の開口部2aから
ガラス原料1を所定の線径となるように引き出す一対の
ローラ8a、8bとを備え、上記ノズル2の開口形状を
方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲さ
せた形状としている。
ガラスロッドの製造装置10を示している。このガラス
ロッドの製造装置10は、ガラス原料4が投入されるガ
ラス原料溶融槽5と、ガラス原料溶融槽5の外周囲に設
けられる第1の加熱手段6と、ガラス原料溶融槽5から
供給される溶融ガラス1の断面形状を成形するための開
口部2aを有するノズル2と、ノズル2の外周囲に設け
られる第2の加熱手段7と、ノズル2の開口部2aから
ガラス原料1を所定の線径となるように引き出す一対の
ローラ8a、8bとを備え、上記ノズル2の開口形状を
方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲さ
せた形状としている。
【0020】ガラス原料溶融槽5は、略円筒形状を有し
ており、その外壁下方がそれぞれ円の中心方向へ屈曲し
た形状に成形されてなる。そして、ガラス原料溶融槽5
はその上端に外壁の上端縁により構成される広口部5a
を有している。また、ガラス原料溶融槽5はその下端
に、外壁の下端縁により構成される狭口部5bを有して
いる。そして、このガラス原料溶融槽5の下端狭口部5
bから、ノズル2が重力方向へ突出した状態で配置され
ている。
ており、その外壁下方がそれぞれ円の中心方向へ屈曲し
た形状に成形されてなる。そして、ガラス原料溶融槽5
はその上端に外壁の上端縁により構成される広口部5a
を有している。また、ガラス原料溶融槽5はその下端
に、外壁の下端縁により構成される狭口部5bを有して
いる。そして、このガラス原料溶融槽5の下端狭口部5
bから、ノズル2が重力方向へ突出した状態で配置され
ている。
【0021】第一の加熱手段6の加熱により溶融した溶
融ガラス1はこの下端狭口部5bからノズル2へ移動す
る。一方、このガラス原料溶融層5の上端広口部5a
は、ガラス原料4を投入する投入口として構成されてい
る。このガラス原料溶融槽5は図示しない支持機構によ
り支持されている。また、このガラス原料溶融槽5の外
周囲には、電熱ヒーター等により構成される第1の加熱
手段6が配設されている。このガラス原料溶融槽5に
は、上記した上端広口部5aから、ガラス原料4が投入
される。このガラス原料4は、ガラス原料溶融槽5内
で、第1の加熱手段6により、溶解、撹拌、清澄(泡抜
き)が行われる。または、予め溶解、撹拌、清澄(泡抜
き)を行ったガラス原料4をガラス原料溶融槽5に投入
するようにしてもよい。
融ガラス1はこの下端狭口部5bからノズル2へ移動す
る。一方、このガラス原料溶融層5の上端広口部5a
は、ガラス原料4を投入する投入口として構成されてい
る。このガラス原料溶融槽5は図示しない支持機構によ
り支持されている。また、このガラス原料溶融槽5の外
周囲には、電熱ヒーター等により構成される第1の加熱
手段6が配設されている。このガラス原料溶融槽5に
は、上記した上端広口部5aから、ガラス原料4が投入
される。このガラス原料4は、ガラス原料溶融槽5内
で、第1の加熱手段6により、溶解、撹拌、清澄(泡抜
き)が行われる。または、予め溶解、撹拌、清澄(泡抜
き)を行ったガラス原料4をガラス原料溶融槽5に投入
するようにしてもよい。
【0022】上記第1の加熱手段6は、例えば、電熱ヒ
ーター等により構成される。そして、この第1の加熱手
段6は、ガラス原料溶融槽5をその外周囲から加熱でき
るように配置されている。ガラス原料溶融槽5内にガラ
ス原料4が投入されると、この第1の加熱手段6は、ガ
ラスの融着温度程度に温度設定されて、ガラス原料溶融
槽5内のガラス原料4を加熱して溶融ガラス1にする。
この溶融ガラス1は、重力に従って、ガラス原料溶融槽
5からその下端狭口部5bを通り、ノズル2へと移動す
る。
ーター等により構成される。そして、この第1の加熱手
段6は、ガラス原料溶融槽5をその外周囲から加熱でき
るように配置されている。ガラス原料溶融槽5内にガラ
ス原料4が投入されると、この第1の加熱手段6は、ガ
ラスの融着温度程度に温度設定されて、ガラス原料溶融
槽5内のガラス原料4を加熱して溶融ガラス1にする。
この溶融ガラス1は、重力に従って、ガラス原料溶融槽
5からその下端狭口部5bを通り、ノズル2へと移動す
る。
【0023】上記ノズル2は中空の棒状体に成形され、
ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bから、重力方向に
向け突設されている。そして、その基端部2bは、ガラ
ス原料溶融槽5の下端狭口部5bと略同径となるように
成形され、この下端狭口部5bに接合されている。従っ
て、第1の加熱手段6の加熱により溶融された溶融ガラ
ス1は、重力に従い、ガラス原料溶融槽5の下端狭口部
5bからノズル2内へと適切に移動する。そして、第2
の加熱手段7の加熱により、一定の粘性が付与された溶
融ガラス1は、重力に従い、ノズル2の開口部2aから
引き下げられる。なお、以上は、ノズル2とガラス原料
溶融槽5とを別々に形成し、ノズル2の基端部2bと、
ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bとを接合する例を
示したが、このノズル2は、上記ガラス原料溶融槽5と
一体に成形してもよい。
ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bから、重力方向に
向け突設されている。そして、その基端部2bは、ガラ
ス原料溶融槽5の下端狭口部5bと略同径となるように
成形され、この下端狭口部5bに接合されている。従っ
て、第1の加熱手段6の加熱により溶融された溶融ガラ
ス1は、重力に従い、ガラス原料溶融槽5の下端狭口部
5bからノズル2内へと適切に移動する。そして、第2
の加熱手段7の加熱により、一定の粘性が付与された溶
融ガラス1は、重力に従い、ノズル2の開口部2aから
引き下げられる。なお、以上は、ノズル2とガラス原料
溶融槽5とを別々に形成し、ノズル2の基端部2bと、
ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bとを接合する例を
示したが、このノズル2は、上記ガラス原料溶融槽5と
一体に成形してもよい。
【0024】ノズル2の外周囲には、第1の加熱手段6
と同様に電熱ヒーター等により構成される第2の加熱手
段7が、ノズル2をその外周囲から加熱できるように配
置されている。第1の加熱手段6により溶融した溶融ガ
ラス1がガラス原料溶融槽5内からノズル2内へと移動
すると、この第2の加熱手段7は、ノズル2内の溶融ガ
ラス1を加熱して、この溶融ガラス1に適度な粘性を付
与する。溶融ガラス1は、この粘性により、ノズル2の
開口形状により特定される一定の形状が付与された状態
で、ノズル2から引き出される。
と同様に電熱ヒーター等により構成される第2の加熱手
段7が、ノズル2をその外周囲から加熱できるように配
置されている。第1の加熱手段6により溶融した溶融ガ
ラス1がガラス原料溶融槽5内からノズル2内へと移動
すると、この第2の加熱手段7は、ノズル2内の溶融ガ
ラス1を加熱して、この溶融ガラス1に適度な粘性を付
与する。溶融ガラス1は、この粘性により、ノズル2の
開口形状により特定される一定の形状が付与された状態
で、ノズル2から引き出される。
【0025】本発明のガラスロッドの製造装置10のノ
ズル2は、その開口形状が、図2(A)に示すように、
方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲さ
せた形状に構成されている。即ち、この四辺2c、2
d、2e、2fは、その長さが2c=2d=2e=2f
の関係を有し、かつをこの四辺2c、2d、2e、2f
を要素とする円Cc、Cd、Ce、Cfを考えた場合
に、Ccの半径Rcと、Cdの半径Rdと、Ceの半径
Re、とCfの半径Rfとは、Rc=Rd=Re=Rf
の関係を有するようにする。本発明のガラスロッド製造
装置10は、このようにノズル2の開口形状が、方形の
四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形
状を有している。これにより、ノズル2から引き出され
る溶融ガラス1は、方形の四辺をそれぞれ略同一曲率を
もって内方へ湾曲させた断面形状を有する。
ズル2は、その開口形状が、図2(A)に示すように、
方形の四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲さ
せた形状に構成されている。即ち、この四辺2c、2
d、2e、2fは、その長さが2c=2d=2e=2f
の関係を有し、かつをこの四辺2c、2d、2e、2f
を要素とする円Cc、Cd、Ce、Cfを考えた場合
に、Ccの半径Rcと、Cdの半径Rdと、Ceの半径
Re、とCfの半径Rfとは、Rc=Rd=Re=Rf
の関係を有するようにする。本発明のガラスロッド製造
装置10は、このようにノズル2の開口形状が、方形の
四辺をそれぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲させた形
状を有している。これにより、ノズル2から引き出され
る溶融ガラス1は、方形の四辺をそれぞれ略同一曲率を
もって内方へ湾曲させた断面形状を有する。
【0026】ノズル2の下方(重力方向)には、ノズル
2の開口部からガラス原料1を所定の線形となるように
引き出す一対のローラ8a、8bが一定の間隔を存し
て、横並びの状態で設けられている。そして、この一対
のローラー8a、8bは、その間隔が、ノズル開口部2
aの真下になるように配置されている。一対のローラー
8a、8bはそれぞれが一対の回転駆動軸9a、9bを
軸受けする軸受け穴を有し、この軸受け穴を介して回転
駆動軸9a、9bに連結されている。そして、この一対
のローラー8a、8bはそれぞれが、各回転駆動軸9
a、9bの回動に従い、上記溶融ガラス1を引き下げる
方向に、即ち、図3中矢印で示す方向に回動する。ノズ
ル2の開口部2aから引き出される溶融ガラス1は、ロ
ーラー8a、8b間の間隔に挟み込まれる。そして、こ
の溶融ガラス1はローラー8a、8bの回動によって引
き下げられる。このとき、溶融ガラス1はこれら一対の
ローラー8a、8b間の間隔に規制され、一定の線径に
調整される。溶融ガラス1は、これらローラー8a、8
bによって引き下げられ、冷却されてガラスロッド3に
成形されるが、このとき、溶融ガラス1は、その表面張
力により丸くなろうとする。この表面張力により、溶融
ガラス1は、内方へ湾曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ
張られ、断面形状が略方形の角柱状のガラスロッド1と
なる。
2の開口部からガラス原料1を所定の線形となるように
引き出す一対のローラ8a、8bが一定の間隔を存し
て、横並びの状態で設けられている。そして、この一対
のローラー8a、8bは、その間隔が、ノズル開口部2
aの真下になるように配置されている。一対のローラー
8a、8bはそれぞれが一対の回転駆動軸9a、9bを
軸受けする軸受け穴を有し、この軸受け穴を介して回転
駆動軸9a、9bに連結されている。そして、この一対
のローラー8a、8bはそれぞれが、各回転駆動軸9
a、9bの回動に従い、上記溶融ガラス1を引き下げる
方向に、即ち、図3中矢印で示す方向に回動する。ノズ
ル2の開口部2aから引き出される溶融ガラス1は、ロ
ーラー8a、8b間の間隔に挟み込まれる。そして、こ
の溶融ガラス1はローラー8a、8bの回動によって引
き下げられる。このとき、溶融ガラス1はこれら一対の
ローラー8a、8b間の間隔に規制され、一定の線径に
調整される。溶融ガラス1は、これらローラー8a、8
bによって引き下げられ、冷却されてガラスロッド3に
成形されるが、このとき、溶融ガラス1は、その表面張
力により丸くなろうとする。この表面張力により、溶融
ガラス1は、内方へ湾曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ
張られ、断面形状が略方形の角柱状のガラスロッド1と
なる。
【0027】上記ノズル2の口径や、上記第1及び第2
の加熱手段6、7の温度設定や、一対のローラー8a、
8bの間隔及び、回転駆動軸9a、9bの回転速度は、
ガラス原料4(溶融ガラス1)の物理特性及び所望する
のガラスロッド3の線径にあわせて設定される。換言す
ると、このガラスロッドの製造装置10は、これらノズ
ル2の口径や、第1及び第2の加熱手段6、7の温度設
定、一対のローラー8a、8bの間隔及び、回転駆動軸
9a、9bの回転速度を適宜選択することにより、各種
の径のガラスロッドの製造に対応できる。
の加熱手段6、7の温度設定や、一対のローラー8a、
8bの間隔及び、回転駆動軸9a、9bの回転速度は、
ガラス原料4(溶融ガラス1)の物理特性及び所望する
のガラスロッド3の線径にあわせて設定される。換言す
ると、このガラスロッドの製造装置10は、これらノズ
ル2の口径や、第1及び第2の加熱手段6、7の温度設
定、一対のローラー8a、8bの間隔及び、回転駆動軸
9a、9bの回転速度を適宜選択することにより、各種
の径のガラスロッドの製造に対応できる。
【0028】以下、本実施の形態に係るガラスロッドの
製造装置10を使用して、ガラスロッド3を製造する方
法について説明する。
製造装置10を使用して、ガラスロッド3を製造する方
法について説明する。
【0029】先ず、ガラス原料4が上端広口部5aから
ガラス原料溶融槽5内に投入される。そして、第1の加
熱手段6がガラス溶融温度程度に温度設定される。ガラ
ス原料4は、ガラス原料溶融槽5内で、溶解、撹拌、清
澄(泡抜き)が行われる。または、溶解、撹拌、清澄
(泡抜き)工程を経たガラス原料4をガラス原料溶融槽
5内に投入するようにしてもよい。次いで、第2の加熱
手段7が所定の温度に温度設定される。上記ガラス原料
溶融槽5内にて第1の加熱手段6により溶融した溶融ガ
ラス1は、ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bを通っ
てノズル2内に移動する。溶融ガラス1は、このノズル
2内で第2の加熱手段7により加熱され、適度の粘性が
付与される。溶融ガラス1は、このように適度な粘性が
付与された状態でノズル2の開口部2aから引き出され
る。他方、所望するガラスロッド1の線径や長さに合わ
せて、一対のローラー8a、8b間の間隔と回転駆動軸
9a、9bの回転速度とが予め調整される。そして、溶
融ガラス1は、ローラー8a、8b間に挟み込まれ、ノ
ズル2の開口部2aから引き出される。このとき、溶融
ガラス1はこれら一対のローラー8a、8b間の間隔に
規制され、一定の線径に調整される。ここで、上記ロー
ラー8a、8b間の間隔、回転駆動軸9a、9bの回転
速度、第1及び第2の加熱手段7、8の設定温度、ノズ
ル2の口径等は、ガラス原料4(溶融ガラス1)の物理
特性並びに所望のガラスロッドの線径との関係によって
決定される。
ガラス原料溶融槽5内に投入される。そして、第1の加
熱手段6がガラス溶融温度程度に温度設定される。ガラ
ス原料4は、ガラス原料溶融槽5内で、溶解、撹拌、清
澄(泡抜き)が行われる。または、溶解、撹拌、清澄
(泡抜き)工程を経たガラス原料4をガラス原料溶融槽
5内に投入するようにしてもよい。次いで、第2の加熱
手段7が所定の温度に温度設定される。上記ガラス原料
溶融槽5内にて第1の加熱手段6により溶融した溶融ガ
ラス1は、ガラス原料溶融槽5の下端狭口部5bを通っ
てノズル2内に移動する。溶融ガラス1は、このノズル
2内で第2の加熱手段7により加熱され、適度の粘性が
付与される。溶融ガラス1は、このように適度な粘性が
付与された状態でノズル2の開口部2aから引き出され
る。他方、所望するガラスロッド1の線径や長さに合わ
せて、一対のローラー8a、8b間の間隔と回転駆動軸
9a、9bの回転速度とが予め調整される。そして、溶
融ガラス1は、ローラー8a、8b間に挟み込まれ、ノ
ズル2の開口部2aから引き出される。このとき、溶融
ガラス1はこれら一対のローラー8a、8b間の間隔に
規制され、一定の線径に調整される。ここで、上記ロー
ラー8a、8b間の間隔、回転駆動軸9a、9bの回転
速度、第1及び第2の加熱手段7、8の設定温度、ノズ
ル2の口径等は、ガラス原料4(溶融ガラス1)の物理
特性並びに所望のガラスロッドの線径との関係によって
決定される。
【0030】本発明のガラスロッドの製造装置10はノ
ズル2の開口形状が、方形の四辺をそれぞれ略同一曲率
をもって内方へ湾曲した形状を有するように構成されて
いる。したがって、溶融ガラス1は、ノズル2の加工形
状に規制されて、その断面形状が略方形の四辺をそれぞ
れ略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状を有するロッ
ド状となってノズル2の開口部2aから引き出される。
この引き出された溶融ガラス1は、ローラー8a、8b
により引き下げられ、冷却されてガラスロッド3に成形
されるが、このとき、溶融ガラス1は、その表面張力に
より丸くなろうとする。そして本発明のガラスロッドの
製造装置10により生成される、横断面が方形の四辺を
それぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状を有す
るロッド状の溶融ガラス1は、その表面張力により、内
方へ湾曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ張られ、図2
(B)に示すような断面形状が略方形の角柱状のガラス
ロッド3となる。このように製造されたガラスロッド3
は所定の長さに切断されて使用されることになる。
ズル2の開口形状が、方形の四辺をそれぞれ略同一曲率
をもって内方へ湾曲した形状を有するように構成されて
いる。したがって、溶融ガラス1は、ノズル2の加工形
状に規制されて、その断面形状が略方形の四辺をそれぞ
れ略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状を有するロッ
ド状となってノズル2の開口部2aから引き出される。
この引き出された溶融ガラス1は、ローラー8a、8b
により引き下げられ、冷却されてガラスロッド3に成形
されるが、このとき、溶融ガラス1は、その表面張力に
より丸くなろうとする。そして本発明のガラスロッドの
製造装置10により生成される、横断面が方形の四辺を
それぞれ略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状を有す
るロッド状の溶融ガラス1は、その表面張力により、内
方へ湾曲した四辺がそれぞれ外方へ引っ張られ、図2
(B)に示すような断面形状が略方形の角柱状のガラス
ロッド3となる。このように製造されたガラスロッド3
は所定の長さに切断されて使用されることになる。
【0031】このガラスロッド3は、磁気ヘッドの製造
におけるガラス接合工程に使用される。このガラス接合
工程は以下のように行われる。
におけるガラス接合工程に使用される。このガラス接合
工程は以下のように行われる。
【0032】図4(A)に示すように、磁気コア半体1
1となる一対の磁気コア半体ブロック12、13が予め
製造される。この一対の磁気コア半体ブロック12、1
3は、いずれか一方にガラス溝14及び巻線溝15が切
削形成され、このガラス溝14及び巻線溝15が形成さ
れた面を対向させて、突き合わせた状態におかれる。そ
の後、一方の磁気コア半体ブロック12に形成されたガ
ラス溝14と巻線溝15に角柱状ガラスロッド3をピン
セットで挟んで、長手方向に貫通させる。このガラスロ
ッド3は加熱され、ガラス溝14、巻線溝15内にて溶
融する。そしてこの溶融したガラス16が、図4(B)
に示すように、ガラス溝14と磁気ギャップのデプス零
位置となる巻線溝15の開放端付近に充填される。これ
により、一対の磁気コア半体ブロック12、13が接合
し、一体化して磁気コア半体ブック11が形成される。
1となる一対の磁気コア半体ブロック12、13が予め
製造される。この一対の磁気コア半体ブロック12、1
3は、いずれか一方にガラス溝14及び巻線溝15が切
削形成され、このガラス溝14及び巻線溝15が形成さ
れた面を対向させて、突き合わせた状態におかれる。そ
の後、一方の磁気コア半体ブロック12に形成されたガ
ラス溝14と巻線溝15に角柱状ガラスロッド3をピン
セットで挟んで、長手方向に貫通させる。このガラスロ
ッド3は加熱され、ガラス溝14、巻線溝15内にて溶
融する。そしてこの溶融したガラス16が、図4(B)
に示すように、ガラス溝14と磁気ギャップのデプス零
位置となる巻線溝15の開放端付近に充填される。これ
により、一対の磁気コア半体ブロック12、13が接合
し、一体化して磁気コア半体ブック11が形成される。
【0033】角柱状のガラスロッド3は、優れた線形精
度を有し、ガラス量の制御が容易である。また、転がり
にくく、ピンセットでつかみ易く、ガラス接合作業の作
業性を高めることができる。
度を有し、ガラス量の制御が容易である。また、転がり
にくく、ピンセットでつかみ易く、ガラス接合作業の作
業性を高めることができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置
によれば、ノズルの開口形状が、方形の四辺をそれぞれ
略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状に構成されてい
ることから、得られるガラスロッドの断面形状は略方形
となる。この断面形状が略方形の角柱状ガラスロッド
は、優れた線形精度を有し、ガラス接合の際のガラス量
をガラスロッド径から容易に算出することができ、ガラ
ス量の制御が容易であるとともに、転がりにくく、ピン
セットで扱い易い等の利点を有し、磁気ヘッドのコアを
ガラス接合する作業の作業性を向上することができる。
るガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置
によれば、ノズルの開口形状が、方形の四辺をそれぞれ
略同一曲率をもって内方へ湾曲した形状に構成されてい
ることから、得られるガラスロッドの断面形状は略方形
となる。この断面形状が略方形の角柱状ガラスロッド
は、優れた線形精度を有し、ガラス接合の際のガラス量
をガラスロッド径から容易に算出することができ、ガラ
ス量の制御が容易であるとともに、転がりにくく、ピン
セットで扱い易い等の利点を有し、磁気ヘッドのコアを
ガラス接合する作業の作業性を向上することができる。
【図1】本発明のガラスロッドの製造装置の要部を説明
する模式図である。
する模式図である。
【図2】同ガラスロッドの製造装置と製造されるガラス
ロッドの関係を説明する図であり、Aは図1におけるA
ーA断面図、Bは図1におけるBーB断面図である。
ロッドの関係を説明する図であり、Aは図1におけるA
ーA断面図、Bは図1におけるBーB断面図である。
【図3】本発明に係るガラスロッドの製造装置により、
ガラスロッドを製造する様子を示す要部断面図である。
ガラスロッドを製造する様子を示す要部断面図である。
【図4】一対の磁気コア半体ブロックをガラス接合し、
磁気コア半体を作成する工程を説明する斜視図であり、
Aはガラスロッドを ガラス溝、巻線溝の長手方向にに
貫通させる前の状態を示し、Bは溶融ガラスがガラス
溝、巻線溝の開放端付近に充填された状態を示す。
磁気コア半体を作成する工程を説明する斜視図であり、
Aはガラスロッドを ガラス溝、巻線溝の長手方向にに
貫通させる前の状態を示し、Bは溶融ガラスがガラス
溝、巻線溝の開放端付近に充填された状態を示す。
【図5】従来のガラスロッドの製造装置と製造されるガ
ラスロッドの関係を説明する図であり、Aは同ガラスロ
ッドの製造装置の要部を示す模式図であり、BはAにお
けるAーA断面図、CはAにおけるBーB断面図であ
る。
ラスロッドの関係を説明する図であり、Aは同ガラスロ
ッドの製造装置の要部を示す模式図であり、BはAにお
けるAーA断面図、CはAにおけるBーB断面図であ
る。
【図6】従来の他のガラスロッドの製造装置と製造され
るガラスロッドの関係を説明する図であり、Aは同ガラ
スロッドの製造装置の要部を説明する模式図であり、B
はAにおけるAーA断面図、CはAにおけるBーB断面
図である。
るガラスロッドの関係を説明する図であり、Aは同ガラ
スロッドの製造装置の要部を説明する模式図であり、B
はAにおけるAーA断面図、CはAにおけるBーB断面
図である。
1 溶融ガラス、2 ノズル、2a 開口部、3 ガラ
スロッド、4 ガラス原料、5 ガラス原料溶融槽、6
第1の加熱手段、7 第2の加熱手段、8a、8b
ローラー、10 ガラスロッドの製造装置、
スロッド、4 ガラス原料、5 ガラス原料溶融槽、6
第1の加熱手段、7 第2の加熱手段、8a、8b
ローラー、10 ガラスロッドの製造装置、
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱溶融されたガラスをノズルより引き
出し、ノズルの開口形状に応じた断面形状のガラスロッ
ドを製造するに際し、 上記ノズルの開口形状を方形の四辺をそれぞれ略同一曲
率をもって内方へ湾曲させた形状とし、得られるガラス
ロッドの断面形状を略方形とすることを特徴とするガラ
スロッドの製造方法。 - 【請求項2】 ガラス原料が投入されるガラス原料溶融
槽と、 上記ガラス原料溶融槽の外周囲に設けられる第1の加熱
手段と、 上記ガラス原料溶融槽から供給されるガラスの断面形状
を成形するための開口部を有するノズルと、 上記ノズルの外周囲に設けられる第2の加熱手段と、 上記ノズルの開口部からガラス原料を所定の線径となる
ように引き出す一対のローラとを備え、 上記ノズルの開口形状が方形の四辺をそれぞれ略同一曲
率をもって内方へ湾曲させた形状であることを特徴とす
るガラスロッドの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21644896A JPH1059729A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | ガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21644896A JPH1059729A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | ガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059729A true JPH1059729A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16688695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21644896A Withdrawn JPH1059729A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | ガラスロッドの製造方法及びガラスロッドの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1059729A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081389A1 (de) * | 2001-04-05 | 2002-10-17 | Schott Glas | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen von glassträngen mit polygonförmigem querschnittprofil |
RU2618245C1 (ru) * | 2016-02-03 | 2017-05-03 | Общество с ограниченной ответственностью "Технология и Оборудование для Стеклянных Структур" | Фильера для изготовления стеклянного стержня (варианты) |
WO2017205564A1 (en) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | Corning Incorporated | Heating apparatus and method for glass tubing manufacturing |
US11414336B2 (en) | 2018-11-30 | 2022-08-16 | Corning Incorporated | Apparatuses and methods for heating and cooling glass tubing |
-
1996
- 1996-08-16 JP JP21644896A patent/JPH1059729A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081389A1 (de) * | 2001-04-05 | 2002-10-17 | Schott Glas | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen von glassträngen mit polygonförmigem querschnittprofil |
RU2618245C1 (ru) * | 2016-02-03 | 2017-05-03 | Общество с ограниченной ответственностью "Технология и Оборудование для Стеклянных Структур" | Фильера для изготовления стеклянного стержня (варианты) |
WO2017205564A1 (en) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | Corning Incorporated | Heating apparatus and method for glass tubing manufacturing |
EP3464200B1 (en) * | 2016-05-25 | 2022-03-30 | Corning Incorporated | Heating apparatus and method for glass tubing manufacturing |
US11591248B2 (en) | 2016-05-25 | 2023-02-28 | Corning Incorporated | Heating apparatuses and methods for glass tubing manufacturing |
US11414336B2 (en) | 2018-11-30 | 2022-08-16 | Corning Incorporated | Apparatuses and methods for heating and cooling glass tubing |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |