JPH1059649A - エレベータ用非常止め装置 - Google Patents
エレベータ用非常止め装置Info
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- JPH1059649A JPH1059649A JP22380796A JP22380796A JPH1059649A JP H1059649 A JPH1059649 A JP H1059649A JP 22380796 A JP22380796 A JP 22380796A JP 22380796 A JP22380796 A JP 22380796A JP H1059649 A JPH1059649 A JP H1059649A
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- JP
- Japan
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- roller
- rope
- rail
- emergency stop
- car
- Prior art date
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常停止時の動作において伝達効率が向上
し、構造が簡単で小形、軽量な非常止め装置を得るこ
と。 【解決手段】 昇降路内においてかごをガイドするレー
ルと、上記かごを吊設する吊設ロープの破断又は緩みを
検出する検出手段と、この検出手段により上記吊設ロー
プの破断又は緩みを検出した際に、上記レールと接触し
上記かごの下降に伴い回転するローラーと、このローラ
ーと同軸上に設けられて共に回転する胴巻と、この胴巻
に一端が固定され、上記ローラーの回転に伴い上記胴巻
に巻取られる巻取りロープと、この巻取りロープの他端
に設けられ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位置を変
位させ、上記レールと圧接することにより上記かごの下
降を停止させる制動部材と、を備えた。
し、構造が簡単で小形、軽量な非常止め装置を得るこ
と。 【解決手段】 昇降路内においてかごをガイドするレー
ルと、上記かごを吊設する吊設ロープの破断又は緩みを
検出する検出手段と、この検出手段により上記吊設ロー
プの破断又は緩みを検出した際に、上記レールと接触し
上記かごの下降に伴い回転するローラーと、このローラ
ーと同軸上に設けられて共に回転する胴巻と、この胴巻
に一端が固定され、上記ローラーの回転に伴い上記胴巻
に巻取られる巻取りロープと、この巻取りロープの他端
に設けられ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位置を変
位させ、上記レールと圧接することにより上記かごの下
降を停止させる制動部材と、を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベータのかご
を吊設する吊設ロープに破断又は緩みが発生した際、か
ごを非常停止させるエレベータ用非常止め装置に関する
ものである。
を吊設する吊設ロープに破断又は緩みが発生した際、か
ごを非常停止させるエレベータ用非常止め装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開平3−61274
号公報に示された従来の非常止め装置の一例を示す図で
ある。図12は、従来の非常止め装置を上方から見た図
である。図13は、図12におけるXIII−XIII
断面図である。図14は、図12におけるA矢視図であ
る。
号公報に示された従来の非常止め装置の一例を示す図で
ある。図12は、従来の非常止め装置を上方から見た図
である。図13は、図12におけるXIII−XIII
断面図である。図14は、図12におけるA矢視図であ
る。
【0003】図において、1はかご、2は昇降路内にお
いてかご1をガイドするレール、5はかご1を吊設する
吊設ロープ、6は吊設ロープ5とフレーム30とを接続
するための接続用具、9は伝導機構である。
いてかご1をガイドするレール、5はかご1を吊設する
吊設ロープ、6は吊設ロープ5とフレーム30とを接続
するための接続用具、9は伝導機構である。
【0004】30は断面凹状のフレームで、一方の腕部
30aには下方に傾斜部を有する溝31aを備えたくわ
え金31が設けられている。32は回転軸33の端部に
固定された回転レバーで、先端部にはくわえ金31の溝
31aに嵌合するコロ35が取付けられている。34は
回転軸33に固定された伝導部材、10は下端面が作動
アーム91に固定されたストッパーで、常時はその上端
面がフレーム30の腕部30bの下面に当接し、かご1
の自重によるロープ8の張力で圧縮される作動バネ4の
付勢力を一定に規制している。
30aには下方に傾斜部を有する溝31aを備えたくわ
え金31が設けられている。32は回転軸33の端部に
固定された回転レバーで、先端部にはくわえ金31の溝
31aに嵌合するコロ35が取付けられている。34は
回転軸33に固定された伝導部材、10は下端面が作動
アーム91に固定されたストッパーで、常時はその上端
面がフレーム30の腕部30bの下面に当接し、かご1
の自重によるロープ8の張力で圧縮される作動バネ4の
付勢力を一定に規制している。
【0005】40はフレーム30の他方の腕部30b
と、後述の伝導機構9の作動アーム91との間に介装さ
れた作動バネで、常時はロープソケット60aによりロ
ープ止めロッド60bに連結されたロープ8の張力が、
ロープ止めロッド60bの締結ナット60eと作動アー
ム91とに加えられ、これにより圧縮付勢されている。
と、後述の伝導機構9の作動アーム91との間に介装さ
れた作動バネで、常時はロープソケット60aによりロ
ープ止めロッド60bに連結されたロープ8の張力が、
ロープ止めロッド60bの締結ナット60eと作動アー
ム91とに加えられ、これにより圧縮付勢されている。
【0006】伝導機構9は、一端がロープ止めロッド6
に遊嵌された作動アーム91と、これと直交し、一端が
作動アーム91に固定され、他端がフレーム30に設け
たピン94に回動自在に支持された略L字状の中間レバ
ー92と、一端が作動レバーに固定され、他端が伝導部
材34に当接するほぼZ字状の伝動レバー93とからな
っている。
に遊嵌された作動アーム91と、これと直交し、一端が
作動アーム91に固定され、他端がフレーム30に設け
たピン94に回動自在に支持された略L字状の中間レバ
ー92と、一端が作動レバーに固定され、他端が伝導部
材34に当接するほぼZ字状の伝動レバー93とからな
っている。
【0007】次に動作について説明する。常時はかご1
の自重により緩衝バネ60c、作動アーム91を介して
作動バネ4が付勢され、この付勢による作動バネ4の圧
縮量は、ストッパー10の上端面がフレーム30の腕部
30bに当接することにより、一定値に保持されてい
る。このとき、回転レバー32に設けたコロ35はくわ
え金31の溝31aの下部に位置し、くわえ金31のブ
レーキ面31bとレール2の面との間には一定の隙間g
が形成されている。
の自重により緩衝バネ60c、作動アーム91を介して
作動バネ4が付勢され、この付勢による作動バネ4の圧
縮量は、ストッパー10の上端面がフレーム30の腕部
30bに当接することにより、一定値に保持されてい
る。このとき、回転レバー32に設けたコロ35はくわ
え金31の溝31aの下部に位置し、くわえ金31のブ
レーキ面31bとレール2の面との間には一定の隙間g
が形成されている。
【0008】いま、ロープ8に破断等の異常が生じる
と、ロープ8を介してかご1の自重により作動バネ40
に加えられていた付勢力が無くなるため、作動バネ40
が反発して作動アーム91を図の下方に移動させ、これ
に固定された中間レバー92をピン94を軸に矢印a方
向に回動させる。この回動に伴って伝動レバー93が矢
印方向に変位し、伝導部材34を介して回転軸33を矢
印a方向に回動させ、これに固定された回転レバー32
も矢印a方向に回動いる。この結果先端部に設けたコロ
35が溝31a内を上方へ移動し、くわえ金31を矢印
b方向に移動させてブレーキ面31bをレール2の面に
圧接して制動し、かご1の落下を防止する。
と、ロープ8を介してかご1の自重により作動バネ40
に加えられていた付勢力が無くなるため、作動バネ40
が反発して作動アーム91を図の下方に移動させ、これ
に固定された中間レバー92をピン94を軸に矢印a方
向に回動させる。この回動に伴って伝動レバー93が矢
印方向に変位し、伝導部材34を介して回転軸33を矢
印a方向に回動させ、これに固定された回転レバー32
も矢印a方向に回動いる。この結果先端部に設けたコロ
35が溝31a内を上方へ移動し、くわえ金31を矢印
b方向に移動させてブレーキ面31bをレール2の面に
圧接して制動し、かご1の落下を防止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の非常止め装置
は、以上のように構成され、複数のレバー機構を用いて
動作させる構造となっているので、非常止め装置を作動
させる力の伝達機構が複雑になり、作動力の伝達ロスが
大きいといった問題点があった。また、回転軸がかごの
間口方向に挿通しているので、非常止め装置の設置場所
は、かごの上部又は下部に制限されるといった問題点が
あった。一方、非常止め装置の最大能力は、かごの上部
および下部の両方に配置した場合で決まり、非常止め装
置の負担重量すなわち非常停止させるかご等の最大積載
量が、非常止め装置の最大能力以上となった場合は、新
たに能力の高い非常止め装置を製造しなければならず、
このため、装置が大きく重くなり、製作コストが高くな
るといった問題点があった。
は、以上のように構成され、複数のレバー機構を用いて
動作させる構造となっているので、非常止め装置を作動
させる力の伝達機構が複雑になり、作動力の伝達ロスが
大きいといった問題点があった。また、回転軸がかごの
間口方向に挿通しているので、非常止め装置の設置場所
は、かごの上部又は下部に制限されるといった問題点が
あった。一方、非常止め装置の最大能力は、かごの上部
および下部の両方に配置した場合で決まり、非常止め装
置の負担重量すなわち非常停止させるかご等の最大積載
量が、非常止め装置の最大能力以上となった場合は、新
たに能力の高い非常止め装置を製造しなければならず、
このため、装置が大きく重くなり、製作コストが高くな
るといった問題点があった。
【0010】本発明は上述したような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、非常停止時の動
作において伝達効率の向上したエレベータ用非常止め装
置を得ることである。また、第2の目的は、構造が簡単
で、小型・計量化が図れるエレベータ用非常止め装置を
エレベータことである。また、第3の目的は、より確実
に非常停止をかけることができるエレベータ用非常止め
装置を得ることである。また、第4の目的は、非常止め
装置を調整する際の作業効率が向上するエレベータ用非
常止め装置を得ることである。また、第5の目的は、吊
設ロープの破断又は緩みが発生しない平常時において
は、誤動作することのないエレベータ用非常止め装置を
得ることである。また、第6の目的は、かご等の最大積
載量が変化しても、容易に加工・組立の設計変更でき、
低価格の汎用性のあるエレベータ用非常停止装置を得る
ことである。また、第7の目的は、非常停止を同時に検
出し、管理人、制御装置に送信することができるエレベ
ータ用非常停止装置を得ることである。
ためになされたもので、第1の目的は、非常停止時の動
作において伝達効率の向上したエレベータ用非常止め装
置を得ることである。また、第2の目的は、構造が簡単
で、小型・計量化が図れるエレベータ用非常止め装置を
エレベータことである。また、第3の目的は、より確実
に非常停止をかけることができるエレベータ用非常止め
装置を得ることである。また、第4の目的は、非常止め
装置を調整する際の作業効率が向上するエレベータ用非
常止め装置を得ることである。また、第5の目的は、吊
設ロープの破断又は緩みが発生しない平常時において
は、誤動作することのないエレベータ用非常止め装置を
得ることである。また、第6の目的は、かご等の最大積
載量が変化しても、容易に加工・組立の設計変更でき、
低価格の汎用性のあるエレベータ用非常停止装置を得る
ことである。また、第7の目的は、非常停止を同時に検
出し、管理人、制御装置に送信することができるエレベ
ータ用非常停止装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タ用非常止め装置は、昇降路内においてかごをガイドす
るレールと、上記かごを吊設する吊設ロープの破断又は
緩みを検出する検出手段と、この検出手段により上記吊
設ロープの破断又は緩みを検出した際に、上記レールと
接触し上記かごの下降に伴い回転するローラーと、この
ローラーと同軸上に設けられて共に回転する胴巻と、こ
の胴巻に一端が固定され、上記ローラーの回転に伴い上
記胴巻に巻取られる巻取りロープと、この巻取りロープ
の他端に設けられ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位
置を変位させ、上記レールと圧接することにより上記か
ごの下降を停止させる制動部材と、を備えたものであ
る。
タ用非常止め装置は、昇降路内においてかごをガイドす
るレールと、上記かごを吊設する吊設ロープの破断又は
緩みを検出する検出手段と、この検出手段により上記吊
設ロープの破断又は緩みを検出した際に、上記レールと
接触し上記かごの下降に伴い回転するローラーと、この
ローラーと同軸上に設けられて共に回転する胴巻と、こ
の胴巻に一端が固定され、上記ローラーの回転に伴い上
記胴巻に巻取られる巻取りロープと、この巻取りロープ
の他端に設けられ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位
置を変位させ、上記レールと圧接することにより上記か
ごの下降を停止させる制動部材と、を備えたものであ
る。
【0012】また、吊設ロープの破断又は緩みを検出す
る検出手段は、回転軸により固定され回動自在なレバー
板と、このレバー板に設けられたローラーがレールと接
触するように上記レバー板を回動させるべく作用させる
弾性部材と、上記吊設ロープと当接することにより上記
弾性部材による回動を抑制し、上記ローラーを上記レー
ルと所定間隙隔てる位置に保持させる上記レバー板に設
けられた保持部材と、を備え、上記吊設ロープの破断又
は緩みに応じて、上記保持部材と上記吊設ロープの当接
が外れ、上記弾性部材の作用により上記レバー板が回動
して上記ローラーを上記レールと接触させるようにした
ものである。
る検出手段は、回転軸により固定され回動自在なレバー
板と、このレバー板に設けられたローラーがレールと接
触するように上記レバー板を回動させるべく作用させる
弾性部材と、上記吊設ロープと当接することにより上記
弾性部材による回動を抑制し、上記ローラーを上記レー
ルと所定間隙隔てる位置に保持させる上記レバー板に設
けられた保持部材と、を備え、上記吊設ロープの破断又
は緩みに応じて、上記保持部材と上記吊設ロープの当接
が外れ、上記弾性部材の作用により上記レバー板が回動
して上記ローラーを上記レールと接触させるようにした
ものである。
【0013】また、弾性部材におけるローラーとレール
とを接触すべくレバー板を回動させる弾性力を、調節可
能としたものである。
とを接触すべくレバー板を回動させる弾性力を、調節可
能としたものである。
【0014】また、エレベータの定格速度に見合った設
定位置が表示された目盛板を弾性部材近傍に設け、上記
弾性部材の弾性力を調節するようにしたものである。
定位置が表示された目盛板を弾性部材近傍に設け、上記
弾性部材の弾性力を調節するようにしたものである。
【0015】さらに、制動部材を収納する収納部を設
け、吊設ロープの破断又は緩みが生じない際には、上記
制動部材をレールと隔離して保持するようにしたもので
ある。
け、吊設ロープの破断又は緩みが生じない際には、上記
制動部材をレールと隔離して保持するようにしたもので
ある。
【0016】また、制動部材を巻取りロープにより変位
する方向とは異なる方向に作用させる牽引部材を設けた
ものである。
する方向とは異なる方向に作用させる牽引部材を設けた
ものである。
【0017】また、牽引部材による牽引力を調節可能と
したものである。
したものである。
【0018】また、かごに複数段配置するようにしたも
のである。
のである。
【0019】さらに、レバー板の回動を検出する検出ス
イッチを設けたものである。
イッチを設けたものである。
【0020】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。図1は、本実施の形態における非常止め装置
をかごに取り付けたときの状態を示した状態図である。
図2は、図1における非常止め装置をB方向から見た矢
視図である。図3は、図1における非常止め装置をC方
向から見た矢視図である。図4は、非常止め装置の要部
を拡大した要部拡大図であり、平常時の状態を示してい
る。図5は、図4における非常止め装置をD方向から見
た矢視図である。図6は、図4における非常止め装置を
E方向から見た矢視図である。図7は、非常停止時の状
態を示した状態図である。図8は、本実施の形態におけ
るコロの構成を示した構成図である。図9は、図8にお
けるコロのF方向からみた矢視図である。
説明する。図1は、本実施の形態における非常止め装置
をかごに取り付けたときの状態を示した状態図である。
図2は、図1における非常止め装置をB方向から見た矢
視図である。図3は、図1における非常止め装置をC方
向から見た矢視図である。図4は、非常止め装置の要部
を拡大した要部拡大図であり、平常時の状態を示してい
る。図5は、図4における非常止め装置をD方向から見
た矢視図である。図6は、図4における非常止め装置を
E方向から見た矢視図である。図7は、非常停止時の状
態を示した状態図である。図8は、本実施の形態におけ
るコロの構成を示した構成図である。図9は、図8にお
けるコロのF方向からみた矢視図である。
【0021】図において、1はかご、2は昇降路内にお
いてかご1をガイドするレール、3は腕部3a、3bで
かご1を支持する断面凹状のフレーム、4はフレーム3
と結合されたかご枠柱、5はかご1を吊設する吊設ロー
プ、6は吊設ロープ5とフレーム3とを接続するための
接続用具、7はかご枠柱4の上下両端に取り付けられた
かご1を案内するローラーガイドシュー、8は仮に吊設
ロープ5が破断した場合に、かご1の落下を防止する非
常止め装置である。
いてかご1をガイドするレール、3は腕部3a、3bで
かご1を支持する断面凹状のフレーム、4はフレーム3
と結合されたかご枠柱、5はかご1を吊設する吊設ロー
プ、6は吊設ロープ5とフレーム3とを接続するための
接続用具、7はかご枠柱4の上下両端に取り付けられた
かご1を案内するローラーガイドシュー、8は仮に吊設
ロープ5が破断した場合に、かご1の落下を防止する非
常止め装置である。
【0022】接続用具6は、吊設ロープ5の端を固定す
るロープソケット6a、ロープソケット6aと接続さ
れ、フレーム4の腕部3bに設けられた穴3cを貫通し
たロープ止めロッド6b、かご1の自重を緩衝するため
の緩衝バネ6c、緩衝バネ6cのバネ受け6d、締結ナ
ット6eから構成されている、そして、ロープ止めロッ
ド6bは、穴3c、緩衝バネ6c及びバネ受け6dの中
心を挿通し、互いに移動しないように2個の締結ナット
6eにより締結され、フレーム3の腕部3b及びバネ受
け6dにより緩衝バネ6cを圧縮付勢しつつフレーム3
を吊設ロープ5により吊設している。
るロープソケット6a、ロープソケット6aと接続さ
れ、フレーム4の腕部3bに設けられた穴3cを貫通し
たロープ止めロッド6b、かご1の自重を緩衝するため
の緩衝バネ6c、緩衝バネ6cのバネ受け6d、締結ナ
ット6eから構成されている、そして、ロープ止めロッ
ド6bは、穴3c、緩衝バネ6c及びバネ受け6dの中
心を挿通し、互いに移動しないように2個の締結ナット
6eにより締結され、フレーム3の腕部3b及びバネ受
け6dにより緩衝バネ6cを圧縮付勢しつつフレーム3
を吊設ロープ5により吊設している。
【0023】かご枠柱4の上下両端に取り付けられたロ
ーラーガイドシュー7は、レール2に当接するガイドロ
ーラー7a、7b、ガイドローラー7aを常にレール2
に押し付けるためのバネ7cを有しており、かご1をレ
ール2に沿って上下方向に案内している。
ーラーガイドシュー7は、レール2に当接するガイドロ
ーラー7a、7b、ガイドローラー7aを常にレール2
に押し付けるためのバネ7cを有しており、かご1をレ
ール2に沿って上下方向に案内している。
【0024】非常止め装置8は、かご枠柱4に対して回
動し、かごを吊設する吊設ロープ5の破断又は緩みを検
出する検出手段であるレバー部81、レバー部の回動に
伴いその位置を変位させ、くわえ金82と共にかご1を
非常停止させるべく動作する制動部材である制動部8
3、非常停止を検出するスイッチ84から構成されてい
る。
動し、かごを吊設する吊設ロープ5の破断又は緩みを検
出する検出手段であるレバー部81、レバー部の回動に
伴いその位置を変位させ、くわえ金82と共にかご1を
非常停止させるべく動作する制動部材である制動部8
3、非常停止を検出するスイッチ84から構成されてい
る。
【0025】レバー部81は、かご枠柱4に取り付けら
れた回転軸81aを軸に回転可能なレバー板81b、レ
バー板81bに設けられた第1の軸81cを軸芯に吊設
ロープ5と当接して回転する保持部材である返し車81
d、レバー板81bに設けられた第2の軸81eを軸芯
に回転可能なローラー81f、第2の軸81eと同軸上
のローラー81fに取り付けられた胴巻81g、レバー
板81bに設けられたバネ受け81h、バネ受け81h
に一端が当接し、他端がかご枠柱4に固定されたバネ受
け81jにより圧縮付勢された弾性部材である作動バネ
81i、作動バネ81i及びバネ受け81h、81jの
中心部をを挿通すると共に、一端側がかご枠柱4に設け
られたブラケット81kと2個のナット81mにより固
定し、他端側が2個のナット81nによりバネ受け81
jを保持する両ねじボルト81l、バネ受け81h、8
1j間に圧縮付勢された作動バネ81iの圧縮付勢の強
さ、すなわちエレベータの定格速度に見合ったバネ力の
設定位置を表示したバネ受け81jに取り付けられた目
盛板81oを有している。
れた回転軸81aを軸に回転可能なレバー板81b、レ
バー板81bに設けられた第1の軸81cを軸芯に吊設
ロープ5と当接して回転する保持部材である返し車81
d、レバー板81bに設けられた第2の軸81eを軸芯
に回転可能なローラー81f、第2の軸81eと同軸上
のローラー81fに取り付けられた胴巻81g、レバー
板81bに設けられたバネ受け81h、バネ受け81h
に一端が当接し、他端がかご枠柱4に固定されたバネ受
け81jにより圧縮付勢された弾性部材である作動バネ
81i、作動バネ81i及びバネ受け81h、81jの
中心部をを挿通すると共に、一端側がかご枠柱4に設け
られたブラケット81kと2個のナット81mにより固
定し、他端側が2個のナット81nによりバネ受け81
jを保持する両ねじボルト81l、バネ受け81h、8
1j間に圧縮付勢された作動バネ81iの圧縮付勢の強
さ、すなわちエレベータの定格速度に見合ったバネ力の
設定位置を表示したバネ受け81jに取り付けられた目
盛板81oを有している。
【0026】くわえ金82は、かご枠中4にボルト等に
より強固に固着されており、平常時ではレール2と接す
ることなく収める溝82a、この溝82a内に設けられ
た傾斜部82b、下端に設けられたコロを収納する収納
部であるコロ受け部82c、コロ受け部82cからくわ
え金82の下端にわたって貫通された穴82d、溝82
a内の傾斜部82bと対向する対向面82eを有してい
る。そして、対向面82eとレール2とは互いに微小間
隙g隔てて配置されている。
より強固に固着されており、平常時ではレール2と接す
ることなく収める溝82a、この溝82a内に設けられ
た傾斜部82b、下端に設けられたコロを収納する収納
部であるコロ受け部82c、コロ受け部82cからくわ
え金82の下端にわたって貫通された穴82d、溝82
a内の傾斜部82bと対向する対向面82eを有してい
る。そして、対向面82eとレール2とは互いに微小間
隙g隔てて配置されている。
【0027】制動部83は、胴巻81gに一端が固定さ
れ、他端が輪状に形成された巻取りロープ83a、巻取
りロープ83aの他端に形成した輪に軸部が挿通し自由
に回転可能なコロ83b(図8、図9参照)、このコロ
83bの軸部に輪状に形成された一端が回転可能に接続
されると共に、他端が穴82dを貫通してねじ棒83c
に固定されたロープ83d、一端がコロ受け部82cの
反対の面と当接し、他端がねじ棒83cに2個のナット
83eにより固定されたバネ受け83fと当接すること
により、圧縮付勢され、コロ83bを巻取りロープ83
aにより変位する方向とは異なる方向へ牽引させる牽引
部材である誤動作防止バネ83gを備えている。ここ
で、誤動作防止バネ83gの圧縮されたバネ力により、
コロ83bはレール2と当接することなくくわえ金82
のコロ受け部82c内に配置されている。
れ、他端が輪状に形成された巻取りロープ83a、巻取
りロープ83aの他端に形成した輪に軸部が挿通し自由
に回転可能なコロ83b(図8、図9参照)、このコロ
83bの軸部に輪状に形成された一端が回転可能に接続
されると共に、他端が穴82dを貫通してねじ棒83c
に固定されたロープ83d、一端がコロ受け部82cの
反対の面と当接し、他端がねじ棒83cに2個のナット
83eにより固定されたバネ受け83fと当接すること
により、圧縮付勢され、コロ83bを巻取りロープ83
aにより変位する方向とは異なる方向へ牽引させる牽引
部材である誤動作防止バネ83gを備えている。ここ
で、誤動作防止バネ83gの圧縮されたバネ力により、
コロ83bはレール2と当接することなくくわえ金82
のコロ受け部82c内に配置されている。
【0028】次に本実施の形態の動作について説明す
る。かご枠柱4に固定されたバネ受け81jとレバー部
81の81hとによって圧縮付勢された作動バネ81i
のバネ力(反発力)によって、回転軸81aを軸にレバ
ー部81は反時計方向へと回転する力が作用する。ここ
で、図4に示す如く平常時では、かご1を吊る吊設ロー
プ5はかご1の自重により張られた状態となっているた
め、レバー部81の返し車81dの反時計方向への回
転、すなわちレバー部81の反時計方向への回転は張ら
れた吊設ロープ5により制限されている。
る。かご枠柱4に固定されたバネ受け81jとレバー部
81の81hとによって圧縮付勢された作動バネ81i
のバネ力(反発力)によって、回転軸81aを軸にレバ
ー部81は反時計方向へと回転する力が作用する。ここ
で、図4に示す如く平常時では、かご1を吊る吊設ロー
プ5はかご1の自重により張られた状態となっているた
め、レバー部81の返し車81dの反時計方向への回
転、すなわちレバー部81の反時計方向への回転は張ら
れた吊設ロープ5により制限されている。
【0029】図4に示される平常時において、かご1は
ローラーガイドシュー7により案内されて昇降運転され
ているので、第2の軸81eを軸に回転可能なローラー
81fは、レール2と一定の距離を有しており、かご1
の昇降運転においてもレール2と接触せず、何ら第2の
軸81eを軸とした回転運動は行わない。第2の軸81
eと同軸に設けられている胴巻81gも同様にかご1の
昇降運転においても回転せず、胴巻81gに接続されて
いる巻取りロープ83aを巻き取ることはない。
ローラーガイドシュー7により案内されて昇降運転され
ているので、第2の軸81eを軸に回転可能なローラー
81fは、レール2と一定の距離を有しており、かご1
の昇降運転においてもレール2と接触せず、何ら第2の
軸81eを軸とした回転運動は行わない。第2の軸81
eと同軸に設けられている胴巻81gも同様にかご1の
昇降運転においても回転せず、胴巻81gに接続されて
いる巻取りロープ83aを巻き取ることはない。
【0030】他端が輪状に形成された巻取りロープ83
aの輪に軸部が挿通されて回転可能に接続されているコ
ロ83bは、くわえ金82のコロ受け部82c内に配置
される。さらに、コロ83bは、誤動作防止バネ83g
のバネ力(反発力)によりコロ受け部82cに押し付け
られ、かご1の昇降運動においても、コロ受け部82c
から外れ、レール2と接触することがないように形成
し、平常運転時にはかご走行時の振動又は加減速力で生
じる恐れのある非常止め装置の誤動作を防止し、安全に
エレベータを運行することができるように形成されてい
る。ここで、平常時くわえ金82に当接させた誤動作防
止バネ83gおよびバネ受け83fを挿通するねじ棒8
3cにはめ込まれたナット83eを締め込むことで、誤
動作防止バネ83gのバネ力をエレベーターの定格積載
量の変化に伴って変化する加減速力に対して必要最小限
のバネ力に設定する。なお、誤動作防止バネ83gのバ
ネ力は、定格積載量の変化等に応じて可変にできる構成
にしており、誤動作防止バネ83gのバネ力により非常
停止時のロスをなくしたバネ力が設定される。
aの輪に軸部が挿通されて回転可能に接続されているコ
ロ83bは、くわえ金82のコロ受け部82c内に配置
される。さらに、コロ83bは、誤動作防止バネ83g
のバネ力(反発力)によりコロ受け部82cに押し付け
られ、かご1の昇降運動においても、コロ受け部82c
から外れ、レール2と接触することがないように形成
し、平常運転時にはかご走行時の振動又は加減速力で生
じる恐れのある非常止め装置の誤動作を防止し、安全に
エレベータを運行することができるように形成されてい
る。ここで、平常時くわえ金82に当接させた誤動作防
止バネ83gおよびバネ受け83fを挿通するねじ棒8
3cにはめ込まれたナット83eを締め込むことで、誤
動作防止バネ83gのバネ力をエレベーターの定格積載
量の変化に伴って変化する加減速力に対して必要最小限
のバネ力に設定する。なお、誤動作防止バネ83gのバ
ネ力は、定格積載量の変化等に応じて可変にできる構成
にしており、誤動作防止バネ83gのバネ力により非常
停止時のロスをなくしたバネ力が設定される。
【0031】また、同様にかご1はローラーガイドシュ
ー7により案内されて昇降運転されているので、くわえ
金82の溝82a内に対向面82e及びコロ83bと一
定の間隙が保たれてレール2が位置する。
ー7により案内されて昇降運転されているので、くわえ
金82の溝82a内に対向面82e及びコロ83bと一
定の間隙が保たれてレール2が位置する。
【0032】次に吊設ロープ5が仮に緩む又は破断した
場合の動作について図7を用いて説明する。ここで、仮
に吊設ロープ5が緩む又は破断すると、かご1の自重に
より張られた吊設ロープ5と当接することにより作動バ
ネ81iのバネ力に抗して反時計方向へ回転を抑えてい
た力が開放され、かご枠柱4の回転軸81aを支点にレ
バー板81bが回転し、それに伴いローラー81fがレ
ール2に接蝕する。この際、作動バネ81fのバネ力に
より確実にローラー81fとレール2とが接触する。そ
して、レバー板81bが同様にかご枠柱4のスイッチ8
4を押し、非常止め装置8が動作したことをエレベータ
制御装置、管理人等へ通知する。
場合の動作について図7を用いて説明する。ここで、仮
に吊設ロープ5が緩む又は破断すると、かご1の自重に
より張られた吊設ロープ5と当接することにより作動バ
ネ81iのバネ力に抗して反時計方向へ回転を抑えてい
た力が開放され、かご枠柱4の回転軸81aを支点にレ
バー板81bが回転し、それに伴いローラー81fがレ
ール2に接蝕する。この際、作動バネ81fのバネ力に
より確実にローラー81fとレール2とが接触する。そ
して、レバー板81bが同様にかご枠柱4のスイッチ8
4を押し、非常止め装置8が動作したことをエレベータ
制御装置、管理人等へ通知する。
【0033】レール2と接触したローラー23は、かご
1が下降するに伴って回転し、第2の軸81eと同軸上
に固定してある巻胴81gを回転させ、巻取りロープ8
3aを巻き取るように作用する。胴巻81gによる巻取
りロープ83aの巻き取りにより、この巻取りロープ8
3aに回転可能に接続されているコロ83bは誤動作防
止バネ83gのバネ力に抗して傾斜部82bに沿って引
き上げられ、傾斜部82bの面とレール2との間に食い
込ませる。
1が下降するに伴って回転し、第2の軸81eと同軸上
に固定してある巻胴81gを回転させ、巻取りロープ8
3aを巻き取るように作用する。胴巻81gによる巻取
りロープ83aの巻き取りにより、この巻取りロープ8
3aに回転可能に接続されているコロ83bは誤動作防
止バネ83gのバネ力に抗して傾斜部82bに沿って引
き上げられ、傾斜部82bの面とレール2との間に食い
込ませる。
【0034】コロ83bが傾斜部82bの面とレール2
との間に食い込むことにより、かご1は第7図において
右方向へと移動する。そして、レール2と対向面82e
とも接触することにより、かご1の下降を停止させる。
この際、ガイドシュー7のガイドローラー7aは、バネ
7cのバネ力に抗して図7における左方向に移動した状
態でレール2を案内する。
との間に食い込むことにより、かご1は第7図において
右方向へと移動する。そして、レール2と対向面82e
とも接触することにより、かご1の下降を停止させる。
この際、ガイドシュー7のガイドローラー7aは、バネ
7cのバネ力に抗して図7における左方向に移動した状
態でレール2を案内する。
【0035】また、作動バネ81i及びバネ受け81j
を挿通するボルト81lにはめ込まれたナット81hを
締め込むことで、バネ受け81h、81j間の距離を変
化させ、作動バネ81iのバネ力をエレベーターの定格
速度に最も適したバネ力に設定することも可能である。
すなわち、エレベータの例えば下降時の定格速度が速く
なることに伴って、万が一吊設ロープ5が緩んだり切断
した場合、非常止め装置8が作用してからかご1が停止
するまでの時間が長くなってしまうが、バネ受け81
h、81j間の距離を変化させ、作動バネ81iのバネ
力を大きくすることで、そのバネ力の反動でローラー8
1fが直ちにレール2と接触させ、非常止めを行うこと
ができるようになる。換言すれば、エレベータの最大定
格速度を速くしたとしても、非常停止が行われるまでの
時間を常に一定にすることもでき、乗客が受ける衝撃を
常に安全な範囲内に保つことができる。
を挿通するボルト81lにはめ込まれたナット81hを
締め込むことで、バネ受け81h、81j間の距離を変
化させ、作動バネ81iのバネ力をエレベーターの定格
速度に最も適したバネ力に設定することも可能である。
すなわち、エレベータの例えば下降時の定格速度が速く
なることに伴って、万が一吊設ロープ5が緩んだり切断
した場合、非常止め装置8が作用してからかご1が停止
するまでの時間が長くなってしまうが、バネ受け81
h、81j間の距離を変化させ、作動バネ81iのバネ
力を大きくすることで、そのバネ力の反動でローラー8
1fが直ちにレール2と接触させ、非常止めを行うこと
ができるようになる。換言すれば、エレベータの最大定
格速度を速くしたとしても、非常停止が行われるまでの
時間を常に一定にすることもでき、乗客が受ける衝撃を
常に安全な範囲内に保つことができる。
【0036】さらに、作動バネ81iに取り付けた目盛
板81oに表示された目盛位置に合わせて、作動バネ8
1iのバネ長すなわちバネ力を、エレベータの定格速度
に最も適した値に設定することにより、バネ力設定の作
業効率を向上させることもできる。
板81oに表示された目盛位置に合わせて、作動バネ8
1iのバネ長すなわちバネ力を、エレベータの定格速度
に最も適した値に設定することにより、バネ力設定の作
業効率を向上させることもできる。
【0037】本実施の形態によれば、吊設ロープ5の緩
み又は破断と同時に、作動バネ81iのバネ力を基に軸
81aを軸に回転するレバー板81bに設けられたロー
ラー81fがレール2と接触しコロ83bを引き上げる
ことで非常停止が行われるので、非常停止を行うまでに
複数のレバー機構を介在させることに伴う伝達効率の低
下を防止し、吊設ロープ5の緩み又は破断発生後直ちに
非常停止をかけることができるようになり、乗客の安全
性がより向上する。また、作動バネ81i、誤動作防止
バネ83gのバネ力は、ナット81n、83eを締める
ことにより適宜調節でき、定格速度、定格積載量の変化
に容易に適応できる非常止め装置を得ることができる。
み又は破断と同時に、作動バネ81iのバネ力を基に軸
81aを軸に回転するレバー板81bに設けられたロー
ラー81fがレール2と接触しコロ83bを引き上げる
ことで非常停止が行われるので、非常停止を行うまでに
複数のレバー機構を介在させることに伴う伝達効率の低
下を防止し、吊設ロープ5の緩み又は破断発生後直ちに
非常停止をかけることができるようになり、乗客の安全
性がより向上する。また、作動バネ81i、誤動作防止
バネ83gのバネ力は、ナット81n、83eを締める
ことにより適宜調節でき、定格速度、定格積載量の変化
に容易に適応できる非常止め装置を得ることができる。
【0038】実施の形態2.図10は、かご枠柱4に非
常止め装置8を複数個取り付けた状態を示した状態図で
ある。図10に示されるように、本実施の形態では、3
つの非常止め装置8をかご枠柱4に取り付けている。非
常停止にかかる動作は上述した実施の形態1と同様であ
るの説明は省略するが、吊設ロープ5の緩み又は破断に
より、3つの非常止め装置8がそれぞれ作用し、非常停
止をかけ、より安全にかご1の下降を停止させることが
できる。またこの際、非常止め装置8は、かご枠柱4に
取り付けるのみであるので、仮にかご等の積載量等が非
常止め装置の限界能力を越えた場合でも、簡単かつ安価
に非常止め装置を取り付けることができ、容易に要求仕
様に応じた非常止め装置を得ることができる。
常止め装置8を複数個取り付けた状態を示した状態図で
ある。図10に示されるように、本実施の形態では、3
つの非常止め装置8をかご枠柱4に取り付けている。非
常停止にかかる動作は上述した実施の形態1と同様であ
るの説明は省略するが、吊設ロープ5の緩み又は破断に
より、3つの非常止め装置8がそれぞれ作用し、非常停
止をかけ、より安全にかご1の下降を停止させることが
できる。またこの際、非常止め装置8は、かご枠柱4に
取り付けるのみであるので、仮にかご等の積載量等が非
常止め装置の限界能力を越えた場合でも、簡単かつ安価
に非常止め装置を取り付けることができ、容易に要求仕
様に応じた非常止め装置を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明にかかるエレベータ用非常止め装
置は、昇降路内においてかごをガイドするレールと、上
記かごを吊設する吊設ロープの破断又は緩みを検出する
検出手段と、この検出手段により上記吊設ロープの破断
又は緩みを検出した際に、上記レールと接触し上記かご
の下降に伴い回転するローラーと、このローラーと同軸
上に設けられて共に回転する胴巻と、この胴巻に一端が
固定され、上記ローラーの回転に伴い上記胴巻に巻取ら
れる巻取りロープと、この巻取りロープの他端に設けら
れ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位置を変位させ、
上記レールと圧接することにより上記かごの下降を停止
させる制動部材と、を備えたので、非常停止を行うまで
に複数のレバー機構を介在させることに伴う伝達効率の
低下を防止し、吊設ロープの緩み又は破断発生後直ちに
非常停止をかけることができるようになり、乗客の安全
性がより向上する。
置は、昇降路内においてかごをガイドするレールと、上
記かごを吊設する吊設ロープの破断又は緩みを検出する
検出手段と、この検出手段により上記吊設ロープの破断
又は緩みを検出した際に、上記レールと接触し上記かご
の下降に伴い回転するローラーと、このローラーと同軸
上に設けられて共に回転する胴巻と、この胴巻に一端が
固定され、上記ローラーの回転に伴い上記胴巻に巻取ら
れる巻取りロープと、この巻取りロープの他端に設けら
れ、上記巻取りロープの巻取りに伴い位置を変位させ、
上記レールと圧接することにより上記かごの下降を停止
させる制動部材と、を備えたので、非常停止を行うまで
に複数のレバー機構を介在させることに伴う伝達効率の
低下を防止し、吊設ロープの緩み又は破断発生後直ちに
非常停止をかけることができるようになり、乗客の安全
性がより向上する。
【0040】また、吊設ロープの破断又は緩みを検出す
る検出手段は、回転軸により固定され回動自在なレバー
板と、このレバー板に設けられたローラーがレールと接
触するように上記レバー板を回動させるべく作用させる
弾性部材と、上記吊設ロープと当接することにより上記
弾性部材による回動を抑制し、上記ローラーを上記レー
ルと所定間隙隔てる位置に保持させる上記レバー板に設
けられた保持部材と、を備え、上記吊設ロープの破断又
は緩みに応じて、上記保持部材と上記吊設ロープの当接
が外れ、上記弾性部材の作用により上記レバー板が回動
して上記ローラーを上記レールと接触させるようにした
ので、吊設ロープの破断又は緩みから制動部材により非
常停止をかけるまでの伝達効率の低下を防止でき、応答
性の高い非常止め装置を小型・計量化を図りつつ得るこ
とができる。
る検出手段は、回転軸により固定され回動自在なレバー
板と、このレバー板に設けられたローラーがレールと接
触するように上記レバー板を回動させるべく作用させる
弾性部材と、上記吊設ロープと当接することにより上記
弾性部材による回動を抑制し、上記ローラーを上記レー
ルと所定間隙隔てる位置に保持させる上記レバー板に設
けられた保持部材と、を備え、上記吊設ロープの破断又
は緩みに応じて、上記保持部材と上記吊設ロープの当接
が外れ、上記弾性部材の作用により上記レバー板が回動
して上記ローラーを上記レールと接触させるようにした
ので、吊設ロープの破断又は緩みから制動部材により非
常停止をかけるまでの伝達効率の低下を防止でき、応答
性の高い非常止め装置を小型・計量化を図りつつ得るこ
とができる。
【0041】また、弾性部材におけるローラーとレール
とを接触すべくレバー板を回動させる弾性力を、調節可
能としたので、非常止め装置が設置されたかごに応じて
ローラーとレールとの接触の圧力を変化させることがで
き、確実に乗客が受ける衝撃が安全範囲内で非常止めを
かけることができる。
とを接触すべくレバー板を回動させる弾性力を、調節可
能としたので、非常止め装置が設置されたかごに応じて
ローラーとレールとの接触の圧力を変化させることがで
き、確実に乗客が受ける衝撃が安全範囲内で非常止めを
かけることができる。
【0042】また、エレベータの定格速度に見合った設
定位置が表示された目盛板を弾性部材近傍に設け、上記
弾性部材の弾性力を調節するようにしたので、定格速度
に見合った設定を容易に行うことができ、調整に要する
作業効率を向上することができる。
定位置が表示された目盛板を弾性部材近傍に設け、上記
弾性部材の弾性力を調節するようにしたので、定格速度
に見合った設定を容易に行うことができ、調整に要する
作業効率を向上することができる。
【0043】さらに、制動部材を収納する収納部を設
け、吊設ロープの破断又は緩みが生じない際には、上記
制動部材をレールと隔離して保持するようにしたので、
かご走行時の振動又は加減速力で生じる恐れのある非常
止めの誤動作を防止することができ、安全に乗客を搬送
することができる。
け、吊設ロープの破断又は緩みが生じない際には、上記
制動部材をレールと隔離して保持するようにしたので、
かご走行時の振動又は加減速力で生じる恐れのある非常
止めの誤動作を防止することができ、安全に乗客を搬送
することができる。
【0044】また、制動部材を巻取りロープにより変位
する方向とは異なる方向に作用させる牽引部材を設けた
ので、平常時におけるかご走行の際の振動又は加減速力
により生じる恐れのある非常止めの誤動作を防止するこ
とができ、安全に乗客を搬送することができる。
する方向とは異なる方向に作用させる牽引部材を設けた
ので、平常時におけるかご走行の際の振動又は加減速力
により生じる恐れのある非常止めの誤動作を防止するこ
とができ、安全に乗客を搬送することができる。
【0045】また、牽引部材による牽引力を調節可能と
したので、この牽引力をエレベータの定格積載量等の変
化に応じて変化させ、この牽引力に基づき非常止めが起
動するまでの動作のロスを減少することができる。
したので、この牽引力をエレベータの定格積載量等の変
化に応じて変化させ、この牽引力に基づき非常止めが起
動するまでの動作のロスを減少することができる。
【0046】また、かごに複数段配置するようにしたの
で、非常止め装置の能力がかごの定格積載量等に基づく
基準に達しない場合でも、複数個の非常止め装置により
確実にかごの非常停止を行うことができ、新たに非常止
め装置を製造する必要がなく、汎用性に優れ、安価に軽
量な非常止め装置を得ることができる。
で、非常止め装置の能力がかごの定格積載量等に基づく
基準に達しない場合でも、複数個の非常止め装置により
確実にかごの非常停止を行うことができ、新たに非常止
め装置を製造する必要がなく、汎用性に優れ、安価に軽
量な非常止め装置を得ることができる。
【0047】さらに、レバー板の回動を検出する検出ス
イッチを設けたので、非常停止を同時に検出し、管理
人、制御装置に送信することができ、非常の際の対処を
より迅速、確実に行うことができる。
イッチを設けたので、非常停止を同時に検出し、管理
人、制御装置に送信することができ、非常の際の対処を
より迅速、確実に行うことができる。
【図1】 本実施の形態における非常止め装置をかごに
取り付けたときの状態を示した状態図である。
取り付けたときの状態を示した状態図である。
【図2】 図1における非常止め装置をB方向から見た
矢視図である。
矢視図である。
【図3】 図1における非常止め装置をC方向から見た
矢視図である。
矢視図である。
【図4】 非常止め装置の要部を拡大した要部拡大図で
あり、平常時の状態を示している。
あり、平常時の状態を示している。
【図5】 図4における非常止め装置をD方向から見た
矢視図である。
矢視図である。
【図6】 図4における非常止め装置をE方向から見た
矢視図である。
矢視図である。
【図7】 非常停止時の状態を示した状態図である。
【図8】 本実施の形態におけるコロの構成を示した構
成図である。
成図である。
【図9】 図8におけるコロのF方向からみた矢視図で
ある。
ある。
【図10】 本発明の他の実施の形態における非常止め
装置をかごに取り付けたときの状態を示した状態図であ
る。
装置をかごに取り付けたときの状態を示した状態図であ
る。
【図11】 従来の非常止め装置の構成を示す構成図で
ある。
ある。
【図12】 従来の非常止め装置を上方から見た図であ
る。
る。
【図13】 従来の非常止め装置のXIII−XIII
断面図である。
断面図である。
【図14】 従来の非常止め装置の図12におけるA矢
視図である。
視図である。
1 かご、 2 レール、3 フレーム、4 かご枠
柱、5 吊設ロープ、6 接続用具、7 ローラーガイ
ドシュー、8 非常止め装置、81 レバー部、82
くわえ金、83 制動部、84 検出スイッチ、81a
回転軸、81b レバー板、81c 第1の軸、81
d 返し車、81e 第2の軸、81f ローラー、8
1g 胴巻、81h バネ受け、81i 作動バネ、8
1jバネ受け、81k ブラケット、81l ボルト、
81m ナット、81n ナット、81o 目盛板、8
2c コロ受け部、83a 巻取りロープ、83bコ
ロ、83c ねじ棒、83d ロープ、83e ナッ
ト、83f バネ受け、83g 誤動作防止バネ。
柱、5 吊設ロープ、6 接続用具、7 ローラーガイ
ドシュー、8 非常止め装置、81 レバー部、82
くわえ金、83 制動部、84 検出スイッチ、81a
回転軸、81b レバー板、81c 第1の軸、81
d 返し車、81e 第2の軸、81f ローラー、8
1g 胴巻、81h バネ受け、81i 作動バネ、8
1jバネ受け、81k ブラケット、81l ボルト、
81m ナット、81n ナット、81o 目盛板、8
2c コロ受け部、83a 巻取りロープ、83bコ
ロ、83c ねじ棒、83d ロープ、83e ナッ
ト、83f バネ受け、83g 誤動作防止バネ。
Claims (9)
- 【請求項1】 昇降路内においてかごをガイドするレー
ルと、 上記かごを吊設する吊設ロープの破断又は緩みを検出す
る検出手段と、 この検出手段により上記吊設ロープの破断又は緩みを検
出した際に、上記レールと接触し上記かごの下降に伴い
回転するローラーと、 このローラーと同軸上に設けられて共に回転する胴巻
と、 この胴巻に一端が固定され、上記ローラーの回転に伴い
上記胴巻に巻取られる巻取りロープと、 この巻取りロープの他端に設けられ、上記巻取りロープ
の巻取りに伴い位置を変位させ、上記レールと圧接する
ことにより上記かごの下降を停止させる制動部材と、を
備えたことを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 【請求項2】 吊設ロープの破断又は緩みを検出する検
出手段は、 回転軸により固定され回動自在なレバー板と、 このレバー板に設けられたローラーがレールと接触する
ように上記レバー板を回動させるべく作用させる弾性部
材と、 上記吊設ロープと当接することにより上記弾性部材によ
る回動を抑制し、上記ローラーを上記レールと所定間隙
隔てる位置に保持させる上記レバー板に設けられた保持
部材と、を備え、上記吊設ロープの破断又は緩みに応じ
て、上記保持部材と上記吊設ロープの当接が外れ、上記
弾性部材の作用により上記レバー板が回動して上記ロー
ラーを上記レールと接触させることを特徴とする請求項
第1項記載のエレベータ用非常止め装置。 - 【請求項3】 弾性部材におけるローラーとレールとを
接触すべくレバー板を回動させる弾性力を、調節可能と
したことを特徴とする請求項第2項記載のエレベータ用
非常止め装置。 - 【請求項4】 エレベータの定格速度に見合った設定位
置が表示された目盛板を弾性部材近傍に設け、上記弾性
部材の弾性力を調節することを特徴とする請求項第3項
記載のエレベータ用非常止め装置。 - 【請求項5】 制動部材を収納する収納部を設け、吊設
ロープの破断又は緩みが生じない際には、上記制動部材
をレールと隔離して保持することを特徴とする請求項第
1項記載のエレベータ用非常止め装置。 - 【請求項6】 制動部材を巻取りロープにより変位する
方向とは異なる方向に作用させる牽引部材を設けたこと
を特徴とする請求項第5項記載のエレベータ用非常止め
装置。 - 【請求項7】 牽引部材による牽引力を調節可能とした
ことを特徴とする請求項第6項記載のエレベータ用非常
止め装置。 - 【請求項8】 かごに複数段配置したことを特徴とする
請求項第1項乃至第7項何れかに記載のエレベータ用非
常止め装置。 - 【請求項9】 レバー板の回動を検出する検出スイッチ
を設けたことを特徴とする請求項第1項乃至第8項何れ
かに記載にエレベータ用非常止め装置。
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