JPH1059117A - エアバッグシステムの故障検査装置および故障検査方法 - Google Patents

エアバッグシステムの故障検査装置および故障検査方法

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JPH1059117A
JPH1059117A JP21455996A JP21455996A JPH1059117A JP H1059117 A JPH1059117 A JP H1059117A JP 21455996 A JP21455996 A JP 21455996A JP 21455996 A JP21455996 A JP 21455996A JP H1059117 A JPH1059117 A JP H1059117A
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JP
Japan
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reset
backup capacitor
predetermined
memory
charging voltage
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JP21455996A
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English (en)
Inventor
Masahiro Shindo
政廣 神藤
Masashige Kato
正成 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はエアバッグシステムが備えるバック
アップコンデンサの故障を検出する装置に関し、低コス
ト化を実現しつつ高い検出精度を確保することを目的と
する。 【解決手段】 マイコンがリセット起動された直後の揮
発性メモリの記憶値が所定値C5である場合はリセット
起動の要因が異常リセットであると判断し、また、不定
値である場合はパワーオンリセットであると判断する
(ステップ100〜104)。揮発性メモリに所定値C
5を書き込んだ後、バックアップコンデンサの充電電圧
Vcがしきい値Vcthを超えているか否かを判断する
(ステップ106〜110)。Vc>Vcthが成立し、
かつ、異常リセットフラグがオンである場合はバックア
ップコンデンサのオープン故障を判定する(ステップ1
10〜112)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグシステ
ムの故障検査装置および故障検査方法に係り、特に、エ
アバッグシステムが備えるバックアップコンデンサの故
障を検出する装置または方法として好適な、エアバッグ
システムの故障検査装置および故障検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の安全装置としてエア
バッグシステムが知られている。エアバッグシステム
は、自動車に対して大きなエネルギが入力された際に、
点火装置に電流を供給する制御装置を備えている。自動
車に対して大きなエネルギが入力されると、バッテリか
ら制御装置へ電力が供給できなくなる場合がある。この
ため、制御装置にはバックアップコンデンサが内蔵され
ている。制御装置は、自動車に対して大きなエネルギが
入力された後、バッテリからの電力供給が停止される
と、バックアップコンデンサに蓄えられている電荷を点
火装置に供給することで、エアバッグの拡開を図る。
【0003】バックアップコンデンサに異常が生じてい
ると、エアバッグシステムが適正に作動できない場合が
ある。このため、エアバッグシステムでは、システムの
起動時に、マイクロコンピュータによってバックアップ
コンデンサの状態が検査される。制御装置は、システム
の停止中はバックアップコンデンサを放電状態とし、シ
ステムが起動されると同時にバックアップコンデンサの
充電を開始する。このため、バックアップコンデンサの
充電電圧は、システムの起動時にはほぼ接地レベルであ
り、システムが起動された後、所定の充電電圧に昇圧さ
れる。
【0004】マイクロコンピュータは、システムが起動
され、自らがパワーオンリセットされた後に、バックア
ップコンデンサの充電電圧が所定のしきい値を超えてい
るか否かを判別する。バックアップコンデンサにオープ
ン故障が生じていない場合は、充電電圧がしきい値以下
であると判別される。一方、バックアップコンデンサに
オープン故障が生じていると、システムが起動された
後、その充電電圧が急激に立ち上がる。このため、この
ような場合は、充電電圧が所定値を超えていると判断さ
れる。マイクロコンピュータは、上記の判別結果に基づ
いて、バックアップコンデンサにオープン故障が生じて
いるか否かを判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアバッグ
システムは、電源電圧が低下したとき等にマイクロコン
ピュータを異常リセットする機能を備えている。上記の
リセット機能によれば、一時的な異常状態が生じた後
に、マイクロコンピュータが暴走するのを防止すること
ができる。
【0006】上記の異常リセットは、バックアップコン
デンサが十分に充電された後に実行される場合がある。
従来より、自らがリセットされた場合に、そのリセット
の要因がパワーオンリセットであるか異常リセットであ
るかを識別する機能(以下、リセット要因識別機能と称
す)を備える高機能マイクロコンピュータが知られてい
る。
【0007】エアバッグシステムに、かかる高機能マイ
クロコンピュータが用いられている場合は、マイクロコ
ンピュータがパワーオンリセットされた場合にバックア
ップコンデンサのオープン故障の判定処理を実行させ、
かつ、マイクロコンピュータが異常リセットされた際に
は、バックアップコンデンサのオープン故障の判定処理
を実行させないことができる。
【0008】上述した高機能マイクロコンピュータは、
要因識別機能を備えていない低機能マイクロコンピュー
タに比して高価である。このため、エアバッグシステム
を安価に実現するためには、低機能マイクロコンピュー
タを用いてシステムを構成することが好ましい。しかし
ながら、エアバッグシステムに低機能マイクロコンピュ
ータが用いられると、マイクロコンピュータがパワーオ
ンリセットされた後のみならず、マイクロコンピュータ
が異常リセットされた後にも、バックアップコンデンサ
のオープン故障の判定処理が実行される事態を生ずる。
【0009】マイクロコンピュータが異常リセットされ
る段階では、上述の如く、バックアップコンデンサが充
電されていることがある。バックアップコンデンサが充
電されている状況下で、上述したオープン故障の判定処
理が行われると、充電電圧がしきい値を超えていると判
断され、バックアップコンデンサにオープン故障が生じ
ていると誤判定される。このように、従来のシステムで
は、マイクロコンピュータに低機能マイクロコンピュー
タが用いられた場合に、バックアップコンデンサが正常
であるにも関わらず、マイクロコンピュータにオープン
故障が生じているとする誤判定がなされる場合があっ
た。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、低機能マイクロコンピュータを用いつつ、精度
良くバックアップコンデンサの故障判定を実行するエア
バッグシステムの故障検査装置および故障検査方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、システムが起動された後に所定の充電
電圧に充電され、所定のタイミングでエアバッグの点火
回路に電力を供給するバックアップコンデンサを備える
エアバッグシステムの故障を検査する装置において、電
力供給が停止されることによりメモリ内容を不定値とす
るメモリと、電力供給が開始された後に前記メモリに所
定値を書き込むメモリ書き込み手段と、電力供給が開始
された後、および、所定の異常状態が検出された後に、
所定期間リセット信号を出力するリセット信号出力手段
と、前記リセット信号が消滅した後、所定の時期に、前
記バックアップコンデンサの充電電圧が所定のしきい値
を超えているか否かを判別する充電電圧判別手段と、前
記所定の時期に、前記メモリの内容が不定値であり、か
つ、前記充電電圧が前記しきい値を超えている場合に、
前記バックアップコンデンサにオープン故障が生じてい
ると判断するオープン故障検出手段と、を備えるエアバ
ッグシステムの故障検査装置により達成される。
【0012】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、システムが起動された後に所定の充電電圧に充電
され、所定のタイミングでエアバッグの点火回路に電力
を供給するバックアップコンデンサを備えるエアバッグ
システムの故障を検査する方法において、電力供給が停
止されることによりメモリ内容を不定値とするメモリ
に、電力供給が開始された後に、所定値を書き込むメモ
リ書き込みステップと、電力供給が開始された後に所定
期間に渡ってリセット信号を出力するパワーオンリセッ
トステップと、所定の異常状態が検出された後に、所定
期間に渡ってリセット信号を出力する異常リセットステ
ップと、前記リセット信号が消滅した後、所定の時期
に、前記バックアップコンデンサの充電電圧が所定のし
きい値を超えているか否かを判別する充電電圧判別ステ
ップと、前記所定の時期に、前記メモリの内容が不定値
であり、かつ、前記充電電圧が前記しきい値を超えてい
る場合に、前記バックアップコンデンサにオープン故障
が生じていると判断するオープン故障検出ステップと、
を備えるエアバッグシステムの故障検査方法によっても
達成される。
【0013】請求項1および2記載の発明において、エ
アバッグシステムに電力が供給され始めると、所定期間
に渡ってリセット信号が出力される。リセット信号が消
滅すると、その後、所定の時期に、バックアップコンデ
ンサの充電電圧がしきい値を超えているか否かが判別さ
れる。エアバッグシステムに電力が供給され始めた時点
では、バックアップコンデンサの充電電圧がほぼ接地レ
ベルである。また、バックアップコンデンサにオープン
故障が生じていない場合は、充電電圧が所定の時期まで
にしきい値を超えることはない。このため、バックアッ
プコンデンサが正常である場合は、上記の判別処理によ
り、充電電圧がしきい値に達していないと判別される。
【0014】バックアップコンデンサにオープン故障が
生じている場合は、システムに電力が供給され始めた
後、即座に充電電圧がしきい値に到達する。このため、
バックアップコンデンサにオープン故障が生じている場
合は、上記の判別処理により、充電電圧がしきい値を超
えていると判別される。システムに電力が供給され始め
た直後は、メモリに不定値が記憶されている。このた
め、バックアップコンデンサにオープン故障が生じてい
る場合は、システムに電力が供給され始めた後即座に、
メモリの内容が不定値であり、かつ、充電電圧がしきい
値を超えている状態が検出される。本発明において、か
かる状態が検出されると、バックアップコンデンサのオ
ープン故障が認識される。
【0015】エアバッグシステムに、所定の異常(バッ
クアップコンデンサのオープン故障を除く)が生ずる
と、所定期間に渡ってリセット信号が出力される。リセ
ット信号が消滅すると、その後、所定の時期に、バック
アップコンデンサの充電電圧がしきい値を超えているか
否かが判別される。上記の異常は、バックアップコンデ
ンサが十分に充電された状況下で検出される場合があ
る。このような場合は、上記の判別処理により、バック
アップコンデンサは正常であるにも関わらず、充電電圧
がしきい値を超えていると判断される。
【0016】しかしながら、システムに電力が供給され
始めると、メモリの内容は不定値から所定値に書換えら
れる。このため、システムの異常(バックアップコンデ
ンサのオープン故障を除く)に起因してリセット信号が
出力された際には、その後、メモリの内容が不定値であ
り、かつ、バックアップコンデンサの充電電圧がしきい
値を超えている状況が検出されることはない。このた
め、本発明では、異常リセットの後に、バックアップコ
ンデンサのオープン故障が誤判定されることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の一実施例である
エアバッグシステムのブロック構成図を示す。本実施例
のエアバッグシステムは、バッテリ10を備えている。
バッテリ10の正極端子には、イグニッションスイッチ
12およびウォーニングランプ13が接続されている。
イグニッションスイッチ12は、イグニッションキーが
アクセサリ(Acc)位置とされた場合にオン状態とな
るAccスイッチ14、および、イグニッションキーが
イグニッションON(IGON)位置とされた場合にオ
ン状態となるIGスイッチ16を備えている。
【0018】本実施例のエアバッグシステムは、電子制
御ユニット18(以下、ECU18と称す)を備えてい
る。ECU18は、Accスイッチ14に接続されるA
cc端子20、IGスイッチ16に接続されるIG端子
22、および、ウォーニングランプ13に接続されるS
La端子24を備えている。また、ECU18は、F+
端子26およびF−端子28を備えている。F+端子2
6およびF−端子28は、スクイブ30の両端に接続さ
れている。
【0019】スクイブ30は、例えばステアリングホイ
ルの内部、助手席アンダーダッシュ内部、または、座席
のランバーサポー近傍等に、インフレータおよびエアバ
ッグと共に内蔵される点火装置である。スクイブ30に
所定の電流が供給されると、エアバッグモジュールに内
蔵されるインフレータが点火される。その結果、インフ
レータからエアバッグに膨張ガスが供給されてエアバッ
グが拡開される。
【0020】ECU18のAcc端子20およびIG端
子22には、昇圧回路32が接続されている。昇圧回路
32は、Acc端子20またはIG端子22からバッテ
リ電圧VB が供給された場合に、その電圧VB を15V
程度に昇圧して出力する回路である。昇圧回路32は、
バッテリ電圧VB が低下した際に、システムの作動に必
要とされる電圧を確保するために設けられている。昇圧
回路32の出力端子はVreg ライン34に接続されてい
る。以下、昇圧回路32からVreg ライン34に出力さ
れる電圧を点火電圧Vreg と称す。
【0021】Vreg ライン34には、セーフィングセン
サ36の一端が接続されている。セーフィングセンサ3
6は、機械式の加速度センサである。セーフィングセン
サ36は、ECU18に、所定方向に向かう所定値を超
える加速度が作用した際にオン状態となる。セーフィン
グセンサ36の他端は、F+端子26に接続されてい
る。
【0022】ECU18のF−端子28には、駆動回路
38が接続されている。駆動回路38は、例えばFET
素子等のスイッチング素子により構成されている。駆動
回路38には、また、Gndライン40が接続されてい
る。Gndライン40は、車体に対してボデーアースさ
れている。駆動回路38は、その駆動端子42に駆動信
号が供給されるとF−端子28とGndライン40とを
導通状態とし、かつ、その駆動端子42に駆動信号が供
給されていない間は、F−端子28とGndライン40
とを遮断状態とする。
【0023】Vreg ライン34には、電源IC44が接
続されている。電源IC44は、昇圧回路32から出力
される点火電圧Vreg を5Vに減圧して出力する定電圧
源である。電源IC44の出力端子は、VCCライン46
に供給される。以下、電源IC44からVCCライン46
に供給される電圧を駆動電圧VCCと称す。電源IC44
は、昇圧回路32からVreg ライン34に供給される点
火電圧Vreg が所望の値に収束した後、VCCライン46
に駆動電圧VCCを出力し始める。
【0024】電源IC44から出力される駆動電圧VCC
は、VCCライン46を介してマイクロコンピュータ48
の電源端子49に供給されている。マイクロコンピュー
タ48は、その電源端子49に駆動電圧VCCが供給され
ることにより作動可能な状態となる。
【0025】マイクロコンピュータ48には、駆動回路
38の駆動端子42が接続されている。マイクロコンピ
ュータ48は、図示しない電気式加速度センサから供給
される電気信号に基づいて車両に作用している加速度を
演算する。マイクロコンピュータ48は、所定値を超え
る加速度が車両に作用したと判別される場合に、駆動回
路38に対して駆動信号を供給する。このため、車両に
対して所定値を超える加速度が作用する場合は、駆動回
路38がオン状態となる。
【0026】車両に対して所定値を超える加速度が作用
する場合は、駆動回路38と同様に、セーフィングセン
サ36もオン状態となる。このため、かかる状況下で
は、スクイブ30の両端に点火電圧Vreg が印加され
る。スクイブ30の両端に点火電圧Vreg が印加される
と、エアバッグジュールに内蔵されるインフレータが点
火され、エアバッグが拡開される。
【0027】マイクロコンピュータ48には、リセット
端子50が設けられている。リセット端子50は、リセ
ットライン52を介して電源IC44のリセット端子5
4に接続されている。電源IC44は、Vreg ライン3
4に現れている点火電圧Vreg が所定値に達していない
場合、または、例えばウォッチドッグパルスに基づいて
マイクロコンピュータ48の異常を検出した場合に、所
定期間リセット端子54にリセット信号(ロー信号)を
出力する。マイクロコンピュータ48は、そのリセット
端子50にリセット信号が供給されている間はその作動
を停止し、リセット信号が消滅すると、その後、所定の
処理を開始する。
【0028】Vreg ライン34には、抵抗器56を介し
てバックアップコンデンサ58が接続されている。バッ
クアップコンデンサ58は、昇圧回路32から点火電圧
Vreg が出力されている間に電極間電圧がVreg となる
まで電荷を蓄える。バックアップコンデンサ58に蓄え
られた電荷は、バッテリ10からECU18への電力供
給が停止され、かつ、エアバッグを作動させる必要があ
る場合に、Vreg ライン34に放電される。
【0029】バックアップコンデンサ58の正極端子に
は、Vcライン60が接続されている。Vcライン60
の他端は、マイクロコンピュータ48の入力端子62に
接続されている。マイクロコンピュータ48は、Vcラ
イン60からその入力端子62に供給される充電電圧V
cに基づいて、バックアップコンデンサ58の故障を検
出する。
【0030】マイクロコンピュータ48には、出力端子
64が設けられている。出力端子64には、SLa端子
24を介してウォーニングランプ13が接続されてい
る。マイクロコンピュータ48は、バックアップコンデ
ンサ58の故障が検出されない場合は、その出力端子6
4をハイ出力とする。この場合、ウォーニングランプ1
3は消灯状態とされる。また、マイクロコンピュータ4
8は、バックアップコンデンサ58の故障が検出された
場合は、その出力端子64をロー出力とする。この場
合、ウォーニングランプ13は点灯状態とされる。
【0031】図2は、本実施例のシステムの作動を説明
するためのタイムチャートを示す。図2(A)は、イグ
ニッションスイッチ12の状態を示す。図2に示すタイ
ムチャートは、図2(A)に示す如く、イグニッション
スイッチ12が時刻t0 にオンとされることにより実現
される。
【0032】図2(B)は、電源IC44からVCCライ
ン46に供給される駆動電圧VCCの変化を示す。また、
図2(C)は、電源IC44のリセット端子54に出力
されるリセット信号の変化を示す。時刻t0 にイグニッ
ションスイッチ12がオン状態とされると、その後点火
電圧Vreg が立ち上がる。そして、点火電圧Vreg 電圧
が所定値に達すると、駆動電圧VCCが“0”Vから
“5”Vに変化すると共に、リセット信号がロー信号か
らハイ信号に変化する。本実施例において点火電圧Vre
g は、イグニッションスイッチ12がオン状態とされた
後、ほぼ同時に所定値に到達する。このため、駆動電圧
CCおよびリセット信号は、ほぼイグニッションスイッ
チ12がオン状態とされると同時にそれぞれ“0”Vか
ら“5”Vに、または、ロー信号からハイ信号に変化す
る。
【0033】図2(D)は、バックアップコンデンサ5
8の充電電圧Vcの変化を示す。図2(D)中に実線で
示す曲線Vc1は、バックアップコンデンサ58が正常
である場合に得られる昇圧曲線を示す。バックアップコ
ンデンサ58が正常である場合、充電電圧Vcは、図中
にVc1を付して表す曲線の如く、時刻t0 の後、抵抗
器56の抵抗値Rとバックアップコンデンサ58の静電
容量Cとで決まる時定数で緩やかに昇圧される。
【0034】また、図2(D)中に一点鎖線で示す曲線
Vc2は、バックアップコンデンサ58にオープン故障
が生じている場合に得られる昇圧曲線を示す。バックア
ップコンデンサ58にオープン故障が生じている場合、
充電電圧Vcは、図中にVc2を付して表す曲線の如
く、時刻t0 の後、点火電圧Vreg と同じ電圧まで急激
に立ち上がる。
【0035】上述の如く、時刻t0 直後の充電電圧Vc
は、すなわち、イグニッションスイッチ12がオン状態
とされた直後の充電電圧Vcは、バックアップコンデン
サ58に開放異常が生じているか否かによって異なる値
を示す。従って、本実施例のシステムにおいては、イグ
ニッションスイッチ12がオン状態とされた直後の充電
電圧Vcに基づいて、バックアップコンデンサ58にオ
ープン故障が生じているか否かを検査することができ
る。
【0036】図2(D)中に破線で示すVcthは、本実
施例においてバックアップコンデンサ58にオープン故
障が生じているか否かを判断する際のしきい値として用
いられる値を示す。また、図2(D)中に示すΔTは、
正常なバックアップコンデンサ58が放電状態から充電
され始めた場合に、充電電圧Vcがしきい値Vcthに到
達するのに要する時間(以下、この時間をしきい値到達
時間ΔTと称す)。
【0037】マイクロコンピュータ48は、イグニッシ
ョンスイッチ12がオン状態とされた後、しきい値到達
時間ΔTが経過する前の所定の時点で(例えば図2にお
ける時刻t2 の時点で)充電電圧Vcがしきい値Vcth
以下である場合は、バックアップコンデンサ58にオー
プン故障は生じていないと判断する。一方、その時点で
充電電圧Vcがしきい値Vcthを超えている場合は、バ
ックアップコンデンサ58にオープン故障が生じている
と判断する。
【0038】ところで、バックアップコンデンサ58の
故障検査を行うためには、イグニッションスイッチ12
がオン状態とされた後に、マイクロコンピュータ48
に、上記の判別処理を実行させることが必要である。マ
イクロコンピュータ48は、リセット起動された後に特
定の処理が開始されるように構成されている。従って、
リセット起動の後に、所定期間を計数させ、所定期
間が経過した時点で充電電圧Vcとしきい値Vcthとを
比較させ、その比較結果に基づいてバックアップコン
デンサ58の故障状態を判断させることとすれば、上記
の要求を満たすことができる。
【0039】しかし、本実施例のシステムでは、イグニ
ッションスイッチ12がオフ状態からオン状態に切り換
えられた場合にマイクロコンピュータ48がリセット起
動される他、例えば、昇圧回路32から出力される点火
電圧Vreg が一時的に低下した場合、ウォッチドッグパ
ルスに基づく異常が検出された場合、或いは、リセット
ライン52にリセット信号と誤判定されるノイズが重畳
した場合等にもマイクロコンピュータ48がリセット起
動されることがある。尚、以下の記載においては、イグ
ニッションスイッチ12がオフ状態からオン状態に切り
換えられることに起因するリセット起動をパワーオンリ
セットと、また、それ以外の要因に起因するリセット起
動を異常リセットと称す。
【0040】マイクロコンピュータ48のリセット起動
が常にパワーオンリセットである場合は、リセット起動
毎に上記の故障検査処理を実行されても、何ら不都合は
生じない。しかし、マイクロコンピュータ48が、パワ
ーオンリセットの他、異常リセットによってもリセット
起動される場合は、リセット起動毎に上記の故障検査処
理が実行されると、以下に説明する不都合が生ずる。
【0041】すなわち、マイクロコンピュータ48の異
常リセットは、正常なバックアップコンデンサ58が十
分に充電された後に実行されることがある。図2に示す
時刻t3 は、正常なバックアップコンデンサ48の充電
電圧Vcがしきい値Vcthを超える値に昇圧された後の
時刻を示す。例えば、図2に示す場合において、時刻t
3 の時点で、異常リセットの要因となる現象が生じれ
ば、図2(C)に示す如く、時刻t3 から所定期間の間
は、リセット信号がロー信号とされる。
【0042】マイクロコンピュータ48がリセット起動
される毎に上記の故障検査処理が実行されるとすれば、
時刻t3 にリセット信号がロー信号とされた後に、所
定期間が計数され、所定期間が経過した時点で(例え
ば時刻t5 の時点で)充電電圧Vcとしきい値Vcthと
が比較され、その比較結果に基づいてバックアップコ
ンデンサ58の故障状態が判断される。この場合、時刻
5 の時点でVc>Vcthが成立していることから、バ
ックアップコンデンサ58は正常であるにも関わらず、
バックアップコンデンサ58にオープン故障が生じてい
ると誤判定される事態が生ずる。
【0043】マイクロコンピュータ48が、自らが起動
された後、リセット起動の要因がパワーオンリセットで
あるか或いは異常リセットであるかを判別する機能、す
なわち、リセット要因識別機能を備えるものであれば、
上記の誤判定を防止することができる。しかし、リセッ
ト要因識別機能を備えるマイクロコンピュータは、かか
る機能を備えていないものに比して高価である。従っ
て、エアバッグシステムを安価に実現するためには、
リセット要因識別機能を備えていない安価なマイクロコ
ンピュータを用いつつ、上記の誤判定を防止し得るこ
とが好ましい。
【0044】本実施例のシステムは、上述した2つの要
求を共に実現している点に特徴を有している。以下、図
3および図4を参照して、本実施例の特徴部について説
明する。図3は、マイクロコンピュータ48に内蔵され
るRAMに記憶されている3つのメモリ内容の変化を示
す。図3に示すメモリ、メモリ、および、メモリ
は、それぞれRAM内の所定のアドレスに記憶されてい
る内容を示す。図3に示す変化は、上記図2に示す場合
と同様に、時刻t0 にイグニッションスイッチ12がオ
ン状態とされ、また、時刻t3 にマイクロコンピュータ
48が異常リセットされた場合に実現される。
【0045】マイクロコンピュータ48に内蔵されるR
AMは、マイクロコンピュータ48に駆動電圧VCCが供
給されている場合にのみそのメモリ内容を維持する揮発
性メモリである。このため、マイクロコンピュータ48
への駆動電圧VCCの供給が停止されていた状態から、駆
動電圧VCCの供給が開始されると、メモリ、メモリ
、および、メモリは、全て不定値となる。尚、図3
において*は不定値を示す。
【0046】マイクロコンピュータ48は、イグニッシ
ョンスイッチ12がオンとされた後、充電電圧Vcとし
きい値Vcthとが比較される時刻t2 以前に、メモリ
、メモリ、および、メモリの全てに所定値C5
(16進数)を書き込む。メモリ、メモリ、およ
び、メモリの値は、以後、マイクロコンピュータ48
への駆動電圧Vcの供給が停止されるまで維持される。
このため、時刻t3 にマイクロコンピュータ48が異常
リセットされても、メモリ、メモリ、および、メモ
リの値は、時刻t3 以前と同様に所定値C5に維持さ
れる。
【0047】上述の如く、メモリ、メモリ、およ
び、メモリは、マイクロコンピュータ48がパワーオ
ンリセットされた直後のみ不定値となり、一度それらに
所定値C5が書き込まれた後は、異常リセットが実行さ
れると否とに関わらず、常に所定値C5に維持される。
このため、本実施例のシステムにおいては、メモリ、
メモリ、および、メモリの値が不定値であるか所定
値C5であるかに基づいて、マイクロコンピュータ48
がパワーオンリセットされた直後であるか否かを判別す
ることが可能である。
【0048】本実施例において、マイクロコンピュータ
48は、リセット起動された後に、充電電圧Vcがしき
い値Vcthに比して大きいか否かを判別すると共に、上
記の手法により、リセット起動の要因がパワーオンリセ
ットであるか否かを判別する。そして、リセット起動の
要因がパワーオンリセットであり、かつ、充電電圧Vc
がしきい値Vcthを超えていると判別される場合にの
み、バックアップコンデンサ58にオープン故障が生じ
ていると判別する。
【0049】図4は、上記の機能を実現すべくマイクロ
コンピュータ48が実行する制御ルーチンの一例のフロ
ーチャートを示す。本ルーチンは、マイクロコンピュー
タ48がリセット起動される毎に起動される。本ルーチ
ンが起動されると、先ずステップ100の処理が実行さ
れる。
【0050】ステップ100では、メモリ〜メモリ
の値が所定値C5であるか否かが判別される。本ステッ
プ100は、マイクロコンピュータ48がリセット起動
された直後に実行される。このため、リセット起動の要
因がパワーオンリセットであれば、メモリ〜メモリ
には不定値が書き込まれているはずである。換言すれ
ば、メモリ〜メモリの値がC5でない場合は、リセ
ット起動の要因がパワーオンリセットであると判断する
ことができる。この場合、次にステップ102の処理が
実行される。一方、メモリ〜メモリの値がC5であ
る場合は、リセット起動の要因が異常リセットであると
判断することができる。この場合、次にステップ104
の処理が実行される。
【0051】ステップ102では、異常リセットフラグ
FFAILがオフ状態とされる。一方、ステップ104
では、異常リセットフラグFFAILがオン状態とされ
る。フラグFFAILは、マイクロコンピュータ48の
リセット起動が、異常リセットに起因することを表示す
るためのフラグである。上記の処理が終了すると、次に
ステップ106の処理が実行される。
【0052】ステップ106では、メモリ〜メモリ
に、所定値C5が書き込まれる。本ステップ106の処
理が実行されると、メモリ〜メモリは、以後、マイ
クロコンピュータ48への駆動電圧VCCの供給が停止さ
れるまで、所定値C5のまま維持される。従って、駆動
電圧VCCの供給が停止されることなく再び本ルーチンが
起動された場合は、すなわち、マイクロコンピュータ4
8が異常リセットによりリセット起動された場合は、上
記ステップ100の条件が成立し、フラグFFAILが
オン状態とされることになる。本ステップ106の処理
が終了すると、次にステップ108の処理が実行され
る。
【0053】ステップ108では、バックアップコンデ
ンサ58の充電電圧Vcが検査される。本ステップ10
8の処理は、マイクロコンピュータ48がリセット起動
された後、しきい値到達時間ΔTが経過する前に実行さ
れる。本ステップ108の処理が終了すると、次にステ
ップ110の処理が実行される。
【0054】ステップ110では、充電電圧Vcがしき
い値Vcthを超えているか否かが判別される。その結
果、Vc>Vcthが不成立である場合は、マイクロコン
ピュータ48のリセット起動の要因がパワーオンリセッ
トであり、かつ、バックアップコンデンサ58にオープ
ン故障が生じていないことが判断できる。この場合、次
にステップ112において、バックアップコンデンサ5
8が正常であると判定される。ステップ112の処理が
終了すると、今回のルーチンが終了される。
【0055】一方、上記ステップ110で、Vc>Vc
thが成立すると判別された場合は、マイクロコンピュー
タ48のリセット起動の要因が異常リセットであるか、
或いは、バックアップコンデンサ58にオープン故障が
生じていることが判断できる。この場合、次にステップ
114の処理が実行される。
【0056】ステップ114では、異常リセットフラグ
FFAILがオン状態であるか否かが判別される。その
結果、フラグFFAILがオン状態である場合は、マイ
クココンピュータ48のリセット起動の要因が異常リセ
ットであったことが認識できる。マイクココンピュータ
48が異常リセットされた場合は、バックアップコンデ
ンサ58が正常であってもその直後にVc>Vcthが成
立することがある。従って、このような状況下では、バ
ックアップコンデンサ58が正常であると認識すること
が適切である。このため、本ステップ114で、フラグ
FFAILがオン状態であると判別された場合は、次に
上記ステップ112の処理が実行された後、今回のルー
チンが終了される。
【0057】一方、上記ステップ114で、フラグFF
AILがオン状態でないと判別された場合は、マイクコ
コンピュータ48のリセット起動の要因がパワーオンリ
セットであったことが認識できる。マイクココンピュー
タ48がパワーオンリセットされた直後にVc>Vcth
が成立する場合には、バックアップコンデンサ58にオ
ープン故障が生じていると認識することができる。この
ため、上記ステップ114で、フラグFFAILがオン
状態でないと判別された場合は、次にステップ116に
おいて、バックアップコンデンサ58にオープン故障が
生じていると判定される。本ステップ116の処理が終
了すると、今回のルーチンが終了される。
【0058】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、リセット要因識別機能を備えていないマイクロコン
ピュータ48が用いられているにも関わらず、バックア
ップコンデンサ58のオープン故障を正確に検査するこ
とができる。このため、本実施例のシステムによれば、
安価で、かつ、高い検査精度を有する故障検査装置を実
現することができる。
【0059】ところで、上記の実施例においては、マイ
クロコンピュータ48が、リセット起動の後に所定値
“C5”をメモリ〜メモリに書き込むこととしてい
るが、メモリ〜に書き込む値はC5に限られるもの
ではなく、他の値でもよい。また、上記の実施例におい
ては、メモリ〜メモリに書き込まれた3つの1バイ
トデータが一致しているか否かに基づいて、メモリの内
容が不定値であるか否かを判別することとしているが、
かかる判別に用いられるデータ数は、3つに限られるも
のではなく、2または4以上のデータを比較することと
してもよい。
【0060】すなわち、2つの1バイトデータの値が偶
然に一致する確率は、十分に小さな値である。このた
め、2つのデータを比較することによりメモリの内容が
不定値であるか否かを判断することとしても、リセット
起動の要因がパワーオンリセットであるか、或いは、異
常リセットであるかを十分に高い精度で判別することが
できる。
【0061】一方、不定値が記憶されている複数のメモ
リの値が、偶然に一致する確率は、比較されるデータ数
が多数であるほど低くなる。このため、メモリ値が不定
値であるか否かを判断するために、4つ以上の1バイト
データを比較することとすれば、メモリ値が不定値であ
るか否かを、すなわち、マイクロコンピュータ48のリ
セット機能の要因がパワーオンリセットであるか、或い
は、異常リセットであるかを、より正確に判断すること
が可能となる。
【0062】尚、上記の実施例においては、マイクロコ
ンピュータ48に内蔵されるRAM(揮発性メモリ)
が、前記請求項1記載の「メモリ」に相当していると共
に、マイクロコンピュータ48が上記ステップ106の
処理を実行することにより前記請求項1記載の「メモリ
書き込み手段」が、電源IC44がリセット信号を出力
することにより前記請求項1記載の「リセット信号出力
手段」が、マイクロコンピュータ48が上記ステップ1
08および110の処理を実行することにより前記請求
項1記載の「充電電圧判別手段」が、また、マイクロコ
ンピュータ48が上記ステップ100および114の処
理を実行することにより前記請求項1記載の「オープン
故障検出手段」が、それぞれ実現されている。
【0063】また、上記の実施例においては、上記ステ
ップ106が前記請求項2記載の「メモリ書き込みステ
ップ」に、電源IC44がシステムの起動時にリセット
信号を出力する処理が前記請求項2記載の「パワーオン
リセットステップ」に、電源IC44がシステムの異常
検出時にリセット信号を出力する処理が前記請求項2記
載の「異常リセットステップ」に、上記ステップ108
および110が前記請求項2記載の「充電電圧判別ステ
ップ」に、上記ステップ100および114が前記請求
項2記載のオープン故障検出ステップに、それぞれ相当
している。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および2記載の発
明によれば、異常リセットに起因するリセット信号が出
力された後に、バックアップコンデンサのオープン異常
を誤判定することなく、正確に、バックアップコンデン
サの故障状態を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアバッグシステムの
ブロック構成図である。
【図2】図1に示すエアバッグシステムの作動を説明す
るためのタイムチャートである。
【図3】図1に示すマイクロコンピュータに内蔵される
メモリのメモリ値の変化を表すタイムチャートである。
【図4】図1に示すマイクロコンピュータにおいて実行
される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 バッテリ 12 イグニッションスイッチ 18 電子制御ユニット(ECU) 30 スクイブ 32 昇圧回路 36 セーフィングセンサ 38 駆動回路 44 電源IC 48 マイクロコンピュータ 58 バックアップコンデンサ Vreg 点火信号 Vc 充電電圧 VCC 駆動電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムが起動された後に所定の充電電
    圧に充電され、所定のタイミングでエアバッグの点火回
    路に電力を供給するバックアップコンデンサを備えるエ
    アバッグシステムの故障を検査する装置において、 電力供給が停止されることによりメモリ内容を不定値と
    するメモリと、 電力供給が開始された後に前記メモリに所定値を書き込
    むメモリ書き込み手段と、 電力供給が開始された後、および、所定の異常状態が検
    出された後に、所定期間リセット信号を出力するリセッ
    ト信号出力手段と、 前記リセット信号が消滅した後、所定の時期に、前記バ
    ックアップコンデンサの充電電圧が所定のしきい値を超
    えているか否かを判別する充電電圧判別手段と、 前記所定の時期に、前記メモリの内容が不定値であり、
    かつ、前記充電電圧が前記しきい値を超えている場合
    に、前記バックアップコンデンサにオープン故障が生じ
    ていると判断するオープン故障検出手段と、 を備えることを特徴とするエアバッグシステムの故障検
    査装置。
  2. 【請求項2】 システムが起動された後に所定の充電電
    圧に充電され、所定のタイミングでエアバッグの点火回
    路に電力を供給するバックアップコンデンサを備えるエ
    アバッグシステムの故障を検査する方法において、 電力供給が停止されることによりメモリ内容を不定値と
    するメモリに、電力供給が開始された後に、所定値を書
    き込むメモリ書き込みステップと、 電力供給が開始された後に所定期間に渡ってリセット信
    号を出力するパワーオンリセットステップと、 所定の異常状態が検出された後に、所定期間に渡ってリ
    セット信号を出力する異常リセットステップと、 前記リセット信号が消滅した後、所定の時期に、前記バ
    ックアップコンデンサの充電電圧が所定のしきい値を超
    えているか否かを判別する充電電圧判別ステップと、 前記所定の時期に、前記メモリの内容が不定値であり、
    かつ、前記充電電圧が前記しきい値を超えている場合
    に、前記バックアップコンデンサにオープン故障が生じ
    ていると判断するオープン故障検出ステップと、 を備えることを特徴とするエアバッグシステムの故障検
    査方法。
JP21455996A 1996-08-14 1996-08-14 エアバッグシステムの故障検査装置および故障検査方法 Pending JPH1059117A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048265A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社デンソー 電源制御装置及び電子制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020048265A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社デンソー 電源制御装置及び電子制御装置

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