JPH1058538A - 装飾シート - Google Patents
装飾シートInfo
- Publication number
- JPH1058538A JPH1058538A JP21486996A JP21486996A JPH1058538A JP H1058538 A JPH1058538 A JP H1058538A JP 21486996 A JP21486996 A JP 21486996A JP 21486996 A JP21486996 A JP 21486996A JP H1058538 A JPH1058538 A JP H1058538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- resin sheet
- protrusions
- projections
- decorative sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
- Bedding Items (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特殊な光学的効果を与える形状を、樹脂シー
ト材の表面に付与して、意匠性、装飾性が向上された装
飾シートを提供する。 【解決手段】 ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を、配列
方向を互いに異にしたブロック毎に設けた。
ト材の表面に付与して、意匠性、装飾性が向上された装
飾シートを提供する。 【解決手段】 ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を、配列
方向を互いに異にしたブロック毎に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾シート、詳し
くは、テーブルクロス、バスルームカーテン、窓貼り装
飾シート、袋物用の生地などに用いられる装飾シートに
関する。
くは、テーブルクロス、バスルームカーテン、窓貼り装
飾シート、袋物用の生地などに用いられる装飾シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テーブルクロスなどに用いられる
装飾シートは、シート自体に意匠性、装飾性をもたせる
ために、樹脂シート材の表面に、任意の模様を彩りよく
印刷したり、或いはエンボス模様を成形するなどしてい
た。
装飾シートは、シート自体に意匠性、装飾性をもたせる
ために、樹脂シート材の表面に、任意の模様を彩りよく
印刷したり、或いはエンボス模様を成形するなどしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、樹脂シートの
表面に、模様を印刷したり、或いはエンボス模様を形成
するのみでは、これらの模様を単にシート表面に表出さ
せるのみで、それ以上の意匠性、装飾性を付与すること
はできなかった。
表面に、模様を印刷したり、或いはエンボス模様を形成
するのみでは、これらの模様を単にシート表面に表出さ
せるのみで、それ以上の意匠性、装飾性を付与すること
はできなかった。
【0004】本発明の目的は、特殊な光学的効果を与え
る形状を、樹脂シート材の表面に付与して、意匠性、装
飾性が向上された装飾シートを提供しようとするもので
ある。
る形状を、樹脂シート材の表面に付与して、意匠性、装
飾性が向上された装飾シートを提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を、配列
方向を互いに異にしたブロック毎に設けている。
め、本発明は、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を、配列
方向を互いに異にしたブロック毎に設けている。
【0006】本発明において、複数の突起2が、互いに
同形であってもよい。
同形であってもよい。
【0007】また、複数の突起2が、受けた光を互いに
異なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光
を同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれて
いてもよい。
異なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光
を同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれて
いてもよい。
【0008】また、複数の突起2が、ホログラフィック
回折格子と同形であってもよい。
回折格子と同形であってもよい。
【0009】
【発明の作用効果】本発明によれば、樹脂シート材1の
表面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を設け
たので、各突起2は、プリズムやレンズ或いは反射型の
回折格子として作用し、突起2に入射する光は、ある所
定の角度で反射し、或いは屈折した後出射して、樹脂シ
ート材1に明部や暗部を形成したり、或いは見る角度に
より色彩が異なって見えるようになり、更には配列方向
を互いに異にしたブロック毎に設けているので、各配列
毎に光の入射方向或いは入射角度が異なり、同一の樹脂
シート材1内で、種々異なった模様として見ることがで
き、意匠性、装飾性が向上された装飾シートを得ること
ができる。
表面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起2を設け
たので、各突起2は、プリズムやレンズ或いは反射型の
回折格子として作用し、突起2に入射する光は、ある所
定の角度で反射し、或いは屈折した後出射して、樹脂シ
ート材1に明部や暗部を形成したり、或いは見る角度に
より色彩が異なって見えるようになり、更には配列方向
を互いに異にしたブロック毎に設けているので、各配列
毎に光の入射方向或いは入射角度が異なり、同一の樹脂
シート材1内で、種々異なった模様として見ることがで
き、意匠性、装飾性が向上された装飾シートを得ること
ができる。
【0010】また、複数の突起2が、互いに同形である
場合は、各突起2がプリズムとして働き、それによって
分光された光を、互いに打消し合うことができ、よっ
て、樹脂シート材1に単色の明暗模様を形成することが
できる。
場合は、各突起2がプリズムとして働き、それによって
分光された光を、互いに打消し合うことができ、よっ
て、樹脂シート材1に単色の明暗模様を形成することが
できる。
【0011】また、複数の突起2が、受けた光を互いに
異なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光
を同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれて
いる場合は、突起2は、反射又は屈曲した光を集光させ
るレンズの作用をもち、樹脂シート材1表面を浮き上が
ったように見せることができる。
異なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光
を同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれて
いる場合は、突起2は、反射又は屈曲した光を集光させ
るレンズの作用をもち、樹脂シート材1表面を浮き上が
ったように見せることができる。
【0012】また、複数の突起2が、ホログラフィック
回折格子と同形である場合は、樹脂シート材1の表面
は、各波長帯に分光されたスリット像が並ぶ、いわゆる
レインボーホログラムとして見ることができる。
回折格子と同形である場合は、樹脂シート材1の表面
は、各波長帯に分光されたスリット像が並ぶ、いわゆる
レインボーホログラムとして見ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の装飾シートの一
実施形態を示す一つのブロックを拡大した斜視図であ
り、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表面には、線
状に延びる断面山形状の複数の突起2が設けられてい
る。
実施形態を示す一つのブロックを拡大した斜視図であ
り、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表面には、線
状に延びる断面山形状の複数の突起2が設けられてい
る。
【0014】前記樹脂シート材1としては、テーブルク
ロスやバスルームのカーテンシートなどとして用いた場
合に垂れる性質、すなわちドレープ性をもつシートであ
って、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなど
の汎用の合成樹脂シート、またはこれらと生布との複合
シートが用いられ、柔軟性の面からは塩化ビニルシート
が好適に用いられる。
ロスやバスルームのカーテンシートなどとして用いた場
合に垂れる性質、すなわちドレープ性をもつシートであ
って、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなど
の汎用の合成樹脂シート、またはこれらと生布との複合
シートが用いられ、柔軟性の面からは塩化ビニルシート
が好適に用いられる。
【0015】また、この樹脂シート材1は、透明性又は
半透明性であることが好ましい。透明性又は半透明性で
あると、樹脂シート材1からの反射光のみならず、樹脂
シート材1を透過する光の屈折や干渉などにより、より
複雑な模様として見ることができて意匠性、装飾性を向
上させることができる。
半透明性であることが好ましい。透明性又は半透明性で
あると、樹脂シート材1からの反射光のみならず、樹脂
シート材1を透過する光の屈折や干渉などにより、より
複雑な模様として見ることができて意匠性、装飾性を向
上させることができる。
【0016】さらに、樹脂シート材1は、グラビア印刷
やオフセット印刷など公知の印刷方法により印刷層が設
けられていてもよく、必要に応じて裏面に樹脂シート材
1を補強するバッキング層や、樹脂シート材1を貼り付
けるための貼着層を設けていてもよい。
やオフセット印刷など公知の印刷方法により印刷層が設
けられていてもよく、必要に応じて裏面に樹脂シート材
1を補強するバッキング層や、樹脂シート材1を貼り付
けるための貼着層を設けていてもよい。
【0017】前記樹脂シート材1に設けられる線状に延
びる断面山形状の複数の突起2は、図1に示すように、
ある一定方向に直線状に延びる尾根をもった断面三角形
状の突起を、樹脂シート材1の表面に、繰り返し連続し
て設けたものである。尚、この突起2は、該突起2の尾
根が直線状に延びるように形成されるものに限らず、該
突起2の尾根が曲線状、或いは同心円状に形成されるよ
うなものであってもよい。
びる断面山形状の複数の突起2は、図1に示すように、
ある一定方向に直線状に延びる尾根をもった断面三角形
状の突起を、樹脂シート材1の表面に、繰り返し連続し
て設けたものである。尚、この突起2は、該突起2の尾
根が直線状に延びるように形成されるものに限らず、該
突起2の尾根が曲線状、或いは同心円状に形成されるよ
うなものであってもよい。
【0018】このように、樹脂シート材1の表面に、線
状に延びる断面山形状の複数の突起2を設けていると、
各突起2は、プリズムやレンズ或いは反射型の回折格子
として作用し、突起2に入射する光は、ある所定の角度
で反射し、或い屈折した後出射して、樹脂シート材1の
表面に明部や暗部を形成したり、或いは見る角度により
色彩が異なって見えるようになる。
状に延びる断面山形状の複数の突起2を設けていると、
各突起2は、プリズムやレンズ或いは反射型の回折格子
として作用し、突起2に入射する光は、ある所定の角度
で反射し、或い屈折した後出射して、樹脂シート材1の
表面に明部や暗部を形成したり、或いは見る角度により
色彩が異なって見えるようになる。
【0019】また、上記した複数の突起2は、その突起
2の配列方向、すなわち、図2に示すように、線状に延
びる断面山形状の突起の尾根が向かう方向を、互いに異
ならしめたブロック毎に配設されるようにすると、各配
列毎に光の入射方向或いは入射角度が異なるので、同一
の装飾シートにおいて、種々異なった模様として見るこ
とができ、意匠性、装飾性を向上することができる。
2の配列方向、すなわち、図2に示すように、線状に延
びる断面山形状の突起の尾根が向かう方向を、互いに異
ならしめたブロック毎に配設されるようにすると、各配
列毎に光の入射方向或いは入射角度が異なるので、同一
の装飾シートにおいて、種々異なった模様として見るこ
とができ、意匠性、装飾性を向上することができる。
【0020】また、図3に示した装飾シートの部分拡大
断面図のように、複数の突起2を互いに同形で設けても
よい。複数の突起2を互いに同形で設けると、各突起2
がプリズムとして作用した場合に、各突起2毎において
分光された光が、分光した突起と隣合った突起が分光し
た光と、互いに打ち消し合い、それによって、分光され
た光により形成されるいわゆる虹模様の発生を防止でき
て、樹脂シート材1の表面には、単色の明部と暗部とを
もつ明暗模様を形成することができる。
断面図のように、複数の突起2を互いに同形で設けても
よい。複数の突起2を互いに同形で設けると、各突起2
がプリズムとして作用した場合に、各突起2毎において
分光された光が、分光した突起と隣合った突起が分光し
た光と、互いに打ち消し合い、それによって、分光され
た光により形成されるいわゆる虹模様の発生を防止でき
て、樹脂シート材1の表面には、単色の明部と暗部とを
もつ明暗模様を形成することができる。
【0021】また、図4に示した装飾シートの部分拡大
断面図のように、複数の突起2が、受けた光を互いに異
なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光を
同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれてい
てもよい。この場合において、反射又は屈曲させた光を
同一の点に集光させるものは、いわゆるフレネルレンズ
と呼ばれる同心円状に配列された段付きレンズの形状で
あり、また、反射させた光を同一の線上に集光させるも
のは、この同心円状に配列された段付きレンズを平行状
に展開したような形状(以下、リニアフレネル形状と称
する。)をもつものであり、何れの山形形状において
も、複数の突起2は、反射した光を集光させるレンズの
作用をもつので、樹脂シート材1の表面をより立体的に
浮き上がったように見せることができる。
断面図のように、複数の突起2が、受けた光を互いに異
なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光を
同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれてい
てもよい。この場合において、反射又は屈曲させた光を
同一の点に集光させるものは、いわゆるフレネルレンズ
と呼ばれる同心円状に配列された段付きレンズの形状で
あり、また、反射させた光を同一の線上に集光させるも
のは、この同心円状に配列された段付きレンズを平行状
に展開したような形状(以下、リニアフレネル形状と称
する。)をもつものであり、何れの山形形状において
も、複数の突起2は、反射した光を集光させるレンズの
作用をもつので、樹脂シート材1の表面をより立体的に
浮き上がったように見せることができる。
【0022】さらに、複数の突起2を、ホログラフィッ
ク回折格子と同じ形状としてもよい。ここで、ホログラ
フィック回折格子とは、基板上に塗布した感光性樹脂に
干渉縞を記録し、現像処理で格子溝を形成するという光
学的方法で製作された回折格子であり、複数の突起2
を、このホログラフィック回折格子と同じ形状とした場
合には、シート樹脂1の表面は、各波長帯に分光された
スリット像が並ぶ、いわゆるレインボーホログラムとし
て見ることができ、優れた意匠性、装飾性を得ることが
できる。
ク回折格子と同じ形状としてもよい。ここで、ホログラ
フィック回折格子とは、基板上に塗布した感光性樹脂に
干渉縞を記録し、現像処理で格子溝を形成するという光
学的方法で製作された回折格子であり、複数の突起2
を、このホログラフィック回折格子と同じ形状とした場
合には、シート樹脂1の表面は、各波長帯に分光された
スリット像が並ぶ、いわゆるレインボーホログラムとし
て見ることができ、優れた意匠性、装飾性を得ることが
できる。
【0023】そして、本発明の装飾シートの製造は、例
えば、樹脂シート材1の表面に、前記したフレネルレン
ズと同一の形状の突起2を設ける場合には、母型として
フレネルレンズを用い、また、前記したホログラフィッ
ク回折格子と同一の形状の突起2を設けるには、母型と
してホログラフィック回折格子を用いて、この母型から
複製型をとり、該複製型からUVアクリル樹脂などを用
いて樹脂シート材1の表面に突起を形成するための型を
作成し、この樹脂製の型をエンボスシリンダーに貼着し
て用いればよい。
えば、樹脂シート材1の表面に、前記したフレネルレン
ズと同一の形状の突起2を設ける場合には、母型として
フレネルレンズを用い、また、前記したホログラフィッ
ク回折格子と同一の形状の突起2を設けるには、母型と
してホログラフィック回折格子を用いて、この母型から
複製型をとり、該複製型からUVアクリル樹脂などを用
いて樹脂シート材1の表面に突起を形成するための型を
作成し、この樹脂製の型をエンボスシリンダーに貼着し
て用いればよい。
【0024】このようにして得られた装飾シートは、意
匠性、装飾性に優れた装飾シートとして、テーブルクロ
スやバスルームのカーテンシートなどに好適に使用され
る。
匠性、装飾性に優れた装飾シートとして、テーブルクロ
スやバスルームのカーテンシートなどに好適に使用され
る。
【0025】
実施例1 高さ0.18mmで、尾根間が0.6mmである線状に
延びる断面三角形形状の複数の突起からなる母型と、1
mm幅あたり200本のスリットから形成されるホログ
ラフィック回折格子からなる母型とを作成し、この母型
からそれぞれ複製型をとり、該複製型からUVアクリル
樹脂を用いて樹脂シート材1の表面に突起2を形成する
ための型をそれぞれ作成し、この樹脂製の型を、ワニ皮
模様を形成しているエンボスシリンダーの表面の、該ワ
ニ皮のウロコ部分に貼着した。
延びる断面三角形形状の複数の突起からなる母型と、1
mm幅あたり200本のスリットから形成されるホログ
ラフィック回折格子からなる母型とを作成し、この母型
からそれぞれ複製型をとり、該複製型からUVアクリル
樹脂を用いて樹脂シート材1の表面に突起2を形成する
ための型をそれぞれ作成し、この樹脂製の型を、ワニ皮
模様を形成しているエンボスシリンダーの表面の、該ワ
ニ皮のウロコ部分に貼着した。
【0026】そして、樹脂シート材1として厚さ0.3
mmの透明の軟質塩化ビニルシートに、前記のエンボス
シリンダーを用いてエンボス加工を行い、図5に示すよ
うな装飾シートAを得た。尚、この装飾シートAには、
突起2が設けられている裏面にバッキング層として厚さ
0.5mmの軟質塩化ビニルシートを圧着した。
mmの透明の軟質塩化ビニルシートに、前記のエンボス
シリンダーを用いてエンボス加工を行い、図5に示すよ
うな装飾シートAを得た。尚、この装飾シートAには、
突起2が設けられている裏面にバッキング層として厚さ
0.5mmの軟質塩化ビニルシートを圧着した。
【0027】この装飾シートAをバッグに加工したとこ
ろ、ホログラフィック回折格子と同一形状の突起2から
構成される部分3は虹模様に輝く一方、断面三角形形状
の複数の突起2から構成される部分4は、黒く見えると
ころと白く輝いて見えるところがあり、装飾性に優れた
バッグとして得ることができた。
ろ、ホログラフィック回折格子と同一形状の突起2から
構成される部分3は虹模様に輝く一方、断面三角形形状
の複数の突起2から構成される部分4は、黒く見えると
ころと白く輝いて見えるところがあり、装飾性に優れた
バッグとして得ることができた。
【0028】実施例2 ピッチが0.125mmで、高さが中心部において0.
005mm、両端部において0.085mmであるリニ
アフレネル形状の母型と、高さ0.18mmで、尾根間
が0.6mmである線状に延びる断面三角形状の複数の
突起2からなる母型とを作成し、この母型からそれぞれ
複製型をとり、該複製型からUVアクリル樹脂を用いて
樹脂シート材1の表面に突起2を形成するための型をそ
れぞれ作成し、この樹脂製の型をエンボスシリンダーの
表面に、リニアフレネル形状と断面三角形状の複数の突
起2の形状とを、互いにその配列方向を異ならしめて市
松模様が形成されるようにして貼着した。
005mm、両端部において0.085mmであるリニ
アフレネル形状の母型と、高さ0.18mmで、尾根間
が0.6mmである線状に延びる断面三角形状の複数の
突起2からなる母型とを作成し、この母型からそれぞれ
複製型をとり、該複製型からUVアクリル樹脂を用いて
樹脂シート材1の表面に突起2を形成するための型をそ
れぞれ作成し、この樹脂製の型をエンボスシリンダーの
表面に、リニアフレネル形状と断面三角形状の複数の突
起2の形状とを、互いにその配列方向を異ならしめて市
松模様が形成されるようにして貼着した。
【0029】そして、樹脂シート材1として厚さ0.3
mmの透明の軟質塩化ビニルシートに、前記のエンボス
シリンダーを用いてエンボス加工を行い、図6に示すよ
うな装飾シートBを得た。尚、この装飾シートBには、
突起2が設けられている裏面に保護シートを圧着した。
mmの透明の軟質塩化ビニルシートに、前記のエンボス
シリンダーを用いてエンボス加工を行い、図6に示すよ
うな装飾シートBを得た。尚、この装飾シートBには、
突起2が設けられている裏面に保護シートを圧着した。
【0030】この装飾シートBを窓ガラスに貼着したと
ころ、リニアフレネル形状の突起2から構成される部分
5は外の風景が歪んで見える一方、断面三角形形状の複
数の突起2から構成される部分6は、黒く見えるところ
と白く輝いて見えるところがあり、装飾性に優れた窓貼
り用のシートとして用いることができた。
ころ、リニアフレネル形状の突起2から構成される部分
5は外の風景が歪んで見える一方、断面三角形形状の複
数の突起2から構成される部分6は、黒く見えるところ
と白く輝いて見えるところがあり、装飾性に優れた窓貼
り用のシートとして用いることができた。
【図1】本発明の装飾シートの一つのブロックを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の装飾シートを示す斜視図である。
【図3】突起が互いに同形である装飾シートの部分断面
図である。
図である。
【図4】突起がフレネルレンズと同形である装飾シート
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図5】実施例1の装飾シートを示す一部平面図であ
る。
る。
【図6】実施例2の装飾シートを示す一部平面図であ
る。
る。
1 樹脂シート材 2 突起
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の装飾シートの一
実施形態を示す図2における一つのブロックを拡大した
斜視図であり、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面には、線状に延びる断面山形状の複数の突起2が設け
られている。
実施形態を示す図2における一つのブロックを拡大した
斜視図であり、ドレープ性を有する樹脂シート材1の表
面には、線状に延びる断面山形状の複数の突起2が設け
られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】そして、図2に示すように、上記した複数
の突起2を、その突起2の配列方向、すなわち、線状に
延びる断面山形状の突起の尾根が向かう方向を互いに異
ならしめたブロック毎に配設すると、各配列毎に光の入
射方向或いは入射角度が異なるので、同一の装飾シート
において、種々異なった模様として見ることができ、意
匠性、装飾性を向上することができる。
の突起2を、その突起2の配列方向、すなわち、線状に
延びる断面山形状の突起の尾根が向かう方向を互いに異
ならしめたブロック毎に配設すると、各配列毎に光の入
射方向或いは入射角度が異なるので、同一の装飾シート
において、種々異なった模様として見ることができ、意
匠性、装飾性を向上することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ドレープ性を有する樹脂シート材(1)
の表面に、線状に延びる断面山形状の複数の突起(2)
を、配列方向を互いに異にしたブロック毎に設けている
ことを特徴とする装飾シート。 - 【請求項2】 複数の突起(2)が、互いに同形である
請求項1記載の装飾シート。 - 【請求項3】 複数の突起(2)が、受けた光を互いに
異なる角度で反射又は屈曲させ、反射又は屈曲させた光
を同一の点又は線上に集光させるような形状に選ばれて
いる請求項1又は2に記載の装飾シート。 - 【請求項4】 複数の突起(2)が、ホログラフィック
回折格子と同形である請求項1〜3のいずれかに記載の
装飾シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21486996A JPH1058538A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 装飾シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21486996A JPH1058538A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 装飾シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058538A true JPH1058538A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16662919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21486996A Pending JPH1058538A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 装飾シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1058538A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004299202A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Nissha Printing Co Ltd | 加飾シート、凸レンズ付き加飾シートおよび射出成形同時加飾品 |
JP2005324449A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Kazuyuki Umeda | 造形品の製造方法 |
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