JPH1057902A - 等階級判別設備 - Google Patents
等階級判別設備Info
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- JPH1057902A JPH1057902A JP21446496A JP21446496A JPH1057902A JP H1057902 A JPH1057902 A JP H1057902A JP 21446496 A JP21446496 A JP 21446496A JP 21446496 A JP21446496 A JP 21446496A JP H1057902 A JPH1057902 A JP H1057902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄、整列した野菜、果物等の産品を略連続
的、且つ、所定の品質基準に従って仕分けできる等階級
判別設備を提供することを目的とする。 【解決手段】 コンベア１０にて順次移送されてくる被
検査物８の検査位置周囲へ所定の距離を以て放射状にカ
メラ１１及び照明手段１２等よりなる撮影装置を複数組
配設することを特徴とする。
的、且つ、所定の品質基準に従って仕分けできる等階級
判別設備を提供することを目的とする。 【解決手段】 コンベア１０にて順次移送されてくる被
検査物８の検査位置周囲へ所定の距離を以て放射状にカ
メラ１１及び照明手段１２等よりなる撮影装置を複数組
配設することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、等階級判別設備に
関する。例えば、茄子等の野菜や果物等の産品を品質の
良悪（程度）により、複数種に仕分ける判別システムに
関するものである。その他、種々の工業製品（部品）の
良否判別等にも応用可能である。
関する。例えば、茄子等の野菜や果物等の産品を品質の
良悪（程度）により、複数種に仕分ける判別システムに
関するものである。その他、種々の工業製品（部品）の
良否判別等にも応用可能である。
【０００２】
【従来の技術】従来、野菜や果物等の産品を段ボール箱
に詰めたり、トレイへ収容し包装する場合、これ迄は段
ボール箱、キャリー、コンテナ等所定の通い箱にて作業
場へ搬入した後、作業者が１個ずつ取り出して洗浄或い
は清掃し、品質、例えば、重量、美観、その他を検査し
た後、所定の品質基準で分類し、手作業或いはベルトコ
ンベア等の移送手段を介して所定容器へ移載する方法が
採られていた。
に詰めたり、トレイへ収容し包装する場合、これ迄は段
ボール箱、キャリー、コンテナ等所定の通い箱にて作業
場へ搬入した後、作業者が１個ずつ取り出して洗浄或い
は清掃し、品質、例えば、重量、美観、その他を検査し
た後、所定の品質基準で分類し、手作業或いはベルトコ
ンベア等の移送手段を介して所定容器へ移載する方法が
採られていた。
【０００３】従来は、このように長い時間と多数の人手
を経た後、梱包されるため、腐敗その他の品質を著しく
低下させるばかりでなく、大量処理を行う場合、より多
くの作業人員と長い作業時間が必要となる。また、簡単
な計量器や目視検査を判定手段とするため、人為的な判
断基準にバラツキがでたり、或いは、傷、変形その他の
不良を見落とす事により異なった等階級のものが混入す
る虞があった。
を経た後、梱包されるため、腐敗その他の品質を著しく
低下させるばかりでなく、大量処理を行う場合、より多
くの作業人員と長い作業時間が必要となる。また、簡単
な計量器や目視検査を判定手段とするため、人為的な判
断基準にバラツキがでたり、或いは、傷、変形その他の
不良を見落とす事により異なった等階級のものが混入す
る虞があった。
【０００４】これらの問題に対処すべく、近年、図７に
示すように、カメラ１１を使用し、これによって得られ
た画像信号により等階級を判別する簡単な画像処理装置
が提案されている。即ち、この装置は、野菜、果物等の
産品８を載せた選果皿９をエンドレス移送コンベア１０
上で図中矢印方向に順次移送する一方、その上方にカメ
ラ１１及び蛍光灯１２を吊り下げたものであり、カメラ
１１により産品８を撮影した画像信号は、図示しない画
像処理装置にへ送られることになる。
示すように、カメラ１１を使用し、これによって得られ
た画像信号により等階級を判別する簡単な画像処理装置
が提案されている。即ち、この装置は、野菜、果物等の
産品８を載せた選果皿９をエンドレス移送コンベア１０
上で図中矢印方向に順次移送する一方、その上方にカメ
ラ１１及び蛍光灯１２を吊り下げたものであり、カメラ
１１により産品８を撮影した画像信号は、図示しない画
像処理装置にへ送られることになる。
【０００５】しかし、この装置は、順次給送されて来る
産品８に対し一台のカメラ１１を以て１側面のみを撮影
するものであるから、１台のカメラ１１で検出できる領
域は限界があり、例えば、産品８の横側や裏側等側の
傷、曲がり、その他の不良を正確に判別することは不可
能であり、信頼性等の面から判別装置として実用に供す
ることができなかった。このため、今日では大量処理が
可能で、且つ、信頼性（精度）の高い等階級判別システ
ムが要請されている。
産品８に対し一台のカメラ１１を以て１側面のみを撮影
するものであるから、１台のカメラ１１で検出できる領
域は限界があり、例えば、産品８の横側や裏側等側の
傷、曲がり、その他の不良を正確に判別することは不可
能であり、信頼性等の面から判別装置として実用に供す
ることができなかった。このため、今日では大量処理が
可能で、且つ、信頼性（精度）の高い等階級判別システ
ムが要請されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、野
菜、果物類をパック包装や梱包（箱詰め）するに先立っ
て行う等階級判別方法として、これ迄は、人手により、
且つ、一点ずつ目視検査にて行う或いは簡単な画像処理
にて判別するのが一般であった。そのため、前者の目視
検査では、次の問題点（課題）があった。
菜、果物類をパック包装や梱包（箱詰め）するに先立っ
て行う等階級判別方法として、これ迄は、人手により、
且つ、一点ずつ目視検査にて行う或いは簡単な画像処理
にて判別するのが一般であった。そのため、前者の目視
検査では、次の問題点（課題）があった。
【０００７】最終工程迄に多くの人手を経る事にな
り、腐敗その他品質の劣化が避けられず、賞味期限の短
縮化、価格の低下等々の要因となっていた。 一点毎の検査（判別）のため、作業能率が悪く、大量
のものを梱包処理する場合、数多くの人員と時間を必要
とし、大量処理ができなかった。 目視検査に頼るため、検査者によって、或いは、同一
検査者においても種々要因によって判別基準に大きなバ
ラツキが発生する虞があった。
り、腐敗その他品質の劣化が避けられず、賞味期限の短
縮化、価格の低下等々の要因となっていた。 一点毎の検査（判別）のため、作業能率が悪く、大量
のものを梱包処理する場合、数多くの人員と時間を必要
とし、大量処理ができなかった。 目視検査に頼るため、検査者によって、或いは、同一
検査者においても種々要因によって判別基準に大きなバ
ラツキが発生する虞があった。
【０００８】また、後者の簡単な画像処理方法（装置）
では、カメラ１１を一台しか設備していないため、製品
の一側面しか検出することができず、判別精度において
信頼性がなく、実用に供することができなかった。本発
明は、これらの課題に対処すべく提案されたものであ
り、洗浄、整列した野菜、果物等の産品を略連続的、且
つ、所定の品質基準に従って仕分けできる等階級判別設
備を提供することを目的とする。
では、カメラ１１を一台しか設備していないため、製品
の一側面しか検出することができず、判別精度において
信頼性がなく、実用に供することができなかった。本発
明は、これらの課題に対処すべく提案されたものであ
り、洗浄、整列した野菜、果物等の産品を略連続的、且
つ、所定の品質基準に従って仕分けできる等階級判別設
備を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】選果皿を具備したコンベ
ア等を介して連続的或いは断続的に移送されてくる被検
査物（野菜、果物等）の検査位置に対し、移送方向に沿
って或いは移送方向に対し直角方向に放射線状に又は搬
送ラインの上下又は左右に複数組のカメラ及び必要とす
る光源（蛍光灯、反射板等）を配置し、該カメラからの
画像信号を制御装置にて適宜演算処理した後、下流の仕
分け装置へ出力して作動させる。これによって、等級、
階級等を所定の品質基準に従い自動的に選別し、仕分け
出来るようにした等階級判別設備を開発し、以て上記課
題を解決するための手段とした。
ア等を介して連続的或いは断続的に移送されてくる被検
査物（野菜、果物等）の検査位置に対し、移送方向に沿
って或いは移送方向に対し直角方向に放射線状に又は搬
送ラインの上下又は左右に複数組のカメラ及び必要とす
る光源（蛍光灯、反射板等）を配置し、該カメラからの
画像信号を制御装置にて適宜演算処理した後、下流の仕
分け装置へ出力して作動させる。これによって、等級、
階級等を所定の品質基準に従い自動的に選別し、仕分け
出来るようにした等階級判別設備を開発し、以て上記課
題を解決するための手段とした。
【００１０】〔作用〕清掃、洗浄の作業工程を経た後、
順次搬送されて来る野菜や果物等に対して連続或いはそ
れに近い移送状態で品質を検査判別し、仕分けすること
ができる。従って、短時間で大量の野菜等を包装機や梱
包する段ボール箱へ移送し処理することができるように
なった。
順次搬送されて来る野菜や果物等に対して連続或いはそ
れに近い移送状態で品質を検査判別し、仕分けすること
ができる。従って、短時間で大量の野菜等を包装機や梱
包する段ボール箱へ移送し処理することができるように
なった。
【００１１】また、画像処理により自動的に分類するこ
とができるため、検査に関連する作業者の員数を大幅に
減少させる事が可能となる。加えて、画像により機械的
に判別処理するため、品質に対する判断基準のバラツキ
がなくなり、等階級判別の信頼性が大幅に向上する。こ
のため、消費者の信用が高まり、販売価格の高い維持が
期待できるようになった。
とができるため、検査に関連する作業者の員数を大幅に
減少させる事が可能となる。加えて、画像により機械的
に判別処理するため、品質に対する判断基準のバラツキ
がなくなり、等階級判別の信頼性が大幅に向上する。こ
のため、消費者の信用が高まり、販売価格の高い維持が
期待できるようになった。
【００１２】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例に係る野
菜、果物類の等階級判別システムを図１〜図６に示す。
図１は上記システムの概略構成図、図２は判別装置部の
基本構成図、図３乃至図５は判別装置部の応用構成例、
図６は等階級の判別基準となる検査項目例の説明図であ
る。
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例に係る野
菜、果物類の等階級判別システムを図１〜図６に示す。
図１は上記システムの概略構成図、図２は判別装置部の
基本構成図、図３乃至図５は判別装置部の応用構成例、
図６は等階級の判別基準となる検査項目例の説明図であ
る。
【００１３】本実施例に係る野菜、果物類の等階級判別
システムは、図１に示すように、主要な装置として、搬
入した野菜等の洗浄整列装置１、移送装置部２、判別装
置部３、制御装置部４及び仕分け装置部５等々から構成
されている。洗浄整列装置１は、水槽式のものが例示さ
れている。即ち、上流部に多数個の製品を投入できる水
槽６を設置し、この水槽６から水流や水路（水中）に設
備したエンドレスの搬送コンベア７を介して産品８を下
流へ搬送する途上において表面へ付着残留する汚れや泥
を取り除き、更に水切り装置を具備した移送装置部２へ
引き渡すべく構成されている。
システムは、図１に示すように、主要な装置として、搬
入した野菜等の洗浄整列装置１、移送装置部２、判別装
置部３、制御装置部４及び仕分け装置部５等々から構成
されている。洗浄整列装置１は、水槽式のものが例示さ
れている。即ち、上流部に多数個の製品を投入できる水
槽６を設置し、この水槽６から水流や水路（水中）に設
備したエンドレスの搬送コンベア７を介して産品８を下
流へ搬送する途上において表面へ付着残留する汚れや泥
を取り除き、更に水切り装置を具備した移送装置部２へ
引き渡すべく構成されている。
【００１４】移送装置部２は、水切り装置を具備し、ま
た、選果皿９を連結してエンドレス移載コンベア１０を
構成したものである。従って、選果皿９上の果物等を下
流の仕分け装置５へ移載した後、元の位置へ循環復帰す
ることによって連続的な移送ができるようになってい
る。選果皿９は、図８に示すように、後述する撮影装置
による撮影においても、放射状若しくは上下方向のよう
に全方向よりの撮影に供することを目的として、網目状
特殊トレイとしたものである。網目状としては、横網式
又は縦網式の何れでも良い。
た、選果皿９を連結してエンドレス移載コンベア１０を
構成したものである。従って、選果皿９上の果物等を下
流の仕分け装置５へ移載した後、元の位置へ循環復帰す
ることによって連続的な移送ができるようになってい
る。選果皿９は、図８に示すように、後述する撮影装置
による撮影においても、放射状若しくは上下方向のよう
に全方向よりの撮影に供することを目的として、網目状
特殊トレイとしたものである。網目状としては、横網式
又は縦網式の何れでも良い。
【００１５】判別装置部３は、選果皿９を介して順次移
送されてくる果物、野菜等の品質を検査し、所定の基準
で等階級を判別する装置である。判別信号は、制御装置
部４へ送信された後、仕分け装置５の駆動手段へフィー
ドバックされ、仕分け装置部５にて等階級毎に分類し、
箱詰め、或いはパック包装機等に搬送されて梱包される
ようになっている。本システムは、特に製品の良悪（程
度）を判定する判別装置部３に特徴を有するものであ
り、その詳細を図２に示す。
送されてくる果物、野菜等の品質を検査し、所定の基準
で等階級を判別する装置である。判別信号は、制御装置
部４へ送信された後、仕分け装置５の駆動手段へフィー
ドバックされ、仕分け装置部５にて等階級毎に分類し、
箱詰め、或いはパック包装機等に搬送されて梱包される
ようになっている。本システムは、特に製品の良悪（程
度）を判定する判別装置部３に特徴を有するものであ
り、その詳細を図２に示す。
【００１６】同図に示すように、選果皿９へ産品８を載
せて搬送する移載装置部２のある一箇所を検査位置とし
て、その周囲に複数組のカメラ１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
及びそれに対応する蛍光灯１２、反射板１３等よりなる
撮影装置を配設し、移送されて来る野菜等の産品８を周
方向全域から撮影できるようになっている。カメラ１１
ａは検査位置の上方に配置されて、真上から産品８を撮
影でき、また、カメラ１１ｂは検査位置の斜め下方上流
側に配置されて、産品８を斜め下側から産品８を撮影で
き、更に、カメラ１１ｃは検査位置の斜め下方上流側に
配置されて、産品８を斜め下側から産品８を撮影するこ
とができる。蛍光灯１２、反射板１３は、検査位置に対
してそれぞれカメラ１１ａ，１１ｂ，１１ｃの向かい側
に配置されている。
せて搬送する移載装置部２のある一箇所を検査位置とし
て、その周囲に複数組のカメラ１１ａ，１１ｂ，１１ｃ
及びそれに対応する蛍光灯１２、反射板１３等よりなる
撮影装置を配設し、移送されて来る野菜等の産品８を周
方向全域から撮影できるようになっている。カメラ１１
ａは検査位置の上方に配置されて、真上から産品８を撮
影でき、また、カメラ１１ｂは検査位置の斜め下方上流
側に配置されて、産品８を斜め下側から産品８を撮影で
き、更に、カメラ１１ｃは検査位置の斜め下方上流側に
配置されて、産品８を斜め下側から産品８を撮影するこ
とができる。蛍光灯１２、反射板１３は、検査位置に対
してそれぞれカメラ１１ａ，１１ｂ，１１ｃの向かい側
に配置されている。
【００１７】カメラ１１ａ，１１ｂ，１１ｃにより撮影
された画像は信号として制御装置部４へ送信され、後述
する検査項目について、演算処理された後、後工程の仕
分け装置部５へ送られ、駆動装置を適宜作動させる事に
より、等階級毎に選別仕分けされて所定の場所、例え
ば、トレイを介して包装機又は梱包用段ボール等へ送り
出されることになる。
された画像は信号として制御装置部４へ送信され、後述
する検査項目について、演算処理された後、後工程の仕
分け装置部５へ送られ、駆動装置を適宜作動させる事に
より、等階級毎に選別仕分けされて所定の場所、例え
ば、トレイを介して包装機又は梱包用段ボール等へ送り
出されることになる。
【００１８】本実施例に係る野菜、果物類の等階級判別
システムでは、選果皿９にて移送されて来る茄子等の野
菜や果物等の産品８を周面全面に亙って撮影し、画像処
理することができるため、種々の項目の検査を同時且つ
瞬時に行えるという効果を奏するばかりでなく、移送さ
れてくる野菜等を略連続的に選別することができるよう
になった。本実施例に係る画像処理システムによれば、
図６に一例を示すように種々様々な検査を同時に判別可
能である。
システムでは、選果皿９にて移送されて来る茄子等の野
菜や果物等の産品８を周面全面に亙って撮影し、画像処
理することができるため、種々の項目の検査を同時且つ
瞬時に行えるという効果を奏するばかりでなく、移送さ
れてくる野菜等を略連続的に選別することができるよう
になった。本実施例に係る画像処理システムによれば、
図６に一例を示すように種々様々な検査を同時に判別可
能である。
【００１９】図６（ａ）〜（ｇ）は、本実施例における
等階級判別基準となる検査項目例を示すものである。図
６（ａ）は野菜等の全体長さＬ、太さＤ及び面積Ｓを示
し、同図（ｂ）はその曲がり（ｍ／ｌ）を示し、同図
（ｃ）はシリブト（Ｂ／Ａ）を示し、同図（ｄ）は傷
（ｄ1／ｓ1）、同図（ｅ）は３台のカメラ１１からの情
報を演算し面積を比較する事によって得られる青ヘタ
（ｄ2／ｓ2）を示し、同図（ｇ）はボケ（ｓ 3−ｄ3）／
ｓ3を示す。
等階級判別基準となる検査項目例を示すものである。図
６（ａ）は野菜等の全体長さＬ、太さＤ及び面積Ｓを示
し、同図（ｂ）はその曲がり（ｍ／ｌ）を示し、同図
（ｃ）はシリブト（Ｂ／Ａ）を示し、同図（ｄ）は傷
（ｄ1／ｓ1）、同図（ｅ）は３台のカメラ１１からの情
報を演算し面積を比較する事によって得られる青ヘタ
（ｄ2／ｓ2）を示し、同図（ｇ）はボケ（ｓ 3−ｄ3）／
ｓ3を示す。
【００２０】上記実施例に係る判別装置部３は、移送コ
ンベア１０の横幅方向の寸法内に納まるのでスリムであ
り、複数の移送コンベア１０を装置横幅方向へ並設する
ことができる利点がある。しかし、判別装置部３として
は、このような例に限るものではなく、例えば、図３
（ａ）（ｂ）に示すように、移送コンベア１０を中心と
して放射状に配置しても良い。
ンベア１０の横幅方向の寸法内に納まるのでスリムであ
り、複数の移送コンベア１０を装置横幅方向へ並設する
ことができる利点がある。しかし、判別装置部３として
は、このような例に限るものではなく、例えば、図３
（ａ）（ｂ）に示すように、移送コンベア１０を中心と
して放射状に配置しても良い。
【００２１】即ち、この判別装置部３は、選果皿９を連
結した移送コンベア１０を中心として、複数組のカメラ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ及びそれに対応する蛍光灯１
２、反射板１３等よりなる撮影装置を放射状に配設した
ものである。カメラ１１ａは検査位置の上方に配置され
て、真上から産品８を撮影でき、また、カメラ１１ｂは
検査位置の右斜め下方に配置されて、産品８を斜め右下
側から産品８を撮影でき、更に、カメラ１１ｃは検査位
置の左斜め下方に配置されて、産品８を斜め左下側から
産品８を撮影することができる。
結した移送コンベア１０を中心として、複数組のカメラ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ及びそれに対応する蛍光灯１
２、反射板１３等よりなる撮影装置を放射状に配設した
ものである。カメラ１１ａは検査位置の上方に配置され
て、真上から産品８を撮影でき、また、カメラ１１ｂは
検査位置の右斜め下方に配置されて、産品８を斜め右下
側から産品８を撮影でき、更に、カメラ１１ｃは検査位
置の左斜め下方に配置されて、産品８を斜め左下側から
産品８を撮影することができる。
【００２２】判別装置部３としては、このように固定的
に配置した撮影装置に対して、野菜等を載せた選果皿９
を連続的或いは間欠的に移送し、検査を行う形式が一般
的であるが、他の形式として、移送コンベア１０を介し
て搬送される停止した複数個の産品８に対して、撮影装
置側を移動し順次検査する方法も採用できる。その応用
構成例を、図４に示す。同図に示すように、この判別装
置３は、産品８を載せた選果皿９を中心として、カメラ
１１及び蛍光灯１２を旋回させて全周を撮影する形式と
したものである。
に配置した撮影装置に対して、野菜等を載せた選果皿９
を連続的或いは間欠的に移送し、検査を行う形式が一般
的であるが、他の形式として、移送コンベア１０を介し
て搬送される停止した複数個の産品８に対して、撮影装
置側を移動し順次検査する方法も採用できる。その応用
構成例を、図４に示す。同図に示すように、この判別装
置３は、産品８を載せた選果皿９を中心として、カメラ
１１及び蛍光灯１２を旋回させて全周を撮影する形式と
したものである。
【００２３】この形式は、作業能率は低下するが、カメ
ラ１１及び蛍光灯１２等による撮影装置は一組設備すれ
ば良い。判別装置部３の更に他の例を図５に示す。この
例は、移載コンベア１０の上面及び下面にそれぞれ対向
してカメラ１１ａ，１１ｂ及び蛍光灯１２ａ，１２ｂ等
よりなる撮影装置を配置したものである。二台のカメラ
１１ａ，１１ｂからの情報は演算（合計）され、図６
（ｇ）に示すボケ（ｓ3−ｄ3）／ｓ3が検出される。
ラ１１及び蛍光灯１２等による撮影装置は一組設備すれ
ば良い。判別装置部３の更に他の例を図５に示す。この
例は、移載コンベア１０の上面及び下面にそれぞれ対向
してカメラ１１ａ，１１ｂ及び蛍光灯１２ａ，１２ｂ等
よりなる撮影装置を配置したものである。二台のカメラ
１１ａ，１１ｂからの情報は演算（合計）され、図６
（ｇ）に示すボケ（ｓ3−ｄ3）／ｓ3が検出される。
【００２４】尚、本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得るものである。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得るものである。
【００２５】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の等階級判別設備は、次のような様々
な効果を奏する。 画像処理に当たって複数側面から撮影した画像を使用
し演算処理するため、被検査物（野菜等）の品質（大き
さ、形状、傷その他）を全域に亙って検査し瞬時に判別
することができる。 被検査物を連続的或いは略連続的に判別し次工程へ移
送することができるため、能率的で大量処理が可能とな
る。 画像により機械的に判別するため、品質の判断基準に
バラツキがなくなり、等階級選別の信頼性が大幅に向上
する。 実施例として例示した以外にも種々多様な製品に対し
汎用的に利用することができる。
たように、本発明の等階級判別設備は、次のような様々
な効果を奏する。 画像処理に当たって複数側面から撮影した画像を使用
し演算処理するため、被検査物（野菜等）の品質（大き
さ、形状、傷その他）を全域に亙って検査し瞬時に判別
することができる。 被検査物を連続的或いは略連続的に判別し次工程へ移
送することができるため、能率的で大量処理が可能とな
る。 画像により機械的に判別するため、品質の判断基準に
バラツキがなくなり、等階級選別の信頼性が大幅に向上
する。 実施例として例示した以外にも種々多様な製品に対し
汎用的に利用することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る野菜、果物類の等階級
判別システムの概略構成図である。
判別システムの概略構成図である。
【図２】判別装置部の基本構成説明図である。
【図３】判別装置部の応用構成例説明図である。
【図４】判別装置部の応用構成例説明図である。
【図５】判別装置部の応用構成例説明図である。
【図６】等階級の判別基準となる検査項目例説明図であ
る。
る。
【図７】従来の等階級判別装置例の説明図である。
【図８】選果皿の説明図である。
１ 洗浄整列装置部 ２ 移送装置部 ３ 判別装置部 ４ 制御装置部 ５ 仕分け装置部 ６ 水槽 ７ 搬送コンベア ８ 産品 ９ 選果皿 １０ エンドレス移送コンベア １１ａ，１１ｂ，１１ｃ カメラ １２，１２ａ，１２ｂ 蛍光灯 １３ 反射板
Claims (5)
- 【請求項１】 コンベアにて順次移送されてくる被検査
物の検査位置周囲へ所定の距離を以て放射状にカメラ及
び照明手段等よりなる撮影装置を複数組配設することを
特徴とする等階級判別設備。 - 【請求項２】 前記カメラ及び照明手段は、それぞれ前
記被検査物の上下側に位置することを特徴とする請求項
１記載の等階級判別設備。 - 【請求項３】 前記被検査物の前記撮影装置との相対的
位置移動によって順次検出した画像信号を受け、画像処
理の後下流側の仕分け装置へ出力して作動させる制御装
置を備えたことを特徴とする請求項１又は２記載の等階
級判別設備。 - 【請求項４】 前記コンベアは、被検査物を載せる選果
皿を複数連結してなることを特徴とする請求項１記載の
等階級判別設備。 - 【請求項５】 前記選果皿は、前記撮影装置による撮影
に対応可能な網目状特殊トレイであることを特徴とする
請求項４記載の等階級判別設備。
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| JP21446496A JP3174732B2 (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 等階級判別設備 |
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| JP (1) | JP3174732B2 (ja) |
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1996
- 1996-08-14 JP JP21446496A patent/JP3174732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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