JPH1056699A - サラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置 - Google Patents
サラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置Info
- Publication number
- JPH1056699A JPH1056699A JP8211364A JP21136496A JPH1056699A JP H1056699 A JPH1056699 A JP H1056699A JP 8211364 A JP8211364 A JP 8211364A JP 21136496 A JP21136496 A JP 21136496A JP H1056699 A JPH1056699 A JP H1056699A
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- Japan
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- monaural
- signal
- input terminals
- channel input
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 左及び右チャンネル入力端子からの左及び右
音声信号がステレオ音声信号であるかモノーラル音声信
号であるかに応じて、音声合成回路を自動的に確実に切
換え制御することができるサラウンドステレオ/モノー
ラル音声切換え装置を得る。 【解決手段】 通常状態では、左及び右チャンネル入力
端子TL 、TR からの左及び右音声信号を合成して、前
方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカ
SPL 、SPC 、SPR 、SPRR1 、SPRR2 にそれぞ
れ供給する左、和、右及び差音声信号L、(L+R)、
R、(L−R)を出力すると共に、判別回路3によって
供給された音声信号がモノーラル音声信号であると判別
されたときは、その判別出力の制御によって、左及び右
チャンネル入力端子TL 、TR からのモノーラル音声信
号に基づいて、前方左及び前方右スピーカTL 、TR の
みにそれぞれ供給するモノーラル音声信号を出力する音
声合成回路1とを有する。
音声信号がステレオ音声信号であるかモノーラル音声信
号であるかに応じて、音声合成回路を自動的に確実に切
換え制御することができるサラウンドステレオ/モノー
ラル音声切換え装置を得る。 【解決手段】 通常状態では、左及び右チャンネル入力
端子TL 、TR からの左及び右音声信号を合成して、前
方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカ
SPL 、SPC 、SPR 、SPRR1 、SPRR2 にそれぞ
れ供給する左、和、右及び差音声信号L、(L+R)、
R、(L−R)を出力すると共に、判別回路3によって
供給された音声信号がモノーラル音声信号であると判別
されたときは、その判別出力の制御によって、左及び右
チャンネル入力端子TL 、TR からのモノーラル音声信
号に基づいて、前方左及び前方右スピーカTL 、TR の
みにそれぞれ供給するモノーラル音声信号を出力する音
声合成回路1とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサラウンドステレオ
/モノーラル音声自動切換え装置に関する。
/モノーラル音声自動切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図2を参照して、従来のサラウン
ドステレオ/モノーラル音声切換え装置について説明す
る。SPL 、SPC 、SPR 、SPRR1 、SPRR2 は、
それぞれ前方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに一
対の後方スピーカである。Pはこれらのスピーカに取り
囲まれた聴取者である。
ドステレオ/モノーラル音声切換え装置について説明す
る。SPL 、SPC 、SPR 、SPRR1 、SPRR2 は、
それぞれ前方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに一
対の後方スピーカである。Pはこれらのスピーカに取り
囲まれた聴取者である。
【0003】TL 、TR はそれぞれ左及び右チャンネル
入力端子で、これら入力端子TL 、TR を通じて音声合
成回路1に供給される音声信号L、Rは、ステレオ音声
信号、即ち、互いに異なる左及び右音声信号(L≠R)
の場合と、モノーラル音声信号(L=R)の場合とがあ
る。
入力端子で、これら入力端子TL 、TR を通じて音声合
成回路1に供給される音声信号L、Rは、ステレオ音声
信号、即ち、互いに異なる左及び右音声信号(L≠R)
の場合と、モノーラル音声信号(L=R)の場合とがあ
る。
【0004】尚、左及び右チャンネル入力端子TL 、T
R に供給される音声信号L、Rは、マイクロフォンから
出力された音声信号、又は、受信機から受信された、若
しくは、磁気テープ、光ディスク等の記録媒体から再生
されたテレビジョン信号、若しくは、ラジオ信号から得
られた音声信号である。
R に供給される音声信号L、Rは、マイクロフォンから
出力された音声信号、又は、受信機から受信された、若
しくは、磁気テープ、光ディスク等の記録媒体から再生
されたテレビジョン信号、若しくは、ラジオ信号から得
られた音声信号である。
【0005】この音声合成回路1は、これに供給される
サラウンド切換え制御信号に応じて、左及び右チャンネ
ル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rの合成の仕
方及び出力の仕方を切換えるようにしている。このサラ
ウンド制御信号は、手動によって、切換えスイッチSW
の可動接点を、電圧E(例えば、+5V)が印加される
サラウンドステレオON側固定接点及び接地されたサラ
ウンドステレオOFF(モノーラル)側固定接点に切換
えることによって得られる。
サラウンド切換え制御信号に応じて、左及び右チャンネ
ル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rの合成の仕
方及び出力の仕方を切換えるようにしている。このサラ
ウンド制御信号は、手動によって、切換えスイッチSW
の可動接点を、電圧E(例えば、+5V)が印加される
サラウンドステレオON側固定接点及び接地されたサラ
ウンドステレオOFF(モノーラル)側固定接点に切換
えることによって得られる。
【0006】切り換えスイッチSWの可動接点がサラウ
ンドステレオON側固定接点に切換えられているサラウ
ンドステレオ時には、音声合成回路1は、左及び右チャ
ンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rの合成
によって、前方左及び前方右スピーカSPL 、SPR に
それぞれ供給される左及び右音声信号L、R、前方中央
スピーカSPC に供給される和音声信号C(=L+R)
及び後方スピーカSP RR1 、SPRR2 に共通に供給され
る差音声信号S(=L−R、又は、R−L)を出力す
る。これらの音声信号は、パワー増幅器及びマスタ音量
調整回路2を通じて、それぞれ対応するスピーカに供給
される。
ンドステレオON側固定接点に切換えられているサラウ
ンドステレオ時には、音声合成回路1は、左及び右チャ
ンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rの合成
によって、前方左及び前方右スピーカSPL 、SPR に
それぞれ供給される左及び右音声信号L、R、前方中央
スピーカSPC に供給される和音声信号C(=L+R)
及び後方スピーカSP RR1 、SPRR2 に共通に供給され
る差音声信号S(=L−R、又は、R−L)を出力す
る。これらの音声信号は、パワー増幅器及びマスタ音量
調整回路2を通じて、それぞれ対応するスピーカに供給
される。
【0007】又、切り換えスイッチSWの可動接点がサ
ラウンドステレオOFF(モノーラル)側固定接点に切
換えられているモノーラル時には、音声合成回路1は、
左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号
L、Rの合成によって、前方中央スピーカSPC に供給
される和音声信号C(=L+R)を出力する。この音声
信号は、パワー増幅器及びマスタ音量調整回路2を通じ
て、それぞれの対応するスピーカに供給される。尚、こ
の場合、他のスピーカSPL 、SPR 、SPRR 1 、SP
RR2 に対する音声信号は、音声合成回路1からは出力さ
れない。
ラウンドステレオOFF(モノーラル)側固定接点に切
換えられているモノーラル時には、音声合成回路1は、
左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号
L、Rの合成によって、前方中央スピーカSPC に供給
される和音声信号C(=L+R)を出力する。この音声
信号は、パワー増幅器及びマスタ音量調整回路2を通じ
て、それぞれの対応するスピーカに供給される。尚、こ
の場合、他のスピーカSPL 、SPR 、SPRR 1 、SP
RR2 に対する音声信号は、音声合成回路1からは出力さ
れない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、左及び右チ
ャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rに
は、音声合成回路1によって、その左及び右チャンネル
入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rを、サラウン
ドステレオ時の左、和、右及び差音声信号L、(L+
R)、R、(L−R)に合成すべき信号であることを示
すパイロット信号が、その左及び右チャンネル入力端子
TL 、TR からの音声信号L、Rに含まれていないのが
普通であるので、左及び右チャンネル入力端子TL 、T
R からの音声信号L、R自体からは、その左及び右チャ
ンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rが、サ
ラウンドステレオ時の左、和、右及び差音声信号L、
(L+R)、R、(L−R)に合成すべき信号であるか
否かは不明である。
ャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rに
は、音声合成回路1によって、その左及び右チャンネル
入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rを、サラウン
ドステレオ時の左、和、右及び差音声信号L、(L+
R)、R、(L−R)に合成すべき信号であることを示
すパイロット信号が、その左及び右チャンネル入力端子
TL 、TR からの音声信号L、Rに含まれていないのが
普通であるので、左及び右チャンネル入力端子TL 、T
R からの音声信号L、R自体からは、その左及び右チャ
ンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rが、サ
ラウンドステレオ時の左、和、右及び差音声信号L、
(L+R)、R、(L−R)に合成すべき信号であるか
否かは不明である。
【0009】従って、聴取者Pが切換えスイッチSWの
可動接点をサラウンドON側固定接点及びサラウンドO
FF側固定接点に切換えて、スピーカSPL 、SPC 、
SP R 、SPRRR1、SPRR2 から放声される音を聴き比
べて、左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音
声信号L、Rがステレオ音声信号L、R(L≠R)であ
るのか、モノーラル音声信号L、R(L=R)であるか
を判断し、それに基づいて、切換えスイッチSWの最終
的な切換え状態を決定しなければならず、操作が煩雑で
ある。
可動接点をサラウンドON側固定接点及びサラウンドO
FF側固定接点に切換えて、スピーカSPL 、SPC 、
SP R 、SPRRR1、SPRR2 から放声される音を聴き比
べて、左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音
声信号L、Rがステレオ音声信号L、R(L≠R)であ
るのか、モノーラル音声信号L、R(L=R)であるか
を判断し、それに基づいて、切換えスイッチSWの最終
的な切換え状態を決定しなければならず、操作が煩雑で
ある。
【0010】又、上述した従来のサラウンドステレオ/
モノーラル音声切換え装置では、左及び右チャンネル入
力端子TL 、TR からの音声信号L、Rが、モノーラル
音声信号L、R(L=R)である場合には、音声合成回
路1からの和音声信号(L+R)が、前方中央スピーカ
SPC に供給されるが、前方スピーカSPL 、SPC、
SPR が、ホームシアター等で使用される大型スピーカ
の場合は問題ないが、例えば、テレビ受像機に取付けら
れている場合は、前方中央スピーカSPC は、前方スピ
ーカSPL 、SPR に比べて、通常口径の小さいスピー
カなので、前方スピーカSPL 、SPR に比べて、低域
特性が悪い。従って、左及び右チャンネル入力端子
TL 、TR からの音声信号L、Rが、モノーラル音声信
号L、R(L=R)である場合には、聴取者は、低域特
性の悪い音を聴かざるを得ない。
モノーラル音声切換え装置では、左及び右チャンネル入
力端子TL 、TR からの音声信号L、Rが、モノーラル
音声信号L、R(L=R)である場合には、音声合成回
路1からの和音声信号(L+R)が、前方中央スピーカ
SPC に供給されるが、前方スピーカSPL 、SPC、
SPR が、ホームシアター等で使用される大型スピーカ
の場合は問題ないが、例えば、テレビ受像機に取付けら
れている場合は、前方中央スピーカSPC は、前方スピ
ーカSPL 、SPR に比べて、通常口径の小さいスピー
カなので、前方スピーカSPL 、SPR に比べて、低域
特性が悪い。従って、左及び右チャンネル入力端子
TL 、TR からの音声信号L、Rが、モノーラル音声信
号L、R(L=R)である場合には、聴取者は、低域特
性の悪い音を聴かざるを得ない。
【0011】かかる点に鑑み、本発明は、前方左、前方
中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び
右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号に基づい
て、ステレオのときは、前方左、前方中央及び前方右ス
ピーカ並びに後方スピーカに供給する前方左、前方中
央、前方右及び後方音声信号を出力し、モノーラルのと
きは、前方スピーカに音声信号を出力するようにしたサ
ラウンドステレオ/モノーラル音声切換え装置におい
て、左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音声信
号がステレオ音声信号であるかモノーラル音声信号であ
るかに応じて、音声合成回路を自動的に確実に切換え制
御することができると共に、左及び右チャンネル入力端
子からの左及び右音声信号がモノーラル音声信号の場合
であっても、低域特性が良好で、音量の豊かな音を放音
することのできるサラウンドステレオ/モノーラル音声
切換え装置を提案しよとするものである。
中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び
右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号に基づい
て、ステレオのときは、前方左、前方中央及び前方右ス
ピーカ並びに後方スピーカに供給する前方左、前方中
央、前方右及び後方音声信号を出力し、モノーラルのと
きは、前方スピーカに音声信号を出力するようにしたサ
ラウンドステレオ/モノーラル音声切換え装置におい
て、左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音声信
号がステレオ音声信号であるかモノーラル音声信号であ
るかに応じて、音声合成回路を自動的に確実に切換え制
御することができると共に、左及び右チャンネル入力端
子からの左及び右音声信号がモノーラル音声信号の場合
であっても、低域特性が良好で、音量の豊かな音を放音
することのできるサラウンドステレオ/モノーラル音声
切換え装置を提案しよとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前方左、前方
中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び
右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノーラ
ル音声信号であるか否かを判別する判別回路と、通常状
態では、左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音
声信号を合成して、前方左、前方中央及び前方右スピー
カ並びに後方スピーカにそれぞれ供給する左、和、右及
び差音声信号を出力すると共に、判別回路によって左及
び右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノー
ラル音声信号であると判別されたときは、その判別出力
の制御によって、左及び右チャンネル入力端子からのモ
ノーラル音声信号に基づいて、前方左及び前方右スピー
カのみにそれぞれ供給するモノーラル音声信号を出力す
る音声合成回路とを有するステレオ/モノーラル音声自
動切換え装置である。
中央及び前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び
右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノーラ
ル音声信号であるか否かを判別する判別回路と、通常状
態では、左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音
声信号を合成して、前方左、前方中央及び前方右スピー
カ並びに後方スピーカにそれぞれ供給する左、和、右及
び差音声信号を出力すると共に、判別回路によって左及
び右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノー
ラル音声信号であると判別されたときは、その判別出力
の制御によって、左及び右チャンネル入力端子からのモ
ノーラル音声信号に基づいて、前方左及び前方右スピー
カのみにそれぞれ供給するモノーラル音声信号を出力す
る音声合成回路とを有するステレオ/モノーラル音声自
動切換え装置である。
【0013】かかる本発明によれば、音声合成回路は、
通常状態では、左及び右チャンネル入力端子からの左及
び右音声信号を合成して、前方左、前方中央及び前方右
スピーカ並びに後方スピーカにそれぞれ供給する左、
和、右及び差音声信号を出力し、判別回路によって、左
及び右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノ
ーラル音声信号であると判別されたときは、その判別出
力の制御によって、音声合成回路から前方左及び前方右
スピーカのみにそれぞれ供給するモノーラル音声信号が
出力される。
通常状態では、左及び右チャンネル入力端子からの左及
び右音声信号を合成して、前方左、前方中央及び前方右
スピーカ並びに後方スピーカにそれぞれ供給する左、
和、右及び差音声信号を出力し、判別回路によって、左
及び右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモノ
ーラル音声信号であると判別されたときは、その判別出
力の制御によって、音声合成回路から前方左及び前方右
スピーカのみにそれぞれ供給するモノーラル音声信号が
出力される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1を参照して、本発明
の実施の形態のサラウンドステレオ/モノーラル音声自
動切換え装置について説明する。SPL 、SPC 、SP
R 、SPRR1、SPRR2 は、それぞれ前方左、前方中央
及び前方右スピーカ並びに一対の後方スピーカである。
Pはこれらのスピーカに取り囲まれた聴取者で、前方ス
ピーカSPL 、SPC 、SPR 側を向いている。
の実施の形態のサラウンドステレオ/モノーラル音声自
動切換え装置について説明する。SPL 、SPC 、SP
R 、SPRR1、SPRR2 は、それぞれ前方左、前方中央
及び前方右スピーカ並びに一対の後方スピーカである。
Pはこれらのスピーカに取り囲まれた聴取者で、前方ス
ピーカSPL 、SPC 、SPR 側を向いている。
【0015】TL 、TR はそれぞれ左及び右チャンネル
入力端子で、これら入力端子TL 、TR から、音声合成
回路1及び判別回路3に供給される音声信号L、Rは、
ステレオ音声信号である場合(L≠R)と、モノーラル
音声信号(L=R)である場合とがある。
入力端子で、これら入力端子TL 、TR から、音声合成
回路1及び判別回路3に供給される音声信号L、Rは、
ステレオ音声信号である場合(L≠R)と、モノーラル
音声信号(L=R)である場合とがある。
【0016】尚、左及び右チャンネル入力端子TL 、T
R に供給される音声信号L、Rは、マイクロフォンから
出力された音声信号、又は、受信機から受信された、若
しくは、磁気テープ、光ディスク等の記録媒体から再生
されたテレビジョン信号、若しくは、ラジオ信号から得
られた音声信号である。
R に供給される音声信号L、Rは、マイクロフォンから
出力された音声信号、又は、受信機から受信された、若
しくは、磁気テープ、光ディスク等の記録媒体から再生
されたテレビジョン信号、若しくは、ラジオ信号から得
られた音声信号である。
【0017】判別回路3について説明するに、この判別
回路3は、通常のステレオ/モノーラル音声切換え装置
で使用されているステレオ/モノーラル判別回路を利用
したものであって、左及び右チャンネル入力端子TL 、
TR に供給される音声信号L、Rが、モノーラル音声信
号であるか否かを判別することによって、ステレオ/モ
ノーラルの判別を行う回路である。
回路3は、通常のステレオ/モノーラル音声切換え装置
で使用されているステレオ/モノーラル判別回路を利用
したものであって、左及び右チャンネル入力端子TL 、
TR に供給される音声信号L、Rが、モノーラル音声信
号であるか否かを判別することによって、ステレオ/モ
ノーラルの判別を行う回路である。
【0018】このステレオ/モノーラル判別回路3の構
成を説明する。左及び右チャンネル入力端子TL 、TR
からの音声信号L、Rを加算器4及び減算器5に共通に
供給し、その各加算及び減算出力を、それぞれピークホ
ールド回路6、7に供給してピークホールドした後、演
算回路8に供給する。この演算回路8では、左及び右チ
ャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rに対
し、数1の式に示す演算を行う。
成を説明する。左及び右チャンネル入力端子TL 、TR
からの音声信号L、Rを加算器4及び減算器5に共通に
供給し、その各加算及び減算出力を、それぞれピークホ
ールド回路6、7に供給してピークホールドした後、演
算回路8に供給する。この演算回路8では、左及び右チ
ャンネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rに対
し、数1の式に示す演算を行う。
【0019】
【数1】|(L+R)/(L−R)|
【0020】この演算出力のレベルは、左及び右チャン
ネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rのレベル
差が0に近い程、又、音声信号L、Rのレベルが高い程
高くなり、そのレベル差が大きく、又、音声信号L、R
のレベルが低い程、低くなる。
ネル入力端子TL 、TR からの音声信号L、Rのレベル
差が0に近い程、又、音声信号L、Rのレベルが高い程
高くなり、そのレベル差が大きく、又、音声信号L、R
のレベルが低い程、低くなる。
【0021】この演算回路8の演算出力は、レベル比較
器9に供給されて、基準レベル発生器10からの基準レ
ベルと比較される。そこで、基準レベルを、数1の式の
最大値レベルに近い所定の値に設定して、演算回路8の
出力のレベルが基準レベルより大きいときは、左及び右
チャンネル入力端子よりの音声信号L、Rはモノーラル
音声信号(L=R、又は、L≒R)であると判断して、
音声合成回路1にステレオ/モノーラル(ST/M)判
別信号として「1」(例えば、+5V)を供給する。演
算回路8の出力のレベルが基準レベル以下のときは、左
及び右チャンネル入力端子よりの音声信号L、Rはステ
レオ音声信号(L≠R)であると判断して、音声合成回
路1にステレオ/モノーラル判別信号として「0」(0
V、又は、0Vに近い電圧)を供給するか、又は、何の
信号も供給しない。
器9に供給されて、基準レベル発生器10からの基準レ
ベルと比較される。そこで、基準レベルを、数1の式の
最大値レベルに近い所定の値に設定して、演算回路8の
出力のレベルが基準レベルより大きいときは、左及び右
チャンネル入力端子よりの音声信号L、Rはモノーラル
音声信号(L=R、又は、L≒R)であると判断して、
音声合成回路1にステレオ/モノーラル(ST/M)判
別信号として「1」(例えば、+5V)を供給する。演
算回路8の出力のレベルが基準レベル以下のときは、左
及び右チャンネル入力端子よりの音声信号L、Rはステ
レオ音声信号(L≠R)であると判断して、音声合成回
路1にステレオ/モノーラル判別信号として「0」(0
V、又は、0Vに近い電圧)を供給するか、又は、何の
信号も供給しない。
【0022】通常状態、即ち、サラウンドステレオ時に
は、音声合成回路1は、左及び右チャンネル入力端子T
L 、TR からの音声信号L、Rの合成によって、前方左
及び前方右スピーカSPL 、SPR にそれぞれ供給され
る左及び右音声信号L、R、前方中央スピーカSPC に
供給される和音声信号C(=L+R)及び後方スピーカ
SPRR1 、SPRR2 に共通に供給される差音声信号S
(=L−R、又は、R−L)を出力する。これらの音声
信号は、パワー増幅器及びマスタ音量調整回路2を通じ
て、それぞれの対応するスピーカに供給される。
は、音声合成回路1は、左及び右チャンネル入力端子T
L 、TR からの音声信号L、Rの合成によって、前方左
及び前方右スピーカSPL 、SPR にそれぞれ供給され
る左及び右音声信号L、R、前方中央スピーカSPC に
供給される和音声信号C(=L+R)及び後方スピーカ
SPRR1 、SPRR2 に共通に供給される差音声信号S
(=L−R、又は、R−L)を出力する。これらの音声
信号は、パワー増幅器及びマスタ音量調整回路2を通じ
て、それぞれの対応するスピーカに供給される。
【0023】又、ステレオ/モノーラル判別回路3か
ら、ステレオ/モノーラル判別信号「1」が音声合成回
路1に供給されるモノーラル時には、音声合成回路1
は、左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音声
信号L、R(L=R、又は、L≒R)の合成によって、
前方左及び前方右スピーカSPL 、SPR に供給される
和音声信号C(=L+R)、即ち、モノーラル音声信号
を出力する。この音声信号は、パワー増幅器及びマスタ
音量調整回路2を通じて、それぞれの対応するスピーカ
に供給される。尚、この場合、他のスピーカSPC 、S
PRR1 、SPRR2 に対する音声信号は、音声合成回路1
からは出力されない。
ら、ステレオ/モノーラル判別信号「1」が音声合成回
路1に供給されるモノーラル時には、音声合成回路1
は、左及び右チャンネル入力端子TL 、TR からの音声
信号L、R(L=R、又は、L≒R)の合成によって、
前方左及び前方右スピーカSPL 、SPR に供給される
和音声信号C(=L+R)、即ち、モノーラル音声信号
を出力する。この音声信号は、パワー増幅器及びマスタ
音量調整回路2を通じて、それぞれの対応するスピーカ
に供給される。尚、この場合、他のスピーカSPC 、S
PRR1 、SPRR2 に対する音声信号は、音声合成回路1
からは出力されない。
【0024】又、前方左、前方中央及び前方右スピーカ
SPL 、SPC 、SPR が、例えば、テレビ受像機に内
蔵されている如きスピーカである場合は、前方中央スピ
ーカSPC が、前方左及び前方右スピーカSPL 、SP
R に比べて口径が小さく、低域特性が悪いものであって
も、モノーラル時に、中央スピーカSPC に比べて低域
特性の良好な口径の大きい前方左及び前方右スピーカS
PL 、SPR にモノーラル音声信号が供給されるので、
モノーラル時にも、低域特性が良好で、十分な音量の音
を放音させることができる。
SPL 、SPC 、SPR が、例えば、テレビ受像機に内
蔵されている如きスピーカである場合は、前方中央スピ
ーカSPC が、前方左及び前方右スピーカSPL 、SP
R に比べて口径が小さく、低域特性が悪いものであって
も、モノーラル時に、中央スピーカSPC に比べて低域
特性の良好な口径の大きい前方左及び前方右スピーカS
PL 、SPR にモノーラル音声信号が供給されるので、
モノーラル時にも、低域特性が良好で、十分な音量の音
を放音させることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、前方左、前方中央及び
前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び右チャン
ネル入力端子に供給された音声信号がモノーラル音声信
号であるか否かを判別する判別回路と、通常状態では、
左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号を
合成して、前方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに
後方スピーカにそれぞれ供給する左、和、右及び差音声
信号を出力すると共に、判別回路によって左及び右チャ
ンネル入力端子に供給された音声信号がモノーラル音声
信号であると判別されたときは、その判別出力の制御に
よって、左及び右チャンネル入力端子からのモノーラル
音声信号に基づいて、前方左及び前方右スピーカのみに
それぞれ供給するモノーラル音声信号を出力する音声合
成回路とを有するので、左及び右チャンネル入力端子か
らの左及び右音声信号がステレオ音声信号であるかモノ
ーラル音声信号であるかに応じて、音声合成回路を自動
的に確実に切換え制御することができると共に、左及び
右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号がモノー
ラル音声信号の場合であっても、低域特性が良好で音量
の豊かなを音を放音することのできるステレオ/モノー
ラル音声切換え装置を得ることができる。
前方右スピーカ並びに後方スピーカと、左及び右チャン
ネル入力端子に供給された音声信号がモノーラル音声信
号であるか否かを判別する判別回路と、通常状態では、
左及び右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号を
合成して、前方左、前方中央及び前方右スピーカ並びに
後方スピーカにそれぞれ供給する左、和、右及び差音声
信号を出力すると共に、判別回路によって左及び右チャ
ンネル入力端子に供給された音声信号がモノーラル音声
信号であると判別されたときは、その判別出力の制御に
よって、左及び右チャンネル入力端子からのモノーラル
音声信号に基づいて、前方左及び前方右スピーカのみに
それぞれ供給するモノーラル音声信号を出力する音声合
成回路とを有するので、左及び右チャンネル入力端子か
らの左及び右音声信号がステレオ音声信号であるかモノ
ーラル音声信号であるかに応じて、音声合成回路を自動
的に確実に切換え制御することができると共に、左及び
右チャンネル入力端子からの左及び右音声信号がモノー
ラル音声信号の場合であっても、低域特性が良好で音量
の豊かなを音を放音することのできるステレオ/モノー
ラル音声切換え装置を得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック線図であ
る。
る。
【図2】従来例を示すブロック線図である。
SPL 、SPC 、SPR 、SPRR1 、SPRR2 前方
左、前方中央、前方右、後方スピーカ、1 音声合成回
路、2 パワー増幅器及びマスタ音量調整器、3ステレ
オ/モノーラル判別回路、4 加算器、5 減算器、6
ピークホールド回路、7 ピークホールド回路、8
演算回路、9 レベル比較器、10 基準レベル発生
器。
左、前方中央、前方右、後方スピーカ、1 音声合成回
路、2 パワー増幅器及びマスタ音量調整器、3ステレ
オ/モノーラル判別回路、4 加算器、5 減算器、6
ピークホールド回路、7 ピークホールド回路、8
演算回路、9 レベル比較器、10 基準レベル発生
器。
Claims (2)
- 【請求項1】 前方左、前方中央及び前方右スピーカ並
びに後方スピーカと、 左及び右チャンネル入力端子に供給された音声信号がモ
ノーラル音声信号であるか否かを判別する判別回路と、 通常状態では、上記左及び右チャンネル入力端子からの
左及び右音声信号を合成して、上記前方左、前方中央及
び前方右スピーカ並びに後方スピーカにそれぞれ供給す
る左、和、右及び差音声信号を出力すると共に、上記判
別回路によって上記左及び右チャンネル入力端子に供給
された音声信号がモノーラル音声信号であると判別され
たときは、その判別出力の制御によって、上記左及び右
チャンネル入力端子からのモノーラル音声信号に基づい
て、上記前方左及び前方右スピーカのみにそれぞれ供給
するモノーラル音声信号を出力する音声合成回路とを有
することを特徴とするサラウンドステレオ/モノーラル
音声自動切換え装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のサラウンドステレオ/
モノーラル音声自動切換え装置において、 上記判別回路は、上記左及び右チャンネル入力端子から
の両音声信号の和及び差音声信号のレベルの比の絶対値
を算出する演算回路と、該演算回路の演算出力を基準レ
ベルと比較する比較回路とを備えることを特徴とするサ
ラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211364A JPH1056699A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | サラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211364A JPH1056699A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | サラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056699A true JPH1056699A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16604750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211364A Pending JPH1056699A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | サラウンドステレオ/モノーラル音声自動切換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1056699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080137887A1 (en) * | 2006-08-22 | 2008-06-12 | John Usher | Methods and devices for audio upmixing |
JP2010283620A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Kyushu Institute Of Technology | サラウンド効果制御回路 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8211364A patent/JPH1056699A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080137887A1 (en) * | 2006-08-22 | 2008-06-12 | John Usher | Methods and devices for audio upmixing |
US8335330B2 (en) * | 2006-08-22 | 2012-12-18 | Fundacio Barcelona Media Universitat Pompeu Fabra | Methods and devices for audio upmixing |
JP2010283620A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Kyushu Institute Of Technology | サラウンド効果制御回路 |
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