JPH105662A - ダイコータ - Google Patents

ダイコータ

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Publication number
JPH105662A
JPH105662A JP18405696A JP18405696A JPH105662A JP H105662 A JPH105662 A JP H105662A JP 18405696 A JP18405696 A JP 18405696A JP 18405696 A JP18405696 A JP 18405696A JP H105662 A JPH105662 A JP H105662A
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JP
Japan
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deckle
die
paint
shaft
slot
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18405696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takefumi Yoshikawa
武文 吉川
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH105662A publication Critical patent/JPH105662A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • B05C5/0266Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width

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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一対のディッケルシャフトを前進後退させて
スロット内の各ディッケル間の距離を変更して、塗工幅
の調整を効率良く且つ容易に行うことが出来るダイコー
タであって、特に、ダイの内部にディッケルシャフトの
先端部を挿入する際、その挿入作業を容易かつ円滑に確
実に行うことが出来るダイコータを提供する。 【解決手段】 ディッケルシャフト2の先端部をダイ1
の内部に案内する挿入案内具9であって、マニホールド
13及びスロット14にそれぞれ連続する案内孔91お
よび案内スロット92を有し、かつ、案内孔91および
案内スロット92を横断する面にて上下の半体93、9
4に分割構成され、ディッケル3が固定されたディッケ
ルシャフト2の先端部を上下の半体93、94間に挟持
して摺動自在に保持する挿入案内具9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイコータに関す
るものであり、詳しくは、一対のディッケルシャフトを
前進後退させてスロット内の各ディッケル間の距離を変
更することにより、塗工幅の調整を効率良く且つ容易に
行うことが出来るダイコータであって、特に、ダイの内
部にディッケルシャフトの先端部を挿入する際、その挿
入作業を容易かつ円滑に確実に行うことが出来るダイコ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走行するシート表面の塗工装置と
してダイコータが使用されている。ダイコータは、長手
方向に沿って内部にマニホールドが形成され且つ前縁に
前記マニホールドに連続する塗料吐出用のスロットが形
成された上下の金型から成るダイを備えて構成される。
塗工操作において塗工幅の調整は重要であり、本出願人
は、ダイの分解を行うことなく容易に塗工幅の調整を行
うことが出来るダイを備えたダイコータについて特許出
願済みであり(特開平6−198240号公報)、ダイ
の分解を行うことなく効率良く且つ容易に塗料の変更を
行うことが出来るダイを備えたダイコータについても特
許出願済みである(特開平6−47334号公報)。更
に、本出願人は、特開平6−47334号公報に記載の
発明を改良した発明についても特許出願済みである(特
願平7−16081号)
【0003】特開平6−198240号公報に記載のダ
イコータにおいては、マニホールド内の左右に、先端部
外周が当該マニホールドの内壁に対して液密状態に成さ
れ且つ内部に塗料流路が形成された一対のディッケルシ
ャフトをそれぞれ配置し、当該各ディッケルシャフトの
先端に固定された各ディッケルを上記スロットの両側に
液密状態で配置し、そして、ディッケルシャフトの前進
後退移動により、上記の各ディッケル間の距離を変更し
て塗工幅の調整を行う。
【0004】特開平6−47334号公報に記載のダイ
コータにおいては、ダイのマニホールド内に流路遮断用
のピグを液密かつ移動可能に配置し、引き紐によりピグ
移動させ、移動するピグの前後で塗料導入路を二分して
塗料の変更を行う。
【0005】特願平7−16081号公報に記載の改良
発明は、特開平6−198240号公報に記載のダイコ
ータを利用し、特開平6−47334号公報に記載のダ
イコータにおける引き紐の切断に起因する問題を解決す
ることを1つの目的として成されたものである。
【0006】上記のダイコータにおいては、マニホール
ド内の左右に、先端部外周が当該マニホールドの内壁に
対して液密状態に成され且つ内部に塗料流路が形成され
た一対のディッケルシャフトをそれぞれ配置し、当該各
ディッケルシャフトの先端に固定された各ディッケルを
上記スロットの両側に液密状態で配置し、ディッケルシ
ャフト内部の塗料流路に流路遮断用のピグを液密かつ移
動可能に配置し、各ディッケルシャフトの基端側にピグ
の係止機構を設け、そして、ディッケルシャフトの前進
後退移動により上記の各ディッケル間の距離を変更して
塗工幅の調整を行い、ピグの各ディッケルシャフトの基
端側への移動により2つの塗料流路の一方を選択的に遮
断して塗料の変更を行う。ピグの移動は塗料の変更の際
に新たに供給される塗料の圧力により行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ディッ
ケルは、薄板状であって剛性が低いため、保全時の交換
作業などに際し、ディッケルシャフトの先端部をダイの
マニホールド内に左右方向から押込みつつスロット内に
ディッケルを挿入するのは難しく、位置合わせが若干で
も狂うと、ディッケルを損傷する虞がある。このため、
従来は、ダイを構成する上下の金型を緩めてスロットの
間隔を拡げ、この状態でディッケルシャフトの先端部を
マニホールド内に挿入しつつディッケルをスロット内に
挿入しており、その挿入作業に手間が掛かっていた。
【0008】本発明の目的は、一対のディッケルシャフ
トを前進後退させてスロット内の各ディッケル間の距離
を変更することにより、塗工幅の調整を効率良く且つ容
易に行うことが出来るダイコータであって、特に、ダイ
の内部にディッケルシャフトの先端部を挿入する際、そ
の挿入作業を容易かつ円滑に確実に行うことが出来るダ
イコータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、長手方
向に沿って内部にマニホールドが形成され且つ前縁に前
記マニホールドに連続する塗料吐出用のスロットが形成
されたダイと、前記マニホールドの左右の開口から液密
に挿入される一対のディッケルシャフトと、前記各ディ
ッケルシャフトの先端部に固定され且つ前記スロットに
液密に介装される薄板状のディッケルとを備え、前記各
ディッケルシャフトの前進後退により前記各ディッケル
間の距離を変更して塗工幅の調整を行うことを可能にし
たダイコータにおいて、前記ダイの左右両端部には、デ
ィッケルシャフトの先端部をダイの内部に案内する挿入
案内具が設けられ、当該挿入案内具は、前記マニホール
ド及びスロットにそれぞれ連続する案内孔および案内ス
ロットを有し、かつ、当該案内孔および案内スロットを
横断する面にて上下の半体に分割構成され、前記ディッ
ケルが固定されたディッケルシャフトの先端部を上下の
半体間に挟持して摺動自在に保持する構成とされている
ことを特徴とするダイコータに存する。
【0010】前記ダイコータにおいて、挿入案内具の少
なくとも一方の半体は、透明性材料にて構成されている
のが好ましい。また、挿入案内具は、ダイに対して着脱
自在に設けられているのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係
るダイコータのダイ及びディッケルシャフトの一部を示
す斜視図、図2は同ダイコータにおけるディッケルシャ
フトの移動機構を示す正面図、図3は同ダイコータにお
けるディッケルシャフト先端部付近の横断面図、図4は
同ダイコータにける左側ディッケルシャフトの基部付近
の横断面図、図5は同ダイコータにける右側ディッケル
シャフトの基部付近の横断面図、図6は同ダイコータに
おけるディッケルの構成要素を示す分解斜視図、図7は
同ダイコータにおけるディッケルの組立構造を示す平面
図、図8は同ダイコータにおける流路遮断用のピグの外
観を示す斜視図、図9は同ピグの構造を一部断面として
示す側面図、図11は同ダイコータのダイ内の洗浄にお
ける各ディッケルシャフトの先端の接近離間パターンの
説明図である。
【0012】本発明に係るダイコータのダイ(1)は、
基本的には、図1に示す様に、上下の金型(11)及び
(12)によって構成される。ダイ(1)の内部には、
長手方向に沿ってマニホールド(13)が形成され、ダ
イ(1)の正面側に突出する当該ダイの前縁には、マニ
ホールド(13)に連続する塗料吐出用のスロット(1
4)が開口している。そして、同図に示す様に、マニホ
ールド(13)には、内部に塗料流路(21)が形成さ
れたディッケルシャフト(2)が挿入され、当該ディッ
ケルシャフト(2)の先端には、スロット(14)に液
密状態で介装される薄板状のディッケル(3)が固定さ
れている。
【0013】図2に示す様に、ディッケルシャフト
(2)は、マニホールド(13)内にその左右の開口か
ら対称的に2本挿入配置されている。また、各ディッケ
ルシャフト(2)の基端側には、各ディッケルブロック
(4)が設けられており、各ディッケルシャフト(2)
は、移動機構(7)によって各ディッケルブロック
(4)と一体的に移動させられる。そして、マニホール
ド(13)内のディッケルシャフト(2)の移動によ
り、各ディッケル(3)間の距離が変更されて塗工幅の
調整が行われる。
【0014】移動機構(7)は、マニホールド(13)
と平行に配置された左右一対のボールネジ(71)と、
これらに螺合し且つ各ディッケルブロック(4)を支持
する各移動ベース(72)と、ダイ(1)の下部から背
面に渡って配置されたダイベッド(15)に取り付けら
れ且つ各ボールネジ(71)の先端に接続された各モー
ター(73)とによって構成されている。そして、各モ
ーター(73)の正逆回転により、各ディッケルシャフ
ト(2)は、マニホールド(13)内を左右の何れかの
方向に移動する。各モーター(73)は、図示しない制
御装置により、各ボールネジ(71)を独立に回転し得
る様に成されている。
【0015】図3に示す様に、ディッケルシャフト
(2)は、ディッケル(3)の基部相当位置の外周部に
グランドパッキング(23)を備えることにより、その
先端部外周がマニホールド(13)の内壁に対して液密
状態に成されている。また、ディッケルシャフト(2)
内に形成された塗料流路(21)には、図4及び図5に
示す様に、流路遮断用のピグ(8)が液密かつ摺動自在
に挿入されている。そして、ピグ(8)の移動により、
塗料の変更が効率かつ容易に行い得る様に成されてい
る。なお、ピグ(8)の移動や後述する洗浄操作の際、
各ディッケルシャフト(2)を液密に突き合わせるた
め、少なくとも一方のディッケルシャフト(2)の拡径
先端部(22)の端面にはOリングが埋設されている。
【0016】ディッケル(3)は、耐溶剤性樹脂シート
(例えばテフロンシート)より成り、その両側縁部に
は、図6及び図7に示す様に、ディッケル(3)より薄
い金属シート(例えばSUSシート)より成る支持板
(32)がそれぞれ配置される。ディッケル(3)の両
側縁部とこれに接触する各支持板(32)の側縁部とは
相互に嵌合する形状に成されている。各支持板(32)
は、その基部が略L字型に屈曲され、かつ、ディッケル
シャフト(2)に環装される各ディッケルリング(3
1)に対し、L字型の屈曲部を埋設して固定される。各
支持板(32)の埋設は、ワイヤーソーによって各ディ
ッケルリング(31)の表面から形成され且つこれらデ
ィッケルリングの軸線に垂直な断面が略L字型に成され
た屈曲溝に上記の屈曲部を挿入することによって行われ
る。
【0017】ディッケルシャフト(2)には、図7に示
す様に、ディッケルシャフト(2)基端部側から拡径先
端部(22)側に向け、保護リング(36)、ディッケ
ルリング(31)、グランドパッキング(23)、(2
3)、ディッケルリング(31)、保護リング(3
6)、押さえパイプ(34)が順次に装着され、ディッ
ケル(3)は、各支持板(32)の間に挟み込まれる。
そして、図4及び図5に示す様に、押さえパイプ(3
4)は、その基端部外周の雄ネジに螺合させたナット
(35)を後述の押さえプレート(24)側に回転させ
ることにより、拡径先端部(22)側に押し付けられ、
その結果、ディッケル(3)は、各ディッケルリング
(31)の間に固定される。なお、各ディッケルリング
(31)の両端には各ワッシャー(33)が配置され
る。ワッシャー(33)としては、金属製の公知のもの
を使用することが出来る。
【0018】また、上記の各保護リング(36)の外径
は、各ディッケルリング(31)及び押さえパイプ(3
4)の外径よりも僅かに大きく且つ各グランドパッキン
グ(23)よりも僅かに小さく成されている。その結
果、マニホールド(13)の内壁には各保護リング(3
6)のみが接触し、ディッケルリング(31)、押さえ
パイプ(34)等が接触しないから、マニホールド(1
3)内のディッケルシャフト(2)を円滑に移動させる
ことが出来る。上記の構成によれば、各ディッケルリン
グ(31)は、各ワッシャー(33)を介して各ディッ
ケルシャフト(2)の軸方向に締め付け固定される。そ
の結果、各ディッケルリング(31)からの支持板(3
2)の脱落がなく、また、スロット(14)に対するデ
ィッケル(3)の液密状態を何ら損なうことなく、ディ
ッケル(3)の破損や抜け落ちが防止される。
【0019】図8及び図9に示す様に、ピグ(8)は、
円柱状の本体(81)の両端に円筒状の被係止部(8
2)をそれぞれ同軸状にネジ止めして成り、本体(8
1)に一対のOリング(85)、(85)を嵌着させ、
本体(81)と各被係止部(82)との間に円盤状のス
クレーパー(86)をそれぞれ配置して成る。そして、
被係止部(82)の端面側には当該被係止部(82)の
内径よりも小径の被係止孔(84)が設けられている。
【0020】一対のOリング(85)、(85)は、デ
ィッケルシャフト(2)内部の塗料流路(21)の内壁
に液密状態で接触して当該流路を遮断すると共に、ピグ
(8)の移動時の姿勢を水平に維持する機能を有する。
一対のスクレーパー(86)、(86)は、例えばテフ
ロンシート等にて構成され、塗料流路(21)の内壁に
接触して当該内壁に付着した塗料を掻き取る機能を有す
る。すなわち、塗料流路(21)の内壁に接触した際の
スクレーパー(86)の撓み量は、本体(81)の両端
側の角部およびスクレーパー(86)と接触する側の各
被係止部(82)の角部に備えられた面取り形状によっ
て規制され、これにより、スクレーパー(86)の過度
の撓みが防止されて効果的な掻き取り機能が発揮され
る。被係止孔(84)は、後述のキャッチバー(6)の
先端部と係合してピグ(8)のロック/アンロック機能
を達成する。被係止部(82)の周囲には、複数の孔
(83)が形成されており、当該孔は、被係止部(8
2)内の洗浄液の通過を可能にして残留塗料の洗浄を促
進する機能を有する。
【0021】図4及び図5に示す様に、各ディッケルシ
ャフト(2)とその基端側に設けられた各ディッケルブ
ロック(4)とは、次の構造によって一体化されてい
る。すなわち、ディッケルシャフト(2)はディッケル
ブロック(4)の端面に嵌入され、その基端側の外周面
に設けられた係止用鍔は押さえプレート(24)によっ
て外周から係止される。そして、押さえプレート(2
4)は2分割構造に成されており、ディッケルシャフト
(2)の外周面に嵌合された後にディッケルブロック
(4)の端面にネジ止めされる。
【0022】ディッケルブロック(4)の内部には、デ
ィッケルシャフト(2)内部の塗料流路(21)と同軸
状で導通する塗料流路(41)が形成されており、そし
て、塗料流路(41)の基端側(ディッケルシャフト
(2)の反対側)は、塗料流路(21)に液密かつ移動
可能に配置されたピグ(8)の当該液密状態を解除し得
る程度に拡径されている。
【0023】ディッケルブロック(4)の塗料流路(4
1)には、キャッチバー(6)が挿通され、当該キャッ
チバー(6)の駆動によってピグ(8)が係止可能に成
されている。キャッチバー(6)の駆動機構は、ディッ
ケルブロック(4)の端部に配置され且つキャッチバー
(6)の基端側が挿通されたハウジング(62)、当該
ハウジング(62)の内壁とキャッチバー(6)に固定
されたドグ(61)との間に介装されてキャッチバー
(6)をディッケルシャフト(2)側に付勢するバネ
(63)、ハウジング(62)に固定されたシリンダー
装置(64)、当該シリンダー装置(64)のピストン
ロッドに取り付けられ且つハウジング(62)から突出
するキャッチバー(6)を回転するロータリーアクチュ
エータ(65)、ドグ(61)の位置を検出するセンサ
ー(66)、シリンダー装置(64)の押圧制御を解除
するための図示していないタイマー装置などから構成さ
れている。
【0024】塗料流路(41)の基端側には塗料供給路
(42)が設けられ、当該塗料供給路(42)には開閉
弁(52)を介して可撓性導管(51)が接続されてい
る。塗料流路(41)の拡径部先端側(ディッケルシャ
フト(2)側)には塗料排出路(43)が設けられ、当
該塗料排出路(43)には2個の開閉弁(54)及び
(55)を介して可撓性導管(53)が接続されてい
る。また、塗料流路(41)の基端側には、エアー供給
路(44)が設けられ、当該エアー供給路(44)には
分岐管(58)及び開閉弁(57)を介して可撓性導管
(56)が接続されている。なお、分岐管(58)の一
端側は盲キャップを備えて溶剤の注液口として利用され
る。
【0025】キャッチバー(6)は、ディッケルブロッ
ク(4)の塗料流路(41)の当該塗料流路の軸線に対
してずれた位置に配置され、しかも、図9に示す様に、
その先端には、円盤(60)がキャッチバー(6)の軸
線に対して偏心して設けられている。斯かる構成によ
り、円盤(60)の中心は、キャッチバー(6)の所定
の回転位置において塗料流路(41)の軸線と一致し、
当該所定位置に対して180°異なる位置において塗料
流路(41)の軸線から外れる。一方、ピグ(8)の端
面側に形成された被係止孔(84)の直径は、円盤(6
0)が通過可能な大きさで且つ被係止部(82)の内径
より小さく成されている。
【0026】本発明において、前記ダイ(1)の左右両
端部には、図10に示す様に、ディッケルシャフト
(2)の先端部をダイ(1)の内部に案内する挿入案内
具(9)が設けられている。挿入案内具(9)は、マニ
ホールド(13)及びスロット(14)にそれぞれ連続
する案内孔(91)および案内スロット(92)を有す
る。また、挿入案内具(9)は、案内孔(91)および
案内スロット(92)を横断する面にて上下の半体(9
3)、(94)に分割構成されている。そして、挿入案
内具(9)は、前記ディッケル(3)が固定されたディ
ッケルシャフト(2)の先端部を上下の半体(93)、
(94)間に挟持して摺動自在に保持する様に構成され
ている。
【0027】前記挿入案内具(9)の上側の半体(9
3)は、ディッケルシャフト(2)の先端部を目視によ
り確認できる様にするため、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ナイロン、アクリル等の各種の熱可塑性
樹脂から成る透明または半透明の透明性樹脂により構成
されている。そして、この半体(93)は、案内孔(9
1)及び案内スロット(92)を除けた部分が、例えば
一対の蝶ネジ(95)、(95)により、下側の半体
(94)に対して着脱自在に構成されている。また、ダ
イ(1)側の端部に形成されたフランジ部(96)がダ
イ(1)を構成する下側の金型(12)に例えば一対の
ボルト(97)、(97)を介して着脱自在に構成され
ている。なお、下側の半体(94)は、予め下側の金型
(12)に一体的に形成しておいてもよい。
【0028】上記の様に構成されたダイコータによる塗
工操作は次の様に行われる。なお、以下の塗工操作の説
明は、主として、図3〜図5及び図11に基づいて行
う。
【0029】<1.塗料(A)による塗工操作>図3に
示す様に、塗料(A)(図示せず)は、ディッケルブロ
ック(4b)及びディッケルシャフト(2b)の塗料流
路(21b)を通してマニホールド(13)に供給され
た後、スロット(14)にて薄膜状に成されて走行する
シート(図示せず)の表面に塗工される。なお、塗工幅
の調整は、マニホールド(13)内のディッケルシャフ
ト(2a)及び(2b)の移動により、左右のディッケ
ル(3a)及び(3b)間の距離を変更して行うことが
出来る。
【0030】上記の場合、ピグ(8)は、図4に示す様
に、キャッチバー(6a)により、ディッケルブロック
(4a)内において仮想線で示す位置にロックされてい
る。なお、ディッケルブロック(4b)側からの塗料の
供給による上記の塗工操作の間は、ディッケルブロック
(4a)側の塗料供給排出ラインは、後述する溶剤洗浄
操作に付されている。
【0031】<2.塗料(B)への色替え操作>先ず、
図3に示すディッケルシャフト(2a)及び(2b)の
突き合わせを行って左右の塗料流路(21a)及び(2
1b)を一体化する。各ディッケルシャフト(2a)及
び(2b)の移動は、図2に示す移動機構(7)によっ
て行われる。次いで、図4において、ロータリーアクチ
ュエーター(65a)を180°回転させてキヤッチバ
ー(6a)によるピグ(8)のロックを解除する。そし
て、ディッケルブロック(4a)側の洗浄操作に伴って
開放されている開閉弁(52a)、(54a)、(55
a)の内、開閉弁(55a)を閉とし、可撓性導管(5
1a)から塗料供給路(42a)を通して塗料流路(4
1a)内に塗料(B)(図示せず)を供給する。
【0032】上記の場合、ディッケルブロック(4a)
側の開状態にあった開閉弁(52b)は、塗料(A)の
供給を停止するため閉とされ、また、閉状態にあった開
閉弁(54b)及び(55b)は、塗料排出路(43
b)から塗料(A)を排出するため開とされる。なお、
エアー供給路(44)に設けられた開閉弁(57)は、
常時は閉とされており、その操作については後述する。
【0033】塗料(B)の供給により、塗料(B)は、
塗料流路(21a)から(21b)に流入する。それに
伴い、ピグ(8)は、塗料(B)の液圧により、ディッ
ケルブロック(4a)から塗料流路(21a)及び(2
1b)を通してディッケルブロック(4b)に移動する
(図5参照)。また、塗料(A)は、ピグ(8)によ
り、ディッケルブロック(4b)の塗料排出路(43
b)から排出される。ピグ(8)の移動の際、当該ピグ
(8)に装着された一対のスクレーパ(86)、(8
6)は、塗料流路(21a)及び(21b)の内壁に接
触して当該内壁に付着した塗料(A)を掻き取る機能を
発揮する。
【0034】また、ディッケルブロック(4b)におい
て、移動したピグ(8)のキャッチバー(6b)による
前述のロック機能は次の様に達成される。先ず、シリン
ダー装置(64b)を後退させ、キャッチバー(6b)
の突出状態を一定時間保持する。斯かる時間は、タイマ
ー(図示せず)により、例えば、ピグ(8)の移動開始
から20秒間に設定される。これにより、ピグ(8)の
移動過程における塗料(A)の液圧による、センサー
(66)の誤動作が防止される。この際、キャッチバー
(6b)は、ピグ(8)が到達する前まではアンロック
位置の状態(円盤(60)の中心が塗料流路(41)の
軸線と一致した状態)に保持されている。
【0035】次いで、上記の一定時間経過後、シリンダ
ー装置(64b)の操作圧(例えば空気圧)を開放す
る。その際、バネ(63b)により、キャッチバー(6
b)の突出状態は、塗料(A)の残圧による影響を受け
ることなく維持される。そして、キャッチバー(6b)
はピグ(8)による押圧によって後退し、その移動は、
ドグ(61b)に設けられたマークをセンサー(66
b)が感知することにより検出される。
【0036】上記の検出信号により、ロータリーアクチ
ュエーター(65b)が駆動してキャッチバー(6b)
をロック位置の状態に回転させる(図9参照)。その結
果、ピグ(8)は図5に示すロック状態となる。なお、
塗料(B)によってピグ(8)を移動させる際、塗料供
給ポンプ(図示せず)の回転数を塗工操作におけるそれ
よりも上昇させ、ピグ(8)の移動を速やかに行うのが
好ましい。斯かる塗料供給ポンプの回転数制御により、
色替え操作の時間を短縮して塗工の生産性が高められ
る。
【0037】<3.洗浄操作> (i)図11(a)に示す突き合わせ状態のディッケル
シャフト(2a)及び(2b)を離間させてそれらの先
端を予め設定した各基準位置(D)及び(E)を越える
所定位置(F)及び(G)まで移動させる(図11
(b))。斯かる離間操作によってディッケルシャフト
(2a)及び(2b)の離間部分に塗料(B)が呼び込
まれる。
【0038】上記の各基準位置(D)及び(E)は、マ
ニホールド(13)内の任意の位置に設定することが出
来るが、基準位置(D)及び(E)の間の距離がディッ
ケルシャフト(2a)及び(2b)の突き合わせ状態に
おける各グランドパッキング(23a)及び(23b)
間の距離よりも大きな距離となる様に設定される。一
方、上記の所定位置(F)及び(G)は、ディッケルシ
ャフト(2)先端からグランドパッキング(23)迄の
距離だけ基準位置(D)及び(E)からディッケルブロ
ック側に離れた位置とされる。
【0039】(ii)ディッケルシャフト(2a)を基準
位置(D)まで移動させると共にディッケルシャフト
(2b)を基準位置(D)まで移動させて両者の先端を
接近させる(図11(c))。この接近操作により、デ
ィッケルシャフト(2a)及び(2b)の離間部分に呼
び込まれた塗料(B)が急激に圧縮される。
【0040】(iii )ディッケルシャフト(2a)及び
(2b)を離間させてそれらの先端を所定位置(F)及
び(G)まで移動させ、再び塗料(B)を離間部分に呼
び込む(図11(d))。
【0041】(iv)ディッケルシャフト(2a)を基準
位置(E)まで移動させると共にディッケルシャフト
(2b)を基準位置(E)まで移動させて両者の先端を
接近させる(図11(e))。
【0042】上記の接近離間操作を利用した洗浄におい
ては、各ディッケルシャフト(2)の各グランドパッキ
ング(23)よりも先端側の閉塞部分に残留している塗
料(A)が圧縮された塗料(B)によって強制的に除去
されてマニホールド(13)を通してスロット(14)
から排出される。そして、上記の(i)〜(iv)の操作
を適当回数繰り返すことにより、一層良好な洗浄を行う
ことが出来る。また、斯かる洗浄の際、塗料供給ポンプ
の回転数を塗工操作におけるそれよりも低下させるのが
好ましい。斯かる塗料供給ポンプの回転数制御により、
スロット(14)から排出される洗浄用塗料(B)の無
駄な損失を防止することが出来る。
【0043】本発明は、上記の洗浄操作に当たり、圧縮
された塗料(B)による高圧状態に対処するため、ピグ
(8)が存在しない側のディッケルブロック(4a)の
塗料排出路(43a)に設けられた開閉弁(54a)を
開状態、開閉弁(55a)を閉状態として行う。
【0044】<4.塗工操作の準備(エアー抜き)操作
>洗浄の際のディッケルシャフト(2)の離間操作によ
り、スロット(14)からマニホールド(13)及び塗
料流路(21)に浸入したエアーは、次の様にしてダイ
(1)の系外に除去される。すなわち、ピグ(8)のロ
ック状態の位置から、ピグ(8)の一対の環状シール部
材(83)、(83)が共に塗料流路(41b)の拡径
部に位置する迄キャッチバー(6b)を更に後退させ
る。斯かるキャッチバー(6b)の後退は、シリンダー
装置(64b)の前進動作によって行われる。
【0045】その結果、前記のエアーは、供給されつつ
ある塗料(B)により、塗料流路(21b)及び(41
b)を通し塗料排出路(43b)から排出される。次い
で、シリンダー装置(64b)の後退動作により、ピグ
(8)は、一対のOリング(85)、(85)が共に塗
料流路(41b)の拡径部先端側の小径部分(ピグ
(8)の最初のロック状態の位置)に位置するまで移動
させられる。上記のエアー抜きにより、塗料(B)の塗
工時の塗工ムラが防止される。
【0046】<5.塗料(B)による塗工操作>図3に
示す様に、塗料(B)は、ディッケルシャフト(2a)
の塗料流路(21a)を通してマニホールド(13)に
供給された後スロット(14)にて薄膜状に成されて走
行するシートの表面に塗工される。この際、塗工幅の調
整は、塗料(A)による前述の塗工操作の場合と同様に
行われる。上記の塗工操作の間、ピグ(8)は、図5に
示す様に、ディッケルブロック(4b)内においてキャ
ッチバー(6b)によってロックされている。
【0047】<6.溶剤洗浄>ディッケルブロック(4
b)側の溶剤洗浄は、可撓性導管(51b)に接続され
ていた塗料容器を溶剤容器に取り替えて行われる。すな
わち、塗料供給路(42b)の開閉弁(52b)を開と
し、塗料供給路(42b)及び塗料排出路(43b)を
含む循環ラインに溶剤を供給して塗料(A)の溶剤洗浄
を行う。なお、斯かる溶剤洗浄は、3色以上の色替えを
行う塗工操作において必要とされる。
【0048】<7.その他の操作>例えば、ダイコータ
を長期に渡って使用しない場合などにおいては、ダイ
(1)内の塗料を排出させる必要がある。この様にダイ
(1)内に塗料が存在しない場合にピグ(8)を移動さ
せる際は、塗料の代わりに、エアー供給路(44)から
供給される圧縮空気を利用する。また、この際、分岐管
(58)の一端側から溶剤を注液してピグ(8)を濡ら
すことにより、その移動を円滑に行うことが出来る。
【0049】上記の溶剤によるピグ(8)濡らしは、前
述のエアー抜き操作と同様に、ピグ(8)の一対の環状
シール部材(83)、(83)が共に塗料流路(41)
の拡径部に位置する迄キャッチバー(6)を後退させて
行われる。なお、上記以外の再スタートにおけるピグ
(8)濡らしは、塗料によって行うことが出来る。塗料
によるピグ(8)濡らしは、前述の循環ラインに塗料を
供給しつつ、上記と同様なキャッチバー(6)の後退操
作によって行われる。
【0050】本実施形態において、ディッケルシャフト
(2)の交換作業に際し、ダイ(1)の内部にディッケ
ルシャフト(2)の先端部を挿入する場合には、挿入案
内具(9)を使用する。その準備として、まず、ダイ
(1)を構成する下側の金型(12)に対し、挿入案内
具(9)の下側の半体(94)を一対のボルト(9
7)、(97)により固定する。そして、ディッケル
(3)が固定されたディッケルシャフト(2)の先端部
を下側の半体(94)と上側の半体(93)との間に設
置し、その状態で一対の蝶ネジ(95)、(95)によ
り上下の半体(93)、(94)を連結し、半体(9
3)、(94)間にディッケルシャフト(2)の先端部
を挟持して摺動自在に保持する(図12参照)。その
際、ディッケルシャフト(2)の先端部に対するディッ
ケル(3)の固定状態、すなわち、各支持板(32)、
(32)によるディッケル(3)の挟持状態を透明な上
側の半体(93)を通して目視により確認する。そし
て、必要な場合には、各支持板(32)、(32)によ
るディッケル(3)の挟持状態をナット(35)の回転
により調節する。
【0051】以上の準備の後、ディッケルシャフト
(2)をダイ(1)側へ押動する。これにより、ディッ
ケルシャフト(2)の先端部は、挿入案内具(9)の案
内孔(91)から、これに連続するダイ(1)のマニホ
ールド(13)内へと円滑に摺動して挿入され、同時に
ディッケル(3)は、挿入案内具(9)の案内スロット
(92)から、これに連続するダイ(1)のスロット
(14)内へと円滑に摺動して挿入される。
【0052】なお、前記実施形態は、塗料を変更して色
替えを行う場合の洗浄操作を対象としているが、左右の
ディッケルシャフトの往復移動操作により両先端を接近
離間させて行う洗浄操作は、溶剤洗浄の場合にも適用さ
れ、本発明は、斯かる溶剤洗浄の際の圧縮された溶剤に
よる高圧状態に対処する場合にも有効に適用される。
【0053】また、実施形態のダイコータにより塗工さ
れるシートとしては、例えば、アルミニウム、ステンレ
ス、鋼、メッキ鋼などの金属ウエブが挙げられ、その厚
さは、通常0.05〜1mm程度である。一方、塗料と
しては、例えば、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂などを
成分とするクリヤー塗料、アルミニウム粉や黄銅粉など
をメタリック顔料とし、アクリル樹脂やアルキッド樹脂
などをビヒクル樹脂成分とするメタリック塗料などが挙
げられる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ダイの内
部にディッケルシャフトの先端部を挿入する場合、ディ
ッケルシャフトの先端部を挿入案内具の上下の半体間に
挟持して摺動自在に保持し、この状態でダイ側へ押動す
る。これにより、ディッケルシャフトの先端部は、挿入
案内具の案内孔からダイのマニホールド内へと円滑に摺
動して挿入され、同時にディッケルシャフトの先端部に
固定されたディッケルは、挿入案内具の案内スロットか
らダイのスロット内へと円滑に摺動して挿入される。従
って、ダイ内にディッケルシャフトの先端部を挿入する
際、その挿入作業を容易かつ円滑に確実に行うことが出
来る。
【0055】また、請求項2記載の発明においては、挿
入案内具の少なくとも一方の半体が透明性材料にて構成
されているため、ディッケルシャフトの先端部を挿入案
内具の上下の半体間に挟持して摺動自在に保持する際、
ディッケルシャフトの先端部に対するディッケルの固定
状態を目視にて確認することが出来、その固定状態を必
要に応じて調節することが出来る。
【0056】更に、請求項3記載の発明においては、挿
入案内具がダイに対して着脱自在に設けられているた
め、ダイの大幅な改造を要することなく、ディッケルシ
ャフトの先端部をダイ内に容易かつ円滑に確実に挿入す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイコータのダイ及
びディッケルシャフトの一部を示す斜視図である。
【図2】同ダイコータにおけるディッケルシャフトの移
動機構を示す正面図である。
【図3】同ダイコータにおけるディッケルシャフト先端
部付近の横断面図である。
【図4】同ダイコータにける左側ディッケルシャフトの
基部付近の横断面図である。
【図5】同ダイコータにける右側ディッケルシャフトの
基部付近の横断面図である。
【図6】同ダイコータにおけるディッケルの構成要素を
示す分解斜視図である。
【図7】同ダイコータにおけるディッケルの組立構造を
示す平面図である。
【図8】同ダイコータにおける流路遮断用のピグの外観
を示す斜視図である。
【図9】同ピグの構造を一部断面として示す側面図であ
る。
【図10】同ダイコータにおける挿入案内具の外観を示
す斜視図である。
【図11】同ダイコータのダイ内の洗浄における各ディ
ッケルシャフトの先端の接近離間パターンの説明図であ
る。
【図12】同ダイコータにおける挿入案内具の使用例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1:ダイ 11:上金型 12:下金型 13:マニホールド 14:スロット 15:ダイベッド 2:ディッケルシャフト 21:塗料流路 22:拡径先端部 23:グランドパッキング 24:押さえプレート 3:ディッケル 31:ディッケルリング 32:支持板 33:ワッシャー 34:押さえパイプ 35:ナット 36:保護リング 4:ディッケルブロック 41:塗料流路 42:塗料供給路 43:塗料排出路 44:エアー供給路 51:可撓性導管 52:開閉弁 53:可撓性導管 54:開閉弁 55:開閉弁 56:可撓性導管 57:開閉弁 58:分岐管 6:キャッチバー 60:円盤 61:ドグ 62:ハウジング 63:バネ 64:シリンダー装置 65:ロータリーアクチュエータ 66:センサー 7:移動機構 71:ボールネジ 72:移動ベース 73:モーター 8:流路遮断用のピグ 81:本体 82:被係止部 83:複数の孔 84:被係止孔 85:Oリング 86:スクレーパー 9:挿入案内具 91:案内孔 92:案内スロット 93:上側の半体 94:下側の半体 95:蝶ネジ 96:フランジ部 97:ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って内部にマニホールドが
    形成され且つ前縁に前記マニホールドに連続する塗料吐
    出用のスロットが形成されたダイと、前記マニホールド
    の左右の開口から液密に挿入される一対のディッケルシ
    ャフトと、前記各ディッケルシャフトの先端部に固定さ
    れ且つ前記スロットに液密に介装される薄板状のディッ
    ケルとを備え、前記各ディッケルシャフトの前進後退に
    より前記各ディッケル間の距離を変更して塗工幅の調整
    を行うことを可能にしたダイコータにおいて、前記ダイ
    の左右両端部には、ディッケルシャフトの先端部をダイ
    の内部に案内する挿入案内具が設けられ、当該挿入案内
    具は、前記マニホールド及びスロットにそれぞれ連続す
    る案内孔および案内スロットを有し、かつ、当該案内孔
    および案内スロットを横断する面にて上下の半体に分割
    構成され、前記ディッケルが固定されたディッケルシャ
    フトの先端部を上下の半体間に挟持して摺動自在に保持
    する構成とされていることを特徴とするダイコータ。
  2. 【請求項2】 挿入案内具の少なくとも一方の半体は、
    透明性材料にて構成されている請求項1記載のダイコー
    タ。
  3. 【請求項3】 挿入案内具がダイに対して着脱自在に設
    けられている請求項1又は2記載のダイコータ。
JP18405696A 1996-06-25 1996-06-25 ダイコータ Withdrawn JPH105662A (ja)

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