JPH1056380A - Yig同調発振器を用いたシグナルジェネレータ - Google Patents

Yig同調発振器を用いたシグナルジェネレータ

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Publication number
JPH1056380A
JPH1056380A JP8212529A JP21252996A JPH1056380A JP H1056380 A JPH1056380 A JP H1056380A JP 8212529 A JP8212529 A JP 8212529A JP 21252996 A JP21252996 A JP 21252996A JP H1056380 A JPH1056380 A JP H1056380A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
circuit board
differential amplifier
yig
output
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Withdrawn
Application number
JP8212529A
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Inventor
Hiroshi Komiya
浩 小宮
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Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Filing date
Publication date
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送波対雑音比が劣化することなく、外来ノ
イズによるスプリアスノイズの発生が抑えられたYIG
同調発振器を用いたシグナルジェネレータを実現するこ
と。 【解決手段】 YIG同調発振器出力を帰還するPLL
回路により構成され、前記PLL回路を構成する各部が
複数の回路基板に分けられて搭載されているYIG同調
発振器を用いたシグナルジェネレータであって、各回路
基板の、他の回路基板の出力を受ける入力段が差動増幅
回路により構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、YIG同調発振器
(以下、YTO:YIG Tuning Oscillatorと称する)を
用いたシグナルジェネレータに関し、特に、外来ノイズ
による悪影響が低減されたシグナルジェネレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4はYTOを用いたシグナルジェネレ
ータの従来例の構成を示すブロック図である。図4に示
す従来例では、1/N分周器101、位相検出器10
2、ループフィルタ103、ローパスフィルタ104、
電圧/電流変換器105およびYIG同調発振器106
によるPLL回路が構成されている。YIG同調発振器
106の出力は1/N分周器101に帰還されている。
1/N分周器101にて分周されたYIG同調発振器1
06は位相検出器102において規準信号refと比較
され、その比較結果に応じた電圧が帰還ループの応答特
性を決定するループフィルタ103およびローパスフィ
ルタ104を介して電圧/電流変換器105へ出力され
る。YIG同調発振器106は電圧/電流変換器105
の出力電流に応じてその発振周波数が決定されるもの
で、上記のような帰還系によりYIG同調発振器106
の発振周波数は位相検出器102における比較結果に応
じて変更され、規準信号refの逓倍周波数に合わせ込
まれる。
【0003】YIG同調発振器106は、YIG単結晶
の小球試料等を適当に外部線路(本従来例の場合には電
圧/電流変換器105の出力線路となる)に結合させる
等によって強磁性共鳴現象を用いることにより周波数可
変共振器として動作させるもので、共振周波数が外部磁
界Heにより直線的に変化し、Qが数千程度と高い等の
特徴を備える極めて高感度な発振器である。
【0004】YIG同調発振器106およびこれに付随
する回路は、他の電子部品と同一のプリント回路基板上
に配置されることはなく、図4に示した例でいうと、1
/N分周器101、位相検出器102およびループフィ
ルタ103は第1の回路基板107に搭載され、ローパ
スフィルタ104および電圧/電流変換器105は第2
の回路基板108に搭載され、さらにYIG同調発振器
106はこれらの各回路基板と独立に設けられている。
このように回路基板を分離する理由の1つには、YIG
同調発振器106が上述したように他の一般的な電子部
品と異なる形状であり、回路基板上での配置が困難とな
る場合があることが挙げられる。また、高感度であるこ
とから、同一回路基板に搭載される電子部品が発生する
輻射ノイズの影響を受けなくすることも挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した各回路基板は
外来ノイズを防ぐためにシールド線によって結ぶ等の工
夫がなされるが、YTOが高感度であるが故にシールド
線に重畳される外来の低周波ノイズ、例えば、CRTを
備えた機器である場合にはCRTの垂直同期信号の周波
数である≒16KHzによって変調を受けてしまい、こ
のような信号により発振周波数が決定されるYIG同調
発振器106の発振出力は、図3に示すように周辺にス
プリアスノイズを伴うものとなってしまう。
【0006】ローパスフィルタ104は上記のようなス
プリアスノイズを抑制するために設けられているが、ス
プリアスノイズが強い場合にはローパスフィルタ104
のカットオフ周波数を下げることで対処される。この結
果、ループフィルタ103の特性にも干渉してしまい、
搬送波対雑音比が悪くなるという問題点がある。
【0007】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、搬送波対雑音
比が劣化することなく、外来ノイズによるスプリアスノ
イズの発生が抑えられたYIG同調発振器を用いたシグ
ナルジェネレータを実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のYIG同調発振
器を用いたシグナルジェネレータは、YIG同調発振器
出力を帰還するPLL回路により構成され、前記PLL
回路を構成する各部が複数の回路基板に分けられて搭載
されているYIG同調発振器を用いたシグナルジェネレ
ータであって、各回路基板の、他の回路基板の出力を受
ける入力段が差動増幅回路により構成されていることを
特徴とする。
【0009】また、YIG同調発振器出力を帰還するP
LL回路により構成され、前記PLL回路を構成する各
部が第1の回路基板およびの第2の回路基板に分けられ
て搭載されているYIG同調発振器を用いたシグナルジ
ェネレータであって、前記第1の回路基板の出力段がル
ープフィルタ出力であり、該ループフィルタ出力を受け
付ける前記第2の回路基板の入力段が差動増幅回路によ
り構成されていることを特徴とする。
【0010】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、各回路基板の入力段に差動増幅回路が設けら
れており、差動増幅回路通過後は外来ノイズによる同相
成分が除去された増幅となるので、スプリアスノイズが
発生しないものとなっている。
【0011】このようにPLL回路のフェーズロックル
ープ内に差動増幅回路を設けたことから、ローパスフィ
ルタを用いることなくスプリアスノイズを抑制すること
ができる。この結果、ループフィルタが干渉を受けるこ
とはなく、その特性は希望とする帰還ループの応答特性
が得られるものに保つことができるため、搬送波対雑音
比が劣化することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について説
明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例は、図4に示した従来例におけ
るローパスフィルタ104の代りに差動増幅回路4を設
けたものであり、1/N分周器1、位相検出器2、ルー
プフィルタ3、差動増幅回路4、電圧/電流変換器5お
よびYIG同調発振器6によるPLL回路が構成されて
いる。YIG同調発振器6の出力は1/N分周器1に帰
還されている。1/N分周器1にて分周されたYIG同
調発振器6は位相検出器2において規準信号refと比
較され、その比較結果に応じた電圧が帰還ループの応答
特性を決定するループフィルタ3および差動増幅回路4
を介して電圧/電流変換器5へ出力される。YIG同調
発振器6は電圧/電流変換器5の出力電流に応じてその
発振周波数が決定されるもので、上記のような帰還系に
よりYIG同調発振器6の発振周波数は位相検出器2に
おける比較結果に応じて変更され、規準信号refの逓
倍周波数に合わせ込まれる。
【0014】本実施例においても、図4に示した従来例
と同じ理由から上記のPLL回路を構成する各部は複数
の回路基板に分けられて搭載されており、1/N分周器
1、位相検出器2およびループフィルタ3は第1の回路
基板7に搭載され、差動増幅回路4および電圧/電流変
換器5は第2の回路基板8に搭載され、さらにYIG同
調発振器6はこれらの各回路基板と独立に設けられてい
る。
【0015】図2は差動増幅回路4の構成を示す回路ブ
ロック図である。ループフィルタ3の出力はシールドケ
ーブル21を介して差動増幅回路4を構成するオペアン
プ22へ入力される。オペアンプ22の正入力端子およ
び負入力端子にはシールドケーブル21の中心導体およ
び外被のそれぞれが接続され、外来ノイズによる同相成
分が除去された増幅が行われるため、スプリアスノイズ
が発生しないものとなっている。
【0016】上述したように本実施例においてはPLL
回路のフェーズロックループ内に差動増幅回路を設けた
ことから、ローパスフィルタを用いることなくスプリア
スノイズを抑制することができるものとなっている。こ
の結果、ループフィルタが干渉を受けることはなく、そ
の特性は希望とする帰還ループの応答特性が得られるも
のに保つことができるため、搬送波対雑音比が劣化する
ことがない。
【0017】なお、上述した実施例では、PLL回路を
2つの回路基板に分けて搭載するものとして説明した
が、各部の出力周波数に応じてさらに多くの回路基板に
分けて搭載し、各回路基板の入力段に差動増幅回路を設
けて外来ノイズの影響を抑える構成としてもよい。本実
施例のように出力に直接作用するループフィルタ出力を
受ける部分に差動増幅回路を設けることが最も効果的で
あるが、各回路基板の入力段に差動増幅回路を設けるこ
とによって上記作用を更に向上したものとすることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、PLL回
路のフェーズロックループ内に差動増幅回路を設けたこ
とによりスプリアスノイズを抑制することができるもの
となっている。また、ローパスフィルタを使用していな
いため、ループフィルタが干渉を受けることはなく、搬
送波対雑音比が劣化することがない。
【0019】上記のように、搬送波対雑音比が劣化する
ことなく、外来ノイズによるスプリアスノイズの発生が
抑えられたYIG同調発振器を用いたシグナルジェネレ
ータとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の差動増幅回路4の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図3】ループフィルタへの干渉により発生するスプリ
アスノイズを示す図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 1/N分周器 2 位相検出器 3 ループフィルタ 4 差動増幅回路 5 電圧/電流変換器 6 YIG同調発振器 21 シールドケーブル 22 オペアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 YIG同調発振器出力を帰還するPLL
    回路により構成され、前記PLL回路を構成する各部が
    複数の回路基板に分けられて搭載されているYIG同調
    発振器を用いたシグナルジェネレータであって、 各回路基板の、他の回路基板の出力を受ける入力段が差
    動増幅回路により構成されていることを特徴とするYI
    G同調発振器を用いたシグナルジェネレータ。
  2. 【請求項2】 YIG同調発振器出力を帰還するPLL
    回路により構成され、前記PLL回路を構成する各部が
    第1の回路基板およびの第2の回路基板に分けられて搭
    載されているYIG同調発振器を用いたシグナルジェネ
    レータであって、 前記第1の回路基板の出力段がループフィルタ出力であ
    り、該ループフィルタ出力を受け付ける前記第2の回路
    基板の入力段が差動増幅回路により構成されていること
    を特徴とするYIG同調発振器を用いたシグナルジェネ
    レータ。
JP8212529A 1996-08-12 1996-08-12 Yig同調発振器を用いたシグナルジェネレータ Withdrawn JPH1056380A (ja)

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JPH1056380A true JPH1056380A (ja) 1998-02-24

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ID=16624190

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JP8212529A Withdrawn JPH1056380A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 Yig同調発振器を用いたシグナルジェネレータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156864A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Anritsu Corp 磁気同調デバイス駆動回路及びそれを備えた測定装置並びに磁気同調デバイス駆動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156864A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Anritsu Corp 磁気同調デバイス駆動回路及びそれを備えた測定装置並びに磁気同調デバイス駆動方法

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Effective date: 20031104