JPH09162731A - ノイズ低減回路 - Google Patents

ノイズ低減回路

Info

Publication number
JPH09162731A
JPH09162731A JP7346441A JP34644195A JPH09162731A JP H09162731 A JPH09162731 A JP H09162731A JP 7346441 A JP7346441 A JP 7346441A JP 34644195 A JP34644195 A JP 34644195A JP H09162731 A JPH09162731 A JP H09162731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
reference signal
signal
low
oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7346441A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Koizumi
学 小泉
Hideto Okita
英登 大北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP7346441A priority Critical patent/JPH09162731A/ja
Publication of JPH09162731A publication Critical patent/JPH09162731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準信号発振器及びPLLシンセサイザを具
備した発振回路に用いるロジック回路とロ−パスフィル
タを使用した安価なノイズ低減回路を提供すること。 【解決手段】 基準信号発振器1及びPLLシンセサイ
ザ2を具備し、基準信号発振器1とPLLシンセサイザ
2が伝送線で接続されて構成される発振回路に用いるノ
イズ低減回路であって、伝送線10の両端に低出力イン
ピ−ダンスのロジック回路3及びロジック回路4を設
け、更に、PLLシンセサイザ2の入力側にロ−パスフ
ィルタ5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基準信号発振器とP
LLシンセサイザを具備する発振回路に用いるノイズ低
減回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のPLLシンセサイザによる
発振回路の構成を示すブロック図である。図示するよう
に、従来のPLLシンセサイザ2による発振回路は基準
信号発振器1及びPLLシンセサイザ2を具備し、PL
Lシンセサイザ2は位相検出器2−1、ル−プフィルタ
(低域通過フィルタ)2−2、電圧制御発振器(VC
O)2−3、可変分周器2−4等から構成される。
【0003】基準信号発振器1は通常、温度補償型の水
晶発振器(TCXO)が用いられ、伝送線10を介して
一台または複数台のPLLシンセサイザ2に基準信号を
供給している。また、伝送線10の途中に増幅器または
バッファを設ける場合もある。
【0004】上記構成のPLLシンセサイザ2におい
て、位相検出器2−1は基準信号発振器1の出力信号の
周波数並びに位相と、電圧制御発振器2−3の出力から
可変分周器2−4を介して入力される信号の周波数並び
に位相とを比較し誤差信号を増幅して出力し、ル−プフ
ィルタ(低域通過フィルタ)2−2を介して電圧制御発
振器2−3へフィ−ドバックする。電圧制御発振器2−
3は入力電圧に比例した周波数を出力する。これら位相
検出器2−1〜可変分周器2−4のフィードバックルー
プは誤差信号(周波数及び位相誤差)を減少するよう作
用し、従って、可変分周器2−4を設定することにより
所定の周波数の出力信号を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基準信
号発振器1の出力インピ−ダンスは一般に高く、基準信
号発振器1と位相検出器2−1の間に電源ノイズ、その
他の誘導ノイズ等の外来ノイズによる影響を受け易い。
特に、複数台のPLLシンセサイザ2に基準信号を供給
する場合は伝送線10は距離的にも長くなりノイズの影
響を受け易い。また、基準信号発振器1と位相検出器2
−1の間に増幅器を用いる場合もあるが、基準信号発振
器1の出力へノイズが混入すると増幅器により必要な基
準信号と共にノイズも増幅されるためC/N(信号/ノ
イズ)の改善にはならない。これらノイズの影響により
PLLシンセサイザ2の出力が不安定となるという問題
があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ロジック回路とロ−パスフィルタを使用した基準信
号発振器及びPLLシンセサイザを具備する発振回路装
置に用いるノイズ低減回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1に示すような基準信号発振器1及びPL
Lシンセサイザ2を具備し、基準信号発振器1とPLL
シンセサイザ2が伝送線10で接続されて構成される発
振回路に用いるノイズ低減回路であって、伝送線10の
両端に低出力インピ−ダンスのロジック回路3及びロジ
ック回路4を設け、更に、PLLシンセサイザ2の入力
側にロ−パスフィルタ5を設けたことを特徴とする。
【0008】上記のように伝送線10の両端に低出力イ
ンピ−ダンスのロジック回路3、4を設けたことによ
り、伝送線10はノイズの影響を受けにくく信号線を引
き延ばすことができる。また、基準信号はデジタル信号
に変換されて供給されるので伝送線10でノイズが混入
するようなことがあっても、原信号(基準信号)の再生
が可能でありC/N(信号/ノイズ)が改善される。更
に、ロ−パスフィルタ(低域通過フィルタ)5を設け、
カットオフ周波数を適切に設定することにより、前記デ
ジタル信号の高域成分を抑圧し、位相検出器2−1に最
適なレベルで基準信号を供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明のノイズ低減回
路を用いた発振回路の構成を示す図である。図示するよ
うに、本発明のノイズ低減回路は基準信号発振器1の出
力信号を出力インピ−ダンスの低いロジック回路3を介
して伝送線10へ出力し、PLLシンセサイザ2の入力
側では同じロジック回路4及び、ロ−パスフルタ5を通
して入力するものである。基準信号発振器1及びPLL
シンセサイザ2に関しては従来例で説明したので、ここ
ではその説明は省略する。
【0010】ロジック回路3(及びロジック回路4)は
抵抗器3−1、抵抗器3−2、ロジック素子(インバ−
タ)3−3、コンデンサ3−4で構成され、基準信号発
振器1の正弦波の出力信号を矩形波形に変換する。ま
た、ロ−パスフィルタ5は抵抗器(またはリアクタ)5
−1、コンデンサ5−2で構成され、カットオフ周波数
を適切に設定することができる。
【0011】図2は図1の各部の信号波形を示す図であ
る。図示するように、基準信号発振器1から正弦波或い
は、クリプトサイン波で供給された基準信号(アナログ
信号)S1はロジック回路3によりH/L(ハイレベル
/ロ−レベル)のデジタル信号に変換される。一般的に
1Vp−p前後で出力される基準信号レベルは0−5V
(又は0−3V)のデジタル信号に増幅変換される。
【0012】信号S2は伝送線10を通り出力端で同じ
ロジック回路4を介し信号S3に変換され、ロ−パスフ
ィルタ5で無用の高調波成分が除かれ正弦波(信号S
4)に変換されてPLLシンセサイザ2へ入力される。
ロ−パスフィルタ5は図3に示す特性を有し、図示する
ようにカットオフ周波数を適切に設定することにより、
ノイズの無い正弦波の基準信号をE1レベルからE2レ
ベルに調整し最適なレベルでPLLシンセサイザ2の位
相検出器2−1に供給することができる。なお、低周波
信号が問題となる場合、ローパスフィルタ5はバンドパ
スフィルタに置き換えることによって、高周波と共に低
周波成分をも除去可能である。
【0013】以上説明したように、基準信号発振器1の
出力インピ−ダンスは数Kオ−ムと一般に高いため、シ
ステム内のデジタル信号や外来ノイズによる影響を受け
易いが、ロジック回路3及び、ロジック回路4の出力イ
ンピ−ダンスは数十オ−ムと低いため、伝送線10を引
き延ばしてもノイズの影響を受けにくく、PLLシンセ
サイザ2から安定した周波数を得ることができる。ま
た、デジタル信号S2、S3のH/Lレベルの判定基準
はスレッシュレベルのみで判定するので容易にダイナミ
ックレンジを広げることができる。
【0014】ロジック回路3、4は例えばインバ−タや
NAND回路で構成可能なため、汎用品を用いることが
可能であり安価に実現できる。また、2回路で構成でき
るため1チップのICを用いることで実装面積を小さ
く、更に、後段のロジック回路4は、伝送線10でノイ
ズを受ける影響の程度により省略可能なため、回路を簡
略化できる。ロ−パスフィルタ5は、例えば抵抗器5−
1とコンデンサ5−2で構成可能なため、安価に実現で
き実装面積も小さくできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が期待される。 (1)伝送線の両端に低出力インピ−ダンスのロジック
回路を設けたことにより、伝送線はノイズの影響を受け
にくく信号線を引き延ばすことができる。
【0016】(2)また、基準信号はデジタル信号に変
換されて供給されるので伝送線でノイズが混入するよう
なことがあっても、原信号(基準信号)の再生が可能で
ありC/N(信号/ノイズ)が改善される。
【0017】(3)更に、ロ−パスフィルタ(低域通過
フィルタ)を設けたことにより、カットオフ周波数を適
切に設定し前記デジタル信号の高域成分を抑圧し、位相
検出器に最適なレベルの基準信号を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノイズ低減回路を用いた発振回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の信号波形を示す図である。
【図3】ロ−パスフィルタの特性と各周波数の出力信号
を示す図である。
【図4】従来のPLLシンセサイザを用いる発振回路の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基準信号発振器 2 PLLシンセサイザ 2−1 位相検出器 2−2 ル−プフィルタ 2−3 電圧制御発振器 2−4 可変分周器 3 ロジック回路 3−1 抵抗器 3−2 抵抗器 3−3 ロジック素子 3−4 コンデンサ 4 ロジック回路 5 ロ−パスフィルタ 5−1 抵抗器(または、リアクタ) 5−2 コンデンサ 10 伝送線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号発振器及びPLLシンセサイザ
    を具備し、前記基準信号発振器と前記PLLシンセサイ
    ザが伝送線で接続されて構成される発振回路に用いるノ
    イズ低減回路であって、 前記伝送線の両端に低出力インピ−ダンスのロジック回
    路を設け、更に、前記PLLシンセサイザの入力側にロ
    −パスフィルタもしくはバンドパスフィルタを設けたこ
    とを特徴とするノイズ低減回路。
JP7346441A 1995-12-12 1995-12-12 ノイズ低減回路 Pending JPH09162731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346441A JPH09162731A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ノイズ低減回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346441A JPH09162731A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ノイズ低減回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09162731A true JPH09162731A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18383453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7346441A Pending JPH09162731A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ノイズ低減回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09162731A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005107056A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Xo-buffer robust to interference

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005107056A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Xo-buffer robust to interference
US7102447B2 (en) 2004-05-04 2006-09-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) XO-buffer robust to interference
JP2007536840A (ja) * 2004-05-04 2007-12-13 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 干渉に堅固な水晶発振器用バッファ
JP4685862B2 (ja) * 2004-05-04 2011-05-18 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 干渉に堅固な水晶発振器用バッファ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5825252A (en) Synthesized oscillation circuit
DE60336832D1 (de) Voreinstellschaltung für einen spannungsgesteuerten oszillator
CA1289633C (en) Pll frequency synthesizer
JP3110448B2 (ja) オーバートーン水晶発振器
JPH09162731A (ja) ノイズ低減回路
US5406631A (en) Stereo signal demodulator circuit and stereo signal demodulator using the same
JPS60199260A (ja) Pll変調回路
JP2897661B2 (ja) 電圧制御型saw発振器
US4184120A (en) Mixing circuit
JP3712141B2 (ja) 位相同期ループ装置
JPS5938761Y2 (ja) Pll回路のロ−パスフィルタ
JP2732571B2 (ja) チューナ用pll回路
JP3216610B2 (ja) プログラマブル水晶発振器
US4302732A (en) Harmonic phase locked loop with undesired DC component suppression
JP2760925B2 (ja) Fm/am受信回路
JPS63288518A (ja) Pll回路
JPH06291647A (ja) 位相制御発振器
KR950012956B1 (ko) 주파수 변조 검파회로
JPH0328606Y2 (ja)
JPH01106507A (ja) 周波数変調回路
KR920000411B1 (ko) 수동 3차 pll 루프 필터
JPH10215168A (ja) Vcxoを用いたpll発振器
JPH0724819Y2 (ja) 位相同期回路
JPH056363B2 (ja)
JP2768013B2 (ja) 分周器