JPH1056290A - 透光性電磁波シールド材料とその製造方法 - Google Patents

透光性電磁波シールド材料とその製造方法

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JPH1056290A
JPH1056290A JP15805697A JP15805697A JPH1056290A JP H1056290 A JPH1056290 A JP H1056290A JP 15805697 A JP15805697 A JP 15805697A JP 15805697 A JP15805697 A JP 15805697A JP H1056290 A JPH1056290 A JP H1056290A
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electromagnetic wave
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wave shielding
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JP15805697A
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Hiroshi Suyama
寛志 陶山
Tatsuo Ishibashi
達男 石橋
Shuzo Okumura
秀三 奥村
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視認性が優れ、電磁波シールド効果も高い透
光性電磁波シールド材料とその製造方法を提供する。 【構成】 透明基体1の一面に金属層2を設けたものと
して、厚さ35μmの鉄箔を貼り合わせた厚さ100μmのポ
リエステルフィルムを用いた。この鉄箔上にポジ型フォ
トレジスト(東京応化工業社製OFPR800)をベタ
形成し、フォトマスクを用いて露光・現像して幅10μ
m、目の大きさ100×100μmの格子状にパターン化した。
次に、鉄箔を塩化第二鉄水溶液によりエッチングした
後、レジストを剥膜した。これを、リン酸二水素亜鉛0.
1Mを含む80℃の水溶液中に2分間浸漬し、金属層2の
表層部分を黒色を呈する金属化合物3として透光性電磁
波シールド材料を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、電磁波をシール
ドする働きをし、かつ材料の反対側を透視することがで
きる透光性電磁波シールド材料とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIが多量に使用されているコ
ンピュータなどの電子機器は電磁波を発生しやすく、こ
の電磁波が周囲の機器を誤動作させるなどの障害を起こ
す。近年、電磁波障害に関わる機器の広まりに従い、ま
た電磁波の人体に対する影響が論じられるようになっ
て、電磁波シールド材料に対する要求はますます高くな
っている。
【0003】電磁波シールド材料の中には、電磁波をシ
ールドする働きをするだけではなく、たとえば、ディス
プレイなどの前面パネルにしたり、電子レンジの窓にし
たりすることができるように電磁波シールド材料を通し
て電磁波シールド材料の後方を視ることができる透光性
のものがある。とくに、ディスプレイなどの前面パネル
にする場合には、電磁波シールド材料を通してディスプ
レイ画面を視ることになるので、電磁波シールド性を保
ちながらディスプレイ画面の視認性に優れたものが望ま
れる。
【0004】従来から、電磁波シールドする働きをし、
かつ材料の反対側を透視することができる透光性電磁波
シールド材料としては、1)ガラスや透明樹脂板間に導
電性ネットを挟み込んだり、ガラスや透明樹脂板に導電
性ネットを埋め込んだもの、2)ガラスや透明樹脂板上
に、蒸着やスパッタリングによって金やITOなどの透
明導電薄膜を形成したものなどがあった。なお、1)の
透光性電磁波シールド材料の場合には、視認性を高める
ために導電性ネット表面を黒色に染めてネット表面の反
射を抑えることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1)の透光性
電磁波シールド材料の場合、導電性ネットとして、線幅
やピッチなどの規格が決まった金網や、織物繊維または
編物繊維をメッキしたものが使われているため、ネット
の線幅やピッチなどの設計が著しく制限を受けていた。
そのため、視認性や電磁波シールド効果の点で最適とな
る設計で導電性ネットが得られず、視認性に劣ったり、
電磁波シールド効果が低かった。
【0006】また、2)の透光性電磁波シールド材料の
場合、金膜では金属光沢が出るために視認性が悪く、I
TO膜では導電性が低いために電磁波シールド効果が低
かった。
【0007】したがって、本発明は、視認性が優れ、電
磁波シールド効果も高い透光性電磁波シールド材料とそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の透光性電磁波シールド材料は、透明基体
上にパターン状に形成された金属層の表層部分が黒色を
呈する金属化合物であるように構成した。
【0009】また、本発明の透光性電磁波シールド材料
の製造方法は、透明基体上に金属層をパターン状に設け
た後、化成処理を施すことにより金属層の表層部分を黒
色を呈する金属化合物とするように構成した。
【0010】また、本発明の透光性電磁波シールド材料
は、透明基体上にパターン状に形成された金属層の表層
部分がアース部を除いて黒色を呈する金属化合物である
ように構成した。
【0011】また、本発明の透光性電磁波シールド材料
の製造方法は、透明基体上に金属層をパターン状に設け
る工程と、金属層上の一部にマスク層を設ける工程、化
成処理を施すことにより金属層の表層部分を黒色を呈す
る金属化合物とする工程、マスク層を除去して金属層の
露出した部分をアース部とする工程よりなるように構成
した。
【0012】また、本発明の透光性電磁波シールド材料
は、透明基体全面に金属層を設ける工程と、金属層上に
ポジ型レジスト層をパターン状に設ける工程、ポジ型レ
ジスト層で覆われていない部分の金属層をエッチングに
より除去する工程、一部を残してポジ型レジスト層を露
光および現像により除去する工程、化成処理を施すこと
により金属層の表層部分を黒色を呈する金属化合物とす
る工程、残存のポジ型レジスト層を除去して金属層の露
出した部分をアース部とする工程よりなるように構成し
た。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態をさらに詳しく説明する。図1は本発明の
透光性電磁波シールド材料の製造工程の一実施例を示す
模式図、図2〜5は金属層のパターンの一実施例を示す
模式図、図6はアース部を有する透光性電磁波シールド
材料の一実施例を示す模式図、図7は本発明の透光性電
磁波シールド材料の製造工程の一実施例を示す模式図、
図8は本発明の透光性電磁波シールド材料の製造工程の
一実施例を示す模式図である。1は透明基体、2は金属
層、3は黒色を呈する金属化合物、4はアース部、5は
透光性電磁波シールド部、6はマスク層、7はポジ型レ
ジスト層をそれぞれ示す。
【0014】図1に示す透光性電磁波シールド材料の製
造工程は、まず第一に、透明基体1上に金属層2をパタ
ーン状に設ける(図1a参照)。
【0015】透明基体1の材質としては、ガラス、アク
リル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹
脂、AS樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリサルホン樹
脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリ塩化ビニルのよう
に透明なものであればよい。また、透明基体1は、板、
フィルムなどがある。
【0016】金属層2の材質としては、たとえば、銅、
クロム、鉄などの充分に電磁波をシールドできる程度の
導電性を持つものを使用する。パターン状の金属層2の
形成方法としては、蒸着、スパッタリング、イオンプレ
ーティングなどの気相から析出させる方法、金属箔を貼
り合わせる方法、透明基体1表面を無電解メッキする方
法などにより金属層2を透明基体1全面に設けた後、パ
ターニングする。金属層2の膜厚は、0.1μm〜50
μmとするのが好ましい。50μmを超えるとパターン
を精度よく仕上げるのが困難になり、0.1μmより小
さいと電磁波シールド効果を保つために必要最低限の導
電性が安定して確保できなくなる。パターニングの方法
としては、フォトレジストをベタ形成し、マスクを用い
て露光し、現像してパターン状に形成しエッチング、剥
膜すればよい。また、印刷レジストを用いてもよい。こ
の金属層2のパターンは、たとえば、格子状(図2参
照)、ハニカム状(図3参照)、ラダー状(図4参
照)、逆水玉状(図5参照)などのパターンがある。
【0017】次に、化成処理を施すことにより、金属層
2の表層部分を黒色を呈する金属化合物3とする(図1
b参照)。化成処理とは、薬品又はその溶液によって、
金属表面の組成を変える処理であり、たとえば、酸化処
理、リン酸塩化処理、硫化処理などがある。本発明で
は、金属層2の材質に応じて金属化合物が黒色を呈する
ような化成処理を選択使用し、たとえば、金属層2の材
質が銅の場合には、亜塩素酸ナトリウム及び水酸化カリ
ウムを含む水溶液や、多硫化アンチモンを含む水溶液、
亜塩素酸ナトリウム及びリン酸ナトリウム、水酸化ナト
リウムを含む水溶液、過硫酸カリウム及び水酸化ナトリ
ウムを含む水溶液などに金属層2を浸漬するとよい。ま
た、金属層2の材質が鉄の場合には、リン酸二水素亜鉛
を含む水溶液などに金属層2を浸漬するとよい。なお、
黒色を呈する金属化合物3の形成深度は、化成処理の溶
液の組成、温度、浸漬時間などの条件を調節することに
より、金属層2のシールド効果を妨げない程度に設定す
る。また、本発明でいう黒色とは、真黒以外の、たとえ
ば、黒っぽい茶色とか、黒っぽい緑色とかも含む。
【0018】以上のようにして得られた透光性電磁波シ
ールド材料は、金属層2の開口部分で透光性を有し、金
属層2の表層部分が黒色を呈することにより金属層2表
面での反射が抑えられる。
【0019】このようにして透明基体1上に形成された
金属層2と黒色を呈する金属化合物3が強度的に弱い場
合は、必要に応じて金属層2と黒色を呈する金属化合物
3を形成した側に保護層を塗布やフィルムラミネートに
より設けてもよい。保護層の材質としては、保護層に様
々な機能、例えばノングレア機能、帯電防止機能、アン
チニュートンリング機能などを含ませることができるの
で、各機能に応じた材質を選択すればよく、特に限定さ
れない。また、本発明の透光性電磁波シールド材料は、
通常、透明基体1の金属層2および黒色電気析出層3を
積層した面より透視するように使用するが、金属層2が
透明性を有する程度に薄く形成される場合には、透明基
体1側より透視するように使用することもできる。
【0020】また、透光性電磁波シールド材料はアース
をとる必要があり、その手段はいろいろあるがシールド
材料の黒色を呈する金属化合物3を形成した面で金属層
2を一部露出させるのが一番簡単である。すなわち、透
明基体1上にパターン状に形成された金属層2の表層部
分がアース部4を除いて黒色を呈する金属化合物3であ
るように透光性電磁波シールド材料を構成する。アース
部4としては、たとえば透光性電磁波シールド部5を囲
む枠状部分(図6参照)や透光性電磁波シールド部5の
端辺に隣接する棒状部分などがある。
【0021】アース部4を有する透光性電磁波シールド
材料を製造するには、図7または図8に示すような工程
で行なう。
【0022】図7に示す透光性電磁波シールド材料の製
造工程は、まず第一に、透明基体1上に金属層2をパタ
ーン状に設ける(図7a参照)。
【0023】次に、金属層2上の一部にマスク層6を設
ける(図7b参照)。マスク層6は、金属層2に化成処
理を施す際に金属層2のアース部4となる部分を化成処
理液より保護し、化成処理完了後には剥離除去される層
である。マスク層6には、一般に市販されている印刷レ
ジストやフォトレジスト材料を用いる。マスク層6の形
成方法としては、印刷レジスト材料を用いてスクリーン
印刷法などにて金属層2上の一部に形成したり、フォト
レジスト材料を用いてロールコーティング法、スピンコ
ーティング法、全面印刷法、転写法などにより金属層2
上にベタ形成し、フォトマスクを用いて露光し、現像し
て部分的に形成したものである。
【0024】次に、化成処理を施すことにより金属層2
の表層部分を黒色を呈する金属化合物3とした後(図7
c参照)、マスク層6を除去して金属層2の露出した部
分をアース部4とする(図7d参照)。この結果、透明
基体1上にパターン状に形成された金属層2の表層部分
がアース部4を除いて黒色を呈する金属化合物3である
透光性電磁波シールド材料が得られる。マスク層6を除
去する方法としては、たとえば剥離液により溶解除去す
る方法などがある。
【0025】また、図8に示すアース部4を有する透光
性電磁波シールド材料の製造工程は、透明基体1上に金
属層2をパターン状に積層する工程で使用したポジ型レ
ジスト層7を加工してマスク層6の代わりとする方法で
ある。すなわち、透明基体1全面に金属層2を積層し
(図8a参照)、金属層2上にポジ型レジスト層7をパ
ターン状に積層した後(図8b参照)、ポジ型レジスト
層7で覆われていない部分の金属層2をエッチングによ
り除去する(図8c参照)。次いで、一部を残してポジ
型レジスト層7を露光および現像により除去し(図8d
参照)、化成処理を施すことにより金属層2の表層部分
を黒色を呈する金属化合物3とした後(図8e参照)、
残存のポジ型レジスト層7を除去して金属層2の露出し
た部分をアース部4とする(図8f参照)。
【0026】
【実施例】
実施例1 透明基体の一面に金属層を設けたものとして、厚さ35
μmの銅箔を貼り合わせた厚さ100μmのポリエステ
ルフィルムを用いた。この銅箔上にポジ型フォトレジス
ト(東京応化工業社製OFPR800)をベタ形成し、
フォトマスクを用いて露光・現像して幅10μm、目の
大きさ100×100μmの格子状にパターン化した。
次に、銅箔を塩化第二銅水溶液によりエッチングした
後、レジストを剥膜した。
【0027】これを、亜塩素酸ナトリウム3.1重量
部、リン酸ナトリウム1.2重量部を含み、さらにpH
13.4となるように水酸化ナトリウムを加えた95℃
の水溶液中に2分間浸漬し、銅箔の表層部分が黒色を呈
するようにして透光性電磁波シールド材料を得た。
【0028】このようにして得られた透光性電磁波シー
ルド材料は、視認性が優れ、シールド効果も高いもので
あった。
【0029】実施例2 透明基体の一面に金属層を設けたものとして、厚さ35
μmの銅箔を貼り合わせた厚さ100μmのポリエステ
ルフィルムを用いた。この銅箔上にポジ型フォトレジス
ト(東京応化工業社製OFPR800)をベタ形成し、
フォトマスクを用いて露光・現像して幅10μm、目の
大きさ100×100μmの格子状にパターン化した。
次に、銅箔を塩化第二銅水溶液によりエッチングした
後、レジストを剥膜した。
【0030】これを、過硫酸カリウム1重量部、水酸化
ナトリウム5重量部を含む沸騰した水溶液中に1分間浸
漬し、銅箔の表層部分が黒色を呈するようにして透光性
電磁波シールド材料を得た。
【0031】このようにして得られた透光性電磁波シー
ルド材料は、視認性が優れ、シールド効果も高いもので
あった。
【0032】実施例3 透明基体の一面に金属層を設けたものとして、厚さ35
μmの鉄箔を貼り合わせた厚さ100μmのポリエステ
ルフィルムを用いた。この鉄箔上にポジ型フォトレジス
ト(東京応化工業社製OFPR800)をベタ形成し、
フォトマスクを用いて露光・現像して幅10μm、目の
大きさ100×100μmの格子状にパターン化した。
次に、鉄箔を塩化第二鉄水溶液によりエッチングした
後、レジストを剥膜した。
【0033】これを、リン酸二水素亜鉛0.1Mを含む
80℃の水溶液中に2分間浸漬し、鉄箔の表層部分が黒
色を呈するようにして透光性電磁波シールド材料を得
た。
【0034】このようにして得られた透光性電磁波シー
ルド材料は、視認性が優れ、シールド効果も高いもので
あった。
【0035】実施例4 透明基体の一面に金属層を設けたものとして、厚さ35
μmの銅箔を貼り合わせた厚さ100μmのポリエステ
ルフィルムを用いた。この銅箔上にポジ型フォトレジス
ト(東京応化工業社製OFPR800)をベタ形成し、
フォトマスクを用いて露光・現像して幅10μm、目の
大きさ100×100μmの格子状にパターン化した。
次に、銅箔を塩化第二銅水溶液によりエッチングした
後、レジストを剥膜した。
【0036】次に、この金属層上にフィルムの四方の端
から幅10mmの帯状に印刷レジストMA830(太陽
インキ社製)をスクリーン印刷により印刷し、70℃で
30分間乾燥し、マスク層を形成した。
【0037】これを、亜塩素酸ナトリウム3.1重量
部、リン酸ナトリウム1.2重量部を含み、さらにpH
13.4となるように水酸化ナトリウムを加えた95℃
の水溶液中に2分間浸漬し、銅箔の表層部分が黒色を呈
するようにした。
【0038】次に、マスク層をブチルセロソルブで溶解
除去し、端部に金属層の露出したアース部を有する透光
性電磁波シールド材料を得た。
【0039】このようにして得られた透光性電磁波シー
ルド材料は、視認性が優れ、シールド効果も高いもので
あった。
【0040】
【発明の効果】本発明の透光性電磁波シールド材料とそ
の製造方法は、上記のような構成を有するので次のよう
な効果を奏する。
【0041】すなわち、透明基体上に金属層をパターン
状に積層するので、線幅やピッチについての規格による
制限がなく、視認性や電磁波シールド効果の点で最適と
なる設計が自由に行なえた。したがって、透光性電磁波
シールド材料の視認性や電磁波シールド効果が向上し
た。
【0042】また、金属層の表層部分が黒色を呈する金
属化合物であるので、金属光沢が出ない。したがって、
透光性電磁波シールド材料の視認性が向上した。また、
金属層をパターン状に積層するので、導電材料を透明に
しなくても視認性が得られる。したがって、透明な導電
材料に限定する必要がなく、より広い材料の中から導電
性の高いものを選択することができ、電磁波シールド効
果が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透光性電磁波シールド材料の製造工程
の一実施例を示す模式図である。
【図2】金属層のパターンの一実施例を示す模式図であ
る。
【図3】金属層のパターンの一実施例を示す模式図であ
る。
【図4】金属層のパターンの一実施例を示す模式図であ
る。
【図5】金属層のパターンの一実施例を示す模式図であ
る。
【図6】アース部を有する透光性電磁波シールド材料の
一実施例を示す模式図である。
【図7】本発明の透光性電磁波シールド材料の製造工程
の一実施例を示す模式図である。
【図8】本発明の透光性電磁波シールド材料の製造工程
の一実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 透明基体 2 金属層 3 黒色を呈する金属化合物 4 アース部 5 透光性電磁波シールド部 6 マスク層 7 ポジ型レジスト層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基体上にパターン状に形成された金
    属層の表層部分が黒色を呈する金属化合物であることを
    特徴とする透光性電磁波シールド材料。
  2. 【請求項2】 透明基体上に金属層をパターン状に設け
    た後、化成処理を施すことにより金属層の表層部分を黒
    色を呈する金属化合物とすることを特徴とする透光性電
    磁波シールド材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 透明基体上にパターン状に形成された金
    属層の表層部分がアース部を除いて黒色を呈する金属化
    合物であることを特徴とする透光性電磁波シールド材
    料。
  4. 【請求項4】 透明基体上に金属層をパターン状に設け
    る工程と、金属層上の一部にマスク層を設ける工程、化
    成処理を施すことにより金属層の表層部分を黒色を呈す
    る金属化合物とする工程、マスク層を除去して金属層の
    露出した部分をアース部とする工程よりなることを特徴
    とする透光性電磁波シールド材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 透明基体全面に金属層を設ける工程と、
    金属層上にポジ型レジスト層をパターン状に設ける工
    程、ポジ型レジスト層で覆われていない部分の金属層を
    エッチングにより除去する工程、一部を残してポジ型レ
    ジスト層を露光および現像により除去する工程、化成処
    理を施すことにより金属層の表層部分を黒色を呈する金
    属化合物とする工程、残存のポジ型レジスト層を除去し
    て金属層の露出した部分をアース部とする工程よりなる
    ことを特徴とする透光性電磁波シールド材料の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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