JPH105568A - 篩分機兼用混合機 - Google Patents
篩分機兼用混合機Info
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- JPH105568A JPH105568A JP8178625A JP17862596A JPH105568A JP H105568 A JPH105568 A JP H105568A JP 8178625 A JP8178625 A JP 8178625A JP 17862596 A JP17862596 A JP 17862596A JP H105568 A JPH105568 A JP H105568A
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Abstract
等において好適に使用し得る簡便な篩分機兼用混合機を
提供する。 【解決手段】金網で構成された回転円筒体(31)を内
筒として備え且つ出口側周面(32a)が上記の金網よ
り細めの金網で構成されている回転円筒体(32)を外
筒として備えている篩分機兼用混合機。
Description
に関するものであり、詳しくは、例えば、上下水道工
事、道路工事、宅地造成工事などの一般の土木・建設工
事に伴って発生する残土(以下、建設残土と略記する)
等の含水土壌を改良して粒状改良土を製造プロセスにお
いて好適に使用される簡便な篩分機兼用混合機に関する
ものである。
その一部は埋立て処分されているものの、不法投棄や環
境への影響が問題になってきている。斯かる問題を解決
するため、近時、プラントにおける建設残土の石灰処理
による再生利用が検討されつつある。その背景は次の通
りである。すなわち、従来、道路工事の掘り起こし現場
の埋め戻しには山砂が使用されていたが、山砂採取場所
でも環境破壊の問題が起こるため、建設残土を石灰で処
理して改良土とし、山砂の代りに使用する必要があるか
らである。
比の低い良質な建設残土のみを対象としているため、含
水比の高い建設残土が持ち込まれた場合は、石灰処理前
に建設残土の天日乾燥を行わねばならず、それがために
広大な敷地を必要とする欠点がある。斯かる欠点を解消
するため、本発明者の一人は、先に、特開平6−175
02号公報において、建設残土を天日乾燥せずにそのま
まプラントで粒状にし得る改良土の製造方法を提案し
た。この方法で得られる改良土は、道路の配管埋め戻し
の用途においては、山砂より作業性が良好であり、施工
後の物性も優れていることが立証されている。
改良土の製造方法においては、前述の石灰混合法に比
し、建設残土に水溶性重合体粉末を添加・混合して粒状
化土とした後、更に生石灰などの固化剤粉末と混合し、
その後、用途に合せた粒度に篩分する必要があるため、
プロセスが複雑化すると言う問題がある。本発明は、斯
かる実情に鑑みなされたものであり、その目的は、含水
土壌を改良して粒状改良土を製造するプロセス等におい
て好適に使用し得る簡便な篩分機兼用混合機を提供する
ことにある。
は、金網で構成された回転円筒体を内筒として備え且つ
出口側周面が上記の金網より細めの金網で構成されてい
る回転円筒体を外筒として備えていることを特徴とする
篩分機兼用混合機に存する。
詳細に説明する。図1は、本発明の篩分機兼用混合機が
好適に使用される粒状改良土製造プロセスの一例の説明
図、図2は、本発明の篩分機兼用混合機の一例の側面説
明図、図3は、図2に示す篩分機兼用混合機の同図に示
すIII-III 線に沿った断面説明図である。
混合機が好適に使用される粒状改良土製造プロセスの概
要について説明する。このプロセスの一例においては、
含水土壌と水溶性重合体粉末とを混合処理することによ
り粒状土壌とした後、その流れから必要に応じて金属異
物を除去し、次いで、石などの大塊を除去しつつ粒状土
壌の表面に固化剤粉末を付着混合させると同時に固化剤
粉末を付着した粒状土壌を用途に合せた粒度に篩分す
る。
いが、前述の建設残土が代表的に使用される。土質の改
良が期待できる建設残土の含水比の範囲は、土質によっ
て異なるが、例えば関東ロームの場合は、通常40〜2
00%、好ましくは50〜150%である。一方、水溶
性重合体としては、含水土壌を団粒化する機能を有する
一般的な水溶性重合体が制限なく使用できるが、カルボ
キシル基含有重合体が好適に使用される。
ば、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、アル
ギン酸塩類などの天然酸性多糖類、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシメチルハイドロキシエチルセルロ
ース等の半合成の水溶性高分子物質、グアーガム、ロー
カストビーンガム等の中性多糖類変性物、ポリアクリル
酸塩類などの合成水溶性高分子物質が例示されるが、こ
れらの中では、ポリアクリル酸塩類などの合成水溶性高
分子物質が好適である。
は、(メタ)アクリル酸またはその塩と(メタ)アクリ
ルアミドとの共重合体、マレイン酸またはその塩と酢酸
ビニルとの共重合体、イタコン酸またはその塩と(メ
タ)アクリルアミドとの共重合体などが挙げられるが、
これらの中では、(メタ)アクリル酸またはその塩と
(メタ)アクリルアミドとの共重合体が好適である。
(メタ)アクリルアミドとの共重合体としては、(メ
タ)アクリル酸又はその塩と(メタ)アクリルアミドを
共重合したものの他、(メタ)アクリルアミドの単独重
合体を部分加水分解したものでもよい。また、上記の単
量体を組合せた共重合体の他、共重合可能なアクリル又
はビニル単量体などを一緒に共重合させたものでもよ
い。
対するカルボキシル基含有単量体の割合は、通常1〜1
00モル%、好ましくは5〜60モル%の範囲とされ
る。カルボキシル基は、遊離酸または塩の何れの形ので
存在していてもよい。なお、上記の水溶性重合体は、何
れも、粉末として使用されるが、その平均粒径は、通常
0.4mm以下とされる。
ず、含水土壌(A)と水溶性重合体粉末(B)とを撹拌
混合槽(1)に供給して処理することにより粒状土壌
(C)とする。撹拌混合槽(1)には、モルタルミキサ
ー、ニーダー、一軸撹拌混合槽、二軸撹拌混合槽などが
使用される。
水土壌(A)は、ホッパー(11)より供給され、水溶
性重合体粉末(B)が添加された後、所定時間処理され
て造粒される。水溶性重合体粉末(B)の添加量は、含
水土壌(A)の含水比により異なるため一概に決定し得
ないが、含水土壌(A)に対し、通常0. 001〜1重
量%、好ましくは0. 01〜0. 5重量%とされる。
2)が開放することにより、落下して排出され、必要に
応じて磁選機(2)により金属異物(E)が除去され、
次の本発明の篩分機兼用混合機に供給される。
粒状改良土製造プロセスにおいて、石などの大塊を除去
しつつ粒状土壌(C)の表面に固化剤粉末(D)を付着
混合させると同時に固化剤粉末(D)を付着した粒状土
壌(C)を用途に合せた粒度に篩分するために使用さ
れ、金網で構成された回転円筒体(31)を内筒として
備え且つ出口側周面(32a)が上記の金網よりも細め
の金網で構成されている回転円筒体(32)を外筒とし
て備えた構造を有する。そして、本発明の篩分機兼用混
合機は、傾斜して配置され、その下端側が排出口として
利用される。
粒状土壌(C)は、固化剤粉末(D)と共に、図2に示
す供給口(33)から供給され、転動処理により、その
表面に固化剤粉末(D)が付着させられ、下方側に移動
しつつ篩分処理される。すなわち、粒状土壌(C)に同
伴された石などの大塊(F)は、内筒を素通りしてその
出口開放端の回収口(34)から連続的に排出され、内
筒を通過し且つ表面に固化剤粉末(D)を付着した粒状
土壌(C)は、外筒の出口開放端の回収口(35)と金
網にて構成された回収口(36)とから中粒(G)及び
細粒(H)の粒状改良土として連続的に排出される。
機能を有する。従って、内筒を構成する回転円筒体(3
1)の金網の目開きは、粒状土壌(C)を通過させるこ
とにより石などの大塊を分離し得る限り特に制限されな
いが、通常20〜60mm、好ましくは40mm前後と
される。一方、外筒は、上記の様に、内筒を通過した粒
状土壌(C)の表面に固化剤粉末(C)を付着させると
共にその出口側周面(32a)の金網により使用目的に
合せた粒度に篩分する機能を有する。従って、外筒の出
口側周面(32a)を構成する金網の目開きは、目的と
する粒度に従って適宜選択されるが、その一例としては
13mmが挙げられる。また、金網で構成する出口側の
長さは、通常、外筒の全長の1/2〜1/4程度とされ
る。
は、粒状土壌(C)の表面に固化剤粉末(C)を効率的
に付着させるため、外筒の内側に掻き上げ羽根(37)
を設けるのが好ましい。掻き上げ羽根(37)は、通
常、回転円筒体(32)の入口から出口に至る長尺体と
して設けられ、その形状は、外筒の回転に従って粒状土
壌(C)を掻き上げる機能を有する限り、特に制限され
ず、単なる板状体であってもよい。また、掻き上げ羽根
(37)の個数は、任意に選択することが出来るが、通
常は、外筒の180°異なる位置に2個設ければ十分で
ある。
に粒状土壌(C)が付着するのを防止するため、外筒の
内側に可動固定具(図示せず)で固定し、重力で可動す
る機構を備えているのが好ましい。更に、粒状土壌
(C)の混合効率を高めるため、掻き上げ羽根(37)
は螺旋状に設置してもよい。なお、図2及び図3中、符
号(38)はモータ、(39a)は軸受け、(39b)
は回転軸、(40a)はローラ、(40b)はガイドで
ある。
ば、粒状土壌(C)に大きな負荷を掛けることなくその
表面に固化剤粉末(D)を付着させることが出来る。そ
の結果、粒状土壌(C)の表面が剥離されることなく、
透水性に優れ、浸出水が濁ることのない優れた性能の粒
状改良土(G)及び(H)が得られる。更に、上記の様
な篩分機兼用混合機(3)によれば、粒状土壌(C)と
固化剤粉末(D)との混合処理と同時に篩分された粒状
改良土(G)及び(H)が得られるため、別途の篩分機
が不要となる。
(C)の表面に均一に付着させるのが好ましく、従っ
て、斯かる観点から、平均粒径が1mm以下の粉末を使
用するのが好ましい。固化剤粉末(D)としては、例え
ば、生石灰、消石灰、水硬性セメント、石灰系改良材、
セメント系改良材などが挙げられるが、脱水および硬化
反応の速い生石灰系の粉末が好適に使用される。固化剤
粉末(D)の添加量は、土壌に対し、通常0. 2〜20
重量%、好ましくは0. 5〜10重量%とされる。粒状
改良土(G)及び(H)は、必要に応じて更に篩分し、
通常2〜3日、好ましくは6〜7日養生した後に使用さ
れる。
分機兼用混合機の適用例として粒状改良土製造プロセス
を挙げたが、本発明の篩分機兼用混合機は、採石場、砕
石場または石切場における石粉の排水処理プロセスから
回収され、その処理が問題となっている石粉脱水ケーキ
から石粉粒状体を製造するプロセスにおいても好適に使
用され、水溶性重合体粉末または水溶性重合体粉末と水
硬性セメントとを混合して得られた石粉脱水ケーキ粒子
の表面に固化剤粉末を付着させる場合に使用することが
出来る。
は、装置構成がコンパクトであり、しかも、回転円筒型
であるため、混合および篩分効率が高い。従って、本発
明の篩分機兼用混合機の利用により、粒状改良土製造用
プラント全体は、非常にコンパクト化され、これ迄の定
地型プラントの他、仮設移動型、車上型プラントの実現
も可能である。
粒状改良土製造プロセスの一例の説明図
III 線に沿った断面説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 金網で構成された回転円筒体を内筒とし
て備え且つ出口側周面が上記の金網より細めの金網で構
成されている回転円筒体を外筒として備えていることを
特徴とする篩分機兼用混合機。 - 【請求項2】 外筒の内側に掻き上げ羽根を設けて成る
請求項1に記載の篩分機兼用混合機。 - 【請求項3】 石などの大塊を除去しつつ、水溶性重合
体粉末によって粒状化された土壌または石粉脱水ケーキ
の表面に固化剤粉末を付着混合させると同時にこれらを
用途に合せた粒度に篩分するために使用される請求項1
又は2に記載の篩分機兼用混合機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862596A JP3923564B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 篩分機兼用混合機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862596A JP3923564B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 篩分機兼用混合機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105568A true JPH105568A (ja) | 1998-01-13 |
JP3923564B2 JP3923564B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=16051732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17862596A Expired - Lifetime JP3923564B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 篩分機兼用混合機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923564B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102580914A (zh) * | 2012-02-20 | 2012-07-18 | 浙江珠峰机械有限公司 | 一种茶鲜叶分级机 |
JP2013136911A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 改質土の製造方法 |
CN117427547A (zh) * | 2023-12-13 | 2024-01-23 | 山西交通养护集团有限公司 | 一种复配岩沥青活化搅拌罐 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP17862596A patent/JP3923564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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JP2013136911A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 改質土の製造方法 |
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CN117427547B (zh) * | 2023-12-13 | 2024-03-15 | 山西交通养护集团有限公司 | 一种复配岩沥青活化搅拌罐 |
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JP3923564B2 (ja) | 2007-06-06 |
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