JPH1055660A - 防振機構付きディスクドライブ装置 - Google Patents

防振機構付きディスクドライブ装置

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Publication number
JPH1055660A
JPH1055660A JP21230596A JP21230596A JPH1055660A JP H1055660 A JPH1055660 A JP H1055660A JP 21230596 A JP21230596 A JP 21230596A JP 21230596 A JP21230596 A JP 21230596A JP H1055660 A JPH1055660 A JP H1055660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk drive
spring
drive device
outer casing
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP21230596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotsugu Ishii
洋次 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1055660A publication Critical patent/JPH1055660A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のようなバネの一部または全部を一旦外
して掛けかえるという煩雑な作業を必要とせず、またバ
ネを紛失する虞のない防振機構付きディスクドライブ装
置を提供する。 【解決手段】 ドライブ機構2を含む内側ケーシング1
と、内側ケーシング1及び基板6等を収納する外側ケー
シング4と、外側ケーシング4の内側に対向して取り付
けた一対のバネ掛板9a、9bと、一対のバネ掛板9
a、9bは外側ケーシング4に対して移動可能に取り付
けられて成り、内側ケーシング1を複数のバネ3でバネ
掛板9a、9bに懸架した構成とし、ディスクドライブ
装置を横置きから縦置きに変更する際、また逆に縦置き
から横置きに変更する際に、バネ掛板9a、9bの外側
ケーシング4への取付位置を変える簡易な作業でこれを
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元方向に防振
性能を有し縦置き、横置きの2つの姿勢をとることがで
きる防振機構付きディスクドライブ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】車載用のCD、MDなどのディスクドラ
イブ装置は、一般にトランクルーム内に縦置き、横置き
の何れかの姿勢で設置される。またこれらのディスクド
ライブ装置は3次元方向の防振を考慮した構造をとって
いる。このようなディスクドライブ装置の一例を図5に
示す。内側ケーシング1内には、光ディスク、光学ピッ
クアップ等のドライブ機構2を含み、この内側ケーシン
グ1は外側ケーシング4内にその4つの角を8本のコイ
ル状のバネ3(3a、3b、3c、3d、3e、3f、
3g、3h)にて、宙吊りするように3次元的に配置さ
れている。
【0003】また内側ケーシング1と外側ケーシング4
の間にはダンパー5を介在させ、走行中、車体に発生し
た前後、左右、上下方向の振動は、車体から外側ケーシ
ング4に伝わった後、コイルバネ3とダンパー5により
減衰されて内側ケーシング1に伝わる。図6はディスク
ドライブ装置を横置きにした場合の防振構造部分の側断
面図であり、7はゴム等の弾性体で構成したストッパー
で外側ケーシング4内に内側ケーシング1の各面の中央
部に対向するように6個配置されている。
【0004】これは、内側ケーシング1が過大な振動あ
るいは衝撃を受けた際に、このストッパー7に衝突させ
ることで衝撃のエネルギーを緩和し、内側ケーシング1
が外側ケーシング4に直接接触するのを防ぐものであ
る。
【0005】そして、重力方向が矢印Aの方向であるの
で内側ケーシング1は、自重により矢印A方向に沈み込
もうとするが、自重の影響を計算に入れてバネ3の長さ
や強さを決めることにより、各ストッパー7と内側ケー
シング1との隙間が所定の値a、b、c、dとなるよう
に設定されている。
【0006】このときの、外側ケーシング4の上面をJ
面、右側面をK面、下面をL面、左側面をM面とする。
そして、外側ケーシング4内には内側ケーシング1に隣
接して、ディスクドライブ装置のサーボ制御、信号処理
などを行う回路部品を搭載した基板6が設けられてい
る。
【0007】次に、図7に示すようにディスクドライブ
装置を横置きから縦置きに、即ち図6の状態から右方向
に90度回転させた状態で用いようとするとき、即ち上
面をM面、右側面をJ面、下面をK面、左側面をL面と
したとき内側ケーシング1と重力方向との関係は矢印B
の方向となり、図6の場合と内側ケーシング1の位置が
違ってくる。
【0008】即ち、バネ3a、3bと3c、3dは張力
が異なり、張力の強い3a、3b側に内側ケーシング1
は偏り、ストッパー7に対する位置が図6の横置きの場
合の位置である破線に対して右方向にずれてしまう。即
ち、図6の場合の内側ケーシング1の外側面のストッパ
ー7に対する位置から、図7の場合にはaがa´、bが
b´、cがc´、dがd´という具合にそれぞれの隙間
量が△aから△dだけ横置きの場合に対して変わってし
まうことは、防振性能がディスクドライブ装置の据え付
け姿勢により差が生じてしまうことを示している。
【0009】この問題を解決するために従来より行われ
てきた対策例を図8に示す。これは姿勢を変えて設置す
る際にバネ3の一部または全部を外側ケーシング4への
取付位置を掛け変えるものである。即ち、バネ3c、3
dの取付位置を左側面L側に寄せた位置とし、バネ3
a、3bの張力とバランスさせ、これにより内側ケーシ
ング1とストッパー7の隙間量を横置き時に設定された
ものと同一にするものである。しかし、この従来の構造
ではバネの一部または全部を一旦外して掛けかえるとい
う煩雑な作業を強いるものであり、またコイルバネ3を
紛失する虞もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のようなバネの一部または全部を一旦
外して掛けかえるという煩雑な作業を必要とせず、また
バネを 紛失する虞のない防振機構付きディスクドライ
ブ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の防振機構付きディスクドライブ装置はドライ
ブ機構を含む内側ケーシングと、内側ケーシング及び基
板等を収納する外側ケーシングと、外側ケーシングの内
側に対向して取り付けた一対のバネ掛板と、一対のバネ
掛板は外側ケーシングに対して移動可能に取り付けられ
て成り、内側ケーシングを複数のバネでバネ掛板に懸架
した構成とし、ディスクドライブ装置を横置きから縦置
きに変更する際、また逆に縦置きから横置きに変更する
際に、従来のようにバネを掛けかえる必要がなく、バネ
掛板の外側ケーシングへの取付位置を変える簡易な作業
でこれを行うことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明によるディスクドラ
イブ装置等の防振機構の実施の形態について図1〜図4
を参照しつつ説明する。内側ケーシング1内には同様に
光ディスク、光学ピックアップ等のドライブ機構2含
み、この内側ケーシング1は外側ケーシング4内にフロ
ーティング状態に懸架される。特に、本発明ではこのフ
ローティング懸架を以下のごとくしたものである。ま
ず、長方形でその4隅にバネ3の一端を係止する係止部
8a、8b、8c、8dを備えたバネ掛板9a、9bを
用意する。そして、外側ケーシング4の側板4a、4b
には一対のL字状の孔10a、10bを上下に設け、バ
ネ掛板9a、9bには上下にネジ孔11a、11bを設
け、そこにネジ12a、12bを螺入し、そしてバネ掛
板9a、9bを外側ケーシング4の側板4a、4bの内
側に位置させ、ネジ12a、12bの頭部がL字状の孔
10a、10bから突き出すようにする。
【0013】そして、横置き使用の場合には図2に示す
ごとくネジ12a、12bの頭部をL字状孔10a、1
0bの上部に位置させて、ネジ12a、12bを締め付
けて固定する。この結果、内側ケーシング1と各ストッ
パー7とのギャップは所定のa、b、c、dにできる。
【0014】次に、横置きから縦置きに 図2に示すデ
ィスクドライブ装置を90度回転させた状態で用いる場
合は、そのままでは 図3に示すように内側ケーシング
1とストッパー7の隙間量がaからa´、bからb´、
cからc´、dからd´と変化してしまう為、図4に示
すように外側ケーシング4とバネ掛板9a、9bに取り
付けてあるネジ12a、12bを緩め、外側ケーシング
4に設けたL字状孔10a、10bの下部にスライドさ
せる。
【0015】横置き使用の場合のネジ固定位置のL字状
孔10a、10bの末端部に対して反対側の末端までネ
ジ12a、12bがきたら、その位置でネジ12a、1
2bを締め付けバネ掛板9a、9bを外側ケーシング4
内に固定する。L字状孔10a、10bの孔の形状は、
内側ケーシング1に対する重力方向の変化による内側ケ
ーシング1の位置の変化分を考慮して決められているの
で、このような調整により姿勢差による隙間量の変化を
完全に取り除くことができる。また当然のことながら縦
置きから横置きにする場合は、上記の逆の作業を行えば
良いこととなる。
【0016】その他の構成は、従来と同様に、内側ケー
シング1と外側ケーシング4の間には、ダンパー5を配
置してあり、走行中、車体に発生した前後、左右、上下
方向の振動は、車体から外側ケーシング4に伝わった
後、バネ掛板9a、9bに伝わりバネ3とダンパー5に
より内側ケーシング1に減衰して伝わることとなる。
【0017】外側ケーシング4の内側の内側ケーシング
1との対向部には、ゴム等の弾性体から成るストッパー
7を設け、内側ケーシング1が過大な振動あるいは衝撃
を受けた際に、このストッパー7に衝突させることで衝
撃のエネルギーを緩和し外側ケーシング4との接触を防
ぐものである。
【0018】
【発明の効果】以上述べたごとく、内側ケーシングをバ
ネとダンパーによりバネ掛板に対してフローティングさ
せると共に、外側ケーシングとの間の間隙量の調整がで
きる構造とすることにより、ディスクドライブ装置を横
置きから縦置きに変更する際、また逆に縦置きから横置
きに変更する際に、従来のようにバネを掛けかえる必要
がなく、簡易な作業でこれを行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振機構きディスクドライブ装置
の切り欠き斜視図。
【図2】本発明に係る防振機構付きディスクドライブ装
置の防振機構の横置き状態の側面図。
【図3】本発明に係る防振機構付きディスクドライブ装
置の防振機構の縦置き状態の側面図。
【図4】本発明に係る防振機構付きディスクドライブ装
置の防振機構の縦置き状態の側面図。
【図5】従来の防振機構付きディスクドライブ装置の切
り欠き斜視図。
【図6】従来の防振機構付きディスクドライブ装置の防
振機構の横置き状態の側面図。
【図7】従来の防振機構付きディスクドライブ装置の防
振機構の縦置き状態の側面図。
【図8】従来の防振機構付きディスクドライブ装置の防
振機構の縦置き状態の側面図。
【符号の説明】
1…内側ケーシング、2…ドライブ機構、3,3a〜3
h…バネ、4…外側ケーシング、4a,4b…側板、5
…ダンパー、6…基板、7…ストッパー、8a,8b,
8c,8d…係止部、9a,9b…バネ掛板、10a,
10b…L字状孔、11a,11b…ネジ孔、12a,
12b…ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブ機構を含む内側ケーシングと、 前記内側ケーシング及び基板等を収納する外側ケーシン
    グと、 前記外側ケーシングの内側に対向して取り付けた一対の
    バネ掛板と、 前記一対のバネ掛板は前記外側ケーシングに対して移動
    可能に取り付けられて成り、前記内側ケーシングを複数
    のバネで前記バネ掛板に懸架したことを特徴とする防振
    機構付きディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスクドライブ装置を横置き状態
    と縦置き状態に変更する際に前記一対のバネ掛板の前記
    外側ケーシングに対する取付位置を変更することを特徴
    とする請求項1に記載の防振機構付きディスクドライブ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記バネ掛板の上下に螺入したネジを設
    け、 前記外側ケーシングの上下には前記ネジと対向する位置
    に設けたL字状孔を設け、 前記ネジをL字状孔から突き出し、 前記ディスクドライブ装置を横置き状態と縦置き状態で
    前記ネジのL字状孔内での位置を変更し、ネジを締め付
    けて前記バネ掛板を前記外側ケーシングに固定すること
    を特徴とする請求項2に記載の防振機構付きディスクド
    ライブ装置。
JP21230596A 1996-08-12 1996-08-12 防振機構付きディスクドライブ装置 Pending JPH1055660A (ja)

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JP21230596A JPH1055660A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 防振機構付きディスクドライブ装置

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ID=16620373

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JP (1) JPH1055660A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079380B2 (en) * 2002-05-10 2006-07-18 Honeywell Silent Witness Inc. Shock and vibration isolation system
CN102032926A (zh) * 2010-12-01 2011-04-27 南京物联传感技术有限公司 一种振动/震动记录仪的信号处理模块安装结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079380B2 (en) * 2002-05-10 2006-07-18 Honeywell Silent Witness Inc. Shock and vibration isolation system
CN102032926A (zh) * 2010-12-01 2011-04-27 南京物联传感技术有限公司 一种振动/震动记录仪的信号处理模块安装结构

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