JPH1055548A - 情報読取装置 - Google Patents

情報読取装置

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Publication number
JPH1055548A
JPH1055548A JP9985997A JP9985997A JPH1055548A JP H1055548 A JPH1055548 A JP H1055548A JP 9985997 A JP9985997 A JP 9985997A JP 9985997 A JP9985997 A JP 9985997A JP H1055548 A JPH1055548 A JP H1055548A
Authority
JP
Japan
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optical head
main body
recording medium
information reading
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP9985997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
Tadao Karasawa
忠夫 唐沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1055548A publication Critical patent/JPH1055548A/ja
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成で組立が簡単なガイド機構
を備えた情報読取装置を提供する。 【解決手段】 情報が記録されたディスク状記録媒体の
情報を読み取るために、情報読取ヘッド25が配置され
た光ヘッド本体40を一体成形体で構成し、当該光ヘッ
ド本体の一部表面が支持部材38、39に直接接するよ
うにした状態で、光ヘッド本体40がディスク状記録媒
体の半径方向に直線移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報が記録された
ディスク状記録媒体の情報を読み取るための読取装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は本出願人が本発明に至るまでに開
発した光ヘッドで参考例(特願昭60−156905号
参照)を示すものであり、図9Aは内部に配置したレー
ザダイオード、フォトダイオード、光学系の配置を示す
線図であり、図9Bは光ヘッド全体の構成を示す斜視図
である。
【0003】図9Aに示すように、光源を構成するレー
ザダイオード1から放射された光ビームはコリメータレ
ンズ2により平行ビームに集束され、偏光膜3aを有す
る偏光プリズム3に入射する。入射光ビームはこの偏光
膜3aで反射され、1/4波長板4を経てアクチュエー
タ5により光軸方向並びにそれと直交するトラッキング
方向に変位される対物レンズ6に入射し、記録媒体7上
にスポットとして照射される。本例では記録媒体7に記
録された情報トラックを再生するものとする。この情報
トラックの情報で変調を受けた記録媒体7からの反射光
ビームは対物レンズ6で集光され、再び1/4波長板4
を通り偏光プリズム3に入射する。この光ビームは1/
4波長板4を2回透過しているので偏光面が90°回転
し、偏光膜3aを透過し、反射面8aが入射光の光軸に
対してほぼ臨界角に設定された検出プリズム8に入射す
る。この反射面8aで反射した光束を、4分割した受光
領域を有する受光素子を構成するフォトダイオード9に
入射させる。図9Aでは図面を明瞭とするためにアクチ
ュエータ5の内部構造を示していないが、対物レンズ6
はその光軸方向およびそれと直交する方向に変位可能に
板ばねにより支持されており、フォーカッシングコイル
およびトラッキングコイルにフォーカッシングエラーお
よびトラッキングエラーに応じた電流を流すことにより
対物レンズ6を光軸方向およびトラッキング方向に変位
させることができるように構成されている。このような
アクチュエータの詳細な構成は、例えば特開昭56−9
4311号公報に開示されているとともに本発明の要部
ではないのでこれ以上詳細な説明は省略する。また、反
射面8aをほぼ臨界角に設定した検出プリズム8と4分
割した受光素子9を含むフォーカッシングエラーおよび
トラッキングエラー検出機構についても、例えば特開昭
57−66533号公報に開示されているので、これ以
上詳細な説明は省略する。
【0004】上述した本出願人が開発した光ヘッドにお
いては、レーザダイオードより成る光源1、この光源か
ら放射される光ビームを対物レンズ6へ導く光学系2,
3,4、対物レンズをその光軸方向およびそれとほぼ直
交する方向に変位させてフォーカッシング制御やトラッ
キング制御を行うアクチュエータ5、記録媒体7から反
射された光ビームを対物レンズ6や検出プリズム8を介
して受光するフォトダイオードより成る受光素子9等を
支持する光ヘッド本体10は、アルミや亜鉛等の金属の
成形体を以って構成されている。この光ヘッド本体10
の下部には蓋11をねじ12により固定して開口を塞い
でいる。
【0005】また、光ヘッドを記録媒体7に記録された
情報トラックと直交する方向に駆動するために、光ヘッ
ド本体10にはねじ13により軸受ブロック14を取付
け、この軸受ブロックには情報トラックを横切る第1の
方向(図9Aでは、紙面に垂直な方向)に貫通穴が形成
され、当該貫通穴に軸受15を嵌合し、これにガイドシ
ャフト16を摺動自在に挿通する。また、軸受ブロック
14の上面には、側面にラック17aを形成したラック
プレート17を固着し、このラック17aにピニオン1
8を噛合させ、このピニオンをモータ19により回転さ
せるように構成している。光ヘッド本体10には、これ
と一体的にガイド部10aを形成し、これを支持部材2
0上に載置している。この支持部材20を矢印Aで示す
ように上下方向に移動させることにより、光ヘッド全体
をガイドシャフト16を中心として矢印aで示すように
回動させて、対物レンズ6の光軸をトラック方向に調整
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した図9の光ヘッ
ドにおいては、光ヘッド本体10と軸受けブロック14
との結合体である可動体を記録媒体の媒体面に平行で情
報トラックを横切る方向に移動させると共に、可動体の
一部表面が記録媒体の媒体面に対向する支持部材20の
表面であって、前記媒体面に平行な面(図9から明らか
なように、断面が半円状の突起部がディスク状記録媒体
7の半径方向に媒体面に対し平行に配置されている)を
摺動するような構成になっている。しかしながら、図2
の構成では、可動体が光ヘッド本体10と軸受けブロッ
ク14の2つの部材から構成されているため、部品点数
が多くなり、このため組み立て作業が面倒になると共
に、装置が高価となる欠点がある。
【0007】又、実開昭59−74567号公報(全
文)に情報読取装置が開示されている。かかる公報開示
の装置は、情報読取ヘッド2が配置された一体形成体の
可動体であるヘッドキャリッジ4が情報トラックを横切
るトラッキング方向に延在した断面円形の案内棒5、6
に沿って直線移動するようになっている。しかしなが
ら、上記公報開示の装置では、可動体であるキャリッジ
4の直線方向移動のガイド機構は、断面円形の2本の案
内棒5、6でのみで構成されている。かかる実開昭59
−74567号公報開示の装置では、ガイド機構が断面
円形の案内棒5、6のみで構成されるため、装置の組立
が面倒になると共に、装置が高価になる欠点がある。一
方、実開昭58−43675号公報(全文)に、前述し
た実開昭59−74567号公報開示の装置の欠点を解
決した装置が開示されている。即ち、実開昭58−43
675号公報には、ガイド機構に薄板状部材であるガイ
ド板8を厚さ方向を媒体面に平行な方向に配置した構成
が開示されている。しかしながら、実開昭58−436
75号公報開示の構成では、可動体を直線方向に案内す
るためのガイド板8をわざわざ縦に配置する必要がある
とともに、薄板の肉厚表面にカートリッジ収納体に配置
されたローラ12を摺動させる構成となっているため、
装置構造が複雑且つ組立作業が面倒となる欠点がある。
しかも、可動体はカートリッジ収納体15とローラ12
の2つの別個独立な部材を結合しているため、部品点数
が多くなると共に、組立作業が面倒になり、結果として
装置が高価となる欠点がある。一方、特開昭59−20
7070号公報には、ディスク状記録媒体であるフロッ
ピーディスク13の情報を読み取るために、情報読取ヘ
ッドである磁気ヘッド2が配置された可動体である移動
台1を、ガイド機構によりディスク状記録媒体の半径方
向に直線移動させるようにした情報読取装置が開示され
ている。この特開昭59−207070号公報に開示の
ガイド機構には、フロッピーディスク13の媒体面に垂
直な方向に厚さ方向を有すると共に前記媒体面に平行な
表面と裏面とを有する板状部材であるシャーシ6を含む
ように構成されている。又、移動台1はガイド機構であ
る断面円形のシャフト5に沿って直線移動するように構
成されている。一方、移動台1には媒体面に垂直な方向
に貫通孔1dが形成され、当該貫通孔1dにコイルバネ
18とボールホルダ17とボール16を配置して、ボー
ル16がシャーシ6の上面を転がることにより移動台1
が直線移動するようになっている。しかしながら、特開
昭59−207070号公報に開示の装置は、移動台1
が直接シャーシ6に接する構成になっておらず、移動台
1が、バネ止め板14、コイルバネ18、ボールホルダ
17、ボール16の4つの部材を介してシャーシ6の上
表面に接する構成になっいる。当該ボール16は単に移
動台1の重量によりシャーシ6の表面に押圧されている
だけなので、特開昭59−207070号公報開示の構
成では、装置を傾けたりあるいは外部から大きな振動に
より移動台1がシャーシ1から跳ね上がった場合、ボー
ル16が移動台1から離脱してしまう欠点がある。 こ
れでは、装置の信頼性を期待することができない。しか
も特開昭59−207070号公報開示の装置では、部
品点数が多くなると共に、組立作業が複雑となり、高価
となる欠点がある。
【0008】本発明は、極めて簡単な構成で組立が簡単
なガイド機構を備えた情報読取装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明の情報読取装置
は、情報が記録されたディスク状記録媒体の情報を読み
取るために、情報読取ヘッド(ディスク状記録媒体の情
報を少なくとも読み取る為に関与する部材が配置されて
いれぱ情報読取ヘッドという)が配置された可動体(前
記情報読取ヘッドを配置するための基台としての役割を
果たす部材を言う)を、ガイド機構により前記ディスク
状記録媒体の半径方向に直線移動させるようにした情報
読取装置において、前記ガイド機構は前記媒体面に垂直
な方向の肉厚寸法よりも前記媒体面に平行な方向の外形
寸法が大である板状部材を有しており、該板状部材は前
記媒体面が配置されている側に前記媒体面に平行な表面
部を少なくとも有するものであり、更に前記可動体は、
一体成形体(途中に結合部分のない一続きの部材を言
う)で構成され前記可動体の一部表面が前記板状部材に
直接接触した状態(「前記可動体の前記一部表面が前記
板状部材に直接接触した状態」とは、「可動体が可動体
と別個な部材を介さずに、可動体の一部の表面を直接板
状部材に接触させる」の意)で前記半径方向に移動する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に至るまでに開発し
た情報読取装置の参考図であり、図1Aは断面図、図1
Bは平面図である。本例では光ヘッド本体30と軸受部
30aとをプラスチックの一体成形体を以って構成した
ものである。光ヘッド内部の構造は図9に示した従来の
光ヘッドと同様であり、レーザダイオード21から放射
されるレーザビームをコリメータレンズ22で平行と
し、偏光プリズム23の偏光膜23aで反射させ、1/
4波長板24を経て、アクチュエータ25によって光軸
に平行なフォーカシング方向およびそれと直交するトラ
ッキング方向に変位される対物レンズ26に入射させ
る。対物レンズ26はレーザビームを集束し、スポット
として記録媒体27の情報トラック上に集束させる。本
例では記録媒体はディスク状とし、情報トラックは螺旋
状とする。記録媒体27で反射された光は対物レンズ2
6で集光され、1/4波長板24を経て偏光プリズム2
3を透過し、検出プリズム28のほぼ臨界角に設定され
た反射面28aで反射され、フォトダイオード29に入
射する。
【0011】本参考例においては、レーザダイオード2
1と、コリメータレンズ22と、偏光プリズム23と、
1/4波長板24および検出プリズム28を一体に構成
した光学系と、アクチュエータ25と、フォトダイオー
ド29とを支持する光ヘッド本体30および軸受部30
aおよび30bをプラスチックの一体成形体を以って構
成する。すなわち、軸受部30a,30bを有する光ヘ
ッド本体30は、PPS(ポリ・フェニル・サルファイ
ド)、PEEK(ポリ・エーテル・エーテル・ケト
ン)、PES(ポリ・エーテル・サルフォン)、PEI
(ポリ・エーテル・イミド)、PC(ポリカーボネー
ト)、エポキシ樹脂等のプラスチックまたはこれらの材
料にカーボンファイバやガラスファイバ等の繊維を混合
して強度を増したプラスチックの一体成形体を以って構
成する。このようなプラスチック材料の成形体は、型の
寸法精度さえ確保しておけば、きわめて正確に成形する
ことができるので、従来の金属成形体より成る光ヘッド
本体の場合のように成形後、切削加工を施して寸法精度
を出す必要はない。したがって製造工程から切削工程を
省くことができ、製造コストを低減することができる。
さらに、プラスチック材料は金属に比べて1/2〜1/
3程度軽量であるので、光ヘッドの重量を軽くすること
ができる。したがって光ヘッドを情報トラックと直交す
る方向、すなわちディスク状記録媒体の径方向に駆動す
るための動力源は低出力のもので足り、しかも高速に移
動することができるのでアクセス時間の短縮を図ること
ができる。さらに、プラスチック材料は金属に比べて熱
伝導率が低いのでアクチュエータ25のコイルで発生し
た熱が光ヘッド本体30を伝わってレーザダイオード2
1に到達しにくくなり、レーザダイオードの温度上昇を
有効に抑えることができ、レーザダイオードの寿命を延
長することができる。
【0012】また、軸受部30a,30bは光ヘッド本
体30と一体に構成されているので部品点数は少なくな
り、組立調整が簡単となり、製造コストを低減すること
ができる。さらに軸受部の基準線、すなわちガイドシャ
フトの中心線と対物レンズの光軸との間の距離Hの誤差
も小さくなる。すなわち、上記の距離Hは、ガイドシャ
フト32の中心線とアクチュエータ25の取付基準面と
の間の距離σと、この取付基準面と対物レンズ26の光
軸との間の距離γとの和となり、この距離Hの誤差は距
離σとγのそれぞれの誤差の和となり、図9について上
述した従来の光ヘッドにおける距離Hの誤差に比べて著
しく小さくなり、寸法精度が向上することになる。
【0013】図9において説明したと同様に図1の35
はラックプレート、35aはラック、36はピニオン、
37はモータを示すが、ラックプレート35は光ヘッド
本体30と別体となっている。かかる図1の構成では、
前述した実開昭59−74567号公報開示の装置のよ
うに断面円形状の棒部材を2個も使用するため装置が高
価になるとともに、組立作業が複雑となる欠点がある。
又、可動体である光ヘッド本体30とラックプレート3
5が別個独立な部材を結合する構成であるため部品点数
が多くなり、且つ組立作業が増加する欠点がある。そこ
で本発明は上記欠点を解決した情報読取装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0014】図2は本発明の情報読取装置の第1実施例
を示すものであり、図2Aは線図的断面図、図2Bは平
面図、図2Cは正面図である。本例では光ヘッド本体4
0と一体的に軸受部40a、ラック部40bおよびガイ
ド部40cをプラスチックの成形体を以って構成する。
すなわち、軸受部40aには孔をあけ、これに軸受31
を嵌合し、これにガイドシャフト32を摺動自在に通
す。またラック部40bの側面にはラックを一体的に形
成し、これをピニオン36と噛合させ、このピニオンを
モータ37に連結する。また、ガイド部40cはラック
部40bと同じ幅を有するものとし、これを上下から支
持部材38および39によって挟むようにする。ここ
で、支持部38と支持部39はベース(図示せず)に配
置されている。又、ガイドシャフト32もベースに配置
されている。その他の構成は図1に示した参考図とほぼ
同じであるので同じ部分には同じ符号を付して示し、詳
細な説明は省略する。図2のガイド機構の少なくとも一
部は、記録媒体7が配置されている側に向いた第1の表
面部と記録媒体7が配置されている側と反対方向に向い
た第2の表面部とを有する案内部であるガイド部40c
と、この第1の表面に接する第1の位置規制部である支
持部材38と第2の表面に接する第2の位置規制部であ
る支持部材39とからなる位置規制部とで構成されてい
る。
【0015】上述したように軸受部40aを光ヘッド本
体40と一体的にプラスチックで成形すると、軸受と光
ヘッド本体との間の寸法誤差は無くなるので軸受31に
より支承されるガイドシャフト32の中心線と対物レン
ズ26との間の距離Hの誤差は、光ヘッド本体40に対
するアクチュエータ25の寸法誤差と、アクチュエータ
25に対する対物レンズ26の寸法誤差との和だけにな
るが、これらの誤差は小さいので光ヘッド全体としての
寸法誤差をきわめて小さく抑えることができる。
【0016】図2の構成では、図1の構成に比較してガ
イドシャフトが2本から1本になった点で部品点数が少
なくなり、且つ組立作業が簡単になる利点がある。しか
も、可動体である光ヘッド本体40のガイド部40Cの
一部表面が板状部材である支持部材39、38に直接接
触して記録媒体の半径方向に摺動するように構成されて
いる。図3は本発明の情報読取装置の第2実施例を示す
図である。図3Aは線図的断面図、図3Bは分解斜視図
である。本例においては、レーザダイオード41から放
射された光ビームをコリメータレンズ42で平行とし、
偏光プリズム43を透過して反射プリズム44で反射さ
せ、1/4波長板45を経てアクチュエータ46によっ
て光軸方向およびそれと直交するトラッキング方向に変
位される対物レンズ47に入射させる。光ビームは対物
レンズ47によって集束されスポットとして記録媒体に
投射される。記録媒体で反射された光を対物レンズ47
で集光し、1/4波長板45および反射プリズム44を
経て偏光プリズム43に入射させる。この反射光ビーム
は偏光膜43aで反射され、ほぼ臨界角に設定した反射
面を有する検出プリズム48に入射させる。本例ではこ
の反射面は図3Aの紙面の平面に垂直な光軸を構成する
ように設定されているので、この反射面で反射された受
光素子を構成するフォトダイオードは検出プリズム48
の影になっており、見えない。上述したレーザダイオー
ド41、コリメータレンズ42、各種プリズム43,4
4,48,1/4波長板45、アクチュエータ46およ
びフォトダイオードは光ヘッド本体49に装着されてい
るが、この光ヘッド本体はプラスチックの成形体を以っ
て構成されている。また、本例ではこの光ヘッド本体4
9と一体的にラック部49aおよびガイド部49bが形
成されている。ラック部49aの側面にはラック50が
形成されており、このラックと噛合するピニオン51
と、このピニオンに連結されたモータ52が設けられて
いる。
【0017】光ヘッド本体49はラック部49aおよび
ガイド部49bの底面によってベース53上に載せられ
てトラッキング方向に摺動するように構成されている。
光ヘッド本体49の上下動を規制するためにベース53
の両側部に押え板54および56を取付け、その内部に
形成した弾性舌片54aおよび56aの下面に突起55
および57をそれぞれ設け、これら突起を光ヘッド本体
49のラック部49aおよびガイド部49bの上面に弾
性的に押当てている。このようにして、モータ52を付
勢することにより光ヘッド本体49、したがって対物レ
ンズ47をディスク状記録媒体の径方向にスムーズに移
動させることができる。本実施例では、光ヘッド本体4
9と一体的にラック部49aおよびガイド部49bをプ
ラスチックの成形体で形成したため、他にキャリッジ等
の部材は不要であり、移動部分全体の重量は軽量とな
り、モータ52は低出力の小形のもので足り、しかも高
速移動が可能となるのでアクセス時間を短縮することが
できる。
【0018】図4は本発明の情報読取装置の第3実施例
を示したものである。図4Aは断面図、図4Bは斜視図
である。本例においては、光ヘッド本体60をプラスチ
ックの成形体で構成するとともにこれと一体的にラック
部60a、ガイド部60b及び摺動部60cをプラスチ
ックにより成形する。即ち、ラック部60aの側面には
曲面状としたラック61を形成すると共に円筒状の摺動
部60cを一体的に形成する。可動体である光ヘッド本
体60の摺動部60cの一部表面が板状部材であるベー
ス本体63に直接接触した状態で、光ヘッド本体60が
ディスク状記録媒体7の半径方向に移動するように構成
されている。本例では光ヘッド本体60の内部の構造は
省略してあるが、対物レンズ62のみを示す。光ヘッド
本体60をディスク状記録媒体の径方向に摺動自在に支
持するベースをベース本体63と、このベース本体63
の側面に矢印Aで示すように上下方向に変位可能に取付
けられる端部材64とを以って構成する。本発明で言う
板状部材は図4の構成においては、ベース本体63と端
部材64の結合体に相当する。ベース本体63の他方の
側には、光ヘッド本体60と一体に形成した円筒状の摺
動部60cが嵌合する断面V字状の溝63aと、ラック
61と噛合するピニオン65に連結したモータ66を収
納する空所63bとを形成する。さらにベース本体63
の上面には円筒状の摺動部60cを溝63aに弾性的に
押圧するための押え板67を設ける。また、端部材64
には突起64aを形成し、ガイド部60bをこの突起に
弾性的に押圧するための突起69を有する押え板68を
端部材64に固着する。
【0019】上述したように、端部材64をベース本体
63に対して上下にずらして固定することにより光ヘッ
ド本体60は仮想線で示すように円筒状の摺動部60c
を中心として矢印aで示すように図4Aの紙面の平面内
で回動することになる。これによって対物レンズ62の
光軸を情報トラックの接線の方向に調整することができ
る。この回動によってラック61とピニオン65との係
合が阻害されないように、本例ではラック61を湾曲さ
せてある。勿論ピニオン65の歯を湾曲させることもで
きる。ガイド部60bには第1の表面部(突起69に対
向している)と第2の表面部(突起部64aに対向して
いる)を有している。押さえ板68には一方の位置規制
部である突起69が、端部材64には他方の位置規制部
である突起64aが設けられている。
【0020】図5は本発明の情報読取装置の第4の実施
例を示す図である。図5Aはベースを含めた全体の断面
図、図5Bはベースの斜視図である。本例では可動体で
ある光ヘッド本体70と一体に底部70aをプラスチッ
クの成形体を以って構成し、この軸受部の一側面にラッ
ク71を形成する。底部70aは逆T字状の断面形状を
しており、これを板状部材であるベース72に形成した
対応する形状の溝72aに摺動自在に嵌合する。板状部
材であるベース72には凹所72bを形成し、この凹所
を溝72aと連通させる。凹所72bの内部にはラック
71と噛合するピニオン73を設け、このピニオン73
をモータ74に連結する。従ってモータ74を駆動する
ことにより底部70aを溝72a内で移動させることが
でき、これによって光ヘッド本体70及びそれに装着し
た対物レンズ75をディスク状記録媒体の径方向に移動
させることができる。光ヘッド本体70は、一体成形体
で構成され、この光ヘッド本体70の一部である底部7
0aの表面が板状部材であるベース72に直接接触した
状態で、光ヘッド本体70がディスク状記録媒体7の半
径方向に移動するように構成されている。
【0021】図6は本発明情報読取装置の第5実施例を
示すものである。図6Aは断面図、図6Bは斜視図であ
る。本例では光ヘッド本体80と一体に円筒状の摺動部
80a、ガイド部80b及びラック部80cをプラスチ
ックの成形体を以って構成する。円筒状の摺動部80a
は板状部材であるベース81の立上がり部に形成した対
応する溝81a内に摺動自在に挿入する。また、ベース
を構成する端部材82に突起84を形成し、その上にガ
イド部80bを載せる。端部材82の上面には弾性舌片
83をねじ止めし、この弾性舌片の下面に形成した突起
84をガイド部80bに当接し、ガイド部を弾性的に挟
持する。光ヘッド本体80の底面に一体的に形成したラ
ック部80cに形成したラック85と噛合するピニオン
86を、端部材82に固定したモータ87に連結する。
本例においては、ベース81に対する端部材82の取付
位置を矢印Aで示すように上下させることにより光ヘッ
ド本体80を円筒状の摺動部80aを中心として矢印a
で示すように回動させることができ、これにより対物レ
ンズ88の光軸を情報トラックの接線方向に調整するこ
とができる。ガイド部80bには第1の表面部(突起8
4に対向している)と第2の表面部(端部材82の突起
に対向している)を有している。弾性舌片83には一方
の位置規制部である突起84が、端部材64には他方の
位置規制部である断面半円形の突起が設けられている。
一体成形体の可動体である光ヘッド本体80の一部表面
は板状部材であるベース81に直接接触した状態で、光
ヘッド本体80はディスク状記録媒体7の半径方向に移
動するように構成されている。図7は本発明に至るまで
に開発した情報読取装置の参考例である。本例では光ヘ
ッド本体とラック部とをプラスチックの成形体を以って
一体的に形成したものである。即ち、光ヘッド本体90
と一体にラック部90aをプラスチック成形体で形成
し、ラック部90aの側面にラック91を形成する。光
ヘッド本体90の両側には軸受94を嵌合し、これにガ
イドシャフト95を摺動自在に挿通する。同様に軸受ブ
ロック93には軸受96を嵌合し、これにガイドシャフ
ト97を摺動自在挿通する。
【0022】図8は本発明の情報読取装置における第6
実施例である。図5に示す例と同じように光ヘッド本体
の底面に軸受部を一体的にプラスチック成形体により構
成したものであるが、本例ではこのプラスチック成形体
を導電性を有するものとし、これにレーザダイオードを
直接固定する。即ち、光ヘッド本体100と一体に底部
100aを導電性プラスチック成形体を以って構成し、
軸受部の側面にラック101を形成する。底部100a
はベース102に形成した溝102aに摺動自在に挿入
する。ベース102にはモータ103を設け、これに連
結したピニオン104をラック101と噛合させる。光
ヘッド本体100によってレーザダイオード105を支
持するが、本例ではレーザダイオード105の基板10
6を直接光ヘッド本体100の側面にねじ止めする。こ
のように構成することにより、レーザダイオードを光ヘ
ッド本体に取付けるための部材を省くことができ、部品
点数を減らすことができ、組立調整も容易となる。更に
光ヘッド本体100が導電性を有するため、ここに静電
気が帯電することがなくなり、レーザダイオードを放電
による損傷から有効に保護することができる。
【0023】本発明では上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、種々の変形や変更が可能である。例え
ばプラスチックの成形体より成る光ヘッド本体内に収納
する光源、光学系および受光素子は種々のものがあり、
またアクチュエータも種々の形式のものがある。例えば
光源として3本の光ビームを放射するものを用いること
ができ、受光素子としては6分割の受光領域を有するも
のを用いることもできる。また、上述した例では臨界角
に設定した反射面を有する検出プリズムを用いてフォー
カッシングエラー情報を検出するものとしたが、例えば
シリンドリカルレンズを用いた非点収差法によってフォ
ーカッシングエラーを検出することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の情報読取装置は、情報が記録さ
れたディスク状記録媒体の情報を読み取るために、情報
読取ヘッドが配置された可動体(例えば、前記実施例の
光ヘッド本体40、49、60、70、80)を、ガイ
ド機構により前記ディスク状記録媒体の半径方向に直線
移動させるようにした情報読取装置において、前記ガイ
ド機構は前記媒体面に垂直な方向の肉厚寸法よりも前記
媒体面に平行な方向の外形寸法が大である板状部材(例
えば、前記実施例の支持部材38,39、ベース53、
ベース本体63、ベース72、ベース81と端部材82
との結合体)を有しており、該板状部材は前記媒体面が
配置されている側に前記媒体面に平行な表面部を少なく
とも有するものであり、更に前記可動体は、一体成形体
で構成され前記可動体の一部表面が前記板状部材に直接
接触した状態で前記半径方向に移動するように構成した
ことを特徴とするから、本発明は以下の効果がある。極
めて簡単な構成で組立が簡単な情報読取装置を実現する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明に至るまでに開発した情報読取
装置で参考図である。図1Bは本発明に至るまでに開発
した情報読取装置で参考図である。
【図2】図2Aは本発明の第1実施例を説明した図であ
る。図2Bは本発明の第1実施例を説明した図である。
【図3】図3Aは本発明の第2実施例を説明した図であ
る。図3Bは本発明の第2実施例を説明した図である。
【図4】図4Aは本発明の第3実施例を説明した図であ
る。図4Bは本発明の第3実施例を説明した図である。
【図5】図5Aは本発明の第4実施例を説明した図であ
る。図5Bは本発明の第4実施例を説明した図である。
【図6】図6Aは本発明の第5実施例を説明した図であ
る。図6Bは本発明の第5実施例を説明した図である。
【図7】図7は本発明に至るまでに開発した情報読取装
置で参考図である。
【図8】図8は本発明の第6実施例を説明した図であ
る。
【図9】図9Aは本発明に至るまでに開発した情報読取
装置で参考図である。図9Bは本発明に至るまでに開発
した情報読取装置で参考図である。
【符号の説明】
26 対物レンズ 32 ガイドシャフト 38 支持部材 39 支持部材 40 光ヘッド本体 40a 軸受部 40c ガイド部 53 ベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が記録されたディスク状記録媒体の情
    報を読み取るために、情報読取ヘッドが配置された可動
    体を、ガイド機構により前記ディスク状記録媒体の半径
    方向に直線移動させるようにした情報読取装置におい
    て、 前記ガイド機構は前記媒体面に垂直な方向の肉厚寸法よ
    りも前記媒体面に平行な方向の外形寸法が大である板状
    部材を有しており、該板状部材は前記媒体面が配置され
    ている側に前記媒体面に平行な表面部を少なくとも有す
    るものであり、更に前記可動体は、一体成形体で構成さ
    れ前記可動体の一部表面が前記板状部材に直接接触した
    状態で前記半径方向に移動するように構成したことを特
    徴とする情報読取装置。
JP9985997A 1997-04-17 1997-04-17 情報読取装置 Pending JPH1055548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382566B1 (ko) * 2001-06-29 2003-05-09 삼성전기주식회사 광픽업용 액츄에이터 가이드 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382566B1 (ko) * 2001-06-29 2003-05-09 삼성전기주식회사 광픽업용 액츄에이터 가이드 장치

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Effective date: 19990112