JPH07147018A - 情報読取装置 - Google Patents

情報読取装置

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Publication number
JPH07147018A
JPH07147018A JP12344894A JP12344894A JPH07147018A JP H07147018 A JPH07147018 A JP H07147018A JP 12344894 A JP12344894 A JP 12344894A JP 12344894 A JP12344894 A JP 12344894A JP H07147018 A JPH07147018 A JP H07147018A
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JP
Japan
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base
optical head
rack
information
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP12344894A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
Tadao Karasawa
忠夫 唐沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度の読取りが可能で、且つ安価な情報読
取装置を提供することを目的とする。 【構成】 第1の案内部材(32)と第2の案内部材
(38、39)の両案内部材の少なくとも一部と基台
(40)とを媒体面とベースとの間に配置すると共に、
ラックが形成された基台をプラスチック系材料による一
体形成によって構成し、前記第1あるいは第2の案内部
材の少なくとも一方の案内部材の表面に前記基台を直接
接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスク、ビ
デオディスク等の光ディスクや光磁気ディスクなどの光
学式記録媒体に対して情報の記録や再生を行うための光
情報読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は本出願人が開発した光ヘッドの一
例の構成を示す(特願昭60−156905号参照)も
のであり、図9Aは内部に配置したレーザダイオード、
フォトダイオード、光学系の配置を示す線図であり、図
9Bは光ヘッド全体の構成を示す斜視図である。
【0003】図9Aに示すように、光源を構成するレー
ザダイオード1から放射された光ビームはコリメータレ
ンズ2により平行ビームに集束され、偏光膜3aを有す
る偏光プリズム3に入射する。入射光ビームはこの偏光
膜3aで反射され、1/4波長板4を経てアクチュエー
タ5により光軸方向並びにそれと直交するトラッキング
方向に変位される対物レンズ6に入射し、記録媒体7上
にスポットとして照射される。本例では記録媒体7に記
録された情報トラックを再生するものとする。この情報
トラックの情報で変調を受けた記録媒体7からの反射光
ビームは対物レンズ6で集光され、再び1/4波長板4
を通り偏光プリズム3に入射する。この光ビームは1/
4波長板4を2回透過しているので偏光面が90°回転
し、偏光膜3aを透過し、反射面8aが入射光の光軸に
対してほぼ臨界角に設定された検出プリズム8に入射す
る。この反射面8aで反射した光束を、4分割した受光
領域を有する受光素子を構成するフォトダイオード9に
入射させる。図8Aでは図面を明瞭とするためにアクチ
ュエータ5の内部構造を示していないが、対物レンズ6
はその光軸方向およびそれと直交する方向に変位可能に
板ばねにより支持されており、フォーカッシングコイル
およびトラッキングコイルにフォーカッシングエラーお
よびトラッキングエラーに応じた電流を流すことにより
対物レンズ6を光軸方向およびトラッキング方向に変位
させることができるように構成されている。このような
アクチュエータの詳細な構成は、例えば特開昭56−9
4311号公報に開示されているとともに本発明の要部
ではないのでこれ以上詳細な説明は省略する。また、反
射面8aをほぼ臨界角に設定した検出プリズム8と4分
割した受光素子9を含むフォーカッシングエラーおよび
トラキングエラー検出機構についても、例えば特開昭5
7−66533号公報に開示されているので、これ以上
詳細な説明は省略する。
【0004】上述した本出願人が開発した光ヘッドにお
いては、レーザダイオードより成る光源1、この光源か
ら放射される光ビームを対物レンズ6へ導く光学系2,
3,4、対物レンズをその光軸方向およびそれとほぼ直
交する方向に変位させてフォーカッシング制御やトラッ
キング制御を行うアクチュエータ5、記録媒体7から反
射された光ビームを対物レンズ6や検出プリズム8を介
して受光するフォトダイオードより成る受光素子9等を
支持する光ヘッド本体10は、アルミや亜鉛等の金属の
成形体を以って構成されている。この光ヘッド本体10
の下部には蓋11をねじ12により固定して開口を塞い
でいる。
【0005】また、光ヘッドを記録媒体7に記録された
情報トラックと直交する方向に駆動するために、光ヘッ
ド本体10にはねじ13により軸受ブロック14を取付
け、この軸受ブロックには軸受15を嵌合し、これにガ
イドシャフト16を摺動自在に挿通する。また、軸受ブ
ロック14の上面には、側面にラック17aを形成した
ラックプレート17を固着し、このラック17aにピニ
オン18を噛合させ、このピニオンをモータ19により
回転させるように構成している。光ヘッド本体10に
は、これと一体的にガイド部10aを形成し、これを支
持部材20上に載置している。この支持部材20を矢印
Aで示すように上下方向に移動させることにより、光ヘ
ッド全体をガイドシャフト16を中心として矢印aで示
すように回動させて、対物レンズ6の光軸をトラック方
向に調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】上述した光ヘッドに
おいては、アルミや亜鉛の金属の成形体を以って構成さ
れている光ヘッド本体10に装着される各種の部品の位
置関係を所望のものとするために光ヘッド本体の面精度
および寸法精度を出す必要があり、このため成形後、切
削加工が必要となり、工程数が増え、コスト高となる欠
点がある。
【0007】また、金属成形体を以って構成される光ヘ
ッド本体10の重量は、例えば約30gと重く、光ヘッ
ド全体の重量は約60gとなっている。これに伴ってイ
ナーシャが増大し、光ヘッドを、記録媒体のトラックと
直交する方向、すなわちディスク状記録媒体の径方向に
駆動する動力源として出力の大きなものが必要となると
ともに高速送りが困難となり、光ヘッドを所望のトラッ
ク位置に移動するまでのアクセス時間が長くなる欠点が
ある。
【0008】さらに、上述した光ヘッドにおいては、光
ヘッド本体10と別体に軸受ブロック14やラックプレ
ート17が形成されているので部品点数が多くなり、組
立調整が面倒となり、製造コストが高くなる欠点があ
る。特に光ヘッド本体10と軸受ブロック14が別体に
なっていると、第9図Aに示すように位置の基準となる
ガイドシャフト16の中心線と対物レンズ6の光軸との
間の距離Hの寸法誤差が大きくなる欠点がある。すなわ
ち、上記の距離Hは、ガイドシャフト16の中心線と、
軸受ブロック14の取付基準面との間の距離α、この取
付基準面とアクチュエータ5の取付基準面との間の距離
βおよびこの取付基準面と対物レンズ6の光軸との間の
距離γとの和に等しいが、これらの距離α、βおよびγ
の各々に誤差があるので、距離Hはこれらの誤差の和と
なり、きわめて大きなものとなる欠点がある。本発明の
目的は上述した欠点を解決した情報読取装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段及び作用】本発明の情報
読取装置は、情報がトラック状に記録され且つベース
(ディスクに関し当該ディスクを回転駆動させるモータ
が配置されている側に配置され且つ記録媒体面に対向す
るように配置された部材をいう)に離間して対向するよ
うに配置されたディスク状記録媒体の媒体面へ、光源か
らの光束をレンズにより収束光として照射させ、その反
射光により前記情報を読み取るに際し、前記媒体面に垂
直な第1の方向と前記媒体面に平行で情報トラックを横
切る第2の方向の両方向に前記レンズが移動可能なよう
に前記レンズを基台に配置すると共に、前記第2の方向
に延在し且つ前記ベースに固定された第1の案内部材と
第2の案内部材とを配置し、前記基台に形成されたラッ
クとモータにより回転駆動するギャとの係合により前記
基台を前記第2の方向に移動するようにした情報読取装
置において、前記第1及び第2の案内部材の少なくとも
一部と前記基台とを前記媒体面と前記ベースとの間に配
置すると共に、前記ラックが形成された前記基台をプラ
スチック系材料による一体形成(中間に結合部分が無い
一続きの部材からなる形態をいう)によって構成し、前
記基台を前記第1の案内部材と前記第2の案内部材の少
なくとも一方の案内部材の表面に直接接触するように構
成したことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下説明す
る。図1は本発明の情報読取装置を説明するための参考
図であり、図1Aは断面図、図1Bは平面図である。本
例では光ヘッド本体と軸受部とをプラスチックの一体成
形体を以って構成したものである。光ヘッド内部の構造
は図9に示した従来の光ヘッドと同様であり、レーザダ
イオード21から放射されるレーザビームをコリメータ
レンズ22で平行とし、偏光プリズム23の偏光膜23
aで反射させ、1/4波長板24を経て、アクチュエー
タ25によって光軸に平行なフォーカシング方向および
それと直交するトラッキング方向に変位される対物レン
ズ26に入射させる。対物レンズ26はレーザビームを
集束し、スポットとして記録媒体27の情報トラック上
に集束させる。本例では記録媒体はディスク状とし、情
報トラックは螺旋状とする。記録媒体27で反射された
光は対物レンズ26で集光され、1/4波長板24を経
て偏光プリズム23を透過し、検出プリズム28のほぼ
臨界角に設定された反射面28aで反射され、フォトダ
イオード29に入射する。
【0011】本実施例においては、レーザダイオード2
1と、コリメータレンズ22と、偏光プリズム23と、
1/4波長板24および検出プリズム28を一体に構成
した光学系と、アクチュエータ25と、フォトダイオー
ド29とを支持する光ヘッド本体30および軸受部30
aおよび30bをプラスチックの一体成形体を以って構
成する。すなわち、軸受部30a,30bを有する光ヘ
ッド本体30は、PPS(ポリ・フェニル・サルファイ
ド)、PEEK(ポリ・エーテル・エーテル・ケト
ン)、PES(ポリ・エーテル・サルフォン)、PEI
(ポリ・エーテル・イミド)、PC(ポリカーボネー
ト)、エポキシ樹脂等のプラスチックまたはこれらの材
料にカーボンファイバやガラスファイバ等の繊維を混合
して強度を増したプラスチックの一体成形体を以って構
成する。このようなプラスチック材料の成形体は、型の
寸法精度さえ確保しておけば、きわめて正確に成形する
ことができるので、従来の金属成形体より成る光ヘッド
本体の場合のように成形後、切削加工を施して寸法精度
を出す必要はない。したがって製造工程から切削工程を
省くことができ、製造コストを低減することができる。
さらに、プラスチック材料は金属に比べて1/2〜1/
3程度軽量であるので、光ヘッドの重量を軽くすること
ができる。したがって光ヘッドを情報トラックと直交す
る方向、すなわちディスク状記録媒体の径方向に駆動す
るための動力源は低出力のもので足り、しかも高速に移
動することができるのでアクセス時間の短縮を図ること
ができる。さらに、プラスチック材料は金属に比べて熱
伝導率が低いのでアクチュエータ25のコイルで発生し
た熱が光ヘッド本体30を伝わってレーザダイオード2
1に致達しにくくなり、レーザダイオードの温度上昇を
有効に抑えることができ、レーザダイオードの寿命を抑
えることができ、レーザダイオードの寿命を延長するこ
とができる。
【0012】また、軸受部30a,30bは光ヘッド本
体30と一体に構成されているので部品点数は少なくな
り、組立調整が簡単となり、製造コストを低減すること
ができる。さらに軸受部の基準線、すなわちガイドシャ
フトの中心線と対物レンズの光軸との間の距離Hの誤差
も小さくなる。すなわち、上記の距離Hは、ガイドシャ
フト32の中心線とアクチュエータ25の取付基準面と
の間の距離σと、この取付基準面と対物レンズ26の光
軸との間の距離γとの和となり、この距離Hの誤差は距
離σとγのそれぞれの誤差の和となり、図9について上
述した従来の光ヘッドにおける距離Hの誤差に比べて著
しく小さくなり、寸法精度が向上することになる。
【0013】図9において説明したと同様に図1の35
はラックプレート、35aはラック、36はピニオン、
37はモータを示すが、ラクプレート35は光ヘッド本
体30と別体となっている。従ってかかる構成では部品
点数が大となると共に、組立作業が複雑となる欠点があ
る。そこで本発明はこの欠点も解決した情報読取装置を
提供することを目的とするものである。
【0014】図2は図1の装置に更に改良を加えた本発
明による情報読取装置の第1の実施例を示すものであ
り、図2Aは線図的断面図、図2Bは平面図、図2Cは
正面図である。本例では光ヘッド本体40と一体的に軸
受部40a、ラック部40bおよびガイド部40cをプ
ラスチックの成形体を以って構成する。すなわち、軸受
部40aには孔をあけ、これに軸受31を嵌合し、これ
にガイドシャフト32を摺動自在に通す。またラック部
40bの側面にはラックを一体的に形成し、これをピニ
オン36と噛合させ、このピニオンをモータ37に連結
する。また、ガイド部40cはラック部40bと同じ幅
を有するものとし、これを上下から支持部材38および
39によって挟むようにする。その他の構成は図1に示
した参考図とほぼ同じであるので同じ部分には同じ符号
を付して示し、詳細な説明は省略する。
【0015】上述したように軸受部40aを光ヘッド本
体40と一体的にプラスチックで成形すると、軸受と光
ヘッド本体との間の寸法誤差は無くなるので軸受31に
より支承されるガイドシャフト32の中心線と対物レン
ズ26との間の距離Hの誤差は、光ヘッド本体40に対
するアクチュエータ25の寸法誤差と、アクチュエータ
25に対する対物レンズ26の寸法誤差との和だけにな
るが、これらの誤差は小さいので光ヘッド全体としての
寸法誤差をきわめて小さく抑えることができる。
【0016】図3は本発明による情報読取装置の第2の
実施例を示すものであり、図3Aは線図的断面図、図3
Bは分解斜視図である。本例においては、レーザダイオ
ード41から放射された光ビームをコリメータレンズ4
2で平行とし、偏光プリズム43を透過して反射プリズ
ム44で反射させ、1/4波長板45を経てアクチュエ
ータ46によって光軸方向およびそれと直交するトラッ
キング方向に変位される対物レンズ47に入射させる。
光ビームは対物レンズ47によって集束されスポットと
して記録媒体に投射される。記録媒体で反射された光を
対物レンズ47で集光し、1/4波長板45および反射
プリズム44を経て偏光プリズム43に入射させる。こ
の反射光ビームは偏光膜43aで反射され、ほぼ臨界角
に設定した反射面を有する検出プリズム48に入射させ
る。本例ではこの反射面は図3Aの紙面の平面に垂直な
光軸を構成するように設定されているので、この反射面
で反射された受光素子を構成するフォトダイオードは検
出プリズム48の影になっており、見えない。上述した
レーザダイオード41、コリメータレンズ42、各種プ
リズム43,44,48,1/4波長板45、アクチュ
エータ46およびフォトダイオードは光ヘッド本体49
に装着されているが、この光ヘッド本体はプラスチック
の成形体を以って構成されている。また、本例ではこの
光ヘッド本体49と一体的にラック部49aおよび軸受
部49bが形成されている。ラック部49aの側面には
ラック50が形成されており、このラックと噛合するピ
ニオン51と、このピニオンに連結されたモータ52が
設けられている。
【0017】光ヘッド本体49はラック部49aおよび
軸受部49bの底面によってベース53上に載せられて
トラッキング方向に摺動するように構成されている。光
ヘッド本体49の上下動を規制するためにベース53の
両側部に押え板54および56を取付け、その内部に形
成した弾性舌片54aおよび56aの下面に突起55お
よび57をそれぞれ設け、これら突起を光ヘッド本体4
9のラック部49aおよびガイド部49bの上面に弾性
的に押当てている。このようにして、モータ52を付勢
することにより光ヘッド本体49、したがって対物レン
ズ47をディスク状記録媒体の径方向にスムーズに移動
させることができる。本実施例では、光ヘッド本体49
と一体的にラック部49aおよび軸受部49bをプラス
チックの成形体で形成したため、他にキャリッジ等の部
材は不要であり、移動部分全体の重量は軽量となり、モ
ータ52は低出力の小形のもので足り、しかも高速移動
が可能となるのでアクセス時間を短縮することができ
る。
【0018】図4は本発明による情報読取装置の第3の
実施例を示すものであり、図4Aは断面図、図4Bは斜
視図である。本例においては、光ヘッド本体60をプラ
スチックの成形体で構成するとともにこれと一体的にラ
ック部60a、ガイド部60bおよび軸受部60cをプ
ラスチックにより成形する。すなわち、ラック部60a
の側面には曲面状としたラック61を形成するとともに
円筒状の軸受部60cを一体的に形成する。本例では光
ヘッド本体60の内部の構造は省略してあるが、対物レ
ンズ62のみを示す。光ヘッド本体60をディスク状記
録媒体の径方向に摺動自在に支持するベースをベース本
体63と、このベース本体63の側面に矢印Aで示すよ
うに上下方向に変位可能に取付けられる端部材64とを
以って構成する。ベース本体63の他方の側には、光ヘ
ッド本体60と一体に形成した円筒状の軸受部60cが
嵌合する断面V字状の溝63aと、ラック61と噛合す
るピニオン65に連結したモータ66を収納する空所6
3bとを形成する。さらにベース本体63の上面には円
筒状の軸受部60cを溝63aに弾性的に押圧するため
の押え板67を設ける。また、端部材64には突起64
aを形成し、ガイド部60bをこの突起に弾性的に押圧
するための突起69を有する押え板68を端部材64に
固着する。
【0019】上述したように、端部材64をベース本体
63に対して上下にずらして固定することにより光ヘッ
ド本体60は仮想線で示すように円筒状の軸受部60c
を中心として矢印aで示すように図4Aの紙面の平面内
で回動することになる。これによって対物レンズ62の
光軸を情報トラックの接線の方向に調整することができ
る。この回動によってラック61とピニオン65との係
合が阻害されないように、本例ではラック61を湾曲さ
せてある。勿論ピニオン65の歯を湾曲させることもで
きる。
【0020】図5は本発明による情報読取装置の第4の
実施例の構成を示すものであり、図5Aはベースを含め
た全体の断面図、図5Bはベースの斜視図である。本例
では光ヘッド本体70と一体に軸受部70aをプラスチ
ックの成形体を以って構成し、この軸受部の一側面にラ
ック71を形成する。軸受部70aは逆T字状の断面形
状を有しており、これをベース72に形成した対応する
形状の溝72aに摺動自在に嵌合する。ベース72には
凹所72bを形成し、この凹所を溝72aと連通させ
る。凹所72bの内部にはラック71と噛合するピニオ
ン73を設け、このピニオンをモータ74に連結する。
したがってモータ74を駆動することにより軸受部70
aを溝72a内で移動させることができ、これによって
光ヘッド本体70およびそれに装着した対物レンズ75
をディスク状記録媒体の径方向に移動させることができ
る。
【0021】図6は本発明のさらに第5の実施例を示す
ものであり、図6Aは断面図、図6Bは斜視図である。
本例では光ヘッド本体80と一体に円筒状の軸受部80
a、ガイド部80bおよびラック部80cをプラスチッ
クの成形体を以って構成する。円筒状の軸受部80aは
ベース81の立上り部に形成した対応する溝81a内に
摺動自在に挿入する。また、ベースを構成する端部材8
2に突起82aを形成し、その上にガイド部80bを載
せる。端部材82の上面には弾性舌片83をねじ止め
し、この弾性舌片の下面に形成した突起84をガイド部
80bに当接し、ガイド部を弾性的に挟持する。光ヘッ
ド本体80の底面に一体的に形成したラック部80cに
形成したラック85と噛合するピニオン86を、端部材
82に固定したモータ87に連結する。本例において
は、ベース81に対する端部材82の取付位置を矢印A
で示すように上下させることにより光ヘッド本体80を
円筒状の軸受部80aを中心として矢印aで示すように
回動させることができ、これにより対物レンズ88の光
軸を情報トラックの接線方向に調整することができる。
図7は本発明の光ヘッドの第6の実施例を示すものであ
り、本例では光ヘッド本体とラック部とをプラスチック
の成形体を以って一体的に形成したものである。すなわ
ち、光ヘッド本体90と一体にラック部90aをプラス
チック成形体で形成し、ラック部90aの側面にラック
91を形成する。光ヘッド本体90の両側には軸受ブロ
ック92および93をそれぞれ固着する。軸受ブロック
92には軸受94を嵌合し、これにガイドシャフト95
を摺動自在に挿通する。同様に軸受ブロック93には軸
受96を嵌合し、これにガイドシャフト97を摺動自在
挿通する。
【0022】図8は本発明の情報読取装置の第7の実施
例を示すものであり、第5図に示す実施例と同じように
光ヘッド本体の底面に軸受部を一体的にプラスチック成
形体により構成したものであるが、本例ではこのプラス
チック成形体を導電性を有するものとし、これにレーザ
ダイオードを直接固定する。すなわち、光ヘッド本体1
00と一体に軸受部100aを導電性プラスチック成形
体を以って構成し、軸受部の側面にラック101を形成
する。軸受部100aはベース102に形成した溝10
2aに摺動自在に挿入する。ベース102にはモータ1
03を設け、これに連結したピニオン104をラック1
01と噛合させる。光ヘッド本体100によっレーザダ
イオード105を支持するが、本例ではレーザダイオー
ド105の基板106を直接光ヘッド本体100の側面
にねじ止めする。このように構成することにより、従来
の光ヘッドにおいて必要であったレーザダイオードを光
ヘッド本体に取付けるための部材を省くことができ、部
品点数を減らすことができ、組立調整も容易となる。さ
らに光ヘッド本体100が導電性を有するため、ここに
静電気が帯電することがなくなり、レーザダイオードを
放電による損傷から有効に保護することができる。
【0023】本発明では上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、種々の変形や変更が可能である。例え
ばプラスチックの成形体より成る光ヘッド本体内に収納
する光源、光学系および受光素子は種々のものがあり、
またアクチュエータも種々の形式のものがある。例えば
光源として3本の光ビームを放射するものを用いること
ができ、受光素子としては6分割の受光領域を有するも
のを用いることもできる。また、上述した例では臨界角
に設定した反射面を有する検出プリズムを用いてフォー
カッシングエラー情報を検出するものとしたが、例えば
シリンドリカルレンズを用いた非点収差法によってフォ
ーカッシングエラーを検出することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の情報読取装置は、情報がトラッ
ク状に記録され且つベース(例えば前記実施例のベース
53、装置のハウジングの底部のような部分も含む)に
離間して対向するように配置されたディスク状記録媒体
の媒体面へ、光源からの光束をレンズにより収束光とし
て照射させ、その反射光により前記情報を読み取るに際
し、前記媒体面に垂直な第1の方向と前記媒体面に平行
で情報トラックを横切る第2の方向の両方向に前記レン
ズが移動可能なように前記レンズを基台に配置すると共
に、互いに離間して配置されるものであって、前記第2
の方向に延在し且つ前記ベースに固定された第1の案内
部材と第2の案内部材とを配置し、前記基台に形成され
たラックとモータにより回転駆動するギャ(例えば前記
実施例のピニオン36、51など)との係合により前記
基台を前記第2の方向に移動するようにした情報読取装
置において、前記第1及び第2の案内部材の少なくとも
一部と前記基台とを前記媒体面と前記ベースとの間に配
置すると共に、前記ラックが形成された前記基台をプラ
スチック系材料による一体形成によって構成し、前記基
台を前記第1の案内部材と前記第2の案内部材の少なく
とも一方の案内部材の表面に直接接触するように構成し
たことを特徴とするから以下の効果を有する。 ラックを備えた基台をプラスチック系材料により一体
形成で構成したから、光ヘッドの重量は著しく軽量とな
り、このため高精度且つ高速の情報トラックのサーチ並
びに情報の読取りが可能となると共に、製造が簡単で且
つ部品点数が少なくなり装置が安価なものになる。 基台と一体形成のラックがプラスチック系材料によっ
て構成されているから、ラックとギャとの接触は極めて
滑らかなものとなり、結果として高精度の情報トラック
のサーチ並びに情報の読取りが可能となる。 プラスチック系材料による一体形成による基台を直接
第2の案内部材に接触させるだけでよいから装置の構成
は著しく簡単なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の情報読取装置を説明するため
の参考図である。図1Bは本発明の情報読取装置を説明
するための参考図である。
【図2】図2Aは本発明の第1実施例を説明した図であ
る。図2Bは本発明の第1実施例を説明した図である。
【図3】図3Aは本発明の第2実施例を説明した図であ
る。図3Bは本発明の第2実施例を説明した図である。
【図4】図4Aは本発明の第3実施例を説明した図であ
る。図4Bは本発明の第3実施例を説明した図である。
【図5】図5Aは本発明の第4実施例を説明した図であ
る。図5Bは本発明の第4実施例を説明した図である。
【図6】図6Aは本発明の第5実施例を説明した図であ
る。図6Bは本発明の第5実施例を説明した図である。
【図7】図7は本発明の第6実施例を説明した図であ
る。
【図8】図8は本発明の第7実施例を説明した図であ
る。
【図9】図9は本出願人が開発した光ヘッドの一例を説
明した図である。
【符号の説明】
26 対物レンズ 32 ガイドシャフト 38 支持部材 39 支持部材 40 光ヘッド本体 40a 軸受部 40c ガイド部 53 ベース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】図2Aは本発明の第1実施例を説明した図であ
る。図2Bは本発明の第1実施例を説明した図である。
図2Cは本発明の第1実施例を説明した図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報がトラック状に記録され且つベースに
    離間して対向するように配置されたディスク状記録媒体
    の媒体面へ、光源からの光束をレンズにより収束光とし
    て照射させ、その反射光により前記情報を読み取るに際
    し、前記媒体面に垂直な第1の方向と前記媒体面に平行
    で情報トラックを横切る第2の方向の両方向に前記レン
    ズが移動可能なように前記レンズを基台に配置すると共
    に、前記第2の方向に延在し且つ前記ベースに固定され
    た第1の案内部材と第2の案内部材とを配置し、前記基
    台に形成されたラックとモータにより回転駆動するギャ
    との係合により前記基台を前記第2の方向に移動するよ
    うにした情報読取装置において、 前記第1及び第2の案内部材の少なくとも一部と前記基
    台とを前記媒体面と前記ベースとの間に配置すると共
    に、前記ラックが形成された前記基台をプラスチック系
    材料による一体形成によって構成し、前記基台を前記第
    1の案内部材と前記第2の案内部材の少なくとも一方の
    案内部材の表面に直接接触するように構成したことを特
    徴とする情報読取装置。
JP12344894A 1994-06-06 1994-06-06 情報読取装置 Pending JPH07147018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7266829B2 (en) 2003-05-29 2007-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical head apparatus, optical head transferring method and optical disk apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843675B2 (ja) * 1976-03-27 1983-09-28 日立造船株式会社 横形回転機の内容物排出装置
JPS59207070A (ja) * 1983-05-10 1984-11-24 Victor Co Of Japan Ltd 可撓性磁気デイスク装置

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