JPH1054639A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH1054639A
JPH1054639A JP22606096A JP22606096A JPH1054639A JP H1054639 A JPH1054639 A JP H1054639A JP 22606096 A JP22606096 A JP 22606096A JP 22606096 A JP22606096 A JP 22606096A JP H1054639 A JPH1054639 A JP H1054639A
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五月 周防
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朗 多久島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷気をダクトに設けた複数の吹出口から冷蔵室
に吹き出す構造において、ダクト構造を簡単にする事に
より冷気の圧力損失が少なく、また、冷蔵室最上部に位
置する吹出口を上方に位置させ、且つ吹出流量を調節す
る事により冷蔵室の庫内温度を均等にする。 【解決手段】冷気供給口から上方向に延びるダクト1
と、冷蔵室への吹出口を複数個設けた下方向に延びるダ
クト2とから成るダクト構成において、ダクト2におけ
る最上端に位置する吹出口3より下側の位置に、ダクト
1とダクト2を連結するため開口部4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクトに形成され
た複数個の吹出口から冷蔵室に冷気を吹き出させる構成
の冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダクトの各吹出口から冷気を均等に吹き
出させるための従来の技術として、特開平6−8214
4号公報に記載されている如く、冷気供給口から上方向
に延びるダクトと、そのダクトの終端部分から逆方向に
延びるダクト(複数個の吹出口を設ける)から構成さ
れ、供給口から流入した冷気がダクトの上端に当たっ
て、速度エネルギーが圧力エネルギーに変換され、下方
向に延びるダクトを通って吹出口から吹き出す方式の発
明がある。また、特開平6−117744号公報に記載
されている如く、ダクトの上端部に円滑に流れ方向を転
換させるためのガイドを設けたり、冷気風を受けて吹出
口から吹き出させるために吹出口風下側の開口縁部に突
部を設けるといった発明がある。
【0003】しかしながら、まず、特開平6−8214
4号においては、供給口から流入した冷気がダクトの上
端壁に当たって、速度エネルギーが圧力エネルギーに変
換され、下方向に延びるダクトを通って吹出口から吹き
出す方式において、冷蔵室最上段の吹出口が棚の下方向
に位置するため、最上段の上部が冷えにくいという問題
があり、また、特開平6−117744号においても同
様に、ガイドの構造上、冷蔵室最上段の吹出口が棚の下
方向に位置するため、最上段の上部が冷えにくいという
問題があった。
【0004】また、吹出口を上端壁付近に位置させる
と、最上段の風量が増して、下方向への風量が減少して
しまうため、風量調節のための改善が必要であった。ま
た、冷蔵室上方には、冷蔵室を照明するための照明灯を
設置する必要があり、ダクトと照明灯の位置関係を考慮
しながら設計しなければならないという制約があった。
【0005】ここで、従来の冷蔵庫を調査した結果につ
いて示す。図16に、実験に使用した冷蔵庫全体の縦断
側面図を示す。この冷蔵庫は、全有効内容積400l
(冷蔵室216l 、チルド室14l )、外形寸法は幅6
00mm、高さ1648mm、奥行き695mmである。同図
において、81は冷蔵室、82は冷蔵室81の下部にあ
るチルド室、83は冷凍室、84は野菜室であり、ミッ
ドフリーザータイプとして構成されている。
【0006】冷凍室83の背部には冷却器85が設けら
れており、この冷却器85によって冷却された空気は、
冷却器85の上部に設けられたファン86によって直接
冷凍室83に供給され、或いは上部の冷蔵室81、チル
ド室82及び野菜室84へ供給される。冷気の流れは、
図中の矢印により示した。
【0007】このように、冷蔵庫内全体に供給された冷
気は、庫内で温度上昇した後冷却器85に戻され、ここ
で再び冷却器85で冷却されて各室に供給されるという
循環過程をたどる。そこで、この従来の冷蔵庫の庫内温
度分布について、温度実測と数値解析を併用して調査し
た。
【0008】まず、図17は、図16に示した従来の冷
蔵庫の冷蔵室及びダクト構成図を模式的に示したもの
で、右側が正面縦断面図、左側が右側の正面縦断面図に
おけるa線で切断した側面縦断面図である。ダクトは、
冷気供給口から上方向に延びるダクト93、冷蔵室への
吹出口を複数個設けた下方向に延びるダクト94から構
成され、吹出口92などが設けられている。
【0009】また、ダクトの上部には、冷蔵室内照明灯
91が配置されている。冷蔵室内を照明するのに適切な
照明灯位置は、最も庫内が見やすくなる中央上方であ
る。よって、照明灯91がこの位置にあるために、ダク
トの上端までの長さについての制約を受け、最上部にあ
る吹出口92は、最上棚の下方に位置して、ここから冷
気を吹き出す事になる。従って、庫内の最上段上部は冷
気が届かず冷えにくいという問題点が予測される。
【0010】そこで、図18では、上記の従来の冷蔵室
内の庫内温度分布の実測データを、等温線(温度コンタ
ー)図により示した。同図は、図17で示した冷蔵室
(1〜4段及びチルド室)の中央縦断側面における温度
実測データであり、測定点は、各棚ごとに上壁及び下壁
からそれぞれ5cmの距離(図18中のL)の線上で、且
つ棚の長さを4等分した間隔毎に3点をとる小計6点
(図18中の1〜6で示す点)であり、これを全4段に
ついて行い、合計24点とした。そして、各測定点の補
間を行う事により、等温線を導き出した。
【0011】また、表示した温度範囲は−8〜+6℃で
あり、表示色が濃いほど温度が低く、逆に表示色が薄い
ほど温度が高い事を示す。また、冷蔵庫庫内は、周期的
に温度が変化しているが、ここで示す測定結果は、温度
が最低を示したときの結果である。図18の結果から、
庫内最上段の上側の色が薄く、つまり温度が比較的高く
なっている事が確認された。
【0012】次に、庫内温度分布を、数値解析を適用し
て検討した。数値解析に用いたモデルは、従来の冷蔵庫
の冷蔵室を基に採寸し、決定した。図19に、計算モデ
ルのサイズを詳細に記す。ダクト部分を含む冷蔵室の内
寸即ち計算領域は、冷蔵室幅520mm,奥行き535m
m,高さ759mmであり、その内ダクトは幅中央に位置
し、冷気供給口から上方向に延びるダクトの内幅は70
mm、冷蔵室への吹出口を複数個設けた下方向に延びるダ
クトの内幅は45mm(片側のみ)、冷気供給口から上方
向に延びるダクトと冷蔵室への吹出口を複数個設けた下
方向に延びるダクトとを仕切る板の厚みは10mm、ダク
トの奥行きは50mm、吹出口の大きさは縦20mm,横3
0mmと規定した。
【0013】また、図19右側の正面縦断面図左方に示
すピッチ寸法162mm,165mm,153mm,150mm
は、各棚の下面の高さ位置を表しており、各々の面から
下に10mm下がった位置に各吹出口の上端がある。そし
て、各吹出口の下側に、幅35mm,厚さ10mmの、冷気
の流れを調整する突起板が設けられている。
【0014】また、数値解析条件としては、乱流におけ
る乱れを代表する量としての乱流エネルギーkと乱流消
失率εに関する移流,拡散,生成,消滅の式k−ε方程
式を用いて渦粘性係数を定めるk−ε乱流モデルを用
い、運動量とエネルギーに関しては上流側にある要素の
値を用いて要素毎の保存式を導いて連立1次方程式を解
く問題に帰着させる1次精度風上差分を行い、流体(本
例では冷気)の浮力を考慮し、定常状態になった時点を
想定する定常解析とする。
【0015】境界条件については、内部壁は乱流境界層
における実験式を用いる対数則を適用し、外部壁は固体
から流体へ単位時間,単位面積当たりに移動する熱量を
表す熱伝達条件を適用して、流体の流入部は速度,温度
を規定し、流出部は圧力を規定する手法を用いた。図2
0は、図19の計算モデルを用いた従来の冷蔵室内の庫
内温度分布の数値解析データについて、等温線(温度コ
ンター)図で示したものである。図18と同様に、冷蔵
室(1〜4段及びチルド室)の中央縦断側面を示す。ま
た、表示した温度範囲は−20〜−9℃であり、色分け
して表示している。
【0016】図18の実測結果と比較すると、図20の
数値解析結果は、定常解析のため温度の値そのものは比
較的全域にわたって低く、従って違った値を示してい
る。しかし、温度分布の傾向としては、実測結果と同様
に最上段上部の温度が高くなっており、実測結果と良く
一致した結果が得られた。また、上記数値解析結果から
ダクトの圧力損失を算出したところ、2.583Paであ
った。
【0017】ここで、本発明のダクト構成との比較対象
となる従来技術として、図21に従来型ダクト構成ベー
ス図を示す。図21のダクト構成図は、ダクト構成の一
部のみを示した図であり、従来技術に見られる各吹出口
付近の流量バランスを図るための突部も除去して圧力損
失を極力抑えた、極めて簡素な形状である。図22は、
図21に示すダクト構成と実際の冷蔵室との位置関係を
示したもので、右側が正面縦断面図、左側が右側の正面
縦断面図におけるa線で切断した側面縦断面図である。
【0018】図22のように、実際の冷蔵庫用ダクトと
して適用する場合は、図17における冷蔵室内照明灯9
1のような庫内照明灯は考慮せずに、ダクトを上壁付近
まで延長するので、最上方吹出口が棚の上方に位置する
事になる。ダクトは、冷気供給口から上方向に延びるダ
クト93、冷蔵室への吹出口を複数個設けた下方向に延
びるダクト94から構成され、また、ダクト94には吹
出口92等が設けられている。
【0019】数値解析条件は、上述の従来冷蔵庫の調査
で用いた条件と基本的に同じとし、ダクトの形状のみを
変化させて解析した。ここでの解析モデルは、図22に
示すように、冷気供給口から上方向に延びるダクトの終
端から上端壁までに長さ40mmの連絡口が形成されてい
て、冷気供給口から流入した冷気がダクトの上端壁に当
たって、速度エネルギーが圧力エネルギーに変換され、
下方向に延びるダクトを通って吹出口から吹き出す方式
である。
【0020】図23は、図21及び図22に示すダクト
構成における冷蔵室庫内温度分布の数値解析データにつ
いて、等温線(温度コンター)図で示したものである。
上述のように、冷気供給口から流入した冷気がダクトの
上端壁に当たって、速度エネルギーが圧力エネルギーに
変換され、下方向に延びるダクトを通って吹出口から吹
き出す方式のため、冷気がエネルギー変換する付近の最
上段の吹出口からは、冷気が流れにくくなり、最上段上
部が冷えにくく、温度が高めになるという問題がある事
が分かる。
【0021】また、他の類似する従来技術においては、
ダクト構造が複雑で流路も狭く、冷気の圧力損失が大き
いという問題や、ダクト上部に突部を設けて上方向と下
方向への流量を調節する構造により、最上部の吹出口か
らの冷気流出量が非常に多くなるため、最上部が冷えす
ぎて、その分他の部分が冷えにくくなり、温度の均一化
が図れないといった問題がある(図示せず)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点に鑑み、冷気をダクトに設けた複数の吹出口か
ら冷蔵室に吹き出す構造において、ダクト構造を簡単に
する事により冷気の圧力損失が少なく、また、冷蔵室最
上部に位置する吹出口を上方に位置させ、且つ吹出流量
を調節する事により冷蔵室の庫内温度を均等にし、ま
た、庫内照明灯を中央上方に位置させる事で庫内を見や
すくしたり、その他様々な機能部材を空いたスペースに
設置する事により、スペースの有効活用を図った冷蔵庫
を提供する事を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、冷気を供給する供給口より一方向に延
び、終端が閉じた第1の供給路と、その第1の供給路に
並行して延びる第2の供給路とを有し、その第1の供給
路とその第2の供給路を連通させる少なくとも一つの連
絡口を設け、前記第2の供給路に前記冷気を貯蔵室に供
給するための複数の吹出口をその第2の供給路の長手方
向に予め設定された間隔をおいて設けた冷蔵庫におい
て、前記連絡口を前記供給口から見て最も遠い位置にあ
る吹出口より手前に設けた構成とする。
【0024】また、前記供給口から見て最も遠い位置に
ある前記吹出口は、前記第2の供給路の終端に位置し、
且つ前記貯蔵室の終端部に冷気を供給する構成とする。
そして、前記第2の供給路は、前記第1の供給路の両側
にそれぞれ設けられた構成としても良い。さらに、前記
第1の供給路に、前記貯蔵室以外の他の貯蔵室に冷気を
供給するための吹出口を設けた構成としても良い。
【0025】また、前記第2の供給路内壁に、前記連絡
口に対向して、冷気を分岐するとともに前記吹出口から
の冷気吹き出し量を調整する部材を設ける事もできる。
そして、その部材は、一旦分岐された冷気同志が再び混
ざり合わない様に遮蔽する構造とする。また、前記部材
は、前記連絡口の中心に対向して設けられた構成として
も良い。
【0026】また、前記第1の供給路において、前記連
絡口へ向けて冷気の流れを拡散させる抵抗部材を設ける
事もできる。その抵抗部材は、断面が楔形若しくは丸形
若しくは角形としても良い。
【0027】そして、前記第1の供給路において、前記
連絡口の内最も風下側の連絡口より更に風下側の通路を
遮断し、或いは風下側の通路に機能部材を設ける事もで
きる。また、その機能部材は、照明部材としても良い。
【0028】さらに、前記複数の吹出口は、それぞれ開
口の大きさが異なる構成としても良い。或いは、前記複
数の吹出口は、予め設定された長手方向のそれぞれの位
置において単数或いは複数設けられている構成とする事
もできる。また、前記複数の吹出口は、前記供給口から
見て遠い位置にあるほど前記第1の供給路との距離が遠
く或いは近くなる構成とする事もできる。
【0029】また、冷気を供給する供給口より一方向に
延びる第1の供給路と、その第1の供給路の終端を連絡
口として連通する第2の供給路とを有し、前記第2の供
給路に前記冷気を貯蔵室に供給するための複数の吹出口
をその第2の供給路の長手方向に予め設定された間隔を
おいて設けた冷蔵庫において、前記連絡口を前記第2の
供給路の一端にある吹出口より内側に設けた構成として
も良い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の冷
蔵庫のダクト構成図である。同図に示すように、本構成
は、冷気供給口から上方向に延びるダクト1と、冷蔵室
への吹出口を複数個設けた下方向に延びるダクト2とか
ら成るダクト構成において、ダクト2における最上端に
位置する吹出口3より下側の位置に、ダクト1とダクト
2を連結するため開口部4を備えた事を特徴としてい
る。
【0031】まず、冷気供給口より入った冷気は、ダク
ト1を通って開口部4へと向かうが、開口部4より下流
側のダクト1の終端が閉じられているので渦を生じ、渦
の壁ができる。よって、ダクト1を上方向に流れる冷気
は、渦の手前で左右方向に流れが分岐し、左右の開口部
4から流出する。また、ダクト2へと流出するとき、ダ
クト2の最上方に位置する吹出口3に向かって流れる冷
気と、ダクト2の下方向に向かって流出する冷気とに分
流される。
【0032】このように、分流させる事によって圧力損
失も小さくなり、また、各吹出口からの流量調節が可能
となり、さらに、ダクト2における最上方の吹出口を冷
蔵庫の上端に位置する事が可能となる。従って、これに
より、冷蔵庫の冷蔵室内温度の不均一をより軽減する事
ができる。
【0033】図2は、上記のダクト構成において、ダク
ト2の内壁に、開口部4に対向して突起板5を設けた状
態を示す。冷気の流れは上記図1の説明において記した
内容と、基本的に同様である。同図のように、突起板5
を開口部4付近に設置して流路に抵抗を与える事によ
り、冷気がダクト1より開口部4からダクト2に流入
し、更にダクト2の上方及び下方へ分流する際に、ダク
ト2における上方と下方への流量を調節する事が可能と
なる。これにより、ダクト2に設置された吹出口からの
吹出流量を調節して、冷蔵室内の温度分布をより均一に
する事が可能となる。
【0034】突起板5のサイズや設置場所等について
は、冷蔵室の大きさ等によって調整する事が望ましい。
また、突起板の形状は直方体に限るものではなく、冷気
の流れをスムーズにするために角を丸めた形や、三角
柱,半円柱等の形状にしても良い。さらに、突起板5の
奥行きに関しては、ダクト2の奥行きに相当する範囲に
渡って設けられる長さにする事により、一旦分岐された
冷気同志が再び混ざり合わない様に遮蔽する構造とな
る。
【0035】図3は、上記図1のダクト構成において、
ダクト1の流路中央付近且つ開口部4の風上側に位置す
るところに、抵抗部材6を設けた状態を示す。冷気の流
れは上記図1の説明において記した内容と、基本的に同
様である。同図のように抵抗部材6を設ける事によっ
て、ダクト1を上方向に流れる冷気は、抵抗部材6に当
たって左右方向に押し広げられるため、開口部4からダ
クト2へとより流出しやすくなる。
【0036】この抵抗部材6の断面形状は、楔形,丸
形,角形等、上方向に流れる冷気を左右方向に押し広げ
られる形状であれば良い。また、抵抗部材6のサイズや
設置場所等は、流路を含めた全体の流出空間の大きさ、
構造等とのバランスを考慮して決定する。また、特に設
置場所については、ダクト1の流路中央付近且つ開口部
4の開口範囲内が望ましく、開口部4の風上側がより良
い。
【0037】図4は、上記図1のダクト構成において、
ダクト1の内、開口部4の風下側より上部を、壁7で閉
じた状態を示す。このときの壁7の位置は、ダクト1の
開口部4の風下側より上部であればどの位置でも良い。
例えば図24に示すように、ダクト1上部の奥まった位
置となっていても良い。冷気の流れは上記図1の説明に
おいて記した内容と、基本的に同様である。
【0038】同図に示す壁7は、図1の説明において記
した、ダクト1上部に形成された渦の壁と同様の役割を
する事になる。このように、壁7で空間を区切る事によ
り、左右に分岐する冷気の流れはよりスムーズになり、
また、ダクト1上部の壁で囲まれた空間は、例えば庫内
照明灯を設置する等、自由に利用する事ができる。
【0039】図5は、上記図1のダクト構成において、
上記図2に記載の突起板5を、ダクト2の内壁に、開口
部4の中心に対向して設置した状態を示す。冷気の流れ
は上記図2の説明において記した内容と、基本的に同様
である。同図に示すような場所に突起板5を設置する事
によって、ダクト2の上方及び下方へ冷気が分流する際
の流量バランスがより良くなり、冷蔵庫内の温度分布の
均一性を向上させる事が可能となる。
【0040】図6は、上記図1のダクト構成において、
上記図3に記載の抵抗部材6の断面形状を楔形とし、抵
抗部材8として設置した状態を示す。冷気の流れは上記
図3の説明において記した内容と、基本的に同様であ
る。抵抗部材の形状を、図6に示すように楔形にする事
によって、ダクト1を上方向に流れる冷気が抵抗部材に
当たって左右方向に押し広げられる時の圧力損失をより
低減でき、冷気の流れをよりスムーズにする事が可能と
なる。
【0041】図7は、上記図1のダクト構成において、
上記図4に記載の壁7の代わりに、庫内の照明灯9を設
置した状態を示す。冷気の流れは上記図4の説明におい
て記した内容と、基本的に同様である。同図に示すよう
に、照明灯9の一辺を図4に示す壁7の代わりとして用
いる事によって、ダクト1上部の壁で囲まれた空間を有
効に利用する事ができ、さらに、庫内照明灯を中央上方
に位置させる事が可能となるため、庫内が見やすくなる
といった効果が得られる。また、照明灯に限らず、代わ
りに脱臭装置や殺菌灯,温度センサ,回路基板等を配置
する事により、それぞれの機能に応じた効果が期待でき
る。
【0042】その他、冷気の流れをよりスムーズにし、
庫内の温度をできるだけ均一にするために、例えば図2
5に示すように、各高さ位置における吹出口の個数を変
えてみたり、図26に示すように、ダクト2が上方向
(或いは下方向)に末広がりの形とし、その傾斜部に沿
って吹出口3を配置する事も可能である。また、図示し
ないが、吹出口の開口の大きさを異ならせる事によって
も、同様の効果が期待できる。この場合、特に一番下の
吹出口を小さくするのが効果的である。
【0043】また、ダクトの構成も、上記のような上下
方向にこだわらず、配管の都合等によっては、図27に
示すように、ダクト1を横方向から設けてその終端を連
絡口4としてダクト2に連通させ、その連絡口の位置を
工夫する事により冷気吹き出しの均一化を図る等の方法
を採用しても良い。
【0044】ところで本発明は、上記し且つ図面に示す
実施例に限定されるものではなく、例えばダクトを通じ
て冷気を供給する場合に広く適用できる等、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して実施する事ができるもの
である。
【0045】以下に、本発明のダクト構成における数値
解析結果を示す。以下の数値解析条件は、上記従来型で
の条件と基本的に同様とし、ダクトの形状のみを部分的
に変化させて検討した。また、本発明のダクト構成を示
す図1〜図7を実際の冷蔵庫に適用する場合の冷蔵室側
との位置関係は、図22に示すものと基本的に同様であ
り、図1〜図7のダクト構成図は、図22中のb線より
上方側のダクト構成のみを示している。図8は、図1に
示すダクト構成を用いた場合の実際の冷蔵室との位置関
係を示したもので、右側が正面縦断面図、左側が右側の
正面縦断面図におけるa線で切断した側面縦断面図であ
る。
【0046】また、数値解析モデルは、既述したように
従来型で検討したものと基本的に同様とするが、本発明
の主旨に従って部分的に変化させたダクト部分の寸法を
図9に示す。同図に示すように、開口部4の幅は30m
m、奥行きは50mm(ダクトの奥行き相当)、開口部か
ら上端壁までの長さが100mmである。その他、突起板
5の形状寸法は幅35mm、高さ10mm、奥行き50mm
(ダクトの奥行き相当)とし、また抵抗部材6について
は、幅10mm,高さ10mm,奥行き50mm(ダクトの奥
行き相当)の立方体モデルとした。
【0047】図10は、図9で示したダクト構成におけ
る冷蔵室庫内温度分布の数値解析データについて、等温
線(温度コンター)図で示したものである。図10の結
果について図23の従来型と比較すると、最上段上部が
冷えにくいといった点が改善され、庫内全体の温度分布
もより均一化された事が分かる。また、ダクトの圧力損
失については、従来型(BASEデータ)1.427P
a、従来型現行機種2.583Paに対して、本発明の上
記ダクト構成では1.438Paであり、従来型と同程度
で現行機種より低減している事が分かる。
【0048】次に図11は、上記図9のダクト構成にお
いて、突起板5を図5に示すようにダクト2の内壁に、
開口部4の中心に対向して設置した場合の、冷蔵室庫内
温度分布の数値解析データについて、等温線(温度コン
ター)図で示したものである。図11の結果について
も、同様に図23の従来型と比較すると、最上段上部が
冷えにくいといった点が改善され、庫内全体の温度分布
もより均一化され、また図10との比較においても更に
改善している事が分かる。
【0049】次に図12は、上記図9のダクト構成にお
いて、図3に示すように、ダクト1の流路中央付近且つ
開口部4の風上側に位置するところに、抵抗部材6を設
けた場合の、冷蔵室庫内温度分布の数値解析データにつ
いて、等温線(温度コンター)図で示したものである。
抵抗部材6の形状は、上記のように立方体モデルであ
る。図12の結果についても、同様に図23の従来型と
比較すると、最上段上部が冷えにくいといった点が改善
され、庫内全体の温度分布もより均一化されている事が
分かる。
【0050】次に図13は、上記図9のダクト構成にお
いて、図4に示すように、ダクト1の内、開口部4の風
下側より上部を、壁7で閉じた場合の、冷蔵室庫内温度
分布の数値解析データについて、等温線(温度コンタ
ー)図で示したものである。図13の結果についても、
同様に図23の従来型と比較すると、最上段上部が冷え
にくいといった点が改善され、庫内全体の温度分布もよ
り均一化され、また図10とも非常によく似た温度分布
となっている。
【0051】また、ダクトの圧力損失については、図9
のダクト構成では1.438Paであるのに対して、壁7
を設けたダクト構成では1.3979Paとなり、わずか
ながら圧力損失は低減している事が分かる。従ってこの
事からも、図4の壁7は、図1の説明において記したダ
クト1上部に形成された渦の壁と同等の役割をする事が
分かり、また、壁でダクト1上部の空間を仕切る事によ
り、本来渦が形成される空間を、エネルギーロスなく有
効利用する事が可能である事も分かる。
【0052】また図14は、上記図5に記載の突起板及
び図4に記載の壁を複合して設置した場合の一例につい
て、その冷蔵室及びダクト構成を示したもので、右側が
正面縦断面図、左側が右側の正面縦断面図におけるa線
で切断した側面縦断面図である。ダクトは、冷気供給口
から上方向に延びるダクト93、ダクト93と逆方向に
延びたダクト94から構成され、吹出口92等が位置す
る。そして、各吹出口の下側に、冷気の流れを調整する
突起板が設けられている。
【0053】図15は、図14に示すダクト構成におけ
る冷蔵室庫内温度分布の数値解析データについて、等温
線(温度コンター)図で示したものである。図15の結
果から、図14のように複合された構成によっても、従
来型に比べて最上段の上部に冷気が届き、また、庫内温
度の均一性もより向上している事が分かる。従って、上
記方法を複合して用いる事によっても、ダクト構造の最
適化を検討できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、冷気
を供給する供給口より一方向に延び、終端が閉じた第1
の供給路と、その第1の供給路に並行して延びる第2の
供給路とを有し、その第1の供給路とその第2の供給路
を連通させる少なくとも一つの連絡口を設け、前記第2
の供給路に前記冷気を貯蔵室に供給するための複数の吹
出口をその第2の供給路の長手方向に予め設定された間
隔をおいて設けた冷蔵庫において、前記連絡口を前記供
給口から見て最も遠い位置にある吹出口より手前に設け
た構成とする。
【0055】また、前記供給口から見て最も遠い位置に
ある前記吹出口は、前記第2の供給路の終端に位置し、
且つ前記貯蔵室の終端部に冷気を供給する構成とする。
そして、前記第2の供給路は、前記第1の供給路の両側
にそれぞれ設けられた構成としても良い。さらに、前記
第1の供給路に、前記貯蔵室以外の他の貯蔵室に冷気を
供給するための吹出口を設けた構成としても良い。
【0056】また、前記第2の供給路内壁に、前記連絡
口に対向して、冷気を分岐するとともに前記吹出口から
の冷気吹き出し量を調整する部材を設ける事もできる。
そして、その部材は、一旦分岐された冷気同志が再び混
ざり合わない様に遮蔽する構造とする。また、前記部材
は、前記連絡口の中心に対向して設けられた構成として
も良い。
【0057】また、前記第1の供給路において、前記連
絡口へ向けて冷気の流れを拡散させる抵抗部材を設ける
事もできる。その抵抗部材は、断面が楔形若しくは丸形
若しくは角形としても良い。
【0058】そして、前記第1の供給路において、前記
連絡口の内最も風下側の連絡口より更に風下側の通路を
遮断し、或いは風下側の通路に機能部材を設ける事もで
きる。また、その機能部材は、照明部材としても良い。
【0059】さらに、前記複数の吹出口は、それぞれ開
口の大きさが異なる構成としても良い。或いは、前記複
数の吹出口は、予め設定された長手方向のそれぞれの位
置において単数或いは複数設けられている構成とする事
もできる。また、前記複数の吹出口は、前記供給口から
見て遠い位置にあるほど前記第1の供給路との距離が遠
く或いは近くなる構成とする事もできる。
【0060】また、冷気を供給する供給口より一方向に
延びる第1の供給路と、その第1の供給路の終端を連絡
口として連通する第2の供給路とを有し、前記第2の供
給路に前記冷気を貯蔵室に供給するための複数の吹出口
をその第2の供給路の長手方向に予め設定された間隔を
おいて設けた冷蔵庫において、前記連絡口を前記第2の
供給路の一端にある吹出口より内側に設けた構成として
も良い。
【0061】以上のような構成により、ダクト構造を簡
単にする事で冷気の圧力損失が少なく、また、冷蔵室最
上部に位置する吹出口を上方に位置させ、且つ吹出流量
を調節する事により冷蔵室の庫内温度を均等にし、ま
た、庫内照明灯を中央上方に位置させる事で庫内を見や
すくしたり、その他様々な機能部材を空いた空間に設置
する事により、スペースの有効活用を図った冷蔵庫を提
供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫のダクト構成図。
【図2】ダクトの内壁に、開口部に対向して突起板を設
けた状態を示す図。
【図3】ダクトの流路中央付近且つ開口部の風上側に位
置するところに、抵抗部材を設けた状態を示す図。
【図4】ダクトの内、開口部の風下側より上部を、壁で
閉じた状態を示す図。
【図5】突起板を、ダクトの内壁に、開口部の中心に対
向して設置した状態を示す図。
【図6】抵抗部材の断面形状を楔形として設置した状態
を示す図。
【図7】図4に記載の壁の代わりに、庫内の照明灯を設
置した状態を示す図。
【図8】本発明のダクト構成を用いた場合の実際の冷蔵
室との位置関係を示す図。
【図9】本発明の主旨に従って従来型を部分的に変化さ
せたダクト部分の寸法を示す図。
【図10】本発明のダクト構成における冷蔵室内数値解
析データ温度コンター図。
【図11】本発明のダクト構成において突起板を設けた
場合の冷蔵室内数値解析データ温度コンター図。
【図12】本発明のダクト構成において抵抗部材を設け
た場合の冷蔵室内数値解析データ温度コンター図。
【図13】本発明のダクト構成において壁を設けた場合
の冷蔵室内数値解析データ温度コンター図。
【図14】本発明において突起板及び壁を複合して設置
した場合の冷蔵室及びダクト構成の一例を示す図。
【図15】図14に示すダクト構成に於ける冷蔵室内数
値解析データ温度コンター図。
【図16】従来の冷蔵庫全体の中央縦断側面図。
【図17】従来の冷蔵庫の冷蔵室及びダクト構成図を模
式的に示した図。
【図18】従来の冷蔵庫の冷蔵室内の庫内温度分布の実
測データ温度コンター図。
【図19】従来の冷蔵庫の冷蔵室における数値解析計算
モデルのサイズ表示図。
【図20】従来の冷蔵庫のダクト構成における冷蔵室内
数値解析データ温度コンター図。
【図21】従来型冷蔵庫のダクト構成図。
【図22】従来型冷蔵庫の冷蔵室及びダクト構成図。
【図23】従来型冷蔵庫のダクト構成における冷蔵室内
数値解析データ温度コンター図。
【図24】図4における壁の別の設置例を示す図。
【図25】各位置における吹出口の個数を変えた状態を
示す図。
【図26】ダクトが上方向に末広がりの形とした状態を
示す図。
【図27】本発明の別のダクト構成を示す図。
【符号の説明】 1,2 ダクト 3 吹出口 4 開口部 5 突起板 6,8 抵抗部材 7 壁 9 照明灯 10 仕切り板 81 冷蔵室 82 チルド室 83 冷凍室 84 野菜室 85 冷却器 86 ファン 91 冷蔵室内照明灯 92 吹出口 93,94 ダクト
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気を供給する供給口より一方向に延
    び、終端が閉じた第1の供給路と、該第1の供給路に並
    行して延びる第2の供給路とを有し、該第1の供給路と
    該第2の供給路を連通させる少なくとも一つの連絡口を
    設け、前記第2の供給路に前記冷気を貯蔵室に供給する
    ための複数の吹出口を該第2の供給路の長手方向に予め
    設定された間隔をおいて設けた冷蔵庫において、前記連
    絡口を前記供給口から見て最も遠い位置にある吹出口よ
    り手前に設けた事を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記供給口から見て最も遠い位置にある
    前記吹出口は、前記第2の供給路の終端に位置し、且つ
    前記貯蔵室の終端部に冷気を供給する事を特徴とする請
    求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記第2の供給路は、前記第1の供給路
    の両側にそれぞれ設けられた事を特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記第1の供給路に、前記貯蔵室以外の
    他の貯蔵室に冷気を供給するための吹出口を設けた事を
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の冷
    蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記第2の供給路内壁に、前記連絡口に
    対向して、冷気を分岐するとともに前記吹出口からの冷
    気吹き出し量を調整する部材を設けた事を特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記部材は、一旦分岐された冷気同志が
    再び混ざり合わない様に遮蔽する構造である事を特徴と
    する請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記部材は、前記連絡口の中心に対向し
    て設けられた事を特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記第1の供給路において、前記連絡口
    へ向けて冷気の流れを拡散させる抵抗部材を設けた事を
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の冷
    蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記抵抗部材は、断面が楔形若しくは丸
    形若しくは角形である事を特徴とする請求項8に記載の
    冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 前記第1の供給路において、前記連絡
    口の内最も風下側の連絡口より更に風下側の通路を遮断
    した事を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに
    記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 前記第1の供給路において、前記連絡
    口の内最も風下側の連絡口より更に風下側の通路に機能
    部材を設けた事を特徴とする請求項1乃至請求項10の
    いずれかに記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 前記機能部材は、照明部材である事を
    特徴とする請求項11に記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 前記複数の吹出口は、それぞれ開口の
    大きさが異なる事を特徴とする請求項1乃至請求項12
    のいずれかに記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 前記複数の吹出口は、予め設定された
    長手方向のそれぞれの位置において単数或いは複数設け
    られている事を特徴とする請求項1乃至請求項12のい
    ずれかに記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 前記複数の吹出口は、前記供給口から
    見て遠い位置にあるほど前記第1の供給路との距離が遠
    く或いは近くなる事を特徴とする請求項1乃至請求項1
    2のいずれかに記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 冷気を供給する供給口より一方向に延
    びる第1の供給路と、該第1の供給路の終端を連絡口と
    して連通する第2の供給路とを有し、前記第2の供給路
    に前記冷気を貯蔵室に供給するための複数の吹出口を該
    第2の供給路の長手方向に予め設定された間隔をおいて
    設けた冷蔵庫において、前記連絡口を前記第2の供給路
    の一端にある吹出口より内側に設けた事を特徴とする冷
    蔵庫。
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